温泉ブログ 山と温泉のきろく

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別府明礬温泉 小宿YAMADAYA宿泊記 希少な薄緑の源泉「緑礬泉」を楽しめる唯一の宿

別府明礬温泉 美容・美肌・健康 小宿-YAMADAYA-

小宿YAMADAYAは、いくつかの区域に分かれる別府温泉の中の「明礬温泉地区」にある、全5室の小旅館です。

さまざまな種類の温泉が湧いている別府ですが、その中でも明礬地区は、狭い一画の中で白濁の源泉や青磁色の源泉が湧いていたりとさまざまなお湯を楽しめるところ。そして今回宿泊する小宿YAMADAYA(旧名:山田屋旅館)さんは、「緑礬泉」というやや緑がかった酸性泉を楽しめる唯一の宿です。

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日帰り入浴は受け付けていないため、緑礬泉に浸かるためには宿泊する必要がありますが、泊まればこのすばらしいお湯を常に貸切で楽しむことができます。

小宿YAMADAYAさんについてレポートしてみたいと思います。

別府駅からバスで明礬温泉へ向かい、小宿YAMADAYAにチェックイン

小宿YAMADAYAさんに宿泊するのは実は今回が2度目。

1度目は2014年に宿泊し、そのときは少し早めに出発する予定だったので夕食のみのプランで予約をしたのですが、 チェックアウト時にダイニングから漂ってくる焼きたてパンの香りに「次回は絶対朝食も付けて予約しよう!」と心に誓いまして。

それから約1年半後の2016年の6月に2度目の予約を入れたものの、4月に熊本地震が起こり、宿のほうから「建物に被害があって営業できないためキャンセルとさせてほしい」との連絡があって泊まれず、今回4年半ぶりの宿泊となりました。

宿泊レポートを書くタイミングが遅くなってしまいましたが、実は先に、こちらの記事でもご紹介しています。

別府にはたくさんの宿がある中でまた泊まりたい!と思えた宿ですので、もちろん食事もお湯もすばらしく、とても快適に過ごせる宿です。

ただ、人によっては少し好みが分かれる部分もあるかな?と思いますので、詳しくは以降のレポートを参考にしていただけたらと思います。

小宿YAMADAYAへのアクセス

明礬温泉に行くには別府駅前から路線バスを利用します。

5番野口原経由APU線
9番石垣経由APU線
41番サファリ線
24番新港町・鉄輪経由APU線

のいずれかに乗り「明礬」停留所か「地蔵湯」停留所で下車するとどちらの停留所で降りても、徒歩2分ほどで小宿YAMADAYAに着きます。

徒歩だと特に気になりませんが「地蔵湯」からは狭い急坂になるため、車だと難儀することもあるようです。

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右手に見える建物が小宿YAMADAYAさんです。

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お正月は過ぎた後の1月上旬の宿泊だったんですが、門松が出ていました。

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ガラス戸を開けて中へ。
玄関入ってすぐのスペースがダイニングとなっており、テーブルと椅子が並べてあるので少し驚きますが……右手奥にフロントらしきところが見えます。

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声をかけると中から宿の方が出てきてくれ、お部屋に案内してくださいました。

【部屋】★★★★☆ 和モダンなお部屋は設備も整っておりとても快適

客室は階段を上った2階にあります。1人で宿泊する際は階段を上ってすぐ右手にあるお部屋になるようです。

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8畳ほどの和室。建物は新しくないと思うのですが、壁などは和モダン風の物にリニューアルされており、古さは感じられません。

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広縁はありませんが、いわゆる日本旅館の座卓ではなく、円形のおしゃれなテーブルだったり、座椅子がソファーっぽいものだったりでくつろぎやすいです。日当たりがいいのもいいですね。

アロマディフューザー付きの加湿器が置いてあるのも、冬にはありがたいお気遣いでした。さっそく使わせていただきました。

室内に洗面・トイレがついているのもありがたい。

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洗面所にはハンドソープとヘアブラシが置いてありました。
後でご紹介しますが、浴室はすべて貸切利用ということもあり、脱衣所にはドライヤーがありませんので髪はお部屋で乾かすことになります。

普通に使えるドライヤーが各部屋においてありますので特に不自由はありません。

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お部屋のトイレもウォッシュレット付きでとてもきれい。

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小宿YAMADAYAさんは浴衣ではなく作務衣スタイルです。
また、羽織ものとしておいてある上着はフリース素材で肌触りがよく、着心地がよくて保温性の良いものでした。

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作務衣とバスタオルとフェイスタオルと足袋ソックス。
私は、浴衣だとお腹が苦しくなるために部屋着を持参してしまう人なので、実は作務衣のほうがありがたかったりします。

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お茶セットは籐のカゴの中に。
ポットはティファールの保温機能のない、都度湧かすタイプのものでした。最近はこのタイプが主流な感じがしますね。保温中の電力がもったいないから良いと思います。

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お茶っぱと、サービスのミネラルウォーター。そして……。

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女将手作りのローカロリーなクッキーがお茶うけです。素朴な味わいでなかなかおいしかったです。

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テーブルの上には明礬温泉のマップが置いてありました。

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小さなお花が飾られているのもうれしいですね。

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門限や浴室の利用時間、夕朝食の時間などがわかりやすくまとめられた紙が、パウチして置いてあるのもありがたいです。

ちなみに、YAMADAYAさんの各部屋には小型の冷蔵庫は置いてありません。
硫黄の成分ですぐにダメになってしまうからという理由のようです。このときは冬だったので特に気になりませんでしたが、館内には自動販売機がありませんし、近くにコンビニがあるわけでもないので、冷たい飲み物が欲しいときには少し大変かもしれませんね。

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午後3時から午後9時まではフロントにオーダーすることができるようですが、最寄りのコンビニまでは車で5分とのこと。お酒を飲んだらもう行けないですし、門限もありますので……。

また、Wi-Fiは完備されており、速度も問題ありませんでした。

【風呂】★★★★☆ とろみを感じさせるような極上の薄緑のお湯に貸切で浸かれる

さて、部屋で一休みした後はお風呂に行きたいと思います!
小宿YAMADAYAさんの浴室は、宿泊するお部屋のある母屋とは別に湯小屋があるため、一度外に出る必要があります。

そのため、防犯上の理由が大きいと思うのですが、浴室を利用できるのはチェックインから夜は11時まで。朝は6時からチェックアウトまで利用できます。

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玄関前にこのように浴室の鍵が置いてあります。2つある浴室はすべて貸切での利用となるため、このように鍵が2つ揃っているときは「今誰も入っていない」ということなのでチャンスです・笑

特に予約の必要はなく、鍵があればそれを持って湯小屋に行くという方式です。全5室の宿ですのでそれほどバッティングすることは多くないのですが、もし、お風呂に入る気満々で玄関まで来たのに鍵がない!というときは、すぐ近くにある寸志のみで入れる共同湯の「鶴寿泉」に行くというのも手です。

こちらも本当にすばらしいお湯ですので。
私もこのとき、チェックイン前に一度、鶴寿泉に立ち寄ってきたのですが、YAMADAYA滞在中にもう一度行ってしまいました。

さて、鍵があったときは母屋の玄関を出て目の前の道を渡ると左手に湯小屋があります。

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あちらです。

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「鉱泉 山田屋」と書いてあります。

鉱泉というと冷たい源泉のイメージがありますが、こちらのお湯はけっこう熱いお湯です。

浴室には鍵がかかっていますので、持ってきた鍵で開くほうの浴室を利用します。利用後はまた鍵を閉めて、玄関前に置いておくのを忘れずに。

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脱衣所。こぢんまりとしており、ドライヤーやアメニティなどは何もありませんが、外観のイメージよりも中は新しく、とても清潔です。足拭きマットもふかふか。

ドライヤーがないのは電源の問題かもしれませんが、貸切利用なのでここで身支度をして長居するのはあまり良くない、ということもあるのでしょうね。

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温泉分析表が貼ってありました。泉温66.7度、ph1.8の酸性-含鉄ー硫黄ーアルミニウムー硫酸塩・硫酸水素塩温泉です。

毎分4.6Lの源泉が自然湧出しています。

では、浴室内へ。

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昔ながらの小浴室ですが、脱衣所同様にとても清潔感があります。
古い宿が苦手な女性であっても恐らく抵抗なく入れるのではないでしょうか。

シャワーのお湯もちゃんと出ます。

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実は、前回泊まったときは、浴室のシャワーの水圧が弱いように思ったのですが、今回は大丈夫でした。

硫黄泉の浴室って、シャワーなどの設備が傷んでしまいやすいので、問題なく使える状態でキープし続けるのはけっこう大変なのではないかと思うのですが……今回のYAMADAYAさんの浴室はまったく問題ありませんでした。

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アメニティはMARKS&WEBというブランドの自然派化粧品を、シャンプー・コンディショナー・ボディシャンプーと揃えていました。
このあたりも女性目線を感じます。男性から見るとなんじゃこりゃ?って感じかもしれませんが、私はとても良いなと想いました。

壁際には「湯つぼ」がありました。ここにいったんお湯が溜まり、それから浴槽内に流れこむという仕組みなのでしょう。おそらく。

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笹濁りのお湯には何度も入ったことがありますが、ここ小宿YAMADAYAさんのお湯はそれともまた違う、濁りのない緑色のお湯です。

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もう150年以上、この地に静かに湧き続けているのですね。

浴槽は、2人入ればいっぱいかなというサイズのこぢんまりとしたものですが、湧出量を考えるとこれが最適な大きさなのでしょう。下手に大きな浴槽にしないほうがお湯の良さを楽しめるので良いです。

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お湯に身を浸すと、42度ぐらいの熱めの適温です。
湧出温度は60度以上ありますが、冬ということもあってちょうどいい温度まで下がっているのかもしれません。

熱すぎたら水を足せるように蛇口がついているのですが……できれば水は足さずに入りたいですよね。

遅い時間帯の入浴だと「前のお客さんが水を足してぬるくなっている」可能性もありますが、15時にチェックインしてすぐに入りに来ましたし、その前に誰かが入った形跡もなかったので、恐らく一番風呂だと思うんですよね。

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浴槽の中が黒っぽい色なので、浸かっていると独特の緑色はよくわからなくなってしまうのは残念ですが、とろみを感じさせるようないいお湯なことは間違いありません。

酸性泉は刺激が強いイメージがありますが、YAMADAYAさんの緑礬泉はそんなことはなく。説明書きに「まるでローションの中に入るような感覚」とありましたけれど、まさに!という感じでした。本当に、何度でも入りに来たくなるいいお湯です。

この日は平日で(YAMADAYAさんに1人泊できるのは現在平日のみなのです)満室ではなかったということもあり、私が入っている間隣の浴室に入ってくる方もおらず、本当に静かに、ゆったりとお湯を楽しむことができました。

せっかくなので、2つある浴室のもう1つのほうもご紹介したいと思います。

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脱衣所の形状が少し異なりますが、鏡と棚だけがあるシンプルな造りなのは同じです。

浴室は、もう一つの浴室と左右対称になっています。

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浴槽は、もともとは一つの浴槽だったのを真ん中で区切ってあると聞きました。なので、片方の浴槽で水を足してしまうと、両方ぬるくなってしまうんだとか。 

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湯つぼのお湯は、こちらもはっきりとした緑色です。

浴槽の中も薄い色だったら、もっと緑色がはっきりとわかっていいのですけどね・笑

十分に緑礬泉を堪能したところで部屋に戻り、くつろぎつつ夕食の時間を待つことにします。

【食事】★★★★☆ 洋風のおしゃれなメニューで好み分かれそうだが大変おいしい

小宿YAMADAYAさんの夕食は18時30分ごろから、1階の玄関入ってすぐのところにあるダイニングでの一斉スタートとなり、用意ができると声をかけてくださいます

そのため、宿で夕食を食べたい場合は18時までにチェックインする必要があるとのことでした。

時間になり、ダイニングに向かうと席は特に決まっておらず「お好きなお席にどうぞ」と声をかけていただきました。

小宿YAMADAYAのドリンクメニュー

席に着き、まずはドリンクメニューを眺めます。

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ワインにこだわっているらしく、グラスはリーデル社のものを使用しているとのこと。

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私はワインはぜんぜんなのですが……グラスでいただけるものがあれば、食事が洋風なので1杯ぐらいいいかも、と思いつつ眺めてみたところ……。

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残念ながら、ボトルのワインしか紹介がないようでした。
1人ではさすがにボトルでいただくのはちょっとなあ、と。

ビール、日本酒、ソフトドリンクのメニューはこちら。ウィスキーや焼酎はないようです。

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全体的にメニューはかなり厳選されているというか、選択肢は多くない印象ですが、日本酒3種と地ビールが飲めるので個人的にはまあいいか、というところです。
日本酒が4合瓶しかなかったりしたらさすがに悲しいですけどね……。

小宿YAMADAYAの夕食

メニューには夕食の食材などについてのこだわりが書かれていました。

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たしかにYAMADAYAさんの食事は、目にも色鮮やかだし、健康になりそうというか美肌になりそうなお皿ばかりなんですよね。

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メニューはこちら。
前回来たときもだいたい同じだったので、概ね固定のようです。そのため、連泊は受け付けていないんだとか。

まず1杯目はビールを!と思い、生ビールがあまり好みでないスーパードライだったということもあって、地ビールをオーダーしてみました。

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どんな地ビールが来るんだろう?とドキドキしながら待っていたら、出てきたのはこちらの「油屋熊八麦酒」でした。別府駅前に銅像があるおじさんの名前を冠した地ビールです。

これ飲むの、初めてだな……。

いただきます!

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なんと、瓶のゴツそうというかアクの強そうなイメージと味はまるで異なり、味はすっきりフルーティなヴァイツェンじゃないですか!かなりおいしい!かなり好みですよ。

たぶんこちらのビール、お土産売り場とかで見たことあったと思うんですけど、ネーミングとラベルが無骨な感じなのであまりおいしそうに思えなくて(失礼)飲んだことなかったんですよね。今度見かけたらお土産に買いたいぐらい気に入りました。

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前菜は全部で9種類。

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食前酒は、ハート型の氷が入っていて味も甘めでおいしい。女子ウケが良さそうですね。

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前菜は、左上のアボカドをチーズか何かと焼いたやつがかなりおいしかったです。

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あと、こちらの右下のキッシュっぽいやつも。もっとたくさん食べたいと思ってしまいました・笑

こちらはトマトですね。

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見た目もかわいらしく、ドレッシングもおいしい。

お風呂上がりで喉がかわいていたこともあり、ビールが思ったよりおいしいビールだったこともあり、前菜を食べ終わるころにはビール がなくなってしまったので日本酒をオーダーします。

「久住 千羽鶴」の純米酒です。

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1合瓶で気軽にいただけるのはうれしいですね。

地魚のお刺身と共にいただきます!

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お刺身は「鯛の炙り・鯛・かんぱち・たこ・中とろ」と5種盛り!うれしい。

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いただきます!
おいしいけれど、別府でお刺身をいただくと不思議と「固い」と感じることが多いのです。ここでもそうでした。

新鮮だからだという話も聞くのですけど、寝かせとか、調理方法が違うのかなと思うこともあったり。いや、まあおいしいからいいのですけどね。

 次は、小宿YAMADAYAの看板メニューでもあるポトフ。

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牛ほほ肉は柔らかく煮こまれ、スプーンで切れるほどです。
味も当然おいしく、日本酒にも合います。

こちらは見た目何なのかわからなかったのですが「白菜」でした。

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新鮮な白菜をディップに付けていただくのですが、ディップの味もおいしいし、白菜自体甘みがあっておいしいし、添えられているピンクペッパーもかわいいし、ペッパーを一緒にいただくとまた味が変わるのも楽しいです。

大分名物とり天も、YAMADAYAさんでいただくものはひと味違います。

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こんなにとり天をちゃんとした料理として出されることってあまりないような気がします。
トリュフ塩・かぼす・粒マスタードが添えられており、好きなものを付けていただきます。トリュフ塩がなかなか新鮮で良かったです。

こちらも看板メニューの「美肌鍋」

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ポトフの牛ほほ肉を煮こむ際に出たスープを使用し、野菜や魚介をさっと煮ていただきます。

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エリンギや鯛をこちらのお鍋にくぐらせて。

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当然、文句なしにおいしかったです。

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最後はこちらのスープをご飯にもかけて、スープご飯のようにしていただきました。

ここまで洋風のメニューで来て、最後に普通にご飯と味噌汁が出てくるのは不思議な感じだし、〆はどうするんだろう?と思っていたのですが、なるほどこう来たか!と。大変おいしかったです。

デザートも手作りで、凝っていました。

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醤油のキャラメルアイスとコナコーヒー。

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これがまた濃厚で、かなり好みの味でした。
全体的にかなり洋寄りのメニュー構成ですが、ところどころに和風の味付けもある感じが個人的にかなり気に入りました。ごちそうさまでした!

小宿YAMADAYAの朝食

さて、前回宿泊した際に食べないでしまった朝食です。
夕食と同じダイニングで、8時から9時までの間の好きなタイミングでいただきます。

ちなみにパンは8時には焼けているそうなので、8時ちょうどで行ったほうが焼きたてに近い状態で食べることができるようです。

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前日と同じ席で。朝もかなり洋食寄りの料理ですね!
色鮮やかで、女性ウケが大変良さそうです。

たっぷりのフルーツ。これだけでテンションあがります。

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焼いたキャベツも甘くておいしい。添えられたマヨネーズやディップもおそらく自家製なのでしょう。なんか焼き鮭が添えてあるのが不思議な感じだけど……。

白い飲み物は「豆乳と甘酒のスムージー」大好き!私、牛乳が飲めない人なのでこれはかなりうれしかったです。

f:id:happydust:20190724232922j:plainそして、きっちり漬けものもあるのがなんか不思議な感じではある。

温泉茹で卵と……これが噂の焼きたてパン。ポップオーバーです!

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表面はサクッと、中はしっとり、そしてもっちり。

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メイプルシロップを付けていただきます。お替わりしたいおいしさ……ですが、お替わりはできないようです。残念。

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茹で卵も、きれいにつるんとむけました。
温泉の成分だと思うのですが、白身の表面と黄味の周囲が黒くなっていますね。

焼き鮭と漬けものがなんか不思議だ……と思っていたら、ちゃんと白いご飯とお味噌汁があるのでした。

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しかし、私はポップオーバーでけっこうお腹がいっぱいになっていまい、ご飯は残してしまいました。ごめんなさい。

最後にコーヒーが出てきたのですが、どちらかと言うとポップオーバーと一緒にいただきたかったかも。

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言えば先に出していただけたのかもしれませんが……。
夕食の完璧な構成と比べると、朝食はやや「あれ?これは何だ?」感がなくはなかったですが、味はどれもおいしかったです。特にようやく食べることができたポップオーバーは、期待を裏切らないおいしさでした。

やはり、洋食メニューだけだと「朝は白いご飯を食べたい」人もいるということなんでしょうね。私は、いっそのこと全部洋食にしてほしいぐらいでしたけど……。ご飯を残すのはちょっと申し訳なかったので「ご飯は召し上がりますか?」と聞いてもらえたほうがありがたかったかもしれません。

とは言え、夕食も朝食も大満足でした。ごちそうさまでした。

食事のあとはチェックアウトの10時まで、お部屋でのんびりと過ごしました。

【再訪したい度】★★★★★ お湯も食事も極上でくつろげる、強い信念が感じられる宿

ご紹介したとおり、食事はかなり洋食寄り、かつ女性ウケの良さそうなおしゃれなメニューなので、もしかしたら年配のお客さんなんかは面喰らうかもしれないなあと。

宿をリニューアルしたのが10年前ぐらいのようなんですが、それまでは普通の湯治宿だったようなので、その頃のお客さんはリニューアル後はかなり驚かれたのではないでしょうか。しかし、現在の食事もファンは多いようですし、同じ日に宿泊していた年配の方を含む家族連れのお客さんも、料理を楽しまれているようでした。

ここまで個性の強い料理を、信念を持って提供し続けて、ちゃんとお客さんがついてきてくれているってすばらしいことだと思うので、たぶん「昔のほうが良かったなー」とか「普通の和食が食べたいわ」と思う方もいると思うのですけど、これはこれでいいじゃないか!と思うのです。

食事やお部屋は時代に合わせて変化させつつ、すばらしい源泉の「緑礬泉」は変わらず守り続けている、良い宿だなと思います。できれば土曜日に1人で泊まれたら、よりありがたいのですが・笑

また泊まりに行きたいです。

【1人旅に優しい度】55点:快適な宿だが、1人泊の難易度はやや高めかもしれない

泊まりやすさ 10/20

休前日の1人泊は不可。

食事場所の配慮 5/20
ダイニングでいただく。席に余裕があれば「お好きなお席でどうぞ」と言っていただけるが、衝立で仕切られた席があるわけではないのでどこを選んでも同じかも・笑
私は気にならないけれど、気になる人はいるかもしれない。

プランの選択肢 15/20 
1人泊で泊まれる部屋は5室中1室だけだが、もともとプランの選択肢が多くないということもあって、1人泊だと選べないプランはアニバーサリープランのみ。

ドリンクオーダー  5/20
ワインを推しているが、基本的にはボトルでの提供となるようなので1人泊だとちょっとオーダーしにくい。
日本酒は1合瓶でオーダー可能なものが3種類あり。

フリーWi-Fi完備 20/20
FreeWi-Fiを全館で利用可能で、速度も十分。
なぜかじゃらんに「インターネット接続:有料」と書いてあるのですが、無料でした。