温泉ブログ 山と温泉のきろく

山好き女子の温泉と食と山旅の記録です。

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小谷温泉 雨飾荘 宿泊記 雨飾山登山の前後泊に最適な山の美食宿に一人泊

山中の温泉宿とは思えないほどおいしい食事とかけ流しの温泉を楽しめる

小谷温泉は、新潟県と長野県の県境に位置する長野県の小谷村にある温泉地です。
雨飾山の長野県側の登山口のある雨飾高原内に位置するため、登山後の入浴や登山前後の宿泊にも利用されています。

「登山口近くで登山者が多い宿」というと、山小屋的な宿を想像される方も多いかと思いますが、今回ご紹介する雨飾荘はかけ流しのお湯もすばらしく、お部屋やサービスもきちんとした温泉旅館そのものなので、登山をせずに宿でのんびり過ごすのを目的に宿泊しても満足度の高い宿です。

特に食事は、山深い場所にある宿の料理とは思えないほど繊細でおいしく「2020年に泊まった食事がおいしかった宿」で第3位に選んでいます。

営業期間がGWごろから11月中旬ごろまでなので、このすばらしい料理を楽しめるのも今年はあと少し!

10月は雨飾高原の紅葉を楽しめる絶好のシーズンだと思いますので、ご紹介したいと思います。

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2020年10月に著書が発売となりました。
一人旅をもっと楽しみたい方に向けたエッセイです。
一人で泊まれるおすすめの温泉宿もたくさん紹介しています。

 

松本駅からリゾートビューふるさとで南小谷駅へ向かい、バスで雨飾高原へ

雨飾荘の最寄り駅は、大糸線の「南小谷駅」です。
今回は、松本駅まで特急あずさ号を利用し、松本で快速電車「リゾートビューふるさと」に乗り換えて向かいます。

リゾートビューふるさとは、土日を中心に指定日のみ運行している快速電車で、全席指定なので指定席券を購入しておく必要があります。指定席券はえきねっとでも予約可能です。

松本駅を11時43分に出発し、終点南小谷駅には14時4分に到着します。

こちらは途中駅の穂高駅で撮影した写真です。穂高駅では30分以上の停車時間があります。のんびり進む観光列車です。

そして、アルクマラッピング!!かわいい……。

車窓にもアルクマが……。
このアルクマラッピングは2022年12月25日をもって終了とのことですので、乗れるのはあと2ヶ月ほどですね。

南小谷駅からは14時30分発の小谷村の村営バス「雨飾高原行き」に乗り、15時11分に終点雨飾高原に着きました。リゾートビューふるさととの乗り継ぎがスムーズなのはありがたい。

「雨飾高原バス停」から5分ほど歩いて、本日のお宿「雨飾荘」に着きました。

時刻は15時を過ぎていたので、すぐにチェックイン。
ちなみに雨飾荘は14時からチェックイン可能な宿です。ただし、チェックアウトは9時30分と少し早め。登山や散策をされる方が多いから、早めにチェックアウトする方が多いのかもしれないですね。

本当はもう少し早く着きたかったけれど、バスだと15時11分雨飾高原着の1本前は、12時48分着なので、それだとちょっと到着早いんですよね。

フロントでチェックインを行い、部屋に案内していただきます。

【部屋】★★★★ 快適なツインルームだがWi-Fiはちょっと弱め

雨飾荘は全13室の宿で、客室はすべて建物の2階にあります。

階段を上って2階へ向かうと、廊下には予備の浴衣と「夜のお散歩用」のライトが置かれていました。

後ほどご紹介しますが、宿から徒歩数分の場所に「雨飾高原露天風呂」があって21時まで入浴可能なので、主にそのとき用でしょうね。

今回宿泊する「マロニエ」のお部屋は洋室のツインルームです。
紅葉シーズンなどの繁忙期は、1人泊は「8畳の和室」のプランしか出ていませんが、この日は比較的空いているタイミング(真夏の平日)だったので、ツインルームも1人で予約できました。
8畳和室のほうが若干お安いので、和室が空いていればそちらが良かったのですが、空いてなかったのでした。

ダークブラウンの家具で統一された洋室はなかなかおしゃれ。

ライティングデスクのほかにテーブルもあります。

ライティングデスクなのか鏡台なのか……正面に大きな鏡がありました。
鏡に向かってPC作業するのは、何となく気が散りそうですね。。。

冷蔵庫には雨飾山の湧き水が入ったピッチャーが3本も入っていました。

金庫の橫には湯わかし&保温ポットが。

お茶うけのお菓子も2つ、お茶やインスタントコーヒーもなんだかたくさん置いてあります。

今回2泊するので、最初から2泊ぶんのアメニティを置いてくれたようです。

浴衣と足袋、タオルもすべて2組ありました。(ツインルームだからでしょうか……)

バスタオルには宿の名前が刺繍されており、フェイスタオルも上質な素材です。
カゴの中にはドライヤーとヘアブラシ。

ユニットバス付きのお部屋ですがトイレにはウォッシュレットは付いていませんでした。

快適なお部屋でしたが、Wi-Fiはちょっと弱めで残念。山奥で、ドコモの電波も弱めだったのでネット接続については「快適」とは言いがたかったです。

飲料の自動販売機あり。ほぼ市価で良心的なお値段

雨飾高原には、コンビニや商店などはありません。館内には飲料の自動販売機はありました。

コーヒーやお茶、ジュースやスポーツドリンクなど基本的なものは揃っていますが、お酒はなし。お値段はほぼ市価で、良心的でした。

【風呂】★★★★☆ 日帰り入浴休止中のため、かけ流しの源泉をゆったり楽しめる

雨飾荘の浴室は、1階に男女別の大浴場があります。
それぞれに露天風呂がついており、時間帯による交換はありません。

コロナ禍前は日帰り入浴の受け入れがあり、私も以前キャンプ場にテントを張って雨飾山に登った際は、帰りに雨飾荘に立ち寄らせてもらいました。

しかし、現在は日帰り入浴は休止しています。登山客にとっては痛手ではありますが、宿泊客にとってはいつのタイミングでもゆったりと入浴できるのでありがたいですね。

大浴場はチェックインから翌朝9時まで、夜通しの利用が可能です。早朝から登山を予定していても、朝風呂に浸かってから出かけることができます。

片側に脱衣カゴが並び、片側に洗面台が2つあるシンプルな脱衣所。
洗面所にはシャワーキャップが置いてありました。化粧水などのアメニティはないので、持参する必要があります。

泉質はph7.2、ほぼ中性のナトリウム炭酸水素塩泉。肌に優しいお湯ですね。
毎分240L湧出しており、2つの大浴場を満たすには十分な量でしょう。源泉温度が50度以上と高めなので温度調節のために加水していますが、加温・循環・消毒はなし。かけ流しのお湯を楽しめます。

浴室へ。手前にシャワー付きの洗い場が4箇所あり、奥に内湯、そのさらに奥に露天風呂があります。この配置だと、洗い場で体を洗っている人のシャワーが浴槽に飛んで来たりしないので良いですね。

カランなどの設備も新しく、清潔です。

ラコンサのノンシリコンシリーズのシャンプー&コンディショナー、ボディシャンプーが設置してありました。

では、体を洗ってから内湯へ。

茶褐色の色がついており、濁りはなく透明なお湯。
やや熱めで、つるつるとした浴感が気持ちよい、いいお湯です。

湯口の岩の周りには源泉の成分が付着し、茶色く染まっています。

体が温まってきたところで、露天風呂へ。

目隠しのネットが張られているのは少し残念ですけど、女湯は仕方ないか。
茶褐色のお湯の色が、明るい屋外だとよりはっきりわかりますね。

お湯に浸かると、ネットの上から山並みが見えて、なかなかいい眺め。
快適で湯もすばらしい浴室で、滞在中何度も湯浴みを楽しみました。

徒歩3分の場所にある雨飾高原露天風呂も利用可能

もう1箇所、雨飾荘滞在中に楽しめるのが、宿から100メートルほどの場所にある自然の中の露天風呂「雨飾高原露天風呂」です。

寸志で入浴可能で、休日などは宿泊客以外もたくさんの方がおとずれます。夕方など、なるべく空いているタイミングで入りに行きたいですね。

以前は混浴でしたが、現在は壁で完全に仕切られていますので、日があるうちであれば女性でも安心して入浴可能です。

10時から21時まで入浴でき、雨飾荘では夜間に入浴するとき用のライトなども貸し出していましたが、宿のすぐ近くとは言え完全に自然の中ですので、女性1人では夜間には行かないほうがいいとは思います。

ブナの原生林に囲まれたすばらしいシチュエーションの露天風呂で、かけ流しのお湯を楽しむことができました。

【食事】★★★★★ 2連泊してもバリエーション豊富でまったく飽きない

雨飾荘では、夕食・朝食共に1階の食事処でいただきます。

テーブル席とカウンター席がありましたが、この日はテーブル席のみしか使われていませんでした。

ドリンクカウンターを囲むカウンター席も、なかなかいい雰囲気でしたが、宿泊客は基本テーブル席での食事なのかもしれませんね。コロナ禍以前は、雨飾荘でも昼食営業を行っていたので、カウンター席はランチで混雑したタイミングで使われていたのかなあ、などと考えたり。

雨飾荘のドリンクメニュー&別注料理メニュー

ドリンクメニューはこちらです。

1合からいただける日本酒が5種類ほどと、4種類の日本酒が楽しめる「利き酒セット」があるのはうれしいですね。

生ビールはプレミアムモルツで、あとは「小谷村特産焼酎」があるのには驚きました。

ワインも小谷村産のもので「さるなし」のワインはちょっと珍しくて気になります。
そのほかにも信州産ワインが何種類かあり、赤も白も2種類ずつ、グラスでいただくことができるようです。ウィスキーも信州産の「信州」「ツインアルプス」が提供されていました。

利き酒セットは、定番の「白馬錦」「大雪渓」「雨飾山」という、この地域を代表する銘柄3種類と「オススメ酒」の4種。

「小谷錦」「雨飾山」は1合瓶が用意されていました。こちらは、お部屋でいただくのも良さそうですね。

それから別注の料理メニューです。

馬刺し、プレミアム牛の陶板焼き、岩魚の骨酒や塩焼き。そして、夕食のコースの中に「椀そば」が含まれるのですが、それをざるそばに変更できるようです。

別注料理については夕食が開始してから注文することはできず、17時までに内線でオーダーする必要があります。客室内に別注料理のメニューが置いてあるので、オーダーするつもりがある場合は早めにチェックしておいたほうが良いです。

1泊目の夕食、メインは信州牛のすき焼き

お楽しみの1泊目の夕食。

席に着くと、前菜と食前酒、お品書きがセットしてありました。

お品書きを眺めて……これは間違いなく、日本酒が飲みたいラインナップです。さっそくお酒をオーダーしてから食前酒のさるなし酒を。甘さ控えめで爽やかな味わいの果実酒です。

3種の前菜は左から時計回りに「みずな旨煮」「つる菜おひたし」「夕顔」です。
野菜たっぷりでうれしい。どれも優しいお味です。

利き酒セットをいただきつつ……もう1品の前菜「信州ハーブ蒸し鶏」と「野菜のキッシュ」を。

洋風の味付けもお上手でした。

お刺身は、鰆、甘えび、信州サーモンの3種盛り合わせ。

脂がのった信州サーモン。山の宿ですが甘えびも新鮮でおいしいです。

ガラスの器に入った、緑色のスープのようなこちらは……。

「山うどの茶碗蒸し」でした。山うどはペースト状になっていて、ほのかな苦みを感じさせる繊細なお味。

焼き物は「シナノユキマスの醤油麹焼き」
きゅうりの上にのっているのは、信州の郷土料理の「こしょうみそ」という辛味のある味噌です。これだけでもお酒が進む味。

台の物は「信州牛のすき焼き」

そして手打ちの「椀蕎麦」です。

しっかりした歯ごたえのある蕎麦で、冷たいおつゆでさっぱりといただきました。
別注でざる蕎麦に変更できるそうですが、たしかに、つけつゆでいただいてもおいしそうです。

天ぷらは、ズッキーニと「コリンキー」という品種の生でも食べられる柔らかいかぼちゃ。それから「海苔に似た味のするノリ菜」とご説明いただいたのだけど「おかのり」のことかな……。温かい天つゆで、揚げたてをいただきます。

〆は小谷産コシヒカリと信州味噌のお味噌汁、野沢菜などのお漬物。

デザートはメロンと「アカシア」のアイスです。お腹いっぱい!

2泊目の夕食、岩魚の骨の唐揚げに感動!

2泊目の夕食も、前夜と同じ席でいただきました。

お品書きはこちら。昨日とはまったく異なるメニューです。

前菜。左上から時計回りに「塩丸いか」「白馬豚叉焼」「うどきんぴら」その橫にお品書きには書いてないけど八幡巻きもありますね。
それから「信州サーモンスモーク」です。

昨日はお刺身でいただいた信州サーモン、スモークにするとまた、味が濃くなっておいしいですね。

食前酒はアカシア酒。昨日は「さるなし」でしたが、ちょっと珍しい果実酒が楽しめるのもうれしい。

ガラスの器に入っているのは「焼き茄子ゼリー寄せ」です。見た目も味も繊細で、技巧を感じさせる一品です。

この日は、前日に利き酒でいただいたお酒の中で最も気に入った「雨飾山」を1合お願いしました。

いただきます!

この日のお刺身は清流岩魚の姿造りです。

ワサビをその場でおろしていただくのも楽しい。

そしてこの岩魚は、身を食べ終わった後に骨を唐揚げにして出してくださいました。

骨はパリパリ、骨の周りはゼラチン質っぽい食感で、大変おいしかったです。岩魚の姿造り、山の宿でたまにいただく機会ありますが、骨の唐揚げはあまりお目にかからないので感動しました。

蒸し物は「長芋の養老蒸し」です。表面が綿あめのようにふわふわになっていて、どうやって作ったんでしょうか……。

蓋物は「信州牛の煮込み」で、デミグラスソース仕立てでした。こちらの料理長は洋風の味付けもとても上手ですね。

そして、この日のメインは「信州プレミアム牛A5ランク 岩塩と生ワサビで」

なるほど。岩魚と一緒に生ワサビが出てきたのはメイン料理への序章でもあったんですね。美しくサシの入った信州牛を、ワサビと塩でさっぱりといただきました。

唯一蕎麦のみ、昨日と同じでしたが、これは大変おいしいので毎日でも食べたいです。

本日の天ぷらは「海老の香り揚げ」とナス、それからわさびの葉です。辛味は感じないけれど、香りがわさび!

ご飯と信州味噌のお味噌汁。デザートはすいかと杏のアイス。
2泊しましたが料理の内容はほぼすべて変わっていて、まったく飽きませんでした。

雨飾荘の朝食はのどぐろ一夜干しがうれしい

2泊したうち1泊は、雨飾山登山で早朝出発したのですが、1泊は宿で朝食をいただきました。

基本を抑えた和食です。おかず豊富ですね。

焼き魚は「のどぐろの一夜干し」です。付け合わせのこしょう味噌はピリ辛でご飯にも合います。

温泉卵のゆで加減も完璧で、お味噌汁もおいしい。

野菜サラダは上にポテトサラダがのっています。野菜のおかずが盛りだくさん。

湯豆腐も野菜やきのこがたっぷり入っています。
湯豆腐のお湯はただのお湯ではなく「蕎麦湯」です。ほのかに蕎麦の香りがする湯豆腐、おいしくいただきました。

雨飾荘の朝食幕の内弁当弁当と登山プランの携帯食

今回私は、2泊のうち1泊を「登山プラン」で予約していました。
登山プランには

(1)朝6時に登山口まで送り(迎えはなし)
(2)朝食の代わりに幕の内弁当
(3)行動食として菓子パン2個
(4)下山後に大浴場で入浴可能

という特典がついていますので、登山をするならかなりお得です。

朝食のお弁当は夕食後に手渡されたので、出発前にお部屋でいただきました。

野菜のおかずもしっかりあり、ソーセージ、からあげ、焼き魚とたんぱく質も取れるおいしいお弁当でした。

そして、行動食としていただいたパンがこちら。

宿泊したのは8月中旬だったのですが、賞味期限は2ヶ月後という長期保存可能なパンでした。
あんパンとクリームパン、山頂でおいしくいただきました。

登山プランなら登山口まで送りあり!雨飾山登山へ

登山プランの特典で、朝6時に登山口のある雨飾高原キャンプ場まで宿の車で送っていただき、雨飾山登山へ。

実は、雨飾荘に宿泊したのは8月なんですが、この記事を更新する10月上旬ごろがちょうど紅葉シーズンなので、以前10月上旬に登ったときの写真をご紹介します。

登山口から2時間ちょっとで「布団菱」と呼ばれる岸壁が眺められる眺望スポットへ。
このあたりがちょうど紅葉していてきれいでした。

さらに高度をあげていくと、山肌が赤や黄色に染まる、紅葉シーズンならではの美しい光景を眺めることができます。

山頂周辺は針葉樹が多いので紅葉はそれほどでもありませんが、ここまで来ると新潟県側から登ってきた登山者と合流するので、ものすごい人です。山頂までずっと、列をなして歩いていく感じでした。

紅葉シーズンの雨飾山はたしかに美しい!ですが、かなり混雑するので、私は1度でもういいかな……と思ってしまい、2度目は夏に登りました。

アルプスほど標高が高くないので暑かったですが、空いていて楽しかったです!

雨飾山登山の注意点としては、ルート中にトイレがなく、携帯トイレブースがあるのみなので、携帯トイレを持参したほうが良いです。登山口に自動販売機があるのですが「予備を買っておこうかな」と思ったら、電源が入っていませんでした。

また、雨飾高原キャンプ場にテントで前泊して登る際は、以前は登山者サイトは予約不要でしたが、現在は要予約となっています。「雨飾山登山プラン」という、レイトチェックアウト可能なプランがありますので、そちらで予約すればテントを張ったまま登山して、15時までにチェックアウトすれば良いので便利です。

雨飾高原キャンプ場については、こちらの記事でもご紹介しています。

【再訪したい度】★★★★☆ 紅葉シーズン以外の静かな季節にまた泊まりたい

とにかく食事がおいしいし、お湯もいいし、サービスも良い宿です。
繁忙期以外は2食付き2万円以下で1人泊できて、自然を満喫して秘湯感も味わえるので、登山をする人以外にもぜひ泊まってほしいし、私自身、登山めあてじゃなくてもまた泊まりたいと思っています。

もしかしたらもう改善されているかもしれないのですが……客室内のWi-Fiだけ、それなりの速度で使えると完璧なんだけどな、と。
こんな自然の中に来てまで仕事しようと思わないほうがいいんでしょうけれど、ワーケーションでの利用は考えないほうがいいでしょう。自然とお湯とおいしい食事に癒やされる旅として計画するのが良いと思います。

【1人旅に優しい度】50点:他はいいのだけどWi-Fiだけ改善されるとありがたい

泊まりやすさ 10/20
紅葉シーズンの週末は1人泊は難しいが、平日なら1人泊可能。ただし紅葉シーズンは繁忙期で料金もアップする。
紅葉シーズン以外なら8畳和室の部屋なら休前日の1人泊も可能。

食事場所の配慮 5/20
朝夕食事処でテーブル席。衝立などは特にないので気になる人は気になると思う。

プランの選択肢 15/20 
1人泊のときと2名以上のときと基本的には選べるプランは変わらない。
広めの10畳和室には1人では泊まれない。

ドリンクオーダー  15/20
1合で注文できる日本酒が5種類。利き酒セット1種類。
グラスワインが赤白2種類ずつあり、1人でもそれなりに楽しめるラインナップ。

フリーWi-Fi完備 5/20
宿泊した部屋のみかもしれないし、現在は改善されているかもしれないけれど、Wi-Fi不安定でスマホの電波もちょっと弱いので、改善されているといいなと思う。

◆ お知らせ ◆
2020年10月に著書が発売となりました。
一人旅をもっと楽しみたい方に向けたエッセイです。
一人で泊まれるおすすめの温泉宿もたくさん紹介しています。