温泉ブログ 山と温泉のきろく

山好き女子の温泉と食と山旅の記録です。

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壱岐湯本温泉 平山旅館 宿泊記 壱岐島の新鮮な魚貝と濃厚な極上湯を楽しめる宿に一人泊

20年前から憧れていた宿に念願の宿泊が叶い、壱岐の食を楽しみつくした

平山旅館は、壱岐島の湯本温泉地区にある昭和30年開業の温泉旅館です。

今から20年ぐらい前に、この宿の息子さんたちがテレビによく出ていたことがありまして、それで初めて壱岐島という島と、平山旅館の存在を知りました。

当時の私はまだ学生で、近くの日帰り温泉に行くのが好き、というレベルの温泉好き。行ってみたいなあと思いつつも計画しようとは思わなかったのですが……社会人になり、ひとり温泉旅が趣味になってから「平山旅館に泊まってみたい!」という思いが再燃しました。それで初めての壱岐旅を計画したのが10数年前のことです。しかし当時はこちらの宿、残念ながら1人で泊まることができなかったのです……。

いつか……いつか……と思いつつ時は流れ、いつの間にか平山旅館も一人泊を受け入れてくれるように変わっていました。そこで2022年の9月に初めての宿泊が叶いました。

お湯も食事もすばらしく、館内もピカピカに磨きあげられた快適な宿で、現在は土曜日も一人泊が可能です。また絶対泊まりたい!と思いつつ、夏本番を前にレポートしたいと思います。

◆ お知らせ ◆
2020年10月に著書が発売となりました。 一人旅をもっと楽しみたい方に向けたエッセイです。
一人で泊まれるおすすめの温泉宿もたくさん紹介しています。

 

前日宿泊した海里村上から歩いてすぐ。島内の港や空港まで送迎あり

この旅では壱岐島に2泊したのですが、1泊目は全室オーシャンビューの露天風呂付きの壱岐リトリート海里村上に宿泊しました。

先日宿泊レポートを公開しましたが、こちらもすばらしい宿でした。

海里村上と平山旅館は同じ湯本温泉地区の目と鼻の先にあります。海里村上を11時にチェックアウトした後、平山旅館にチェックインできる15時まで4時間ほどありますので、島内をぶらぶらしようと思っていましたが、その前に旅館に立ち寄って、大きな荷物を預かってもらいました。

身軽になったところで、どこへ行こうか迷いつつバス停で時刻表を眺めていたら、見知らぬ女性に

「今ちょうどタクシー呼んだところなんで、良かったら一緒に乗りませんか?」

と誘われて、港の近くのカフェまでご一緒してお茶し。(バスはちょうど出たところだったのです)

それから湯本温泉地区までバスで戻ってきて、日帰り温泉でお風呂をいただいたり。

そうこうしているうちに15時が近づいてきたので、再び平山旅館に向かいます。

道沿いに看板が出ているところから中へ入っていきます。

玄関の前にも花が生けられていました。

秘湯を守る会の会員宿です。

中に入り「先に荷物だけ預かっていただいている月山です」と伝えると、1階の奥にある食事処に通していただき、こちらでチェックインを行いました。

冷たい麦茶と、ウェルカムスイーツのわらび餅をいただきます。

このわらび餅も大変おいしくて「これは絶対食事もおいしいだろうなー」と、期待が高まります。

浴衣を1枚選ばせていただいてから、お部屋に案内していただきます。

【部屋】★★★★☆ 広々としており清潔、アメニティもしっかり揃った快適な部屋

平山旅館の館内図がこちらです。

私は、最もリーズナブルに宿泊できる「和室8畳」の部屋で予約していました。このタイプのお部屋は地下にある「雪」「鳥」の2室です。

しかし、この日は平日で空室があったとのことでお部屋をグレードアップしていただき、2階にある専用庭付き客室「風」の間に案内していただきました。

ピカピカに磨きあげられた階段を上った目の前に、風の間はあります。

中に入ると右手がトイレと洗面所、左手がお部屋です。

10畳の和室です。

と思ったら、広縁に当たる部分も畳敷きになっていてプラス4畳。

1人で使わせてもらうには申し訳ないほどの広い、トータル14畳の和室でした。
4畳の部分には火鉢の上にガラスを置いたテーブルと脚付きの座椅子があり、庭を眺められる素敵な空間になっていました。

テレビや金庫、冷蔵庫などは、床の間の橫にあるスペースに、収納されるようにして設置してあります。

部屋の広さのわりにテレビは小さいと言えば小さいけれど、そんなに見ないので問題ありません。

冷蔵庫には有料のビールとコーラ、なっちゃん。

湯わかし機能付きのポットとお茶セット、冷水の入ったポットも置いてあります。

床の間にはこの部屋の名前である「風」の文字。

お花が生けられていました。宿泊したのは9月下旬ということで、花からも秋らしさが感じられます。

部屋の隅にはバスタオルもかけられる大きめのタオルハンガー。

その橫にはタオルやアメニティ類がまとめて置いてありました。

バスタオルとフェイスタオル、足袋ソックス、浴衣用の腰紐。

フェイスタオルは袋に入っている新品の1枚のほかに、洗濯済みのものが何枚も置いてありました。源泉が鉄分を含んでいてタオルが赤く染まってしまうので、入浴用タオルとしてご利用くださいとのこと。ありがたいお心遣いですね……。

浴室にはシャンプー類は設置してあるのですが、それとは別にシャンプー&コンディショナー、ボディシャンプーのミニボトルが置いてありました。

浴衣は、女性のみ色浴衣のサービスがあってチェックインの際に1階で選んでいるんですけど、改めて見ると私の浴衣のチョイス、なんというか渋いですね・笑

洗面所とトイレは同室ですが、気になるにおいなどもなく、清潔そのもの。

歯ブラシ、ヘアブラシ、コットンセットにマウスウォッシュまであります。

洗面所のコップが陶器製で、おしゃれな形。隣にあるのはアクセサリーなどの小物入れでしょうか。

そして、洗面所には「HAKUICHI COSMETICS」という、金沢の金箔入り化粧品のアメニティセットが!

海里村上にあった壱岐のオリーブを使った化粧品も良かったけれど、平山旅館さんの化粧品も素敵でした。

ちなみに、私は大浴場でドライヤーを使ったので気がつかなかったのですが、洗面台の引き出しにドライヤーも入っていたようです。

チェックイン時にいただいた紙を後から見直したら書いてありました。
この紙、お部屋や館内についての情報が網羅されていて、夜間の連絡先まで書いてあり、完璧な内容でした。

【風呂】★★★★☆ 男女別の大浴場と貸切露天風呂で濃厚な塩湯温泉を楽しめる

平山旅館には男女別の大浴場と、空いているときにいつでも利用可能な貸切露天風呂が1箇所あります。

浴室は朝は6時30分から、夜は23時まで利用可能です。

1500年以上の歴史があるという、鉄分と塩分を多く含む赤い源泉です。

浴室は、フロントの前から階段を下りた地下1階にあります。

自動販売機も地下1階にありました。

ポカリスエットやお茶、ジュース、缶コーヒーにオロナミンCなど。ソフトドリンクは一通り揃っており、値段も市価でした。

大浴場には源泉のミストサウナもあり

男女別の大浴場の入口はこちらです。

曇りガラスの扉の向こうに、のれんがかかっています。

脱衣所はシンプルながら清潔です。

洗面所にはドライヤーと麺棒、消毒用アルコール。化粧水と乳液、クレンジングはポーラのものが置いてありました。

ドライヤーも、普通に風力のあるタイプです。

温泉分析書が掲示してありました。

泉温66.5度、ph6.79の弱酸性のナトリウムー塩化物温泉です。

では、浴室へ!

内湯は浴槽が2つあり、手前は水風呂、奥が源泉浴槽です。

シャンプー&コンディショナー、ボディシャンプーはPOLAのSHOWER BREAKシリーズのものが設置してありました。

こちらが源泉浴槽。

熱い湯が、少量ずつ投入されています。身を浸すと熱めの適温。
食塩と同じ塩分濃度というかなり濃い源泉ですが、浴感は優しく、肌触りはさらっとしています。海水のようにベタベタしたりはせず、湯上がりは肌がしっとりします。

基本的には加水なしで、源泉の投入量で湯温を調節しているのでしょう。熱すぎるときに水を足すための蛇口がありました。

源泉浴槽は木枠で、水風呂は石風呂。水道の管は竹でカバーしてあるのが雰囲気あって良いですね。

また、大浴場には温泉の蒸気を使用した蒸し風呂があります。

気温の高い時期だったのであまり長くは入りませんでしたが、寒い季節なら気持ちいいだろうなと。

露天風呂へ。

露天風呂では源泉の赤さがはっきりとわかりますね。

露天風呂は奥のほうが広々としていて、赤茶色の濃厚な源泉をゆったりと楽しめました。

湯口の周りの岩に付着した源泉の成分がすごいことになっていました。

温度はそれほど熱くない適温に調整されていたのですが、少し浸かっているとポカポカと温まってくるパワーのある源泉でした。

貸切風呂は時間内に空いていれば何度でも利用可能

貸切風呂は大浴場のすぐそばにあります。

脱衣所は縦長でコンパクト。

ドライヤーはありましたが、化粧水などはこちらには設置していないようだったので、隣の大浴場で使いましょう。

では!貸切露天風呂へ。

おお……落ち着く広さ。

大浴場の露天風呂もそうでしたが、たくさんの植物が植えられていて、雰囲気があります。

湯口からは常時源泉が投入されていました。浴槽が小さいから入れ替わるのが早いのか、大浴場よりもお湯が新鮮なように感じました。

こちらも、岩の周りに温泉の成分がガッツリついて、岩の形が変わっています。
これほど濃いお湯だというのに、お湯はどろっとした感じがなくサラッとしているのがおもしろいですね。湯疲れもしにくく、長湯できてよかったです。

平山旅館の日帰り入浴の営業時間・入浴料金

平山旅館では日帰り入浴の営業もしています。
営業時間は8時から17時まで(最終入館午後16時30分)と19時~21時まで(最終入館20時)と比較的長めです。17時から19時までは宿泊客専用となります。

入浴料金は大人800円。家族風呂も1時間3000円で利用可能です。

また、ホームページには特に記載がないようですが、昼食営業もされているようです。ランチについては常時営業しているわけではないかもしれないので、伺う前に電話して聞いたほうが良いかと思います。
何しろ食事が大変おいしい宿なので、すばらしいお湯とランチをセットで楽しむのも良さそうですね。

【食事】★★★★☆ 朝も夕も量はたっぷり!壱岐の魚介と野菜をめいっぱい楽しめる

平山旅館では、宿泊する部屋によって「部屋食」かもしくは1階にある食事処「周庵」での食事となります。

和室の「月」「星」「風」「空」を予約した場合、夕食は部屋食になり、それ以外の部屋を予約した場合は食事処になるようです。私が宿泊したのは「風」の部屋でしたが、もともと予約していた部屋は部屋食対応の部屋ではなかったので、食事は周庵でいただきました。

周庵には4人掛けのテーブルが3卓とカウンター席がありましたが、この日テーブルを利用したのは私1人だったので、人目を気にせずゆったりと、食事を楽しむことができました。

引き戸の向こうにあるカウンターでは、常連らしい1人旅の男性が食事されていました

部屋食対応の部屋も1人で泊まれるので、部屋でゆったり食べたい方は「夕食お部屋食」と書かれている部屋に泊まると良いでしょう。

食事処には、前の年に亡くなられたという先代の女将と、松岡修造さんの記念写真が飾られていました。

ものすごくパワフルな方だったという先代の女将、1度お会いしてみたかったですね。

現女将は、先代の女将の息子さんである料理長の奥さまだそうですが、ふんわりとして優しげな雰囲気で、それでいてものすごく仕事できそうな感じの方でした。

ドリンクメニューには壱岐焼酎、自家製果実酒、壱岐で醸造したビールと日本酒も

ビールは各社の瓶ビールと生ビール、ノンアルコールビール。
生ビールとノンアルコールビールの銘柄はオーダーしていないため不明です。お酒は、なぜか新潟の八海山が普通酒から純米吟醸まで4種類と、壱岐の酒造の日本酒も2種類。八海山が好きなんでしょうかね。

壱岐の焼酎もかなり揃っており、ボトルでオーダーできるものが10種類強。値段は2000円台のものが中心で、感覚的にはお安いような気がします。

壱岐焼酎の代表的な3種の銘柄の飲み比べセットもありました。
それから、壱岐焼酎を使って宿で漬けた果実酒の飲み比べもあり。もちろん単品でのオーダーも可能です。

ソフトドリンクはウーロン茶やコーラなど一般的なもののほか、ノンアルコールサワーがかなりの種類揃っていました。

ボトルオーダーのみですが、白ワイン、赤ワインも何種類か揃っています。

それから、壱岐で醸造しているISLAND BREWERYのビールのメニュー。

シーズナルビールは「ストロベリーサワーエール」
フルーツエール大好きなのでものすごく気になるのですが、食事は確実に和食なので、合うだろうか……。

ISLAND BREWERYのレギュラービール3種の瓶ビールと、ゴールデンエールのドラフトもあり。オーダーするならこのドラフトがいいような気がしますね。

女将の酵素ドリンク&梅シロップも気になる……けれど、こちらは風呂上がりに飲みたい感じかもしれません。

夕食は、新鮮な魚貝を中心にお品書きにない料理もたくさん並んだ

お品書きはこちら。達筆だけどちゃんと読めるのがすごい。

料理長の平山周太郎さんを、私は昔テレビで見ましたよ……。

最初に卓上に並んだ先付けと食前酒。

いきなり、殻付きウニがいますね。

食前酒の自家製梅酒が入った酒器は、よく見れば赤富士のお猪口でした。

先付けはチーズ豆腐と新もずく。

そして殻付きの赤ウニです!

みょうばんの味がしない、獲れたてのウニはやはりおいしい!

お酒、ビールにするか日本酒がいいか……と少し迷っていましたが、ここはやっぱり日本酒だわ!と、壱岐で醸造した日本酒「横山五十」純米吟醸をオーダー。

お造りと一緒にワイングラスで提供いただきました。この横山五十、マスカットのような香りとほのかに酸味もあって、白ワインのよう。ワイングラスで飲むのにちょうどいいお酒ですね。

そしてお造りもすごい……すごい量です。

あこ(アコウかな?)、あかはた、鯛、カンパチ、カツオたたきの5種盛り。美しいし、すべておいしい……。

「もし、食べきれなかったらお刺身は漬けにして明日の朝出しますから、無理しないでくださいね!これからメニューに載っていない料理もたくさん来ますから

と言われ「えー、この刺身だけだったらギリギリ食べれるとは思うんだけれど、どうしよう……」と思っている矢先に、これが来ました。

メニューには載っていない、イカの姿造りです。

というかこのイカまだ、生きてませんか……?

見ていると、表面の色素が呼吸をしているように動くのです……新鮮ね……。
このイカはさすがに全部は食べられず、少し食べてあとは明日のお楽しみに取っておいてもらうことにしました。

お吸い物は冷たい南瓜のスープ。滑らかで夏らしい味。おいしい。

そしてこちらもお品書きには載っていない「ワタリガニのコロッケ」
揚げたてでおいしい!洋風の料理も上手ですねえ。

サラダは秋野菜の温サラダ。温野菜大好きなのでうれしい!

ゴーヤ、ごぼう、チコリなどさまざまな野菜が入っていますが、エリンギ以外はすべて、壱岐で採れた野菜だとのことでした。

煮物は「小イカの旨煮」です。

シンプルな煮物もおいしい。日本酒が進みますね。

これもお品書きにはない、イカの天ぷら。(さっきのイカですか……?)

熱々を塩でいただきます。
日本酒にも合うけれど、これはビールにも合いそう……。

ということで、気になっていたISLAND BREWERYのゴールデンエールのドラフトをお願いしました!すっきりと苦みが少ないビールで、これは和食にも合います。

板長の手打ち十割蕎麦。

そろそろ後半戦かな……?十割蕎麦も打つんですね……おいしいよとても。

後半に入ったかなと思ったらどどんと「黒鮑のソテー」が。

ソースは、アワビの肝とバターでしょうか。濃厚で大変おいしいです。

肉料理はお品書きにはないのですが、きっと壱岐牛のステーキのような気がします。

焼き魚には、付け合わせにサザエの壺焼きが付いてくるという豪華版。

蒸し物の豆乳蒸し。茶碗蒸しの豆乳版のような感じで、優しいお味です。

もう完全にお腹いっぱいなのですが、最後のご飯とアラ汁?もおいしいのでいただきます!

デザートのプリンとお茶をいただいて、ごちそうさまでした。

食事の量が多すぎてあまりお酒が飲めないという……うれしいような悔しいような夕食でした。すごい量でしたが全部おいしかったです。

朝食のサラダと豆腐の量もすごい

朝食は8時、8時30分、9時から開始時刻を選ぶことができます。

時間になって昨日と同じ席に向かうと……またしてもすごい量の料理が並んでいます!

内容としてはシンプルな旅館の朝食なんだと思うのですが……。

ちなみに、本来は牛乳がつくのだそうですが、私が「アレルギーではないけれど牛乳が飲めない」旨をお伝えしたところ「レモンの酵素ジュース」に変えていただけてありがたかったです!

納豆はおいしそうな大粒のもの、生卵が付いてきたので、一緒にいただきました。

そして壱岐豆腐。沖縄の島豆腐のような固めの豆腐で、これも味が濃くておいしいんですが……それにしても大きい!

3人分ぐらいあるのでは……?鰹節と柚子味噌でいただきます。おいしいのでがんばって食べたけれど半分ぐらい残してしまいました。

そして、野菜サラダもすごい量。

胡麻ドレッシングともろみでいただきます。見た目にも美しくて、食べるのがもったいないぐらい……というかこれも、1人前ですか……?

全部は食べられませんでしたが、ドレッシングもおいしいし、トマトが新鮮でおいしかったです。

焼き物は鯵。

昨日残してしまったお刺身も、漬けになって2度おいしくいただきました。

ヨーグルトとお茶、そしてコーヒーをいただき、ごちそうさまでした!

夕食も朝食もすべておいしくて、味だけで言えば★5つなんですけど、量が多すぎて残さざるを得ないのが少し残念で……それで★を半分だけ減らしました。

それから、この宿の名物「島茶漬け」を食べたかった!

食事のメニューの中にはなかったんですが、別注でオーダーとかできたのでしょうか?オーダーできても、頼む余裕はなかった気もしますが、ランチ営業では食べられるらしいんですよね。

実は私、この宿に憧れていて泊まりに来れなかった頃、宿で運営されているWebショップ「壱岐もの屋」で何度か島茶漬けをお取り寄せしているんです。

また来れたらそのときはぜひ、島茶漬けを食べてみたいなとおもいました。

チェックアウトが11時なので朝食後も一風呂浴びてのんびりし、宿の車で高速船が出る芦辺港まで送っていただきました。

高速船の出港までけっこう時間があったので、徒歩3分の場所にあるイオンに行き、お土産を買ったりモスバーガーでお茶したりして過ごしました。

高速船で1時間ちょっとで博多港に着き、福岡空港から飛行機で東京に戻ります。
やはり、博多からだと便が良いですね。

【再訪したい度】★★★★★ 食事もお湯もすばらしく、また別の季節に泊まりたい

一人温泉旅を始める前から「いつか泊まってみたい」と思っていた宿でしたが、実際泊まってみて、期待を裏切らないすばらしい時間を過ごすことができました。

お部屋もお湯もサービスも良いのですが、やはり特筆すべきは料理でしょうか。
量が多い宿って味はそこまでじゃない……ということも多いですが、平山旅館さんは味もすばらしいのです。全部食べられないのが悔しい……。

今回は夏の終わり、秋の始まりごろの宿泊でしたが、またいつか必ず、今度は別の季節に泊まってみたいですね。また来れる日まで、一人でも泊まれる宿であり続けてくれるといいなと思います。

【1人旅に優しい度】65点:1人で泊まりやすくなり、女性1人でもゆったり楽しめる

泊まりやすさ 15/20

現在は土曜日も1人で泊まれる。
露天風呂付きの部屋など、お値段高めの部屋も1人で予約することができる。

食事場所の配慮 10/20
食事処でいただいたが、他のテーブルとは距離があるので、他のお客さんがいてもそれほど気にならないと思う。

プランの選択肢 15/20 
1人だと「記念日プラン」のみ予約できないが、それ以外は予約可能なプランは2名以上で泊まるときと同じ。

ドリンクオーダー  10/20
ワインはグラスオーダーできなかったり、日本酒、ビール、焼酎はグラスオーダー可能だが、グラスで頼めるお酒の種類はそれほど多くはないかも。
焼酎や果実酒は飲み比べセットがあったり、ノンアルコールサワーの種類が多いのは素敵。

フリーWi-Fi完備 15/20
客室内でWi-Fi利用可能。速度も問題なく利用できた。

◆ お知らせ ◆
2020年10月に著書が発売となりました。
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一人で泊まれるおすすめの温泉宿もたくさん紹介しています。s