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【冬限定!】マナスル山荘本館のカレーバイキングを楽しみに入笠山に登る山旅【土日祝日限定】

マナスル山荘本館があるからこそ、何度でも入笠山に行きたい

入笠山は、標高は1955メートルとそこそこの高さがあるものの、富士見パノラマリゾートのゴンドラリフトを利用すれば1時間足らずで山頂に到達可能なことや、冬期も営業している山小屋「マナスル山荘本館」があることから、夏も冬も登山の入門編として登られることの多い山です。

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冬でも歩く人は多く、道も良く整備されています。

登山ルートとしては短いのですが、私は入笠山が、そしてマナスル山荘本館でいただけるおいしいランチが大好きで、毎年のように登っています。

今年はいつ行こうかな?と考えていたのですが、2018-2019年のウィンターシーズンは、マナスル山荘で土日祝日限定のカレーバイキングが開催されていると聞き、これはやはり冬のうちに行かなくては!ということで先日行ってきました。レポートしてみたいと思います。

 2019年の2月までは雪がかなり少なかったが、3月からは別世界に

はじめにお断りしておきますが、今回の山旅は2019年の2月のレポートになります。具体的に言うと、2月の三連休の中日に行ったときのものですね。

2019年は、2月中旬ぐらいまでは八ヶ岳や入笠山あたりでは驚くほど雪が少なく、入笠山や白駒池あたりの本来ならスノーシューを楽しめるはずのスポットでも「とてもそんな状況ではない」という積雪量でした。なので2月10日のレポートである本記事では、雪がとても少ないのです。

ですが2月下旬ごろから雪が積もり始め、3月10日頃にかなりの積雪があり、様子は一変したようです。

なので積雪量に関してはこの記事を宛てにせずに、↑こちらのTwitterなどから最新の情報を得てお出かけいただきたいです。

雪は少なかったけど連休の中日で入笠山は大混雑!

さて、本ブログでは3度目となる入笠山登山レポートです。
前回2回はこちら↓

↑2年前、2017年1月(登ったのは2016年の12月)のレポートと……。

↑2017年初夏、すずらんの季節のレポートです。

今回も、登山口となる富士見パノラマリゾートのシャトルバスを利用するために、特急あずさ3号に乗って9時42分に富士見駅に着きました。

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あずさ3号が富士見駅に着いた瞬間にかなりの人数が改札に降りたので、おお……きっと、今日はかなり混むなこれ……と覚悟を決めました。

写真には写っていませんが、シャトルバス乗り場には既にたくさんの人が並んでおり、1台のバスでは乗りきれず、私は2台目のバスに乗ることに。

「2台目」というとバスが2台以上で運行しているようですが、実際はシャトルバスは1台しかなく、10時発の最初の便に乗れた人を一度富士見パノラマリゾートまで運んでから折り返して来るので「2回目のバス」と言ったほうが正しいかもしれません。2回目のバスが富士見駅を発車したのは10時20分ごろ、10時30分に富士見パノラマリゾートに着きました。外でバスを待っている間、めちゃくちゃ寒かったです……。

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着いたら着いたで、今度はチケット売り場が大混雑!

三連休の中日、かつ貴重な晴れの日なので仕方ないですね……。購入まで30分待ちました。

更衣室のロッカールームに登山に不要な荷物を預け、ゴンドラリフト乗り場に向かいます。

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なんだかレンズが曇っていたようで写真がもやっとしていますが、ゴンドラリフト乗り場にも列ができていました。ただ、こちらの列は案外早く進んでいったので5分ぐらいしか待たなかったように思います。グループで1つのゴンドラに乗るお客さんと、1人で来て相乗りするお客さんを別の列に並ばせることで、スムーズに乗れるように工夫しているようでした。

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ゴンドラリフトが山頂駅に着くと、快晴です!

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聞いていたとおり雪が少なく、チェーンスパイクでも行けそうな感じだったので、とりあえずチェーンスパイクを履いて歩き始めます。 

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快晴だけど、八ヶ岳には少し雲がかかっていますかね……。

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5分も経たないうちに「入笠湿原」の入り口に来ました。

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湿原にはほとんど雪が積もっておらず、木道が完全に出ていますね……。

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うーん、入笠山と言えば冬はスノーシューハイクのメッカなんですが、これではスノーシューはちょっと無理ですね。

そのせいか、ゴンドラリフト乗り場にはあれほど人がいたというのに、ハイキングコースを歩いている人は思ったより少ない気がします。混んでいる山が嫌いな私としては、そのほうがありがたいですけどね……。

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湿原が終わると、少しの間広い林道を歩きます。

 

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すると、鹿除けの鉄柵があって、その向こうにはなだらかなゲレンデ状の斜面が現れます。

雪が多ければこの斜面で、スキーやソリを楽しむ人がいるはずなのですが、今日はそんな人影も見かけませんね……。 

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ゲレンデ状の斜面を経由して山頂に向かうこともできますが、あまりおもしろくなさそうなので今日は、樹林帯の中を歩くことにします。

山頂直下の20分間はずっと霧氷祭り!

狙ったわけではないのですが、樹林帯を歩くことを選んだのは大正解でした! 

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この日は天気は良かったのですが、かなり気温が低かったので、時間的にはこの時点で正午近かったと思うのですけれど、まだ霧氷がしっかりと残っていました。 

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ただ、残念なことにこのとき、空にはうっすらと雲がかかってしまい……霧氷の白さがいまいち写真でよくわかりません。 

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これが、青空を背景にしていたら、とびきり美しかったのではないかと思うのですけれど……。

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このあたりが山頂までの道の中ではもっとも傾斜がきつい部分なのですが、周りはずっとずっと一面霧氷です。
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霧氷に見とれながら歩いていたら自然に先に進んでいた、という感じ。 

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岩場コースと岩場迂回コースの分岐まで来ました。いつも通り登りは「岩場コース」を選びます。ちなみに岩場コースと言っても、ぜんぜん大した岩場ではありません。どこが岩場だったのかわからないぐらいです……。

道標には「山頂まで15分」と記されていますが、実際には、道のコンディションが悪くなければ10分ぐらいで歩けてしまいます。つまり、山頂まではもうすぐ!

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残りの10分も見事な霧氷祭りでした。

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山頂に到着です! 

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やはり、そこまで人は多くないですね。気温が低い日だったので、山頂に長居する人が少なかった、ということもありそうですが……。

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スタート時点では雲がかかっていた八ヶ岳も、山頂に着いたときにはすっきりと晴れていました。

うーん、昨日か明日も晴れ予報だったら八ヶ岳行ったんですけど、この連休は天気いいのは真ん中の日だけっぽかったんですよね……。

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南アルプスと富士山もくっきり。

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何度も来ている山ということもあり、特に山頂記念写真なども撮らなくていいや……というわけで、山頂には5分ぐらいしか滞在せずに「岩場迂回コース」で下ります。

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岩場迂回コースのほうがやや緩やかで明るいので、下りはこちらのほうが楽です。

ただし、日当たりがいいせいかこちらのルートの霧氷は既に消えていましたね。 

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ゲレンデ状の斜面まで戻ってきました。
ここまで来ればマナスル山荘本館はもうすぐです!

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着きました。
山荘の前には大勢の人がたむろしており「カレーバイキング、大丈夫かな。順番待ったりするのかな……」と少々不安になりつつ、チェーンスパイクをはずして財布とカメラだけを持ち、ザックは外に置いて中に入ります。

マナスル山荘本館にて、お待ちかねのカレーバイキング

山荘の前にはカレーバイキングの案内が書かれたボードがありました。 

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土日祝日限定で1500円。
2種類のカレーとサラダバー・ドリンクバー・デザートバー付き。カツなどのトッピングも取り放題とのこと。

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では、いざ中へ。

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ちょうどお昼どきということもあって、店内は満席状態でした。
ですが、恐らくカレーバイキングは別の場所でやっているはず……と思い、受付で

「カレーバイキングはどこでやっているんですか?」

と聞いてみると

「パンが置いてあるところにベルがあるから、それを鳴らしてくれたら係のものが迎えに来ます」

とのこと。 

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パンってこれですよね……?山で毎日焼いているパン、いかにもおいしそうですが……ベルって?

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あ!ありました、下に置いてあった!

恐る恐る鳴らしてみると、音が小さかったのか誰も来ず……思いきって大きな音で鳴らしたら、厨房らしきところからスタッフの方が出てきてくれて、案内してくださいました。

バイキングは中の食堂で行っているらしく、土足では入れないので、登山靴を脱いでビニール袋に入れ、それを持って中の食堂に入ります。

ちなみに、待っている間にバイキングではないランチメニューの書かれた黒板を見ていまして、メニューは以前来たときとほぼ、変わっていないかな……?と思ったのですが。

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現在のメニューは、ホームページ上でも見ることができます。

以前、冬に来たときは名物のビーフシチューを食べたんだよねー、あれはあれでめちゃめちゃおいしかったなー。

と思って、そのときのブログを読み返してみたら、なんと、2年前はビーフシチュー単品が1000円だったんですね!2年間で500円値上がりしている……。

当時のメニューはこちらの記事↑にあります。

でも、思えばあのときも「これ、1000円で出して大丈夫なの?」って思ったんですよね。たしかに、ブログにもそう書いていました。

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コーヒーやパンは別注文で、ビーフシチューのみで1000円でした。でも、大きな肉のかたまりがゴロゴロ入っていて、本当に豪華なビーフシチューだったんですよ。

1500円でもぜんぜん納得だし、むしろ適正価格な気がするわ……と思ったら、この日も既にビーフシチューは売り切れでした。今も大人気なんですね。

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さて、カレーバイキングは、宿泊者が朝夕の食事を取る食堂で開催しているとのこと。

ビニール袋に入れた靴を持って、案内していただきます。

食堂の一角にバイキングコーナーがあり、席は好きなところに座ります。

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↑この写真は、他のお客さんがいなくなったタイミングで撮ったのですが、中に入った段階では空席はちらほらあるものの、もっとお客さんは大勢入っていました。

でも、待たずに入れたのでとりあえず良かった……。

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さて!バイキングです!ちなみにですが「料金はいつ支払えばいいのだろう……」と思っていたら、カレーを取り終えて席で食べているときにスタッフの方が徴収に来てくださいました。

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カレーは「チキンカレー」と「ポークカレー」の2種類。
ご飯をよそい、とりあえず合い盛りで両方のカレーをかけてしまいます。

トッピングに福神漬けや高菜漬けなどのほか、ソーセージや鶏の立田揚げ、豚カツまで……。

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立田揚げは、量が少なくなっていたのでスタッフの方が追加していきました。ローストポークとサラダ、おでんにパンもあります!

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飲み物も、コーヒー、紅茶、林檎ジュースに牛乳まで……。 

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寒天を使った手作りデザートもあります!なんという至れり尽くせりな……。

そんなわけで、欲望のまま盛り付けたらこんなことになりました!

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左側の、やや赤みがかっているほうがチキンカレー、右側がポークカレーです。
ポークカレーは、給食のカレーのような懐かしい味わいで、山で食べると間違いなくおいしい味です。チキンカレーは少しスパイシーで、これまためちゃめちゃおいしい。。。

一杯でかなりの大ボリュームになってしまい、お替わりできる気がしません。。。

ちなみにですが、後でマナスル山荘本館のFacebookページを見たところ「真ん中にご飯を細く盛り、両脇に2種類のカレーをかける」のがおすすめの盛り付け方だそうです。その手があったか!

後から、唐揚げも追加され……気になるけどもう入らない……。

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おでんも気になったけれど……。

しかし、そうこうしているうちに揚げたての豚カツが追加!

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ここの豚カツ、かなりぶ厚くておいしいんですよ。。。というわけで、カツ一切れだけお替わりしてしまいました。おいしかった……。

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最後に、デニッシュを一切れと桃味の寒天をデザートとし、コーヒーと一緒にいただきました。

パンも、普通に購入すると、当たり前ですが1個買わなくてはならないので、そんなに何種類も食べられないのですけど、バイキングだと1個のパンを何等分かに切って提供していたので、いろいろ食べれてお得だなと思いました。

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ふと、食堂のホワイトボードを見ると、宿泊客の夕食メニューが!
品数多く、なんともおいしそう……とても、山小屋の食事メニューとは思えません。

そうか、ローストポークはバイキングにも出ていたけれど、夕食のメインでもあるのですね。そう考えるといっそう、バイキングはお得な気がします。

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黒板には飲み物のメニューがずらりと並んでいます。ちなみに、宿泊すると「お酒が2000円で飲み放題」プランもあるようです。上記のお酒がすべて飲み放題かどうかはわかりませんが、山小屋らしからぬすごい企画だなと。

いつか、宿泊してもっとのんびりと、入笠山とマナスル山荘本館を楽しんでみたいなと思いました。何しろマナスル山荘ではWi-Fiも利用可能なので、ブログ執筆もはかどりそうです。。。

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マナスル山荘からゴンドラリフト山頂駅までは、アップダウンのない林道を歩いていきます。

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ゴンドラリフト山頂駅についたら一気に地上へ。

今回も楽しい山旅でした!

「冬限定」「土日祝日限定」のカレーバイキングが楽しめる週末はあと2~3回?

ソフトドリンクやパンやデザートまでついて1500円は、正直かなりお得だと思いました。

以前、カレーバイキングがなかった時代に、カツカレーをランチでいただいたことがあったのですが。

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これも最高においしかったのですけど、ランチメニューでカツカレーは1400円なんですね。そしてランチタイムでのコーヒーが300円。ということは、カレーを食べるのであれば確実に、バイキングのほうがお得と言えるのではないでしょうか。

「冬限定」ということでしたので、マナスル山荘本館の冬期営業期間中の土日祝日は、カレーバイキングを行っているのだと思います。冬期営業は4月上旬までですので、週末は残すところあと2~3回です!

3月に入ってガッツリ雪が積もり、スノーシュー日和となった入笠山とマナスル山荘本館に、ぜひ、出かけてみてください。

また、お出かけの際はマナスル山荘本館のFacebookなどを見て、積雪状況などを確認することをおすすめします。