温泉ブログ 山と温泉のきろく

山好き女子の温泉と食と山旅の記録です。

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丹波山温泉のめこい湯 雲取山登山後の入浴にも便利な、道の駅たばやま併設の日帰り温泉施設

丹波山温泉のめこい湯

丹波山温泉のめこい湯は、山梨県の丹波山村にある「道の駅たばやま」に併設する日帰り温泉施設です。
本数は少ないものの奥多摩駅から直通のバスが出ているため、特に雲取山登山の後に立ち寄ることが多い温泉施設です。

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道の駅たばやまから川を渡って歩いていきます。
高アルカリ性のヌルヌル感の強い源泉を気軽に味わえるのめこい湯について、レポートしたいと思います。

のめこい湯へのアクセス・営業時間・定休日

のめこい湯は山梨県の丹波山村の国道411号線沿いにあります。奥多摩駅からは車で40分ぐらいかかり、1日4~5本程度バスも通っています。

国道411号線を奥多摩方向に向かって走る際は、右手側にのめこい湯があります。

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道を挟んだ場所には奥多摩駅行きのバス停が。

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奥多摩駅行きのバスの時刻表はこんな感じで。

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平日4本、土日祝日5本の運行があります。
丹波山村を出た後、雲取山の登山口である鴨沢や奥多摩湖を経由するバスなので、乗った瞬間は混んでいなくても、途中から混むことが多いバスです。

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国道から道なりに下りていくと、まずは道の駅たばやまがあります。車の方はこちらの駐車場に駐車します。

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のめこい湯にも食堂はありますが、道の駅たばやまにも軽食コーナーがあり、鹿肉を使った料理などをいただくことができます。

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道の駅丹波山の裏手にある堤防を下り、川を渡った向こうにあるのがのめこい湯です。

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定休日は毎週木曜日。
営業時間は午前10時から午後7時まで。食事処の営業時間は午前11時30分から午後7時までです。

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では、中に入ってみようと思います。

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のめこい湯の館内

のめこい湯の玄関前には、登山用リュックを置いておくスペースがあるので、入浴や食事に必要な荷物以外はここに置かせてもらいます。

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中は2018年の3月にリニューアルオープンしただけあってまだ新しく、特に床は美しく磨き上げられてピカピカです。

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靴箱に靴を入れて鍵をかけます。

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鍵は特にフロントに預けるわけではなく、自分で管理する方式です。
フロント前の券売機で料金を支払い、スタッフに入浴券を手渡して中に入ります。

のめこい湯の入浴料金は、大人900円、子供450円で時間制限はありません。リニューアル前は「大人3時間で600円」という料金でしたので、食事などせず、サクッとお風呂だけ入って帰りたい人にとっては値上げされてしまったことになりますね。

ですが、リニューアルでお休み処などもかなりきれいになったようですから、時間を気にせずのんびりと過ごしていくのが良さそうです。

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1階にある休憩所はこんな感じに。
以前は和室で、よくある日帰り温泉の休憩所という感じだったのですが、ラウンジのような造りに様変わりしました。

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壁際のカウンター席にはコンセントも設置され、無料Wi-Fiも完備しているようです。ノートPCがあればブログも書けますね……。

階段を上り、2階の大広間も見てみたいと思います。

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こちらは、昔ながらの休憩スペースですね。

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以前は、1階の休憩所もこんな感じでした。

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読書コーナーにリラクゼーションコーナーもあり。

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リラクゼーションコーナーにはマッサージチェアが。

読書コーナーはこちら。

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壁際の本棚には、子供が好きそうな漫画や書籍が並んでいました。

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大広間は飲食自由となり、1階のお食事処でオーダーした料理を、こちらで食べることも可能です。

あらかた2階を見学し終えたところで1階へ戻ります。

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自販機コーナーとマッサージチェアコーナー。

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そして、男女別の大浴場があります。

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浴室は日替わりで交代になります。公式サイトのお風呂カレンダーを見ると、その日どちらの浴室が男湯・女湯なのかがわかるようになっています。

この日は「ローマ風呂」が女湯となっていました。
というわけで次はお風呂に入ってみたいと思います。

【風呂】★★★★☆ 高アルカリの源泉&内湯にぬるめの浴槽があるのがポイント高い

更衣室が広々としていて、100円が戻ってくるタイプの鍵付きのロッカーなので、好きな位置のロッカーを使うことができます。自前で100円を持っていないと鍵をかけられないのが何ですが、入浴料金を支払う際に、スタッフの方が「100円玉はお持ちですか?」と聞いてくださることが多いです。

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洗面スペースも広く清潔。
ドライヤーも5台ほどあるので、混みがちな女湯でもドライヤー待ちをしたことはありません。

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化粧水とティッシュ、ヘアゴム、シャワーキャップ、コットンなどがアメニティとしておいてありました。このあたり、リニューアル前よりも良くなったと思います。

のめこい湯の源泉は、ほのかに硫黄の香りのする単純硫黄泉で、このあたりにはあまりないタイプの、なかなかよい源泉です。源泉については公式サイトに記載がありました。ph9.8のアルカリ性の硫黄泉です。
内湯は、湯口から出るお湯にはっきりと硫黄の香りがするので、源泉をそのまま浴槽に投入していると思います。浴槽内は、たぶん循環していると思いますが……。
入浴中に硫黄の香りがするほどではないのですが、上がり湯を使うと、かなり濃厚な硫黄の香りが漂います。上がり湯が一番、新鮮なお湯という気がする。。。
内湯の浴槽が2つとサウナ、それに露天風呂がありますが、内湯の2つの浴槽は、温度高めとぬるめに分けられており、これがこの施設を気に入っている理由の1つです。
私はぬる湯好きの半身浴好きなんですが、のめこい湯の浴槽は、温度もちょうどいい具合に調節されているし、露天、内湯ともに腰をかける段差があるので半身浴もしやすいのです。

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露天風呂は、造りはきれいなんですが内湯よりやや、お湯のパワーは弱めな感じがします。
左側の浴槽のみ温泉で、右側はイベント風呂という感じの、温泉ではない浴槽です。

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湯口からは源泉がかけ流されています。

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やっぱり、外で入る温泉は気持ちがいいですね!
のめこい湯は、奥多摩周辺(住所は山梨県丹波山村ですが……)の温泉施設では一番好きな温泉施設です。

【食事】★★★☆ 鹿肉を使ったメニューが珍しい&おいしい

1階の、玄関から入ってまっすぐ突き当たりの方向には食事処があります。

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券売機で食券を購入して、番号を呼ばれるのを待つ方式です。
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メニューは蕎麦と定食メニュー、それに「鹿肉ウィンナー」や「やまめの塩焼き」など、山の中ならではのおつまみメニューが揃っています。

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鰺フライやカツ丼など、普通の定食メニューもありますね。

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スモークチーズや川えびの唐揚げなど、おつまみメニューも比較的いろいろあります。
カレーライスは、以前は「鹿肉カレー」もあったと思うのですが、なくなってしまったようですね……。

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日本酒も5種類ぐらいあり、にごり酒までラインナップされていたのはうれしかったです。

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鹿肉のソーセージと生ビールで風呂上がりの一杯を楽しみます。
私は、ここではビールを飲んでつまみをいくつか頼むことが多いんですが、どのメニューも出来合いっぽくはなく、おいしいです。

f:id:happydust:20160510221749j:image山の中ですが……カキフライをいただいたことも。
ソースだけでなく、ちゃんとタルタルソースもついていたのがうれしかったです。

ただ、きちんと作っているからだとは思うのですが、昼食時間帯などはけっこうな待ち時間が発生してしまうこともあります。バスの時間まであと数十分!というようなときに食事処を利用しようとすると、出てくるのが遅くてあわててしまうこともありますので、時間には余裕を持って利用したいところです。
また、1階の休憩所と2階の大広間に、食堂で注文した料理を持っていって食べることも可能なので、食堂が混んでいるときは覚えておくといいですね。

【再訪したい度】★★★★★ そこまで混んでいないしお湯が良い、大好きな温泉施設

東京近辺ではかなり好きな施設で、遠いのに毎年何回か必ず行っている気がします。
「お湯が良くて、混んでなくて、食事も普通に食べれる」という、必要十分な施設という感じですね。
以前は「基本料金が3時間600円と時間制限がある」方式で、4時間目以降は1時間あたり200円の延長料金がかかりました。現在は制限なしの一律900円になったので5時間以上利用するなら今のほうがお得ですが、岩盤浴などがあるわけではないですし、正直そこまで長居できる施設ではないかもしれません……。でも、時間を気にせずに(バスの時間は気にしなければなりませんが)食事ができるようになったのはいいことですね。3時間だと、お風呂に入って飲んで食べて、だと慌ただしかったので。
ただ食事についてはそこまで魅力的というわけではないので、最近はここに来たらとにかく時間いっぱいお風呂を楽しんで、奥多摩駅周辺で食事をすることが多いかもしれません。奥多摩にはビアカフェバテレもできましたしね……。

そんなわけでこの日も、入浴と風呂上がりの1杯で2時間半ほど滞在して、バスでビアカフェバテレに向かいましたが、とは言えのめこい湯は本当にいいお湯で大好きです!また来たい。