季節を変えて何度でも訪れたくなる霧ヶ峰
「霧ヶ峰」と言えばエアコンを思い出す方も多いと思うのですが、長野県茅野市から諏訪市にまたがる霧ヶ峰高原のほうが本家です。
霧ヶ峰高原のように涼しい風が吹いてくるエアコン、というイメージで付けられたのではないでしょうか、おそらく。
野口五郎さんと野口五郎岳のような関係性ということでしょうね。もちろん、名前がついたのは山のほうが先です。*1
霧ヶ峰は日本百名山に選ばれているということもあり、夏の間は公共交通機関利用でも比較的容易に足を運ぶことができます。
山容もゆるやかで登山道もよく整備されており、わりと楽に歩けるので「今週は疲れているからきつい山は嫌だけど、どこかのんびり歩きたいなあ」という週末にはよく、霧ヶ峰に向かいます。
本稿では、季節を変えて何度もおとずれている霧ヶ峰高原の写真と、行く度に必ず立ち寄るお気に入りの山小屋カフェ「ころぼっくるひゅって」についてご紹介したいと思います。
【追記】2019年8月に歩いた際のきろくを追記しました!
- 季節を変えて何度でも訪れたくなる霧ヶ峰
霧ヶ峰までの公共交通機関でのアクセス
霧ヶ峰高原の周辺にはいくつかのバス停があり、アルピコ交通のバスが運行しています。
中央線の茅野駅と上諏訪駅が始発と終点になり、白樺湖と霧ヶ峰高原を経由するバス路線です。
時刻表や運賃表はこちらにあります。
また、この路線が1日3000円、2日間4000円で乗り放題となるフリー切符も、茅野駅前の案内所で販売しているようですね。何度も乗り降りする計画の場合は便利そうです。
上諏訪駅の霧ヶ峰行きのバス乗り場は、改札口から直接出られる東口(霧ヶ峰口)ではなく、連絡通路を渡って駅の反対側にある西口(諏訪湖口)のほうにあります。
霧ヶ峰に行くのに、霧ヶ峰口で待っていてはバスに乗れないという……なんだかちょっとややこしいですね・笑
上諏訪駅を出る霧ヶ峰方面行きのバスは、午前9時50分が始発です。なので、遠方から来られた場合など、上諏訪温泉で宿泊して、のんびり朝ご飯を食べてから来ても十分間に合います。
私が以前、上諏訪温泉で泊まった宿はこちら。
私は大抵、上諏訪駅からバスに乗って霧ヶ峰高原の車山肩バス停で下車し、帰りも上諏訪駅に戻ってくることが多いです。
なぜなら「諏訪に戻ってきたほうが温泉に行きやすいから」と「お風呂グッズや着替えなどの荷物を上諏訪駅のコインロッカーに入れて出かけられるから」です。
せっかくのんびり楽しめる山なので、できる限り荷物を減らしたいんですよね。公共交通機関利用だとどうしても、着替えやお風呂グッズで荷物が重くなりがちなので、行きも帰りも上諏訪駅を経由できれば限りなく身軽に霧ヶ峰を歩けるというわけです。
上諏訪から車山肩に向かう途中、バスは白樺湖を経由します。
車窓から撮影したのですが、案外きれいに撮れました。
正面のミラーにバスが写っていますね。
約1時間ほどの乗車で、車山肩へ到着。
バス停降りてすぐ、こんな感じです!
涼しげな高原の風景が広がっています。
マイカーでこんな気持ちいいところに来れてしまうのだから、そりゃみんな、行きますよね~。
さて、バスを降りたらどこへ行くかと言うと、まずは駐車場の向こう、建物がいくつか見える方向へ向かいます。
正面に見えるのはお土産屋&食堂のチャプリンというお店。
すぐ側にはバイオトイレがたくさん並んでいますので、歩き始める前にトイレを済ませます。
今回ご紹介する「ころぼっくるひゅって」も、このチャプリンのすぐ裏側にあり、何を隠そう私は、バスで車山肩に着いてすぐにころぼっくるひゅってに向かってしまうことも多いのです。歩く前の腹ごしらえということで……。
ですが今回はまず、霧ヶ峰の写真からご紹介しようと思います。
6月上旬の霧ヶ峰高原
写真を整理してみると、私はこれまで「6月」「7月」「9月」「10月」に霧ヶ峰に来たことがありました。
というわけでまずは6月上旬に来たときの写真から。
車山肩から、まずは霧ヶ峰最高峰の車山に向かってのんびりと歩き始めます。
車山山頂から白樺湖を見下ろしたところ。
天然の芝生が、まさに生え替わる途中という感じ。
こうしてみると、まるで秋のようですね。
ただ、空の色が秋の深い色とは違ってなんとなく柔らかで優しいところが、春と初夏のあいだらしいのかもしれません。
緑と黄色が混ざりあって。 空の青と雲の白と。なんだかカラフル。
霧ヶ峰の登山道は1/3ぐらいは木道です。
よく整備されていて歩きやすいので、2000メートル近い標高がありながら登山靴じゃなくても危険を感じずに登れる、数少ない山ではないかと思います。
高山植物もまだ、咲き始めたばかり。
立ち入り禁止の柵がかかっているところには、7月になればニッコウキスゲが一面に咲き乱れる……はずです。
それでは、7月の霧ヶ峰高原に向かってみましょうか。
7月中旬の霧ヶ峰高原
昨年の7月22日、ちょうど1年ほど前に霧ヶ峰を歩いていました。
6月上旬にはまだ、枯れた草と芽吹こうとしている緑が半々という具合でしたが、7月中旬には青々とした天然の芝ですっかり覆われていました。
空の色や、雲の形もすっかり夏山ですね。
車山山頂も、6月に来たときは人もまばらだったのですが、7月中旬の週末ともなると、人でいっぱい。
山頂記念写真の順番待ちが発生していました。
記念写真は前にも撮ったし、まあいいか……。
車山山頂から、白樺湖を下に眺めながら車山乗越に下ります。
ちなみにこの下りの階段の石なんですが、めちゃめちゃ滑ります!
乾いていても滑るし、雨の後で濡れていたりするともうめちゃめちゃ滑るので、特にお子さん連れの方なんかは気をつけたほうが良いと思います。
小さなお子さんがここを下りながらよく「どうしてここ、こんなに滑るの?」と言っているのを何度も聞いたので……。
高山植物も、7月中旬にはすっかり花盛りです。
アサギマダラと一緒に。
車山乗越まで下りてきました。
そしてこのあたりから「ニッコウキスゲを鹿の食害から守るため」の電気柵が現れます。
鹿に食べられないように、柵に電流を流しているんだそうですが……。
その甲斐あって、7月中旬にはニッコウキスゲが花盛りです!
この柵を、電流が流れているのですね……。
でも、向こうに見える斜面が一面に黄色く見えるところも全部、ニッコウキスゲなんですよ。
これほど咲き乱れてくれるならまあ、電気柵もやむなしか、という気がしますね。
ニッコウキスゲのお花畑は、車山肩の駐車場からすぐのところにもあり、かなり密集した花畑を見ることができます。
歩くのは億劫だという人でも、車を降りてちょっとお散歩するだけですばらしい景色とお花畑を楽しめる……やっぱり霧ヶ峰はすばらしい場所ですね。
歩き終わったら、チャプリンでソフトクリームを買って、ニッコウキスゲを眺めつついただきました。
ちなみに今年、6月にはタケルさんが
7月にはOKPさんが霧ヶ峰に行かれてまして
山写さんも霧ヶ峰ナイトハイクの記事書いてるし、なんか最近霧ヶ峰流行ってます?ゆるキャン△のせい……なの……?
みなさん当然のごとく私よりすばらしい写真を掲載されてますので、ぜひ見ていただき「霧ヶ峰行きたーーーーい!」と思ってほしいなと。
ニッコウキスゲも、今ならまだ間に合うと思いますので。
【追記】8月中旬の霧ヶ峰高原
これまで6月・7月・9月・10月の霧ヶ峰高原を歩いてきましたが、実は8月は歩いたことがなかったのです。というわけで2019年はお盆休みに霧ヶ峰を歩いてきました。
今回も上諏訪駅からバスに乗り、車山肩からスタート。
そこそこ雲はありますが、標高1800メートルの高原とは言え気温の高い季節ですので、少し日が陰っているぐらいのほうが歩きやすくていいですね。
こっち側は晴れていました。夏らしい高原の風景に心が癒やされます。
ゆる山歩きなのでお花を眺める時間もたっぷりあります。
ニッコウキスゲは既に終わっていますが、高山植物の種類は7月に来たときよりもむしろ多かったように思いました。
車山山頂に到着。
お盆休みですが、そんなに混んでいなかったのが意外でした。
晴天予報ではなかったからかもしれませんが……。
車山から白樺湖を見下ろすいつもの風景。
本日は、蝶々深山を経由して八島湿原を歩く予定です。
車山山頂から20分ほど、木道と緩やかな登山道を歩いて蝶々深山に到着。
蝶々深山は車山よりも人も少なく、平らでわりと広い山頂なので昼食休憩にもちょうどいい場所です。クッカーを出してラーメンなど作っている方がちらほら。
ですが私は、八島湿原にある食堂で昼食をいただこうと思っていたのでそのまま歩き続けます。
先に見えるのが「物見石」というポイントですね。
八島湿原に来ました。
このあたりも、高山植物が花盛り!
特に湿原に咲いていたこちらの花↓がとてもきれいでした。
「ヤナギラン」というお花だそうです。
今回は、今年購入した防水コンデジの「TG-5」で撮影したのですが、マクロ撮影に強いコンデジで、お花が簡単にきれいに撮れるので楽しかったです。
↑私が使用しているこちらは在庫限りの一つ前のモデルとなり、現行商品はこちらです↓
湿原の中にある「八島ヶ池」という池を通り過ぎると、バス停や駐車場のあるポイントに出ます。
このまま車山肩まで歩き続けると、バスの時間に間に合うかギリギリになってしまうため、この日のハイクは八島湿原バス停までで終了です。
お疲れさまでした!
この後はバスの時間まで八島山荘でお昼をいただきつつ待つことにします。八島山荘についてのレポートは後半にあります。
9月中旬の霧ヶ峰高原
以前こちらの記事にも書きましたが、私は登山を始めて1年目の9月に霧ヶ峰に来ました。なので霧ヶ峰は、山のすばらしさ、楽しさを知る一つのきっかけになった山でもあるのです。
そんな、9月の霧ヶ峰。
車山山頂に向かって歩き始めます。
雲一つない青空。
空の色が夏に比べて濃く、空が高くなったように感じますね。
緑も落ち着いた、深い色に。
晴れているけれど夏の刺すような日差しとは違って、風も涼しく、どこまでも歩いていけそうです。
山頂の人影も、7月に比べると少なめ。
そして、周辺の山々がくっきりと見えています。
これは、春先や夏とは明らかに異なるポイントですね。
富士山の頭も見えています。
こちら側では、八ヶ岳と向かい合うような感じに。
霧ヶ峰からは八ヶ岳がすぐ近くに見えるのです。
白樺湖も、夏とはだいぶ雰囲気が変わりましたね。こちら側はすっかり秋という感じだなあ。
ススキが穂を揺らせていて、夏山と秋山が混じり合うような。
咲いている花も、秋の花です。
赤とんぼが飛んでいました。
ああ、本当にもう秋なんだなあ、と。
なんだか名残惜しいような気持ちになりつつ、スタート地点の車山肩に戻ってきます。
夏の終わりと秋の始まりを感じさせる山散歩でした。
10月下旬の霧ヶ峰高原
さて、最後にご紹介するのは10月下旬。
おそらく、10月上旬ぐらいに来ていれば草紅葉を楽しめたのではないかと思うのですが……。
10月も下旬となると、すっかり枯れ草状態です・笑
でもこれはこれで何か、動物の毛並みみたいでいいかも。。。
何より、ぜんぜん人が歩いてないですしね!
薄曇りの日だったこともありますが……雨は降りませんでしたし、空いている山が好きな人間としては、有名な山なのにこれほど人がいない状態は、テンションが上がる瞬間ですよ。
八島湿原のほうへ。
こちらはやや、紅葉の名残が残っていますね。
これはこれで、悪くない山散歩です。
秋は日が短いので、16時台のバスに乗ろうとして待っていたら、もう日が暮れかけてきました。
さて、歩き終えてバスまでまだ時間があるならば、ころぼっくるひゅってに向かいますよ!
霧ヶ峰を歩く前&歩いた後はころぼっくるひゅってに立ち寄る
なぜ、毎年のように霧ヶ峰に足が向いてしまうかと言うと「ゆる山具合がちょうどいいから」「公共交通機関で行きやすいから」という理由のほかに「ころぼっくるひゅってに行きたいから」という理由をあげることができます。
本当に大好きで、霧ヶ峰に行くたびに最低1回は立ち寄っています。
「最低1回」というのは、歩く前に1回寄って、歩き終わってからもう1回立ち寄ることもあるからなのですが……。
ころぼっくるひゅっての前には、ヒュッテのトレードマーク入りの軽トラックが置いてありました。かわいい。
このトラックだけ見てもわかるように、非常に女子ウケするかわいさのある店であり、かつ、提供している料理やスイーツ、ドリンクも、どれもこだわりがあっておいしいメニューばかりなのですよ。。。
ころぼっくるひゅっての営業期間・営業時間・定休日
ころぼっくるひゅってのカフェ営業は、4月下旬から11月末ぐらいまで、定休日などはなく、期間中毎日営業しています。
車山肩行きのバスが、4月下旬~11月上旬まで営業していますので、その期間であればいつ行っても営業しているのがありがたいです。
営業時間は午前8時から16時30分まで。
ころぼっくるひゅっては、車山肩のバス停から歩いてすぐなんですが、16時過ぎぐらいが最終バスの通過時刻なんですよね。バス待ちに最適というわけです。
ちなみに、ころぼっくるひゅっては元々山小屋で、宿泊営業も行っています。
カフェが営業していない冬の間も、宿泊の営業はやっていると聞いたことがありますが、今はどうなんでしょうね。
日帰りでも楽しめる山ですが、いつか泊まって、朝もやの霧ヶ峰高原を楽しんでみたいなと思ったりします。
ころぼっくるひゅっての店内
では、ころぼっくるひゅってのお店の中へ。
中に入ってすぐの手前のスペースは、お土産が展示してあるスペース、奥のほうにカフェスペース。
ストーブを囲む席。
こちらの部屋には薪ストーブもあります。
雰囲気のある店内ですが、気候のいい季節は外のテラス席を利用する人が多いので、屋内の席は空いていることがほとんど。
でも、中の席も雰囲気があって、日当たりもいいし素敵なスペースなんですよ。
それところぼっくるひゅっては、ヒュッテオリジナルのグッズがとてもおしゃれで、充実しています。
山小屋でオリジナルの手ぬぐいを置いているところはよくありますが……ころぼっくるひゅっての手ぬぐいは、代官山のおしゃれ手ぬぐい専門店「かまわぬ」で作られたもの。
手ぬぐいいっぱい持ってるのに、かなり欲しくなりました。次行ったら買ってしまいそう……。
カフェでも使用しているコーヒーカップとマグカップも販売されています。
若き日の皇太子さまと雅子さまも、こちらのカップを使われたんですね。
ころぼっくるひゅってのカフェメニュー
では、ころぼっくるひゅってのカフェ営業のメニューをご紹介したいと思います。
カウンターで注文で先会計する仕組みですが、まずは席を決めて、席に置いてあるメニューをじっくり見て注文するものを決めてから、カウンターに向かいましょう!
まずはドリンクのメニュー。
あたたかい飲み物はコーヒー、紅茶、ココアのほかに「高原牛乳」「ラムミルク」「ハニーミルク」「サワーミルク」 などミルクメニューがかなり充実しています。牛乳にこだわりあり!なんですね。
冷たい飲み物は、アイスコーヒーとカルピス、そしてフルーツのジュース各種と、瓶のビールです。
こちらはケーキのメニューです。
ケーキのメニューは行くたびに変わっているような気がしますので、同じものが今もあるかはわかりませんが、とりあえずこちら↓は、今年の6月に行った際のメニューです。
ニューヨークスタイルのチーズケーキが定番らしく、こちらは常にありますね。
その他に「手搾りティラミス」「チェリーのタルト」「クルミのタルト」各500円。
こちら↓は、2017年の7月に行ったときのケーキのメニューです。
チーズケーキのほかは「アントルメ」「アップルパイ」「フォンダンショコラ」「モカバナーヌ」で、やはり各500円でした。
ケーキ以外のメニューは、そんなに変化はないように思うのですが……ランチメニューとして「ボルシチ」が用意されています。
それと「厚切りバタートースト」私はこれが大好きです……。
なぜか、山でトースト食べるのが好きでして……これまでも、八ヶ岳のしらびそ小屋をはじめ……
立山のみくりが池温泉のカフェですとか……
徳澤園などで、トーストを食べたレポートを書いています。
この3軒のトースト、いずれもすばらしくおいしいのですが、ころぼっくるひゅってのトーストも、ぜんぜん負けていません!というわけでこれまで食べたものを一挙ご紹介したいと思います。
ころぼっくるひゅってでこれまでいただいたもの
まずは、席を決めてカウンターでオーダーします。代金は前払いです。
グループの方は、注文や会計を別々にしないように、できる限りまとめてオーダーしましょう。
お水はセルフサービスで、テラス席への入り口にあります。
水は貴重なので、飲みきれるぶんだけ注ぎます。
出来上がったら名前が呼ばれますので、カウンターに取りにいく、という仕組みです。
チーズケーキとぶどうジュース
初めてころぼっくるヒュッテに行ったのはまだ暑さの残る9月で、歩き終わった後でしたので汗をかいていました。というわけでコーヒーや紅茶ではなく、ぶどうジュースをオーダー!
なんか、高原のぶどうジュースっておいしそうな気がして、飲んでみたかったのです。
予想どおりの濃厚なジュースで、ほんのりと疲れて暑くなった体をリフレッシュさせてくれました。
一緒にいただいたのは、ヒュッテ自慢のオリジナルチーズケーキ。
こちらも濃厚な味わい。オリジナルということは、手作りなんでしょうかね。
爽やかな風が吹き抜けるテラスで幸せな時間を過ごせました。
実は、最初に来たときは、こんな素敵なカフェがあるって想像もしていなかったんですよね。
なので、山歩き中にわりとしっかりお昼を食べてしまって、歩き終わってから立ち寄ったときにはケーキぐらいしか入りませんでした。
それで「次回はトーストかボルシチを食べるぞ!」と心に誓ったわけです。
はちみつバタートーストとココア
次にころぼっくるひゅってに行くことができたのは、10月下旬。
山は秋から冬に向かう季節です。
歩き終わってバスを待つ間、よし、今度はトースト食べるぞ!と。
このときは、トーストのほかに軽食として、きのこチャーハンも提供されていました。
メニューを見ると、直近のメニューよりもトーストがやや、普通の厚さですね。
で、注文しました!はちみつバタートーストとココアです。
十分に厚切りですが、一番最近のメニューと比べるとやはり、やや薄いような気もしますね。でも、食べやすさで言えばこのぐらいのほうが女子には食べやすいかもしれません・笑
もちろん、めちゃくちゃおいしかったです。
ココアの上には、ココアパウダーと生クリームが……。
やはり、一手間かけてくれるところがうれしいですね。
この日は、テラス席は寒かったので、店内の席を使わせてもらいました。
見た目には爽やかで気持ちよさそうに見えますけど、10月下旬の標高1900メートル地点となると、日陰は寒いんですよね。
店内の席は暖かく、バスの時間まで快適に過ごさせていただきました。
厚切りはちみつトーストとサイフォンコーヒー
さて、次にころぼっくるひゅってに来たのは7月です!
前回同様、はちみつバタートースト、そしてサイフォンコーヒーを注文したのですが……。
なんか、明らかにトーストが厚くなっている!!!
切り方も前回とは異なっていて、表面に深めに切り込みを入れる感じに。
これは……おいしいに決まっています!
切り込みを入れられたパンの表面から、バターとはちみつが中までしみ通っていて、最高においしいです!
噛みきると最初さくっという感触があって、その後はちみつとバターでじゅわっとなります。
日差しが強いので、パラソルの下の席をキープし、快適にトースト&コーヒーをいただきました。
あー、もうちょっと涼しかったらあの席に座りたかったけど、今日はちょっと暑すぎる……次回ですなー。
ごちそうさまでした!
厚切りはちみつチーズトーストとサイフォンコーヒー
さて、一番最近ころぼっくるひゅってに立ち寄ったのは今年の6月です。
バスが車山肩に着いたらすぐに、ころぼっくるひゅってに向かいます。
今回は「はちみつチーズトースト」にしてみました。他のトーストはすべて500円ですが、はちみつチーズトーストのみ100円高くて、600円です。
来ました!おお……。 今年もパンがぶ厚い。うれしい。。。
これは、おいしいに決まっている……。
手がべたべたにはなりましたが、チーズの塩気とはちみつの甘さが絶妙に合って最高においしい!!
手は絶対汚れますので、ウェットティッシュを持参したほうがいいですね。
今回は6月ということで、パラソルの下の席でなくても大丈夫そうだったのですが、皆考えることは同じなのか、席が埋まっていました。
それならば……歩き終わった後も立ち寄ればいいさ。
歩き終わった後はギネスビールを
と言うわけで、山散歩を楽しんだ後、再度ころぼっくるひゅってに向かいます。
今度こそ空いていました!うれしい!!
もう歩き終わったのでビールをいただきますよ。
ギネスの瓶です。ビールのチョイスもこだわりが感じられますね。
そんなに疲れてないけどお疲れさまでした!いただきます!
「この一杯のために生きてるなあ」などという言葉が出てきそうになるほど、おいしいビールと、素敵な空間でした。
わんこものんびりくつろいでいました。
ただ、6月のテラス席は、やや虫は多かったです。気になる人は気になるかも。
【2019年8月追記】限定メニューのころぼっくるサンドイッチセット
2019年8月にもハイク前に立ち寄ったのですが、この日はいつものトーストは用意がないとのこと。
お盆中だったので、もしかしたらパン屋さんがお休みだったのかもしれません。
その代わり、数量限定のサンドイッチとドリンクのセットがありました。
また、この日のケーキのラインナップは「ニューヨークチーズケーキ」「ティラミス」「チェリーのタルト」「クルミのタルト」でした。
ここはやっぱり限定サンドイッチでしょう!ということで、ホットコーヒーと一緒にオーダー。
モチッとした生地のバゲットに、ハムとチーズ、きゅうりとマヨネーズが挟まっています。
このままでもおいしいですが、ハニーマスタードをつけていただくとまた絶品でした。
コーヒーにもよく合いますが……ビールが飲みたくなってしまいました。でも、この日はこれから歩くので我慢です。
少し雲は多めでしたが、気温の高い8月ですので、時折日が陰るぐらいがちょうど気持ちよかったです。
お隣のチャプリンもたまにはよい
車山肩から周回するルートを歩くとき、歩き始める前にころぼっくるひゅってで腹ごしらえをして、歩き終わった後にもバスの時間を待ちつつ、ハイク後の一杯をいただきたい!ということがあるわけですが。
そんなときハイク後にまたころぼっくるひゅってに行くのはどうよ?などと考え、たまにお隣のチャプリンでバスの時間まで待つこともあります。
高原のソフトクリームや白樺高原牛乳、安曇野のむヨーグルトなど、信州産のメニューが揃っています。
席でメニューを決めてから食券を購入する仕組み。
「高原のジョッキ牛乳」ってなんかすごい。。。ソースかつ丼やカツカレーなど、お腹にたまるメニューもありますね。
信州らしさも出しつつ、基本的には普通の食堂という感じ。
ころぼっくるひゅっては軽食メニューの選択肢は少ないので、家族連れなんかだとカレーやラーメンや蕎麦やうどん、スパゲッティなど食事のバリエーションが多いチャプリンのほうがいいかもしれません。
私は、こちらではいつも「諏訪浪漫」なる地ビールをいただいてますね。
ケルシュがお気に入り。
温かい山菜蕎麦と一緒にいただいたことも。
蕎麦もおいしかったですよ。
チャプリンでも、お土産品をたくさん販売しています。
ころぼっくるひゅってのお土産はほとんどが、ヒュッテオリジナルのグッズですけれど、チャプリンは一般的なおみやげ品、お菓子や食品が多いです。
高原なので、気圧でポテトチップスの袋が膨らんでいました。
【2019年8月追記】八島湿原でのバス待ちは八島山荘でカツ丼と地ビール
2019年の8月は、八島湿原のバス停をゴール地点としたため、八島湿原バス停前にある「八島山荘」で昼食をいただくことにしました。
八島山荘は宿泊も可能な山小屋ではありますが、車が入れる場所ですので食堂のメニューも一般的な山小屋よりはかなり豊富です。鹿肉を使ったメニューなどもある模様。
店内に足を踏み入れると、手前にお土産などを販売している売店が、奥のほうに食堂があります。
この日は午後2時を過ぎていたので、食堂内に人はまばらでした。
食堂の営業自体は8時から17時までと長めですので、バス待ちの時間を過ごすにはちょうどいいですね。
食券を購入する方式です。
信州らしく野沢菜のおやきもあります。
「鹿丼」や「鹿カツカレー」も気になりますが……。
普通のカツ丼にしました。
ちなみに「ソースカツ丼」もあるので、卵とじのカツ丼は「煮カツ丼」を選びます。
売店で地ビールの「信州浪漫」のウィートエールを購入して、カツ丼を待ちます。
来ました!
うん!カツの厚さもまあまあだし、味も基本を抑えたおいしいカツ丼です。
カツ丼を食べ終え、ビールを飲み終えてもバスの時間まで少し余裕があったので、デザートにソフトクリームなど。
りんごとバニラのミックスソフト。
りんごが甘すぎず酸っぱすぎずで、歩いた後に食べるのにちょうどいい味でした。
ごちそうさまでした!
実はころぼっくるひってもゆるキャン△の聖地!
実は、ころぼっくるヒュッテはゆるキャン△の聖地でもあるんだとか……。アニメだと4話に登場するみたいですね。
Amazonプライム会員なら↑こちらから無料で見れます。リンちゃんがボルシチ食べてました。
バスを待つ時間を幸せに過ごせるちょうどいいお店
霧ヶ峰に行くたびにころぼっくるひゅってに行っている私ですが、実は、公共交通機関を利用して旅をしているときに、バスの待ち時間を快適に過ごせることってかなり少ないんですよ。
特に、登山口のバス停なんて何もないところにあることも多く、うっかり早く下りてきてしまったら、寒い中or暑い中じっと耐えながら待たなければいけないことも多いです。
だけど霧ヶ峰には、車山肩にはころぼっくるひゅってがある。
「バスの時間より早く下山しちゃった!1人で待つのしんどい……」じゃなく
「バスの時間より早く下山できた!ヒュッテでビールでも……」と思えることのありがたさよ……。
バスが来るギリギリまでカフェでのんびりできる幸せ。
そして上諏訪に戻ってきたら、片倉館かホテル鷺乃湯で日帰り入浴をし……。
上諏訪駅周辺で一杯いただいて帰ります。
霧ヶ峰高原というゆる山歩きを楽しめるコースと、バスをのんびり待てる素敵なカフェと、温泉とおいしい店が適度に揃っている上諏訪の街と。
それらがすべて揃っていてちょうどいいから、私は毎年のように霧ヶ峰に行くんだろうな、と思いました。
*1:「黒部五郎」と「野口五郎」が芸名の候補で、野口五郎岳のほうが標高が高かったから野口五郎になったんだとか。