温泉ブログ 山と温泉のきろく

山好き女子の温泉と食と山旅の記録です。

山と温泉のきろく


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「山と温泉のきろく」を書いている月山もものプロフィールを、改めて記事にしました

5年半ぶりに自己紹介記事をアップデートしました

こんにちは。山と温泉を愛する一人旅ブロガー、月山もも(つきやまもも)と申します。

会社勤めの傍ら、暇さえあれば日本各地に一人で温泉旅や登山に出かけて、旅のきろくや、また泊まりたい温泉宿についてを当ブログ「山と温泉のきろく」に綴っています。

ブログが思いがけず多くの人に読んでいただけるようになったことから、2020年10月に「ひとり酒、ひとり温泉、ひとり山」という著書を出版しました。本日時点で7刷となっています。ありがとうございます!

著書をきっかけにブログに訪れてくださった方にプロフィールをお読みいただく機会も増えたのですが、以前に公開していたプロフィールは2016年の11月に書いたものでした。
内容も古いし、読み返すと恥ずかしい部分もあって書き直したいと思いつつもなかなか手が着けられずにいたのですが、今日、ようやく最新版を公開できました。

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こちらは、兵庫県の城崎温泉で色浴衣をお借りして宿の玄関前で撮っていただいた写真です。背景に城崎温泉らしさも感じられるお気に入りの一枚です。

このブログをはじめ、これまで書いてきたものについて

はてなブログでブログを開設したのは2014年のことでした。

もう15年以上温泉ひとり旅をしているのですが、どこかにメモしておかないと行った宿のことをどんどん忘れてしまうのです。

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それで、Excelで泊まった旅館のメモを残していたのですが
「このメモをブログにアップしておけば、スマホで検索しやすくて良いのでは?」
と思い、いくつかのブログサービスの中からシンプルなデザインテーマが多いはてなブログが気に入り、ブログを開設しました。

ブログを始めたのは「誰かに読んでもらうため」ではなく「自分のため」でした。

ブログ名の由来

旅館のメモを残していたExcelに「温泉のきろく」というファイル名を付けていたので、ブログの名前もそのまま「温泉のきろく」としてスタートしました。

しばらくは完全に自分のためだけに書いていたのですが、ある日見知らぬ誰かが

「こんなに情報が多いブログなのにどうして読者が誰もいないの?」

というコメントを残していったのです。

読者とは「読者登録しているはてなユーザー」の数のこと。2022年4月時点でこのブログには3280名ほどの方に読者登録していただいていますが、ブログ開設から2年間ぐらいは読者ゼロでした。

約2年間自分のためだけにブログを書いてきて、若干飽きてきていたこともあり
「なるほど、読者を増やすことを更新のモチベーションにするというのもありか」
と、そのコメントを読んで思ったのです。
そこから少しずつ写真を追加したり、テキストも自分のためのメモだったのが、人に読まれることを意識した内容に変えていきました。

また、この頃にはもう一つの趣味である登山についての記事も掲載するようになり、2016年にはいくつかの山旅の記事も公開しました。

笠ヶ岳、きつかったですね……。木曽駒ヶ岳のテント泊はとにかく楽しい。

山の記事を読んでいただける機会が増えたので、ブログ名を「山と温泉のきろく」に変更し、そのタイミングで「yamaonsen.com」という独自ドメインも取得しました。

著書に掲載しているプロフィールに、「山と温泉のきろく」の開始年を「2016年」としているのですが、これは、ブログ名を「山と温泉のきろく」に変更したタイミングのことを指しています。2015年までに書いた記事は、ブログ名を変更するタイミングでほとんどを削除してしまったので。

ブログを始めたのは正確には2014年なのですが「山と温泉のきろく」を始めたのは2016年ということになります。

ブログのテーマは「温泉」「登山」「一人旅」「グルメ」

ブログは、取り扱うテーマを特に定めない「雑記ブログ」と、何らかのジャンルにある程度特化した「特化ブログ」に分かれると言われますが「山と温泉のきろく」は「温泉」「登山」「一人旅」「グルメ」にある程度特化しているブログです。

また、現在はコロナ禍で海外旅行がしにくい状況ではありますが、私自身はもともと海外旅行・海外登山にまったく興味がないため、国内旅行に特化したブログでもあります。

東京都内在住なので都内で外食をする機会もありますが、このブログでは「旅」や「非日常」について綴りたいと思っているので、グルメ記事は「旅グルメ」というカテゴリに入れており、都内での外食についての記事はこのブログには掲載していません。(一部例外はあり)

また、Twitterなどの自己紹介文に書いていますが「寿司」「うなぎ」「コーヒー」「蕎麦」「クラフトビール」が好きなので、旅先でも食する機会が多く、それらについての記事も多くなっています。

寿司と鰻は都内では食べる機会があまりなく、旅先でのお楽しみになっている気がしますね……。
著書でもご紹介している、甲府の大好きな鰻屋さんの記事はこちらです。

また、著書の最後のほうに出てくる、地元酒田のお寿司屋さん「こい勢」の記事はこちら。

2019年に、日記やエッセイを書きたくてnoteを始めました

ブログでは「旅」や「非日常」を綴りたいと思い、東京での自分の暮らしはたまにTwitterにつぶやくぐらいだったのですが、たまに「登山や温泉以外についても書きたいな……」と思うことがありました。

はてなブログで別館ブログを作ったこともあったのですが、なんとなくしっくり来なくてあまり更新もせず放置していました。しかし、2019年にnoteで有料マガジンを試しに更新したところ「これはいい!」となり、以降日常に関するあれこれはnoteに書いています。

2019年は、10月10日から12月31日まで毎日日記を書いていました。

日記を毎日書くのは飽きたのでやめてしまったのですが、2020年にマンションを購入したので、マンションを探して売買契約書を締結するまでの話を書いたり。

もうすぐ完結しますが現在はこの続編として、売買契約書締結後のローン決済・転居までを全19回の予定で連載中です。

Proサービスも契約しているし、できればはてなブログで完結させたかったのですが、私の書きたいことや思いが、noteの仕組みにフィットしてしまいました。

上記の連載記事について私は
「かなり個人的なことを書くから、あまり拡散されたくない」
「ブログや著書を読んで、もっと私の書いた物を読みたいと思った人だけに読んでほしい」
と思っていたのです。
いくばくかのお金をいただくことでその願いは叶えられ、変に拡散されたり、悪意あるコメントをされたりすることなく、書き続けられています。

それから、毎日日記を書くのに3ヶ月で飽きてしまったように、山や旅以外で何か1つのテーマで書こうと思っても、数ヶ月~1年ぐらいで飽きてしまうことが実は多くて。
そのたびに別のブログを立ち上げていてはきりがないけど「雑記ブログ」にしていろんなテーマの記事を乱立させるのも何か違う……と思っていたので、noteの「マガジン」という仕組みは、とても都合が良かったのです。

もう間もなく、マンション購入についての連載は終了予定なので、次は広く「食」についてエッセイ的なものを書きたいなあとぼんやり考えています。

もし、興味を持たれた方は、noteのアカウントをフォローしていただけますと幸いです。

「山と温泉のきろく」の人気記事・定番記事

2019年の5月に、それまで書いた記事の中で特に多くの人に読んでいただいたものや、私自身が気に入っているものをまとめた記事を公開しています。

2019年5月までの記事についてはこちらの記事を参照いただけるとわかりやすいかと思います。

2019年5月以降に更新した記事で、多くの方に読んでいただけたものは以下です。

登山に関連する記事

2017年に「ソロ登山のメリット」という記事を公開し、多くの人にお読みいただけたので「メリットだけではないよ!」という警鐘の意味も含めて書いた記事です。

本当に、1人で登山することに向いていない人というのは残念ながらいます。

それから、コロナ禍前後からキャンプがブームになり、テント泊登山を始めた人も増えただろうということで、登山口からあまり歩かずにたどり着けるテント場のまとめ記事。

私自身の初めてのテント泊は、バス停から約30分、ゆるやかに登っていくだけの場所でした。

テント泊と山小屋泊の良いところ微妙なところを比較した記事。

テント泊をし始めると「山小屋泊なんて……」と言い始める方もわりと多いのですが、山小屋泊も楽しいですよ!というお話です。

テント選びについての記事。

テント泊を始めて10年ぐらいで4つのテントを使ったのですが、長期間使っているのは2つです。私の場合、あまり軽すぎるテントは強度面で不安を感じたり居住性に不満を持ったりしがちで、ある程度重量あるテントを好んで使っています。

雨の日でもこういう山なら楽しいよ!という記事。

特に登山にハマったばかりの頃って、雨でも山に行きたい!と思ってしまいがちなのですが……雨の日は危ない山もあるので、少しでも楽しくて危険の少ない山を選んだほうがいいよね、というお話。

温泉旅と登山をくっつけた、最高に贅沢な旅の提案。

コロナ禍で山小屋やテント場の利用人数を制限しているところも多いので、温泉宿に泊まって山に登る旅は、今後も引き続き紹介していきたいです。

山道具や登山関連の書籍についての記事

毎年年末に書いている「買ってよかったもの」の記事の最新版。

買ってよかった山道具も、毎年いくつかご紹介しています。

2019年に大型台風が襲来したときに書いた記事。

テント泊登山で使用する山道具は「電気もガスも水道もないところで生活する」ことを前提としたアイテムなので、非常時も役に立ちます。
山での食事で食べることの多い「アルファ米」や「フリーズドライ食品」「常温保存のレトルト」なども、簡単に調理できて洗い物も少なく済むので、備蓄しておくと良いです。

温泉宿・温泉地についての記事

温泉宿についての記事は、毎年恒例のように更新しているテーマが3つあります。

まずは「今年泊まりたい宿」を各都道府県から1軒ずつ選んだ記事。

私自身がほとんど一人旅なので、すべて「1人で泊まれる温泉宿」を選んでいます。2022年版も間もなく公開予定です。

それから、1年間で泊まった宿の中から「部屋」「風呂」「食事」が良かった宿ベスト3を選ぶ記事。

「2017年に泊まった宿」から毎年更新を続けており、2021年版を現在選出中です。

「部屋」や「食事」の良い宿は「宿泊料金が高めの宿」なことが多いので、コスパ重視のランキング記事も毎年更新しています。

2020年は「2食付きの宿泊料金が2万円以下」の宿でベスト10を選びました。もちろん、すべて1人で泊まれる宿です。

次に、これはわりあい最近書いたものですが「好きな温泉宿」を10軒選んだ記事。

単純に「好きな宿」とすると、とても10軒に絞ることができなかったので「ブログに宿泊レポートを掲載済みの宿」の中から10軒選びました。

それから「好きな温泉地」を10ヶ所選んだ記事。

やはりというか、山深いところにある温泉地を多く選んでしまいました。

「青森県の温泉地紹介」の記事は、緊急事態宣言発令中でなかなか外出できなかった時期に「出かけられるようになったら青森に行きたい!」思いをこめて書きました。

宣言解除後には下風呂温泉をはじめとした、いくつかの青森県内の温泉地に足を運んでいます。

夏の暑い時期に特に足を運びたくなる、ぬる湯や冷鉱泉が楽しめる宿のまとめも。

サウナにはあまり入らないのですが、冷鉱泉と熱い源泉の交互浴ができる宿が大好きです。

おうち時間を楽しむための記事

2020年の春はなかなか外出することができなかったので、おうち時間を楽しんだり、快適に過ごすための記事もいくつか更新しました。

テレワークで自宅で過ごす時間が長くなったのでぬか漬けを始めたり。

長芋とみょうが、ゆで卵のぬか漬けが特に好きです。

それから、テレワークを快適に行うために環境を整備したので、それを紹介する記事も書きました。

自宅で仕事をする環境が整ったので、コロナ禍前はブログもカフェやファミレスで書くことが多かったのですが、自宅でもじっくりブログを書けるようになりました。

出版・寄稿・イベント出演など、その他の活動紹介

2017年の秋に初めて「マネ会」というメディアに寄稿の依頼をいただいてから、ありがたいことにさまざまなメディアに寄稿させていただきました。

2017年~2019年の春までに寄稿した記事についてはこちらにまとめています。

コロナ禍以前は旅行系のメディアからお声がけをいただき、取材記事を書かせていただくことが多くありました。自分のブログと違って「写真撮影失敗したー」とか言っていられないので毎回緊張しましたが、それも良い思い出ですね。

2020年10月に著書「ひとり酒、ひとり温泉、ひとり山」を上梓

まずは何と言っても!KADOKAWAより2020年10月に著書を出版しました。
この本は「はてなブログ」の書籍化プロジェクトでお声がけいただき、全文書き下ろしました。

週刊はてなブログの記事では、出版までの経緯や「まだコロナ禍が終わったわけでもないのに旅の本を出していいのか?」という葛藤についてを綴りました。

また、本の内容や、どんな方に読んでもらいたいか、どんな方なら楽しめるかということはブログにも書いています。

それから、自分で書いた記事ではありませんが「河北新報」で著書をご紹介いただき、その紹介文があまりにもすばらしくて感動したので、ご紹介します。

今回出させていただいた著書に関しては「ひとり旅を楽しむためのエッセイ」ということで「情報」よりも「読んで心に残る文章」であることに重きを置きました。
発売時点での私の持てる力を出し尽くして書き上げたので、褒めていただけると本当にうれしいなと思います。

企画開始時点ではもう少し情報多め、ガイド的要素が強い本を作ってみたいとも思っていたので(執筆開始前にエッセイでいきましょう!という方向になったのですが)いつか機会があればそういう本も作ってみたいなと思っています。

ヤマケイオンラインの連載「ひとり温泉登山」

著書を出版する直前のタイミングで、登山者の憧れ・山と渓谷社(私は憧れてましたよ!)のWebメディア「ヤマケイオンライン」に連載をさせていただくことが決まりました。

「登山の前後に1人で温泉宿に泊まる」ことをテーマとした「ひとり温泉登山」という連載です。

この連載も掲載されているヤマケイオンラインのコラムコーナー「YAMAYA」には、あの高橋庄太郎さんの「山MONO語り」や、著書を愛読させていただいていた西野淑子さんの「下山メシのよろこび」など魅力的な連載がたくさんあり、恐れ多いなと思いつつも、毎月がんばって執筆しています。

NHKラジオ、石丸謙二郎さんの「山カフェ」にゲスト出演

著書を出版した1週間ほど後に、NHKラジオの石丸謙二郎さんの番組「山カフェ」に電話出演させていただきました。

お声がけいただいたのは著書とはまったく関係なく、ブログの読者の方が

「月山ももさんのブログを読んでここに泊まりました!この山に登りました!」

と番組に投稿されたり

「月山ももさんをゲストに呼んでほしい!」

とリクエストしてくださったことから、出演依頼をいただけたんだそうです。投稿・リクエストしてくださった方、ありがとうございます!

顔出ししていないのでテレビのお話やイベント出演などはだいたい断っていたんですが、ラジオは声の出演だけなのでありがたくお受けし、歩いてしか行けない温泉宿の話をさせていただきました。

川村エミコさん、永井千晴さんとトークイベントに出演

実は、著書の発売後「サイン会」などのお誘いもいただいたんですが、顔出ししていないことと、コロナ禍の最中に私なんぞのサイン会の需要があるように思えなかったので、だいたいお断りしていました。

ですが1度だけ……たんぽぽの川村エミコさんながちさんこと永井千晴さんという豪華な顔ぶれのトークイベントにお声がけいただき、配信イベントに出演させていただきました。

本当は、会場にお客さんも入れての配信&リアルイベントの予定だったのですが、直前にまん延防止等重点措置が出てしまい、急遽配信のみのイベントに……。
しゃべり慣れてないので配信でもめちゃくちゃ緊張しましたが、お2人にお会いできてうれしかったです!

新潟日報 生活欄のコラム「甘口辛口」に短期連載

新潟日報の生活欄「甘口辛口」で食に関するコラムを短期連載しました。
さまざまな方が10回程度、短いエッセイを連載するコーナーです。私は文章が長いので、文字数が限られたコラムは書くの大変かなーと思ったのですが、意外にも、とても楽しく書くことができました。

この連載の執筆が楽しかったので、最近「noteで食に関するエッセイを書こうかなあ」とぼんやり考えているところです。

その他、2019年~2022年までの寄稿・連載

はてなブログの特別お題キャンペーンの「見本」として「生活習慣」に関する記事を書きました。

かあいがもんさんと並んで掲載されてうれしかったです。

「りっすん」には、仕事に関連して2度寄稿させていただきました。

「趣味と仕事」みたいなテーマの内容ですが、普段あまり仕事について書くことがないので新鮮で楽しかったし、大げさかもしれないですが、自分の人生を見つめ直すきっかけになったように思います。

その他、楽天カードのメディア「Fun!Pay」に「ご褒美ごはん」というテーマで寄稿させていただいたり。

ぬか漬けを始めて家飲みが充実した話なども。

SUUMOタウンには「15年住んだけどそこまで好きになれない街」吉祥寺について書かせてもらいました。

じゃらんニュースでは、執筆は担当していませんが、ハイキングの入門記事の監修と、写真を提供させていただいたり。

スポーツジムのエニイタイムフィットネスのWebマガジンでは、一人温泉旅についてのインタビュー記事を掲載いただきました。

それから「びゅうたび」には、旅の取材記事や旅行グッズについての記事を何度か寄稿しています。

お仕事を依頼してくださった皆様には、ご迷惑をおかけすることも多かったと思います。(締めきりは守りますが、コミュニケーション下手くそなので……)
ブログではけして書かないであろうテーマについて書かせてもらうことも多く、自分の中の可能性を発見するきっかけにもなっているなあと感じているので、今後も(すべてのお話をお受けできるわけではないですが)お声がけいただけた際はできる限り書かせていただきたいなと思っています。

note、Twitter、Instagramもやっています

リンク置いておきます。

Instagramはこちらです。

私のこれまでの人生について

生まれてから今までのことを、つらつらと書きます。

山形県庄内地方で生まれ、高校卒業まで過ごす

山形県の庄内地方に生まれ、高校卒業まで過ごしました。
年齢は非公表としていますが、世代としては氷河期世代ど真ん中です。

山形県は、鳥海山、月山をはじめ、朝日連峰、飯豊連峰、蔵王山、吾妻連峰など数多くの名山と、肘折・蔵王・湯田川・あつみなどなど数え切れないほどの名湯に恵まれた、見どころの多い県です。今思えば。

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遠足で何度も登らされた「羽黒山」もいい山だなと、今となっては思います。

しかし、実家にいた頃の私は「好きなバンドが山形県ではライブをしてくれないのがつらい」とか、そんなことばかり考えて過ごしていました。

今ならライブに足を運ぶことも難しくはないのですが、中学・高校のときに好きだったバンドやアーティストの多くは既に活動していなかったり、あるいは私の中で追いかける情熱がなくなってしまいました。

しかし、子供のころ大好きだったチェッカーズのボーカリスト、藤井フミヤ氏のことは今でも好きで、ライブにもときどき足を運んでいます。きっと彼のことだけは生涯好きな気がする……。

フミヤ氏も一人で山に登られるそうで「藤井フミヤの山に登りたい」という番組に出演されていたこともありましたね。
チェッカーズ時代の彼のことを思い出すと、一人で山に登るようなタイプにあんまり思えなくて不思議な気持ちになるのですが、同じ趣味を持っていると思うとうれしかったりもします。今も彼は登り続けているのだろうか……。

地元にはもともとそんなにいい思い出はなかったのですが、登山と国内旅行が趣味になって、帰省のついでに近くの温泉地や山に立ち寄るうちに、住んでいたときに思っていたよりもいいところなんだなと思うようになりました。

そのあたりは著書や、ブログだとこちらの記事に書いています。

また、私のペンネーム「月山もも(つきやまもも)」という名前は、故郷の山、出羽三山の「月山」から拝借しました。

著書「ひとり酒、ひとり温泉、ひとり山」の第1章「ひとり酒」は高校時代に通った地元の喫茶店「コフィア」の話から始まります。(広く1人での外食について書いた章で、お酒を飲まない店の話もたくさんあります)

本当に素敵な喫茶店なので、駅にも近いですし、鶴岡に行かれたらぜひ立ち寄っていただきたい場所です。

陸上サークルで走りつつ、ライブハウスやクラブに通った大学時代

「東京に行ければ大学はどこでもいいや」と思っていた私ですが、大学選びで1点だけこだわったことがありました。

「渋谷になるべく近い場所にキャンパスがあり、そこに4年間通える」

ことです。
近年は学生の数も減り、大学の都心回帰が進んだように思いますが、当時は「1~2年生は郊外にあるキャンパスに通い、3~4年生だけ都心のキャンパスに通う」大学が多かったのです。

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中でも「渋谷」にこだわったのは、受験生だったころに「渋谷系」と呼ばれていた音楽が好きだったからという、今思えばしょうもない理由でした。

渋谷系と呼ばれていた人たち(小沢健二やピチカートファイブ、カジヒデキなど)が、本当に渋谷にいるわけでも何でもないんですけど(それは田舎にいても一応知ってはいたのですけど)渋谷に行けば何か、近づけるような気がしていたんでしょうね……。

そんな私を受け入れてくれた寛大な大学は、三軒茶屋にある女子大で、校風としてはまったく寛大ではない、とても厳しい学校でした。今は少し変わったようですが、当時は厳しすぎて人気がなかったと思います。

女子大なので入学式には他大学のサークルがたくさん勧誘に来ており、その中から某大学の陸上競技サークルに入会することになりました。高校時代から箱根駅伝が好きで、スポーツの中では陸上競技が1番好きだったので、マネージャーとして入部したのです。

競技者ではなくマネージャーで、しかも2年の終わり頃にはほとんど行かなくなってしまったのですが、市民駅伝などに何度か選手として参加させてもらったのは良い思い出です。

学生時代は祐天寺に住んでいて、三茶の学校には、三宿を通って自転車通学していました。著書にも書きましたが、学生時代は三宿にあった「web」というクラブに通いましたね……。

祐天寺に住んでいた頃のことは、こちらの記事にも書いています。

離れてしまったけど祐天寺は、今でもとても好きな街です。

祐天寺に住んでいた頃は、三宿のほかに下北沢のライブハウスにもめちゃくちゃ通いました。週3ぐらい下北にいて、何なら学校より頻繁に下北に通っていたかも……。

下北沢も渋谷も、私の学生時代とはかなり変わってしまいましたが、今も心の故郷のように思っている街です。

氷河期で苦労したがどうにか就職、吉祥寺の近辺に引っ越す

大学卒業を迎えるころ、ときは就職氷河期のまっただ中でした。就職時期を少しでも遅らせたくて修士課程に進学し(文系なので進学しても就職が良くなるわけではないのですが)どうにか修士論文も書いて就職も決まった私は、卒業と同時に祐天寺から吉祥寺近辺に転居しました。

転居の理由は、祐天寺の部屋の家賃は新卒1年目の給与で払っていくには高かったことと、当時好きだった人が吉祥寺に住んでいて

「吉祥寺に引っ越してくればもっと遊べるから、引っ越しておいでよ」

と誘いかけられたからです。
そのあたりのことは、昨年SUUMOタウンに寄稿させていただいたこちらの記事に詳しく書きました。

吉祥寺が好きで引っ越したわけではなかったので、近くに住んでもやはり、そんなに好きにはなれなかったのですが……住んでいる間に温泉旅と登山が趣味になりました。吉祥寺は土日に人が多すぎるのが苦手だったのですが「土日は温泉や山に出かけてしまえばいい!」と考えを変えたのです。

中央線は、奥多摩や山梨・長野方面の山に早朝から出かけるのにとても便利な路線なので、今となってはここに住んでよかったなと思っています。

吉祥寺の近くの家には15年ほど住んだのですが、その間に2度転職しました。
仕事についてはあまり多くは語れないのですが、こちらの寄稿記事では転職や仕事についても少し書いています。

吉祥寺はあまり好きではない、と言いつつ、住んでいた部屋のことはけっこう好きだったし、何より引越が大嫌いだったので15年も住んでしまいました。

しかし2020年、コロナ禍でテレワークが増えたことなどから、本当に久々に引越を検討するようになりました。

引越の検討からマンション購入を決めるまでの話は、こちらのnoteに書いています。

2021年の2月に転居し、不満もありつつもそれなりに楽しく暮らしています。

ひとり温泉旅・ひとり登山についてよく聞かれること

ここからは、ひとり温泉旅やひとり登山についてよく聞かれることについて書いていきたいと思います。

なぜ1人で温泉に行くの?

人と予定を合わせるのが面倒だから、というのが一番大きいです。
日程を決めるときもそうですし、旅先での行動もある程度は合わせる必要がありますよね。それがとても面倒くさい。

私は観光には興味がなく、山と温泉と、あとは飲んだり食べたりを楽しめれば良いのですが、同行者も同じ嗜好だとは限らないですよね。

温泉に入るときも、たとえば男性と一緒に日帰り温泉に行ったりすると、だいたいの待ち合わせ時間を決めて、その時間までにはあがらなきゃ!みたいなことになると思います。でも本当は「この温泉いいな!」と思ったら、時間を忘れて楽しみたいんです。逆に「ここはあんまりだな」と思ったらさっさとあがって次々、みたいなこともやりがちなので、どっちにしろ、同行者がいるとちょっと大変になってしまいます。

一人だと土日で温泉旅に出てもあまり疲れません。

温泉旅館で一人飯は寂しくないのか

一人暮らしが長いですし、普段から一人でしょっちゅう外食もするので「一人で食事をすること」が寂しいと思うことはありません。

ですが正直に言うと、一人旅を始めたばかりの頃は、宿の大広間や宴会場などで一人で夕食を食べるのは少し抵抗がありました。

寂しくはないんですけど、周りの人から「1人で温泉宿に泊まっているなんて寂しい人だ」と思われるのが嫌だったんですよね。

同じように思う方は多いと思うので、一人旅初心者の方はやっぱり、部屋食や個室食事処の宿を選んだほうが気楽だろうなとは思います。それで、こういう記事も書きました。

ただ、私自身はもうすっかり慣れてしまったので、宴会場で1人で食事をするのも別にどうということはありません。
お子様連れのファミリーと隣の席……とかはちょっと避けたい気持ちはありますけど。(お子さんは遠慮なしに「あの人はどうして1人でいるの?」とか大きな声で親御さんに尋ねたりするので……ちょっと心臓に悪い)

ただ基本的には、何か思われたり言われたとしても、どうせもう二度と会わない人たちなんだからどうでもいいやーと思っています。お酒が飲める人なら、夕食前にちょっと飲んで酔ってしまえば気が楽になります。

また、部屋食は部屋食で、部屋ににおいが籠もったり、お部屋係の方と会話をするのが面倒だったりもしますから、間を取って個室食事処の宿が一番気楽でいいなと思います。

一人での食事は気楽ですが、別注料理が食べたいときやボトルしかないお酒を頼みたいときなんかは、誰かと一緒ならこれ頼めるのになあ……と残念に思うこともあるんですよね。

自由度は減っても、たまに親しい相手と一緒に行く旅はいいものだとは思います。ごくたまにでいいですけどね。

どんな山に登るのが好きなの?

「楽で温泉がいい山」が好きです。過去に、こういう記事も書いています。

登山をする人の中には「大変な山、きつい山に登れることが上級者の証」だからどんどん難易度の高い山、きつい山に登りたい!という方もわりと多くいます。

大変な山に登れることはすばらしいことだと思うのですが、私は基本的に1人で登っていることもありますし「どんどん高みを目指したい」という気持ちはまったくありません。やはり、難易度の高い山のほうが、事故を起こす可能性も高くなってしまいますしね……。

ただ「100%安全な山」というのはどこにもないですし、ある程度難しい山に登る経験を積んで体力・技術を高めておくことで「楽に安全に登れる山」が増えていく、というところはあります。高みを目指したいわけではないけれど、今の自分ならここなら登れるなというラインを見極めて挑戦していくことは必要だな、という思いは常にあります。

とは言え、好きなのは楽な山です!

楽というのは「登るのが楽」という意味のほか「アクセスが楽」ということも含まれます。

たとえば、秋田駒ヶ岳という山が最高に好きです。8合目までバスで行けますし、麓には乳頭温泉をはじめとしたすばらしい温泉がたくさんあります。

初夏には高山植物が咲き乱れ「ムーミン谷」と呼ばれるエリアでは、チングルマが狂ったように咲き乱れています。

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高山植物は、時期を逃すとあっという間に散ってしまうので、この光景に巡り会えたときはうれしかったですね……。

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同じころに、別のエリアではコマクサも眺めることができます。

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そして、下山すれば麓は温泉だらけなのです!

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1人でも泊まりやすい、すばらしい宿もあります。

それから秋田駒ヶ岳は「日本百名山」に選ばれなかったところも、特に気に入っているポイントです。

百名山には「百名山ハンター」的な登山者が押しかける傾向があるので……こんなすばらしい山、もし百名山に選ばれていたら、混んで大変なことになっていたでしょう!

紅葉の盛りの土曜日でもそこまで混雑していないのは、東京から遠いことと、日本百名山に選ばれなかったからだなと思っています。

秋田駒ヶ岳についてひたすら褒め散らかしてしまいましたが、山域としては自宅からのアクセスが比較的いいということもあり、八ヶ岳が大好きです。
同じ理由で、金峰山も好きですね。
もしも、立山が八ヶ岳ぐらいの近さにあったら、きっとめちゃめちゃ好きだっただろうなって思いますが……考えると、遠い割には立山のことは大好きですね!やっぱり、温泉に入れるのもいいですし。

山小屋がたくさんあって、整備されたエリアが好きなので、南アルプスよりは北アルプス、中でも槍ヶ岳や穂高連峰、常念山脈などのどメジャーなエリアが大好きです。

とは言え、携帯のつながらない山深いエリアにもまあまあ足を運んではいるのですが、何度も行くとなるとメジャーな山のほうが安心して登れていいなあと、思ってしまいますね。

そのあたりはやはり「女一人で登っているから」というところも大きいように思います。

なぜ1人で山に行くの?

このあたりについては、著書でも詳しく触れていまして、これが「ひとり山」の章のテーマと言ってもいいくらいですね。

「なぜ」に対する答えとしては、1人で温泉に行く理由と同じで「人に合わせるのが面倒だから」というのが一番大きいです。

ただ温泉旅と違って、もともとは「山って1人で登っちゃいけないんじゃないか」と思っていたんですよね。それで、一緒に登れる仲間を探していた時代もありました。登山イベントに参加してみたり、山岳会もいくつか見学に行ったり。

だけどそういう、グループでの登山が本当に、ぜんぜん楽しくなかったんです。
これはダメだなーと思いまして。開き直って1人でコツコツやることにしました。

たぶん経験ある方と一緒だったら、1年目から標高の高い山やレベルの高い山、あるいは車じゃないと登山口まで行けない山に登れたり、という良いこともあったんだろうとは思います。それはわかった上であえてそういったメリットを捨てて、1人で簡単なところからちょっとずつ、ステップアップする道を選びました。
1年目2年目ぐらいは、登山雑誌や山の初心者向けのムックなんかもめちゃめちゃ読んでましたね。

そうやってずっと登っていると、別に1人だから危ないってこともないんじゃないかな、と思えてきました。何人で登ったって完全に安全な山なんてどこにもないですし、身の丈に合った登山計画を立ててさえいれば、ある程度危険は減らすことができます。

それに「もう1人でいいじゃないか」と思い始めたころに、同じように「基本的には1人で登るのが好き」という主義の友達も1人2人できまして。たまにその友人たちと登るのは本当に楽しいな、と思います。
いつも1人で登っている人同士なので、どちらかがどちらかに頼るというようなこともないし、距離感がちょうどいいんですよ。

ただ、人と一緒に登るとなんだかんだずっと話をしてしまうので、そこに体力を取られて1人のときより疲れるような気はします。1人登山は省エネでもあるんですよね。

少し古い記事になってしまいますが1人で登山をすることの良さについては↑こちらの記事に書いています。さらに気になった方は、著書を読んでいただけるとうれしいです。

どんな山行をしているの?

一言で言うと、頂上を目指すより下山後の温泉を目指し、温泉の後の一杯を何よりも楽しみにしているハイカーです。
頂上は、たどり着ければ「登れてよかったなあ」と思いますが、天気が悪かったりして登頂できなくても、眺望があまりよくなくても、温泉にさえ入れれば実はあんまり気にしませんし、登頂できなくても下山後のお酒はおいしいです。

なのでバリエーションルートや沢を登ったり、アルパインクライミングなどもぜんぜんやりません。

ただ、しんどくてもテントは担ぎます。テント泊は1人になれるのでわりと好きです。
小屋泊も好きなので、小屋がすいている時期は小屋泊もします。

冬も登ります。雪山も少しだけ。
冬山は、赤岳には登らないけど天狗岳・硫黄岳までなら登る、とかそのぐらいですね。
冬の北八ヶ岳は大好きで、毎年のように行きます。

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写真は冬の天狗岳。
晴れた冬の朝の八ヶ岳はものすごく美しいですが、最低気温が-20度に達することもよくあり、凍りつくほど寒いです。寒いですが、下りた後に温泉が待っていると思えば、がんばれます。

百名山は特に意識していないのですが、百名山に選定されている山は登山道が整備されていて登山口へのアクセスもいいため、比較的多く登っていますね。

百名山に選ばれている高山よりも実は、整備の行き届いていないあまり登られていない低山のほうが難しいことも多いと思うのです。

好きなもの・嫌いなもの

終わり方がわからなくなってきたので、最後に好き・嫌いについて書いて終わりたいと思います。
気分が変わったり何か思い出したら都度追記・修正します。

好きな食べ物・飲み物・飲食店

寿司・鰻・クラフトビール・ステーキ・フレンチ・ピザ・白子・あん肝・レバー・なめろう・コーヒー・喫茶店・チーズトースト・蕎麦屋で一杯呑むこと・天ぷら・すき焼き

好きな人

藤井フミヤさん、藤木直人さん、三宅健くん、長谷川博己さん
フィギュアスケートの高橋大輔さん
長距離ランナーの設楽啓太さんと、その恩師の東洋大の酒井監督

好きな作品・作家さん

江戸川乱歩(大学~修士課程通して専攻)
有栖川有栖さん(学生アリスシリーズが中学生のときから大好き)
吉本ばななさん(ばななさんの作品やエッセイに出てくる飲食店に行きたがる)
さいとうちほさん(歴史ものよりフィギュアスケートとか芸術系のお話が好き)
よしながふみさん
安野モヨコさん
桜沢エリカさん(メイキン・ハッピィ、エスケープが特に好き)
弘兼憲史さん(高校生のときから島耕作が好きです)

好きなもの・こと

文章を書くこと・自分の書いた文章を読むこと
書店巡り・駅伝観戦
井の頭線
移動手段では電車

苦手な食べ物

焼酎・ジン(なぜか悪酔いする)
和辛子(おいしさがわからない)
多すぎるわさび(鼻の粘膜弱い?できればないほうがいい)

苦手なもの・こと

団体行動
寺社仏閣巡り
動画を見ること(自分のスピードで見れないからなんかイライラしてしまう)
アニメ(動画と同様。実写映画は配役次第で見るけどアニメはまったく)
車に乗ること
岩場の下り・徒渉・ザレた急坂を下ること
サッカー・格闘技(見ることができない)
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