プレミアムレディースゲストルームに1人で泊まり、1泊2日で白馬岳を歩いた
後立山連峰の白馬岳は、白馬大雪渓は高山植物のお花畑、白馬大池や白馬鑓温泉など、どの登山口から登っても見所が多く、北アルプスでもかなり人気の高い山です。
私は、ブログを始めるよりも以前にテント泊で、白馬岳頂上宿舎と白馬鑓温泉に2泊して縦走していたのですが、しばらくご無沙汰していました。
昨年ぐらいから「ひさびさに登りたいなあ」と考えてはいたものの、コロナ禍以降白馬岳周辺のテント場はすべて予約制になり、週末は前々から予約しておかないとテントを張ることができません。
白馬岳頂上宿舎での宿泊を希望していた8月初旬の日程は、予約サイトを開いた時点でテント場の予約は既にいっぱいだったのですが、頂上宿舎の「プレミアムレディースゲストルーム」という女性専用個室には空室がありました。
調べると1人でも泊まれるということだったので、個室料金はけっこうかかりますが泊まってみたところ、さすがに快適に過ごすことができました。
また、前回白馬岳に登った際は夜行バスの「毎日あるぺん号」を利用して登山口まで来ましたが、今回は白馬駅周辺で前泊しています。
新型コロナウイルス感染症が5類に移行して、屋内でマスクをする方もかなり減りましたが、だからこそ「夜行バス利用」や「山小屋での雑魚寝」に不安を感じる方もいるのではないでしょうか。もちろん、自家用車で登山口まで来てテント泊すれば解決するのですが、そうはいかない方も多いでしょう。
お金はかかっても安心安全を買いたい方の参考になると良いなと思いつつ、レポートしたいと思います。
一人で泊まれるおすすめの温泉宿もたくさん紹介しています。
登山前夜、長野駅から最終バスで白馬に向かう
今回は週末の土日を使っての登山なので、金曜日の夜に白馬駅前に宿泊しました。
ちなみに、日記ブログを購読されている方のために補足すると、この日の日記はこちらです。
特急バス長野ー白馬線の最終バスに乗るために新幹線で18時30分過ぎに長野駅に到着。
最終バスは20時発なので、1時間少々時間があります。
この1時間で駅ビルMIDORIの3階レストラン街で夕食を取り、コンビニで明日の朝食や行動食を買っておきます。
白馬八方にはローソンがあるのですが、白馬駅から徒歩圏内には実はコンビニがありません。なので白馬駅周辺で前泊するのであれば必要なものは着く前に買っておく必要があります。
19時50分にバス乗り場に向かうと、既に白馬行きのバスが来ていました。
運賃は2200円です。
SuicaやPayPayは使用できませんが、車体にデカデカと書かれている通りVISAタッチのみ使用可能です。ただ、この日は「機械の調子が悪い」とのことで結局VISAタッチは使うことができず、現金払いになりました。
路線バスや山小屋などでクレジットカードやPayPayなどが使える場所も増えてきましたが「今日は機械の調子が悪い」で使えないケースがけっこうあるので、すべて現金で支払えるだけの額+αを財布に入れておかないと、私は不安ですね……。
1時間少々の乗車で、21時過ぎに白馬駅に到着。白馬にも白馬駅にも何度も来ているけれど、夜の白馬駅には初めて来たような気がします。
白馬駅でコインロッカーをチェック
前泊の宿に向かう前に、白馬駅でコインロッカーをチェックしました。
今回は「とにかく楽に登る!」をテーマにしているので、山では必要のないお風呂セットや下山後の着替えなどは、明日の朝にロッカーに入れていくことにしました。
コインロッカーは駅の外のトイレの前あたりにあり、使えるのは現金のみで小サイズ400円です。明日の朝に慌てなくて済むように小銭を用意しておきます。
下山後はバスで白馬駅に戻ってきて、荷物を回収してから白馬駅周辺で日帰り入浴をする予定です。
白馬駅から徒歩5分の温泉付き民宿「六拾刈」に前泊
前泊の宿は駅から徒歩5分。
駅前の通りをまっすぐ歩いて行き、好日山荘の前を通り過ぎた左手にあります。
ありました。道路沿いよりも少し奥まったところにある、赤い看板が出ている建物が本日のお宿、温泉付き民宿の「六拾刈」です。
素泊まり6000円前後で1人泊でき、22時までチェックインOKなありがたい宿です。
21時15分ぐらいで宿に着いたのですが、お風呂に入れるのが22時までなので急いで部屋に向かいます。
宿泊したのは2階にある「穂高」という部屋です。廊下に漫画の本棚が。もっと早く着いてのんびりできたら良かったんですけどね……。
お部屋はシンプルな和室ですが、室内はとてもきれいで、Wi-Fiも利用可能です。
布団は自分で敷きます。浴衣はなく、作務衣を別料金でレンタルできるようでした。タオル類も部屋にはなかったのですが、浴室に行ったらフェイスタオルはありました。
畳のへりに、白馬村のキャラクター「ヴィクトワール・シュヴァルブラン・村男Ⅲ世」がいました。
急いで1階の浴室へ。
お風呂に入れるのは本当は「17時から21時まで」なのですが、チェックインがもともと21時過ぎの予定とお伝えしていたので、1時間延長してくださいました。
この日は最終のバスで来てチェックインした方が、私の他にも1組いたようでしたね。
浴室はコンパクトで、浴槽は2人ギリギリ入れるかな……?ぐらい。仲間と2人ならギリ入れるけど、知らない人と一緒には浸かりたくないサイズかな。
でも、シャワーなどの設備も新しいし、シャンプー&コンディショナー、ボディシャンプー設置あり、清潔で快適な浴室です。脱衣所には無印良品の化粧品や乳液も置いてありました。
そして実はお湯も、白馬八方温泉の源泉かけ流しなのです。
高アルカリの、ぬめりが感じられる源泉でした。もっとゆっくり浸かりたかったですね……。
脱衣所にはドライヤーはなく、1階にある共同の洗面所に置いてあるものを使います。
部屋にタオル類はありませんでしたが、浴室の前に選択済みのフェイスタオルがたくさん置いてあり「ご自由にお使いください(1人1枚の使用にご協力ください)」と貼り紙がしてありました。
自炊できるほどのキッチンはありませんが、1階には湯わかしポットや共同の冷蔵庫、電子レンジなども設置してありました。
カップラーメンやインスタント味噌汁を作ったり、お弁当を温めたりすることはできますね。
それからスティックタイプのお茶や、インスタントコーヒーも自由に飲めるようになっていました。
夜遅めに着いて、お風呂に入って寝るには申し分のない宿でした。
実は2食付きでの宿泊も可能で、土曜日でも2食付き1万円以下で泊まれるようです。
猿倉から大雪渓を登り、白馬岳頂上宿舎に宿泊
登山当日のこの日は、バスで猿倉登山口に向かい、白馬大雪渓を登って白馬岳頂上宿舎に宿泊します。
白馬駅前からバスで猿倉登山口へ
猿倉行きのバスは5時55分に白馬駅前を出発します。
身支度を整えて朝食を食べて出るだけなので、5時前ぐらいに起きれば十分かなと思っていましたが、4時過ぎには廊下や周囲の部屋から足音やドアの開け閉めの音が聞こえてきたので、目が覚めてしまいました。恐らく冬になればスキー客が泊まるのでしょうけれど、この時期はみんな登山の前泊なんですね……まるで山小屋の朝のようだわ。
お会計はチェックイン時に済んでいるので、鍵を返却ボックスに入れてチェックアウト。
白馬駅に向かいます。めちゃくちゃいい天気です!
駅に着いたところで、昨夜チェックしておいたコインロッカーに荷物を入れ、猿倉行きのバス乗り場に並びます。白馬駅で10人ほどの人が乗り、バスは出発しました。
白馬駅前から猿倉までの運賃は1000円、社内ではICカードなどの利用はできず、現金精算のみになります。
今日は午後から雨予報なのですが……朝の時点では山の上にも雲一つないいい天気です。白馬八方でも多くの乗車があり、バスはほぼ満席近い状態になりました。
公共交通機関を利用して登山している人のほか、猿倉から栂池や五竜など別の登山口に縦走する方も、八方にある無料駐車場に車を置いて猿倉行きのバスに乗るため、このバスは案外混み合います。座れなくなるようなことがあるかはわかりませんでしたが、始発バス停の白馬駅から乗ったほうが確実だろうと考えたことも、今回白馬駅前に前泊した理由の一つです。
白馬駅から約30分、白馬八方から約20分の乗車で猿倉登山口に着きました。
こちらでトイレを借りて身支度を整え、出発します。
白馬尻から大雪渓を登り、高山植物の花畑を眺める
登り始めは、樹林帯の比較的緩やかな登山道です。
途中に何度も立て札があり、白馬岳周辺エリアの山小屋、テント場は完全予約制である旨が告知されていました。
途中、白馬岳の稜線が見えるポイントがあり、足を止めて写真を撮ります。
1時間弱で大きな岩に「おつかれさん!ようこそ大雪渓」と書かれた場所に着きました。
本来であればこの岩の裏に「白馬尻小屋」が建っているのですが、コロナ禍に入った2020年から休業しており、2023年度も休業とのこと。
雪崩で建物が壊れてしまわないよう、夏の間だけ小屋を組み立てて営業終了後は解体するタイプの山小屋なので、休業中は小屋の建物自体ありません。
トイレと手洗い用の水道は設置してあり、予約すればテント泊は可能だそうですが、手洗い用の水道は、飲用する場合は煮沸の必要があるそうです。くわしくはこちらをご確認ください。
この先は白馬岳頂上宿舎までトイレがないので、ここでお借りし、歩を進めます。
白馬尻小屋から20分ほど歩くと、大雪渓のスタート地点に来ました。
私は軽アイゼンよりもチェーンスパイクのほうが好きなので、チェーンスパイクとヘルメットを装着して、いざ、雪渓を歩き始めます。
以前登ったときは、大雪渓を歩くときにヘルメットを着けている人はほとんどいませんでしたが、この10年ぐらいの間にヘルメット着用が推奨されるようになったことで、今回は半分ぐらいの人がヘルメットを着けていましたね。
大雪渓が始まるまでの1時間ちょっとの道のりは、大してきつい登りというわけではないものの、歩き始めなことと、次第に高く昇り始めた太陽からの強い日差しで、なかなか足が重かったのですが……雪渓に入ると、なんと言っても涼しいのです!涼しいと、傾斜はきつくてもしんどさが薄れるから不思議ですね……。
私にとってはちょうどいい涼しさだったので、夏用の登山ウェアのままで登っていきましたが、中には涼しすぎてレインウェアを重ねている人もいました。春や秋、あるいは夏でも天気が悪い日の大雪渓歩きはかなり寒そうですね。
昼が近づいてくると、気温が高く、雪渓から冷気が上がっていくのでどんどん雲が増えていきます。
さっきまで晴れていたのにいきなり、濃い霧で周囲が真っ白になってしまうことも何度かありました。
少し待てば霧は晴れますし、涼しくて気持ちがいいので、真っ白でも特に恐れることはありません。
雪渓歩きは1時間30分ほどで終わりました。
雪渓歩きを終えて土の登山道に戻ると、目の前には白馬岳がかなり大きく迫ってきました。
そして足元にはウルップソウも発見。なかなか見られない貴重な花なのでうれしいですね。
大雪渓の後は、時折霧で真っ白になりつつ、高山植物がそこら中に咲いている道をひたすら登っていきます。
近年、高山植物が多いはずの山域でも鹿の食害で花が減っているところが増えていますが、北アルプスの高山帯も最近鹿の生息エリアが広がっていて危ない、というニュースを見ました。
今のところ、花が減ったような感じはしなかったけれど、今後どうなっていくのでしょうね……。
しかし、以前来たときは大雪渓が終わって少し登った後に小雪渓のトラバースがあったんですが、もう小雪渓は渡るほど残っていないのですね。
前に来たときも8月初旬で、まったく同じ時期だったのですが、そのときはこんな感じでした↓
今年は「あれが小雪渓かな」という雪が時折見える程度で、登山道近くには雪がありません。
近年はやはり、雪が少なく、夏が暑くなっているのでしょうかね……。
「緊急避難小屋」の橫を通り抜けます。ここはトイレなどもなく、宿泊はできません。
ずっと急坂なので足は疲れてきますが、周囲のお花を眺めつつ登っていきます。
少し離れた斜面にオレンジ色のクルマユリが咲き乱れていて、とてもきれいでした。
気がつくと、登っていく先に山小屋の屋根が見えてきました。
猿倉をスタートしてから5時間30分、白馬岳頂上宿舎に到着です。
白馬岳頂上宿舎にチェックイン
白馬岳頂上宿舎は、食堂のある棟と客室のある棟に分かれており、テント泊の受付については食堂のほうで行います。
小屋への宿泊は階段を上った2階の受付で行います。
こちらで名前と住所など必要事項を書いて受付に提出すると、順番に呼ばれる仕組みです。
白馬岳頂上宿舎の2023年の宿泊料金
山小屋もテント場も毎年値上がりしているので、この金額も2023年限定かもしれません。
かいつまんでご紹介すると
・1泊2食付き 15000円/人
・素泊まり 9500円/人
・テント泊 2000円/人+1000円/張
・個室料金 5000円/室(繁忙期10000円/室)
です。個室料金については公式サイトの料金案内のページの下部に「個室料金カレンダー」がありますのでご参照ください。
ちなみに、こちらの記事によればコロナ禍前の2018年は
・1泊2食付き 9800円/人
・素泊まり 6800円/人
・テント泊 1000円/人
だったようです。たしかに、前回テント泊したときは1000円だった気がしますね。
コロナ禍で完全予約制となったことで週末など繁忙期の収容人数が減って宿泊料金が上がり、物価高や輸送費の高騰で食事の料金も上がってしまったのですね。
今回、1人で個室に泊まったので、いい旅館に泊まれるぐらいの料金になってしまいましたが、たぶんブログをやっていなかったら泊まることはなかったと思います。でも「3人まで泊まれる部屋だけど1人でも泊まれる」ようにしてくれているところがありがたいよなと思って、紹介したかったのですよ……。
プレミアムレディースゲストルームは3名まで、通常の個室は4名まで宿泊可能です。個室料金は部屋ごとなので、人数が増えれば安くなります。1人の方もグループの方もぜひご検討ください。
予約はこちらのページからWebフォームにて予約できます。キャンセルする場合もWeb経由で可能です。
プレミアムレディースゲストルームでは村男が待っていた
宿泊料金を支払い、食事の時間などについての説明をいただいた後は部屋に向かいます。
個室は相部屋とは別の棟にあり、靴を履いたまま奥へ奥へと進んでいきます。途中、従業員の方の宿泊所や、夏季限定の「昭和大学医学部白馬診療所」の前を通り過ぎます。
宿泊棟の玄関で靴を脱ぎますが、登山靴は部屋に入ったところに棚があるので手に持って入ります。
共用部の床はピカピカに磨きあげられています。
本日宿泊するのはこちらの「雷鳥4」の部屋です。
在室時は内側から鍵をかけることができますが、外から鍵をかけることはできません。貴重品などは部屋に置かずに管理する必要があります。
では、中へ。
板張りの6畳間で、片側の壁はボルダリングウォールになっています。
ただし、こちらの壁はあくまでインテリア。手入れはしていないのでボルダリングはしないでね、とのこと。
室内にはテーブルと椅子もあり、なんと椅子の上には白馬村のキャラクター「ヴィクトワール・シュヴァルブラン・村男Ⅲ世」のぬいぐるみが待ちかねたように座っていました。
少し大きめの椅子にはアルクマのクッションも置いてあり、なるほど、このあたりがレディースルーム……。
椅子の背後にはクローゼット兼・更衣室(カーテンが閉められる)兼・パウダーコーナーが!
大きな鏡が室内にあるのは、コンタクトレンズユーザーとしてはかなりありがたいですね。
窓際に設置してある棚には、鈴木みきさんの著書が並んでいました。(全部持ってる・笑)
そういえば鈴木みきさんはかつて、白馬岳頂上宿舎と同系列の、白馬村が運営している八方池山荘で小屋番をされていたんですよね。小屋番時代に白馬三山を縦走された話も著書で読みました。
ちなみに「コンセントあったらうれしいなあ」などとうっすら思っていましたが、ありませんでした。相部屋のほうの棟は確認していませんが、たぶんないんじゃないかなーと思います。モバイルバッテリーを持参しましょう。
ちなみに、翌日にトイレをお借りしたときに見かけたのですが「お隣の白馬山荘には1回100円で利用できる共同のコンセント」がありました。ただ、収容人数の多い小屋なので必ず充電できるとは限りません。充電できなくても問題ないようにしておいたほうが確実です。
白馬岳頂上宿舎の携帯電話の電波・Wi-Fi導入状況
私のスマホはドコモですが、通信状況は良いとは言えませんでした。個室内ではまったく電波はありません。食堂などの共有部分でも電波は微妙で、通信はできませんでした。
確実につながる場所は、宿泊棟の玄関から外に出てすぐのエリアです。
ここではドコモだけでなく、au、ソフトバンクもつながるそうで、みなさんときどき外に出てきてスマホを触って戻っていく……みたいな感じでした。
Wi-Fiも、2023年8月時点では導入されていません。
ただ近年、衛生ブロードバンドStarlinkを活用した「山小屋Wi-Fi」の導入が検討されており、白馬岳頂上宿舎と同様に白馬村が運営している八方池山荘で、今年の5月から先行提供が開始されたそうです。
もしかしたら来年あたりは、白馬岳頂上宿舎でもWi-Fiが利用できるようになるかもしれないですね。
ちなみに、翌日に白馬山荘に寄ったら、現時点では白馬山荘のほうがドコモの電波状況は良かったですね……。
白馬岳頂上宿舎のトイレ・洗面所・水場
実は以前、白馬岳頂上宿舎のテント場を利用した際、外トイレはたしか和式のくみ取り式で、きれいとは言いがたかったです。まあ、外トイレはそういうところが多いものですが……。
しかし、小屋泊のときだけ利用できる、頂上宿舎内のトイレはきれいな洋式水洗トイレでした。
トイレットペーパーも流すことができ、においも気になりませんでした。
個室の数も宿泊人数に対して十分にあり、並ぶようなこともなかったです。
洗面所はトイレの隣にあり、いつも人がいたりで写真を撮り忘れてしまったのですが、見た目についてはこちらの記事で紹介されている通りでしたので、よろしければご参照ください。鏡もあって使いやすい洗面所です。
ただ、この記事内では「洗面所の水は飲用不適」と書かれていましたが、現在は洗面所が水場を兼ねており、飲用できるそうです。「飲用水は洗面所からくんでください」とチェックイン時に説明がありました。
また、コロナ禍以降の変化だと思いますが、洗面所にはハンドソープや消毒用アルコールも設置されていました。あまり使っている人はいませんでしたが、私はしっかり使わせていただきました。
ちなみにトイレと洗面所は、受付や食堂のある玄関に近い棟にあり、個室棟にはないので行き来は少し面倒です。でも、行き来する際に階段の上り下りはないので、そういう意味では楽でしょうかね。
白馬岳頂上宿舎の外来食堂営業
チェックインして荷物を置いた後、本当は白馬山荘まで足を伸ばして、白馬山荘のレストランで1杯飲もうかなと思っていたのですが……外に出た瞬間に雨が降ってきました。
白馬山荘までは徒歩20分ほどの道のりで、危ない道ではありませんが、レインウェアを着て飲みに行くのは気が進まないな……ということで、頂上宿舎で1杯飲むことにします。
宿泊客が食事をいただく食堂とは別の、外来食堂です。
時刻は14時前。昼食どきは過ぎている時間でしたが、急に雨が降り出したこともあってか食堂内は混雑していました。
こちらが食堂のメニューです。ラストオーダーは17時30分とのこと。
カレーや牛丼などの食事メニューが1500円、チーズケーキや手作りプリンが800円、ホットコーヒーが700円、生ビール1100円となかなかのお値段ですが、まあ仕方がない。
このほか、缶ビールはロング缶が1000円で350mlの缶が900円。ハーゲンダッツのカップが800円。
コーラやおーいお茶などのペットボトルが700円です。
食堂の隅には売店もあり、小屋のオリジナルTシャツやカップの他、大雪渓用の軽アイゼンも販売していました。
さて、何を注文しましょうか……。
昼食は、道すがらに菓子パンなど食べて済ませてしまっていたので、おやつかつまみか……プリンとチーズケーキもなかなかおいしそうですね。
でもやっぱり、生ビールが飲みたかったので生と「スペイン産生ハム盛り合わせ800円」をオーダー。
オリーブと生ハムの塩気が、疲れた体にうれしく、ビールがおいしかったです。
白馬岳頂上宿舎の夕食はバイキング
ビールを飲んだ後は部屋に戻って布団を敷いてだらだらしていましたが、17時から夕食が始まります。
白馬岳頂上宿舎の食事は朝夕ともにバイキングです。コロナ禍でカレーなどに変更していた時期もあったようですが、2023年はバイキングでの提供に戻っていました。
一気に人が来てバイキング台が混雑しないよう、チェックイン時に整理番号が渡され、チェックイン時間が早かった人から順に「1番から10番の方食堂へどうぞ」というように放送で呼ばれます。なので「夕食17時開始は早すぎる!」という方は、早く着いても早くチェックインはしないほうがいいのでしょうね。
私の番号は17時40分に呼ばれました。チェックイン時に「17時40分ごろ呼ばれると思います」と言われたのですが、予告どおりでした。
食堂にはテーブルと椅子が並んでおり、バイキング台で食事を取り終えたところで、スタッフの方から「何名ですか?」と聞かれ、空いているテーブルに案内されていました。
しかし、私には特に聞いてくれなかったので……適当に、1人で食べている人が多いテーブルに座ることにしました。
食事の時間は40分程度でお願いします、とのことでした。
「牛焼肉」「生ハムのコロッケ」「キャロットラペ」「高野豆腐の煮物」「ミニチキン」「しょうが焼き」「揚げ茄子のあんかけ」「さつまいもの飴煮」など、野菜料理もいろいろとあり、バラエティに富んだメニューです。
デザートのミニケーキも3種類ほどありました。
デザート用のお皿は特になく、料理を食べ終わった後の皿にのせたのでお見苦しくて恐縮ですが、ケーキも料理もすべておいしく、これだけの種類のおかずをバイキングで用意するってすごいことだなと感じました。
ちなみに、揚げ物などわりとこってりした料理が多かったので、お酒は日本酒よりも炭酸系かな……でも生ビールは飲んだし、よし、シードルだ!と思ってシードルを注文。
グラスなどはないので、瓶のまま飲んでもいいのですが、持参したスノーピークのマグに入れて飲みます。
なんとなく、長野の山小屋だし長野県産のシードルかしら……と思いつつ飲んだら、普通にスペイン産のシードルでした・笑
まあ、国産のシードルは高いですよね……。
午後から降り出した雨も夕食前には止んでいたので、食後は玄関前のスマホの電波が入るスペースに移動し、明日の天気予報など確認します。
すると、目の前の雲の中にひとすじの虹が見えました。
実は、虹を見るまで夕日を見に行くべきかどうか迷っていたのですが……虹が見れて満足したので、そのまま部屋に戻りました。
日の入りは小屋が建っている斜面とは反対方向に見えるので、見るためには稜線まで登らなければならないんですよね。まあ、5分ぐらいで登れるのですけど登山靴に履き替えないといけないし、わざわざ登っても曇っていたら見えないしどうしようかなーと思っていたのですが、お酒も飲んでしまったし明日の日の出に向けて早く休むことにしました。
ちなみに、前回泊まったときに見た日の入りはこんな感じ↑でした。
消灯時刻は21時です。おやすみなさい。
白馬岳に登頂後、白馬大池を経由して栂池高原に下山
登山2日目のこの日は、小屋で日の出を見て朝食を食べた後、白馬岳に登頂。
白馬大池を経由して栂池に下山し、ロープウェイとゴンドラリフトで栂池高原に下り、バスで白馬駅に戻ります。
朝4時に起きて日の出と朝食の後、山荘を出発
この日の日の出は4時50分ごろ。
4時に起きて窓から外を見ると、雲一つない空が見えたので、身支度を整えて登山靴を履き、外に出ます。
山荘から徒歩10分の丸山にて日の出を見る
頂上宿舎の玄関から出ると、スマホの電波がある場所に出るのでまずはLINEなどをチェックします。
日の出の時間が迫っているので赤く染まる雲海がきれいでしたが、日の出はここで見ることはできません。もう少し登らなくては……。
稜線まで上がると、白馬山荘のすぐ上の稜線でも、たくさんの人が日の出を待っているのが見えました。
頂上宿舎に泊まって日の出を見る場合、白馬岳の山頂が影になってしまうため、山頂から少し離れて白馬三山方向にある「丸山」という小さなピークに向かうのが確実です。小屋から10~15分ぐらい登ってきたでしょうか。
日が昇る前になんとか間に合いました。
赤く染まる雲海から現れる朝日が美しいですね……。
白馬岳の山頂と、朝日と、朝日を眺める人々と。
白馬三山に稜線と赤く染まる剱岳を眺めてから、小屋に戻ります。
帰りはテント場の中を通ってきました。
早朝出発したパーティも多いようで、空きスペースも目立ちました。
白馬岳頂上宿舎は朝食もバイキング形式です
白馬岳頂上宿舎は朝食もバイキング形式です。
夕食の際は時間指定がありましたが、朝食は朝5時以降の好きなタイミングで食堂に行けばOK。好きなタイミングと言っても、6時ぐらいまでには行ったほうが良いと思います。
私は、日の出を見て戻ってきた後、5時20分ごろに食堂に入りました。朝食をつけずに早立ちする人も多いのか、混雑もなく、席も好きな場所に座って良いとのことでした。
青菜の油炒め、ひじき、筑前煮、さつまいものレモン煮、スペイン風オムレツ、ミートボール、ソーセージ、ブロッコリーときのこの炒め物、焼き鮭など。
おかずの種類が大変多く、味も良かったです。
朝からお腹いっぱいにいただいてしまいました。
出発後ガスっていたので、山頂手前の白馬山荘でいきなり休憩
朝食後は荷物をまとめてチェックアウト。と言っても鍵も特にないのでドアを開け放して出てきただけですが……。
玄関から外に出ると、なんと霧で視界がぜんぜんありません。
天気が悪いわけではなく、時折太陽も顔を出しますし、空は晴れているのですが……この後白馬岳を登頂するというのに、真っ白ではちょっと寂しいですね……。
白馬山荘の雲上レストラン スカイプラザは午前5時30分から営業中
というわけで、頂上宿舎から徒歩20分、本当は昨日の午後に来るつもりだった白馬山荘のレストラン「スカイプラザ」に立ち寄り、霧が晴れるのを待つことにしました。
スカイプラザは早朝5時30分から営業しています。
しかし……今気がついたんですが、立ち寄ったのは7時前ぐらいだったのでレストラン営業も一応やっていたんですけど、7時30分~10時の間は売店のみの営業で、レストラン営業はお休みなんですね。
高い天井が印象的な、広い店内。
オリジナル商品などを販売している売店も併設されています。
こちらがスカイプラザのメニューです。
ランチメニューは11時~14時までのみの提供ですが、おでんや牛すじ煮込み、ソーセージやチーズの盛り合わせ、お焼きなどのおつまみ類は営業中いつでもオーダー可能です。
生ビールは1200円で頂上宿舎の外来食堂より100円高いのですが、コーヒーは500円で頂上宿舎より200円安いです。
そして、ありがたいことにスカイプラザではクレジットカードのタッチ決済と交通系ICカードを使用することができます。
「試験運用中」とのことなので、今後継続して利用できるかはわかりませんが……山小屋でグッズなんかを買うと現金精算にならざるを得ず、財布に現金を残しておかないと不安だから買えない……ということがけっこうあるんですよね。今後もタッチ決済が利用できるといいな……。
朝食を食べたばかりでお腹はいっぱいだったし、コーヒーを飲むとトイレが近くなるので、りんごジュースを注文しました。
窓際の席でジュースを飲んでいるうちに霧が晴れ、雲海の向こうに再び剱岳が見えてきました。では、そろそろ出発しましょうか。
その前に、白馬山荘でトイレを借ります。受付でトイレを借りたい旨を申し出て、場所を教えてもらいました。白馬山荘には外トイレはないので、小屋の中でお借りします。
トイレに向かう途中「案内図」がありましたが、さすが日本最大規模の山小屋。広いですね……。
ちなみに、白馬山荘にも1名から宿泊できる2畳の個室があります。こちらにもいつか泊まってみたいものです。
小屋の外に出るとすばらしい景色が広がっていました。さあ!山頂に向かいますよ。
白馬岳に登頂し、小蓮華山を経て白馬大池へ
白馬山荘から白馬岳の頂上までは約15分ほど登ります。
山頂周辺はいつも混雑していますが、早朝に小屋を出発した人たちは既に山頂周辺にはおらず、今日登頂する人たちはまだここまでたどり着いていないため、人が少ないのがうれしいですね。
山頂に着きました。
少し雲が湧いてきたけれど、視界はクリアーです。
記念撮影をし、360度の大展望をじっくりと楽しみます。日本海も見えますね。
眺めを満喫した後は、白馬大池方面へ下山を開始します。
この道は今回初めて歩くのでちょっとドキドキしつつ楽しみにしていましたが、危険箇所も特になく、美しい稜線がずっと続いているすばらしいルートでした。夏らしく、雲が下のほうから湧いてきましたが、まさに「雲上の散歩道」です。
小さなアップダウンを何度か繰り返します。
しかし……山はどこもそうですが、もし天気が悪くて風が強かったら、天国のようなこの稜線歩きも、地獄のように怖いものになってしまいそうですね。
白馬岳山頂から1時間30分少々で「小蓮華山」のピークに着きました。
小蓮華山の山頂には、山頂碑のほかに鉄剣が刺さっていました。
小蓮華山で少し休憩して、さらに下っていくと、向かっていく先に白馬大池の姿が見えました。
だんだん近づいていきます。
小蓮華山から白馬大池まではコースタイム1時間30分。白馬大池はかなり大きな池なのですぐに着きそうに見えて「本当にここからあの池まで1時間もかかるの?」と思ったりするのですが、実際にはまあまあ距離があり、コースタイムどおりの時間で到着しました。
白馬大池の側にも山小屋とテント場があります。
栂池から入山して、白馬大池で1泊してから山頂を目指す……という、今回私が歩いたのとは逆方向からのルートを取ることもできますが、一つ難を言うと、白馬大池周辺は2023年時点ではまったく携帯の電波がありません。実はこれが少しネックだなと感じて、私はいつも大雪渓を登ってしまうのです。
白馬大池では持参した菓子パンで軽い昼食を取り、トイレを借りてから栂池方向に向かいます。
ゴーロや雪渓に苦労しつつ、白馬乗鞍岳を経て栂池に下山
白馬大池からの下山路は「白馬乗鞍岳を経由して栂池」に下りるか、「蓮華温泉」に下りるかのどちらかになります。
蓮華温泉への下山も魅力的なのですが、下山後のバスの本数が少ないことと、今回は白馬駅に戻るルートを取りたかったことから栂池に下山することにしていました。
栂池方面に向かうには、白馬大池山荘の裏側にある、池沿いの道を歩いていくことになります。この赤い建物の橫を通ると、小屋の裏手に出ます。
ちょっと曇ってきてしまいましたが、池の周りは水遊びや昼寝を楽しみたくなるような良い雰囲気のエリアでした。白馬岳まで登らなくても、お子さん連れの登山だったりしたら特に、白馬大池を目的地に歩くのも良さそうですね。
白馬大池からは「ゴーロ」と呼ばれる、大きな岩を渡っていく登山道が続きます。
白馬乗鞍岳のピークまでは緩やかな上りの登山道です。
白馬大池から1時間ほどで白馬乗鞍岳のピークに着きました。疲れてきたので写真がてきとうですね……。
ピークを過ぎた後はゴーロの下り。傾斜が急な下りも多く、危険というほどではないですがバランスを取りづらいので、登山後半にこういう道が来るのは地味にきついですね。
下っていく途中、40メートルほどの雪渓もありました。それほど大きな雪渓ではないですが、急な下りなのでちょっとこわいです。
ロープが張ってあるので皆、ロープを頼りに下りていくんですが、登山に慣れていない感じの方も多くて、自分の後ろから来た人が上から滑り落ちてきたらどうしようと考えるとこわい……。
なので私は、面倒ですけどここだけチェーンスパイクを着けて、ロープを握らずちょっと離れたところで下りました。
雪渓の後も急坂が続きますが、霧の向こうに木道が見えてきたような気もします。
白馬大池から2時間ほどかかって天狗原に着きました。さっき見えていた木道のある湿原です。
白馬大池から天狗原まではコースタイムだと1時間30分なんですが、雪渓やゴーロで手間取り、ちょっと時間がかかってしまいました。
天狗原の湿原にはワタスゲが咲いていました。この2日間でさまざまな高山植物を見ましたが、ワタスゲには始めて出会った気がします。
木道の途中に休憩できる場所があったので少しだけ休んだ後、栂池に向けてさらに下っていきます。
天狗原から栂池に向かう登山道は、よく整備された樹林帯の中の登山道で、特に歩きにくいことはなくてホッとしました。
天狗原から1時間弱、栂池にある山小屋の屋根が見えてきました。
1時間で到着。お疲れさまでした!
予定よりちょっと遅れてしまったので、栂池の山小屋は素通りしてロープウェイに向かいます。ソフトクリーム食べたかった……。
ロープウェイとゴンドラリフトを乗り継いで、栂池高原へ。
栂池ロープウェイの乗車時刻は5分、ゴンドラリフトは20分と、待ち時間を入れるとそこそこ時間がかかります。
ゴンドラリフトはもともと定員6名ですが、現在は定員4名までで運行しているようでした。今回は女性1人客と私と2人で、20分ずっと黙ったまま下りてきました。。。
栂池高原に到着!
急いでバス停に向かい、長野駅行きのバスに乗って白馬駅前に向かいます。
お疲れさまでした!コインロッカーからお風呂グッズと着替えを回収して、お風呂に向かいます。
今回の山行ルートはこんな感じでした。
なるべく楽に歩くぞ!というテーマを持って計画したのですが、大岩がゴロゴロしている白馬乗鞍岳を最後の最後に登って下りるのはけっこう大変だったので、ルートとしては白馬大池から蓮華温泉に下りたほうが楽だったのかも……と思いました。
今回は白馬駅を起点にして、白馬駅に戻ってくる前提で計画したので、次回は蓮華温泉をルートに入れてみようかなと考えています。
白馬岳登山後に公共交通機関で利用しやすい日帰り温泉
下山後、栂池高原周辺でお風呂に入ることができれば1番良かったのですが、現在、栂池高原のゴンドラリフト乗り場から徒歩圏内で日帰り入浴できる施設は、私の知る限りではありません。
となると、バスで白馬八方、あるいは白馬駅周辺まで戻ってきて温泉に入ることになります。
候補となる施設は白馬八方にある日帰り温泉施設「八方の湯」
白馬駅から徒歩10分の日帰り温泉施設「みみずくの湯」
白馬駅から徒歩20分の「白馬ハイランドホテルの日帰り入浴」の3箇所でした。
八方に車を停める方が多いし、八方の湯が1番混みそうということで八方を避けて駅前まで戻って来たのですが、もし元気があればハイランドホテル、疲れていたらみみずくの湯に行けばいい、と思っていた次第です。
今回は白馬駅から徒歩10分のみみずくの湯へ
結局、そこそこ疲れていたのでみみずくの湯に向かうことにしました。こちらの温泉に入るのも前回の白馬岳登山以来のことで、久々ですね。
みみずくの湯は白馬駅から徒歩10分。
休館日は特になく、営業時刻は時期によって変わりますが、お昼ごろから20時か21時まで営業しているので、登山後の入浴には問題なく利用できます。
入浴料金は700円で、支払いにはPayPayも利用可能でした。
シャンプー&コンディショナーとボディシャンプーの設置もあり、露天風呂からは山並みを眺めることができます。
日曜日の午後で混雑を覚悟していましたが、そこまでは混んでいなくてホッとしました。
アルピコ交通の特急バス「長野ー白馬線」で長野駅へ
お風呂に入った後は、白馬駅前から特急バス「長野ー白馬線」に乗車し、長野駅へ。
今回の山旅の始まりも、駅ビルMIDORIでの夕食から始まりましたが、締めくくりの1杯も駅ビルMIDORIです。
正直、もうザックを担いで外に飲みに行くのが面倒な気持ちですし、駅ナカですべて完結させられる長野駅はすばらしいなと思います。
駅ビルMIDORI3階にある蕎麦屋「そば処 みよ田」でお疲れさまの1杯
金曜日の夜に寄ったときにけっこう人が並んでいて、時間がなくなりそうだったので入れなかった「そば処 みよ田」へ。
何度もお邪魔しているお気に入りの店です。
この日も初日同様に何組か並んでいたのですが、時間には余裕があったので名前を書いて順番を待ちます。
1人なのでカウンター席かなと思っていたのですが、テーブル席が空いたタイミングだったようで、4人掛けのテーブルに案内いただきました。
お酒のメニューはこんな感じです。
とりあえず、おすすめ地酒の「戸隠」を1杯お願いしました。
つまみはやっぱり、季節限定メニューから頼みたい。
ということで「信州ポークもつ焼き」をオーダーします。
ネギがたっぷりのっていて、甘さ控えめのもつ焼きです。おいしい。
それから「大王岩魚のなめろう」を。
長野らしいメニューだし、日本酒との相性も良くお酒も進んだところで最後に「巴せいろ」をお願いしました。
せいろ蕎麦に「ごま汁、とろろ、おろし」の3種類のつけ汁がつくメニューです。
細めで上品なみよ田の蕎麦を、3種類のつけ汁で存分に楽しみました。
ブログの記事はだいぶ前に公開したものなので、今とはメニューなど異なる部分も多いかと思いますが、どちらもおいしいお店です。
最新情報としては、草笛は「人員不足のためにメニューを限定して提供中、提供にも時間がかかることがある」とお店の前に掲示してあって、そのせいか行列はできていませんでした。
明治亭は、以前はあまり人が並んでいることはなくて、カウンター席も多いのでスッと入れることが多かったのですけど、金曜日も日曜日も、待っている人が一番多かったです。
食事の後は新幹線で寝ながら帰るだけなのがうれしいですね。夏山を満喫できた週末でした。
一人旅をもっと楽しみたい方に向けたエッセイです。
一人で泊まれるおすすめの温泉宿もたくさん紹介しています。