温泉ブログ 山と温泉のきろく

山好き女子の温泉と食と山旅の記録です。

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【すべて1人泊可能】2020年はここに泊まりたい!各都道府県から1軒ずつ、一番泊まりたい宿を選出した【全47軒】

2020年は土曜日でも1人で、お湯が良くて食事もおいしい宿に泊まりたい

2019年、そして2年前の2018年にも新年の抱負として「泊まりたい宿」についての記事を書き、年末には振り返りの記事を書きました。

昨年書いた「新年の抱負」の記事はこちらです。

2018年に選んだ宿は「1人で泊まることは難しいけれどいつか泊まってみたい憧れの宿」も含まれており、あまり実用的なリストとは言えませんでした。それをふまえて昨年は「すべて1人泊可能な宿」という条件をつけて、より実用的なリストになったと思います。

2019年は、リストアップしていた47軒のうち、9軒に泊まることができました。

振り返りの記事はこちらです↑

昨年は「次の休みにどこに行こうかな?」と考えたときに「2019年泊まりたい宿リスト」の中から候補を選ぶことが実際に多かったです。

そんなわけで今年もすべて「一人で泊まれる宿」の中から泊まりたい宿をリストアップしてみることにしました。今年はさらに実用的なリストとするために「土曜日でも1人で泊まれる宿」の中からできる限り選びました。

そのほかにもいくつかのテーマに沿って泊まりたい宿を選んでみたので、それについても書いてみたいと思います。

2020年宿選びのテーマ

2020年はいくつかのテーマを自分の中で決めて、それに沿って泊まりたい宿を選んでみました。

もちろん、すべてにあてはまる宿、という意味ではなく「食事がよくてお湯が良い」ことは大前提として、いくつかの宿で迷ったら今年のテーマにより合う宿のほうを選ぶ、という意味です。

下山後に1泊して、登山とセットで楽しめそうな宿

先日「日帰り登山と温泉宿への宿泊をセットで楽しむ」というテーマの記事を書きました。

「登山+温泉宿への宿泊」は、私が最も気に入っていて世間にもっと広まってほしいと思っている旅のプランです。
現実には「山」か「温泉宿」のどちらかしか楽しめないことも多いのですが、今年は登山とセットにせずに1泊で温泉に行くときも「あの山に登った後に泊まると良さそうだな」という宿を選んで泊まってみたいと思っています。

私自身がまだ足を運んだことのない温泉地

2019年の振り返り記事を書いていて思ったのですが、私は「過去に泊まったことがあってすごく良かった温泉宿」に何度も泊まる傾向があるのです。山でも宿でも「まだ行ったことのないところに行きたい」人と「気に入ったところに何度も足を運びたい」人にタイプが分かれると思うんですが、私は後者なんですよね。

それはそれで何の問題もないのですけど、きっとまだ私が知らない、すばらしい温泉地や宿もあるんだろうな……と思い、この記事で選ぶ宿に関しては「泊まったことのない宿」「行ったことのない温泉地」を意識して選んでみようかなと思っています。

行ったことのない温泉から選んでいますので、宿の紹介時に使用している画像はじゃらんnetのアフィリエイトプログラムのマイリンク機能を利用して掲載しています。

※写真の側に「じゃらんnet提供」のコメントを付記する必要があるという指摘をいただきましたので追記しました。規約をしっかりとチェックできておらず申し訳ありません。

Webサイトから、できれば休前日も1人泊で予約できる

今回は「1人泊が可能な宿」の中でも「土曜日や休前日に1人で泊まれる宿」を優先的に選んでいます。

やはり、土日休みの勤め人の身では、平日しか1人で泊まれない宿は選択肢になりにくいのです。「休みを取ってもここに泊まってみたい!」宿がある場合はそのまま選択していますが、それ以外はできる限り土曜日でも1人で泊まれる宿を選ぶようにしました。

おそらく「ネットからは予約できないけど電話すれば1人で泊まれる」宿もあるとは思うのですけど、私自身、宿に電話で予約するのが億劫で、ネット予約できる宿から優先的に選んでしまうところがあります。そのため今回はネット予約できるところ限定にしました。

直感で、あるいは何か理由があって「どうしても泊まりたい!」

ただ、山の近くでなくても、行ったことがある宿・温泉地であっても「ここにもう1度どうしても行きたい!!」という強い思いのある宿はありますので、そこに関しては素直にそのまま選定しています。

今回選出した宿のほとんどが、これまで泊まったことのない宿ですが

昨年も書いたことの繰り返しになりますが、本記事は私が「2020年に旅行計画を立てる際の参考」にするため、自分のために書きました。

2年前に初めて「2018年に泊まりたい47軒」の記事をアップした際「泊まったことのない宿の情報の何がありがたいのか」というようなブコメをいくつかいただきましたが、この記事はそういう趣旨で書いている記事です。

てきとうに47宿を選んだわけではなく、時間をかけて真剣に選びましたし、これまでさんざん「宿選び→宿泊」を繰り返しての知見もいいかげん蓄積されているので、最近は「今回は宿選びを間違えたな」と思うことも年に1回あるかないかでかなり確率は低いです。

なので、自分自身のために書いた記事ではありますが、これまでこのブログを読んで某かの共感をしていただけた方には、参考にしていただけるのではないかと思います。

ですがこの記事で初めて「山と温泉のきろく」というブログを知ったという方にとっては、たしかにこの記事は「泊まったことのない宿を羅列しただけ」で、何の意味もないものかもしれないので、ここでそっとページを閉じていただいたほうが良いかとは思います。

あるいはこれまで私が書いた宿泊レポートなどをお読みいただいて「もっと読んでみてもいいかも」と思われましたら、この続きを読み進めるのがいいのではないでしょうか。

宿泊料金の表示について

「1人泊で1泊2食付きで泊まったときの最低料金」の税抜き価格を表示しています。

素泊まり、あるいは朝食のみで泊まればもっと安く泊まれますが、私は宿で朝夕食べたい人なので、2食付きの料金を表示しています。

また「1人泊の場合は素泊まり・朝食付きのプランしか提供しない」という宿もけっこうあるのですが、先に述べたとおり私は宿で2食食べたいので、そういった宿は選外としています。選んだ宿はすべて、1人泊でも2食付きのプランが選べる宿です。というか1人で泊まるお客にも普通に夕食提供してほしいです……。

北海道・東北で一番泊まりたい宿

現時点で、7軒中7軒の宿が「休前日1人泊可能」な宿です。特に東北地方は、比較的1人泊可能な温泉宿が多い地域だと思います。
また、7軒中2軒は、2019年と同じ宿を選出しています。今年こそ、泊まりたい……。

北海道:旭川旭岳温泉 湯元 湧駒荘

休前日も1人泊OK・1泊2食付き12,272円~2019年は銀婚湯を選出)

北海道は、2018年、2019年と2年連続で秘湯系の「銀婚湯」を選出していたのですけど、予約が電話のみなのが億劫で結局泊まれず……2020年は変えることにしました。

北海道の山と言えば大雪山!その大雪山の主峰「旭岳」の登山口にある旭岳温泉の宿から「湯元 湧駒荘(ゆこまんそう)」を選びました。


画像:じゃらんnet提供

湧駒荘のすごいところは「硫酸塩泉」「マグネシウム-硫酸塩泉」「炭酸水素塩泉」「ナトリウム-硫酸塩泉」「ナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩・硫酸塩泉」という、泉質の異なる5種類の源泉を持つ宿ということです。

冬期の露天風呂のみ加温しているそうですが、冬以外は加水も加温もなしのかけ流しの源泉を17の浴槽で楽しめます。

1人泊用のシングルルームがあるので(狭いそうですが)休前日も1人泊が可能です。旭岳温泉に泊まれば日帰りで旭岳を登頂することが可能ですので、できれば連泊して楽しみたいと考えています。

青森県:嶽温泉 山のホテル

休前日も1人泊OK・1泊2食付き11,000円~(2019年も同じ宿を選出)

昨年選出したのと同じ「嶽温泉 山のホテル」を選びました。津軽富士の愛称で呼ばれる岩木山の麓、嶽温泉にある宿です。


画像:じゃらんnet提供

今回選んだ47軒の宿の中で、実はこの宿だけが以前にも泊まったことのある宿なんです。やはり、岩木山登山の後に宿泊したのですが、ブログを始める前だったので宿の写真もあまり撮っておらず……岩木山にもひさしく登っていないのでひさびさに行きたいな、と考えています。

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岩木山の写真は撮っているんですけどね……。

「山のホテル」は休前日も1人泊可能で宿泊費もお手頃、「マタギ飯」なる名物料理や山菜・りんごを使った料理もおいしく、お湯も良かったです。再訪してちゃんとブログでも紹介したいなと思っているので、1度泊まっている宿ですが例外として選びました。

前回は10月の宿泊だったので次は別の季節に……と思っているのですが、部屋にエアコンがない宿でしたので、泊まるなら真夏以外かなあと。弘前の宿なので桜の季節は混みそうですし、梅雨入り前の6月上旬ぐらいがいいかな?と考えています。

秋田県:泥湯温泉 奥山旅館

休前日も1人泊OK・1泊2食付き16,000円~(2019年は秘湯の宿 ふけの湯を選出)

2019年は「ふけの湯」を選出したのですが、1人泊のプランが出ていたり出ていなかったりで定まらず、予約しようと思ったら1人泊のプランがなかったりで泊まれませんでした。近隣の「後生掛温泉」「大深温泉」もすばらしい温泉と聞くので、いずれは泊まって湯巡りしてみたいです。

2020年は「泥湯温泉 奥山旅館」を選びました。秋田と宮城の県境近くにある山あいの秘湯宿で、「日本三大霊地」として知られる「川原毛地獄」が近くにあります。

2016年に火災のため建物が焼失したのですが「風呂だけでも再開してほしい」という声を受けて数ヶ月後に日帰り入浴のみ営業再開し、2019年4月に宿泊営業も再開したばかりの宿です。


画像:じゃらんnet提供

過去には死亡事故が起こったこともあるほど硫化水素濃度が高く、電化製品はすぐダメになってしまうため、テレビや冷蔵庫も部屋にはないのだそう。ひたすらお湯を楽しむだけの静かな時間を過ごせそうです。

「新湯」「天狗の湯」「川の湯」という3つの源泉がそれぞれ別の浴槽に注がれ、個性の違うお湯を楽しめます。食事もなかなかおいしいようなので、気になっている宿です。

また、現時点で楽天トラベルでは1人泊のプランが出ているのですが、なぜかじゃらんでは1人泊の取り扱いがないようです。1人で宿泊を検討されている方は楽天から検索されると良いかと想います。

岩手県:松川温泉 峡雲荘

休前日も1人泊OK・1泊2食付き11500円~(2019年も同じ宿を選出)

岩手県は昨年と同じ「松川温泉 峡雲荘」を選びました。松川温泉は岩手山の登山口であると同時に「裏岩手連峰縦走コース」にも近いところにあり、下山後の1泊には最適な温泉なのです。

また、松川温泉には3軒の宿がありますが、どこか一軒に泊まれば無料で他の2軒の宿でも無料で日帰り入浴できるそうで、ぜひ1度は泊まって湯巡りしたいと考えています。

3軒の中で今回選出した峡雲荘は、小ぎれいなこと、名物だという「ホロホロ鶏の鍋」がおいしそうなこと、女性専用の露天風呂があることなどから宿泊するにはちょうど良さそうだなと。


画像:じゃらんnet提供

雪の多い地域ではありますが、峡雲荘は冬でも地熱を利用した暖房で暑いぐらいだとか……。盛岡駅からバスも運行していますし、真冬に泊まって雪見露天を楽しむのも良さそうですね。

山形県:あつみ温泉 かしわや旅館

休前日も1人泊OK・1泊2食付き9000円~(2019年は赤倉温泉 三之亟を選出)

昨年選出していた三之亟さんには泊まりましたので、今年は別の宿を。

あつみ温泉は、私の地元から比較的近いところにある温泉地で、羽越本線に「あつみ温泉駅」があることもあって、その存在は昔から知っていました。何なら、高校の同級生にあつみ温泉から通ってきている子もいたぐらいでして。

しかし……昔から当然のように知ってはいたのですけど、これまで1度も行ったことがないのです!庄内出身の人には案外そういう人が多いのではないかと思います。近いけど遠いあつみ温泉。ちょっとお風呂に入りに行くぐらいなら湯野浜・湯田川温泉があるから、あつみまで行かないんですよね……。

そんなあつみ温泉ですが、2019年6月の山形県沖地震では震度6弱の揺れに見舞われ、温泉の配管などに被害も出たとのこと……。そんなこともあって「そろそろあつみに行くか!」という気持ちになったというわけです。

あつみ温泉には9軒の旅館がありますが、休前日に1人泊できる宿はそう多くありません。今回選んだ「かしわや旅館」さんは、全7室の小さな宿で、浴室は男女別の内湯のみですが、源泉かけ流しでお湯はとても良いようです。


画像:じゃらんnet提供

建物は歴史を感じさせる木造建築ですが、すべての部屋にウォッシュレット付きのトイレを設置するなど、しっかり改修を行っているところもいいなと思います。

海に近い宿ですから、リーズナブルなお値段でも、新鮮なお刺身などが楽しめそうです。宿の目の前で朝市が開かれるのも気になりますね。

宮城県:新湯温泉 くりこま荘

休前日も1人泊OK・1泊2食付き9090円~(2019年はうなぎ湯の宿 琢ひでを選出)

昨年は鳴子温泉郷の中山平温泉にある「琢ひで」を選んでいましたが、鳴子の宿の中では宿泊料金がけっこう高い宿なので「だったらすがわらに泊まるわ」みたいに思ってしまい、結局泊まれずじまいでした。。。

今年は、まだ行ったことのない温泉地で、もうちょいリーズナブルな宿を……と思って探したのですが、宮城県って温泉の数は多いですけど温泉地の数はあまり多くないので「行ったことない温泉ってあったっけ?」と最初途方に暮れていました。が、ありました!

宮城・岩手・秋田の3県にまたがる「栗駒山」の宮城県側の山麓にある宿「新湯温泉 くりこま荘」です。

栗駒山麓の温泉宿と言えば秋田県の「須川温泉 栗駒山荘」が圧倒的に有名ですが、あちらは予約難易度が非常に高いのですよね……。しかし、こちらのくりこま荘さんは、現時点ではじゃらんや楽天で、休前日の1人泊も予約できます。(登山シーズンになったら1人泊不可になる可能性も否定できませんが……)


画像:じゃらんnet提供

今の季節は、登山はなかなか難しいとは思いますが、雪見露天もなかなか良さそうです。

新湯温泉は「栗駒五湯」の1つに数えられる、江戸中期に開湯された歴史ある温泉なのですが、1度は廃湯となったのがこのくりこま荘によって蘇ったのだそう。ほのかに硫黄の香る「含硫黄-カルシウム-硫酸塩泉」を味わいに、できれば登山できるシーズンに行ってみたいなと思っています。

ちなみに、お湯が良いだけでなく、イワナ料理をはじめとした食事も大変評判が良いようです。

 

福島県:沼尻温泉 のんびり館

休前日も1人泊OK・1泊2食付き12000円~(2019年は元湯甲子温泉旅館大黒屋を選出)

昨年選出していた「元湯甲子温泉旅館大黒屋」さんは、1人泊のプランは直前予約のみ・かつ平日のみでなかなか予約のハードルが高くて泊まれず……いつか誰かを誘って泊まってみたいと思っています。

福島県で、2020年に泊まりたい宿として選んだのは「沼尻温泉 のんびり館」という、安達太良山の山麓にある温泉宿で、休前日も1人で泊まれます。

源泉は安達太良山の硫黄川上流から毎分1万L湧出しており、パイプを通って沼尻温泉に届けられるまでに少し冷めてちょうどいい温度になるそうです。


画像:じゃらんnet提供

酸性泉のにごり湯。行った方のお話では「すごくいいお湯なのに知る人ぞ知る温泉地になっていてもったいない」とのこと。気になります……。

安達太良山麓の温泉というと、最もメジャーな登山口である「奥岳登山口」に近い岳温泉が有名ですが、あちらは日帰りでも何度も入っていますので、今回は別のところを……ということで、沼尻温泉を選びました。

同じ安達太良山麓の宿ではありますが、沼尻温泉は奥岳登山口とは山頂を挟んで反対方向にある「沼尻登山口」近くの温泉地です。奥岳登山口から登って沼尻に下山し、1泊して帰ると幸せになれそう……と妄想しています。

また、沼尻温泉のんびり館では「温泉トラフグ」を養殖しており、フグを使った料理コースも提供しているのですが、残念ながら1人泊だとフグコースは選べません。


画像:じゃらんnet提供

でも、スタンダードプランの料理もけっこうおいしそうなので、まあいいかな、と。

関東で一番泊まりたい宿

2020年1月時点では、7軒中6軒の宿が「休前日1人泊可能」な宿です。埼玉県の宿については1人泊は平日のみしかできませんが、そこ以外泊まりたい宿がなかったので選びました。
また、7軒中3軒は、2019年と同じ宿を選出しており、新しく選出した宿は4軒です。

群馬県:万座温泉 万座亭

休前日も1人泊OK・1泊2食付き12,000円~(2019年は川古温泉 浜屋旅館を選出)

昨年選出していた川古温泉浜屋旅館には2019年中に泊まりましたので、今年は別の宿を。

群馬で行ったことのない温泉地で、1人で泊まりやすそうなところ、どこかあったっけ?と考えて、ああ私、万座に行っていない!と気がつきました。草津白根山の湯釜の色にもよく似た青みがかった濁り湯に浸かってみたいとは思いつつも「宿泊する」となると、あまり食指が動く宿がなくて、後回しになっていたのです。でも、せっかく行くのなら宿泊して、周辺の宿も湯巡りしつつじっくり楽しみたい……。

そこで今回「万座温泉に泊まるぞ!」という前提で選んだ宿が「万座亭」です。


画像:じゃらんnet提供

他の宿と比べると若干お高めではありますが、設備や食事などもまあまあ良く、お湯は極上!露天風呂からの眺めもなかなかのようです。

万座温泉では湯巡り手形を販売しており、宿に宿泊した人が購入できる手形では、1200円で3軒の宿を巡ることができます。これを買って豊国館などにも日帰りで行こうかなと。

草津白根山からも近いので、山歩きの後に宿泊するのもいいですね。

栃木県:奥鬼怒温泉郷 八丁の湯

休前日も1人泊OK・1泊2食付き13,000円~(2018年も同じ宿を選出)

栃木県は昨年と同じ奥鬼怒温泉郷の「八丁の湯」を選びました。
昨年は「泊まりに行きたい!」と思った日程で空室がなかったりで宿泊できなかったのですが「ゆる山歩きと温泉宿」の組み合わせを無理なく楽しめる宿ですので、今年こそ泊まりたいです。

以前、奥鬼怒温泉郷の中でも八丁の湯よりも少し先にある「手白澤温泉」に、2回泊まったことがあるのですが、手白澤温泉も本当にすばらしい宿なんですけど、1人泊だとかなり割高&悪天でも送迎はしてもらえないんですよね。

しかし、八丁の湯ならば、予約した日が天気が良ければバス停から2時間ほどゆる山歩きを楽しめますし、天気が悪ければ宿の送迎車を利用すればいい、というわけで、手白澤温泉よりもより気軽に楽しめるのです。

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「八丁の湯」の前通りかかったときに外から眺めたのですが、すごく雰囲気がいい宿だったので、泊まってみたいなと。


画像:じゃらんnet提供

滝が見える露天風呂もあり、お湯も手白澤温泉同様にとても良さそう……。

秘湯宿ではありますが、お風呂上がりに地ビールなどを楽しめるカフェなども併設されているようで、気候のいい時期に歩いて行ってみたい宿ですね。

茨城県:ホテルレイクサイドつくば

休前日も1人泊OK・1泊2食付き9,500円~
(2018年は袋田温泉 豊年万作を選出)

昨年選出していた日本三大名瀑のひとつである「袋田の滝」の近くの温泉宿は「袋田の滝に興味はあったけど、山じゃないから1人で行きたいとまではあまり思わないな。わりと宿泊料金も高いし」ということで、あまり行きそうにないので変えました。

結局私は観光的なことはぜんぜんしないので「もっとシンプルにお湯が良くて、宿泊料金が安めの宿を!」と思ったのですが、茨城は「シンプルにお湯がいい」がなかなか難しくて……。

そんな観点で今回選んだ「ホテルレイクサイドつくば」はホームページやサイトの口コミを見る限りでは、お湯はまあまあ良さそうな感じがしました。茶褐色のアルカリ性の食塩泉を「一部循環のかけ流し」で提供しているそうで。おそらく「浴槽内は循環しているけれど新しく投入するお湯は循環してない源泉だよ!」というタイプではないかと予想。


画像:じゃらんnet提供

露天風呂もなかなか開放的で良さそうです。

つくばエクスプレスの「みらい平駅」から無料送迎があるそうですので、筑波山を登る際の前後泊にもいいのではないでしょうか。というか本当は、筑波山神社の近くにある「筑波山温泉」の宿を選ぼうかなと思ったんですけど、あちらは休前日は1人で泊まれないんですよね。。。

ホテルレイクサイドつくばならシングルルームがありますので、いつでも1人泊できますし食事付きプランでもリーズナブルです。館内も改装して間もないようですので、気分良く泊まれそうだなと思いました。

千葉県:湯宿 亀山温泉ホテル

休前日も1人泊OK・1泊2食付きで15,000円~(2019年も同じ宿を選出)

2019年と同じ、君津にある亀山温泉ホテルを選出しました。チョコレート色のナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉が毎分600L自噴しているという、千葉にそんな温泉あったのですか?という感じの宿です。


画像:じゃらんnet提供

源泉の温度が26.4度と低いため、浴槽内では加温・循環しているとのことなのですが、口コミを読むと「低温の源泉をそのまま楽しめる浴槽もある」とのことでしたので、加温浴槽と源泉浴槽で交互浴も楽しめそうです。

ファミリー向けの宿らしく、小さな部屋がないことから、1人泊の料金設定はやや高めではあるのですが、休前日でも一人泊のプランが出ています。

東京駅から宿の近くまで高速バスも出ているそうなので(片道2100円)東京からは比較的行きやすい、穴場の温泉ではないかと思っています。

また、宿のブログをチェックしたところ「1月20日からふっこう割で1泊5000円割引のクーポンが付与される」そうです。

ふっこう割は、1人泊は除外されることも多いのでそこまで期待はしていないのですが、詳細をチェックしてみようかなと思っています。 

埼玉県:秩父七湯 新木鉱泉旅館

平日のみ1人泊可能・1泊2食付き12,091円~(2019年も同じ宿を選出)

秩父にこんないい感じの宿があったのか!と言うのが初めて知ったときの感想でした。休前日は1人で泊まれないためなかなか予定が立たず、昨年は宿泊できなかったのですが、埼玉県内で1人で宿泊可能な宿で、ここ以上に泊まりたい宿がないので、2020年も同じ宿を選びました。


画像:じゃらんnet提供

源泉は単純硫黄冷鉱泉で、温度が低いので加水はしているものの、源泉100%で提供しているため、つるっとした肌触りがあるそうです。

建物の雰囲気も良いし、食事の評判も良いですね。1人泊は平日のみの受付です。お安い宿ではありませんが、首都圏からなら遠方に出かけるよりは交通費はかからずにすみますから、そのぶん宿代に回すというのもありだよなあと。

また、2020年1月現在、じゃらんでは1人泊ではプランが出ておらず、楽天トラベルでのみ予約可能なようです。1人で泊まりたい場合は、現状は楽天トラベル経由で予約するのが良いかと思います。

東京都:奥多摩温泉 荒澤屋旅館

休前日も1人泊OK・休前日1人泊12,500円(2019年はSPA&HOTEL 和を選出)

2019年に選出した蒲田にある黒湯の温泉が楽しめるホテル「SPA&HOTEL和」には宿泊したので、今年は山の近くの温泉宿を選びました。

奥多摩駅から徒歩5分のところにある温泉宿「荒沢屋旅館」です。全3室の小さな宿ですが、温泉浴室が2つあり、貸切で利用できるようです。


画像:じゃらんnet提供

奥多摩駅周辺に、いくつか温泉に入れる旅館があることは知っていましたが、この宿のことは初めて知りました。

写真や口コミを見た感じだと食事もかなりおいしそうです。現時点では3月中旬までじゃらんで予約可能なプランが出ていますが、それ以降の日程では1人泊でも2人以下でも予約可能なプランがありません。

これから登録される可能性もありますが、宿の場所や部屋数の少なさから考えるに、オフシーズンの冬の間だけじゃらんで予約を取っていて、春以降に登山や釣りのシーズンが始まったら、常連客だけで埋まってしまうのかもしれません。気になる宿なので、できれば冬のうちに1度泊まりに行きたい!と考えています。

神奈川県:箱根仙石原虎乃湯

休前日も1人泊OK・1泊2食付き15,180円~(2019年は湯河原温泉 オーベルジュ湯楽を選出)

2019年に選出していたオーベルジュ湯楽には宿泊しましたので、2019年は別の宿を。

かなり迷ったのですが、箱根仙石原にある休前日に1人泊可能な宿を選びました。金時山の登山口あたりからも徒歩圏内にある宿です。

もちろん、箱根に行ったことがないわけではないのですけど、箱根って本当に、土曜日に1人で泊まれる宿が少ないなと思うのです。いくつかは知っていますが、残念ながら「自信を持って薦められる」というほどお気に入りの宿ではありません。

箱根の山は、近さ的にも強度的にも、都内から日帰りで気軽に登りに来るのにちょうどいい塩梅の山なので「土曜日に登って泊まって帰る」のにいい宿があれば最高だなと思うんですよね。

最近は箱根湯本の「はるのひかり」などが女性には特に人気のようで、私も1度は泊まってみたいのですけど、1人で1泊だと週末の予約はかなり取りにくいんですよね。それと食事が玄米と野菜中心と聞き、登山後に泊まるのにそれは寂しいな、とも思い。

それで、候補として選んだのが「仙石原虎乃湯」です。


画像:じゃらんnet提供

全8室の小規模な宿ですが、仙石原温泉の濁り湯が、男女別の内湯にかけ流されています。内湯ですが、写真を見た感じでは開放感のある浴室のようですね。


画像:じゃらんnet提供

食事もつけられますが、1人泊の場合は「和牛しゃぶしゃぶコース」にメニューが限定されてしまうのは少し残念ではあります。それでも、交通の便がよく、1人泊のネット予約がそこそこしやすく、休前日でも1万円台で泊まれる宿は箱根ではまあまあ貴重なので、いい宿だといいな……と期待しています!

甲信越・北陸で一番泊まりたい宿

今回選出した6軒中5軒の宿が「休前日1人泊可能」な宿です。新潟県の宿については1人泊は平日のみしかできませんが、どうしてもそこの温泉地に行きたかったので選びました。
また、6軒のうち2019年と同じ宿を選出したのは1軒のみで、5軒を新しく選びなおしています。

甲信越の3県については普段からよく足を運んでいる地域でもあるので「これまで行ったことのない温泉」であることを重視して選んでいます。

山梨県:八ヶ岳いずみ荘

休前日も1人泊OK・1泊2食付き7,636円~(2019年は下部温泉 古湯坊 源泉館を選出)

昨年選出した下部温泉 古湯坊 源泉館には宿泊しましたので、今年は別の宿を。

小海線で小淵沢駅から16分ほど乗車した「甲斐大泉駅」から徒歩3分のところにある宿です。温泉の名前は「甲斐大泉温泉」だそうです。こんなところに温泉あったんですね……。

「甲斐大泉温泉パノラマの湯」という日帰り温泉併設の宿泊施設で、滞在中は日帰り温泉のお風呂にも自由に入れます。露天風呂からは天気が良ければ富士山が眺められるようです。


画像:じゃらんnet提供

また、宿泊者のみ一晩中入れるかけ流しの内湯が、日帰り温泉以上にすばらしいとのこと。夏は混みそうだし、内湯のお湯は熱いらしいので、寒い季節に行きたい宿ですね。

休前日でも2食付き税込み1万ちょいで泊まれますので、八ヶ岳登山の後に1泊すると幸せになれそうです。

長野県:戸倉上山田温泉 有田屋旅館

休前日も1人泊可能・1泊2食付き11,636円~(2019年は来馬温泉 風吹荘を選出)

長野県は、2018年2019年と続けて、来馬温泉風吹荘という北小谷にある山の中の一軒宿を選んでいました。ですが、電話予約のみの宿なのでそれが億劫で結局泊まれず……いつかは泊まってみたいと思いつつも今年は変えることにしました。

というのも昨年、台風の後にこういう記事↓を書いたんですが……。

書いてみて思ったのが「けっこう行っているつもりだったけど、長野でも行ったことのない温泉地があるなあ」ということでした。中でも、県内ではわりと有名な温泉地のはずの戸倉上山田温泉に行ったことがないな、と思いまして。

湯治よりも歓楽街的なイメージが強い温泉地なので、大きなホテルが多かったりで一人温泉旅の行き先候補にすることがこれまでなかったのですけど、どんなところか知らないのもなんだし、良さそうな宿があれば今年行きたいな……と思って探しました。

それで選んだのが「有田屋旅館」という宿です。全10室の小規模な旅館ですが、そのうちの3室で一人泊の受け入れがあります。現在出ているプランでは、土曜日も1人での宿泊が可能なようです。


画像:じゃらんnet提供

浴室は内湯のみでそれほど広くはなさそうですが、かけ流しで夜通しの入浴が可能なようです。休前日でも比較的リーズナブルに泊まれそうですので、まずは行ってみて、戸倉上山田温泉の雰囲気を感じてきたいなと思います。

新潟県:月岡温泉 湯あそび宿 曙

平日のみ1人泊OK・1泊2食付13,300円~(2019年は赤倉温泉 赤倉観光ホテルを選出)

2018年・2019年と連続で、赤倉温泉の温泉付きリゾートホテル「赤倉観光ホテル」を選んでいましたが、結局2年間泊まれず……憧れの宿ではあるのですが、やはり1泊3万円以上の宿に予約を入れるのは思いきりが必要なようです。あと、赤倉温泉には他の宿に何度も宿泊していますしね。

というわけで今年は変えました。新潟県内の有名温泉地である「月岡温泉」にまだ行ったことがないので、今年は泊まってみたいなと思いまして。


画像:じゃらんnet提供

硫黄含有量が万座温泉に次いで全国2位だという、エメラルドグリーンのお湯に今年は浸かってみたいです。

今回選んだ宿「湯あそび宿 曙」は、実は休前日の1人泊ができません。というか月岡温泉も、戸倉上山田温泉同様に1人泊の難易度が高くて……それゆえにこれまで泊まれなかったんだなと再確認。今年こそは泊まれるといいな。金曜日に月岡温泉に泊まって、土曜日にあつみ温泉、とかいうプランが良いかもしれないですね。

石川県:温泉宿 岩間山荘

休前日も1人泊OK・1泊2食付き10,000円~(2019年も同じ宿を選出)

2019年にも選んでいた白山山麓のジビエ料理がおいしい宿「岩間山荘」さんを2020年も選びました。山菜や山の幸たっぷりの「白山熊づくし御膳」(すごい名前だ……)を、ぜひ味わってみたいです。

↓写真の、桶のような皿に入っているのが熊の刺身だそうです。食べてみたい!


画像:じゃらんnet提供

鹿、猪、熊などのジビエ食材、山菜や川魚、地物野菜などを使った料理が比較的リーズナブルに楽しめ、休前日も一人泊のプランがあるのがありがたいですね。

浴室は男女別の内湯のみですが、お湯も悪くなさそうです。スキーシーズンの冬は満室のことが多いのですが、なんと2020年は雪が少ないため、最寄りのスキー場「白山一里野温泉スキー場」がまだ営業開始していないという非常事態のよう。

2月までにはさすがに雪が増えるのでは……?と思いますが、スキー場が営業開始する前に泊まりに行けば、静かな温泉宿を楽しめるかもしれないですね。

富山県:宇奈月温泉 お酒のお宿喜泉(旧:グリーンホテル喜泉)

休前日も1人泊OK・1泊2食付き15,000円~(2019年は祖母谷温泉を選出)

だいぶ前ですが、黒部峡谷鉄道本線の終点、欅平の駅から数分のところにある 名剣温泉に宿泊し、名剣温泉のお湯が実は、さらに奥にある祖母谷温泉から引いていると聞いて「行ってみたいな」と思い、2019年は「祖母谷温泉」を泊まりたい宿に選んでいました。

ですが、2020年はちょっと視点を変えて黒部峡谷鉄道本線の「始発」である宇奈月温泉の宿を選ぶことにしました。駅から60分歩く山中の秘湯である祖母谷温泉よりも、電車で行ける宇奈月温泉のほうが「下山後の1泊」には良いかなと思いまして。

それに、宇奈月温泉は「富山県内では最大規模」の温泉地らしいのに、私は名剣温泉に行く際に素通りした際で、入浴も宿泊もしたことがなかったのです。

そんなわけで、宇奈月温泉の宿の中から今回選んだのが「お酒のお宿喜泉」なる宿です。


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露天風呂は川に面していて眺望がよく、桜の季節は花見露天が楽しめるようです。

食事やお酒に力を入れており、白エビや、冬は「鰤三昧懐石」なども提供しているそうで、気になっています。


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1人泊だと、選択できる食事メニューが限定されてしまう宿が多い中で、こちらの宿は、1人で泊まってもさまざまなプランから食事を選べるのがありがたいです。また、休前日の1人泊も可能です。

福井県:三国温泉 かに久

休前日も1人泊OK・1泊2食付き8,500円~(2019年は天然温泉 佐野温泉 福の湯を選出)

福井と言えば蟹ですが、蟹が食べられる温泉宿はなかなか1人では予約できない……そう思っていました。去年までは。

しかし、今年は見つけました!越前がにの本場三国温泉の宿で、源泉かけ流しの浴室を持ち、休前日でも1人で泊まって蟹三昧できる宿が!それが今回選んだ「三国温泉 かに久」です。


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全10室の小規模旅館で、口コミによれば「民宿のような雰囲気」を想像しておけば間違いなさそうです。

かに久では食事のプランによって料金が大きく変わるのですが、最もリーズナブルな2食付きのプランなら1万円前後で、活けアワビが付くプランなら2万円前後で、「かに刺し・かに焼き・甲羅焼き・かに天麩羅・かに鍋」がつく、越前がに尽くしのコースなら3万円前後で宿泊可能です。

蟹の量やグレードがアップすればさらに高額なプランもありますが、1人泊でも高額な蟹尽くしプランの選択肢がちゃんとあるのはうれしいですね。できれば冬のうちに伺って、蟹三昧したい宿です。

東海で一番泊まりたい宿

4軒中2軒の宿を新しく選び、2軒は昨年と同じ宿です。

また、2020年1月時点では4軒とも「休前日1人泊能」な宿ですが、特に愛知県の宿については、暖かい季節になったら変わる可能性もあるだろう、と思っています。

静岡県:松崎温泉 海浜荘

休前日も1人泊OK・1泊2食付き8,000円~(2019年は土肥温泉 玉樟園新井を選出)

昨年選出した土肥温泉の玉樟園新井には宿泊したので、今年は別の宿を。

2020年は、西伊豆松崎温泉の海浜荘を選びました。松崎温泉は「寄生獣」の聖地として知られる温泉ですね。沼津から高速船に乗って行くことのできる、作中では「桜崎温泉」と言われている温泉地が、松崎温泉です。新一が母親と対決した場所ですね。

海浜荘は全7室の小さな旅館で、西伊豆の「海鮮がおいしい温泉民宿」と考えておいて間違いなさそうです。季節によるとは思いますが、オフシーズンの現在は土曜日も1人で泊まれることや、夜通しかけ流しの温泉に浸かれることが決め手で選びました。民宿は、夜間はお風呂に入れないところも多いので……。


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1泊2食付き8000円ぐらいから、リーズナブルに泊まれます。

また、じゃらんでは1人泊は「スタンダードプラン」しか予約できないようなのですが、楽天トラベルだと伊勢エビやアワビがつくグレードアップしたプランで予約可能ですので、せっかくなので豪華に行きたい!という方は楽天トラベルで予約するのがおすすめです。


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スタンダードプランでもお刺身など豪華そうなんですが、伊勢エビとアワビが付くプランでも1万5千円で土曜日の料金アップもなしと、良心的な宿だと思います。

岐阜県:ラジウム温泉 かすみ荘

休前日も1人泊可能・1泊2食付き8,000円~(2019年は奥飛騨温泉郷 お宿 栄太郎を選出)

昨年は、以前も泊まったことのある奥飛騨温泉郷平湯温泉の「栄太郎」にまた行きたい!ということで選んでいたのですが、平湯も奥飛騨も何度も何度も行っていますので、今年も行くとは思うのですけど「泊まりたい宿」については変えました。

今回選んだのは、中央本線中津川駅から車で10分ほどのところにある「ラジウム温泉かすみ荘」さんです。聞いたことがない!という方がほとんどだと思うのですが、私も今回初めて知りました。

中津川は、恵那山の登山基地にもなる街ですので、下山後や前泊で利用するのもいいのではないでしょうか。


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全7室の小さな宿で、浴室は2つある内湯を空いているときに貸切で利用できます。お湯はラジウム鉱泉のかけ流しです!

24時間入浴可能で、休前日の1人泊でも2食付き1万円以下で泊まれます。恵那山に前回登ってからけっこう経つので、ここに泊まるためにもう一度登るのもいいかも……なんて考えています。

愛知県:THE BEACH KUROTAKE(旧魚友)

3月まで休前日も1人泊可能・1泊2食付き22000円~(2019年も同じ宿を選出)

愛知県では、魚がおいしく温泉もある知多に行きたい!ということで、3年連続同じ宿を選んでしまいました。「THE BEACH KUROTAKE」さんでは知多半島のおいしい魚介を中心とした料理をいただけるのはもちろんのこと、オーシャンビューの展望露天風呂もすばらしい眺めのようです。


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これまで2年連続で同じ宿を選びながら、なかなか足を運べなかったのは「1人泊できるのは平日のみ」だったからなんですが、現在楽天トラベルやじゃらんに登録されている「3月までのプラン」では、土曜日の1人泊も可能となっています。これはチャンスです!


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4月以降どうなるかはまだわかりませんが、愛知県ならここ!と思い続けてきた宿なので、この機会になんとか泊まりたい……と考えているところです。

三重県:猪の倉温泉 ふよう荘

休前日も1人泊OK・1泊2食付き12,272円~(2019年も同じ宿を選出)

2019年に選んだ宿を今年も選びました。
「伊勢神宮に行きつつ伊勢角屋麦酒の直営店に寄ってどこか温泉にでも泊まる」旅をしたいと思い、伊勢神宮からそこそこ近く、ph9以上の高アルカリ源泉が楽しめ、なんとシャワーまで源泉!そして休前日も1人泊可能な「猿の倉温泉 ふよう荘」です。


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湯量豊富で日帰り温泉も併設しており、宿泊客はチェックアウト後も利用できるとのこと。最寄り駅は「榊原温泉口」です。

三重県で温泉と言えば志摩だったり、もっといいところもあるのかなとも思うのですが、三重県に行くとしたら伊勢と絡めたいんですよね。なので、伊勢に行った後に泊まるのに交通の便が良い宿ということで選びました。

関西で一番泊まりたい宿

6軒中4軒の宿を新しく選び、2軒は昨年と同じ宿です。

また、2020年1月時点では6軒とも「休前日1人泊能」な宿です。滋賀・大阪・兵庫は難しかった……。兵庫は、六甲山登山の後に泊まりたくて有馬温泉で探したら、かなり難しかったです。箱根もそうですが、やはりメジャーな温泉地で1人で楽しめる宿を探すのは難しい……。

和歌山県:湯の峰温泉 湯の峯荘

休前日も1人泊OK・休前日1泊2食付き14,000円~(2019年も同じ宿を選出)

和歌山県は2019年と同じ宿を選びました。

世界遺産の熊野本宮大社にもほど近い湯の峰温泉。車道を車で行けば10分ほどの距離ですが、登山道を歩いても1時間ほどで着くようです。「大日越」と呼ばれている道のようですね。

湯の峰荘は、湯の峰温泉の中でも休前日の1人泊の予約が可能で1人で泊まりやすい宿です。


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湯の花いっぱいの硫黄泉がかけ流されており、男女別の大浴場(露天風呂有り)のほか、貸切で利用できる家族風呂が2箇所あって、空いていればいつでも、夜通し入浴が可能です。

また、1人泊でも食事をグレードアップできるなど、プランの選択肢がちゃんとあるのも良いですね。


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個人的には、じゃらんで出ているプラン名に……

「おいし~!ぜったいお勧めの満足プラン でも狭い部屋」

というプランがあって、なんかツボでした。「でも狭い部屋」……狭くていいです!笑
泊まるときはぜひ、このプランで泊まりたいです。

奈良県:十津川温泉 ホテル昴

休前日も1人泊可能・1泊2食付き15,500円~(2019年は十津川温泉 山水を選出)

奈良県南部、秘境と言ってもいい山奥にある十津川温泉の宿です。昨年は同じ十津川温泉の「山水」を選んでいたのですが、1人泊は平日のみの対応だったので2020年は休前日でも1人で泊まれる「ホテル昴」を選びました。
毎分800L湧出するというナトリウム炭酸水素塩泉は、加水・加温・循環などすべて行わない状態でかけ流されています。広い内湯と露天風呂のほか、寝湯、足湯などさまざまな浴槽があり、飲泉も可能です。


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湯量豊富なため、全国でも珍しい温泉プールまであるとのこと。

食事は山の宿らしく、山菜や鹿肉を使った会席料理。山菜が豊富な春に行くのが良さそうだなと考えています。

 

滋賀県:須賀谷温泉

休前日も1人泊可能・1泊2食付き15,450円~(2019年は宝船温泉 湯元ことぶきを選出)

昨年は琵琶湖湖畔の宿を選びましたが、休前日は1人で泊まれない宿だったので、2020年は長浜市の小谷城跡からすぐのところにある「須賀谷温泉」を選びました。

浅井氏の居城であった小谷城の麓にあるため「浅井長政やお市の方が湯治に通った」とも言われているようですが、地図を見ると本当にすぐ近く(徒歩5分ぐらい)なので、あり得るかもなと思いました。


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須賀谷温泉は「ヒドロ炭酸鉄泉」という聞き慣れない名前の源泉で、鉄分を多く含み、湧き出たときは透明ですが時間が経つと茶褐色に濁るお湯です。加温ありのかけ流しで提供されています。

料理は近江牛のしゃぶしゃぶやぼたん鍋などのプランがありました。休前日も1人で泊まれる宿です。

京都府:京都・木津温泉 丹後の湯宿 ゑびすや

休前日も1人泊OK・1泊2食付き12,455円~(2019年も同じ宿を選出)

京都と言っても京都市内ではなく、京丹後市という京都府北部にある木津温泉の宿です。2019年も同じ宿を選びました。
古民家風の建物で「大正レトロ」を売りにしている宿ですが、お湯も良さそうだし食事もおいしそう!冬は蟹刺しが食べられるとか。


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最寄り駅から徒歩2分と交通の便がいいのも良いですね。休前日の1人泊も可能です。


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ちなみに、現在は蟹の季節なので2食付きの「一人旅プラン」も25000円からとややお高めの値段で提供されています。じゃらんだと2食付きはこの一人旅プランしか予約できないのですが、なぜか楽天トラベルだと蟹の付かない軽めの2食付きプランも提供されています。こちらだと休前日でも1万5千円ぐらいで泊まれますので、蟹にこだわりがない方は楽天トラベルで予約するのがいいかもしれません。

また、蟹の季節が終わったら、もっとリーズナブルなプランで泊まれるのではないか……と思っています。

大阪府:能勢温泉

休前日も1人泊OK・1泊2食付き13,000円~(2019年は湯元「花乃井」スーパーホテル大阪天然温泉を選出)

大阪に行くなら郊外で下手に温泉宿に泊まるよりも、大阪市内の便利なところに泊まって、市内でおいしいものを食べたい!と思って、2年連続で温泉付きのスーパーホテルを選んでいたのですが、2度も泊まったことがある宿なので今年は変えました。でも、去年まで選んでいたスーパーホテルは本当にけっこういいです。

そんなわけで今年は「大阪にももっと、温泉宿らしい温泉宿はないものか?」と思って探したのが、今回ご紹介する大阪府の北部「能勢町」にある能勢温泉です。大阪市内からは電車で1時間弱かかり、最寄り駅の「能勢電鉄山下駅」から無料送迎バスで20分ほどのところにあります。というか最寄り駅の山下駅は、大阪府内じゃなく兵庫県にあるのか……。

泉質は「単純弱放射能泉」とのこと。天然のラジウム泉だそうです。

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露天風呂からの眺めもなかなか良さそうですね。

日帰り入浴とセットで楽しめるランチバイキングも行っており、常連の方は昼に着いてバイキングを楽しんでからチェックインされるとか。

宿泊する場合の夕食は会席料理ですが、お刺身には近大まぐろが出ることもあるようです。2人以上だとぼたん鍋のプランもありますが、1人泊の場合はぼたん鍋は選べないようでした。

兵庫県:有馬温泉 ホテル花小宿

休前日も1人泊OK・休前日1泊2食付き21,636円~(2019年は七釜温泉 七釜荘を選出)

昨年は兵庫県の日本海側、鳥取との県境付近にある浜坂温泉郷・七釜温泉の宿を選んでいたのですが、今年は「登山後に泊まれる宿」ということでいろいろ考えまして、難しいのですけど有馬温泉の宿で探してみることにしました。

有馬温泉、日帰りでは行ったことがあるのですけど高級旅館が多いので1人で泊まるのは本当に難易度が高い!ちょっと箱根っぽいなと思いましたけど箱根以上です……。でも、有馬温泉は「六甲山の麓の温泉」ですからね。

メープル有馬ホテルモルゲンロート有馬温泉(←名前からしていかにも登山者向き)であれば少しリーズナブルに泊まれますが、いずれも有馬温泉らしい濁り湯の「金泉」のお湯には入れない宿なんですよね。有馬まで行くなら、金泉に入れる宿になんとか泊まりたい……。

というわけで「有馬温泉で金泉に入れて土曜日も2食付きで泊まれる」宿でようやく見つけたのが「ホテル花小宿」です。


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全9室の小旅館で、宿の中にある浴室はすべて貸切で利用します。その他に、徒歩2~3分の場所にある姉妹館の「御所坊」の大浴場も利用できるとのこと。

土曜日泊まることを考えるとやっぱりちょっと高いなとは思いますが、食事も評判が良い宿なので、せっかく有馬まで行くなら泊まってみたいものだな、と思います。(できれば平日に……)

中国・四国で一番泊まりたい宿

中国・四国地方で選んだ9軒の宿は、2020年1月現在はすべて「休前日の1人泊プラン」が販売されている宿です。

ただし、鳥取県の宿は登山シーズンの夏も休前日に1人で泊まれるかはわかりません。季節によって変わる可能性もあると思います。

それから徳島県の宿は、土曜日に1人で泊まれるプランが出ているものも、すべて予約済みとなっており、本当に販売されているのかはちょっとわかりません。平日は1人でも泊まれます。
また、9軒中2軒は2019年と同じ宿を選出しており、新しく選出した宿は7軒です。

鳥取県:大山レークホテル

休前日も1人泊OK・1泊2食付き18,636円~(2019年は三朝温泉 桶屋旅館を選出)

鳥取と言えば大好き三朝温泉!というわけで、2018年も2019年も休前日も三朝温泉の宿を選出していた(2018年には泊まりました)のですが、今年は登山と絡めて楽しめる&これまで行ったことのない温泉ということで、伯耆大山の近くにある宿を選びました。伯耆大山には1度登ったことがあるのですが、前回は下山後は皆生温泉に泊まったのです。でも、大山周辺にも温泉宿はあるはず!

ということで今回探したのが「大山レークホテル」なる、大山山麓にある温泉付きのホテルです。

大山の登山口である「大山寺」から、まあ歩けなくもないぐらいの距離にあり(普通に歩いて1時間弱)頼めば大山寺から送迎もしてもらえるようです。(頼みましょう……)


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浴室は「大山伽羅温泉」という源泉を使った温泉浴室で、内湯のみですが広く開放的です。


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また、こちらの宿の食事はフレンチのコース料理です。フレンチ好きなので温泉ホテルでフレンチが食べれるところがあると、すごく心惹かれます。。。

紹介されているメニューを見ると

「さざえのあかもくバター焼き」「幻の猛者エビのカルパッチョ」「猛者エビのビスク風スープ」「境港産サーモンのソテー」「鳥取県産牛のグリル」

など、もさえびをはじめとした鳥取県産の食材をふんだんに使ったメニューで、テンションあがりました。平日の倍の値段になるので、正直なところ「この価格設定はひどい」と思ったのですが(そして、登山シーズンの夏は1人で泊まれない可能性も高いですが)2020年1月現在は、一応土曜日でも2食付きで1人泊が可能です。

島根県:玉造温泉 清風荘

休前日も1人泊OK・1泊2食付き22,000円~(2019年はさぎの湯温泉 さぎの湯荘を選出)

2018年2019年と続けて選んでいた「さぎの湯温泉さぎの湯荘」にもいずれ泊まってみたいのですが、有名な玉造温泉に立ち寄りでも行ったことがないのは寂しいな……と思い、今年は玉造温泉の宿から選ぶことにしました。「清風荘」です。


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「青瑪瑙」が敷き詰められた美しい浴槽には透明なアルカリ単純泉が注がれ、朝日が差し込む時間帯は特に美しいそうです。


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食事はすべて部屋食で、1人泊でも松葉ガニや白いか姿作りの付くグレードアッププランを申し込むことも可能です。

お安い宿ではありませんが、そこまで高いわけでもない、という絶妙な価格設定。すべて部屋食、土曜日も1人泊可能ということで、大人が休日にたまの贅沢を味わいにいく宿かなと思いました。島根は出雲大社などもありますし、一人旅初心者の方にも良さそうですね。

岡山県:美作三湯奥津温泉 池田屋河鹿園

休前日も1人泊OK・1泊2食付き12,000円~(2019年は湯原温泉 我無らんを選出)

岡山県にはいい温泉があるのですけど、電車で交通の便がいい場所にはなくて、行くまでになかなか難儀します。今回選んだ「奥津温泉」も、JRの津山駅からバスで1時間ほど行ったところにある温泉地で、なかなかに遠いです……。

しかし、そんな奥津温泉の「池田屋河鹿園」を今回選んだのは、38.5度というぬる湯好きにはたまらない温度の源泉が、ものすごい量かけ流されている宿だと聞いたからです。


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実はこちらの宿、最近になってオーナーが代わり、2018年4月にリニューアルオープンしたばかりです。リニューアル前の浴室とお湯もすばらしかったようなのですが、現オーナーも「冬もなるべく加温せずに、源泉そのままのお湯を楽しんでもらいたい」という方針だそうで、ありがたいです。

休前日も1人泊OKで、1泊2食付き1万2千円からとわりと平均的なお値段の宿ですが、「源泉かけ流しのジャグジー付き客室」が2万円前後で宿泊できるようなので、けっこうお得だな、と思いました。

広島県:宮島離れの宿IBUKU

休前日も1人泊OK・休前日1泊2食付き33,000円~(2019年も同じ宿を選出)

2019年も同じ宿を選出しましたが「宮島離れの宿IBUKI」です。
宮島と名前がついていますが島内の宿ではなく、宮島の玄関口である「宮島口駅」の隣の隣の駅「大野浦駅」が最寄り、宮島の対岸にある宮浜温泉に2018年の夏に新しくできた宿です。大浴場がなく部屋風呂で温泉をかけ流せるタイプの宿です。


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値段はお安くはないですが、ラドンを多量に含むという宮浜温泉を部屋で堪能しながら、おいしい料理をいただけるのはなかなかいいなと。休前日でも一人泊の設定もあります。


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宮島の牡蠣や穴子を使った料理も非常に評判が良いようです。

宮島には一昨年行ったばかりなので去年は行かなかったのですが、そろそろまた宮島ブルワリーに一杯飲みに行きたいなあと考えているので、こちらの宿に泊まって日帰りで宮島に行くのもいいかなと。

山口県:長門湯本温泉 原田屋旅館

休前日も1人泊OK・1泊2食付き10,500円~(2019年は川棚温泉 寿旅館を選出)

2020年は長門湯本温泉の宿を選びました。
長門湯本温泉は、山口県を代表する4つの温泉地「防長四湯」のうちの一つです。
防長四湯は

湯田温泉(山口市)
長門湯本温泉(長門市)
俵山温泉(長門市)
川棚温泉(下関市)

のことを言います。まだ湯田温泉しか行ったことがないので、全部行きたいですねえ。


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浴室は内湯のみとシンプルですが、かけ流しのお湯が楽しめます。
食事は、フグ料理が売りの下関に近い宿とは違って派手さはないものの口コミの評価も高く期待できそうです。

なによりもこちらの宿、すべて部屋食で休前日の料金アップも1人泊の料金アップもなし!つまり、1人で泊まって2人で泊まっても、平日でも土曜日でも同じ値段なんです!すばらしい!応援したい!というわけで、泊まりに行きたいなと思っています。

香川県:THE CHELSEA BREATH(ザ・チェルシー・ブレス)

休前日も1人泊OK・1泊2食付き22,000円(2019年は高松花樹海温泉 花樹海を選出)

香川県は温泉よりもうどんのイメージが強くて「市内に近い温泉に泊まってうどん巡り」がいいのかなあと思っていたのですが、2019年オープンの新しい宿に気になる宿を見つけました。

高松空港からタクシーで10分という、空港の近くにできた温泉付きホテル、THE CHELSEA BREATH(ザ・チェルシー・ブレス)です。


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温泉は循環なので、泉質には過剰な期待はできませんが、浴室の雰囲気はとても良さそうです。


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そして「フレンチ懐石」の食事の評判がとてもよく、1人でも休前日に2食付きで泊まれるのもうれしいポイント。お安い宿ではありませんが、1人泊の料金アップ、休前日の料金アップも2000円程度で、良心的なほうです。また、アルコールを含む滞在時の飲み物もすべて宿泊料金に含まれる「オールインクルーシブ」の宿なので、よく飲む人にはかえって割安かもしれません。

それにこちらの宿、鉄道の最寄り駅は「仏生山駅」で、仏生山温泉にも近いんですよね。仏生山温泉に立ち寄った前後に泊まるのが良さそうだな、と、旅のプランを夢想しています。

愛媛県:源泉かけ流しの宿 湯之谷温泉

休前日も1人泊OK・1泊2食付き7,500円~(2019年は道後温泉 湯の宿 さち家を選出)

愛媛県は、以前泊まった道後温泉の宿が大好きで「また泊まりたい!」と思って2年連続で選んでいたのですが、今回は行ったことのない温泉地を選ぼう!ということで変えました。

2020年に選んだのは、伊予西条駅から車で7分ほどのところにある「湯之谷温泉」です。愛媛県と言えば登山者にとっては「石鎚山」ですが、公共交通機関利用で石鎚山に登る場合、伊予西条駅からバスに乗りますから、石鎚山登山の前後の宿泊でも利用できそうです。


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敷地内で自然湧出しているという源泉をドバドバとかけ流しで提供しており、この写真を見ただけで湯量の豊富さがうかがえますね。

客室は2017年に改装しているそうでまだ新しく、四畳半の和室があるため、土曜日でも1人泊が可能ですし、2食付きでもリーズナブルな値段で泊まれるのがうれしいですね。

徳島県:和の宿 ホテル祖谷温泉

休前日1人泊OK・1泊2食付き24,500円~(2019年も同じ宿を選出)

3年連続で同じ宿を選びました。そしてこちらの宿、昨年までは休前日の1人泊プランは存在しなかったと思うのですが、今年は一応「狭い部屋の訳ありプラン」として、土曜日も1人泊の設定があることはあるようです。2020年1月現在で、提供中の3月までのプランで土曜日はすべて完売しているので、本当に存在しているのかちょっと謎ですが、一応、あることはある。

以前、四国剣山という山に登った際に、近くに「祖谷温泉」という秘境の温泉があると聞き、ずっと気になっていました。

祖谷温泉の宿を調べると「宿からケーブルカーで向かう谷底の露天風呂」があるという「ホテル祖谷温泉」に泊まってみたいなあと。


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谷底の露天風呂は、38度ほどの温めの硫黄泉で満ちていて、源泉はなんと毎分1500L自噴するという湯量の豊富さ。泡つきの多い極上湯らしく、それだけでも心躍るのにこちらの宿、食事もおいしいらしい……ということで、なんとかして泊まりたい宿です。

高知県:オーベルジュ 土佐山

休前日も1人泊OK・休前日1人泊23,363円~(2019年は天然温泉 紺碧の湯 ドーミーイン高知選出)

実はまだ、高知県に行ったことのない私。坂本竜馬にも興味がなく、温泉も少ないのであまり行く理由がないわー、と失礼なことを思っており、この記事でも2年連続で高知市内の温泉付きビジホを選んでいました。

しかし2020年、ついに高知県で泊まってみたい宿を見つけました。高知市内から車で30分のところにある(高知市内から送迎あり)温泉付きオーベルジュ「オーベルジュ土佐山」です。


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温泉については「土佐山温泉」ということですが、公式サイトにもあまり詳しい記述はなく、泉質はどんなものかちょっとわかりません。ですが、露天風呂はなかなか開放感もあって気持ちが良さそうです。


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そして食事は大変評判が良く、特に「土佐あか牛」を使ったメニューがおいしそうです。オーベルジュは1人泊を受け付けていないところも多いのですが、こちらの宿は休前日も1人で泊まれるのがうれしい限り!やっと高知に行く理由ができた気がします。

九州・沖縄で一番泊まりたい宿

九州・沖縄地方で選んだ8軒の宿は、2020年1月現在はすべて「休前日の1人泊プラン」が販売されている宿です。

ただし、長崎の宿など海沿いの宿は、繁忙期は海水浴シーズンの夏だと思いますので、夏の間も土曜日1人で泊まれるかどうかは不明です。

また、8軒中2軒は2019年と同じ宿を選出しており、新しく選出した宿は6軒です。

福岡県:二日市温泉 大丸別荘

休前日も1人泊OK・1泊2食付き24,200円~(2019年も同じ宿を選出)

3年連続同じ宿を選んでいるので、今年こそ泊まりたい!!宿です。福岡県ではやっぱりここが一番です。

博多駅からJRで30分ほど。泉質はアルカリ単純ラジウム泉だそうですが、写真で見たところ、浴室の雰囲気が抜群に良いなと。口コミを見ても「博多近くにこんなにいいお湯があるとは思わなかった」と書いてあったり、食事もおいしいようです。


画像:じゃらんnet提供

お安い宿ではないですが「1人泊だからめちゃくちゃ高くなる」ということはなく、休前日も1人泊できるし、休前日の料金アップも少なめです。また「1人泊だと予約できるプランが少ない」ということもないので、実は1人泊に優しい宿だと思います。今年こそ、計画したいです。 

佐賀県:嬉野温泉 旅館 一休荘

休前日も1人泊OK・1泊2食付き7,000円~(2019年は古湯温泉 扇屋を選出)

佐賀県、未だ行ったことがない県なんですが、泊まるなら温泉湯豆腐で有名な嬉野温泉がいいなと以前から思っていました。しかし、1人で泊まれてお湯も良さそうな宿がなかなかないなと思っていたのですが、見つけました!

嬉野温泉の一休荘は全7室の小さな旅館で、2つある内湯の浴室を貸切で利用します。


画像:じゃらんnet提供

土曜日に1人出泊まって、夜は佐賀牛、朝は温泉湯豆腐をいただいても1万円以内におさまるのがうれしいですね。

追加料金で部屋食にもできるので、一人旅初心者の方にもよさそうです。今年こそ行けるか?佐賀……。

大分県:長湯温泉 丸長旅館

休前日も1人泊OK・1泊2食付き29,090円~(2019年は別府明礬温泉 岡本屋旅館を選出)

昨年選んでいた別府の明礬地区にある岡本屋旅館さんには泊まりましたので、今年は違う宿を。

大分県でも熊本県寄りのところにある、炭酸泉で有名な長湯温泉に今年こそ行ってみたい……ということで、宿を探しました。本当は、宿泊すれば外湯のラムネ温泉館にも入り放題の大丸旅館に泊まりたかったのですけど、現在は1人泊を受け付けていないので、別のところで……。

それで今回選んだのが「丸長旅館」です。全6室の小さな旅館で、ややお高めの価格設定ではありますが、土曜日でも1人泊が可能です。食事もかなりおいしそう!


画像:じゃらんnet提供

朝食には、一組ごとに土鍋で炊き上げたご飯に、地卵料理を「温泉たまご」「たまご焼き」「目玉焼き」などから選んでいただけます。

ラムネ温泉館やガニ湯からもすぐの場所なので、こちらに泊まって湯めぐりするのも楽しそうです。

長崎県:HOTELシーサイド島原

休前日1人泊OK・1泊2食付き8,500円~(2019年は小浜温泉 旅館 國崎を選出)

2019年は雲仙周辺の温泉宿で気になっていた古浜温泉の宿を選んでいたのですが、休前日は1人泊のプランがない宿だったので変えました。

今回選んだのは島原の海沿いの温泉付きホテル「シーサイド島原」です。

間近に海を眺められる浴室では、高濃度の炭酸泉が楽しめます。


画像:じゃらんnet提供

休前日も1人泊可能な宿で、1人泊でもかなりリーズナブルに泊まれます。

きっと夏は混み合うのではないかと思うので、夏以外の時期に、静かな海を眺めにいくのが良さそうです。

熊本県:湯の児温泉 昇陽館

休前日も1人泊OK・1泊2食付き14,040円~(2019年は人吉温泉 芳野旅館を選出)

昨年選出した「人吉温泉 吉野旅館」には宿泊しましたので、今年は別のところを。

熊本は人吉とか阿蘇とか山沿いのところに行きがちだったので、2020年は海の近くで選びました。実は、最初は杖立温泉で選ぼうと思っていたのですけど、泊まりたいと思っていた宿が休前日1人泊不可に変わっていた、ということもあり……。

それで今年は「湯の児温泉 昇陽館」を選びました。水俣市にある海沿いの宿で、露天風呂からは「不知火海」とも呼ばれる八代海の眺めがすばらしいようです。

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公式サイトより

眺めのすばらしさだけでなくお湯も良いようで、泉質は炭酸水素塩泉とのことですが「硫黄の香りがするとろみ感の強い良泉」であるとのことで、期待できそうです。

ちなみにこちらの宿は「九州八十八湯」から見つけたのですが(スタンプは集めてませんけど参考にはしている)近くにありやはり九州八十八湯に選ばれている「湯浦温泉 亀井荘」も気になるので、昇陽館に泊まれたら、こちらも立ち寄ってみたいなと思っています。

宮崎県:えびの高原荘

休前日も1人泊OK・1泊2食付き10,636円~(2019年は恵の湯 神の郷温泉を選出)

2020年は霧島連山の最高峰、韓国岳の登山口でもあるえびの高原に立つ公共の宿「えびの高原荘」を選出しました。

韓国岳には以前登っているのですが、そのときは鹿児島県側の霧島温泉に宿を取ったので、宮崎県側のえびの高原荘には立ち寄りませんでした。しかし、えびの高原荘に宿泊すれば、帰りのバスの時間を気にすることなく登山できますから、けっこういいなと思っていたのです。

えびの高原に近い「硫黄山」の噴火警戒レベルが上がって慌ただしかったタイミングもありましたが、確認したところ、最近は硫黄山は静かなようですね。油断はできないのでみだりに危険区域に近づいたりはしないほうがいいでしょうけど、えびの高原荘に泊まるぐらいは大丈夫でしょう。というか、ここに公共の宿がなくなったらとても不便だと思うので、応援したいですね……。


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公共の宿ですので食事などはそこまで期待しないほうがいいとは思いますが、休前日に1人でもそこそこリーズナブルに泊まれますし、露天風呂からの眺めも良さそうです。

鹿児島県:指宿温泉 民宿たかよし

休前日も1人泊OK・1泊2食付き6,636円~(2019年はSHIROYAMA HOTEL kagoshimaを選出)

昨年選出していた「SHIROYAMA HOTEL kagoshima」には泊まりましたので、2020年は別の宿を。

指宿温泉の温泉民宿たかよしを選びました。
実は、指宿には行ったことがあるのですが、こちらの宿にはまだ泊まったことがなく、「2018年泊まりたい宿」でも選んでいました。今年は行ったことのない温泉から選ぼうと思っていたのですが、こちらにはどうしても泊まってみたいので、例外で選んでしまいました。

全7室の温泉民宿ですが、浴室は指宿温泉のかけ流しの内湯が2つ。貸切で利用可能です。


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そして食事の評判がとても良い宿です。自家栽培の野菜や、地元の魚介、黒豚、苦労し料理が並ぶようですが、2食付きで1人で土曜日に泊まっても税込み8000円以下という安さ。

こちらに泊まって、指宿名物の砂蒸し風呂をはじめとした、湯巡りを楽しみたいです。

沖縄県:ユインチホテル南城

休前日も1人泊OK・1泊2食付き12,909円~(2019年も同じ宿を選出)

昨年選んだ宿がけっこう良さそうだったので、同じ宿を選びました。

茶褐色の源泉を加水・加温・ろ過なしでかけ流しで使用しているという「ユインチホテル南城」です。


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都内にも多い、化石海水型の温泉です。沖縄にもあるんですねえ。

先に紹介した「1泊2食付き12,909円~」という値段は、スタンダードプランを普通に予約したときの最低価格なんですが、実は、早割プランを利用すればもっと安く泊まれます。1人泊でもちゃんと、早割を使えるのはうれしいポイントです。

沖縄に行くなら飛行機も予約しなくてはならないし、そんな直前に予定を決めることもないでしょうから、宿も早割で予約してしまえばかなりリーズナブルに楽しめそうです。

47軒の選出を終えて

ただでさえ土曜日に1人で泊まれる温泉宿は少ないのに、その中でさらに「できればまだ行ったことない温泉地」だの「できれば山の近くの温泉」だの条件をつけたものだから、調べるのとても大変でした。。。

でも、探してみるとこれまで知らなかった良さそうな宿がたくさんあるものですね!

特に和室が中心の温泉宿は、放っておいても予約が埋まる土曜日なんかは1人旅よりも複数人のお客さんを受け入れたいものだと思います。そんな中で、休前日に1人で泊まれるプランを出してくれている宿は本当にありがたいし、応援したいので今年はこだわって選びました。

毎年けっこうがんばって書いているこの記事、主にはてなブックマークのコメントで、画像がアフィリエイトリンクだのいろいろ言われることが多くて(アフィリエイトリンクを貼ることで、じゃらんから画像転載していいというルールなので仕方ないのですが……)正直嫌になることも多いのですが、これを書いたことでようやく1年が始まるような気がします。

2020年もすばらしい温泉と、宿との出会いがありますように。

関連記事:2018年・2017年に泊まってよかった宿などはこちら

2019年に泊まってよかった宿も、このあと書く……。