温泉ブログ 山と温泉のきろく

山好き女子の温泉と食と山旅の記録です。

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ようやく夏本番!ぬる湯・冷鉱泉が楽しめるおすすめ温泉宿と日帰り温泉

暑い夏だからこそ最大限に楽しめる温泉がある

ようやく夏本番という気候になりました!あんまり暑いのもあれですが、冷夏だと夏山登山が楽しくないので、やっと夏が来てよかったなと思います。

登山者にとっては、太陽がギラギラと照りつける真夏の気候はありがたいものでもありますが、温泉好きにとっては少々しんどい季節かもしれません。いつもなら心地いいはずの40度程度の適温のお湯にもあまり長く浸かっていられないですし、露天風呂は昼には日差しがまぶしく日焼けもするし、自然の多い露天風呂は虫も多いしで。

しかし、夏だからこそ最大限に楽しめる温泉もあります。38度以下のぬる湯の温泉や、それよりさらに温度の低い冷鉱泉です。冷鉱泉は、湧かし湯や熱い源泉との交互浴で楽しむことも多いですよね。

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もともとぬるめのお湯にゆっくり浸かるのが好きなので、私自身はぬる湯の温泉に冬でもどんどん行っていますが「ぬる湯は夏にいきたい」方がやはり多いのかなと思います。

この記事では、私がこれまでに泊まったり立ち寄ったりしたぬる湯・冷鉱泉の浴槽を持つ温泉宿と日帰り温泉の中で、特におすすめできるところを一挙ご紹介したいと思います。宿については日帰り入浴や一人泊が可能かどうかと、1人で1泊2食付きで泊まった際の宿泊料金についてもご紹介します。

また、私自身がこれから「行ってみたい」と思っているぬる湯の温泉宿や日帰り温泉についても、最後のほうに備忘録として掲載しました。

夏に露天風呂に入ったときの日差しや虫の多さは、ぬる湯であっても避けられないものではあります。ですが今回まとめてみたら案外、ぬる湯の浴槽は内湯にあることが多いんだなと感じました。ぬるい源泉を露天風呂に加温なしのかけ流しで投入すると、夏はいいけど冬はぬるくなりすぎて入れなくなってしまうから、あえて内湯にしているのかもしれませんね。

ぬる湯・冷鉱泉との交互浴を楽しめる温泉宿17軒

まずはぬる湯もしくは冷鉱泉との交互浴を楽しめるおすすめの温泉旅館をご紹介したいと思います。

ご紹介する17軒のうち15軒は私が実際に泊まった宿で、残りの2軒は何度も立ち寄りで入浴させていただいる宿です。ですが、ブログを始めるよりも前に行った宿については、あまり写真を撮っていなかったのでじゃらんからお借りした写真を掲載しているものもあります。

並び順はなんとなくですが、東京から距離が近くて気軽に行ける順に並べてみました。

群馬県:川古温泉 浜屋旅館

日帰り入浴OK!夏季は休前日の1人泊不可・1泊2食付き10,925円~

群馬県のみなかみ町にある川古温泉浜屋旅館は、周囲を散歩するだけで本気で熊と遭遇しかねない山奥にある温泉宿ですが、38度ほどのぬるめの源泉が最高に気持ちよく、山の宿ならではの食事も大変おいしい一軒宿です。以前ブログに宿泊レポートも書いています。こちらです↓

浜屋旅館さんで有名なのは自然に囲まれた混浴の露天風呂。湯浴み着やタオル巻きOKですので、女性でも難易度は高くありません。

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私は冬に泊まったので、夏に行くとだいぶ雰囲気が変わると思うのですが……。

詳しくは宿泊レポートをお読みいただければと思いますが、混浴が苦手な女性でも、女性専用の内湯と露天風呂がしっかりありますので問題なく楽しめます。

また、鹿肉や川魚など山の恵みをたっぷりといただける、手作りの食事も最高においしいです。

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一人泊のプランも設定があり、私は真冬の土曜日に1人で泊まりました。

加温浴槽のないぬる湯の宿ですから、おそらく夏のほうが人気があるのでしょうね。今予約サイトをチェックすると、週末の1人泊はすべて×印がついています。冬の雪見露天もかなり良かったのですが……。

平日なら1人泊でも予約できますし、2人以上で泊まるなら週末も空室があります。是非チェックしていただきたいおすすめの極上ぬる湯の宿です。

山梨県:旅館 日の出温泉

休前日もお盆も1人泊OK・1泊2食付き10,000円~

5~6年前、まだブログを始めるよりずっと前に2度ほど宿泊した山梨県の石和温泉にある家族経営の全14室の旅館です。温泉街とは逆方向の、静かな場所にあります。

石和温泉の共同源泉のほかに自噴している自家源泉をお持ちの宿で、その自家源泉が36~37度程度の夏にはすばらしく気持ちいい、人肌のぬる湯なのです!


画像:じゃらんnet提供 

露天風呂と内湯に2つの浴槽があり、露天と内湯の小浴槽は約40度の石和温泉の共同源泉、内湯の中浴槽が36度ほどの自家源泉で満たされています。(露天風呂は季節によってか日によってか、お湯がたまっていないこともあり)

自家源泉は飲泉も可能で湯口にコップも置いてあるのですが、アルカリ性単純温泉でほんのりと卵臭があります。夏は特にこの、人肌のぬる湯で長湯するのが気持ちいいですよね……。ちなみに日帰り入浴について、以前は可能でしたが現在は公式サイト上にも特に記述がなく、受け付けているかどうかは問いあわせてみたほうが良さそうです。

食事は「豪華な家庭料理」という雰囲気の料理で、食事処でいただきます。味はまあ普通ですが量は多めです。東京から電車1本で来れる便の良さと、休前日でも1万円台前半で1人泊できる気軽さで、予定のない休日にふらっと泊まりに行くのにちょうどいい宿だなと思います。

山梨県:増富温泉 金泉閣

休前日も1人泊OK・1泊2食付き7,710円~

中央線の韮崎駅からバスで1時間ほどのところにある、源泉温度約30度のラジウム温泉である増富温泉。

瑞牆山や金峰山を登った後に立ち寄ることも多いこの温泉地で、私が宿泊したことがあるのは「金泉閣」という宿です。

増富温泉では「不老閣」という宿が特に有名ですが、電話予約のみなのがやや億劫でして、公式サイトからインターネット予約できるこちらの宿を選びました。

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お部屋は「いかにも湯治宿」という風情で建物は古いですが、1泊2食付き8000円以下で泊まれ、休前日の料金アップや一人泊の料金アップもありません。

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布団敷きは自分でやりますが、広げればすぐ寝られる状態で部屋の隅にセットしてありました。 

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浴室には30度ほどのぬる湯の源泉浴槽と湧かし湯の浴槽があり、交互に入るのがおすすめですが、かなり効き目の強いラジウム温泉ですのであまり長湯はしないほうが良いかもしれません。

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と頭ではわかっているものの実際浸かってみると惚れ惚れするほどいいお湯で、ついつい長湯してしまうんですよね。

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有名な不老閣の非加熱の源泉かけ流し浴槽は、金泉閣よりもかなり温度が低く半ば苦行のようにして入らなければならないと聞くのですが、金泉閣の源泉浴槽は体温よりは低いものの気候のいい季節なら無理なく長湯できてしまう温度です。

そのせいかみんなが長湯していて、浴室が常に混んでいるのが少し残念ではありますがお湯がいいから仕方ありません。また、日帰り入浴の受付については公式サイトには記述がないようですね。

食事はまあ普通なので特にご紹介しませんが、部屋食で1人泊の料金アップ、休前日の料金アップが共にないというのはすばらしいことだと思います。また、金泉閣から徒歩3分のところには自炊湯治専門の「白水」なる姉妹館もあり、食事はつきませんが1泊4320円で金泉閣のすばらしいお湯を楽しむことができます。

山梨県:下部温泉 古湯坊 源泉館

休前日も1人泊OK・1泊2食付き10,000円~

山梨県でぬる湯と言えば、増富温泉とこちら下部(しもべ)温泉ではないでしょうか。

甲府駅から身延線に乗り換えて、各駅停車なら1時間少々、特急で40分少々の場所にある静かな温泉地です。 

下部温泉には30ほどの宿泊施設があるのですが、今回ご紹介するのは「古湯坊 源泉館」というお宿です。いわゆる「旅館」である本館と、「湯治宿」である「別館」に分かれていますが、どちらに泊まっても両方のお風呂に入ることができます。

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極上のぬる湯に入れるのはこちらの「別館 神泉」のほうです。

15畳という広さの天然の岩風呂には、足元湧出で毎分200~400Lというものすごい量の源泉が湧き出ているのだそうです。30度~32度の大きな浴槽で、側には40度ぐらいに加熱された源泉の浴槽もありますので、交互浴で楽しむことになります。

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こちらの岩風呂は混浴なのですが、タオル巻きも湯浴み着もOKですので、女性の方も大勢、混浴タイムに入っています。どうしても混浴が嫌な方のために女性専用時間も1時間半ほど設けられていますが、湯浴み着を持参して気にせず入ったほうが絶対よいと思います。
日帰り入浴を受け入れていないということもあり、いわゆる「ワニ」みたいな人はぜんぜんいませんでした。みな静かに、極上のぬる湯を楽しんでいましたね。

ちなみにこちらのお宿、旅館である本館は全7室、湯治宿である別館は全17室と別館のほうがずっと予約も取りやすく安いのですが、別館だと食事が少なくなってしまうので私はあえて本館で予約しました。

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結果、食事も大変おいしかったので個人的には本館で大満足でした。ですが、別館利用なら1人泊でも1泊2食付きで1万円から泊まれますので、気軽に泊まるなら別館がいいのでしょうね。

新潟県:奥湯沢 貝掛温泉

日帰り入浴OK!夏季は平日のみ1人泊OK・1泊2食付き19,800円~

越後湯沢駅からバスで25分ほどいったところにある、極上ぬる湯の一軒宿です。

お湯もサービスも良く食事もおいしく、東京からもそこそこ便の良い場所にあるので、もう10年以上前から、折に触れて泊まっているお気に入りの宿です。

以前は1人泊専用の小部屋があったのですが現在はなくなってしまい、1人泊での宿泊料金は高めに、予約も取りにくくなってしまいました。もっと泊まりたいのに!笑

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37度と人肌ぐらいの長湯にちょうどいい源泉が、広い露天風呂と内湯の広い浴槽に満たされています。

隣に42度ぐらいの加温浴槽もありますので交互浴も可能ですが、夏ならぬる湯だけで十分な気もしますね。 

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一つ残念なのは、2つある大浴場の1つは露天風呂が大きく、1つはこぢんまりとしていて時間帯で男女交換となるのですが、こぢんまりとしているほうの露天風呂は「加熱源泉」だということです。(広いほうはぬる湯と熱い湯と両方あったはず)

熱いお湯は内湯で入ればいいから、小さい露天風呂も非加熱源泉でいいのになあといつも思います。好みの問題かもしれませんが。

食事は食事処でいただきますが、山の恵みがたっぷり味わえる、満足度の高いメニューです。

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別注料理のイワナの刺身が特におすすめです。量もたっぷり。

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朝食もおかずの種類が多く、どれもおいしいですし新潟だけあって白いご飯もおいしいです。

やはりぬる湯の宿ということで夏の間は人気が高く、休前日は1人泊の設定はありませんでした。秋~春はけっこう土曜日も泊まれるんですけどね。

ですが、たまに直前で空室があるとひょこっと休前日の1人泊のプランが出ていることもあるので、こまめにチェックしてみるといいかと思います。 

新潟県:栃尾又温泉 神風館

休前日は連泊であれば1人泊OK・1泊2食付き7,223円~

新潟県の栃尾又温泉は、個性の異なる3軒の宿と共同浴場が3つあり、すべての宿の宿泊者が共同浴場に入りにいくという、一風変わったスタイルの温泉地です。ちょっとわかりにくいかもしれませんが、どの宿に泊まっても入れるお風呂は同じ(自在館のみ専用の貸切風呂もあり)ということです。

3つの共同浴場の中でも「したの湯」という、古くからある浴室は雰囲気が良く、特に人気です。

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無色透明で36度の人肌の源泉は、夏にはこのうえなく気持ち良いものです。

このほかに「うえの湯」「おくの湯」なる浴室がありますが、源泉はすべて同じ。

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こちらは、最も新しい「おくの湯」ですね。

栃尾又温泉にある3つの宿で、最も宿泊料金が安く「湯治宿」らしさが強いのが「神風館」 です。

1泊2食付きで7000円~8000円ぐらいで泊まれますし、朝夕共にお部屋にお膳を運んでいただけます。

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左が夕食、右が朝食です。

長期滞在なら食事はこのぐらいで十分かもしれませんが、1泊の旅行の食事としては少し寂しいと感じる方も多いのではないかと。やはり神風館は連泊湯治向けの宿なんだと思います。
それもあってでしょうか、神風館では1人泊の場合「土曜日に1泊だけ」の宿泊プランの設定はありません。平日の1泊はOKなので、おそらく、混み合う週末に客単価を下げたくないということだろうとは思うのですが……。いずれにせよ、連泊湯治で利用するなら神風館を選んでおけば間違いないでしょう。

新潟県:栃尾又温泉 自在館

休前日の1人泊OK・1泊2食付き9,473円~ 

自在館は、一般的な8畳~12畳の和室のお部屋のほかに「一人旅専用の6畳間」や「ファミリー向けの26畳の和洋室」「築約100年の湯治棟」など、お部屋のラインナップが栃尾又温泉の3つの宿の中で最も幅広いお宿です。

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私は、6畳の和ベッドルームに泊まりました。
湯治棟が一番安く泊まれるのですが、音が響くのとエアコンがないと聞いて避けてしまったのです。ですが今は、湯治棟にもエアコンが設置され、夏でも快適に過ごせるようになったようですね。

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もし、お子様を含むファミリーで栃尾又温泉に行くのなら、3つの宿の中では自在館を選ぶのが最も良い選択肢だと思います。
なぜなら自在館にだけは、無料で利用できる貸切風呂があるからです。
共同湯のぬる湯とは源泉が異なるそうで、貸切風呂は熱いお湯なんですが、お子様と一緒の旅行なら特に、貸切風呂はありがたいですよね。

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食事は、山菜の天ぷらや川魚の刺身など、山の宿らしい料理だったのですが、最近はカフェ飯のようなおしゃれな料理に変わったという話も聞きます。
私が最後に泊まったのが3年ぐらい前なんですが、新しいテイストの料理をいただきにまた泊まりたいですね。

また、栃尾又温泉で日帰り入浴をしたい場合は、自在館で受付を行います。休前日は受付がなく平日と日曜日のみ利用可能だそうです。
1500円とややお高めですが、大浴場(共同浴場)のほか、貸切風呂も空いていれば利用してOKとのこと。Web上に日帰りプランの予約ページもあるのですが、現在は予約可能な日がないようです。日帰り入浴を受け付けているのかがちょっと微妙な感じがしますので、行く前に電話などで確認したほうがよいかと思います。

新潟県:栃尾又温泉 宝巌堂

休前日の1人泊OK・1泊2食付き18,000円~  

栃尾又温泉にある3軒の宿の中で、最も料金が高いけれど最もお部屋がおしゃれかつきれいで、食事にもこだわっているのが宝巌堂さんです。

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部屋の内装は一部屋毎に異なりますが、どのお部屋も快適な和モダンのお部屋です。ホームページにあるお部屋の写真を見て「次はどの部屋に泊まろうかな」などと考えるだけで楽しいです。

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食事は野菜中心でお酒の種類にもこだわりがあり、女性ウケは最高だと思います。

食事にこだわりのあるカップルか、あるいは女性同士の旅行におすすめですね。 

私は1人で泊まったのですが、休前日の1人泊は3240円の料金アップとなります。ただ、お一人様優先のお部屋が2室あり、そちらは休前日でも料金アップはありませんので早めの予約がおすすめです。

また、2拍以上の連泊の際は、食事の内容が異なる1拍12000円のプランを選択することも可能です。

長野県:高峰温泉

日帰り入浴OK!夏季以外は平日のみ1人泊OK・1泊2食付き16,000円~ 

浅間山の外輪山である黒斑山の登山口となる高峰高原にある一軒宿です。
黒斑山登山の前後に何度も宿泊しているお気に入りの宿です。

高峰温泉というと、展望露天風呂があまりにも有名ですが……。

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実は高峰温泉の源泉は35度ほどのぬる湯で、露天風呂ではぬるすぎるのでこちらのお湯は加温されています。

ですが、宿に2箇所ある内湯では、非加熱の源泉そのままのぬる湯と加温浴槽の交互欲を楽しむことができるのです。

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ちなみに内湯は1階と2階にあり、2階の内湯のほうが広く眺めも良いです。

また、高峰温泉は日帰り入浴での利用も可能ですが、日帰りで利用できるのは1階のこぢんまりとした内湯のみなんですよね。

宿泊すれば広い内湯に夜中浸かれますし、チェックアウト後に登山をした場合は登山後の日帰り入浴も無料で楽しめます。できれば泊まって楽しみたい宿です。

食事も、以前はそうでもなかったのですがここ数年は泊まる度に洗練されていっているように思います。

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地ビールのオラホビールの生が飲めるのもうれしいし。

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イワナの鍋もおいしかった!

登山前後の宿泊が多いため、夏場の一人泊はなかなか難しいのですが、宿泊客が少ない日は直前に予約可能なプランが出たりするため、こまめにチェックすると案外泊まれたりします。

登山目当ての方は雨だとキャンセルしてしまったりするので、温泉がめあてならあえて、天気が微妙なときを狙ってみるのもいいかもしれませんね。 

長野県:渋御殿湯

日帰り入浴OK!休前日も1人泊OK・1泊2食付き9,000円~ 

八ヶ岳の「渋の湯登山口」の目の前にある、登山者にはお馴染みの温泉宿です。

茅野駅から土日のみバスが運行しており、約40分ほどの乗車の後、終点「渋の湯」バス停で下車します。

八ヶ岳の周辺には冷鉱泉の宿が多く、稲子湯、唐沢鉱泉、赤岳鉱泉などすべて源泉は冷たいのですが、湧かした状態で提供している宿がほとんどです。私の知る限りでは、八ヶ岳周辺でこの渋御殿湯だけが、硫黄泉の冷鉱泉をそのままの状態で提供している宿だと思います。

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日帰り入浴っで入れる「西の湯」には、泉温26度(とのことだがもっと低い温度に感じられる)と、湧かし湯の交互浴が楽しめます。

実は、渋御殿湯には日帰り入浴しかしたことがないので、そのうち泊まってみたいなと思っています。渋御殿湯には「西の湯」と「東の湯」の2つの浴室があるんですが、日帰りで楽しめるのは西の湯だけなんですよね。

泊まらないと入れない「東の湯」では、冷鉱泉のほかに30度少々のぬる湯が楽しめ、しかも男湯は足元湧出のすばらしい浴室のようなんですが、女湯は足元湧出ではないんだそうです。そして浴室の男女交換もなし。それがちょっと悔しくて、なかなか泊まりに行けない私です・笑

長野県:毒沢鉱泉 神乃湯(かみのゆ)

日帰り入浴OK!休前日も1人泊OK・1泊2食付き11,000円~ 

中央線下諏訪駅から車で10分ほど行ったところにある「毒沢鉱泉」の神乃湯。

送迎がなくバス便もないためタクシー利用になってしまうのが公共交通機関利用の私にとってはつらいところですが、強酸性の冷鉱泉との交互浴はここ以外ではなかなか味わえないので、何度も泊まっている宿です。

広い浴槽は源泉を湧かしたお湯で40度ぐらいに加熱されています。奥の浴槽は源泉そのままの冷鉱泉です。湧出温度はなんと2度!

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夏なら気温で温まって15度ぐらいにはなっていると思いますのでなんとか入れるのですが、1度冬に泊まったときはなかなか大変でした。

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湯口から出ている源泉は飲むことができます。まるでレモンジュースのように酸っぱい源泉です。

夏でもかなり冷たいので非加熱源泉浴槽にはなかなか長くは入っていられませんが、限界まで冷鉱泉に浸かってから湧かし湯に入ったときの開放感というか、体がゆるむような感覚はすごいです。

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食事も、素朴な山のごちそうという感じでなかなかおいしいと思っています。

宿泊料金は泊まる部屋によって代わるのですが、食事の内容はみな同じです。
部屋は「新館」「本館」「旧館」とあり、旧館が一番安いのですがけっこう古くてボロいし夏は虫も多いですので、古い宿に慣れている方以外は本館か新館を選んだほうが無難だとは思います。新館に1人で泊まるとけっこう高くなってしまいますけどね……。

長野県:白骨温泉 泡の湯

日帰り入浴OK!休前日も1人泊OK・1泊2食付き19,000円~ 

白骨温泉の泡の湯には、オフシーズンの冬に1度、1人で泊まっているのですが、わりと最近、5月の新緑の季節に立ち寄りでもお邪魔しました。

混浴の野天風呂があまりにも有名な泡の湯さんですが、実は源泉の湧出温度は38度程度とややぬるめ。そのままだとぬるいので加温しているのですが……。


画像:じゃらんnet提供

内湯にのみ、非加熱の源泉浴槽があり、こちらが天然の炭酸泉ですばらしい泡つきの、控えめに言っても最高のお湯なんです。浴槽ではさらに少し温度が下がって37度ぐらいの人肌のぬる湯が楽しめます。


画像:じゃらんnet提供

広い野天風呂は湯浴み着やタオル巻きOKですので、家族や恋人、友人と一緒に景色を楽しみつつ入るという意味では最高ですが、お湯は圧倒的に、内湯の非加熱のぬる湯がすばらしいと思います。みんな露天風呂に行ってしまうので、内湯の浴槽は案外空いているのも良いです。

ちなみに、日帰り入浴も可能な泡の湯ですが、受付の際に「日帰り専用の浴室(700円)」か「宿泊者用の浴室(1000円)」のどちらを利用するかを聞かれますが、非加熱源泉浴槽も大露天風呂も「宿泊者用」ですので、300円高くても宿泊者用の浴室を選んだほうが良いと思います。

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泡の湯は白骨温泉でも人気の高い宿ですが、1人泊専用の6畳の和室があるため、前もって予約しておけば休前日でも一人泊が可能なのもうれしいです。

お値段はそれなりにしますが、食事もお湯もすばらしいので、また泊まりたい宿の一つですね。

岐阜県:新平湯温泉 藤屋

休前日も1人泊OK・1泊2食付き15,000円~ 

岐阜県奥飛騨の「新平湯温泉」にある藤屋さんは、70度の高温の源泉と35度のぬるい源泉を両方持っている、宿のホームページによれば「奥飛騨で唯一」の宿だそうです。

露天風呂付きの大浴場と、空いていればいつでも貸切利用できる貸切露天風呂がありますが、ぬる湯が楽しめるのは大浴場の内湯です。

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大きな浴槽は高温の源泉をぬるい源泉と混ぜて42度ぐらいに調節してあります。
そして、写真では少し見にくいですが、手前に小さな浴槽があり、そちらは35度のぬる湯がそのまま満たされているのです。

ぬるい源泉は「炭酸泉」と書かれていたので、泡つきを期待していたのですが、泡つきは特に感じられずでした。とは言え、高温の浴槽と交互に入るとエンドレスで楽しめてしまう気持ち良さです。

日帰り入浴は、私が以前宿泊した際には受け付けていたのですが、現在ホームページには特に記述がないようですので、行く前に問いあわせてみたほうがいいかもしれません。

また、藤屋さんは、飛騨牛、ボタン鍋や鹿鍋、川魚の料理など、料理が最高においしい宿でもあります。

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飛騨牛の朴葉焼きや、イワナの刺身。

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朝食に出てきた朴葉味噌もすばらしくおいしく、ご飯がすすみました。

お湯も食事もすばらしい藤屋さんに、また泊まりにいきたいです。 

青森県:谷地温泉

日帰り入浴OK!休前日も1人泊OK・1泊2食付き8,657円~ 

青森県の八甲田山麓の秘湯「谷地温泉」は、休前日も一人泊OKの宿ですが、私は何度か日帰り入浴でお邪魔しています。

携帯の電波もほとんど入らない、洗い場はカランのみでシャワーなどはないなど、わりと本気度の高い秘湯なので、泊まるとなると近くの酸ヶ湯温泉や蔦温泉を選んだしまう軟弱な私なのですが……しかし、谷地温泉のお湯はすばらしいです!

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硫黄泉の源泉が何本かあり、41度ぐらいの熱めのお湯と、37度ぐらいのぬる湯がありますので、交互に入るのが最高です。

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こちらの下の湯がぬる湯です。夏場はいつまでも入っていたくなる気持ち良さです。

本気の秘湯ですが、本数は少ないものの近くを路線バスが走っているため、公共交通機関利用でもなんとか立ち寄りでお風呂をいただくことができています。ありがたいことです。

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食堂でランチ営業も行っていますので、バスの待ち時間に食事をいただきつつ、地ビールの奥入瀬ビールなどいただくのもいいですね。

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立ち寄りだと浴室は一つしか利用できませんが、宿泊すると男女の浴室の入れ替えがあると聞きます。私は入ったことがない男性用の浴室では、ぬる湯の下の湯は足元湧出で浴槽の底からぷくぷく湧いているんだそうです!

1度は泊まって、極上のぬる湯を楽しんでみたい宿です。

青森県:ぬぐだまりの湯 八甲田温泉(休業中)

こちらも八甲田山麓の宿なんですが、残念なことに現在は温泉設備の不具合のため休業中です。

本当にすばらしいお湯の宿で、私は2度泊まっています。これまでも何度か不具合で休業しているそうなので、今回も復活してくれると信じて、ご紹介したいと思います。

4つの異なる源泉を持ち、それをブレンドすることなく、異なる浴槽でそれぞれ提供しています。

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湯小屋の奥にある大きな浴槽だけが唯一の高温泉「龍神の湯」で、手前の右側にある浴槽が36度ほどの酸性硫黄泉の「みるくの湯」です。
龍神の湯は42度ぐらいに調整されていますので、ぬる湯に浸かった後に龍神の湯に入ると、エンドレスで楽しめます。

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露天風呂では左手が39度ほどでみるくの湯よりやや温度が高い「八甲田元湯」です。右手は内湯と同じ「龍神の湯」ここでもやはり交互浴が楽しめます。 

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もう一つ、別の湯小屋に満たされているのは、38度弱の炭酸泉「ラムネの湯」です。ものすごい泡つきがあります。

部屋や食事は正直なところ、それほどでもないのですが、このお湯のためにわざわざ青森まで行って、何度でも泊まりたいと思える宿でした。

実は「2018年に泊まった宿ランキング」「2017年に泊まった宿ランキング」の両方で、お風呂部門1位に選定してしまいました。

復活したらまた必ず、泊まりに行きたい宿です。復活してほしい……。

鹿児島県:妙見温泉おりはし旅館

日帰り入浴OK!別館は休前日も1人泊OK・別館は素泊まりのみ5,000円~  

鹿児島県の妙見温泉にあるおりはし旅館は「キズ湯」というぬる湯の浴槽が本当にすばらしいお宿です。

本館はかなり高級路線の宿で一人泊も難しいのですが、キズ湯がある「別館」は自炊湯治向けの宿で、休前日でも一人泊が可能です。

私が泊まったときは希望すれば食事の提供もしていただけたのですが、現在は素泊まりのみとなってしまったようです。車じゃないので外に食べに行ったり食材を仕入れに行くのが難しいので、食事提供ありがたかったのですが……。

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キズ湯の源泉は33度ということですが、入った感じではそこまで温度が低いようには感じませんでした。初夏のころでそこまで暑くはなかったのですが、人肌よりやや温めの35~36度ぐらいだったように思います。

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隣に高温の源泉の浴槽がありますので、交互浴で楽しめるのも良かったです。日帰り入浴も可能ですので、今度妙見温泉の別の宿に泊まって、立ち寄りで行ってみようかなと思っています。

鹿児島県:霧島湯之谷山荘

 日帰り入浴OK!夏季は平日のみ1人泊OK・1泊2食付き11,138円~ 

こちらも鹿児島県の、霧島温泉の温泉街からは少し離れたところにある宿です。
鹿児島なので遠いんですが……気に入ってこれまで3度ほど泊まっています。

宿泊者専用の貸切露天風呂と、日帰りでも利用できる内湯がありますが、極上のぬる湯が楽しめるのは内湯のほうです。

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手前に31度ぐらいの温湯、奥に42~43度の熱湯の浴槽があり、真ん中の浴槽では温度の違う2つの浴槽の湯が混ざりあい、39度ぐらいのちょうどいい湯温となります。
この3つの浴槽を出たり入ったりしているうちに、あっという間に時間が過ぎていってしまいます。

食事やお部屋はごく普通ですが、本当にすばらしいお湯なのでまた泊まりたい宿です。やはりぬる湯の宿なので、夏は人気があるのでしょうか。現在は休前日は1人泊のプランは出ていないようなのが少し残念です。以前は土曜日泊まれたんですけどね……。

ぬる湯を楽しめる日帰り温泉5軒

旅館ではなく日帰り温泉施設で、ぬる湯の源泉が楽しめるのってわりと珍しいことのように思います。より多くのお客さんの要望を叶えるためには仕方ないのかもしれませんが、源泉がぬるいところだとそのまま提供せずに、40度ぐらいまで加温しているところがほとんどなんですよね。

日帰り温泉でぬるい浴槽しかないと「ぬるくて温まらない」と苦情が来てしまうから、ぬる湯を提供するには加温浴槽と非加熱源泉浴槽の両方を用意せざるを得ない。でもそこまでスペースに余裕がないと、加温浴槽のみになってしまうということなんでしょう。

貴重な、ぬる湯が楽しめる日帰り温泉を5軒、ご紹介したいと思います。

他の県にも探せばあると思うのですが……私が行ったことがあるのは群馬県の日帰り温泉が2軒、山梨県の日帰り温泉&温泉銭湯が3軒でした。

群馬県:谷川温泉湯テルメ谷川

まずは先日レポートを公開した、群馬県谷川温泉の湯テルメ谷川です。

川沿いの眺めの良い露天風呂が有名ですが露天は加温していますので、ぬる湯好きなら内湯の非加熱源泉浴槽です!

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加温循環している大きな浴槽のほかに小さな浴槽が2つあり、その2つは加水・加温・循環すべてなしのかけ流しです。源泉がそれぞれ異なり、37度ぐらいのぬる湯と、40度ぐらいの適温のお湯で満たされています。

この2つの浴槽に交互に浸かるのが最高です!夏の午後以降は登山帰りのお客さんなどで混み合いますので、できれば営業開始と同時に入るのがおすすめです。 

群馬県:仏岩温泉 鈴森の湯

こちらも群馬県みなかみ町にある日帰り温泉施設です。湯テルメ谷川に比べるとあまり有名ではありませんが、すばらしいぬる湯が楽しめる日帰り温泉です。

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水上駅から車で10分弱。バスの運行や送迎はなく、基本は車で行くところです。私は、どうしても行ってみたかったのでタクシーで行きました。

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鈴森の湯の源泉は36度ほどのぬる湯です。

露天風呂と内湯のうちの一つの浴槽は40度ぐらいに加温されているものの、内湯のもう一つの浴槽は非加熱で、源泉そのままのぬる湯が楽しめます。加温浴槽と交互に楽しめるのがいいですね。

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露天風呂も加温はされていますが、緑の季節や雪の季節は眺めがいいだろうなと思います。私は、3月ぐらいに行ったので眺望としてはあんまりでしたが……。

ただ、こちらの日帰り温泉はバーベキュー施設や釣り堀が併設されていて、夏の間は混雑すると思われますので、空いているときに楽しみたいなら夏は避けておいたほうが無難だろうな、とも思います。

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併設のレストランではイワナの塩焼きやビールもいただけます。
タクシーじゃないと行けないので頻繁には足を運べないのですが、車が運転できるならしょっちゅう行きたい日帰り温泉です。

山梨県:正徳寺温泉 初花

山梨県の正徳寺温泉 初花は、中央線の山梨市駅と春日居町駅の間にある日帰り温泉です。

もともとこの土地で養鰻業を営んでいたオーナーが、この地で湧き出る水がミネラル分が豊富で鰻がよく育つことから「もしかして温泉掘ったら出るんじゃない?」とボーリングしてみたら本当に温泉が出た、という流れでできた日帰り温泉施設。

そのため、館内には鰻料理をいただけるレストランも併設されています。

温泉と鰻が好きな私にとってパラダイスのような温泉施設ですが、お湯も本当にすばらしくて。露天風呂をはじめとして加温されている浴槽が多いのですが、内湯には36度ほどの源泉をそのままかけ流している浴槽があります。飲泉も可能で、ずっと入っていたくなるいいお湯です。

公共交通機関利用の場合は、春日居町駅から徒歩15分ぐらいですが、悪天の日など歩きたくないときは、距離は少し遠くなりますが山梨市駅にはタクシーが常駐していますので、そちらを使えばワンメーターで着きます。

山梨県:喜久乃湯温泉

甲府駅から徒歩15分のところにある温泉銭湯「喜久乃湯温泉」は、かつては太宰治も通ったという歴史ある銭湯です。歴史あるだけでなく、浴室内のすべての浴槽を満たしているお湯、そしてカランやシャワーから出るお湯もすべて温泉水です。

浴室や脱衣所には当時の面影が残っており、レトロ感溢れる雰囲気がすばらしい……。

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手前に見える大きな浴槽は、源泉100%ながら加温循環されてるのですが、この銭湯ですばらしいのは奥にある2つの小さな浴槽です。

喜久乃湯温泉の源泉は25度ぐらいの冷鉱泉なんですが、こちらの2つの浴槽は源泉を循環せず、左の浴槽では38度ぐらいまで加温し、右の四角い浴槽では冷たい源泉をそのままかけ流しています。飲泉可能です。

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25度の冷鉱泉は夏以外は厳しいですが(サウナの後に水風呂として入るには良さそうだけど)夏なら25度ー38度ー40度の源泉を交互に楽しめます。400円でぬる湯天国が味わえる甲府は本当にすごいなと思います。

山梨県:増富温泉 増富の湯

先に増富温泉の金泉閣という旅館についてご紹介しましたが、増富温泉には日帰り温泉施設もあり、ラジウム温泉のぬる湯を日帰りで気軽に楽しめます。

増富の湯の源泉は25度とかなり冷たいのですが、増富の湯では源泉そのままの「25度」加温された「30度」「35度」「37度」の浴槽があり、段階を踏んでぬるい湯に慣れていくことができます。

私はと言えば、季節にもよりますが大抵「35度」か「37度」の浴槽で長湯することが多いです。30度以下の源泉は、長く入るにはやはり少し冷たいですね。

源泉ではありませんが、40度ぐらいの湧かし湯もありますので、ぬる湯に入りすぎて体が冷えたと感じたらそちらに入って体を温めます。

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食事処や休憩所も併設されており、特に蕎麦と野草の天ぷらがセットになった「天ざる蕎麦」が気に入っています。

入ってみたいぬる湯・冷鉱泉の温泉宿

最後に、まだ私は入ったことがないけれど、今後行ってみたいと思っているぬる湯・冷鉱泉について備忘録としてまとめておきたいと思います。

山梨県:山口温泉(日帰り温泉)

中央線の竜王駅から徒歩だと30分ほどかかる日帰り温泉です。
ものすごい泡つきの炭酸泉で、37度ぐらいの人肌のぬる湯がすごい勢いでかけ流されているとのこと。

駅からやや距離があり、場所もわかりにくいと聞くのでなかなか行けずにいるのですが、今年こそ行ってみたいと思っています。

新潟県:駒の湯山荘

日帰り入浴OK!休前日も1人泊OK・1泊2食付き9,950円~ 

越後駒ヶ岳の登山口にあるランプの宿ですが、部屋はとてもきれいで、囲炉裏端でいただく料理も大変おいしいと聞いています。

源泉は32度ぐらいなので真夏以外は冷たく感じそうですが、加温浴槽との交互浴が可能です。

日帰り入浴も可能です。以前、越後駒ヶ岳に登った際はこの駒の湯山荘の前から登り始めたのですが、下山は別の登山口を選んだため、こちらの温泉には入らずじまいでした。

できれば泊まりでいきたいと考えています。

長野県:奥蓼科温泉 渋・辰野館

日帰り入浴は要予約!1人泊のプランなし・1泊2食付き14,768円~ 

八ヶ岳山麓の宿で、先にご紹介した「渋御殿湯」の少し手前にある宿です。
渋御殿湯は湯治宿、あるいは山小屋にも近い雰囲気を持った登山者が多い宿ですが、こちらの宿は料理にも力を入れており、部屋もきれいな宿です。

源泉は渋御殿湯と似ているのでは?と想像しているのですが、残念ながら1人泊のプランがないため泊まったことがなく、日帰り入浴も予約が必要とのことでなかなか難易度の高い宿です。

浴室の雰囲気も大変良さそうなんですよね。

近くをよくバスで通るのでずっと気になっており、いつか誰かを誘って泊まりに行きたいと考えています。

福島県:微温湯温泉 二階堂

日帰り入浴OK!休前日も1人泊OK・1泊2食付き10,950円~ 

その名も「ぬる湯温泉」という宿名なので1度は泊まってみたいなと思っている宿です。

ネット予約はできませんが、湯治宿なので1人泊は問題なくできるようです。

源泉は30度ぐらいなのでかなりぬるく、夏でも冷たく感じるほどだそう。

三重県:榊原温泉 湯元 榊原舘

平日のみ1人泊OK・1泊2食付き26,064円~

伊勢神宮からもそれほど遠くない温泉地である榊原温泉。

なかなか実現できていませんが、伊勢神宮にお詣りがてら行ってみたいと思っています。

源泉温度が31度だそうなので夏でもかなり冷たく感じそうですが、交互浴で楽しみたいところ。

基本の和室でもけっこういいお値段する宿なのですが、お部屋の浴室にも温泉が出るそうなので、それならばまあ、いいじゃないか、と考えています。

徳島県:ホテル祖谷温泉

平日のみ1人泊OK・1泊2食付き30,780円~ 

以前、四国剣山という山に登った際に、近くに「祖谷温泉」という秘境の温泉があると聞き、ずっと気になっていました。

祖谷温泉の宿を調べると「宿からケーブルカーで向かう谷底の露天風呂」があるという「ホテル祖谷温泉」に泊まってみたいなあと。

谷底の露天風呂は、38度ほどの温めの硫黄泉で満ちていて、源泉はなんと毎分1500L自噴するという湯量の豊富さ。泡つきの多い極上湯らしく、それだけでも心躍るのにこちらの宿、食事もおいしいらしい……。

平日のみ1人泊OKなものの、宿泊料金は3万円オーバーの宿ではありますが、ここに泊まるために徳島に行きたいと思っている温泉宿です。

佐賀県:古湯温泉 つかさ旅館

休前日も1人泊OK・1泊2食付き14,000円~ 

実は「佐賀県」にまだ足を踏み入れたことがない私です。

行くならもちろん温泉に入りたい……ということで佐賀の温泉地について調べたところ、現在最も気になっているのが「38度のぬる湯」が特徴だという古湯温泉です。

中でも「つかさ旅館」さんは、休前日の一人泊もOKでお値段もそこそこお手頃、食事もおいしそうということで、泊まるならここかな?と思っています。

大分県:長湯温泉 大丸旅館

1人泊不可・1泊2食付き13,749円~

佐賀には行ったことがありませんが、九州の温泉県である大分県には何度も足を運んでいる私です。しかし、別府や湯布院、九重あたりには繰り返し足を運んでいるものの、行きたい行きたいと言いつつなかなか行けずにいるのが「長湯温泉」です。

炭酸泉のぬる湯が特徴の温泉地で、特に「大丸旅館」に泊まってみたいのですが、残念ながら1人泊不可の宿なんですよね……。

誰か誘って九州に行くということがなかなかできずに、いまだ足を運べていないのでした。もう、大丸旅館にこだわらずに長湯の別の宿に泊まって、大丸旅館の日帰り温泉施設であるラムネ温泉館に行けばいいじゃないか!と思ったりもしつつ、いつか大丸旅館に泊まるという夢を諦めることができない私です。