温泉ブログ 山と温泉のきろく

山好き女子の温泉と食と山旅の記録です。

山と温泉のきろく


※当サイトのリンクにはプロモーションが含まれます

埼玉県 新木鉱泉旅館宿泊記 サウナの後に源泉100%の冷鉱泉に浸かれる!秩父の宿に一人泊

秩父七湯「御代の湯」新木鉱泉旅館

新木鉱泉旅館は、埼玉県秩父市にある文政10年(1872年)創業の歴史ある宿です。単純硫黄冷鉱泉の源泉を持ち、もちろん加温はしているもののなかなかすばらしいお湯だという噂を聞いて、1度泊まってみたいと思い続けていた宿です。 

f:id:happydust:20200216165556j:plain

公共交通機関利用だとまあまあ時間はかかってしまうものの、東京からも近く交通費も安く済みます。ただひとつ残念なのが土曜日は1人で泊まれないことでして、それゆえに「泊まりたい!」と思ってから宿泊するまで時間がかかってしまいましたが、先日ようやく宿泊が叶いましたのでレポートしたいと思います。

秩父で登山後にも立ち寄りやすい西武秩父駅・秩父駅から車で10分の単純硫黄冷鉱泉の宿

新木鉱泉旅館は、毎年年初に更新している「今年泊まりたい宿」の記事で「埼玉県で一番泊まりたい宿」として3年連続で選出していた宿です。

冷鉱泉の湧かし湯ですが源泉100%の硫黄泉ですし、建物の雰囲気や食事の評判も良いのです。ようやく泊まることができたのですが、期待していた以上に良い宿でした。

新木鉱泉までのアクセス

新木鉱泉は、西武鉄道西武秩父駅・あるいは秩父鉄道の秩父駅から車で10分ほどのところにあります。西武秩父駅・秩父駅から近くまでバス路線もあり、宿のホームページには「駅から徒歩で1時間ぐらいですが、交通量が多い通りですのでバスなどを利用してください」という案内がありました。

私自身も「1時間ぐらいなら歩けないこともないか」と思ったところもありますが、案内に従ってバスを利用することにしました。

西武秩父駅から「定峰」あるいは「定峰峠入口」行きのバスに乗車します。

f:id:happydust:20200216170030j:plain

西武秩父駅前の、こちらのバス停ですね。

f:id:happydust:20200216170052j:plain

西武バスが来ました。 

f:id:happydust:20200216170143j:plain

SuicaやPASMOも利用可能なバスです。
20分ほどの乗車の後「金昌寺」というバス停で降ります。運賃は220円でした。 

f:id:happydust:20200216170204j:plain

街道沿いに、わかりやすい看板が出ています。 

f:id:happydust:20200216170231j:plain

なんだか懐かしさを覚えてしまう田舎道を歩いていくとまた宿の看板があり、案内に従って曲がります。

f:id:happydust:20200216170453j:plain

着きました。 

f:id:happydust:20200216170511j:plain

日帰り入浴も営業しているので、駐車場にはそれらしき車も何台かあります。 

f:id:happydust:20200216170531j:plain

含硫黄アルカリ泉。とても楽しみです。
ちなみに、今回私は路線バスを利用しましたが、新木鉱泉では駅から送迎も行っています。予約制で、あらかじめ宿に電話しておく必要がありますが「 15時・16時・17時」に西武秩父駅を出発、その10分後に秩父鉄道秩父駅を経由する送迎バスです。また、翌日は宿を「9時50分・11時」に出発する送迎バスがありますので、帰りは私もそちらを利用しました。

新木鉱泉の日帰り入浴料金・営業時間

新木鉱泉では日帰り入浴をすることも可能です。

f:id:happydust:20200216170534j:plain

営業時間は12時~21時までで、最終受付が20時です。
料金は平日大人900円、土日祝日は1000円で、小学生までの子供料金は大人の半額になります。

営業時間がけっこう長いので、チェックイン後、日帰り客で混んでいたらちょっと残念だなと思いましたが、この日は日帰りのお客さんは、夕方以降の時間帯では見かけませんでした。少し料金が高めだからかもしれませんが、口コミサイトを見ると、混むときもあるようです。

f:id:happydust:20200217120015j:plain

玄関から中に入り、予約の名前を告げるとすぐに部屋に案内していただきました。
宿帳は部屋に置いてあり、夕食のときに回収されるスタイルです。 

【部屋】★★★★☆ 広く掘りごたつがあってWi-Fi完備、非常に快適

建物は2階建てで、今回宿泊するお部屋は2階にありました。

新木鉱泉旅館は全13室の宿ですが、そのうち4室が露天風呂付きの客室で、1階にあります。
露天風呂の付かない9室は「8畳バストイレ洗面無し」と「12畳バストイレ洗面付き」の和室で、いずれも2階にあります。1人なので8畳の部屋でも十分なのですが、宿泊料金はもちろん8畳のほうが安いので、この日は空室がなく、1人で12畳の部屋に泊まることに……。

f:id:happydust:20200217120132j:plain

2階の廊下を歩いていると、細く急な階段が、天井裏に向かってのびています。
「本が置いてあるぐらいで何もありませんが、20時までは天井裏に上ることができますよ」と教えていただいたので、後で上ってみることにしました。

廊下の突き当たりには洗面所がありました。 

f:id:happydust:20200217120146j:plain

今回はお部屋に洗面所があるので利用しませんでしたが、とても清潔に掃除されています。 

f:id:happydust:20200217120331j:plain

今回宿泊するのはこちらのお部屋です。
足元の切り絵のような常夜灯がかわいい。

f:id:happydust:20200217120351j:plain

ドアを開けると正面にユニットバス、右側に部屋があります。 

部屋の中央にはこたつが!冬の旅館にこたつがあるとうれしいですねえ。しかも、掘りごたつです!

f:id:happydust:20200217120405j:plain

12畳の和室はもちろん広々としていますが、さらに言うと自然光がたくさん入ってとても明るいです。 天井にも障子が入っており、恐らく障子の向こうには電灯があるのだろうと思うのですが、障子を通すことで自然光のような柔らかな光になって部屋を明るくしています。

f:id:happydust:20200217120619j:plain

障子を開けて窓から見える景色は、田舎の庭でした・笑
きれいではないしいい眺めではないのですけど、田舎生まれの私はなんとなく懐かしさを感じます。 

f:id:happydust:20200217120638j:plain
f:id:happydust:20200217120640j:plain

部屋の隅には空の冷蔵庫、その上にはグラスと栓抜き、ワインオープナーがありました。

保温機能のない都度湧かすタイプの湯沸かしポット。魔法瓶のポットには冷水が入っています。

f:id:happydust:20200217120704j:plain
f:id:happydust:20200217120706j:plain

また、電源タップとUSBポートがあり、スマホやデジカメの充電にも便利そうです。電源タップや延長コードが置いてある宿はたまにありますが、USBポートは初めて見た気がします。

あとは備品的なものとしては、テレビと電話。電話はダイヤル式の懐かしい感じのもの。

f:id:happydust:20200217120732j:plain
f:id:happydust:20200217120736j:plain

ティッシュと鏡、ドライヤーも置いてありました。

クローゼットを開けてみます。

f:id:happydust:20200217120751j:plain

ハンガーには羽織がかかっていました。
それから、浴室に行く際などに利用できるかごバックが大小1つずつ。

f:id:happydust:20200217120800j:plain
f:id:happydust:20200217120803j:plain

新木鉱泉では、女性の部屋着は浴衣ではなく作務衣でした。(男性は浴衣)
浴衣ははだけやすいですし、食事中に帯でお腹が苦しくなることも多いので、実は私も浴衣は風呂上がりぐらいしか着ず、もっぱら持参した部屋着を着ていることが多いのですが、作務衣なら実用的でずっと着ていられるのでうれしいですね。

f:id:happydust:20200217120830j:plain
f:id:happydust:20200217120832j:plain

お茶セットは急須を使わずに淹れられる、粉を溶かしていただくもの。実用的ですね。
茶菓子は3種類もあってちょっとうれしい。

それから、プランの特典として夕食時にドリンクサービスと手作り石けんのプレゼントがありました。

f:id:happydust:20200217120847j:plain
f:id:happydust:20200217120849j:plain

夕食の付かないプランや値引きされているプラン以外は、基本的にすべてのプランで、大人の宿泊客には夕食時になんらかのワンドリンクのサービスがあるようです。

ソフトドリンクかビールの中瓶という選択肢だったので、せっかくなので一番搾りの中瓶をお願いしました。ビールの選択肢がスーパードライだけじゃなくて良かったです。

f:id:happydust:20200217120917j:plain

部屋を出て、ユニットバスを見てみます。トイレはウォシュレット付きで、清潔に掃除されていました。 

f:id:happydust:20200217120920j:plain

女性用のクレンジングローション・化粧水・乳液と、男性用のシェービングローションなども置いてあり、アメニティ類は豊富です。

実は、もしかしたら女性限定かもしれませんが、作務衣と一緒にアメニティ類が入った袋も置いてありました。

f:id:happydust:20200221104459j:plain
クレンジングシートや保湿パック、コットンと麺棒のセットとヘアブラシ、ヘアバンドです。かなり充実していてうれしかったです。

屋根裏部屋を覗きにいく

部屋で少し休んで、浴室に向かう前に気になる屋根裏を覗いてみることにしました。 

f:id:happydust:20200217120956j:plain

はしごに近いような急な階段を上っていきます。

f:id:happydust:20200217121007j:plain

おお……畳敷きの屋根裏!これはなんか、わくわくしますね!

f:id:happydust:20200217121020j:plain
f:id:happydust:20200217121021j:plain

「本が置いてあるだけですよ」と聞いてはいましたが、本当にそうでした・笑 

f:id:happydust:20200217121112j:plain
f:id:happydust:20200217121114j:plain
f:id:happydust:20200217121115j:plain

壁際においてある書棚には、かなり古めのコミック誌が並んでいます。恐らく、私より少し上の世代の方が買われたものですね。少年漫画ばかりですし、この家の息子さんが、子供の頃に買った漫画と予想。
「持ち出し禁止」ということでしたし、そこまで読みたい本もなかったのでそのまま戻ることにしました。

f:id:happydust:20200217121042j:plain
f:id:happydust:20200217121043j:plain

寒い時期なので問題なかったですが、エアコンなどはなく、冬は熱中症の危険があるので長居しないでくださいと書かれた紙が置いてありました。 

子供さんは喜びそうですけど、大人にとっては特に実用的なスペースではなかったです・笑
廊下を歩く人を頭上から眺められるのはちょっとおもしろいですけどね。

でも、すばらしいなと思ったのは、そんな実用的ではないスペースも、きちんと掃除されていること!こういう場所って、掃除を怠ったらすぐほこりだらけになってしまうと思うのですけど、階段も屋根裏もとてもきれいでした。 

【風呂】★★★★☆ 単純硫黄冷鉱泉の源泉浴槽をサウナと一緒に楽しめる

屋根裏部屋探検も終わったところで、お風呂に向かいます!

f:id:happydust:20200217121427j:plain

2階から階段を下りて1階の玄関前へ。
この、階段の上から眺める風景が古民家らしくてなかなか良かったです。

f:id:happydust:20200217121501j:plain

浴室は別棟にあり、玄関の横にある「ゆ」の暖簾がかかった扉からいったん外に出ます。

f:id:happydust:20200217121503j:plain

5メートルぐらいにあります。外ですが、屋根もかかっているので雨の日も濡れずに移動できます。

浴室棟入口に自動販売機と貴重品ロッカーあり

浴室棟の扉を開けると、右側に自動販売機があります。宿の中の自販機はこの1つだけです。 

f:id:happydust:20200217121611j:plain

市価よりはややお高め、旅館の平均的な価格でしょうか。
入口でスリッパを脱いで中に入ると、右手側に板張りの休憩スペースがありました。日帰り入浴の際の待ち合わせスペースの意味合いが大きいのではないかと思います。

f:id:happydust:20200217121514j:plain
f:id:happydust:20200217121516j:plain

手前には貴重品ロッカーが。100円が戻ってこないタイプのものですが、日帰り利用のときは鍵のかかるロッカーがあるのはありがたいですね。

f:id:happydust:20200217121541j:plain
f:id:happydust:20200217121546j:plain

廊下の突き当たりに浴室があります。左手が男湯、右手が女湯。
時間帯による浴室の入れ替えはありません。

脱衣所にはオリジナル化粧水と石けんが設置されている

では、脱衣所へ。

f:id:happydust:20200217121709j:plain

暖簾の手前にトイレがありました。 

f:id:happydust:20200217121712j:plain

脱衣所は、脱衣かごが並ぶシンプルなつくりです。

f:id:happydust:20200217121734j:plain

奥の洗面所は、洗面ボウルがちょっとおしゃれですね。 

f:id:happydust:20200217121730j:plain

 アメニティは、部屋の浴室にもあった「クレンジングローション・化粧水・乳液」の一式と、宿で作られているというオリジナルの化粧水、そして綿棒がありました。

f:id:happydust:20200221190535j:plain

化粧水と石けんは、フロント前にある売店で販売していました。 

f:id:happydust:20200217121737j:plain
f:id:happydust:20200217121739j:plain

ドライヤーは2つ。高級なものではないですが、まあ普通に使えるドライヤーです。

f:id:happydust:20200217121859j:plain

それでは、まずは内湯に入ってみたいと思います!

内湯は加温・循環ありだが雰囲気よくぬるぬる感の残る浴感

内湯は、左右に洗い場が4つずつついており、正面に大きな浴槽が1つあります。

f:id:happydust:20200217204941j:plain

それ以外に↑こちらの写真に少しだけ写っていますが、右手前に見える樽のようなものが、加温していない源泉そのままの浴槽です。あとで詳しくご紹介します。 

f:id:happydust:20200217205016j:plain

洗い場はシャワーもついており水量も普通ですが、お湯を出しても温かくなるまでかなり時間がかかりました。シャンプー&コンディショナーとボディソープが設置されています。 

f:id:happydust:20200217205019j:plain
f:id:happydust:20200217205022j:plain

それから、宿で源泉を使って手作りされている石けんも置いてありました。

体を洗って、まずは加温浴槽へ。

f:id:happydust:20200217205103j:plain

湯口には小さな観音さまがいました。
浴槽内は循環しているようで、浴槽の中にも熱いお湯が出てくる場所があるのですが、おそらくこちらの湯口から落ちてくるお湯は、循環していない源泉なのではないかと思います。 湯口のお湯を手にすくってにおいをかいでみると、ほんのりと硫黄っぽい香りがしました。

f:id:happydust:20200217205106j:plain

冷鉱泉ですので加温・循環は致し方なしというところかと思いますが、塩素の香りがするようなこともなく、湯音の調節も41度程度の適温で、気持ちのいいお湯でした。

ミニサウナと冷鉱泉の源泉浴槽あり

さて、内湯のすみには実は、小さなサウナがあります。 

f:id:happydust:20200217205136j:plain

2人ぐらい入るといっぱいになってしまいそうなサウナですが……なぜここにサウナがあるかと言いますと……。 

f:id:happydust:20200217205139j:plain

源泉温度15度の冷鉱泉をそのまま貯めている水風呂が、目の前にあるからです!

f:id:happydust:20200217205156j:plain

常にかけ流されているわけではないようですが、こちらの源泉は加温も循環もされていない、源泉そのままのものです。

f:id:happydust:20200217205207j:plain

1人入ったらいっぱいになってしまう大きさで、かけ湯のようにして最後に体にかけている人もいたので、浸かっていいものかちょっと迷いますが、これは浸かっていいんです!
だって、この水風呂に気持ちよく浸かれるためにサウナを作ったんだそうですから。
私もサウナに浸かった後に入ってみました。源泉は15度前後なので、サウナの水風呂としては恐らくちょうどいいぐらいなのではないでしょうか。 冷たすぎることもぬるすぎることもなく、ちょうどよく浸かれました。源泉風呂はつるつる感があって温泉らしいにおいもしっかりするので良かったです。

ちなみにこちらの源泉、常に出ているわけではないのですが、少なくなったら蛇口をひねって足すこともできます。

f:id:happydust:20200217205215j:plain
f:id:happydust:20200217205219j:plain

こちらの蛇口から出る源泉は飲用も可能で、コップも置いてありました。口に含むとほんのり硫黄の香りがしました。

露天風呂はコンパクト&ややぬるめでのんびり浸かれる

サウナも含めて内湯を堪能したあと、露天風呂にも行ってみます。

f:id:happydust:20200217211449j:plain

内湯の奥にある扉を開けた向こうにあります。

f:id:happydust:20200217211504j:plain

女湯ということもあり、塀に囲われていますが開放感はあります。雪があるときなんかは良さそうですね。男湯はもしかしたら、もう少し眺望があるのかもしれません。 

f:id:happydust:20200217211513j:plain

3人ぐらい入るといっぱいになってしまいそうですが、内湯よりややぬるめの温度に設定されており、長湯しやすかったです。 

f:id:happydust:20200217211516j:plain

外の冷たい空気を感じながら、のんびりと湯浴みを楽しむことができました。 

有料だが貸切風呂もあり

今回私は利用しませんでしたが、有料ではあるものの、貸切風呂もあるようです。 

f:id:happydust:20200217211550j:plain

50分2100円。御影石の石風呂です。
ちなみにこの値段と時間の設定は宿泊客用で、日帰り入浴でも貸切風呂は利用可能なのですが、その場合60分3300円になります。

また、脱衣所内に温泉分析書が見当たらなかったのですが、部屋に置いてある冊子を眺めていたらありました。

f:id:happydust:20200217211616j:plain
f:id:happydust:20200217211620j:plain

ph9.4、泉温14.8度の単純硫黄冷鉱泉です。
アルカリ度が高いのでつるつる感があるんですね。
浴室は夜通し利用可能なので、私は深夜にも入りにいったんですが、浴室に向かう廊下の電灯もちゃんとついていてありがたかったです。暗くなっていると、ちょっとこわいなと思ってしまって、深夜は行けなかったりするんですよね……。

【食事】★★★★☆ 朝夕共に工夫が感じられるおいしい食事

今回、夕食はお部屋で、朝食はお食事処でいただきました。
夕食時間帯ごろに食事処の前を通りかかったら、食事処でも食事の用意をしている雰囲気だったので、大人数の場合は夕食が食事処利用になることもあるのかもしれません。ですが基本的には、夕食は部屋食なんではないかと思います。

新木鉱泉旅館のドリンクメニュー

夕食時にいただけるドリンクメニューは、部屋に置いてある冊子の中に掲載されていました。 

日本酒が数種類、1合からいただけます。焼酎はボトルのみでしょうか。
ワインは「秩父ワイン」が、フルボトル・ハーフボトル・グラスでいただけるようです。ワインの中に氷をいれた「ガチ割りワイン」なるメニューもありました。夏には良さそうですね。

f:id:happydust:20200217211745j:plain
f:id:happydust:20200217211805j:plain

あとは生ビールと酎ハイが。

気になったのは「季節限定」ということで掲載されていたこちらの日本酒2種類です。

f:id:happydust:20200217211758j:plain
f:id:happydust:20200217211756j:plain

いずれも生酒でしぼりたての原酒!今しか飲めない!とても気になります。
1合からオーダー可能なので、他にお酒を飲まなければ2合ぐらい飲めるのですけど、今回はサービスのビールの中瓶もあるんですよね。どうしましょうか。 

夕食は自室の掘りごたつでいただく

夕食は「18時でよろしいですか?」という聞かれ方だったのですが、今回はわりとお腹も空いていたのでまあいいかーと思って18時でお願いしました。

個人的には、普段18時で夕食を食べることはめったにないので、少し遅めの時間帯でお願いしたいタイプの人ではあります笑

夕食は、自室の掘りごたつの上に並べていただきます。普通のこたつだと、長時間座っていると腰が痛くなったりしますが、こちらは掘りごたつなので平気です。

f:id:happydust:20200217211917j:plain

 サービスの一番絞りの中瓶もきました!

f:id:happydust:20200217211958j:plain

日本酒をどうするか迷いますが、とりあえずビールをいただきます!

f:id:happydust:20200217212026j:plain

お品書き。箸休めや揚げ物、強肴もついたしっかりした構成のコースです。

f:id:happydust:20200217213147j:plain

先付けはごま豆腐。 

f:id:happydust:20200217213203j:plain

前菜は左から「つぶ貝うま煮」「刺身こんにゃく」「海老チリ風」「赤茄子」「生ハム水菜巻き」

どれもきちんと手作りされたものでおいしい……これはもう、日本酒が飲みたい!

f:id:happydust:20200217213416j:plain

ということで、注文してしまいました。気になっていた「秩父錦」の新酒です。

いただきます!

f:id:happydust:20200217213447j:plain

新酒らしいフレッシュさと甘み、酸味があって、大変おいしいです……。 

f:id:happydust:20200217213220j:plain

お刺身は鮪、イカ、甘エビ。
内陸部の宿ではありますが、刺身も普通に新鮮でおいしいです。

f:id:happydust:20200217213326j:plain

小玉ねぎのクリーム煮、生麩、銀杏。

「温かいうちにどうぞ」と、ちゃんと熱々のものを出していただきました。玉ねぎの甘みを活かした優しい味付けです。

f:id:happydust:20200217213345j:plain

岩魚の塩焼きは、これもかなり熱々で持ってきていただきました。目の前に出されたとたんに、川魚を焼いたときのよい香りがふわーっと漂ったので感動しました。そして、日本酒に大変よく合います。。。

f:id:happydust:20200217214808j:plain

野菜の炊き合わせ。にんじんの飾り切りがかわいいですね。 

箸休めは秩父産椎茸焼き。

f:id:happydust:20200217214820j:plain

肉厚な椎茸を串に刺して焼いています。ほんのり醤油で味付けされていました。 

f:id:happydust:20200217214835j:plain

天ぷらは、海老とししとう、かぼちゃとレンコンというオーソドックスなラインナップ。
天つゆでいただきます。こちらも揚げたての熱々で提供されたのがうれしいです。

f:id:happydust:20200217214848j:plain
f:id:happydust:20200217214901j:plain

上州牛の陶板焼き!肉厚な上州牛です。
サービスでいただいたビールを残したまま日本酒を飲んでいたのですが、陶板焼きをいただきつつビールも飲みきりました。

f:id:happydust:20200217214918j:plain

〆は佐渡産こしひかりと吸い物、香の物。 
お吸い物の中の焼き鰈がおいしかった……。

f:id:happydust:20200217214928j:plain

デザートはいちご、オレンジ、キウイフルーツなどの果物の盛り合わせでした。
部屋食なのに、温かいものはかなり温かいままで出していただけたのがとてもうれしかったです。

食後は、部屋に布団を敷いていただいたんですが、その際明日のお天気と朝食の案内が書かれた紙をいただきました。

f:id:happydust:20200217214942j:plain

弓を射ようとしているイラストがかわいいですね。

朝食は1階大広間で、野菜たっぷりで大変おいしい

翌日の朝食は、1階の大広間で8時から9時の間にいただきます。あらかじめ時間を指定する必要はなく、好きなタイミングで行けるのはうれしいですね。 

f:id:happydust:20200217215009j:plain
f:id:happydust:20200217215015j:plain

席はあらかじめ決まっており、テーブルの上に名前が書かれているプレートが置いてありました。

f:id:happydust:20200217215035j:plain
f:id:happydust:20200217215037j:plain

私の席は一番奥のテーブルでした。
お隣も一人泊の女性だったので、配置についてはある程度気を遣っていただけるようですね。

朝食はこんな感じで、小さなお皿がカゴに入れられていたり、盛り付けも凝っています。

f:id:happydust:20200217215107j:plain

カゴの中のお惣菜たち。
オレンジの液体はにんじんジュースのようでしたが、にんじんだけにしてはすっきりしているので、りんごか何か混ざっているかもしれません。

f:id:happydust:20200217215120j:plain

野菜サラダ、納豆、切り干し大根。
焼き鮭と、付け合わせはふきみそでした。

f:id:happydust:20200217215123j:plain

熱々の茶碗蒸し。

f:id:happydust:20200217215136j:plain

鍋の中は「沢煮」でした。
根菜と豚肉などを細切りにしたお吸い物です。
以前唐沢鉱泉の夕食でもいただきましたが、野菜がたっぷり食べられて体も温まるので、朝食にいただくのもいいですね。

品数多く、量は多すぎず少なすぎずちょうど良くて、大変おいしくいただきました!
ごちそうさまでした! 

実は、新木鉱泉のフロント前にはコーヒーマシンがあり、滞在中いつでも自由に飲めるようになっていました。

「カプチーノ」「ソフトエスプレッソ」「イタリアンブレンド」の3種類。

f:id:happydust:20200221190642j:plain

ただ、GEORGIAのコーヒーマシンなので、ドリップしたコーヒーではなくいわゆる粉をとかしたコーヒーなんですよね。なので別に飲まなくていいかーと思っていたのですが。

f:id:happydust:20200217215150j:plain

朝食後に大広間を出たら、コーヒーマシンとは別に、源泉を沸かして淹れた「源泉コーヒー」が提供されていました。部屋に持っていきやすいようにお盆もありました。

f:id:happydust:20200217215158j:plain

もちろんいただいて、お部屋のこたつでゆっくりといただきましたが、大変おいしいコーヒーでした! 

新木鉱泉旅館のチェックアウト時間は11時なので、食後はもう一度お風呂に入り、ギリギリまでこたつでだらだらしていました。ちなみに部屋の布団は、朝食時に片付けられてしまうことはなく、チェックアウトまで敷きっぱなしです!朝食後もまだまだ楽しめるってすばらしい……。 

【再訪したい度】★★★★☆ 広い部屋のこたつでくつろぐ時間が最高に贅沢だった

ずっと泊まりたいと思い続けていた宿でしたが、期待を裏切らないすばらしい宿でした。

特に、冬限定の掘りごたつが最高でした……Wi-Fiの速度も良好でしたので、ノートパソコンでAmazonプライムビデオを見たりして過ごしました。

f:id:happydust:20200217215446j:plain

風呂上がりにこたつでビールでAmazonプライムビデオ、眠くなったらいつでも布団に潜り込めるって最高ですよね……。

こたつがあるので次来るとしたらまた冬がいいなーと思ったのですが、お風呂的なことで言うと、非加熱源泉の冷鉱泉を楽しむためには、暖かい季節のほうが良いかもしれません。夏ならあの冷鉱泉は、もっと気持ちいいだろうなーと。 

f:id:happydust:20200217215322j:plain

行きは路線バスで来ましたが、チェックアウト後は送迎バスに乗せてもらうことにしました。

送迎バスの出発時刻は「9時50分」か「11時」のどちらかです。西武秩父駅、秩父鉄道秩父駅、秩父神社のいずれかで下ろしてくださるということでした。

人気の宿だと思うので難しいのでしょうけど、8畳の狭い部屋だけでも、休前日に1人泊できたら、しょっちゅう泊まりに来たいすばらしい宿でした。 

【1人旅に優しい度】65点:休前日は1人泊不可だが、泊まってみると1人でも大変居心地が良い

泊まりやすさ 5/20

休前日の1人泊は基本的に不可。ずっと泊まりたかったけれどそのためになかなか泊まれなかった……。それとなぜかじゃらんでは1人泊のプランが出ていないよう。楽天トラベルでは予約可能。

食事場所の配慮 15/20
夕食は部屋食、朝食も1人客は端のほうの席にしてくれていて、配慮が感じられた。

プランの選択肢 15/20 
1人泊の場合、露天風呂付きの部屋には泊まれないなど宿泊できる部屋は限定される。
料理についてはもともとバリエーションがあまりないようで「1人だと予約できない料理コース」などは特になさそう。

ドリンクオーダー  10/20
1合でオーダーできる日本酒が3種類ほど、生ビール、酎ハイ、グラスワインなどあるので、1人で楽しめるお酒の種類が最低限揃っている感じ。

フリーWi-Fi完備 20/20
Wi-Fiはスピードも十分出て、部屋で普通にAmazonプライムビデオが見れた。とても快適だった。