昔ながらの浴室で湯浴み、夕食時はフリードリンクがうれしい
山形県米沢市の白布温泉(しらぶおんせん)は、西吾妻山登山の玄関口となる天元台高原にほど近い、旅館数軒からなる山あいの温泉地です。
春から秋にかけては登山者で、冬にはスキー客で賑わいますが、同じ山形県内の蔵王温泉と比べると静かな温泉地です。
湯滝の宿 西屋は、1人泊用のシングルベッドルームがあることから1人でも宿泊しやすく、夕食では米沢牛のしゃぶしゃぶかすき焼きをめいっぱいいただくことができます。
茅葺き屋根の風情ある木造建築で、浴室でも昔ながらの雰囲気を楽しみながら極上の温泉に浸かることができます。
しかも、米沢牛をたっぷりいただける2食付きのプランで1人で泊まっても1万円代で、かつ夕食時の飲み物までフリードリンクなのですから言うことがありません。
ブログでは初めてご紹介しますが、実は既に3度も泊まっている湯滝の宿 西屋さんについて、レポートしたいと思います。
一人旅をもっと楽しみたい方に向けたエッセイです。
一人で泊まれるおすすめの温泉宿もたくさん紹介しています。
- 昔ながらの浴室で湯浴み、夕食時はフリードリンクがうれしい
米沢駅から路線バスで40分、2名以上なら前日までの予約で送迎もOK
白布温泉の最寄り駅は、山形新幹線の米沢駅。
東京駅から米沢駅までは新幹線で2時間ちょいです。駅前から白布温泉行きのバスに乗り、40分ほどで西屋さんの最寄りである「白布温泉」バス停に着きます。
一人泊でも送迎してもらえることもある
ただ、実は西屋さんでは「2名以上の乗車があれば米沢駅から送迎」してくださるのです。
私はいつも1人で泊まるので、送迎はお願いできないと思ってバスに乗るつもりで予定を組んでいるのですが、宿泊当日の朝に宿から電話があって「もし14時30分に米沢駅に来ていただけるなら宿まで送迎可能です」とご連絡をいただくことがありました。
1人泊でも他に送迎利用のお客さんがいて、かつ送迎車に空席があれば当日にご連絡をいただける、ということのようです。
ただ、当日に電話をいただくのでは予定を立てづらい、という方もいらっしゃると思いますので、おすすめは「13時30分に米沢駅を出るバスに乗るつもりで予定を組んでおく」ことです。
白布温泉行きのバスの出発時刻は、平日も土日も「13時30分発 14時8分着」の後が「15時40分発 16時18分着」です。チェックインは15時からなので13時台のバスに乗るとちょっと到着が早いのですが、15時台のバスではちょっと遅めです。
なので、新幹線などは「13時30分のバスに乗る」ことを想定して手配&予定を組んでおき、前日の夜か当日の朝にでも
「バス利用なので14時10分ごろ白布温泉に着いてしまうのですが、中で待たせていただくことは可能でしょうか?」
と電話で問いあわせてみると良いのかなと。
そうすれば、もし送迎車を利用可能な状況であればご提案いただけるのではないかと思いますし、ダメでも、バスが着いた後中で待たせてもらえるなら寒い思いなどしなくて済むのかなと思いますので。
おそらくですが、西屋さんではお昼ごろから日帰り入浴の営業をしているので、14時過ぎに着いても日帰り客の休憩所などで待たせてもらうことはできると思います。
西屋さんの建物は、昔ながらの茅葺き屋根の木造建築。
玄関から中へ入り、チェックイン手続きを行います。
磨きあげられた床や梁が美しい、フロントでチェックイン手続きを行い、お部屋に案内していただきます。
【部屋】★★★★ Wi-Fiも利用可能な畳敷きの和ベッドルーム
西屋さんの平面図はこちら。
フロント・ロビーからすぐの場所にある「りんどう」「紅花」「こぶし」の3室が畳敷きのシングルベッドルームとなっており、1人での宿泊が可能です。
西屋さんのホームページの「よくある質問」には、一人での宿泊について「お部屋に空きがある平日のみご案内可能です。」と書かれているのですが、現在は土曜日でも1人泊のプランが出ていることが多いようです。ただ、人気なのか土曜日の予約はわりと先まで埋まっています。
鍵のかかる引き戸を明けて、その奥に障子戸があります。障子戸を開けて中へ。
6畳の和室にシングルベッドが置かれています。
実はこれまで3度泊まっているので「りんどう」「紅花」「こぶし」の3室すべてに泊まっているのですが、床の間やクローゼットの位置が異なるため、家具の配置は部屋ごとに少し異なります。
夏の間は掛け布団1枚でしたが、肌寒さが残る時期には毛布なども用意してあり、温かかったです。
また、1人で宿泊可能な6畳の和室にはエアコンはありません。「離れ」の部屋にはエアコンがありますが、本館のお部屋には付いていないようで、夏は扇風機が置いてあります。
白布温泉の標高は900メートルほどで、そこまで高地というわけではないので「真夏は暑いかも」と思いましたが、2022年の8月に泊まった際は特に暑さは気になりませんでした。天候にもよると思いますが、夜は大抵涼しく過ごせるかなと。
家具の配置は少し異なりますが、設備はどの部屋も同じなので1室ぶんご紹介します。
お部屋の隅には鏡台があり、箱ティッシュとアクセサリー入れ、それとドライヤーも置いてありました。
壁にはタオルハンガーがかかっています。
湯沸かしポットが各部屋にあるのはうれしいですね。あとは虫が出たとき用のガムテープなどのグッズと、冷水の入ったポット。
卓上にはお茶セットと、若女将の手作りだという、猫の肉球を形取ったクッキーが置いてありました。このクッキー、サクサクでとてもおいしいです。
枕元には内線電話と夜間用の照明、テレビ。
ベッドのヘッドボードにコンセントが付いているのは、スマホを充電するときに便利なので地味にありがたいです。
浴衣と羽織、使い捨てのスリッパ。タオルと歯ブラシ、足袋ソックスもあります。
ちなみに使い捨てのスリッパは客室内で使うためにあるのではなく、食事処や浴室に行く際に利用します。
日帰り入浴のお客さんや宿のスタッフの方はスリッパや内履きを履いていないので、西屋さんの建物内では特に内履き必須というわけではないようです。ですが宿泊客には浴衣と一緒にスリッパが用意されています。
窓から外を見ると宿の正面の道路に面しているので、窓を開けていると日中は少し車の音などが聞こえます。ただ夜間は、車が通ることもほぼなくとても静かです。
ちなみに、古い木造建築なので、音はけっこう響きます。
ただ、おそらくそれもあってか小学生以下のお子さんの受け入れがない宿なので、泊まっているのは大人のみで基本的には静かです。また、本館1階の3室はいずれも1人用のお部屋なので話し声が気になることもありません。物音が気になりやすい人でなければ大丈夫かなとは思いますが……。
ただ、3度泊まったうちの1度だけ、隣の部屋の方が夜中や明け方にお風呂かトイレか?で何度か部屋の外に出られたのですが、戸の開け閉めをかなり激しくされるのでその音で何度も目が覚めてしまったことはありました。お泊まりになられる際は「戸の開閉音がけっこう響く」ことを頭においておいていただけると、多くの人が幸せに過ごせるかなと思います。
古い建物を快適に使えるようしっかり整えられている宿で、客室ないの雰囲気も良いし、Wi-Fiも利用可能です。
個人的に1つだけ残念だったのは「椅子とローテーブル」という組み合わせなので、PC作業や書き物をするにはちょっと不便ではありました。座卓ではないので、畳に座ってテーブルに向かうと、足がテーブルの下に入らず座りにくいんですよね。
なのでワーケーションなどには不向きではありますが、ここに来たら仕事のことなんか忘れてのんびり湯に浸かったほうがいいよ、ということかもしれませんね。
トイレ・洗面所は共同だが清潔、共用の冷蔵庫もあり
西屋さんにはトイレ付きのお部屋もいくつかありますが、1人泊可能なお部屋はトイレ・洗面は共用です。
また、客室内に冷蔵庫は設置してありませんが、廊下に共用の冷蔵子があり、飲み物などを冷やすことはできます。
トイレと洗面所は、浴室に向かう途中にあります。
昔ながらの洗面所で、ケロリン桶が洗面器として設置してありました。
お湯も出ますし、使い捨ての紙コップやペーパータオル、ハンドソープや消毒用アルコールも設置してあって、不便なく利用できます。
共用のトイレは一瞬「和式か?」と思いましたが、端の個室にウォッシュレット付きの洋式があったので問題なし。トイレも洗面所もとても清潔でした。
自動販売機と雰囲気のいい休憩所もあり
1階のフロント・ロビー周辺には休憩所と自動販売機があります。
自動販売機は品揃えは良くはないですが、サイダーとポカリスエットが変えるのでとりあえずOK。
休憩所は、主に日帰り入浴の方の待ち合わせ用かなと思いますが、建物の雰囲気を楽しめる造りとなっています。
日帰り入浴は11時45分から15時30分まで営業しているそうです。(混雑状況によって変動あり)
【風呂】★★★★☆ 昔ながらの雰囲気の湯滝風呂と、宿泊者専用の貸切風呂
西屋さんには男女別の「湯滝風呂」と、宿泊者専用の貸切風呂があり、いずれも夜通しの利用が可能です。
源泉は「含硫黄-カルシウム-硫酸塩温泉」で、湧出時57度ほどの高温な源泉に井戸水を足して調整しています。
加水ありですが、循環・消毒などはなしのかけ流しです。
1つお断りしておきたいのは、西屋さんの浴室にはシャワーやカランがなく、源泉を汲んで体や頭を洗う、昔ながらの浴室になります。
お湯は中性で、硫黄の香りなども特に強くはないので源泉で頭を洗うのも差し支えはないと思います。どうしてもカランやシャワーがないと……という方は、近所のシャワーがある宿などで日帰り入浴して、頭を洗ってから来るといいかもしれません。
徒歩3分の場所にある中屋別館不動閣の大浴場にはシャワーがあります。18時まで日帰り入浴できるので、チェックイン前に寄ってくるのもありかなと。
1階湯滝風呂はぬるめでマイナスイオンを浴びつつ長湯できる
では、まずは1階にある「湯滝風呂」に向かいます。
浴室でかけ流された湯が足元をざあざあと音をあげて流れていく廊下を歩いて浴室へ。否応なしに期待が高まります……。
廊下の途中にある照明が素敵。
手前が男湯、奥が女湯です。
浴室に入ると、スリッパを置く棚に目印用のクリップが置いてありました。
脱衣所は新しく、清潔です。
カランもシャワーもないけど、浴室のこのスペースで洗えばお湯が浴槽に入らないよ!という説明書きが壁にありました。
洗面台の周りにはシャワーキャップとコットンと綿棒、化粧水と乳液、箱ティッシュ。
ドライヤーも、新しめのものが2台設置されています。
では、浴室へ。浴室の扉は、外れやすいのでそっと開け閉めしましょう。
おお……良い……。
手前の少し広くなっているスペースで体を洗って、湯に浸かります。
シャンプー&コンディショナー、ボディシャンプーはしっかり用意されているので、湯桶で浴槽のお湯を汲んで体を洗います。
浴室の奥のほう、頭より高い位置に湯口があり、ざあざあと音を立てて大量の源泉が常時、注がれています。
湯滝風呂、音も水飛沫も本当に滝のようだった。 pic.twitter.com/VvvNRmCKmE
— 月山もも🍶#ひとり旅本 8刷 (@happy_dust) September 29, 2022
細かい水しぶきを浴びながらの入浴、気持ちいいです。
お湯は40度ほど、ややぬるめに調節されており、外の風も入ってくるの気持ちのいい浴室です。
湯滝の音を聞きながら、湯浴みを楽しみました。
空いているときにいつでも利用可能な宿泊客専用の貸切風呂
もう1箇所の、宿泊客専用の貸切風呂へ。
階段を2階に上り、洗面所の前を通った奥に貸切風呂があります。
予約制ではなく「利用可」の札が出ていたら空室なので利用できます。
宿泊客が多い日はなかなかタイミングが合わず苦労することもありますが、夜通し利用可能なので、ちょっと早起きしたりすると入りやすいと思います。中から鍵をかけて入るので、深夜でも安心ですね。
脱衣所にはシャワーキャップと時計が置いてあり「なるべく1階30分以内で利用のこと」と書かれていました。
浴室へ。湯滝風呂とはうってかわって、静かです。
カランはありますが、水のみなのでこちらの浴室でも、浴槽からお湯を汲んで体や頭を洗います。他に人がいないので、個人的には貸切風呂のほうが頭は洗いやすいなと……うっかり人がいるほうに泡を飛ばしてしまったりということがないので。
湯滝風呂は40度ほどの適温に調節されていますが、こちらはできる限り水を加えず、源泉そのままの熱いお湯が静かに浴槽に注がれています。
そのため、浴槽の中を白い湯の花が舞っているのがはっきりとわかります。
浴槽の湯はかなり熱くなっているので、水道からホースで水を入れて好みの温度にして入ります。ここはできればあまり温くしないで、源泉そのままに近い状態で入りたいですね……。
熱めのお湯に短時間浸かり、しゃきっと目が覚めました。
源泉は同じなのに、湯滝風呂とはまったく趣が違う浴室が楽しめるのがうれしいですね。
【食事】★★★★☆ 米沢牛のすきやき or しゃぶしゃぶとおばんざいバイキング
夕食・朝食共に2階にある食事処「湯の花ダイニング」でいただきます。
夕食は18時開始で、朝食は7時30分か8時から開始時間をチェックイン時に選びます。
食事処に向かう廊下の階段も、磨きあげられていて美しいです。
では、中へ。
入口にドリンクバイキングやご飯などの台があり、左手にテーブルが置いてあります。
各席の間には衝立があるので、視線も気になりにくいですし、自分以外にも1人客がいることが多いので、会場食ですが難易度は低めかなと思います。
夕食時は日本酒やワイン、チューハイやソフトドリンクをフリードリンクで
西屋さんでは、夕食時にいただける主なお酒がフリードリンクとなってます。
ほうじ茶やりんごジュースなどのソフトドリンクの他、赤ワインと白ワイン。
日本酒は辛口1種と旨口1種で2種類。いずれも山形県産のお酒です。梅酒もあります。
それからチューハイが、けっこうな種類揃っています。
私はあまりチューハイを飲まないのですけど、こんなにいろいろあると楽しそうでいいなと。ノンアルのチューハイもありますね。
ただし、ビールと一部の日本酒、ワインは別料金となります。
ビール党の人はちょっと寂しいかもしれないですが、そこまでこだわらなければフリードリンクで気楽に楽しめるのはやはり、ありがたいです。
2022年8月は米沢牛のしゃぶしゃぶコース
夕食は「米沢牛のしゃぶしゃぶ」か「米沢牛のすきやき」からどちらかを選びます。
2022年8月にはしゃぶしゃぶを選択したので、まずはご紹介します。
料理の説明がすべて紙に書いてあるのは、個人的には大歓迎です。口頭で説明されても、忘れてしまうので……。
「本日のおばんざい」は8種類ほどのおばんざいをバイキング形式でいただける、というもの。
フリードリンクコーナーや、おばんざいのバイキングを利用する際は手袋を使用します。手袋とゴミ箱が各テーブル毎に置かれているのが素敵。
おばんざいは、今回はこんな感じでした。夏野菜のおかずや枝豆があって、夏らしさを感じるメニューです。
お酒はやっぱり日本酒を……。
では、いただきます!
前菜盛り合わせは、上の星がついてる小鉢から時計回りに「キャベツの重ね蒸しジュレ添え」「焼き茄子の山形だし和え」「彩野菜のテリーヌ」「生春巻き」「おくら海月」「合鴨チーズ挟み」
見た目にもきれいで、味も良く、お酒がすすみます。
かぼちゃのポタージュスープはバイキングコーナーから。滑らかでおいしくおかわりしたくなりました。なすの揚げ浸しもしみじみとおいしい。
蓋付きの器に入っていたのは、郷土料理の「冷汁」
野菜や山菜、干し椎茸などの入った冷たい汁物に、蕎麦あられを混ぜていただくというもの。
ポリポリとした食感がおもしろいです。
そしてメインのしゃぶしゃぶ!
旅館の夕食ですき焼きやしゃぶしゃぶが出ることはわりとよくありますが、野菜もお肉もこんなに量がたっぷりあるのはなかなか珍しいのではないでしょうか。
固形燃料の鍋ではなく、1人でもちゃんとカセットコンロとしゃぶしゃぶ鍋を用意していただけるのもうれしい。
ポン酢とごまだれでシンプルにいただきましたが、まさに、とろける味わいでした。
米沢牛と野菜は19時30分まで追加オーダーも可能です。あまりのおいしさに、一口食べた後にお替わりすることを本気で考えましたが、食べ終わるころにはお腹がいっぱいでした……。
ちなみに、周りを見渡したところ、しゃぶしゃぶよりもすき焼きのほうが人気が高いようです。
ただ、すき焼きだとどうしても、白いご飯が食べたくなるのですが、しゃぶしゃぶだとご飯には手を出さずに終われたのでそれはそれで良いかも……。ご飯もセルフサービスなので、食べないならよそわなけばいいだけで、ご飯を残してしまう罪悪感にかられなくてすむのもいいです。
ちなみに、西屋さんでは夕食時はお味噌汁などの提供はないので、しゃぶしゃぶを食べ終わった後だと汁物がないのでご飯を食べたいと思わないんですよね。個人的には、味噌汁があると「じゃあ軽めに一膳だけ」などと考えてしまうので、味噌汁なくて良かったと思っています。
デザートのフルーツポンチをいただいて、ごちそうさまでした。
2021年9月にはすきやきコースをいただきました
2021年9月に宿泊した際はすきやきをいただいたので、こちらも簡単にご紹介したいと思います。
しゃぶしゃぶのときと同様に、料理については説明書きがありました。
この日もやっぱり日本酒を。
おばんざいバイキングは、こんな感じで大皿にラップをかけた状態で提供されます。
この日は、秋が近づいていたからかさつまいも料理や、山形名物の玉こんにゃくもありました。
そしてすき焼き!
こんな感じで、美しくサシの入った米沢牛が鍋の中にセットされた状態で提供されます。
コンロで加熱すると、割り下が煮えていい感じで火が入りました。
すき焼きだとやっぱり、ご飯がおいしいんですよね。すき焼き丼っぽくしたり、卵もご飯に合いますし……。
お腹いっぱいだけどフルーツポンチはちゃんといただいて、ごちそうさまでした。
朝食もハーフバイキングで、お腹いっぱいに
朝食も、ドリンクや温泉卵、納豆、ふりかけなどは食べたいものだけをいただくハーフバイキング方式。
温泉卵や納豆、焼き海苔やふりかけなどのご飯のお供って、全部並べられても「そんなにご飯食べられないし!」ということになりがちなので、食べたいものだけを取る方式はいいなと思います。
おかず類も、焼き鮭やひじきの煮物、明太子など基本をおさえたラインナップです。
温泉卵も絶妙な茹でかげんで良い。
最後にコーヒーとヨーグルトをいただきます。
お腹いっぱいでごちそうさまでした!
チェックアウト後は西吾妻山登山へ
チェックアウト後は、天元台ロープウェイから西吾妻山に登山しました。
チェックアウト時は、お部屋毎に靴を並べてくれていたので、間違いがないしありがたいですね。
なかなかの良い天気で、楽しめました。
こちらは、昨年の9月中旬ごろの写真です。
9月中旬で紅葉色づきはじめだったので、今年もそろそろでしょうか。
【再訪したい度】★★★★☆ 食事もお湯も良く、快適に過ごせる
古い建物の良さを残しつつ、快適に過ごせるようにきちんと手を入れられている宿だと思います。
食事もおいしいですし、これだけたっぷりの米沢牛を出していただいて、お酒もフリードリンクで土曜日でも税込1万円台で泊まれるのは本当にありがたいなと。
既に3回泊まっているので、またそのうち、西吾妻山の登山と合わせて宿泊したい宿です。人気が出すぎて休前日に泊まりにくくなるんじゃないか……ということだけが心配ですね。
【1人旅に優しい度】65点:会場食ではあるが、1人でも気兼ねなく楽しめる宿
泊まりやすさ 15/20
3室のシングルベッドルームがあり、土曜日の宿泊も可能だが人気なので週末の予約は早めに埋まることが多い。
食事場所の配慮 10/20
朝夕食事処だが、衝立もあるし1名でも人目を気にしなくて済むよう配慮いただいているのがわかるし、自分以外にも1人客がいることが多い
プランの選択肢 15/20
1人泊のときと2名以上のときと基本的には選べるプランは変わらない。
宿泊可能な部屋は、1名の場合シングルベッドルームに限定される。
ドリンクオーダー 10/20
フリードリンクの範囲内で楽しむなら、1人でも問題なく楽しめる。
有料のお酒は基本的にボトルでの提供なので1名ではなかなかオーダーできない。
フリーWi-Fi完備 15/20
Wi-Fi提供あり、速度も特に問題なく利用できた。
一人旅をもっと楽しみたい方に向けたエッセイです。
一人で泊まれるおすすめの温泉宿もたくさん紹介しています。