温泉ブログ 山と温泉のきろく

山好き女子の温泉と食と山旅の記録です。

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【食事編】温泉宿に泊まるとき思わずチェックしてしまうポイント

たとえ1人旅でもしっかり、宿で飲んで食べたい

温泉宿に泊まるときにチェックしてしまうポイント。今回は「食事」編です。

前回の「部屋」編はこちら↓↓

温泉宿に泊まるとき思わずチェックしてしまうポイント【部屋編】 - 温泉ブログ 山と温泉のきろく

30歳を過ぎたら温泉宿のコース料理を食べるのがつらくなった、という話もよく耳にしますが、今のところ私は、そういう兆しはありません。
また「飲むと食べない」タイプでもないので、一人旅でも誰かと一緒でも、宿でしっかり飲んで食べたい人です。(帰宅後は1日絶食します。。。)

というのも、なるべく宿でゆっくりしたいので、お風呂に入った後に夕食を食べに外に出るのが面倒くさいんですよね。

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上の写真は遠刈田温泉の山風木という宿でいただいた鮭はらこ飯。

10月下旬に宿泊したのですが、秋の限定メニューだそうです。
温泉宿の食事でどんなところをチェックしてしまうか、考えてみました。

 【食事】で思わずチェックしてしまうポイント

温泉旅館の食事は、先付けや前菜の種類がやたら多いですよね。
以前は「こんなにちまちまいろいろ付けなくていいのに」などと思っていたこともありましたが、日本酒を飲むようになってから、前菜をつまみながら飲むのが大好きになりました。

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最近は、1杯目から日本酒を飲むことも多い私です。
さて、食事についてチェックしてしまうポイントはこちら。

食事は部屋食か会場食か

実は、私自身は部屋食でも会場食でもあんまりこだわりがないというか、どちらでもいいや、という人です。

部屋食は部屋食で、面倒なこともあると思うんですよね。たとえば鍋や肉を焼いたにおいが部屋についてしまうこととか、御膳を下げにきてくれないと風呂に行きづらいとか、布団を敷いたりあげたりしてもらっているときの布団係の方との雑談がしんどい、とか。

でも、一人旅をし始めたばかりの頃は、会場食の宿はちょっと避けたいな、と思っていましたね。バイキングの宿も、ビジネスホテルの朝食バイキングぐらいはいいですけど、旅館ではちょっと嫌でした。なんか寂しい人だと思われないかなって、気にしていましたね。
人の目が気になっていた時代が私にもあったんですね。。。ちなみに、20代の頃です。30歳を過ぎたらあんまり気にならなくなったw

なので、私自身は今は気にしていないけれど、気になる人はいるよね、ということでチェックするようにしています。ただ、部屋食だから食事の★の数をプラスしよう、ということは特にないです。

赤倉温泉いづみ荘は空いていた隣の部屋で食事の用意をしてくれた

実は私が一番好きなのは「個室での食事」です。
特に「お客さんが泊まれる部屋を食事処にしている宿」が好きです。小さな宿でけっこうあります。赤倉温泉のいづみ荘さんもそうでした。

いづみ荘の宿泊記はこちらです↑

いづみ荘さんでは、食事は宿泊した部屋の隣の部屋で用意してくれました。

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なので完全に、見た目は部屋食なんですが、私が泊まっているのはこの部屋ではなく、隣の部屋なんです。

もしかしたら満室のときは普通に部屋食になるのかもしれませんけどね。
個室の食事処だと、飲み物を頼みにくかったりテレビが見れなかったりすることもありますが、空いているお部屋で食事をいただく場合はテレビも見れますし飲み物も電話で注文できますから、いいとこ取りなのでした。

赤倉温泉いづみ荘は、再訪したい度満点の宿です。料理も値段のわりに量が多く、とてもおいしかったです。

会場食の場合、席の居心地はどうか

部屋食でも会場食でも気にならない私ですが、会場食の際の席の居心地はちょっと、気になりますね。

大きなテーブルで相席だったりすると、やはりちょっと落ち着かないので、できれば一つのテーブルに1人で座りたいなと。そして、テーブルとテーブルの間にはそこそこ距離があり、隣のテーブルとの間に衝立なんかがあれば完璧です。

上諏訪温泉 湖泉荘の食事会場は広く間仕切りもあって快適

上諏訪温泉の湖泉荘はまさにそんな感じの理想的な食事処で、のんびりと食事が楽しめました。

f:id:happydust:20170823215749j:plain食事処自体、新しくてきれいなのもよかったですね。料理もおいしかったです。

湖泉荘の宿泊記録はこちらです。

ほどほどに高級感があって食事もおいしく、土曜日の1人泊で1万円強で泊まれたのでかなりラッキーでした。常に週末1人で泊まれるわけではなく、たまたま空室があったので直前に予約できたようです。

食事の際にいただけるドリンクメニューの豊富さ

私は日本酒が好きなので、日本酒のメニューが豊富な宿だと特に興奮します!
一人旅がほとんどなので、一合でいただけるお酒が多いと特にありがたいですね。

青根温泉岡崎旅館は一合でいただける日本酒が30種以上あった!

青根温泉の岡崎旅館では、一合でいただける日本酒がかなり多くてうれしかったです。

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岡崎旅館さんの宿泊記録は↓こちらです。

しかも、利き酒セットもあるのもすばらしいです。

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利き酒セットの内容は、好きなお酒を選べるのではなく、あらかじめ宿のほうで選んでくださるのですが、どれも飲みやすくおいしい、宮城の地酒でした。

岡崎旅館さんは、再訪したい度満点の宿です。料理もすばらしくおいしかったです。

長野県 高峰高原ホテルは信州ワインの種類がとにかく豊富だった
また、私はワインはあまり飲めないのですが、高峰高原ホテルは長野県産ワインの種類が豊富で、しかもグラスでいただける種類がかなり多かったです。

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高峰高原ホテルの宿泊記録はこちらです。

普段はあまりワインを飲まないのですが「こんなにあるのなら飲んでみたい!」と思い、高峰高原ホテルでは久々にワインをいただきましたよ。

鍋に火を点けるタイミングを聞いてくれるか

たまにですけど、席に着いた瞬間に鍋に火を点けられてしまうことがあるんですよね。。。

まあ、鍋の具材が豚ばら肉だったりしたら、火がしっかり通り過ぎても別にいいか、と思うのですけども。

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豚バラの鍋は、安くておいしいですよね。

でも、すき焼きのときなんかは、さっと火を通しただけでいただきたいのですよ。肉が固くなるから。。。

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旅館では、空の鍋に好きなタイミングで具を入れるのではなく、具材が最初から鍋に入っていることが多いので、一度火を点けられたらもう食べるしかありません。。。

個人的には、鍋は刺身を食べ終わるぐらいに火をつけたいなーと思っているので、火を点ける前に「お点けしてよろしいですか?」と聞いてくれるか、チャッカマンを置いていってくれるとうれしいなーと思います。

お酒がなくなったときスムーズに注文できるか

部屋食のときは電話で注文すればいいですが、会場食と個室食事処のときは、お酒がなくなったときに限って、なかなか仲居さんが来ない!ということがけっこうあります。

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特に個室だと、料理が運ばれてくるタイミングでうまく注文できないと、部屋の外に出て呼び止めなければならなかったりしますので、内線電話があったり、呼び出しブザーがあったりすると、気が利いているなあと思ったりしますね。

先にもご紹介した上諏訪温泉の湖泉荘では、会場食ですが呼び出しブザーが各テーブルにあって、親切だなあと思いました。

料理の提供ペースは適切か

一人泊の場合、話をする相手がいないのでグループで食事をしている人たちよりも早く、食べ終わってしまうことが多いです。

私はお酒を飲むので多少ペースは落ちますが、一人泊でお酒を飲まない男性のお客さんだったりしたら、きっと私よりも食べるのは速いでしょうね。

こちらの食べるペースを見計らってちょうどいいタイミングで出してくれる宿は「すごいな」と思います。

そこまで完璧ではなくても、前の皿が空になるよりも前ぐらいに提供してもらえる、やや早めの提供スピードのほうが、待たせられた感がなくていいですね。

これはおいしい!という一品があるか

「温泉旅館の食事」というと、一昔前までは「量は多いけれど味はあんまり」というところも多かったように思います。でも最近は、食事に力を入れている宿が増えたのではないでしょうか。「料理がおいしくないな」と思うことは本当に少ないように思います。 あとは私が宿での食事にこだわるタイプなので、口コミなどを読んで、食事の評判がイマイチな宿を最初から避けているせいもあるかもしれませんが。。。

しかし「まあまあおいしい」食事を出してくれる宿が大多数なため「あそこは料理がおいしかったねえ」という印象は、なかなか残りにくくなってしまいました。

思い返してみると、数多くの「まあまあおいしい宿」から、頭一つ抜きんでるためには、何か一品でいいので「これは!!」と目を見張るようなめちゃくちゃおいしい一品があるかどうか、のように思います。

遠刈田温泉の旬菜湯宿 大忠のすべてを凌駕する最高の肉じゃが

たとえば、宮城県の遠刈田温泉に旬菜湯宿 旅舘大忠という宿があるのですが、夕食でも朝食でも、通常のメニューのほかに「おばんざいのバイキング」が用意されているんです。

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漬物やゼンマイの煮付け、玉こんにゃくなど、食材的に豪華なメニューではないのですが、食べ放題です。

そしてこのおばんざいバイキングの中で提供されている「肉じゃが」が異様においしいんです!

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何回おかわりしたことか。

この宿には彼と一緒に泊まったんですが、泊まってから2年以上経った今でも彼は「食事がおいしい宿と言えばあの肉じゃががおいしかった」と言います。

こちらのお宿、肉じゃが以外のメニューもすべておいしかったんですけどね!

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日本酒もいろいろあって、十四代も飲めるし。

 

f:id:happydust:20170824221210j:plain牡蠣もおいしかったし。

なぜか朝食で、スパークリングワインが飲み放題だったりとか。

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でも、全体的にすべておいしかったけどやっぱり、めちゃくちゃおいしい肉じゃががなかったら、印象は薄くなってしまったように思います。

他の宿の食事でも、印象に残っている一品と言えば「山菜の炊き込みご飯@尾瀬檜枝岐温泉かぎや旅館」「りんごの天ぷら@休暇村岩手網張」などで、どれも高級食材を使った料理ではないんですよね。

どうということもなさそうな料理なのに、すごくおいしい!という一品があると「これを食べるためにまた泊まりたい!」と強く思いますね。

遠刈田温泉の大忠に前回泊まったのは12月ですが、次は別の季節に泊まってみたいです。

ちなみに、この記事最初に紹介したはらこ飯の宿、遠刈田温泉の山風木とこちらの大忠さんは姉妹館なので、大忠さんでも秋にははらこ飯を食べられるはずです。

地物食材を使った料理があるか

山の宿で鮪の刺身が出たりすると「なんだかなー」と思う方もいるようですが、最近は、車で行ける場所なら山奥でだって新鮮な魚は手に入ると思いますし、私は特に気にはなりません。
とは言え、その土地ならではの料理が並ぶとやっぱりうれしいし、それがおいしければ「また泊まりたいな」と思います。

乗鞍高原温泉 山水館信濃のとろける信州サーモン

たとえば、乗鞍高原温泉の山水館信濃の夕食で出た信州サーモンのお刺身は、まさにとろけるおいしさで「これぞ山の宿でいただく刺身だよね!」と思ってしまいました。

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山水館信濃の宿泊記録はこちらです↓

料理もおいしく、お湯もすばらしい宿でした。また泊まりたいですねー。

新高湯温泉吾妻屋旅館の焼き加減を聞いてくれる米沢牛ステーキ

ブランド牛で有名な地域では、やはり牛肉の料理も楽しみです。
すき焼きやしゃぶしゃぶもいいですが、肉食べた!という満足感を一番強く感じられるのはやはり、ステーキではないでしょうか。山形県米沢市の新高湯温泉の吾妻屋旅館では、通常のプランに+5000円程度で、米沢牛のステーキ180gのステーキプランにすることができます。

吾妻屋旅館の宿泊記録はこちらです。

私は、もちろんステーキプランで宿泊しましたよ!
なんと、食事の前に部屋に電話がかかってきて「ステーキの焼き加減」を訊かれますw
温泉宿でステーキをいただいたことは何度かありますが、焼き方を訊かれたのはこの宿だけでした。

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180gと銘打ってはいますが、200g以上はあったと思います。
市内のステーキハウスで200gのステーキを注文したら8000円以上しますし、5000円プラスでいただけるならお得だなと思いました。実際、ステーキ屋さんで食べたステーキよりもおいしかったですよ。。。

お品書きがあるか

料理を運んでもらう際に、一皿一皿内容を説明していただくのも、もちろんありがたいのですが、酔っぱらっていたりですぐ忘れてしまうのでお品書きがあると、後から思い出すのも楽だしうれしいですね。
奥飛騨山草庵 饗家は朝も夕もお品書きが用意されていた
岐阜県の新平湯温泉の奥飛騨山草庵 饗家(きょうや)は「料理旅館」を名乗るだけあって朝食も夕食もすばらしくおいしかったんですが、朝夕共にお品書きがちゃんとあるところも素敵だなーと思いました。

宿泊記録はこちら↑

夕食は、飛騨牛の炭火焼きを始めとした、豪華、かつ手間のかかったお料理の数々。

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夕食のお品書きはこちらです。
飛騨牛が本当においしかった。。。

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朝食にもきちんとお品書きがありました。

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また、季節を変えて泊まりたい宿です。

揚げ物は冷めていないか

部屋食のときなどは特に、料理はある程度一気出しの宿が多いように思います。一品一品出していただくのは大変だと思いますので、そのこと自体はいいのですが、揚げ物だけは、最初から出ているとちょっとガッカリしてしまいますね。

特に、揚げ物が塩でいただく天ぷらの場合は、冷めてしまうとつらいのです。天つゆでいただく場合はまだいいのですが。。。

なるべく温かいうちに食べようと思っても、お刺身の前に天ぷらを食べるというのもちょっと、微妙な気持ちになってしまうんですよね。。

黒川温泉 御客屋は部屋食でも揚げたての天ぷらを運んでくれた

黒川温泉の御客屋さんでは、部屋食でいただいた際もちゃんと、揚げたての天ぷらを食事の後半に持ってきてくださったので、うれしかったです。

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「春菊、舞茸、ヤーコン」という、少々珍しいラインナップ。
量が多過ぎないのですべて、温かいうちにいただけました。

宿泊記録はこちらです。

御客屋さんにはふるさと割とふっこう割を使って、半額近くお得なお値段で泊まらせていただきました。サービスもお湯もすばらしく、食事もおいしい宿で、再訪したい度は当然満点です。

白いご飯がおいしいか

私はいわゆる「米どころ」と呼ばれるところの出身なんですが、普段の生活の中ではびっくりされるぐらい、白いご飯を食べない人です。平日は一粒も食べないことがほとんどですね。

糖質制限しているから、というのも理由の一つではありますが、白いご飯があまり好きじゃないんですよね。

たぶん、小学校・中学校時代の給食が「完全米飯」を謳っており、週6日間、給食で白米を食べさせられ続けたからというのも大きいような気がします。給食で出てくる米ってそんなにおいしい米でもないしな。田舎の給食って、農協と癒着して生産調整の一端を担ってたんじゃないかなって今になって思うんだ。。。

と、それはいいとして、旅館の朝食と言えば9割方、白いご飯が出てきますよね。
たまにお粥とか、まれにパンのこともありますけど、白いご飯と、ご飯をたくさん食べられるおかずというのが王道ですよね。

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白いご飯がそんなに好きじゃない私でも、おいしくいただけるお米の質、炊き方をキープしてくれてるかどうかは、けっこう重要だなと思います。

須賀川温泉 おとぎの宿米屋の白米は本当においしかった

泊まったのはもう8年も前なんですが、福島県の須賀川市にあるおとぎの宿 米屋の朝食の、釜で炊かれた白米は、本当に本当においしかったです。

8年経った今でも「あそこの米はおいしかったなあ」と思うぐらいだから相当だと思います。

ちなみに、読んで字の如くですが、もともとはお米屋さんだったんだそうです。

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しかも、8年前に宿泊したときは……朝の白米もおいしかったんですけど、夜は松茸ご飯でした!山盛り食べたかったのに、お腹いっぱい過ぎてあまり食べれなかった。。。

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ご飯以外のお料理もすばらしくおいしい宿で「再訪したい宿リスト」にずっと入っています。

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まあまあいいお値段するので、なかなか再訪できないんですけどね。。。

大事なことなのでもう一度、一人泊でも宿でしっかり食事したい

とても不思議なんですが、一人泊の予約だと「お食事軽めのライトプラン」とか「朝食のみのプラン」でしか予約できないということがたまにあるんですよね。

たとえば平日の予約だったら「もしお客がこの1名だけだったら1人分だけ用意するのが手間だから」とかもあるのかな?と思いましたが、休前日の予約でも同じなんですよね。これ、どうしてなんでしょう。

もしかしたら

「一人のお客さんはそんなに時間かけてしっかり食事しないでしょ。一人なんだし」

と思われているのかなあと思ったりして。
でも、一人でもちゃんとお金払って、しっかり宿のご飯食べたいです!ということで、食事についての記事をまとめたいと思います。

次回は【風呂】についてまとめる予定です。