温泉ブログ 山と温泉のきろく

山好き女子の温泉と食と山旅の記録です。

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二日市温泉 大丸別荘 宿泊記 博多にほど近い、一人旅に優しい老舗旅館に一人泊

博多の奥座敷二日市温泉を代表するハイクラス旅館、大丸別荘

二日市温泉は、博多駅から電車で30分足らず(特急なら10分少々)のJR二日市駅の南西にある「博多の奥座敷」とも呼ばれる温泉地です。開湯は奈良時代と古く、7軒の旅館と2軒の共同浴場で構成されています。

今回ご紹介する「大丸別荘」は、二日市温泉を代表する温泉宿で、予約サイトなどでは「ハイクラス」の宿として分類されることも多い宿です。

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部屋付きの内風呂に温泉が供給されている部屋もあります。1人だとこういうお部屋は予約できなかったりするのですが、ありがたいことに大丸別荘では、1人でも温泉内風呂付きの部屋を、それも土曜日でも予約可能なのです!

2人以上で泊まったときと比べてやや宿泊料金はアップするものの、個人的には許容範囲内の料金アップだったので「一人旅に優しい宿だな」と思い、いつか泊まってみたいと思っていました。実は、2020年に福岡県で1番泊まりたい宿にも、大丸別荘さんを選んでいます。

2020年の1月に宿泊が叶いましたので、遅ればせながらレポートしたいと思います。

佐賀・福岡旅行2日目の宿泊は二日市温泉で

佐賀・福岡県の温泉地を巡る旅、1日目は博多から電車とバスを乗り継いで嬉野温泉へ。
嬉野温泉を知るきっかけとなった温泉湯豆腐の店で湯どうふと昼酒をいただき、すばらしい自家源泉を持つとのことで気になっていた宿で日帰り入浴。そして、2020年佐賀県で泊まりたい宿に選んでいた、旅館一休荘に宿泊しました。

一休荘については、非常に気に入ったので発売中の著書の中でもご紹介させていただきました。

さて、一休荘をチェックアウトした後は、嬉野温泉のお茶屋さん(嬉野はお茶の生産地でもあります)で煎茶をいただいた後、バスで武雄温泉に向かって日帰り入浴&昔の共同浴場を見学したり、温泉街のコーヒー専門店でコーヒーを飲んだり。

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朝ご飯をしっかりいただいたのでそこまでお腹も空いておらず、ランチも食べないでだらだらと歩いたりお茶したりしていました。

その後は武雄温泉駅からまた特急に乗り、佐賀県に別れを告げて福岡県へ。

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JR二日市駅で下車します。

二日市駅から本日の宿、大丸別荘までは直線距離ではそんなに遠くないのですが、温泉街が駅の入口の反対側にあるため、歩くと15分ほどかかります。

15分なら私は歩いてしまうのですが(送迎があっても、天気が悪くなければ呼ぶほうが面倒なので……)徒歩15分は遠いと思われる方が多いかと思います。宿のホームページに送迎の案内がないかなと「交通案内」のページをチェックしましたが「JR二日市駅からはタクシーで5分:約900円」と書かれているのみで、送迎の案内はありませんでした。

実はこういう、やや高級めの宿で駅からの距離が微妙な場合、案外送迎がないというケースはたまにあります。最寄り駅にタクシーが常駐していることが絶対条件ですが……。

「高級旅館なのになぜ?」と思っていたのですが、そもそも車で来る人が多く、公共交通機関利用でも1000円程度のタクシー代を惜しむお客さんはあまりいないということなのかもしれませんね。それなら地元のタクシーを使ってもらったほうが、地域への貢献にもなりますし……。

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「博多湯」「御前湯」という2軒の共同浴場が向かい合う通りを歩いて宿に向かいます。

Googleマップを頼りに宿のすぐ近くまで来たのですが、宿の建物は見えているのに、入口がどこなのかわからず、しばらく迷いました。

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正解は高速道路の「九州縦貫自動車道」が走っている大きな通りに面して、宿の入口があったのです。高速道路沿いに入口があるなんて思わなかったんですよね……盲点でした。 

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エントランスの前には誘導係の男性が立っており、フロントまで案内してくださいました。

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チェックイン手続きを済ませて、部屋に案内していただきます。 

【部屋】★★★★☆ 部屋は広々快適、部屋風呂も温泉の平安亭に宿泊

大丸別荘は全41室の宿なのですが、部屋数のわりに敷地が広い宿です。

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今回宿泊した「平安亭」は、大浴場からもフロントからもわりと近い棟でした。

館内は建築時期の異なる3つの棟に分かれている

大丸別荘は「平安亭」「大正亭」「昭和帝」 の3つの宿泊棟と「蓮魚庵」という一戸建ての離れから成るのですが、すべての部屋タイプに1人で泊まることができるのが本当にすばらしいなと思います。

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そして4つの部屋タイプのうち「平安亭」と「蓮魚庵」は、部屋付きの内風呂にも温泉が供給されています!(ただし「蓮魚庵」は一戸建ての離れだけあって少し料金が高いです)

そして「大正亭」に宿泊した場合は、大正亭専用の家族湯があり、24時間入浴することができます。大丸別荘の大浴場は深夜に入浴することができないので「平安亭」と「大正亭」で悩んだ末に平安亭を予約しました。大正亭も建物・浴室の雰囲気が良さそうで迷ったのですが……自室でいつでも温泉に入れるほうを選んでしまいました。

宿泊した部屋の入口がこちらです。

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電気のスイッチパネルがかわいいですね。
部屋の入口がエレベーターの近くだったので、エレベーターの音が気になったりしないかな?と気になったのですが、杞憂でした。

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なぜなら、部屋がとても広いのです。踏込から長い廊下が続いていました。

二間続きの和室と窓際のリビング、一人では持て余す広さ

廊下を突き当たりまで進むと、こぢんまりとしたリビングルームがありました。

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めちゃくちゃ広い広縁なのかもしれませんが……ダイニングセットが置かれています。

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テーブルの上にはオリジナルのお茶菓子が置いてありました。
1人なのに2個置いてあるけどいいのだろうか……?(おいしかったので、食べてしまいましたが)

あまり意識していなかったのですが、禁煙ルームというわけではないようで、灰皿が置いてありました。室内は特に煙草のにおいが気になるということはなかったです。

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冷蔵庫を開けると有料の飲み物が入っていましたが、買って来たものを入れるスペースもあります。自動精算式で、瓶や缶を抜くと購入してしまう仕組みです。

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ただし、料金はコンビニで買うよりも若干安いお値段に設定されており、良心的でした。

冷蔵庫の上にはお茶セットとグラスが。ほうじ茶と煎茶のティーパックがたくさん用意されています。

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その上には湯沸かし機能付きの電気ポットと、冷水の入ったポットも置いてありました。 

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金庫は暗証番号を登録してロックするタイプでした。

そして、もちろん部屋はリビングだけではありません。手前には二間続きの和室があります。

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リビングと接している和室にテレビと座卓があり、こちらで食事もいただきました。 

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もう一室は寝室という扱いのようです。こちらの部屋には加湿機能付きの空気清浄機があり、乾燥する季節なのでありがたかったです。

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夕食後はこちらのお部屋に布団を敷いていただきました。枕元のスタンドがあるのが素敵ですね。布団も厚くてふかふか、とても寝心地が良かったです。
食事をいただく部屋と寝る部屋がしっかり分かれているので、朝食前後の布団あげは基本的にはなし。希望する場合のみ連絡をくださいとのことでした。

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新逸のクローゼットをあげると、浴衣やタオル、丹前、足袋ソックスなどが入っていました。

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丹前はいちご模様?でしょうか。浴衣の色と合っていてとてもかわいいですね。

ちなみに、トイレは入口近くにあります。

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男女で泊まるときなど、部屋とトイレが近い場所にあると気になると思うので、距離があるのはとてもいいですね。まあ、私は1人なのでどちらでもいいのですけれども……。 

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トイレは手前に男性小用と洗面所、奥にウォッシュレット付きの個室がありました。新しく清潔なトイレでした。

室内のWi-Fiはやや不安定 

客室内ではWi-Fiを利用可能なのですが、お部屋にもよると思うのですけど、私の泊まった部屋はやや速度が不安定でした。すばらしく居心地が良い部屋だったので、それだけは少し残念でした。

部屋風呂にも温泉が供給され、風通しが良く気持ち良い浴室

洗面所と内風呂は、リビングルームの隣に位置しています。

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シャワーキャップとコットンセット、歯ブラシ、紙コップが設置してあります。
化粧水などのアメニティは、各部屋には用意されてありません。(大浴場の脱衣所にはあります)

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ドライヤーは、部屋にあるものはやや風力が弱めなので、髪が長い方は脱衣所で乾かしたほうが良いかと思います。(脱衣所はPanasonicのナノイーでした)

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洗面所の奥にはヒノキ造りの内風呂が!
洗い場にはシャンプー&コンディショナー・ボディシャンプーが設置されています。 

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お湯を入れてみました。窓が円窓なのも雰囲気があって良いですね!

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ほんのりと硫黄の香りがする源泉を好きなだけかけ流しで楽しめるのは、やはり幸せを感じますね……。

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ときどき窓を開けながら、長湯してしまいました。やはり、平安亭を選んで良かったです。 

【風呂】★★★★☆ 川と滝つぼをイメージした雰囲気ある内湯はお湯も極上

さて、大浴場にも行ってみたいと思います。
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宿泊したのは2階のお部屋でしたが、大浴場の入口は1階にあるので、階段で降ります。

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踊り場には、たくさんのサインや似顔絵が飾ってありました。  

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この向こうに、大浴場、大正亭、そして庭園への入口があります。 

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大浴場のエントランスがこちら。男女の入れ替えはなく、午前1時半から5時までは入浴できません。夜通しは入れないですが、深夜早朝にも入浴できるのはうれしいですね。

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1階に男性の浴室の入口、2階が女性の浴室の入口です。

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脱衣所の手前に給水機が置かれていました。

内湯のみだが広々とした男女別の大浴場

脱衣所の入口には無料で使える貴重品ロッカーが。 

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赤白の互い違いになっていて、番号は金色。レトロでかわいかったです。 
源泉分析表が掲示してありました。

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「大丸別荘C泉」とのことで、自家源泉なんですね。
源泉温度48.3度、ph8.8のアルカリ性単純硫黄温泉です。

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脱衣所は広く清潔で、化粧水や綿棒などのアメニティ類もしっかり揃っています。

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ドライヤーはPanasonicのナノイーで、歯ブラシやシャワーキャップ、使い捨てブラシ、ヘアゴムなども置いてあり、いたれりつくせりですね。

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洗い場は、1人ずつのスペースがしっかりと区切られているのが良かったです。お隣にお湯がかかってしまわないか、気を遣いますもんね。

浴室は、冬で気温が低かったのでもうもうと湯気が立ち込めていました。

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お堀のように石を組み合わせた浴槽でした。

湯気がなければこのように、広い広いお風呂です。

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浴槽の中には段差があり、浴槽の中央部は水深90cmとかなり深くなっていました。
また、浴槽の底には丸い石が並べられており、歩くと足つぼが刺激されるような心地よさがありました。

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部屋にあった冊子で確認すると、天然の川を模した作りになっているんですね。
内湯のみで露天風呂はないのですが、浴槽内のどこに位置を取るかで温度なども微妙に異なり、自分好みの場所を探して歩くのがなかなか楽しかったです。

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お湯も、42度程度の熱めの適温で、ほんのりと硫黄の香る極上湯が、ドバドバと掛け流されていました。

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飲泉も可能です。口に含むとほんのり卵臭。ちょっと深雪温泉のお湯を思い出すような、肌にも優しい、すばらしいお湯でした。

大正亭に宿泊すれば24時間貸切利用できる家族湯に入れる

大浴場のほかに、今回私が宿泊した「平安亭」に泊まれば、部屋のお風呂にも温泉が出るのですが、「大正亭」という棟に泊まると、24時間入浴可能な家族湯に、空いているときにいつでも浸かることができるそうです。 

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「水心の湯」と「芦の湯」の2箇所があり、どちらもかなり広そうです。大正亭は全8室の棟なのでそこまで混み合うこともないと思いますし、1人旅なら部屋風呂で十分ですが、家族や恋人と一緒に泊まるなら、大正亭がおすすめですね。

大浴場近くの庭園を散歩

大浴場の入口近くに庭に出るための戸口があったので、お風呂上がりに散歩してみました。 

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少し離れたところに立っている、マンションの姿が見えたりもしますが、きちんと手入れされた庭園です。 

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常緑樹が中心の庭なので、1月でも、葉が落ちて寂しい感じにならないのがいいですね。

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なるほど、庭の手前側に「平安亭」と「昭和亭」、向こう側に「大正亭」があるんですね。

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あのあたりが大正亭でしょうか。
大正7年築だけあって、趣がありそう……と、やはり大正亭が気になっている私でした。 

お風呂上がりにラウンジでコーヒーとアイス

大丸別荘には「アジアンリゾートスパ(エステ)」や「カラオケルーム」「和風レストラン」「喫茶コーナー」などが併設されています。

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その中の喫茶室で、コーヒーを無料でいただけると聞き、やはりお風呂上がりに伺いました。 

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ロビーの近くにある喫茶室は広く、落ち着いた雰囲気です。
コーヒー1杯は無料でいただけるのですが、この日はランチを食べていなかったので小腹が空いており、何か甘い物でもいただこうかなと、追加でオーダーすることにしました。

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メニューはシンプルで、スイーツ系はアイスクリームが3種類(各300円)とケーキが3種類(各250円)です。

ケーキ250円はなんだか安いな、と思い、ケーキを注文しようとすると、本日はすべて売り切れとのこと……安いから、みんなケーキを頼んでしまうのでしょうか。

なので「チョコレートアイス」を注文します。

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アイスクリーム、量もしっかりあって、高級なアイスの味がしました・笑
それに、コーヒーもアイスも、器がとても素敵です。コーヒーミルクもポーションのやつではなく、銀色のポットに入った状態で提供されるのがうれしいですね。ちょっといい喫茶店に来たような雰囲気です。

ホテルのラウンジであれば、いい食器を使っているところも珍しくありませんが、そういうところはコーヒー代も500~900円とかするところが多いと思います。こちらのコーヒーは1杯250円で、宿泊客は無料でいただけるのに、上質な雰囲気を味わえてすばらしいなと思いました。

【食事】★★★★☆ 朝夕ともにお部屋でいただく手の込んだ食事

大丸別荘では、食事は朝夕共にお部屋に運んでいただきます。
部屋が2室あるため、朝食の際も布団をあげてもらう必要がないのがすばらしいなと思いました。(希望すればあげてもらうこともできます)

大丸別荘のドリンクメニュー

夕食の際にいただけるドリンクメニューはこちらです。
ビール、日本酒、ワイン、シャンパン、ウィスキー、梅酒、焼酎など、基本的なお酒はすべて揃っていました。

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地ビールなどの変わったお酒はありませんが、瓶ビールはキリン・アサヒ・サッポロ・サントリーと大手ビール会社のものがすべて飲めます。

利き酒セットのようなものはありませんが、日本酒は提供されている6種類が、すべて1合で注文可能です。

大丸別荘の夕食

夕食のお品書きです。今回は、特にグレードアップなどはせず、基本の「基山会席」で予約しました。

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八寸の説明がかなり長いですね。
八寸というと「8種類の料理が並ぶのか?」と思ってしまいがちですが「八寸(24cm)」四方の盆に少しずつ料理を盛り付けているものを指すそうで、特に品数に縛りはないようです。

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食事の始めにセットしていただいた料理がこちら。この丸いお盆が「八寸」ですね。 

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お酒は「筑紫野」の大吟醸を1合お願いしました。砕いた氷の入った器に徳利が入った状態で提供されます。

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いただきます!華やかな香りがたちのぼる大吟醸、味はまろやかで食事に合いそうです。

まずは、手前の白いお皿からいただきましょうか。

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左上から時計回りに「ローストビーフ」「馬刺し」「クワイせんべい」「栗の渋皮煮」「干し柿バター」「サーモンチーズ」。
大好物の干し柿バターがうれしい……。前菜からローストビーフや馬刺しなど、肉好きの心をくすぐるラインナップです。

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小鉢は左上から時計回りに「数の子松前漬け、梅大根」「鮑のツメ、山芋カン」「蛸、魚卵オイル漬け」「春菊、あん肝白和え」。
こちらは魚介系のつまみですね。泊まったのが1月だったからか、鮑に数の子の松前漬けと、ちょっとお節料理っぽさも感じられます。春菊の白和えも、単なる白和えではなく、まさかのあん肝が混ぜ込んであることに驚きました。春菊の苦みにあん肝の濃厚な風味が絡む、初めていただく味です。

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茅葺き屋根のような蓋付きの器に入っていたのは「ゴボウ、椎茸、大徳寺麩胡麻和え」
さっぱりといただきます。

次に持ってきていただいたのはお刺身4点盛り。いわゆる「ツマ」がまったくない、斬新な盛り合わせですが、味付けも凝っていて、手がかかっているのがわかります。

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手前左から時計回りに「ひらめ」「鰤寿司」「やいと鰹」 「いかの塩辛」です。
盛り付けも素敵だし、どれもこれも大変おいしいです。

お椀は「ピーナツ豆腐、うずら丸、椎茸、縮みほうれん草」

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器も素敵。つくねのうずらは、こりこりとした軟骨も入っていて食感もおもしろく、ピーナツ豆腐はジーマミー豆腐のようにほのかな甘みが。野菜もたっぷりでうれしいですね。

箸休めは、表面に焼き色を付けた大根に、とろみのあるスッポンのあんをかけたもの。 

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スッポンというと癖が強いイメージがありましたが、きちんと処理されているからか、とても上品な味わいでした。大根と一緒にいただくと体が温まりますね。

焼き物は蟹グラタン。 

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ちょっと意外なメニューではありましたが、グラタンのホワイトソースに蟹のうまみが溶け込み、濃厚な味わいで大変おいしかったです。

最後の食事は青豆ご飯。お腹いっぱいですが、炊き込みご飯やまぜご飯だと、つい平らげてしまいますね。ほんのり塩味で、青豆はホクホクしていておいしい。 

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デザートはフルーツ寒天とぜんざい。
フルーツの果実感たっぷりの寒天と、よもぎ餅入りの甘さ控えめのぜんざい。テイストの違う和風のデザートの2種盛りで、最後まで手抜きなしでおいしかったです。

全体的に味も盛り付けも凝っていて良かったです。
旅館の夕食と言うと、焼き魚や肉の陶板焼き、あるいはしゃぶしゃぶやすき焼きなどが定番ですが、それらの、いわゆる「よくあるメニュー」がまったくない、料理長のこだわりが感じられるメニューでした。

大丸別荘の朝食

朝食も、お部屋に運んでいただきます。テレビを見ながら朝食をいただけるのは、やはりうれしいですね。

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朝食は、旅館の朝ご飯の定番料理が並びます。

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色とりどりの小鉢に入った、ご飯のお供がずらり。

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焼き魚は鯖。

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大根おろしがたっぷり添えられているのがうれしいですね。

湯豆腐は、自家製のたれにつけていただきます。

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シンプルなサラダにも自家製のドレッシングをかけて。 

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卵料理は、甘くない、上品な味付けのだし巻き玉子です。

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デザートに寒天もついて、お腹がいっぱいになりました。

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朝食後は最後の一風呂を、部屋の内風呂で楽しみます。
朝食後に大浴場に移動するのはちょっと億劫になってしまいがちなので、部屋のお風呂でかけ流しの温泉に浸かれるのはやっぱりいいなと思いました。

チェックアウト時刻が11時と、少し遅めなのもうれしいですね。

ギリギリまで部屋のお風呂を楽しんでチェックアウトし、また歩いて二日市駅まで向かいました。

【再訪したい度】★★★★☆ 安くはないが、一人でもくつろいで過ごせる宿

大丸別荘は、1人泊でもどのタイプの部屋にでも泊まれるありがたい宿なので、今回私は、部屋の内風呂に温泉が出る「平安亭」に泊まりましたが、これがとても良かったです。

蛇口をひねれば温泉が供給され、自分で好きな温度に調節して入れますので、スマホで読書したり、音楽を聴きながらすばらしいお湯を独り占めできるんですよね。

実は、チェックアウト後に二日市温泉の共同浴場に立ち寄ることも考えていたのですが、部屋のお風呂で満足してしまったので寄らないで帰ってしまいました。

福岡に来るなら、また泊まりたい宿ですし、次回はグレードアップした料理も食べてみたいですね。

【1人旅に優しい度】75点:一人旅にかなり優しいハイクラス旅館

泊まりやすさ 20/20

土曜日でも1人泊の受付があり、2人以上で泊まった場合と1人泊のときの金額差も小さい。

食事場所の配慮 20/20
朝夕部屋食なのでテレビを見ながら気兼ねなく食事できる。

プランの選択肢 15/20 
「フグコース」だけは1人泊では予約できないが、1人でも離れにも泊まれるし、食事のグレードアップも可能なので選択肢は広いほう

ドリンクオーダー  15/20
ドリンクメニュー自体そこまで種類が多いわけではないが、日本酒はすべて1合でオーダー可能、焼酎もすべてグラスでオーダー可能、グラスワインもある。利き酒セットなどあればなお良いなと思う

フリーWi-Fi完備 5/20
泊まった部屋がたまたま位置が悪かったのかもしれないが、客室内のWi-Fiは不安定で、利用が困難だった。これだけが本当に残念だった。