別府明礬温泉 岡本屋旅館
岡本屋旅館は、別府温泉の明礬地区にある温泉宿で、季節や時間によって「ミルキーブルー」だったり「青磁色」だったりに変わる源泉を持つ宿です。
公式サイトによれば、この地で140年以上宿を営んでいるという、歴史ある宿です。
2015年6月にも泊まったことがあったのですが、すばらしいお湯とおいしい食事が強く印象に残っていたため、約4年ぶりに2度目の宿泊となりました。
休前日以外は1人泊のプランが出ている宿で、今回私は日曜日に1人で宿泊しました。前回の良い印象を裏切ることなく、すばらしい宿泊体験となりました。
2019年に泊まった宿のコスパ重視ランキングで6位、風呂が良かった温泉宿で2位に選んでいますが、正直に言うとそこまでコスパがすばらしい!宿ではありません。でも、お湯は本当にすばらしく、料理もかなりおいしく、サービスもよく部屋も快適と総合的にすばらしかったという宿でした。
既にランキングなどの記事で簡単にご紹介してはいますが、今回詳細をレポートしてみたいと思います。
- 別府明礬温泉 岡本屋旅館
ミルキーブルーとも青磁色とも言われる極上の湯が忘れられず2度目の宿泊
少し間が空いてしまいましたが、岡本屋旅館に宿泊したのは、九重連山山腹の「法華院温泉山荘」に宿泊した翌日のことです。
詳しくはこちらの記事↑書いていますが、冬の間は特に、九重の登山口から由布院までのバスの本数が少ないのですよね。この日は下山後に「かなり楽しみにしていた宿に宿泊する予定」があったために、午前中のバスに乗りたくてあえて山頂を経由せずに下山したのですが、その「楽しみにしていた宿」が岡本屋旅館でした。
九重山を下山後、登山口からバスで由布院へ。
由布院からバスで別府駅に向かい、岡本屋旅館のある明礬温泉に向かうバスに乗り換えます。
別府駅から岡本屋旅館へのアクセス
明礬温泉に行くには別府駅前から路線バスを利用します。
5番野口原経由APU線
9番石垣経由APU線
41番サファリ線
24番新港町・鉄輪経由APU線
のいずれかに乗り「明礬」停留所か「地蔵湯」停留所で下車するとどちらの停留所で降りて徒歩2分ほどで到着します。
「地蔵湯」 バス停で下りると、目の前に地獄蒸しプリンで有名な「岡本屋売店」があるのですが、この売店も岡本屋旅館と同じ経営です。
また、この旅の初日に、同じく明礬温泉のYAMADAYAさんに宿泊したのですが、YAMADAYAさんと岡本屋さんは、数軒隣のご近所さんです。
すぐ近くなのにまったく異なる泉質の源泉が楽しめるのは、鳴子温泉の東多賀の湯と西多賀旅館を思い出しますね……。
それでは、岡本屋旅館にチェックインしたいと思います!
正面玄関は、恐らくこの宿の建物の中では新しく作られた部分なのではないかと思うのですが、整然と整えられていて高級感があります。
こちらでチェックイン手続きを済ませて、部屋に案内していただきました。
宿泊する棟にも帳場がありまして、チェックアウト時の精算などはここで行いました。
この帳場の周りには、座って宿帳を書けるようなスペースがないので、チェックインは正面玄関のところで行うのかもしれないですね。
宿泊するお部屋は、階段を上って2階にありました。
歴史を感じさせる木造建築ですが、どこもかしこも美しく磨きあげられています。
【部屋】★★★★☆ 設備が整っており、眺めもよく快適
今回宿泊した部屋は、廊下の奥のほうにありました。部屋の前を通る人がほとんどいないのは良いですね。
ドアを開けると、踏み込みのところのタイルが花模様でかわいいことに気がつきました。
お部屋は6畳の和室で、トイレ・洗面付き。広縁もあります。
案内してくださったスタッフの方がお茶を淹れてくださいました。
お茶菓子と一緒にいただきます。
実は、ポットが湯沸かし機能付きではないことだけが、いつでも熱々のお湯を使いたい私にとってはハード面では少し残念かなと思ったのですけど、翌日の朝にはこちらからリクエストしなくても、新しいポットが部屋の前に置かれていたのでありがたかったです。
お願いすればお湯は替えてくれるのはわかっているんですが、なかなか言い出しづらいんですよね。先回りしていただけるのはうれしい。
広縁にはシングルソファ2脚とテーブル。座り心地が良かったです。
別府明礬橋と別府湾を眺められる眺望もなかなかのもの。
テレビ、箱ティッシュ、内線電話、冷蔵庫など基本的な設備もしっかり整っています。
冷蔵庫の中には、サービスのミネラルウォーターが1本入っていました。
広縁には、ちょっと懐かしい雰囲気の洗面所が。
水回りもきちんと掃除されており、清潔感があります。
ウォッシュレット付きのトイレも設置されていました。
浴衣やアメニティ類はひとまとめにされてかごの中に入っていました。
足袋ソックスがあるのはうれしいですね。それから、浴室に行くときなどに使えるバッグも。なかなかしっかりした作りのバッグなので、宿の周りを散歩したり、近くの共同湯に行くときなども使えそうです。
アメニティ類は、ミキモトコスメティックのセットと、コットンと綿棒のセット、ヘアブラシ、歯ブラシなど。必要なものがしっかりと揃っている印象です。
岡本屋売店の地獄蒸し玉子引換券と、明礬地獄の無料入場券が置いてありました。
明礬地獄では足湯も利用できるようです。
夕食・朝食の開始時間(チェックイン時に相談して決める)や、浴室の利用可能時間、フロントの内線番号と対応可能時間、ルームサービスのラストオーダー、玄関の施錠時間帯、Wi-Fiのパスワードなど滞在中必要な情報がひとまとめにされた紙をいただきました。
何かわからないことがあったらこれを見ればいいのでものすごく助かります。ただ不思議だったのは、ルームサービスのラストオーダーよりもフロントが閉まる時間のほうが40分早いんですが、21時からの40分はどこに飲み物を頼めばいいんでしょう・笑
また室内は全館Wi-Fiが完備されており、速度も十分に出ました。
木造建築ですので隣の人が騒がしいグループだったりすると気になることもあるかもしれませんが、今回は特にそんなこともなかったので、静かで快適な時間を過ごすことができました。
館内の自動販売機とフリードリンクコーナー
館内でいただける飲み物についてですが、夕食時にオーダーできるお酒やソフトドリンクをルームサービスで注文することが可能です。(メニューについては「食事」の項目でご紹介しています)
その他に、館内にはお酒とソフトドリンクの自動販売機がありました。
お酒の種類はやや少なめですので、これ以外で飲みたい場合は、ルームサービスのラストオーダー(21時40分)前にオーダーしたほうがいいですね。
ソフトドリンクについては、チェックインから22時までの間、コーヒーやお茶などをセルフでいただけるフリードリンクコーナーがありました。
コーヒーと紅茶、ハーブティ、フレーバーティもありました。
私は部屋でのくつろぐ際にコーヒーを飲みたくて、ドリップパックを持ち込んでポットのお湯で淹れることが多いのですけど、フリードリンクコーナーがあったので自分で淹れる必要がありませんでした。
このコーナーは22時には終了ですが、翌朝は、朝食と一緒に同じような内容のフリードリンクコーナーがあったので、実質いつでもコーヒーが飲めるような感じでしたね。
【風呂】★★★★★ 季節や時間帯によっても異なる色を見せてくれるすばらしいお湯
部屋で一休みした後はもちろんお風呂へ!
岡本屋旅館の浴室は、玄関のある階からさらに階段を下っていったところにあります。
坂の上に建っているから、そういう造りになるんでしょうね。
玄関より下のフロアですが、地下というわけではありません。
浴室に向かう階段の前には、暗証番号式の貴重品ロッカーが設置してあり、浴室の利用可能時間が掲示されていました。
チェックインから午前9時半まで入浴可能ですが、深夜23時から翌朝6時までは利用できません。
岡本屋旅館の浴室は、露天風呂付きの大浴場が男女別に1つずつあり、時間帯による浴室の交換はありません。とてもシンプル。
特に露天風呂が、女湯よりも男湯がずっと広いという話なので、時間帯で交換があるといいなあと思ったりもするのですが……。残念ながら今のところは、そういう予定はないようです。
では、浴室に入ってみたいと思います。
脱衣所は脱衣かごと洗面所が向かい合う形です。
洗面台のそばには個別包装の綿棒とシャワーキャップが。
ドライヤーがPanasonicのナノイーだったのがうれしかったです。
脱衣所内にはウォーターサーバーが設置してありました。
温泉分析書がこちら。
泉温74.7度、ph2.6の賛成・含硫黄ー単純温泉です。
硫黄泉ですが、岡本屋旅館さんの温泉の香りは、そこまで強烈ではないと個人的に思います。穏やかで、上品な硫黄泉です。
では、内湯へ!
冬なので湯気がこもっています。内湯には木枠の浴槽が1つと、岩風呂が1つありました。
浴室内のあちらこちらに洗い場がありました。
早めの時間帯は空いていますが、夕食前などは混雑するのかもしれませんね。
洗い場にはシャンプー&コンディショナーとボディーシャンプーあり。
石けんの会社が作っている「タマノハダ」というシリーズのものでした。
部屋に置いてあった化粧品も「ミキモト」でしたし、アメニティにはこだわりが感じられますね。
このタマノハダシリーズは、なかなか使い心地がよかったです。
体を洗った後はまずは内湯の木枠の浴槽に浸かります。
やや熱めのお湯が常時かけ流されており、飲泉も可能です。
湯口から落ちる湯は透明で、硫黄の香りがほんのりとして、普通に飲みやすいと思いました。
内湯の浴槽はあまり大きくないので、白く濁る前に入れ替わってしまうのでしょう。
うっすらと青みがかっていますが、濁り方はうっすらという感じ。
透明ですが、湯ノ花がたっぷりと含まれています。
もう1つの浴槽、岩風呂のほうにも入ってみました。
こちらのほうがやや熱め、木枠の浴槽よりも小さいからか、あちらよりもさらに透明です。お湯に浮かんでいるのは冬限定で浴槽に浮かべられているざぼんです。
湯口の岩が、温泉成分でエメラルドグリーンぽい色に染まっていて、きれいでした。
ちなみに、前回2015年6月に宿泊した際の内湯の様子が下記です。
窓から見える木々の緑が鮮やかでしたね。
冬よりは湯気が少ないので浴室内の様子がはっきりとわかります。
岩風呂がこちら。ざぼんは冬限定なので浮かんでいません。
さて、しばらく内湯に浸かって体があたたまったところで、露天風呂に向かいます。
階段を下りていった先に、ミルキーブルーのお湯をたたえた露天風呂がありました。
広いです!男湯はさらに広いという話ですが、いったいどれほど広いのでしょうね。
そして露天風呂にはさらにたくさんのざぼんが!
お湯の青さにざぼんの黄色が映えますね。
湯加減も41度程度のちょうどいい温度に調節されており、のんびりとミルキーブルーのお湯を楽しむことができました。
ちなみに、今回はけっこう青い色が強く出ていたと思うのですが、実は前回、2015年の6月に宿泊した際はここまで青くなかったんです。
季節により日により色が変わるという話は聞いてはいましたが、実際かなり変わるものだなと……4年ぶりに宿泊して良かったです。
また、夜にもお風呂に入りに行ったんですが、夜になると露天風呂の青さはよくわかりませんでした。光の加減によるものが大きいのでしょうね。
【食事】★★★★☆ 別府湾の新鮮な魚貝と地獄蒸し料理が楽しい
岡本屋旅館では、食事は朝夕共に食事処でいただきます。
こちらは朝食後のタイミングで撮影したものですが、1人客は窓際のカウンター席になります。
他のお客さんからはこちらの存在はしっかり見えているわけですが、食事中にフロア内を見ずに外を見ていられるのは気楽ですね。
窓からは、部屋の広縁から見えたのと同じように別府明礬橋と別府湾が眺められ、なかなか景色が良いです。
ただ、夜は真っ暗だったような気がするのですが……天気が良ければ別府の街の夜景が見えることもありそうな気はします。(ちゃんと見てなかった)
岡本屋旅館のドリンクメニュー
夕食の際に注文可能なドリンクメニューについてご紹介したいと思います。
ちなみにこのメニューは食事時だけでなく部屋にも置いてあり、ルームサービスで楽しむことも可能です。(ルームサービスでのラストオーダーは21時40分)
生ビールはアサヒで、瓶ビールはアサヒスーパードライとキリンの一番搾りの2種類があります。
ウィスキーはブラックニッカのみ、ワインはグラスでの提供がないのが少し残念ですが、果実酒は「梨」「かぼす」のほか、さまざまな風味のついた梅酒が用意されていました。
日本酒は、大分県の地酒が「智恵美人」「鷹来屋」「佐伯飛翔」の3種用意されているほか、その3種類の利き酒セットも注文可能です。
定番の3種の日本酒のほかに、季節メニューでしょうか。4種類の大分県の地酒が写真付きで紹介されていました。1合瓶が2種類と300ml瓶が2種類。
焼酎も、麦・米・芋と2種類ずつ6種類あり、すべてグラスで注文可能なので焼酎が好きならけっこう楽しめそうですね。
炭酸入りのかぼすのお酒もプッシュされていました。
さて、何を注文しましょうか……。
2019年1月宿泊時の夕食
2019年1月に宿泊した際は、お刺身をグレードアップした「地魚姿造り会席」のプランで予約しました。
後ほど簡単にご紹介しますが、前回、2015年の6月に泊まったときのお刺身がおいしかったので。
お品書きがこちら。 前菜の内容までしっかり書いてあるのがうれしいですね。説明していただいても、酔っていてすぐに忘れてしまうので。。。
食前酒はかぼす酒。甘さ控えめでおいしいです。
先付けの柿なます。
上にのっている花びらは食用菊です。お品書きにも「もって菊」と書かれていますね。
紫の食用菊が山形県でよく作られています(「もってのほか」と呼ばれる)が、ここ大分の別府で巡り会うとは。感慨深いです。
お酒は純米酒3種の利き酒セットにしました。
前菜。
左から「サーモン砧巻き」「胡桃甘露煮」「鰻小袖寿し」「丸十(さつまいも)チーズ寄せ」「松葉串に海老、黒豆」「もって菊土佐酢漬け」
どれも繊細な味わい。おいしいです。
そして今回のコースの見どころ「地魚姿造り」はなかなかの迫力です!
関アジの姿造りに関サバ、イカ、鯛など……。
お酒がすすみますね。
別府でお刺身をいただくと、私は「少し固い」と思うことが多かったのです。新鮮な証なのかもしれませんがもうちょい寝かせたほうが旨味が増しそうだけど……なんて生意気にも思っていたのですが、岡本屋さんのお刺身は、固くなくておいしいんです! たっぷり堪能しました。
鯛のかぶと蒸し。身離れがよく、食べやすいです。味付けも甘すぎずちょうどいい。
九州は醤油が甘いので、全体的に甘めの味付けになることも多いと思うのですが、岡本屋さんの味付けは甘すぎず上品で、万人受けするお味です。
白身魚の羽二重焼き。
「羽二重」は、料理では「ふんわり、柔らか、きめ細やか」という意味で使われるんだそうです。白身魚を真蒸にして、黄身を塗って焼いたもの、という感じ。
食べやすく、優しいお味。大変おいしいです。
名物の「地獄蒸し」、温泉の蒸気で野菜とお肉を蒸し上げたもの。
つけだれも2種類あり、本当にほんのりと温泉の香りがします。錦雲豚とゆで卵が特においしい!
油物は海老の真蒸。
茄子と青唐辛子と一緒に揚げだしになっている海老真蒸。茄子から溢れる出汁がおいしい……。
鍋物は鶏団子鍋。
あっさりとした塩出汁で、つくねときのこ、野菜をいただきます。
かなり満腹!ですが、最後は赤だしと香の物で、少しだけご飯をいただきました。
デザートは、名物の「地獄蒸しプリン」です。
甘く濃厚、間違いのないお味。
品数も多く、味付けもすべてちょうどよく、大満足の夕食でした。
2015年6月宿泊時の夕食
2015年6月に初めて宿泊した際の夕食についても、簡単にご紹介したいと思います。
6月ということでお品書きにはてるてる坊主とあじさいのイラストが入っていました。
席についたときに配膳されていた料理。食前酒はかぼすと梅酒。
青もみじの葉が載せられた薄い膜のようなものを取り除くと、豆腐とじゅんさい、オクラ、いくらを割醤油で和えたものでした。お酒のつまみに良いですね。
お作りはぶり、鯛、ひらめ。
このお刺身が大変おいしかった記憶があり、2度目の宿泊ではお刺身をグレードアップしました。
右上↑にあるのは鰹のたたきのサラダ仕立て。とても夏らしい1品です。下の小皿3つは地獄蒸し温菜につける味噌です。今回はたれでしたが、前回は味噌3種でした。
蕗味噌、鳥味噌、葱味噌です。味噌だけで飲めてしまいますね……。
ざるの上で蒸されていたのは姫島産車海老、しいたけ、豆腐、カボチャ、ベビーコーン、さつまいも、ブロッコリー、エリンギ、ミニトマト。
ミニトマト、さつまいも、ベビーコーン、豆腐が特においしかった。
海老もおいしいけれど、蒸すと少し固くなるので、今回の豚肉のほうがより良かった気がします。
鴨鍋。野菜もたっぷりで味付けもちょうどよく、もうここにご飯を入れておじやにして食べたかったです・笑
そしてもう1品地獄蒸しが!
牛肉の地獄蒸ししゃぶ。
野菜は「キャベツ、玉ねぎ、えのき」で、自家製トマトポン酢でいただきます。
先ほどの味噌でいただくものとはだいぶ味わいが異なり、こちらもおいしい!
特製和風冷麺。冷たい和風のラーメンという感じ。もうかなりお腹いっぱいですが、青じそたっぷりでするっといただけます。
天ぷらはハモ!抹茶塩でいただきます。これも初夏らしくていいですね!
最後にご飯と香の物と赤だし。
ご飯に自家製の青菜のふりかけのようなものがかかっているのがおいしくて、つい、しっかり食べてしまいました……。
最後はやっぱり地獄蒸しプリンで!ごちそうさまでした。
メニューから初夏らしさが強く感じられる内容で、楽しめました。
2019年1月宿泊時の朝食
2019年1月に宿泊した際の朝食をご紹介したいと思います。
朝食にもお品書きがあるのはうれしいポイントです。
心が躍るラインナップ!
焼きしいたけは、あらかじめお醤油のちょうどいい味がついており、香ばしくておいしいです。
温泉玉子と自家製のお豆腐。
そして朝も地獄蒸し!
温野菜と鮭を、マヨネーズっぽいタレにつけていただきます。このたれ、ほんのり酸味があるのが朝にちょうど良かったです。
大好きな大分の郷土料理の「りゅうきゅう」がここで登場!
はまちやぶりのお刺身と薬味を、醤油とすりごまのたれで和えたもの。酒が飲みたい……。
こちらも大分名物のだご汁。体が温まります、
デザートはさっぱりとかぼすゼリー。朝食にも手作りのデザートがつくとテンションあがりますね。
朝食の際は、食事処の一角にドリンクコーナーが設けられており、コーヒー、ほうじ茶、 お水を好きにいただけるようになっていました。
窓の外の遠くの別府湾を眺めながら、食後のコーヒーをゆっくりといただきました。
2015年6月宿泊時の朝食
前回、2015年6月に宿泊した際の朝食です。
このときは、野菜は地獄蒸しではなく、たっぷりの野菜サラダでした。
もしかしたら、冬に生野菜は体が冷えるので1月のときは朝も地獄蒸しだったのかもしれません。
このときも汁物はだご汁。野菜の切り方などで少し雰囲気が違いますね。
食事は朝夕共に大満足でした。ごちそうさまでした!
【再訪したい度】★★★★★ お湯、食事、サービスのすべてにおいてレベルが高い宿
そんなに1人で泊まりやすくはない宿ですし、それほど安くもないのですが、すべてにおいてレベルが高く「残念なポイント」が思い当たらない宿です。
本当にあえて言うならば「男湯のほうが広いのに浴室の入れ替えがない」ことぐらいでしょうか。ただどうやら、他の方の宿泊レポートを読んだところ、男湯の露天風呂って一部の部屋の窓から少し見えてしまうようなんですね。だから入れ替えが難しいのかなと、納得はしています。女湯だって十分に広いですしね。
宿泊した後に「明礬にインターコンチネンタルホテルができる」という内容の番組に岡本屋旅館の女将さんが出ているのを見かけました。
良いものを残しつつ、新しいことも取り入れてたり、新しい試みを試していきたいというようなことを話されていて、応援したくなりました。またきっと、休みを取って泊まりにきたい宿です。
【1人旅に優しい度】60点:そこまで1人泊しやすくはないが、休みを取っても泊まりたいと思える宿
泊まりやすさ 10/20
休前日の1人泊は不可で、平日は1人泊のプランが出ている。
食事場所の配慮 10/20
ダイニングでいただく。1人客は窓際のカウンター席なので、人の目にはついてしまうが、自分の視界には他の人が入らない。
プランの選択肢 10/20
1人泊で泊まれる部屋は6畳の和室のみ。食事のグレードアップは、選択できないプランもあるがいくつかは選択肢がある。
ドリンクオーダー 10/20
1合でオーダーできる日本酒が数種、利き酒セット、グラスでオーダーできる焼酎があるのは良いが、グラスワインはない。
フリーWi-Fi完備 20/20
FreeWi-Fiを全館で利用可能で、速度も十分。