温泉ブログ 山と温泉のきろく

山好き女子の温泉と食と山旅の記録です。

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白馬八方 うなぎ屋こいや スキー場至近の川魚料理の老舗で一人酒

冬はスキー客で混み合う、白馬の老舗 こいや

白馬八方でランチを食べよう!というときに、時間に余裕があれば是が非でも立ち寄りたい、お気に入りのお店があります。
白馬八方のゴンドラリフト乗り場から徒歩5分ほどのところにある、主に鰻などの川魚料理を提供するお店、こいやさんです。

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「川魚料理」の店ではあるものの、蕎麦やジンギスカンなどの提供もあり、かつ、どれもおいしいというすばらしいお店です。*1

スキーシーズンはスキー客でかなり混み合いますし、注文が入ってから捌いて焼くスタイルなので提供までも時間がかかりますが、スキーシーズン以外ならそこまで混み合うことはないように思います。

2018年の12月初旬「雪が少なくてスキー場がオープンできない!」という、おそらく白馬の一番の閑散期にお邪魔し、のんびりと昼酒をいただいてきましたので、レポートしたいと思います。

2018年の12月、雪が降らずスキー場のオープンが遅れていた白馬にあえてでかけた

12月初旬、天気予報がいまいちで登山はきびしそうな予報が出ていた週末に私は、白馬八方に向かうことにしました。

というのも予約サイトを見ていたら「2017年泊まって良かった&また泊まりたい宿ランキング」で第1位に選出していた白馬八方の宿「まるいし」さんが、土曜日だと言うのに一人泊のプランが出ていたからです。

まるいしさんは夏でも冬でも大変人気の宿ということもあり、基本的には一人泊のプランは平日のみしか出ていません。土曜日に一人泊のプランが出るのは「直前に空きがあったときのみ」です。なので2017年に宿泊したときは平日でした。それが今回は土曜日に泊まれる!と言うわけで、さっそく予約してしまったというわけです。

長野駅から特急バスで白馬八方へ

北陸新幹線に乗って長野駅で下車し、9時45分発の白馬乗鞍行きのバスに乗車します。

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長野駅から白馬方面へのバスの時刻表はこちらです。スキーシーズンの12月から3月の間は、かなり本数が多くなります。

白馬方面行きのバスは、夏も秋も冬も登山や観光・スキー客で賑わっていますが、今回ばかりは乗客は数名だけでした。

まあ、散策をする季節でもなく、雪が少なくてスキーもできない状態では、午前中のうちに白馬に着いたところで何もやることがないですものね。

でも、そんな季節だからこそ私は、お昼前から白馬に行くのですよ。いつも混み混みのこいやさんで、のんびり昼酒をいただくために!

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11時に、バスは白馬八方のバスターミナルに到着。ここからは歩いて、目的地のこいやさんに向かいます。

八方バスターミナルから徒歩7分でこいやへ

 八方バスターミナルからこいやさんまでは徒歩7分。

ゴンドラリフト乗り場に向かう途中にあります。リフト乗り場からは徒歩5分ほどの距離だそうで、冬はスキーを楽しみながら昼食休憩におとずれる人も多いようです。

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本日の八方尾根。上のほうにもまだ、あまり雪がありません。

本来なら11月下旬ごろからオープンするはずのスキー場が営業していないということで、温泉宿やホテルが建ち並び、いつもなら観光客で賑わっている通りも閑散としています。

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こんなに閑散としている白馬は本当に初めてで、なんだかワクワクしました・笑

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ただ、ここまで人がいないとなると……心配になるのは「臨時休業」です。こいやさんの定休日は「不定休」となっており、土曜日とは言えここまで人がいないとお休みになってしまう可能性も、なくはないのでは?と。 

 現に、お土産屋さんなんかはかなり、シャッターを下ろしているお店が多いですし。

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あった……!
橋を渡って右斜め前方向に見えてきたのがこいやさんです。
今日、やってる??

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よかった……遠目にはちょっとわかりにくかったけれど、のれんが出ているしメニューも外に置いてあります。 

こいやの営業時間と定休日

こいやさんの定休日は「不定休」で「営業時間」は、お昼は11時から13時30分がラストオーダーで14時30分まで。 
夜は17時30分から19時30分ラストオーダーの20時閉店です。

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お店の前に出ている営業時間は「オーダー可能な時間」のようですね。ただし、魚料理は時間がかかるため、ここに書かれているよりも早い時間にオーダーストップしてしまうこともあるようです。時間ギリギリなときは「これから入れますか?」ってあらかじめ電話で聞いてから向かったほうが良さそうですね。
ちなみにこいやさんの電話番号は0261-72-2245です。

ちなみに、お店の右側にある駐車場はこいやさんの駐車場ではないそうですので、車の方はお気を付けて。駐車する場所はお店の人に聞いてください、とのこと。

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では、店内へ!

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玄関入ってすぐはテーブル席が4脚ほど。生け簀もあります。 

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奥は座敷席です。このとき、11時20分ごろでしたがまだお客さんはおらず、私がこの日初めてのお客のようでした。

「お好きなお席にどうぞ」と言っていただけたので、一番手前の座敷席に場所を取ります。

こいやのメニュー

さて、メニューを眺めてみましょうか。

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壁にはこんな風に、昔ながらの木の札のメニューがかかっていますが、値段の表示はなく……。

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まさか時価なの??と思いきや、そんなことはありません。ちゃんと紙に印刷されたメニューがありました。

まずは看板メニューでもあるうなぎのメニュー。
「特うな重(ご飯の上に大かば焼き2匹)」の文字がまぶしいですね。6900円。
うな重はそのほかに松と竹があります。

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うな丼、うなぎ茶漬け、うなとろ丼もあり、鰻メニューの中では比較的リーズナブルにいただけます。

次に、鰻の単品メニュー。かば焼き、白焼き、肝焼き。

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岩魚は品切れのようです。岩魚があるときは、オーダーが入ってから生け簀からすくって調理しているようでしたね。

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そのほかに、蕎麦メニューも温かいの、冷たいのと揃っています。

そして一品料理。モツ煮やきざみ山芋、きのこおろしなどのちょっとしたおつまみメニューが並ぶほか、特筆すべきはジンギスカン!

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私は、こいやさんではジンギスカンは食べたことがないのですが、かなりおいしいと噂です。予約も必要ですし、一人ではジンギスカンを食べたら他に何も食べられなくなってしまうので、なかなか挑戦できないのですが……。

飲み物のメニューもけっこういろいろ揃っています。
ビールはアサヒの生ビールとアサヒとエビスの中瓶。

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日本酒は、長野らしく「白馬錦」「大雪渓」などがあるなか、なぜか新潟のお酒「〆張鶴」があるじゃないですか!〆張鶴大好きなんですよね……私。

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そのほか、瓶での注文となる日本酒が3種ほど。さて、何を注文しましょうか。

肝焼き&白焼きで〆張鶴をいただく

お酒は、大好きな〆張鶴を一合いただくことに。

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氷を入れて冷やすタイプの酒器に入って出てきました。お通しは特になし。

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というわけでまずはお酒だけで!いただきます。
おいしく鰻をいただくために朝食を食べていなかったので、空きっ腹に日本酒がしみますね・笑

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そうこうしているうちに肝焼きが出てきました。思った以上に大ぶりな肝が串に刺されて2本。

処理がお上手なんでしょうね。何の臭みも感じられない肝焼きで、もちろん日本酒のつまみには最高ですし、どんどん食べてしまいました。

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途中で、卓上にある山椒をかけて味を変えたり。

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ああおいしい……。ほのかな苦みが最高に、日本酒に合いますね。

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あっという間に、なくなってしまいました。1人で2本は多いかな?と思ったけど、ぜんぜんいけましたね。

次に、白焼きの「竹」を。小さいほうのサイズですね。

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でも、十分大きいです!そして肉厚……。

山葵醤油と塩でいただきます。

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もちろんお酒が進むわけです……。

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最後にうな重の松が……どーんと来ました。

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つやつやと美しいかば焼きです。

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浜松から取り寄せているという鰻、肉厚で焼き加減もちょうどよく、タレも甘すぎなくて好みでした。朝ご飯を抜いて鰻に備えた甲斐がありましたよ。ごちそうさまでした!

【再訪したい度】★★★★★ 狙い目は開店直後!空いている時期を狙って絶対また行きたい

鰻はすべてオーダーが入ってから焼き始めるとのことで、かば焼きは、店内に私しかいない状態でも30分以上かかりました。

他に待っているお客さんがいれば1時間以上かかることもあると思いますので「バスを待っている間にランチでも」というような、時間に余裕のないタイミングでは行かないほうがいいと思います。昼も夜も、狙い目は開店直後でしょうね。

鰻は、すごく安くはないですが東京のお値段に比べたらまあまあリーズナブルですし、味はとても良いです。鰻以外にもいろいろ楽しめる店ですので、居酒屋っぽく使うのもいいかなと。次回も、空いているタイミングを狙ってまた行きたいお店です。

*1:私は、鰻しか食べたことがないのですが……噂に聞いたところではどれもおいしいらしいです。