焼きがきのはやし
焼きがきのはやしは、宮島の表参道商店街にある牡蠣料理の専門店です。
1948年に創業し、公式サイトの情報によれば、全国で初めて焼き牡蠣をお客様向け煮提供した「焼き牡蠣発祥の店」であるとのこと。
私は、宮島に行ったのは今回が3回目でしたが、表参道商店街を歩くと焼きがきのはやしさんの前には行列ができていることが本当に多いです。店頭で牡蠣を焼いているので、その匂いに釣られて、多くの人がお店に吸い込まれていくのでしょう。。。
店の前に列ができているので私はこれまで入ったことがなかったのですが(混んでいると、1人では入りにくいのですよね)今回はお昼どきをはずして行列のないタイミングでお邪魔し、おいしい牡蠣をいただくことができました。
入ってみると、店の外から見た印象とは違って1人客の私にも気を遣っていただけましたし、店内では大テーブルをカウンター席のように相席で使っていたので「なんだ、混んでいても1人で入って大丈夫だったな」と思いました。宮島旅行2日目に立ち寄った焼きがきのはやしについて、レポートしたいと思います。
宮島旅行2日目、早めのランチに焼きがきのはやしに向かう
宮島旅行の初日は、宮島ブルワリーでクラフトビールを飲んで牡蠣を食べ、リニューアルオープンした大人のためのリゾートホテル「宮島別荘」に宿泊しました。
海と厳島神社の大鳥居を眺めながらいただくクラフトビール、最高でしたね~。
宮島別荘は期待以上にくつろげる宿で、ブッフェ形式の食事がおいしくてついつい食べ過ぎてしまった気がします。
11時に宮島別荘をチェックアウトし、表参道商店街へ向かいました。
焼きがきのはやしまでは、徒歩7分ほどの道のりです。
焼きがきのはやしの週末の混雑状況と営業時間
この日は土曜日、お昼ごろから商店街にはお客さんが増え始め、それ以降夕方ぐらいまで賑やかな状態が続きます。
「焼きがきのはやし」の営業時間は、10時30分から17時まで。ラストオーダーが16時30分です。
土日は遠方から来るお客さんが多いので、午前中のうちは比較的空いているのですが、それ以降は日曜の午後まで混雑が続くことが多いのです。なので行くならお昼前!と思い、まっすぐ表参道商店街に向かいました。
今日も、お店の前で牡蠣を焼いています。
これを見てると、食べたくなってしまうんですよね……。
でも、せっかくだから生牡蠣も少し食べたいな……少量のメニューがあるといいのですが。
とりあえず、予想どおり午前中のこのときはお店の前まではまだ、列ができていませんでした。今だ!とばかりに中に入ります。
店内にはそれなりにお客さんが入っていましたが、中に入ってすぐのところに細長い大きなテーブルがあり、そこをカウンター席のように相席にして使っているようでした。
私はその大テーブルの端っこに場所を取り、メニューを眺めます。
焼きがきのはやしのメニュー
焼きがきは4個からの注文か……1人で食べるにはやや多いというか、他のものが食べれなくなってしまう気がするけれど「すべて地御前産ブランド牡蠣」で「注文を受けてから焼く」という肝いりのメニューなので、これは頼まないわけにはいかないですね。何しろ店名からして「焼きがきのはやし」なのだし。
うーん、でも生牡蠣も少しは食べたいし。
「かき三景定食」にすれば「生牡蠣2 焼き牡蠣2 牡蠣フライ3 牡蠣飯」のセットになってかなり最高な気はするけれど、そこまでお腹が空いていないので、カキフライとかきめしを平らげる自信がないなあー。
牡蠣は「天ぷら」や「オイル漬け」などの単品メニューもあります。あとは普通に蕎麦とかうどん、とんかつ定食なんかもあるのですね。ここに来てとんかつ食べる人、いるのかしら……。
飲み物のメニューはこちら。生ビール、瓶ビールはキリン。宮島ビールのペールエールもあり。
日本酒も何種類かは置いてあり、一合からいただけるようなので良かったです。
ワインやハイボールなどのお酒も「力を入れている」というほどではないですが、あります。お酒のメニューはわりと普通な感じでしたね。
あとはお土産・お持ち帰りのメニュー。
さて、何を注文しましょうか。
お酒と生牡蠣と焼き牡蠣を注文!
まずはやはり、日本酒を!
八幡川酒蔵の純米大吟醸「龍灯」を。香りがしっかりある、辛口のお酒です。
迷ったすえ、料理のオーダーはシンプルに「生牡蠣2個」と「焼き牡蠣4個」にしぼりました。
まずは生牡蠣を……おおおお、おいしそう!
いただきます!
1個はシンプルにレモンで、もう1個はもみじおろしとポン酢でいただきました。どちらも大粒で濃厚、甘みを感じさせるようなおいしい生牡蠣でした。
あっという間に生牡蠣を食べ終わってしまい、焼き牡蠣が焼き上がるまでお酒を飲んで待っていると、よほど暇そうに見えたのかお店の方に、iPhoneを手渡されました。
見ると、昨年の8月11日に行われた花火の様子の動画でした。
おおー、こんな風に、厳島神社の鳥居の背後で花火があがるんですね!そんなイベントあるってぜんぜん知らなかったけど、美しいですねー。でも、その日はきっとめちゃめちゃ混むんでしょうねえ……。
動画を眺めつつ日本酒を飲んでいたら、20分ほどで、来ましたよ焼き牡蠣4個!
あ、見た目そこまで大きくないような気がする。これなら4個でもぜんぜんいけるかも!!
と、思いきや……。あれ?
なんかこれ、私が知ってる牡蠣と違うっていうか、一つの牡蠣の殻の中に、身が2つ入っているように見えるんですが……。牡蠣って、こういうものでしたっけ。
開いてみると、4つとも全部そうでした。殻にぎちぎちに身が詰まっていてすごいボリューム。
なんだろう、これ、小ぶりな牡蠣だったとかでもう1個入れてくれたのかなあ……そうとしか思えないんですが。
焼き牡蠣4個のつもりが、身は8個入っていてびっくり!でしたが、とは言え本当においしい焼き牡蠣でした。ほんのり垂らされていると思われる醤油?の味付けがちょうどいいんですよねー。
しかし、食べても食べてもなくならなくて困りました・笑
【再訪したい度】★★★★☆ シンプルに牡蠣がおいしかった!ほかのメニューも食べてみたい
宮島の表参道商店街には「焼きがきのはやし」以外にもう1店、牡蠣の有名店があるのですが(そこにも行ったので後日レポート更新予定)もう1店のほうは、店内もカフェのような雰囲気で、飲み物もワインや日本酒をかなり豊富に揃えているんですよね。
そのもう1店と比べると、焼きがきのはやしさんは、見た目もいかにもな「観光地の食堂」テイストで、ドリンクメニューも普通の居酒屋っぽい感じです。でも、牡蠣はさすがにおいしかった……。
牡蠣のお店なので、牡蠣さえおいしければすべてオッケーなところもありますし、お洒落なお店は落ち着かない方もいるでしょう。はやしさんははやしさんで、すばらしいお店なんだよなーと思いました。もっとお腹を空かせて来たかったです。
ちなみに、焼き牡蠣のはやしさんは、表参道商店街から一本奥に入った通りに「CAFE HAYASHIYA」というカフェも、姉妹店として営んでいるそうです。
こちらでは、焼き牡蠣はやっていないようなのですけど、生牡蠣や牡蠣飯などの牡蠣料理と、パフェや、夏限定のかき氷などのスイーツメニューを提供しているようです。
焼きがきのはやしさんに行列ができているときなどは、焼き牡蠣にこだわらないならこちらを利用するのもいいな、と思いました。サイトを見るとパフェやかき氷もなかなかおいしそうでしたよ。