お湯の良し悪しは、実はそこまでよくわからない私です
温泉宿に泊まるときにチェックしてしまうポイント。今回は「風呂」編です。
前回更新した「食事」編はこちら↓
温泉宿に泊まるとき思わずチェックしてしまうポイント【食事編】 - 温泉ブログ 山と温泉のきろく
そして「部屋」編はこちらです↓
温泉宿に泊まるとき思わずチェックしてしまうポイント【部屋編】 - 温泉ブログ 山と温泉のきろく
Twitterでは温泉好きな方達を多くフォローさせていただいてますが、温泉の泉質にめちゃくちゃ詳しい方が多いのですごいなあと思います。
私は、実はあんまり詳しくないのですが……詳しくない私なりにチェックしているポイントについてまとめてみました。
- お湯の良し悪しは、実はそこまでよくわからない私です
- 【風呂】で思わずチェックしてしまうポイント
- 再訪したい度を左右する【その他】のポイント
- 「温泉宿」だから「風呂」が主役なことは間違いない
【風呂】で思わずチェックしてしまうポイント
もともと、温泉が好きで始めた一人旅ですので、やはりお風呂が良い宿には再訪したくなります。
と言うと、泉質などにめちゃめちゃ詳しそう!と思われることがあるのですが、実はまったく詳しくないのです。。。
写真は「すがわらブルー」と称されることの多い鳴子温泉 旅館すがわらのお湯。
どうしてこんな色になるのかよくわかりませんが……入ってみてすばらしくいいお湯だったことはまちがいありません。
私のこだわりは温泉マニア的なこだわりというよりも「ゆったりとした気持ちで入浴が楽しめるか」についてのこだわりが強いように思います。お湯も良いにこしたことはないとは思うのですけどね。
また、男性は気にしないかもしれない、女子っぽいこだわりも多少あるのかなと思いました。
アメニティの設置状況はどうか
アメニティと言ってもいろいろですが、まず気になるのは、浴室内にシャンプー&コンディショナーとボディシャンプーがあるか、ということです。
個人的には「リンスインシャンプー」だと髪がきしきししてしまうので、シャンプーとコンディショナーは別々なほうがうれしいです。
でも、正直なところ「休前日に1泊1万円以下」で泊まれる宿だったら、リンスインシャンプーでも別に気になりません。でも、1万円台後半の宿泊料になると「コンディショナー、欲しいな……」って思ってしまいます。
まあ、髪がきしきしするのは嫌なので、自分でも常にシャンプーとコンディショナーのパウチを持ち歩いているんですけどね。一度泊まった宿で「あそこはちゃんとしたシャンプー&コンディショナーだったな」とわかっていたら持っていかないので、必ずチェックしているというわけです。
青根温泉 岡崎旅館はシャンプー&コンディショナーが複数種類あった
ちなみに、青根温泉 岡崎旅館さんの浴室では、何種類かのシャンプーとコンディショナーから好みのものを選べるようになっていて、ありがたかったです。
個人的にけっこう好きな、ポーラの「アロマエッセ」シリーズがあったのがうれしかったです。
シャンプー&コンディショナーの他、女湯にはクレンジングや洗顔料なども並んでいました。
あとは、脱衣所にある洗面所に「化粧水」「乳液」「綿棒」「櫛」などがどの程度置いてあるかも、一応チェックしています。
岡崎旅館さんの宿泊記録はこちらです。
実は、私自身は化粧水や乳液は自分の肌に合ったものを持ち歩いているので使わないのですが、置いてあれば使う、という方も多いと思うのでブログにも載せるようにしています。
綿棒やブラシは、個別包装のものだとより、清潔な感じがしていいですね。コストはかかると思いますけど。このあたりも、宿泊料金に見合った内容であれば良いと思っていて「この宿は櫛がないから★を1個減らそう」とかいうことはないです。(私自身は常にマイ櫛を持ち歩いています)
お湯から塩素臭がしないか
「源泉かけ流し」と書いてあっても、消毒剤を使用している温泉も多いようです。
「かけ流し」の基準も非常に曖昧なところだと思うので、できればかけ流しだといいなあ、とは思っていますけど、そこまではこだわっていません。
でも「浴室に入ったとたんに塩素臭がむわっと」するようなところだと「再訪はないかな」と思ってしまいますね。。。消毒ありと書いてあってもぜんぜん塩素の香りなんてしないところもあるのに、どうしてあんなに差が出てしまうんでしょうね。できれば塩素消毒は最低限でお願いしたいです。。。
休暇村岩手網張温泉のお湯は消毒なしのかけ流しのすばらしいお湯
網張温泉の休暇村 岩手網張温泉は、ph4.1の酸性泉だからかもしれませんが、消毒無しのかけ流しでした。
混浴の野天風呂が有名ですが、男女別の露天風呂からも紅葉が眺められました。
混浴野天風呂はもちろんのこと、内湯もすべて消毒なしです。すばらしくいいお湯でしたよ。
温泉の温度調節はどうか
個人的には温めのお湯のほうが好きなので「源泉が40度以下のぬるめの湯」の場合も、あえて加温せずに提供してほしい!と思ってしまったりします。
越後湯沢の貝掛温泉はぬる湯と熱めの湯を交互に楽しめる
とは言え、加温なしのぬるい浴槽だけでは冬は特につらいですから、源泉がぬるい場合は「非加温浴槽」と「加温浴槽」が両方あるというのがベストかもしれません。
越後湯沢の貝掛温泉 はまさにそれでした。
体温と同じぐらいの温度の非加温浴槽で、湯枕を使ってのんびりとぬるい湯につかり、たまに加温浴槽に入ってまた非加温浴槽に戻って……と繰り返すのが最高に気持ちいいのです。
貝掛温泉は、お湯だけでなく食事もサービスもすばらしい宿です。
鹿児島県の霧島湯之谷山荘はあつ湯もぬる湯もかけ流し
霧島湯之谷山荘は、42度ぐらいの熱い湯と31度ぐらいのかなりぬるい湯の2種類の源泉があり、内湯では共にかけ流しで提供されているのですが、この宿のすばらしいところは「あつ湯」と「ぬる湯」の間の温度の浴槽もかけ流しで提供してくれているところです。
手前がぬる湯、奥があつ湯なんですが、真ん中の浴槽では2種類の源泉が混じり合い、39度ぐらいの長湯にちょうどいい温度で提供されています。
宿泊記録はこちらです。
39度の浴槽で長湯したり、あつ湯とぬる湯で交互浴したりと、さまざまな楽しみ方ができるのがすばらしく、食事も部屋も★3つなのにも関わらず、再訪したい度は★5つという宿です。また行きたい。。。
小野川温泉うめや旅館は熱交換で薄めず適温に調節していた
それと、逆に「源泉が熱すぎる場合に加水するか」という問題もありますね。
個人的には、あまりにも熱々な状態で浴槽に落ちてきて「好きに水を足してね」というやり方よりも、あらかじめほどよく加水してもらえたほうがありがたいです。水をどのぐらい足すかって、他にもお客さんがいた場合気を遣いますしね。
たまに「源泉は高温だけど、加水はせずに引湯する過程で冷ましている」宿や「温度の低い別の源泉と混ぜて適温にしている」という宿もありますね。こちらもすばらしいなと思います。
山形県米沢市の小野川温泉うめや旅館では、80度以上ある熱い源泉を、熱交換によって冷まして、源泉100%のかけ流しで提供しているそうです。
飲泉も可能な、すばらしいお湯でした。食事もおいしかったですよ。
あまりにもすばらしかったので、最初の宿泊からわずか4ヶ月後に再訪してしまったお気に入りの宿です。当然、再訪したい度は★5つです。
源泉の使用状況がしっかり書いてあるか
じゃらんの宿詳細ページを見ると「温泉・風呂」の項目で「かけ流しかどうか」を含めて、宿の浴室についてのさまざまな情報がかなり見やすくまとまっています。
でも、この欄に「源泉かけ流し」の表示を出すかどうかは宿の良心に任せられているようで……「かけ流し」表示があったから行ってみたら「かけ流しなのは有料の貸切風呂だけ」だったり「かけ流し循環併用」という謎の仕組みだったりしたこともけっこうありました。
ちなみにこれ↑は、石和温泉郷の深雪温泉の温泉の詳細です。「源泉掛け流し※人工温泉含まず」という表記がありますね。深雪温泉は実際、ものすごい勢いで大量の源泉がかけ流されている、正真正銘の源泉かけ流し宿です。私以上に温泉の泉質に詳しくないキャバ嬢にまで「これはすごいお湯だ」と言わしめた宿です。
しかし、源泉使用状況とは関係ないんですけど、この宿の「風呂利用条件」の表示はとても親切ですね。大浴場は時間帯で男女の入替があることが明記されており、そのうえ「2種類のお風呂を楽しむには18時までのチェックインをおすすめ」というアドバイスまでしてくれています。
宿泊レポートはこちらです。
最近ちょっとお値段が高くなってしまってなかなか行けないのですが……おすすめです。
深雪温泉は正真正銘の源泉かけ流しの宿ですが、予約した時点では「かけ流しなのか」「加温しているのか」「消毒しているのか」はわからないことがほとんどですが、脱衣所にきちんと使用状況が明示されている宿からは、良心を感じますね。
高峰温泉の源泉使用状況はかなりわかりやすかった
高峰温泉の脱衣所に貼ってあった源泉使用状況は、かなりわかりやすかったです。
「温泉採取場所」「殺菌処理の状況」「浴槽の清掃状況」「換水の状況」まで明記されていました。
何日に1回お湯を入れ替えているかとか、気になるけれど「うちは毎日入れ替えてます!」という自信のある宿以外はほぼ、書いてないですよね。
温泉協会指定の形式なんでしょうか?だとしたらさすが信州だなと。。。
高峰温泉は、秘湯系ですが食事もおいしく、お湯もすばらしく良い宿でした。
シャワーはちゃんと使えるか
男性はあまり気にしないかもしれませんが、私は髪もけっこう長いですし、シャワーがちゃんと使えるかどうかはけっこう気になるポイントです。
たまに、シャワーはあるけれど水量が少なかったり、湯温の調節がうまくいかなくて使えない!ということもあり、ちょっと残念な気持ちになってしまいます。
酸性硫黄泉の宿の場合、金属が温泉成分で傷みやすいらしく、シャワーの耐久年数も短めになってしまうようですが、硫黄泉でもメンテナンスしてあって使えるシャワーが設置されている宿はがんばってるなーと感心してしまいます。
秘湯の宿や昔ながらの湯治宿では、シャワーがなくてもまあ、納得ではあるのですが、あらかじめないとわかっていればチェックイン前に近場で日帰り入浴して洗ってくるなどの対策もとれますので、シャワーのある無しは知りたい!
なので、泊まるときはいつもチェックしてしまいます。
鳴子温泉の姥乃湯はシャワーなくてもいいやと思える良泉
湯治宿の多い鳴子温泉では、シャワーがない宿もけっこうあるようです。
たとえば、先日日帰り入浴した姥乃湯さんも、たくさんの浴室がある宿ですが、シャワーはどこにもついていませんでした。
でも、すべての浴室が明らかに性質の異なる源泉で満たされており、あまりにもすばらしいのでぜんぜん気になりませんでした。
いつか、宿泊してすべてのお湯をじっくり楽しみたい宿です。
ちなみに、泊まるときは、最寄り駅の鳴子温泉駅の反対側にある旅館 岡崎荘さんあたりで日帰り入浴して頭を洗って行こうかなーと。
岡崎荘は450円で日帰り入浴できて、シャワーもドライヤーもしっかりありましたので。。。お湯も良いのですが、お湯の印象の強さでは姥乃湯さんに軍配が上がるかなというところです。
脱衣所のドライヤーはちゃんと風量があるドライヤーか
一つ前の「シャワー」につながる部分ではありますが、頭を洗ったらドライヤーで髪を乾かしたいのですよね。
ドライヤーがまるでない宿、というのはめったにないですが「風量が弱く使い物にならないドライヤー」しかない宿はけっこうあります。
たとえば↓こういう感じで壁に固定されているドライヤーは、かなりの確率で風量が弱く、使い物になりません。。。
見たところ↑これ自体は、壁付けのドライヤーの中でも新しい機種っぽいのでそこまでひどくないかもしれませんが、もっと古いドライヤーで壁付けのやつが、今も現役で使われていることがけっこうあるんですよね。
ドライヤーが使えない宿だとわかっている場合は、持参するか、どこかで洗って乾かしてからチェックインするので、あらかじめ知っておきたいのです。なのでドライヤーについてもいつも、チェックしています。
旅行にドライヤーを持っていくのって変かな?と思ったこともありますが、女性はけっこう持っていかれる方もいるみたいですね。
私が愛用しているのはこちら。
そこそこコンパクトで、そこそこ風量もあり、値段は3000円ぐらい。大きさのわりに、けっこうよく乾くと思います。
ドーミーインチェーンの脱衣所のドライヤーはPanasonicのナノイー!
温泉付きのビジネスホテルの「ドーミーイン」は、泉質は平凡なことが多いですが、浴室や脱衣所の設備はどこもすばらしく良く、ドライヤーはPanasonicの最高級商品「ナノイー」が置かれています。
アメニティも豊富でセキュリティもきちんとしています。
天然温泉 甲斐路の湯 ドーミーイン甲府は、ドライヤーがすばらしいのはもちろんですが、露天風呂から朝焼けに染まる富士山が見えるという、スペシャルな環境でした。
しかも、朝食もおいしいし繁華街にも近いので、甲府で宿泊する際は空室がないか必ずチェックする宿です。
深夜もお風呂に入れるか
食事のときにお酒を飲みますので、食後は酔いにまかせていい気分で寝てしまうことが多い私です。部屋に布団も敷いてあって、浴衣も着ているし、お腹いっぱいでお酒も飲んで、これで寝るなというほうが難しい話でね。。。
しかし、食後20時ぐらいにいったん眠りについたとして、朝まで寝続けることはそう多くありません。大抵深夜1時ぐらいに目が覚めるんですよね。そんなとき、お風呂に入れる時間が23時とか24時までだと、朝までお風呂に入ることはできないのです。ああ!なんだかすごくもったいない感じ。
ですが「チェックインからチェックアウトまでずっとお風呂に入れる」宿なら、深夜に目が覚めてもそれから入りに行くことができるので、めちゃめちゃありがたいです。
日光湯元温泉に白根荘は、男女別の大浴場を深夜のみ貸切利用できる
大浴場に深夜も入れる宿はそう珍しいわけではありませんが、日光湯元温泉の白根荘さんは、さらに一工夫ありました。
白根荘の浴室は、それぞれに内湯とこぢんまりとした露天風呂がついた男女別の大浴場のみなのですが、夜11時から朝5時の間、空いていれば大浴場を貸切で利用できるのです。
青みがかった新鮮そのものの硫黄泉に、先客がいなければ夜の間いつでも貸切で入れるという喜び。。。
ちなみに一人泊不可の宿なんですが、貸切できるのが深夜帯なので、お子さん連れだとあまりメリットがないかもしれませんね。
食事もおいしく、お値段もリーズナブルなのでカップル旅行におすすめです!
無料で入れる貸切風呂があるか
1人旅が多いのに貸切風呂にこだわるの?と思われるかもしれませんが、まあ、有料だったらわざわざお金出してまでは入らないけど、無料で入れるならそれはそれで、あったらうれしいんですよ!
1人で貸切風呂で何をしているのかって……それはまあ、じっくり考えごととか、読書とか、耐水ケースに入れたiPhoneでインターネットとかですかね。普段、自分の家の風呂場でやってるようなことを旅先でもするのがいいんです。
由布院いよとみはすべての浴室を空いていれば貸切で利用できる
由布院いよとみは、高級宿が多い由布院の中にあって、比較的リーズナブルに宿泊できるお気に入りの宿なんですが、こちらの宿「大浴室」「小浴室」「露天風呂」の3つの浴室があるのですけれど、すべて空いていれば貸切で利用できるんです。
しかも、露天風呂はかなり広く「ここを1人で使っていいの……」と申し訳なく思えてくるほどです。
しかも、浴室のある1階まで行かなくても空き状況がわかるようになっている工夫もすばらしいです。
由布院いよとみは再訪したい度満点の宿です。また行きたいです。
青根温泉岡崎旅館では、風情あるタイル張りの浴室を貸切で利用できる
宮城県の青根温泉 岡崎旅館には、男女別の大浴場のほかに小浴室が2つあり、空いていれば内側から鍵をかけて利用することができます。
この小浴室のうちの1つが、風情あるタイル張りの浴室でお湯もとろみがあるようなすばらしいお湯で、最高に気に入ってしまいました。
かつ、食事もとてもおいしかったので、去年、今年と続けて泊まってしまいました。
季節を変えてまた泊まりたい宿です。
浴室内の換気が良いか
プロフィールに「ぬる湯」が好きと書いている私ですが、熱めのお湯もけして嫌いではありません。熱すぎて浸かれないほどでなければ、ですが。。。
そして、お湯が熱い場合特に気になってくるのが、浴室内の換気です。
お湯が熱く、かつ換気がよくないと、浴室内がスチームサウナのようになってしまって長湯できないんですよね。かと言って換気が良すぎて「内湯なのに露天風呂状態」なのも冬場に体を洗うときなど寒くて困ります。ちょうどいい換気状況をキープするのって、なかなか難しい。。。
鳴子温泉の東多賀の湯は熱湯の硫黄泉だけど換気は良好だった
日帰りで何度か立ち寄っている鳴子温泉郷 東多賀の湯は、内湯のみの浴室で泉質は白濁硫黄泉。お湯の温度もまあまあ熱めです。
かなり濃厚な硫黄泉なので、換気を良くしておかないと事故にもつながってしまうんじゃないかと思うのですが、この宿は本当にうまい具合に換気されています。
換気用の窓が高いところにある宿が多い気がするのですが、東多賀の湯は高窓が一箇所と、浴槽と同じ高さの足元にも一箇所あるんです。
それも、大きな窓ではなく細くしか開かない窓なのがちょうどいいんでしょうね。冬に行っても寒すぎて困ることもありませんでした。
良いのは換気だけでなく、お湯も本当にすばらしいので、一度宿泊してのんびり浸かってみたいです。
風呂上がりにお水が飲めるか
脱衣所に用意がなくても大丈夫なように、自分でペットボトルなどを持っていくことも多いのですが、冷水や冷えた麦茶が用意されているとやはり「気が利いているなあ」と思います。
まだ宿泊記録が書けていないのですが青根温泉 湯元不忘閣では、脱衣所が狭かったりでゆっくりお水を飲めるようなスペースがないので、湯上がり処が設けてあり、お水やコーヒー、そして「湯上がり酒」まですべて無料でいただくことができました。
コーヒーはドリップパックが置いてあり、自分で好きに淹れて飲みます。
日本酒も飲み放題なのです……飲みすぎ注意。。。
青根温泉湯元不忘閣、食事もお風呂もすばらしい宿でした。
浴室と脱衣所の清掃状況はどうか
部屋と同様ですが、浴室と脱衣所もきちんと清掃されていると、やはり「いいな」と思います。
特に洗い場と洗面所周りだと思いますが、1日1回掃除すればOKというわけではなく、時間と共に汚れてしまう場所だと思うので清潔にキープするのは流行っている宿ほど大変だと思います。それゆえにまめに掃除されていると「この宿いいな」と印象がよくなりますね。
再訪したい度を左右する【その他】のポイント
今回最後なので「部屋」「風呂」「食事」以外でチェックしてしまうポイントについてもまとめてみました。
クレジットカードが使えるか
使えないから評価を下げる!とかいうことはないのですが、同じぐらい行きたい宿が2つ以上あると「カード使えるしこっちにするか」という、最後の決断の材料になったりはしますね。
家族経営の小さい宿なんかだと、むしろ「カード使えないのが当たり前」ぐらいに思っているので、使えるとわかると「がんばってるなあ」と思ったり。
困るのは、じゃらんや楽天の宿詳細ページでは使えることになっていたカードが、実際現地に行ったら使えませんでした、というとき。
そういうときも困らないように、現金で支払えるだけのお金は持っていくようにはしているのですが、私は1人泊のことが多いですから、そこまで高額でもないですしね。。。
とは言え、コンビニが少ないような場所だと手持ちが少なくなったぶんを引き出すのにも手間がかかったりして、予定が狂うこともありますし、家族で泊まるときなんかは宿泊料の合計も高額になると思うので「カード使えると思ったのに使えなかった!」という事態はかなり困りますよね。
なので正しい情報を出してくれているかどうかはチェックするようにしています。
送迎があるか
公共交通機関を利用して旅をしているので、最寄り駅から徒歩では遠い宿の場合、送迎があるかどうかはかなり重要です。個人的には「最寄り駅(または最寄りのバス停)から15分以上歩く」場所だったら、送迎してもらえるとありがたいなあと。
本数が少なくても、バスが通っていればまだ良いのですが、タクシーしか手段がないような場所だったら、できれば最寄り駅まで送迎してほしいですし「送迎ないならやめておくか……」ということも、もちろんありました。
「何時の電車で着くか前日まで連絡をください」という宿が多いような気はしますが「駅に着いたら電話ください」とか「着く時間がわかったら教えてください」というようなフレキシブルな対応をしてもらえると「送迎を予約しちゃったから○時○分の電車に絶対乗らなきゃ!」と気が急いてしまうことがなくてありがたいです。
そういえば、作並温泉 ゆづくしSalon一の坊は、送迎の予約をしなくても、最寄り駅に電車が到着するタイミングで毎回、送迎バスを駅前に待機していてくれます。まあこれは、大型ホテルだからこそなせる業ですね。。。
もちろん、完全予約制だったとしても、迎えに来てもらえるだけでめちゃめちゃありがたいことは間違いありません。ただ、予約の締め切りが3日前とかだと「急に思い立って前日に予約をとった」ときなどに迎えに来てもらえないことがあるので、できれば前日ぐらいまで送迎予約を受け付けてもらえるとありがたいですね。
休前日に1人泊できるか
土日休みの会社員で、一人旅を趣味にしていますので、ここはチェックせざるを得ないポイントです。人気の宿ほど休前日の一人泊は難しいことが多いのですが、鳴子温泉の旅館すがわらさんは、かなりの人気宿なのに、休前日の一人泊のプランが必ず出ているので、本当にすばらしいなと思います。
休前日の料金アップ度合いはどうか
休前日は当然混み合いますので、ちょっとぐらい値段を高くしてもまあ、部屋は埋まるんだと思います。それはわかるんですけど「同じプランで休前日と平日泊の料金差が1人3000円以上」あると「ちょっと別のところを探してみようかな」と思ったりはしますね。
逆に、ほとんど料金差がないと「がんばってる宿」っぽい気がして、印象がよくなる気がします。
「温泉宿」だから「風呂」が主役なことは間違いない
いくら食事がおいしくて部屋がきれいでも、お風呂が微妙だったらやっぱり私は、あえて再訪したいとは思いません。もともと「温泉宿」と思わずに、オーベルジュだと思って選んだ宿なら別ですが……。
温泉は資源なので、湧出量など企業努力ではどうにもできない部分もあるとは思うのですが、お湯は普通でも「風呂」として質の高い浴室というのもけっこうありますし、そういう宿も私は好きです。
ゆったりとした気持ちで楽しめるお風呂を、これからも探していきたいです。