ログハウスの小さなお店 白馬焙煎工房
白馬焙煎工房は、白馬八方の中心街から少しだけ外れたところに立つ、ログハウス造りのコーヒー専門店です。
「工房」の名の通り、店内で毎日コーヒー豆を焙煎し、店頭で販売するほか、通信販売も行っています。
店名は「工房」ではありますがコーヒー豆を販売しているだけでなく、中でコーヒーとお菓子をいただくこともできます。店内の雰囲気も良く、Wi-Fiも利用できて居心地が良いので、白馬に行くと、かなりの頻度で立ち寄ってしまうお店です。
八方のバスターミナルやゴンドラリフト乗り場から十分歩ける場所にありますが、中心街からは少し離れているので、お店が空いているのも魅力の一つです。
2018年の12月にも立ち寄って、食後の一杯をいただいてきましたので、レポートしたいと思います。
こいやで鰻と日本酒をいただいた後、酔い覚ましにコーヒーが飲みたくなった
2018年の12月、雪が積もるのが例年よりも遅く、スキー場のオープンが遅れていた白馬八方に「今なら空いている白馬を楽しめる!」とばかりにやってきた私。
午前11時に白馬八方バスターミナルに着くと、川魚料理の老舗「こいや」さんで鰻とお酒をいただきました。
どの季節もスキー客や観光客で賑わっているこいやさんですが、この日は入店した時点ではお客が私しかおらず、のんびりと一人、昼酒を楽しめて大満足。
さて、食事を終えた時点で時間はまだ12時30分ごろ。
こいやさんは注文を受けてから鰻を焼くので、調理に30分以上かかるのですが、一番乗りのお客だったのでスムーズに料理が出てきたのですよね。
さて、宿にチェックインできる15時まであと2時間30分ほどあります。山に登れない、お店もあちこち閉まっている閑散とした白馬で、さて、何をしましょうか。
もちろん、私の中にはプランがありました。まずは「白馬焙煎工房」で食後のコーヒーを飲んで少し酔いを覚まそうと。
白馬焙煎工房は、こいやさんから徒歩5分ほど。
旅館やホテル、お土産物屋さんが立ち並ぶ中心街から少しはずれたところにあります。
誰もいない通りを歩いていきます。
周囲に建物が少なくなってきたところで、前方右方向にログハウス造りの建物が小さく見えてきました。
近づくと「自家焙煎コーヒー」と書かれてのぼりが立っています。
なんか、こののぼりが立っているといきなりドライブインっぽさが出てしまいますが……。
のぼりの奥にあるこちらの建物が、白馬焙煎工房です。
お店のホームページによれば「フィンランド・ログハウス」なんだそう。木製の看板も建物もとてもおしゃれです。
白馬焙煎工房の営業時間・定休日
何しろ街が閑散としていましたので、本当に営業しているかどうか心配だったのですが、やってました!
通販もやっているので、街の混み具合はあまり関係ないのかもしれないですね。ホッとしました。
白馬焙煎工房の定休日は火曜日。そのほか、不定休もありとのこと。
営業時間は10時から17時まで。ラストオーダーは16時30分です。
白馬焙煎工房のメニュー
白馬焙煎工房では、中に入るとまずレジでオーダーをして、その後席に注文したものを持ってきていただける仕組み。
なので中に入ると「お先にご注文をどうぞ」と言われてしまうのですが、けっこうメニューの種類が多いので、レジで焦って決めてしまって「やっぱりあっちにすればよかったかも」と後から思ってしまうこともありました・笑
メニューは時期によって少し変化はあるようですが「ここのメニューはだいたいこんな感じ」と知っていれば、当たりをつけていくことができますので、過去2回分のメニューをご紹介したいと思います。
2018年12月のメニュー
12月にお伺いしたときは、写真付きの飲み物メニューが置いてありました。
カプチーノやカフェモカなどのほか「メープルバニララテ」「アーモンドバニララテ」「オランジュ・カフェモカ」など甘い系の飲み物が揃っていました。
甘い系も気になるのですが、ここはやっぱりコーヒーかな。
ドリップでいただけるホットコーヒーは、ブレンドが2種類、シングルオリジンが3種類、用意されています。
それから、ケーキが2種類。
「バナナケーキ」と「ブルーベリーケーキ」です。おそらくこちらもお店で手作りなのではないでしょうか。おいしそう……1ピース470円か。
2017年10月のメニュー
約1年前、2017年の10月にお邪魔したときのメニューはこんな感じでした。
2018年のメニューと概ね同じですが、このときはメニューに写真はまだありませんでした。
それから「カフェモカ」は冬期限定のようですね。
このときは、シングルオリジン3種、ブレンド3種のコーヒーが提供されていました。
壁には、全部で5種類のブレンドがある旨の紹介がありました。
すべての豆を毎日販売しているわけではないようです。今日買える豆が、メニューにあった3種類、ということなんでしょうね。
この日のスイーツメニューは「コーヒー屋さんのティラミス:490円」と「ブルーベリーケーキ:470円」でした。
オーダーを済ませたら、店内の好きな席に座ります。
白馬焙煎工房の店内
白馬焙煎工房の店内のイートインスペースは、2人掛けのテーブル席が2脚と、中央に6人ほど掛けられる大テーブルがありました。
それから、窓際にカウンター席が6席あります。
誰もいなかったので、奥のテーブル席を使わせてもらいました。
天上は高く、明かり取りの窓があり、シーリングファンが回っています。
カウンター席には、木製のランチョンマットのようなものが置いてありました。
テラス席もありますので、気候のいい時期はこちらでコーヒーをいただくのも気持ちよさそうですね!12月はめちゃくちゃ寒そうですけども。。。
また、店内はWi-Fiも完備されています。
私は、他にお客さんがいないのをいいことに長居して、ここでもブログを書いておりました。
レジの前にはコーヒーグッズの販売コーナーもあります。
コーヒーミルやドリッパー、カップなど。
また、レジ前には販売しているコーヒー豆もたくさん並べてられています。
10種類以上あるようでした。
白馬焙煎工房でいただいたもの
2018年12月には、シングルオリジンの「エチオピア」とバナナケーキを注文しました。
バナナケーキは、生地はふわっとした食感で、固めにホイップされたクリームと一緒にいただきます。
エチオピア。浅煎りのコーヒーです。
メニューには
「果実感のしっかりした、清々しいアロマのハーモニーで、ストロベリー、マスクメロン、フローラルな香りを感じる事のできる『高品質なモカ・コーヒー』、ナチュラル特有のまったりとした「完熟フルーツ」の様なコクに仕上がっています」
と書かれていました。
一口いただいて見ると、たしかに、果実を思わせる酸味があり、甘い、いい香りがします。
甘いバナナケーキと酸味の強いコーヒーは合わないかな?とも思いましたが、そんなこともなく、おいしい。
ただ、ケーキ以上にこちらの、コーヒーのおまけに付いてくるビターなチョコレートがすばらしい取り合わせでした。
卓上にはコーヒーシュガーとガムシロップが。
でも、浅煎りですし、ミルクも砂糖も入れないほうがおいしいコーヒーでしたね。
2017年10月に来たときは、工房オリジナルのブレンドコーヒー「白馬の冬」を、ティラミスと一緒にいただきました。
コーヒーは、苦みとコクがあるタイプ。
このティラミスが非常においしくて!コーヒーとも当然よく合いました。
2018年に来たときは残念ながらティラミスはなかったのですが、もし、ティラミスがあったら絶対また注文したいです。
1時間ばかりのんびりさせていただき、酔いが覚めたところでお店を出ました。
【再訪したい度】★★★★★ おいしいし空いていて居心地の良い、このままずっとここにあってほしい店
中心街から少しはずれたところにあるせいか、いつ行ってもあまり混んでおらず、ゆったりとした時間が流れているお店です。
白馬には他にも喫茶店やカフェはいくつもありますが、コーヒーのおいしさならこのお店が一番だなと。Wi-Fiもあって使い勝手がいいですし。
いつ行っても空いているので、逆に「次来たらなくなってたりしないよね?」と心配になったりもするのですが……。きっとコーヒー豆の販売のほうが本業だから、カフェは空いていてもいいんだよね?あるいは、私が白馬に来ない、真冬はもっと混んでいるんだよね?などと考えたり。
ずっとこのまま、ここにあってほしいお店です。
さて、コーヒーを飲んで一休みしましたが、宿のチェックイン時間まではあと1時間以上あります。
この後は、白馬八方で一番気に入っている日帰り温泉に行きたいと思います!