温泉ブログ 山と温泉のきろく

山好き女子の温泉と食と山旅の記録です。

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【すべて1人泊可能】2024年下半期に泊まって良かった温泉宿をエリア毎に8軒厳選した

2024年の7月~12月に1人で泊まった、各エリアで最も印象深かった温泉宿をご紹介

2017年から毎年、1年間で泊まった宿の中から「部屋・風呂・食事が良かった」「2食付き2万円以下でコスパ最強」という観点でピックアップした記事を公開しています。

最新記事は2023年版で、2024年版は現在内容を詰めているところです。宿泊した宿すべてを公平に比較してしっかりとご紹介したい!という思いから、どうしても選定・執筆に時間がかかってしまいます。

また、毎年ご好評いただいているまとめ記事ではあるのですが「選出された宿のエリアが偏っている」というお言葉をいただく年もありました。

「今回は西日本の宿が少なめだからこっちの宿を選ぼう」というような忖度をせず、純粋に良かった宿を選んでいるので仕方がないのですが、これらのまとめ記事とは別に、偏りなくすべてのエリアの宿をご紹介する記事を出したい気持ちもありました。そこで、半年間毎に宿泊した宿の中で各エリアで1番印象に残った宿を紹介する記事を別途公開することにしました。

本稿は、2024年の7月から12月に1人で宿泊した宿の中で印象に残っている宿、端的に言えば「また泊まりたい」と思った宿を各エリアから1軒ずつピックアップしています。

今回選定した8軒の宿はすべて、公共交通機関を利用して私が1人で泊まった宿です。みなさまが2025年の旅を計画する際の参考になりましたら幸いです。

なお、2024年上半期に泊まった温泉宿については以下の記事にまとめています。

こちらも合わせてお楽しみいただけるかと思います。

◆ お知らせ ◆
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温泉宿や登山についてのブログには書けなかった情報や本音、日記などが読めます。

著書では、ひとり旅をもっと楽しみたい方に向けたおすすめの温泉宿もたくさん紹介しています。

 

北海道エリア:ピリカレラホテル

土曜日も1人泊OK・2食付き39,600円~

北海道エリアから選出したのは北海道の白老町にある全6室の温泉付きホテル「ピリカレラホテル」です。土曜日も1人泊可能な宿です!

2023年に泊まった宿で部屋が良かった第3位」でもご紹介した宿ですが、部屋だけではなく湯も食事もサービスも良いのです。ものすごく気に入ったので2年連続で泊まってしまいました……。

最寄り駅の白老駅から徒歩15分。前日までに宿に電話すれば駅まで送迎もお願いできます。特急停車駅である白老駅から徒歩圏内にあり、交通の便も良い宿です。

宿泊したのは11月下旬でしたが、駅前から少し雪のついた樽前山が見えました。いいなあ……樽前山。

今回もすばらしい滞在となりました。宿泊料金をチェックすると、私が泊まった11月よりも2月の平日はかなりお安く泊まれるようです。お近くの方や北海道に行かれる予定のある方はぜひ。

全室温泉浴室付き、モール泉の美肌の湯に癒やされ、鉄板フレンチも絶品

ピリカレラホテルの客室はすべて温泉浴室付き。洋室タイプと和洋室タイプがあります。

前回は洋室タイプでしたが今回は和洋室タイプ。洋室タイプでものすごく座り心地のいいソファが置いてあった場所に、和洋室タイプは掘りごたつがあります。

こたつ布団はないのですが、こたつの下が床暖房になっているのか暖かいのです。こたつで寝てしまう心配もないし、洋室よりPC作業がやりやすくて気に入りました。座椅子の座布団にもしっかりアイヌ模様の刺繍(部屋着にも入っている)が入っていました。

ピリカレラホテルには大浴場はなく、客室毎に設置された温泉浴室を利用します。

洗い場も十分な広さがあり、真っ黒なモール泉が常時かけ流されていて湯上がりは肌がツルツルになります。

ピリカレラホテルには大浴場はありませんが、予約制の貸切露天風呂があり、宿泊客は1回無料で利用できます。

広く、解放感抜群の露天風呂。
屋根がないので雨の日はちょっと大変そうですが、今回の滞在では青空の下、湯浴みを楽しむことができました。

食事は「鉄板フレンチ」か「和食会席」から予約時に選びます。
前回いただいた「鉄板フレンチ」がすばらしかったので、今回も鉄板フレンチにしました。お酒はワインのペアリング(泡・白・赤)をオーダー。辛口のスパークリングワインでまずは喉を潤します。

前菜の「北海道産きのこのケークサレ」は、濃厚なブルーチーズのソースでいただきます。オープンキッチンなので料理の仕上げや盛り付けをしているところを眺められるのも楽しいですね。

野菜を押し固めてゼリー寄せにした「野菜のプレッセ」も見事な美しさ。

魚料理は「スモークした色丹産天然ブリのミキュイ」を白ワインソースで。

赤ワインと白ワインは、何種類かボトルを見せてくれて好みのものを選ばせてくれました。

肉料理は「A4ランク白老牛のサーロインステーキ」で、もちろんガーリックライスと共にいただきました。

朝食も品数豊富で、炊きたてのご飯の上にイクラを「ストップ」と言うまでのせてくれます。

食後は朝からかなりお腹いっぱいでしたが、チェックアウトがゆっくりめの11時なのもうれしい!

一休みしてギリギリまで部屋風呂に浸かってチェックアウト。実はこちらの宿、ワインだけでなく日本酒の品揃えもかなり良いので、夕食で和食をいただきにまた泊まりにきたいなと考えています。

東北エリア:山形県 山形座 瀧波

平日のみ1人泊可能・2食付き62,920円~

東北エリアから選出したのは、山形県の赤湯温泉にある「山形座 瀧波」です。

もう何年も前から気になっていた宿でしたが、なかなかのお値段なので一歩を踏み出せずにいました。しかし2024年こそは泊まりたい!と思い、毎年公開している「今年泊まりたい宿」の記事でも「山形県で泊まりたい宿」に選出していました。

そしてようやくようやく宿泊が叶い、やはり期待以上にすばらしい宿でした!

赤湯駅からタクシーで10分ほどですが、事前予約制で14時30分または15時30分発で送迎してもらえます。

ちなみに赤湯駅から歩くと30分ぐらいです。あんまり歩く人はいなそうですが、私は帰りのみ歩いてみました。

スナックがたくさんあってなんだか楽しそうな街でしたね。

平日のみ1人泊可能で、なぜかじゃらんでは1人泊のプランが出ていないのですが、楽天トラベルや一休から予約可能です。

露天風呂付きの快適な客室、お酒も料理もサービスもすばらしいの一言

山形座瀧波は全客室に露天風呂が付いている宿で、どの部屋に泊まるかを予約時に選ぶ方式です。

私は「YAMAGATA03」という、山形で製造された家具や山形の工芸品などを集めた部屋に宿泊しました。

座り心地のよいソファのほかにデスクとチェアのスペースもあり。

椅子の座り心地も大変良かったです。
ラグジュアリーな宿なので、今日ぐらいPCを開かずにのんびり過ごしたいと思っていたのですが、執筆が捗りそうな環境だったので少し書き物をしたり。Wi-Fiも速くて快適でした。

露天風呂は蔵王石をくりぬいて作られたもので、広さも十分。

檜風呂のお部屋もあるのですが、私は少し浅めの浴槽のほうが好きなので石風呂の部屋を選びました。屋根がついているので、雨の日でも快適に湯浴みが楽しめそうです。

館内着は浴衣と上下が分かれたものがあり、好きな色・柄・サイズのものを自分で選んで持っていく仕組み。

上下が分かれた作務衣タイプの部屋着って、快適だけど胸元がはだけそうになるのがちょっと気になったりしますが、瀧波さんの部屋着は中に着るTシャツまで用意されていて至れり尽くせりでした。

また浴室は、客室露天風呂だけでなく男女別の大浴場もあります。

内湯も天井が高く雰囲気があり、露天風呂は客室露天と同じ蔵王石をくりぬいた浴槽でしたが、客室風呂の2~3倍はある大きな浴槽で、ゆったりと湯浴みを楽しめました。大浴場も夜通しの利用が可能ですが、部屋風呂があるのでいつ行っても空いているのも良かったですね。

お風呂上がりはラウンジへ。フリードリンクコーナーがあり、日中はコーヒーやお茶のほか缶ビールなどもフリーで飲むことができます。

夜は日本酒やヨーグルトのリキュールなども楽しめるようになっていました。

ラウンジは築350年の古民家を移築したという雰囲気ある建物で、畳の上に北欧家具が合わせられていてモダンな空間になっています。

ロッキングチェアのあるスペースが何とも良い雰囲気で、椅子に揺られながらコーヒーやお酒を楽しみました。

ラウンジには図書コーナーがあったんですが、拙著「ひとり酒、ひとり温泉、ひとり山」も置いてくださっていて感激!

思わず「こちらの本はどなたのチョイスなんですか?」と聞いてしまったのですが、社長のチョイスだそうです。社長ありがとうございます。

そして食事も本当にすばらしかったです……。オープンキッチンで調理しているところを眺めつつの夕食です。

和食・洋食などの括りにとらわれない、見た目にも美しく、素材の味わいを活かした料理の数々。

そして、驚いたことに注文していないのに何種類ものお酒が料理に合わせて出てくるのです。特にペアリングプランで予約したというわけではないのですが、お酒も含めてのコース料理ということなんでしょう。

アミューズと共にスパークリングワイン、天ぷらと共に日本酒の東北泉が。

サービスでいただけるお酒以外の、ドリンクメニューのラインナップもすばらしいのでもちろんオーダー。

新政のエース「亜麻猫」をひさびさにいただきました。とてもジューシー。

置賜と白神山地の天然きのこのお吸い物は、松茸入りでものすごくよい香り。

打ち立ての蕎麦は、つゆの他に庄内の花塩が添えられていました。

舟形マッシュルームと庄内地鶏のクロケットに花びらのようなものが添えられていたのですが……このお花、生のマッシュルームを使ったタルトで、めちゃくちゃおいしかったです。

もちろんクロケットも最高においしいのですが……見た目にも美しく味も想像をはるかに上回るおいしい料理が次々と提供されます。

メイン料理の米沢牛は「内もも」を使用。焼く前に席を回ってお肉を見せてくれる、オープンキッチンならではのパフォーマンスも楽しめます。

1組ごとにカセットコンロが設置されていて、食事の開始と共に土鍋でご飯を炊いていたのですが、お肉の焼き上がりに合わせてこちらも炊き上がり。

「夢ごこち」という品種だそう。10月の宿泊だったのでうれしい新米です。

米沢牛はわさび、黒にんにく、かぼちゃのソースと花塩が添えられています。
お酒にもご飯にも合うのであっという間に食べ終わってしまったのですが、なんと米沢牛、お替わりがありました!

もちろんいただきました……。

デザートはシャインマスカットをはじめとしたスライスしたぶどうの下に、ラムで香り付けしたマスカルポーネチーズを敷いたもので、見た目にも美しく味も本格派。

ご飯が残ってしまってもったいないな……と思ったら、おにぎりにして夜食に持たせてくれました。

朝食も、もちろんすばらしく。芋煮も出ました。お米は昨夜とは違って「つや姫」でした。こちらも新米で大変おいしいご飯です。

ヨーグルトに添えられたフルーツは「普通のシャインマスカット」と「完熟のシャインマスカット」を合わせるこだわりぶり。

今回は秋の宿泊でしたが、春には山菜、冬にはジビエが出ると聞き……。気軽に泊まれる宿ではありませんが、きっとまたいつか泊まりたい!と思っています。

関東エリア:神奈川県 湯河原温泉 源泉 上野屋

土曜日も1人泊OK・2食付き22,000円~

関東エリアからは湯河原温泉の源泉上野屋を選出しました。

湯河原駅から奥湯河原行きのバスに乗り「温泉場中央」バス停で降りればすぐですが、2つ手前の「見附町」で降りて、ビールスタンドかどやさんでクラフトビールを1杯。

それから「湯元通り」という石畳の雰囲気ある道を通って源泉上野屋へ。

こちらの宿には2022年の9月に初めて宿泊し、そのときもすばらしい宿だなと思ったのですが、1人泊のプランが出ていないことが多かったので、積極的にご紹介はしていませんでした。

しかし、最近チェックしてみたところ平日ならば比較的日程の選択肢も多いですし、土曜日に空室が出ていることもたまにあります。実は私も、2024年の12月に珍しく土曜日に1人泊のプランが出ていたので「これは行かなくては!」と思って即座に予約し、今回も大満足の宿泊となりました。

風情ある建物、食事もおいしく敷地内から湧出する源泉は貸切風呂でも楽しめる

源泉上野屋は創業300余年の江戸時代から続く歴史ある老舗旅館で、本館、別館、玄関棟は登録有形文化財にも指定されています。

建物は改修を加えながらも歴史ある老舗旅館の雰囲気を残しており、急な階段すらも味わいがあって美しかったです。

今回宿泊したのは、急な階段を上った先にあるトイレ・洗面付きの和室です。

チェックイン時から布団が敷いてありました。ちなみに布団はチェックアウトまで敷きっぱなしではなく、朝食の時間帯に布団上げがありました。

浴室は、1階に内湯のみの大浴場が2ヶ所あり、時間帯で男女が交換となります。

この熱めの源泉がすばらしくて……。
お湯を張るときのみ、加水しているそうですが以降は加水もなく、投入量で湯温をキープする仕組み。加温・循環・消毒もしていない正真正銘の源泉かけ流しです。

泉質はナトリウム・カルシウムー塩化物・硫酸塩温泉で、湯口には源泉の成分が結晶となってびっしりとついていました。この宿の隣に「ままねの湯」という、すばらしくよいお湯だけどめちゃくちゃ熱いことで有名な宿がありますが、おそらく泉源はままねの湯と同じなんじゃないかと思います。しかし、上野屋さんのお湯は熱め適温で心地よく入っていられるのがうれしいですね。

それから、階段をかなり上った上階(もはや何階なのかよくわからない)に、貸切風呂が2ヶ所あり、空いているときに貸切で利用できます。

空き状況が貸切風呂の1つ下の階まで行かないとわからないので、泊まる部屋の場所によっては確認が難しそうですが、幸い宿泊した部屋は貸切風呂のすぐ下の階だったので2ヶ所とも入ることができました。大浴場には露天風呂はありませんが、貸切風呂はどちらも露天風呂となっており、外気を感じながらの湯浴みが楽しめます。

また、屋上には足湯もあります。

紅葉と湯河原の街を眺めつつの足湯を楽しみました。湯河原は街の中の温泉ですし、上階とは言え開放感のある露天風呂を作ると「見えてしまうのでは?」と気にする方もいそうなので、最上階を足湯にしているのは良いアイディアだなと思ったり。

2022年に初めて宿泊した際は、まだコロナ禍の影響が強く、ラウンジでのドリンクサービスはありませんでしたが、今回は2階にあるラウンジも利用可能となっていました。

コーヒーやお茶、チョコレートなどのお菓子を楽しんだり、有料ですがビールなどをオーダーすることもできます。

また、2022年は部屋食だったのですが、今回は食事処で朝夕いただきました。
現在は部屋食の対応数は数組に限定しているようです。急な階段を上って食事を運ぶの大変そうだな……と思っていたので、ちょっとホッとしたり。

食事処は完全な個室ではないものの、テーブル毎にふすまと衝立で仕切られているので1人でもあまり気にならないと思います。

また、食事の内容も大変よくて、味もおいしかったです。前菜も手が込んでいて、量もしっかりあってお酒がすすみます。

利き酒セットがあり、10種類ほどの日本酒の中から好きな3種類を選べる方式なのもうれしいポイントです。

魚介もおいしかったです……お刺身も新鮮。

鮑の酒蒸しが出たことにも驚きました。

そして肉料理の豚肉の陶板焼き。派手なメニューではないのですが、蓋をしてしっかりと蒸し焼きにされた豚肉と、豚の旨みを吸った野菜もおいしくて、クラフトビールを1本追加オーダー。

先日noteに「旅館の夕食でおいしい牛肉料理を提供するのはけっこう難しいのでは。いっそ鶏とか豚のほうがおいしくいただけることも多い気がする」という話を書いたのですが、豚肉がおいしかった宿の例としてこちらの宿を紹介しています。

朝食も、鯵の干物にかまぼこ、湯豆腐、温泉卵、まぐろ納豆という定番かつ間違いのない料理がずらりと並びました。

すべておいしくいただきました。

Web予約だと空室は少なめですが、Webにまだ出ていない日程も電話すれば予約可能ですので、希望の日程で泊まりたい場合は電話してみるのが良いかと思います。「直前にならないと1人客は予約できない」というような縛りは特になく、先々の予約も受けてくれるようです。

甲信越・北陸エリア:長野県 田沢温泉 ますや旅館

土曜日も1人泊OK・2食付き20,350円~

甲信越・北陸エリアからは、長野県田沢温泉の「ますや旅館」を選出しました。

ずっと泊まってみたかったぬる湯の宿です。大浴場は11~5月は加温するとのことだったので、非加熱源泉が楽しめる6~10月の宿泊が良いかな?と思いつつも、エアコンがない宿なのであまり暑い時期は厳しいな……とも思ったり。そして人気の宿なのでそもそも「10月に泊まりたい!」などと思っても希望の日程でなかなか予約できず……今回7月上旬に宿泊しました。

アクセスは、宿の公式サイトには「上田駅からタクシー30分」と書いてあったりしますが、実際は千曲バスの青木線で上田駅から青木バスターミナル(約30分・300円)まで行けばそこから送迎してもらえます。

休前日の空室はかなり少なめではありますが、土曜日も1人で泊まることのできるお宿です。私も土曜日に宿泊しています。1人泊のプランは、Web予約の場合は1ヶ月ほど前に、その時点での空室状況によって販売されるようです(公式サイト、OTA共に)。先々の日程について宿に電話すれば1人泊の予約が可能かどうか……?は私は確認していませんが、先の日程で予約を検討している場合は、電話で確認してみるのが良いかと思います。

非加熱のぬる湯の貸切風呂を楽しめ、食事おいしく、日本酒の品揃えがすごい

ますや旅館は登録有形文化財にも指定された歴史ある4階建ての木造建築。

チェックインを行うロビーや、部屋に向かう途中の階段も風情があります。

客室は基本的に宿におまかせで、平日など空室があるときは1人泊でも広めの部屋に通してもらえることもあるそうです。

私は土曜日の宿泊だったので、恐らくこの日は満室。宿泊したのは8畳の角部屋でわりとコンパクトなお部屋でした。

客室にはエアコンはなく扇風機のみで、トイレ・洗面所・冷蔵庫などは共同のものが部屋を出てすぐの場所にありました。7月なので昼間は少し蒸し暑かったですが、部屋の窓からの景色が、特に夕暮れどきは大変すばらしかったです。

部屋で一休みしたあとは浴室へ。

浴室は1階にありますが、浴室に向かう途中の廊下の窓から眺めた客室のある棟が美しかったです。

大浴場は露天風呂付きで、男女の交換はありません。利用可能時間は15時から夜は22時までと朝は日の出から10時ごろまで。冬季は加温を行うそうですが、6月~10月の間は非加熱の源泉が楽しめるのがうれしいですね。

内湯は清潔感溢れるタイル張りの浴室。ややぬるめで泡付きのある源泉が常時かけ流されています。露天風呂もありましたが、湯の新鮮さは内湯のほうがより強く感じました。

大浴場とは少し離れた、フロント近くから階段を下っていった場所に、宿泊者専用の貸切利用できる家族風呂が2ヶ所あります。

家族風呂は夜は21時まで。翌朝は6時半ごろから利用可能とのこと。貸切風呂は加温なしなので冬はとてもぬるいそうですが、初夏の宿泊だったので36~38度ほどの人肌のぬる湯を楽しめました。

この家族風呂が本当にすばらしかったので、また入りに行きたいですね……。

夕食は食事処で。個室ではありませんが衝立で仕切られていたので他のお客さんの目は気にならず。

前菜から「鯉とどじょうの唐揚げ」など、お酒がほしくなるメニューが並びます。

「春菊の白和え」「わらびの紫蘇和え」など、小鉢の料理も魅力的で、食前酒は「梅酒のカクテル」です。

日本酒のメニューがかなり豊富で、呑み比べセットが複数種類あるのもうれしい!

メニューの中でも1つ1つのお酒の紹介文がしっかり書いてあって、いかにもおすすめ度の高そうだった「大吟醸セット」をオーダー。すべておいしかったですが、特にメロンのような果実臭のする「和田龍大吟醸」が気に入りました。

お刺身は「信州サーモン」「鯉の昆布じめ」「馬刺し」の3種盛りで量もたっぷり!
山の宿らしい刺身盛り合わせの最上級ではないでしょうか。

あっというまに最初のお酒がなくなったので、にごり酒2種の飲み比べセットを追加オーダー。

揚げ物の「稚鮎と舞茸の天ぷら」に「鯉のうま煮」など、ひと癖あるメニューににごり酒はとてもよく合いました。

メニューに載っていない日本酒もいろいろとあるようなのですが、呑み比べだけで5種類のお酒をいただけてすっかり満足。〆のご飯やデザートまですべておいしかったです。

翌日の朝食も同じ食事処で。

手作りのおかずで朝からお腹いっぱいになりました。また必ず泊まりたい宿です。

東海エリア:静岡県 白田温泉 割烹の宿 大観荘

土曜日も1人泊OK・2食付き27,000円~

東海エリアからは、静岡県東伊豆町にある白田温泉の「割烹の宿 大観荘」を選出しました。

伊豆急行の片瀬白田駅の本当に目の前にある宿です。

実は海もすぐそこにある宿で、駅のホームからは海が見えます。しかし海と宿の間に駅と線路があるため、宿からは海は見えません。オーシャンビューは特に求めていないので、むしろ部屋から電車が通るところが見えて楽しかったです。

白田温泉には今回が初来訪。
10月の3連休という宿泊料金が上がりがちなタイミングで、1人でも予約可能、かつ休前日の料金アップなしに平日と同じ料金で予約できたので「良い宿だったらいいな」と思いつつ泊まってみたのですが、結果とても良い宿でした!

そんなわけで休前日も1人で泊まれる宿ですが、3月いっぱいは1人泊では土曜日の空室は既になし……。4月以降なら土曜日も予約可能ですので気になった方はお早めのご予約をおすすめします。

浴室はすべて貸切利用、伊勢海老、鮑、金目鯛など伊豆の魚介を楽しみつくす

宿泊したのは10畳の和室で、チェックイン時から布団が敷いてありました。この他に和洋室タイプと、畳にベッドを置いたツインルームがあります。

駅の目の前という立地なので、部屋の窓から電車が通過するのが見えるトレインビューのお部屋です。客室は広く清潔で、Wi-Fiや冷蔵庫、電気ポットなど必要な設備はすべて揃っていました。

一休みしたらお風呂へ。大浴場はなくて、4つある貸切風呂を空いているときに貸切で利用する方式です。

貸切風呂は4つあって、入口の案内版で空き状況を確認して空いているところを「入浴中」にし、中から鍵をかけて入る方式です。

幸い、宿泊した部屋はこの案内版の目の前の部屋だったので、空き状況の確認をするのがすごく楽でした。ただ、全6室に対して貸切風呂が4ヶ所なので「すべて使用中でどこも入れない」という状況になることはあまりなさそうです。

貸切風呂は「砂湯」「岩湯」「石湯」「檜湯」の4つですが、浴槽の広さ、浴室の広さなどはどれもほぼ同じでした。

壁や床、浴槽の素材が異なっているため、雰囲気は異なりますが、窓からの眺めもだいたい同じですね。貸切風呂は2024年7月に完成したばかりとのことで、新しくて快適でした。

泉質は「ナトリウム・カルシウムー塩化物・硫酸塩温泉」で、ph.8.2、源泉は100度近い高温なので加水はしているようですが、かけ流しの源泉をひとり静かに楽しめます。

夕食は個室食事処で。
日本酒は伊豆の地酒が10種類ほど揃っており、2合瓶での提供が多かったものの利き酒セットがあったのでそちらをオーダー。

食事の序盤で提供された刺身の盛り合わせがすばらしい。

アオリイカ、イサキ、鯛、鯵、本まぐろ、アワビ、伊勢海老とサザエという豪華な盛り合わせに、伊豆の山葵が1本ついてきます。

以降も「アワビのステーキ」「金目鯛味噌漬け焼き」「伊勢海老の素焼き」と、伊豆の海の幸がこれでもかと並びました。

金目鯛も伊勢海老も、伊豆の温泉宿では定番の食材ですが、調理法に工夫があって「伊豆の温泉旅館でよく出てくる料理」とはひと味もふた味も違う料理でした。

特に伊勢海老なんかは、殻からはずして食べるのが面倒だったりするのですが、箸で難なく食べれるように調理法も工夫されていてすばらしいなと思ったり。

そしてご飯は、なんと銅の釜にずっしりと思い木の蓋をのせて炊き上げるというこだわりぶり。

これは間違いなくおいしいご飯です……。

ワタリガニの味噌汁と一緒にいただき、残ったご飯は夜食としておにぎりにしていただきました。デザートまですべておいしくいただきました。肉がまったく出てこない、すべて伊豆の魚介で構成されたメニューなのも宿のこだわりが感じられました。

朝食も同じ食事処で。焼き魚は「鯵」「鮭」「鯖のみりん干し」から前夜のうちに選ばせてもらえます。私は鯖のみりん干しをチョイス。

朝食も大変おいしかったです。食後にコーヒーのサービスがあったのですが、アイスコーヒーでもOKだったのもちょっとうれしかったですね。

関西エリア:兵庫県 有馬温泉 ホテル花小宿

土曜日も1人泊OK・2食付き37,440円~

関西エリアからは、有馬温泉の「ホテル花小宿」を選出しました。「2024年に兵庫県で泊まりたい宿」にも選出していた宿です。

有馬温泉、関西エリアでは交通の便も良くお湯も良く、外国人観光客も多いので1人で良い宿に泊まることはなかなか難しいなと感じています。しかし、六甲山に登るにも便の良い温泉なので、良い宿を見つけたくてここ数年に1度は泊まりに行っています。

2024年も12月に、朝一番の新幹線で新神戸駅に着き、宿に荷物を預けてから六甲山に登ってからチェックインしました。

朝神戸に着いてから「チェックイン前に荷物を預かってもらいたい」旨を宿に電話したところ、わざわざ宿の車で駅まで迎えに来てくれました。ありがとうございました。

有馬の金泉を貸切風呂で楽しみつつ、おいしい食事と快適な部屋で癒やされる

ホテル花小宿は、予約時に宿泊する部屋を選ぶことができます。私は「洋風ツインB」に宿泊。この部屋に特別なこだわりがあったわけではなく、希望日に空室があった中で1番お安く泊まれる部屋だったのですが(実を言うと「1人だからもっと安い部屋で良いのにな、と思っていた)広く快適でインテリアも凝ったお部屋で、うれしい誤算という感じ。

フローリングのツインベッドルームですが、畳敷きの小上がりのスペースがあって大きなクッションが置いてあり、くつろげるようになっています。

テレビも、かなり懐かしい雰囲気(というかチャンネルを回すタイプのテレビなんて使ったことない)のブラウン管……のように見えますが、実はこの中に液晶テレビが入っていて普通にリモコンで操作できました。

ライティングデスクも設置してあり、PC作業もしやすかったです。Wi-Fiだけ、速度が出るのにときどき接続が切れてしまうのが残念でしたが……部屋の場所によるのかもしれません。

花小宿の浴室は1階に貸切風呂が2室あり、空いているときに内側から鍵をかけて利用します。

空き状況は、各階の廊下に設置されたフクロウの目で確認するという仕組み。
目のライトが点灯しているときは利用中です。

貸切風呂に設置されたドライヤーがPanasonicのナノイーだったのもうれしいポイント。

貸切風呂は浴槽はコンパクトですが浴室自体は広く、ミストサウナもついていて快適でした。

浴槽は小さいほうが新鮮な湯が楽しめますし、1人なので狭く感じるということもなかったです。

客室が全9室に対して貸切風呂が2室なので、満室の日などは待ち時間が発生してしまうこともありそうですが、実はチェックイン当日のみ、徒歩3分の場所にある姉妹館の「御所坊」の大浴場を利用することができます。

私は、早めにチェックインしてまずは貸切風呂を利用し、夕食前の混み合う時間は御所坊のお風呂に入りい行きました。

また、オープンキッチンの食事処でいただく夕食もすばらしかったです。

お刺身の「鯛とシマアジの焼霜造り」は、目の前で炭をあてて焦げ目をつけるところを見せてくれました。

焼き物は金目鯛の西京味噌漬け焼き。

蒸し物はなんとたこ焼きに見立てた、明石の蛸が入った練り物の豆乳蒸し。遊び心が感じられます。

肉料理は「イノブタのタレ焼き」と「三田ポーク」を、ガーリックオニオンマスタードソースでいただきました。

羽釜(宿では「おくどさん」と呼んでいた)で炊いたご飯が売りの一つなのですが、夕食の〆のご飯は「ご飯と味噌汁と漬けもの」の基本のセットかカレーを選べるというので「ご飯は朝も食べれるし……」と思い、カレーでお願いしました。

兵庫県産の播州百日どりのチキンカレー、スパイシーで大変おいしかったです。

朝食も同じ食事処で。色合いの美しいサラダや、焼き魚はエボダイでしょうか。

お味噌汁がなかなか出てこなかったところだけちょっと残念でしたが、釜炊きのご飯を朝からおいしくいただきました。

中国・四国エリア:徳島県 和の宿 ホテル祖谷温泉

平日のみ1人泊可能・2食付き32,600円~

中国・四国エリアからは、徳島県の「ホテル祖谷温泉」を選出しました。「2024年に徳島県で泊まりたい宿」にも選んでいた宿です。

少し前まで1人泊のプランが出ていない時期もあったのですが、現在は1人泊専用の6畳の和ベッドルームが設けられ、平日のみ2食付きで1人で泊まれるようになりました。

特急停車駅である「大歩危駅」から1日1便予約制で宿の送迎がありますが、送迎利用だと「遅めチェックイン早めチェックアウト」になってしまうのです。せっかくなのでなるべく長い時間滞在したくて、私は行き帰り共に路線バスを利用しました。

宿泊時の旅日記をnoteに掲載しています。

部屋はコンパクトながら快適、ケーブルカーで行く渓谷露天風呂のぬる湯を楽しむ

宿泊したのはひとり泊専用の6畳和室です。部屋の1番奥に収納スペースとテレビ、その手前にベッド、1番手前にちゃぶ台となんとマッサージチェアが。

広くはないですが必要なものはしっかりとまとまっており、ベッドも広いしトイレと洗面所もついている快適なお部屋です。

祖谷温泉には「展望風呂」と「露天風呂」がありますが、露天風呂には洗い場がないのでまずは館内にある展望風呂へ。


画像:じゃらんnet提供

展望風呂の浴槽は循環しているので、お湯には特徴はないのですが、浴室自体は新しくきれいで設備が整っていますし、何と言っても大きな窓からの眺めがすばらしいです。

展望風呂で体を洗った後は、ケーブルカーで露天風呂に向かいます。

ケーブルカーで向かう露天風呂は他の宿でもいくつか入ったことがありますが、これほど急傾斜で、乗車時間も長い本格的なケーブルカーは初めてです。

渓谷の底にある露天風呂は、眺めも泉質もすばらしかったです。


画像:じゃらんnet提供

宿泊したのは9月中旬で気候の良い時期だったので、39度ほどの温めの湯を楽しめました。冬季も加温はしないので、真冬は1度浸かるとなかなか上がれないかもしれません。しかし、いつまでも浸かっていられそうなぬる湯で、ものすごい泡付き!ここまで来た甲斐ががあったなと思えるすばらしいお湯でした。

露天から上がって、上から降りてくるケーブルカーを眺めていると、改めてすごい斜度だなあと思ったり。

食事は、朝夕食事処でいただきました。

夏の名残を感じさせてくれるコース料理。

地酒の呑み比べセットが複数あり、どれもおいしいお酒でうれしかったです。

また、コースの内容は箸休めのところてんを目の前で押し出してくれたり。

鍋料理の「阿波金時豚のトマト鍋」は、たっぷりの野菜と旨みたっぷりのブランド豚で、スープまで飲み干したくなるおいしさでした。山の宿らしい食材が満載で、見た目にも楽しく、工夫されたコース料理だと思います。

朝食は、洋食か和食を選択可能なので今回は和食を。サラダやドリンク、スープやご飯は自分で必要なものをいただく、ハーフバイキング形式でした。

1人泊ということで、朝は窓際のカウンター席にセットしていただいたのですが、目の前でケーブルカーが行き来するのを眺められて、なかなか楽しかったです。

九州・沖縄エリア:長崎県 湯ノ本温泉 旅館千石荘

土曜日も1人泊OK・2食付き11,000円~

九州・沖縄エリアから選出したのは、長崎県の壱岐島にある「湯ノ本温泉 旅館千石荘」です。

壱岐に来たのは2022年以来2年ぶり、3回目。
前回は9月中旬のまだ暑さの残る季節でしたが、今回は12月。初めての冬の壱岐です。

前回来たときに、壱岐で醸造している「アイランドブルワリー」のビールを宿で飲み、次回はぜひタップルームで飲んでみたい!と思っての再訪でした。ジェットフォイルで壱岐に到着後、タクシーで即、勝本地区にあるタップルームへ。

冬はやはり閑散期なのか、空いていてのんびりできました。
壱岐島は、バスの本数はかなり少ないですが、タクシー会社がいくつかありますので、乗りたい場所から近い会社に電話すれば10分ぐらいで来てもらえます。そんなに広い島ではないので、タクシー利用でもそこまで懐が痛まないコンパクトさも壱岐の魅力です。

今回も2泊の旅程で。
前回は壱岐リトリート海里村上平山旅館に宿泊し、どちらもすばらしい宿だったのですが、どちらもそこそこお高めの宿、かつ食事の量が多めだったので、今回は1軒は別の宿に泊まってみよう!と思っていました。

それで今回初めて宿泊したのが、この千石荘です。2食付き11,000円から。1人泊専用のシングルルームがあって、土曜日でもいつでも1人泊可能です。

家族経営と思われる少人数で運営している宿で、送迎は行っていないためバスかタクシー利用になりますが、午前中のフェリーorジェットフォイルで港に着けば、バスだけで宿に着くことも一応可能です。壱岐島のバスはGoogleマップにも対応していますので、利用できそうなところはバスを使って、どうしても厳しい部分だけタクシーを利用するのがおすすめです。

ちなみに、宿泊した際は私が最後にチェックアウトし、その後ご主人の都合が合ったので港まで送っていただきました。ありがとうございました!

また今回は1泊目に海里村上でお世話になりました。こちらもおすすめの宿です。

コンパクトだが快適な部屋に極上のにごり湯、壱岐牛はじめ食事も大変おいしい!

1人泊可能な客室は、6畳の和室にベッドが置かれた和ベッドルーム。

Wi-Fiも利用可能。洗面台とウォッシュレット付きのトイレもあって清潔で快適なお部屋でした。

それから、客室に置いてあったドライヤーの性能がよくて。

滞在中に思わず、こんなポストをしてしまいました。

客室には冷蔵庫はないのですが、廊下に出ると共同の電子レンジが設置してありました。

浴室は男女別の大浴場と、空いているときに貸切利用できる家族風呂が1ヶ所。

大浴場の利用時間は朝6時30分から夜は21時まで。この日はオフシーズンということもあって、宿泊客は3組で、大浴場はいつも貸切状態で利用できました。

お湯は海里村上や平山旅館と同じ、鉄分と塩分を豊富に含むにごり湯のかけ流し。大変よく温まるお湯でした。

家族風呂はコンパクトですが、こちらは夜通し利用可能です。

お湯が入れ替わるのが早いからか、大浴場よりもよりフレッシュな浴感のお湯を楽しめました。

食事は1階の食事処で朝夕いただきました。

広い部屋を区切って作ったような個室食事処です。もしかしたらコロナ禍で個室の需要を感じてこのようになったのかも……と思ったり。個人的には、人目を感じずにゆったりと食べることができて良かったです。

食事は「壱岐牛ステーキ」がメインのプランにしていましたが、魚介もたっぷりと楽しめます。刺身も新鮮!大きな焼き魚は鯵で、小鉢には牡蠣や鰻なども。

魚も、もちろんおいしかったのですが、それ以上に感動したのは壱岐牛のステーキ。

美しくサシの入った肉質もすばらしく、提供方法(生肉用の箸がある、野菜にあらかじめ火を通してある)も完璧。

タレで食べても肉で食べてもおいしいし、一緒に提供されたご飯もおいしくて……ステーキ丼にして食べてしまいました。壱岐牛、何度かいただいているのですがこの宿のステーキがこれまでで1番おいしかったように思います。

あまりにも感動したので、こんな記事を書いてしまいました。

旅館の夕食でおいしい牛肉料理を提供するのって意外と難しいように思うのだけど、この宿の壱岐牛ステーキはすばらしかったよ!という話が最後のほうにあります。

朝食もおいしかった……大ぶりな鯵の干物がうれしい。

夕食のときから、ご飯もおいしいなと思っていたのですが、お米も壱岐産とのこと。壱岐の魅力がたくさん詰まった食事を朝夕いただけで、大満足の滞在でした。

惜しくも選外となった宿をnoteで公開しました!

今回、1エリア毎に1軒の宿を厳選してご紹介しましたが、東北や九州などでは多くの宿に泊まっているため「すごくいい宿で紹介したいけれど惜しくも選外となった」宿がいくつもあります。

選外となった「次点の宿11軒」をnoteのメンバーシップ会員向けに公開しました。
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◆ お知らせ ◆
著書では、ひとり旅をもっと楽しみたい方に向けたおすすめの温泉宿もたくさん紹介しています。