明礬温泉の「地蔵湯」バス停目の前にあるイートインスペースのある売店
別府温泉の中でも「明礬温泉」と呼ばれる一画は、鳴子温泉並にさまざまな泉質のお湯が湧いている、別府に行くたびに立ち寄ってしまう大好きな温泉地です。
別府駅からはやや距離があり、30分ほどバスに揺られて来なければならないのですが、不思議と苦にはなりません。それは、バスの本数がそこそこあるからというのも大きいですが、もう一つの理由にこの「岡本屋売店」の存在が大きいように思うのです。
バスって乗る前の待ち時間の過ごし方に苦労することが多いんですよね。天気が悪いときは特にですが……。
明礬温泉はバス停の目の前にイートインスペースのある売店があって、しかも出してくれるものが大変おいしい。おまけにWi-Fiも使えるので、バス待ちの時間も幸せに過ごせるのです。
そんな岡本屋売店についてレポートしたいと思います。
明礬温泉に来るたびについ注文してしまう!地獄蒸しプリン
明礬温泉にはすばらしい温泉が湧いていて、快適で食事のおいしい宿もあるということを、先日更新した記事に書いたのですが。
寸志のみで入れる、お湯も雰囲気もすばらしい共同浴場もあれば。
貴重なお湯を大事に守りながら、食事や部屋などは現代のニーズに合わせて変化させている宿もあります。
そんな明礬温泉の「地蔵湯」というバス停の目の前にあるのが、岡本屋売店です。
近くにある「岡本屋旅館」という旅館と経営を同じくするお店で、宿のほうもすばらしいのですが、売店もなかなか良いのですよ!
宿については後日宿泊レポートを更新予定なので、ここではご紹介だけ。
岡本屋売店までのアクセス
別府駅前から出ている
5番野口原経由APU線
9番石垣経由APU線
41番サファリ線
24番新港町・鉄輪経由APU線
のいずれかに乗り「地蔵湯」停留所で下車すると、目の前にあります。
岡本屋売店の営業時間・定休日
岡本屋売店の営業時間は8時30分から18時30分まで。
定休日はありません。
朝早めの時間から営業しているのがありがたいですね。夕食をこちらでいただくには少し早いけれど、遅めの朝食を食べるにも良さそうです。
明礬温泉はやや高いところにあるので、天気がいまいちだとこんな風にガスガスになります。
この日は1月ということで気温も低く、こんな日は短時間でも外で待っているのはダルいわー、と思い、すぐに岡本屋売店に吸い込まれてしまった私です・笑
岡本屋売店の店内
入ってすぐのところにキッチンカウンターがあり、そこでオーダーと会計をする、セルフサービスです。
「売店」と言いつつ、圧倒的にイートインスペースが広いのでした。
外を眺められるカウンター席や、2人掛けのテーブル席も多いので、1人でも気軽に立ち寄れるのがいいですね。
無料Wi-Fi利用可能です
お茶やお水もセルフでいただきますが、給茶機のところに「Wi-Fi使えます」の文字が。
IDもパスもpurinなのが、なんというか、かわいいですね!
ありがたく使わせていただきます……。
岡本屋売店のイートインメニュー
セルフサービスなのでオーダーは自分でカウンターに出向くことになりますが、席にもお品書きが置いてあります。
案外メニューが多いので、カウンターでオーダーしてから席に来てメニューを見ると
「あれ?こんなメニューあったんだ……こっちにすれば良かった」
と、やや残念な気持ちになることも考えられますので、場所取りがてらいったん席に行ってお品書きを眺めてから、注文しに行くといいかもしれません。
デザートとドリンク類。
ついつい「地獄蒸しプリン」に目がいきますが、夏は「氷地獄」という季節限定メニュー(かき氷でしょうか…)もありますし、土日は「やせうま」などもメニューに加わります。
軽食メニューがこちら。
有名なのは「地獄蒸したまごサンド」なんですが、大分名物のとり天も気になるますよね。また、うどんは「生麺を香川から取り寄せている」ということで、けっこうこだわって作られているようです。「めん玉うどん」は明太子と卵のうどんだそうですが、最初何かと思いました。
あと「地獄のおにぎり」が何なのかが気になりますね……。
それから限定メニューのチキンライス。こんなメニューあったのか……。
ちなみに↑こちらのメニューは2019年の1月に撮影したものなんですが、その後料金が変更になったようです。
とってもお久しぶりです💦💦
— 岡本屋売店 (@_okamotoya_) March 31, 2019
この度、料金が変更になりました‼️
ご迷惑おかけしますが、よろしくお願いいたします🙇 pic.twitter.com/oZHVhUOC5F
最新のメニューと料金は公式サイトでご確認ください。
岡本屋売店でこれまでいただいたもの
これまで何度か岡本屋売店に行った際にいただいたメニューについてご紹介したいと思います。
まずは絶品地獄蒸しプリン
看板メニューの地獄蒸しプリンはやはりおいしい!
たっぷりのカラメルに浸かったやや固めの食感のプリン。
食べてみるとかなり濃厚で、生クリームなどはおそらく使われていない、昔ながらのプリンという感じ。濃いのは卵の旨みが濃いんですね。
日によって「コーヒープリン」や「抹茶キャラメルプリン」「いちごプリン」など、変わったプリンの提供もあるそうです。これまでコーヒープリンは見かけたことがあるのですけど、やっぱり普通のカスタードプリンかな?と思ってしまい、毎回カスタードな私です……。
ちなみに、カスタード以外のプリンは平日に提供されることが多いそうなので「カスタードしか見たことない」という方は平日に行かれてみるといいかもしれません。
大分名物とり天もかなりおいしかった
スイーツ気分ではなく、一杯飲みたかった日は、とり天をオーダーしました。
500円でかなりたっぷりの量が出てきたので驚きました。下味がついているのでそのままでもおいしいですが、ポン酢をつけてさっぱりいただくのもまた良し。
卓上には柚子胡椒やポン酢が何種類も置いてありましたので、好みのものをつけて食べるのも楽しいです。
ここにある柚子胡椒などは売店で購入できるので、食べてみて気に入ったら買えるのもいいですね。
地獄蒸したまごサンドイッチはテイクアウトしました
地獄蒸したまごサンドイッチは、イートインではなく、テイクアウトでいただきました。
ラップで包まれたサンドイッチがよくある透明容器に入っており、輪ゴムで止めてあるという、手作り感満載な感じが良いですね。
大分空港で飛行機を待つ間にいただいたのですが、地獄蒸したまごが溢れんばかりにたっぷりと挟まれていました。
こちらも卵の旨みがしっかり。味付けは上品で、人によっては「もっと塩こしょうを!」と思う方もいるかもしれませんが……。
私はと言えば、空港で地ビールを飲みながらいただいたので、細かいことはいいじゃん、というおおらかな気持ちになり、おいしくいただきました。
【再訪したい度】★★★★★ 明礬温泉が好きな理由の一つが岡本屋売店だったりする
公共交通機関利用で旅をしているとき「バスの待ち時間」にはけっこう頭を悩まされるものです。そもそも本数が少ないこともありますし、食事を終えた後や日帰り入浴をした後、どこで時間を潰せばいいのか?と。
なので、四万温泉の柏屋カフェのように、くつろげるカフェが温泉街にあると本当に安心するのですが、温泉街を形成するほどお店があるわけではない明礬地区のバス停の目の前に、この売店があることの意味は大きいと思うのです。
バス利用でなくても広い駐車場も併設されていますし、岡本屋旅館さんは山の湯なる日帰り温泉も営業していますので、バス利用の方にも車の方にも是非立ち寄っていただきたいです。
回し者か?という勢いで絶賛してしまいましたが、予告してしまうと、実はこのときの大分旅行の最終日に私は岡本屋旅館に泊まることになっていまして……。
どんだけ明礬大好きなんだよ!という感じではあるのですが、本当にいいところだと思うので、今でもそこそこ有名だとは思うのですが、もっとたくさんの人に知ってほしいのです。
岡本屋旅館さんの宿泊レポートは旅程に沿って後日アップしたいと思いますので、しばしお待ちくださいませ。