温泉ブログ 山と温泉のきろく

山好き女子の温泉と食と山旅の記録です。

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関東甲信越と静岡県でひとり旅初心者におすすめの極上湯の温泉宿28軒

首都圏から行きやすいエリアで、朝食も夕食も個室で気兼ねなく食べれてかつ、お湯も良い温泉宿を探せ

2019年の3月に「一人旅初心者におすすめできる極上湯の温泉宿まとめ」という記事を公開してから4年以上の月日が流れました。

多くの方に読んでいただいたこちらの記事ですが、少し情報が古くなっているところもありますので、この4年間で泊まった宿の情報を追記しつつ、新たに記事を公開することにしました。

以前の記事では「朝夕部屋食か個室食」で「休前日も1人で泊まれる」ことを条件にしていました。しかし「休前日も1人で泊まれる」かどうかは、同じ宿であっても季節によって変動することもあるため、本稿では

・平日か休前日かは問わず、2食付きで1人で泊まれるプランがある
・部屋食または個室食で人目を気にせず食事ができる

ことを選定の条件としました。もちろんすべて「お湯がいい宿」を選んでいます。

記事公開日時点で「休前日1人で泊まれる宿かどうか」は各宿の情報に記載していますが、季節によって変動もあるため参考程度に見ていただければと。平日休みの方や「平日に休みが取れたから1人で温泉に行ってみよう!」というときにも参考にしていただける、より実用的なリストになったのではないかと思っています。

また「部屋食・個室食」は専用のプランで予約する必要があったり、備考欄に希望を書いたり、別料金での対応となるケースも含まれています。都度説明を入れていますので、予約される前に一読ください。

全国で1記事にすると宿の数が多くなりすぎるため、今回は首都圏から足を運びやすい「関東甲信越+静岡県」についての記事としました。

需要がありそうでしたら「東北・北海道編」「西日本編」もいずれ作ろうと思っています。

◆ お知らせ ◆
2020年10月に著書が発売となりました。 一人旅をもっと楽しみたい方に向けたエッセイです。
一人で泊まれるおすすめの温泉宿もたくさん紹介しています。

 

群馬県でひとり温泉旅初心者におすすめの宿2軒

湯檜曾(ゆびそ)温泉 清風かおる湯宿 林屋旅館

休前日も1人泊OK・1泊2食付き14,300円~

林屋旅館は、上越線の水上駅からバスで10分ほどの湯桧曽温泉にある、全11室の小旅館です。

私自身が「ひとり温泉旅初心者」だった頃に「1泊2日で無理なく行けて、朝夕部屋食」であることから宿泊を決めた、思い出深い宿でもあります。著書でもご紹介していますが、谷川岳登山前後に泊まる方も多い宿です。

私自身、最初の宿泊は登山を始めるよりも前のことだったのですが、登山を始めてからは谷川岳登山の前後にも何度かお世話になっていて、これまで4度宿泊しているお気に入りの宿です。宿泊レポートも公開しています。

朝夕お部屋にお膳を運んでいただける、新鮮な源泉に夜通し浸かれる宿

お部屋はすべて和室ですが、広さや、窓から渓流を眺められるか、道路側かなどで宿泊料金は若干異なります。

すべての部屋に洗面・トイレ付きで、室内の設備も新しく、快適なお部屋です。

浴室は内湯のみで、こぢんまりとした小浴室と、やや広めの中浴室の2つの浴室があります。お湯はぴりっと熱めの単純温泉。加水加温循環消毒なしのパーフェクトなかけ流しです。

2つの浴室は、だいぶ以前は時間帯で男女の交代制だったのですが、最近は小さいほうが女湯、大きいほうが男湯と固定されていることが多いようです。女性の宿泊客が多い日などは変更もあるのかもしれません。

食事は部屋食ですが、お膳を運んでいただく昔ながらのスタイル!

生ビールをオーダーしたら、こんもりと美しい泡が乗った状態で提供されました。お部屋で生ビールを注文すると泡が消えかかっていることが多いので、うれしいですね。

それから地酒の小瓶をオーダーしたら、氷が入った桶で提供されました。風情があって素敵ですね。

いただきます。

料理はイワナの塩焼きや鯉の洗い、牛肉の陶板焼きなど山の宿の定番メニューですがどれも味は良いです。

天ぷらは後から熱々を持ってきてくれるし、春には山菜の天ぷらが並びました。

朝食もお部屋にお膳を運んでいただきます。アルミホイルに包まれているのはキノコのホイル焼きでした。朝からお酒が飲みたくなります。

宿の方のサービスも温かく、交通の便もそこそこ良く、土曜日も1人で泊まれる、1人旅初心者に自信を持っておすすめできる宿です。

谷川温泉 檜の宿 水上山荘

平日のみ1人泊可能・1泊2食付き26,400円~

水上山荘は、上越線水上駅から車で10分ほどの場所にある谷川温泉にある宿です。最寄り駅は先にご紹介した林屋旅館と同じですが、こちらは定期のバス便はありません。ただし、宿に電話すれば水上駅までは送迎してもらえます。

新幹線利用の場合は上毛高原駅が最寄りとなりますが、送迎は水上駅までなので上毛高原まではバス利用となります。

1人で泊まれるのは基本的には平日のみ、かつ、現時点では直前に空室があるときのみプランが出るという方式で、宿泊難易度はやや高めの宿です。晩秋ぐらいになると少し先の日程まで予約できることが多いですかね。こまめにチェックしているとけっこう空室は出ているし、直前で空室があればまれに土曜日1人泊のプランが出ていることもあります。

そんな一人泊難易度高めの宿を紹介しなくても……と思われるかもしれませんが、すばらしい宿だからです!最初は友人との旅で宿泊したのですが、それでかなり気に入ってしまいまして。どうしても1人で泊まりたくてその後3度、1人で泊まっています。

谷川岳を眺めながらやや温めのお湯に浸かる至福の時間

お部屋はすべて和室となり、大きな窓から晴れていれば谷川岳を眺めることができます。しかし……私が泊まったときは谷川岳はいつも、見えそうで見えない……。

客室に温泉浴室が付いている部屋もあり、こちらも直前に空室があれば1人で泊まれます。私はここの客室風呂が好きすぎて、金曜日とか日曜日に空室があると他の予定をキャンセルしても泊まりに行ってしまったりします……。

ややぬるめで、ほのかに卵臭のする源泉が常時かけ流されています。

この宿の浴室は客室風呂、大浴場すべてが「谷川岳を眺めながら湯に浸かれる」よう工夫されており、浴室の中に石で造られた椅子があるのが特徴です。

浴槽内の椅子に座ってのんびり、谷川岳を眺められるのです。(私が泊まるといつも曇っていて、残念ながらここで谷川岳を見れたことはないのですけどね……)

食事は朝夕共に個室でいただきました。部屋ごとに担当者が決まっているようで同じ方が給仕してくれます。

ドリンクメニューには群馬県内の地ビール、地酒が並んでいます。どんな料理にでも合うので、ついいつも水芭蕉のスパークリング日本酒をオーダーしてしまいます……。

料理は味も良いですし、見た目にも美しい!〆のご飯が季節によって変わる炊き込みご飯なのも気に入っているポイントです。

宿泊難易度はやや高めですが、湯使いにも浴室にもこだわりがあって食事もおいしい宿です。予約できれば、ひとり旅初心者の方にもきっと、楽しんでいただけると思います。

栃木県でひとり温泉旅初心者におすすめの宿3軒

奥日光 湯元温泉 紫雲荘

休前日1人泊OK・1泊2食付き12,650円~

奥日光湯元温泉の紫雲荘は、私自身が初めてのひとり温泉旅で宿泊した、思い出深い宿です。夕食も朝食もお部屋でいただける小規模な旅館ということで選びましたが、食事もおいしく宿の人の対応も温かく、お湯もすばらしくてとても気に入り、以来10回近く宿泊しています。

もともと1人泊専用の部屋があって土曜日も1人で泊まれることからよく利用していて、ブログでも「1人旅におすすめの宿」として何度も紹介していたのですが、その甲斐あってか?人気の宿になり、休前日はかなり前から予約しておかないと最近は泊まることができません。

じゃらんなどでも予約は受け付けていますが、公式サイトからの予約が1番取りやすいと思います。

私自身の「初めての温泉ひとり旅」で宿泊した小旅館

本当に何度も紹介している宿なのでさらっとご紹介します。気になる方は宿泊レポートを見ていただければと。

客室はシンプルな和室で、1人泊の場合はチェックイン時から布団が敷かれています。客室内にユニットバスがついている部屋もありますが、トイレ・洗面が共同の部屋もありますので、気になる方は予約時にチェックしてみてください。

初めて泊まったときはエアコンも冷蔵庫もなかったのですが、現在はどちらも設置されているし、Wi-Fiも完備しています。しっかりと進歩を重ねているところもすばらしい宿だなと思います。

浴室は、男女別の内湯と、空いているときに貸切で利用する露天風呂が1つ。

内湯はかなり熱いので、自分でお水を足して入ります。緑がかった美しいお湯は、ちょっと珍しいほぼ中性の硫黄泉です。

露天風呂はこぢんまりとしていますが、内湯よりはややぬるめ。

露天風呂は人気なので「空いている!」と思ったらすぐに貸切をお願いするのが吉です。

夕食も朝食も、手作りの優しいお味の料理が並びます。

地酒の呑み比べセットがいただけるのもうれしい。

朝食も品数豊富。日光名物の湯波も並びます。

フルーツがたっぷり入ったヨーグルトがうれしい!

朝食の際にいただけるサービスのコーヒーもおいしいです。

那須温泉 大丸温泉旅館

平日のみ1人泊可能・1泊2食付き25,300円~

那須ロープウェイ山麓駅から少し下った場所にある秘湯を守る会会員宿、大丸温泉。
近隣には酸性硫黄泉の那須湯本温泉など個性的な泉質の温泉が多い中で、大丸温泉は肌に優しく飲泉も可能な極上湯をたっぷり楽しめる秘湯の宿です。

1人で予約できるのは基本的には平日のみですが、直前に空室があれば土曜日にプランが出ていることもあります。宿泊レポートは少し前のデータになり、2人で泊まったときのお部屋を紹介しているのですが、以下に公開しています。

源泉は飲泉も可能、混浴露天・男女別大浴場・貸切の内湯で風呂三昧が楽しめる

宿泊レポートでは2名で泊まったときのお部屋を紹介していますが、1人で宿泊できるお部屋はWベッドが設置された和ベッドルームです。

壁紙の柄などやや個性的なデザインではありますが、窓際に置かれた椅子の座り心地も良く、反対側にはライティングデスクもあり。

Wi-Fiも完備された快適なお部屋で、個人的にはかなり気に入っています。

浴室は男女別の内湯と、男湯と女湯それぞれから繋がっている混浴露天風呂。そして女湯には女性専用の露天風呂もあります。

女性専用の露天風呂だけでも2箇所(1箇所は積雪のある時期は閉鎖される)あるので、混浴に抵抗のある女性でも問題なくお風呂三昧できます。

また、混浴露天風呂では男性・女性共に湯浴み着着用必須で、脱衣所に湯浴み着がたくさん置いてあります。日帰り入浴客がいない時間であれば混んでいることもないので、宿泊利用なら混浴風呂に入る難易度は低めだと思います。

それから、空いているときにいつでも貸切利用可能な貸切風呂もあり。

内湯のみですが、ほんのり卵臭のする弱酸性の透明な源泉をひとりで心ゆくまま楽しめます。館内には飲泉所もあり、わりと飲みやすい源泉なのでぜひ飲泉もお試しいただきたいです。

食事は個室食事処でいただきます。

居酒屋によくある感じのコンパクトな個室ですが、人目は遮断されるので1人でもゆったりと食事を楽しめます。飲み物のオーダーはタッチパネルで行うため、お替わりをしたいときに大きな声で呼ぶ必要もありません。

ドリンクメニューには地酒の呑み比べセットが複数種類あるのもうれしいポイントです。

山の宿ながらお刺身盛り合わせも新鮮でおいしい。

このときは春の宿泊だったので、山菜の天ぷらとメヒカリの唐揚げがうれしかったです。

那須岳登山と組み合わせることもできるので、何度もリピートしているお気に入りの宿です。

板室温泉 大黒屋

休前日1人泊OK・1泊2食付き26,400円~

板室温泉大黒屋は、創業460年以上、現在のご主人が16代目という歴史ある宿で「保養とアート」をコンセプトとしている宿です。

1人泊専用のシングルルームがあるため、土曜日も1人で泊まれます。
また、そのお部屋はとても「シングルルーム」とは思えない広く快適な洋室で、食事も朝夕お部屋に運んでいただけます。

宿泊レポートはこちらに公開しています。

シングルルームとは思えないほど広々としたお部屋で食事もいただける

客室は広いテーブルとシングルソファ、寝具にもこだわった広いベッドを置いてなおこれほどのスペースが残る、広い洋室です。

家具や寝具、スリッパにもこだわりが感じられる、特に女性に好まれそうな部屋だと思います。

浴室は2箇所あります。1箇所は眺めのいい川沿いの露天風呂が併設された「たいようの湯」です。

宿泊したときは春だったので、露天風呂で桜を眺めつつ湯浴みを楽しめました。たいようの湯の浴槽は加温ありです。

もう1箇所の浴室「ひのきの湯」は、内湯のみでこぢんまりとしていますがお湯は加水も加温もしていない源泉かけ流し!

入ってみるとやはり、新鮮さが感じられる良いお湯でした。夜通し入浴可能で、夜間はライトアップされた庭を眺めつつ湯浴みが楽しめます。

食事は朝夕共にお部屋のテーブルで。

窓の外の桜を眺めながらいただけたのがうれしかったです。

ドリンクメニューもこだわりが感じられる内容で、利き酒セットがあったのもうれしいポイント。

料理はほぼ一気出しですが、冷めて味が落ちてしまう料理はなく、お吸い物の出汁はポットに入っていて、食事の後半でも熱々でいただけたりと、工夫が感じられました。

肉料理は陶板焼きで、野菜たっぷりなのもうれしいですね。

朝もお部屋で。

お味噌汁はカセットコンロの鍋に入っていて、ざるの上の野菜を鍋に入れて、調理仕立てでいただくことができました。

価格帯としては大丸旅館と同じぐらいのお宿ですが、こちらは土曜日1人泊可能な宿なので予定が立てやすいのがいいところですね。

東京都でひとり温泉旅初心者におすすめの宿1軒

民話の宿 荒澤屋旅館

休前日1人泊OK・1泊2食付き24,200円~

奥多摩駅から徒歩5分ほどの場所にある荒澤屋旅館。
登山の前後に泊まるのも便利な宿ですが、食事が大変おいしく、浴室もすべて貸切利用なので、休日をのんびり過ごすためにふらっと泊まりに行っても幸せになれる宿です。

私自身もこれまで3度宿泊しています。

1階に「赤べこ」という居酒屋があり、特に申し出なければこの居酒屋での食事となるのですが、予約時に備考欄に「個室食希望」と書けば個室で食事をいただけるようです。

お食事の際の個室のご利用については【無料】【要予約】です。備考欄へお願いいたします。お子さま連れのお客さまは基本的に個室食でご用意させていただきます。(お泊りのお部屋とは別の貸切和室へのご案内となります。)

居酒屋での食事も1人の場合カウンター席なので普通に楽しめるのですが、居酒屋さんとして地元の方たちに愛されているお店で、けっこう騒がしかったりもするので、私もまた泊まることがあれば個室食を希望しようかなと思っています。

宿泊レポートも公開しています。

浴室はすべて貸切利用、日本酒の品揃えが良く食事が抜群においしい

客室は全部で3室あり、トイレが室外のお部屋もありますが、6畳の和室はトイレと洗面所が付いているので1人泊の場合は特におすすめです。

建物は新しくはありませんが、客室内はきれいに改装されており、とても快適です。Wi-Fi利用もOK。

浴室は2箇所あり、高アルカリ性のぬるっとした肌触りのある硫黄泉の源泉を楽しめます。

客室が3室で2つの浴室を貸切利用なので、入りたいときにどちらも利用中で入れない!ということはほぼなかったです。

加水加温ありですので「とにかくお湯重視!」の方は物足りなく思われるかもしれませんが、少なくとも塩素の香りがするようなことはなく、わりといいお湯だと思います。

食事は、奥多摩の山の幸がふんだんに使われている、お酒に合うコース料理です。

女将さんは利き酒師の資格もお持ちだそうで、ドリンクメニューには日本酒がかなり豊富に揃っています。

居酒屋さんとしても営業していますので、日本酒以外の焼酎、ビール、サワーなどのお酒のメニューも豊富です。利き酒セットがあるのもうれしい。

お刺身は奥多摩のヤマメと、手作り蒟蒻の盛り合わせ。

手作りのこんにゃくにはワサビの葉と柚子が練り込んであり、これまで食べた「こんにゃくの刺身」の中で1番おいしかったような気がします。

鍋料理は檜原村のアワビ茸の鍋。出汁がおいしくて全部飲み干してしまいます。

〆のご飯が炊き込みご飯なのもうれしいですね。

朝食も品数豊富で、陶板で焼くハムエッグが大変おいしかったです。

土曜日の1人泊は季節によるようで、8~10月まではできないようですけど、11月以降は今のところ予約可能となっています。

奥多摩の紅葉シーズンは11月以降なので、今から予約しておいて紅葉散歩を楽しんだ後に泊まるのも良さそうですね。

神奈川県でひとり温泉旅初心者におすすめの宿5軒

湯河原温泉 加満田

休前日1人泊OK・1泊2食付き31,300円~

湯河原駅からバスで15分ほどの奥湯河原エリアに位置し、緑の木々に囲まれた旅館、加満田。

多くの文人に愛された歴史ある宿で、すべての客室の浴室に源泉が配湯され、客室のお風呂でもかけ流しの温泉に浸かることができます。

今年の5月に女将が引退し、6月以降の運営方針がなかなか決まらず予約をストップしていた時期もあってちょっと心配していたのですが、現在はまた予約できるようになっているようです。

土曜日も1人で泊まることができ、朝夕共に食事はお部屋に運んでいただけます。
宿泊レポートも公開しています。

大浴場、貸切露天風呂、客室風呂ですばらしいお湯が楽しめる

1人で予約できるのは広縁付きの8畳の和室ですが、広縁が付いているせいなのか8畳よりも広く感じられます。

客室に付いている内湯の蛇口からも源泉が出るので、好きなタイミングでお湯をためて入ることができます。

お風呂からあがったらすぐに、浴衣で広縁でビールを楽しむのが幸せです。

浴室は、内湯のみの大浴場が2室あり、こちらは時間帯で男女が交換になります。

広々としていて明るく、気持ちいい浴室です。

それから、空いているときにいつでも貸切可能な露天風呂が2箇所あります。

緑がいっぱいの庭を眺めながら、すばらしいお湯を独り占めできるのがうれしいですね。

食事は、神奈川の地酒と共に品数豊富でお酒に合う料理をいただきます。

湯河原は海もすぐそこなので、魚も新鮮です。

春は「山菜プラン」、冬は「鍋プラン」など、季節限定の料理コースの提供もあり、1人でも予約できるのがありがたいですね。

朝食は「旅館の朝食」の見本のような料理が並びます。

すべてがしみじみおいしい、すばらしい朝食だと思います。

湯河原温泉 魚判

休前日1人泊OK・1泊2食付き17,400円~

湯河原温泉の旅館魚判は、湯河原駅からバスで8分ほど、飲食店や旅館が立ち並ぶ通り沿いにある温泉宿です。宿のお隣の干物屋さんも魚判さんのお店です。

昔ながらの旅館で、建物は古いですが客室や浴室はきれいに改装されています。
朝夕共にお部屋食で、土曜日も1人で泊まれます。

贅沢に露天風呂付きの部屋に1人で泊まることもできますし、普通の和室であれば1人でも比較的リーズナブルに泊まれるので、利用しやすい宿だと思います。

湯河原のかけ流しの熱めの湯に浸かり、魚介を堪能

お部屋にはチェックイン時から布団が敷いてありますが、1人なら十分な広さです。

通りに面している宿なので、日中はバスが通る音などが気になる人もいるかもしれませんが、繁華街というわけではないので夜は静かでした。

浴室は、内湯のみの大浴場が2室あり、

湯河原温泉の熱めのお湯がかけ流されています。

ドリンクメニューもなかなか豊富です。

10種類ぐらいの日本酒の中から3種類を選んで「お試しセット」としてオーダーできるのも良いサービス。ラインナップもなかなか良いお酒が揃っています。

もちろんお試しセットでオーダーし、新鮮なお刺身、焼き魚などと一緒にいただきました。

〆のご飯が桜海老ご飯だったのもうれしかったです。

食事も、箱根・湯河原あたりの旅館の朝食の定番ラインナップ。

干物屋さんだけあって、鯵の干物はかなりおいしかったです。

湯河原温泉 源泉 上野屋

平日のみ1人泊可能・1泊2食付き19,250円~

湯河原温泉の「源泉 上野屋」は、湯河原駅からバスで12分ほどの「温泉場中央」バス停で降りて、徒歩1~2分の場所にあります。

比較的賑やかな通りから少し奥に入っただけなのですが、別世界のように静かなので驚きます。

木造4階建てで、建物は登録有形文化財に指定されている、風情ある宿です。
1人泊の予約難易度はやや高めで、予約可能なのは平日のみです。また、1人で泊まれる客室を限定しているのか、空室も多くありません。

そのため、いつか泊まってみたいと思いつつもなかなか泊まることができなかったのですが、昨年初めて宿泊が叶いました。

この記事で紹介すべきかどうかも少し迷ったのですが、お湯も建物も食事もかなりすばらしく、「お部屋食プラン」もあります。興味を持たれた方にはぜひ空室をチェックしていただきたいと思い、掲載することにしました。

また、予約時にもし「お部屋食プラン」が出ていなかったとしても+1500円で部屋食の対応も可能です。

お食事は朝・夕ともにお食事処になります。
※お部屋食ご希望はご相談下さい。(+1,500円(税別)/1名様)
※宿へのご連絡はお電話でお願いします。

とのことでしたので、部屋食希望の方は予約後に電話で連絡されると良いかと思います。

建物の雰囲気がすばらしく、お湯は湯河原で1番いいお湯では?と思う

宿泊したのは8畳の和室です。

障子戸から光が差しこむ、明るく雰囲気のいいお部屋でした。客室内でWi-Fiも利用できます。

こちらのお部屋では洗面所とトイレは室外になりますが、どちらも改装されていて何の不自由もありません。

浴室は内湯のみの共同浴室が2箇所と、貸切露天風呂が2箇所あります。

共同浴室は広めで明るくきれい。お湯は敷地内から湧出する自家源泉のかけ流しです。高温のお湯を冷まして、できる限り加水しないで提供しているそう。
そのためお湯はけっこう熱いのですが、湯河原の他の宿では入ったことのない、すごいパワーのあるお湯でした。湯口の周りの温泉成分の結晶が、上野屋さんのお湯のパワーを表しているようです。

共同浴室は深夜早朝は貸切利用できるのもありがたいサービスです。

2箇所ある貸切露天風呂も、清潔で雰囲気があり、すばらしいお湯を外の風を感じながら楽しめます。

そして、最上階には湯河原の街を眺められる、展望足湯があるのも素敵です。

泊まったときは暑い季節だったので、足湯にはあまり長居できなかったのですが……いつか気温の低いときに泊まって足湯しながら読書とかしてみたいなと思ったり。

お部屋食プランでの宿泊だったので、食事はお部屋に運んでいただきました。

上野屋さんも、利き酒お試しセットがあるのがうれしい!

食事はどれも丁寧に作られているのが感じられる、魚料理多めの会席料理。

日本酒を飲みつつ、すべておいしくいただきました。

朝食は、マグロ納豆や蟹がごろんと入ったお味噌汁が特においしかったです。

塔之沢温泉 元湯 環翠楼

休前日1人泊OK・1泊2食付き43,589円~

箱根塔ノ沢温泉の「元湯 環翠楼」は、箱根湯本駅から徒歩10分少々という抜群の立地にあり、かつては伊藤博文や天璋院篤姫も宿泊したという歴史ある宿です。

もちろんお安い宿ではありませんが、箱根の温泉旅館の宿泊料金が軒並み高騰する中にあっては、良心的な価格帯のように思います。

朝夕部屋食で、かつ土曜日も1人で泊まれる宿です。「自分へのご褒美」的なひとり旅にはぴったりの宿ではないかと思います。

文化財指定の歴史ある建物、湯も良く、昔ながらの温泉旅館を楽しめる

私が泊まったのは8畳の和室+広縁に、源泉かけ流しの内風呂が付いた「タイプB」のお部屋です。

部屋風呂なしのお部屋の価格差が小さく、しかもなぜかBタイプの部屋が1番空室が多いので選んだのですが、客室は広縁は昔ながらの風情を残しつつも、洗面所・トイレも客室に付いており、快適なお部屋でした。

内湯は1人入ればいっぱいな樽風呂タイプですが、大きな窓を開けて半露天風呂のようにして入ることもできますし、いつでもかけ流しのお湯に浸かれるのはやはり良いものです。

共有部分は昔のままの姿で残されているところが多く、特に圧巻だったのはこちらの洗面所。

ものすごくレトロだけど、今もちゃんと洗面所として使えるようになっているのがすごいなと。

浴室は、時間帯で男女が交換になる内湯が2箇所と、空いているときに利用できる貸切風呂が1箇所、男女別の露天風呂が1箇所。

内湯は神殿風だったり洞窟風だったり、遊び心がある内装でどちらも床や浴槽のタイルが美しい。

露天風呂は、1度外に出た別棟にあるのでちょっと行き来は面倒なのですが(個人的には夜にはあまり行きたくないなと)山並みを眺められる素敵な浴室でした。

食事は、朝夕共にお部屋に運んでいただきます。
1杯目に生ビールをオーダーしたところ、ビールの泡がちゃんと消えずに残っていてうれしくなったり。

前菜、お刺身、酢の物など冷たい料理は最初にセットしていただき、後からお吸い物や焼き物、揚げ物などが運ばれてきます。

お吸い物の「わかめ進上」は見た目にも美しい。

揚げ物はワカサギ、行者ニンニク、パプリカと少々変わりダネながらも、揚げたてで持ってきていただき、すべておいしくいただきました。

朝食もお部屋で。
朝食をお願いした時間よりけっこう早めの時間にお布団を上げられてしまうので、朝ゆっくり寝られなかったのは少し残念でしたが……泊まられる際はそのつもりでいたほうが良いかと思います。

塔之沢温泉 福住楼

休前日1人泊OK・1泊2食付き41,800円~

塔之沢温泉の福住楼は、先にご紹介した元湯環翠楼の数十メートル手前にある、こちらも登録有形文化財に指定されている歴史ある宿です。

環翠楼は伊藤博文や天璋院篤姫、和宮など政治家や要人にゆかりの人が多いのに対し、福住楼は多くの作家など文人に愛された宿という特徴があるようです。

料金設定も環翠楼と同じぐらいで、土曜日1人泊可能、朝夕部屋食というところも同じなのですが宿の個性はかなり異なるので、好みに合わせて選ぶと良いかと思います。

館内は昔のままの姿をできる限り保ち、生ビールの泡がすごい

先にご紹介した環翠楼は、共同の洗面所など一部の施設を除いては近代的な造りに生まれ変わっており、すべての客室はトイレ洗面付きで、内装も比較的新しいです。

福住楼は、客室内も含めてできる限り昔のままの姿を残そうとしており、トイレや洗面所などは共同のものを利用する形です。

私が泊まった部屋は「川端康成が気に入ってよく泊まっていた部屋」でしたが、客室内のしつらえも昔の名残があるので、快適なのは環翠楼ですが風情という面では福住楼に軍配があがるでしょう。

浴室は、時間帯で男女が交代になる内湯が2箇所。

そのうち1箇所の「大丸風呂」は、木の床の中に金属の釜が埋め込まれているような不思議な造り。

それから、予約制で貸切利用できる貸切風呂が3箇所もあります。

深夜も利用可能ですが、すべてのお風呂に入ろうと思おうと1泊では慌ただしくなるかもしれません。

朝夕部屋食ですが、生ビールをオーダーしたら、グラスにこんもりと泡が盛り上がった状態で提供され、驚きました。

知らなかったのですが、このモコモコの泡は福住楼の名物らしいので、ビールが飲める方は話のタネに注文されてみると良いかもしれません。

料理は奇をてらわず、シンプルにおいしい会席料理。

もうちょっと飲もうかと思っていたけれど、揚げ物・煮物と一緒にご飯が出てきてしまったので飲み過ぎずに済みました。

朝食は、晩秋だったので温かい湯豆腐がうれしかったです。

卵焼きも美しく、ご飯や味噌汁などの基本的なところの質が高い、良い宿でした。
ちなみに福住楼では「布団敷いたまま朝食いただいてもいいですか?」とお願いして、朝食後もごろごろさせてもらいました。

山梨県でひとり温泉旅初心者におすすめの宿1軒

笛吹川温泉 坐忘

平日のみ1人泊可能・1泊2食付き46,992円~

笛吹川温泉の「坐忘」は、1891年創業の日本最古のワイナリー「まるき葡萄酒」が営む温泉宿です。

ワイナリーが経営する宿ということで食事はフレンチ?と思いきや、茶懐石をベースにした和食で、自社のワインとのペアリングも提供していると聞き、1度泊まってみたいと思っていた宿でした。ちなみに食事は茶室を意識している風の個室でいただきます。

1名で宿泊可能なのは平日のみ、かつ冬の間のみのようで、今の季節は1人泊のプランは出ていません。

ただ、公式サイトからは12月以降の日程が既に予約できるので、12月~1月であれば予約可能です。季節が冬に近づけば、楽天やじゃらんからも1人泊の予約ができるようになると思います。私も今年の冬に、楽天から予約して泊まりました。

いわゆる高級宿の部類ではありますが、滞在中はラウンジで複数種類のワインが飲み放題になるなど満足度は高く「自分への誕生日プレゼント」など特別なときに泊まりたい宿だなと思います。

中央線の塩山駅が最寄りとなり、あらかじめ連絡しておけば送迎してもらえます。

湯は極上、意外なほどワインに合う茶懐石もすばらしい

宿泊したのは本館離れの「乾徳」というお部屋です。山梨の山の名前がついた部屋が何室かある中の1室です。「金峰」「国師」などもありました。

部屋は広々としており、障子戸を開けると竹林が広がっていました。

離れの部屋には温泉浴室が付いているのですが、この部屋についている半露天風呂からも竹林を眺めることができ、なかなか良い雰囲気でした。

もちろん湯も極上です!ほんのりと硫化水素臭が香り、高アルカリ性でぬるっとした浴感があります。

この近くに「はやぶさ温泉」という日帰り温泉があって、登山帰りに何度か立ち寄ったことがあるのですが、そこのお湯に似ている感じがしますね。

広々とした大浴場でもすばらしいお湯を楽しむことができます。大浴場は2箇所あり、時間帯で男女が交換となりますが、2箇所とも広い露天風呂がついているすばらしい浴室です。深夜早朝は利用できないので、夜中にお風呂に入りたい人は離れを予約するのがおすすめです。

館内にはライブラリーラウンジもあり、コーヒーやワインを自由にいただくことができます。

ワイナリーが経営する宿だけあって、フリーでいただけるワインもけっこういろいろあります。

食事は朝夕共に個室食事処でいただきます。

山梨の地ビールや地酒の利き酒セットもしっかり用意されているのですが、今回は楽しみにしていた「ワインペアリング」をお願いしました。

ワインペアリングは「3種」と「4種」が用意されており、4種でオーダーしたところ「泡・白・赤・赤」で提供されました。和食にそんなに赤ワインが合うのだろうか?と思ったんですが、意外にも合うので驚いたり。

スパークリングワインは、辛口のロゼスパークリング。意外にもお刺身に合います。

「茶懐石」というのも恐らく初めていただいたのですが、よくある旅館のコースの和食とはかなり趣が違っていました。盛り付けも凝っていて、すべておいしかったです。

朝食は、おせち料理のようなお重に入っておかずが提供され、炊きたてのご飯と共にいただくのですが、最後に打ちたての蕎麦が出ました。

かなりお腹いっぱいになりましたが、すべておいしくいただきました。季節によって料理もワインも変わると思うので、本当は冬以外の別の季節に泊まってみたい宿ですね。

長野県でひとり温泉旅初心者におすすめの宿8軒

白骨温泉 泡の湯

平日のみ1人泊可能・1泊2食付き33,550円~

白骨温泉ではいくつかの宿に泊まっていますが、中では1番お気に入りの宿、泡の湯さん。

実は、2019年ごろまでは本館(写真手前の木造の古い建物)の6畳和室に比較的リーズナブルなお値段で1人泊できたのですが、2020年以降本館での宿泊は止めてしまったようで……現在は奥のほうの「新館」での宿泊となります。

現在1人で泊まれるのは新館のツインルーム、もしくは広めの和室になるため、料金はけっこうアップしてしまい、私も2020年以降はまだ泊まれていません。

ですが、新館にも平日のみですが1人で泊まれますし、お湯はとにかくすばらしく、個室でいただく食事もおいしいので、平日に休める方にはぜひ、足を運んでいただきたいおすすめの宿です。

有名な混浴露天風呂よりも内湯がいい!朝食の温泉粥も他では食べられない味

そんなわけで、こちらの写真はお安く泊まることのできた本館6畳の和室です。

内装もきれいだし、個人的には特に不自由ないお部屋だと思っていたのですが……こちらでの宿泊も復活するといいなと思っています。

泡の湯と言えば、おそらく混浴の大きな露天風呂を思い浮かべる方が多いのではないかと思います。


画像:じゃらんnet提供

秋は紅葉、冬は雪景色を楽しめる広い露天風呂、濁り湯だし、湯浴み着も用意されているので混浴風呂としての難易度は低めです。
泊まりであれば人の少ない時間帯も狙えるので、1度は入ってみることをおすすめしますが、個人的には泡の湯さんで好きなのは内湯です。

もともと源泉はぬるめで、露天風呂などでは加温しているのですが、内湯には非加熱の源泉浴槽があり、湧き出たそのままの源泉を楽しめるのです。これがものすごい泡付きがあって大変気持ちよく、この内湯にゆっくり浸かるために私は泊まりに行っています。

非加熱の浴槽の隣に加温浴槽もあるので交互浴も楽しめますし、女湯にもこぢんまりとした露天風呂があるので、無理に混浴に行かなくてもぜんぜん楽しめるのがすばらしいです。

食事は、朝夕共に個室食事処でいただきます。前菜でチーズフォンデュが出たりと、メニューにも工夫がありますし、味も良いです。

お刺身や、牛肉の陶板焼きなどの定番メニューもすべておいしくいただきました。

朝も同じ個室でいただきますが、湯豆腐と温泉粥があるのがうれしいですね。

特に温泉粥は、そのまま飲むとちょっと癖のある源泉が、お粥にすることでまろやかになっているのがおもしろいです。ここでしか味わえない一品なので、毎回楽しみにしています。また泊まりに行きたい……。

下諏訪温泉 三代目おくむら旅館

休前日1人泊OK・1泊2食付き11,650円~

下諏訪温泉の「三代目おくむら旅館」は、数年前までは「旅館おくむら」という名前だったのが、前オーナーの引退に伴ってオーナーチェンジした宿です。

「旅館おくむら」の時代に、気に入って何度も泊まりに行っていたのですが、新オーナーになってからも1度泊まっています。

オーナーチェンジ後も居心地のいい客室は大きく変えず、浴室の脱衣所を広く明るく改装するなど進化を遂げていました。土曜日も1人泊可能な宿です。

食事については試行錯誤を重ねているような感じでしたが、十分おいしかったですし、朝夕共に個室でいただく方式なので、ひとり旅初心者にも安心です。

実家のような居心地のいい部屋と、馬肉の鍋のおいしさは健在

旅館おくむらと言えば、実家のように居心地がいい部屋!と思っていたのですが、そちらは健在でした。

冬にこたつがあるのはやはりうれしいですし、奥にあるベッドも寝心地は上々です。トイレ、洗面所は客室にはなく、共同のものを利用します。

浴室はリニューアル前と大きく変わっておらず、昔ながらのタイル張りの浴室に、熱めの硫酸塩泉がかけ流されていました。

脱衣所は、リニューアル前は少し狭くて薄暗い感じがしたのですけど、きれいになっていてうれしかったです。

また食事は、以前は部屋のこたつでいただいたんですが、現在は客室とは別の個室でいただく方式でした。

こたつでご飯も良かったのですが、実は、鍋のにおいが部屋についてしまうのが少し気になっていたので、個室食になったのは良い進化だと思いました。個室でもテレビがあるのがうれしいですね。

諏訪の地酒と注文しつつ、たっぷりの馬肉とレタスを始めとした野菜を、味噌仕立ての鍋にしていただきます。

馬刺しもいい感じでサシが入っていておいしかったです。

〆のご飯はキノコの炊き込みご飯。

鍋でお腹いっぱいでしたが、炊き込みご飯は好きなので、しっかりいただいてしまいました。

朝食は箱膳にさまざまなおかずが並びます。

大ぶりな酒と卵焼きもおいしく、お腹いっぱいになりました。
ちなみに、平日のみですが夕食軽めの「お手軽定食プラン」も選択可能です。食事の選択肢が広がったのもうれしい変化でしたね。

下諏訪温泉 梅月

休前日1人泊OK・1泊2食付き22,000円~

下諏訪温泉でも食事がおいしい宿として知られている、旅館「梅月」。

全5室の小規模な旅館で、朝夕部屋食、土曜日も1人泊可能なひとり旅初心者におすすめの宿です。中央本線の下諏訪駅から徒歩9分と交通の便が良いのもいいですね。

過去に2度宿泊し、宿泊レポートも公開しています。

浴室はこぢんまりしているが湯は極上、食事はとにかく馬肉がたっぷり!

客室は10畳の和室で、チェックイン時から布団が敷かれていますがそれでも広々。

洗面所は客室内にありますが、トイレは共同です。部屋のすぐ目の前にあるので特に不自由はありませんでしたが、部屋にトイレがないことに抵抗がある方は気をつけてください。

浴室は1階に2箇所あり、時間帯で男女が交換になります。

そのうち1箇所の浴室は内湯のみのシンプルな浴室。

もう1箇所は内湯と露天風呂がついています。

すべての浴槽に、きりっと熱い新鮮な源泉がかけ流されていました。

ドリンクメニューでおすすめは「女将が選んだ地酒3種セット」です。

3種類の中にどぶろくが入っているのはなかなか珍しいし、すべておいしかったです。

料理は、全体的に量が多いのですが中でも馬肉がたっぷり食べられます。馬刺しは、写真に写っているアサツキを巻いたもののほかに、とろろで山かけにした馬刺しもありました。

鍋料理はトマト入りの馬肉のすき焼き。これも肉がかなりたっぷりあり……だけどおいしいので食べてしまうのが恐ろしい。馬肉は脂が少ないのでヘルシーなはず……と自分に言い聞かせます。

最後のご飯もおにぎりのお茶漬けになっており、お腹いっぱいでもサラッと食べれてしまいます。

デザートのアップルパイも本格的な味わいでした。
ちなみに、1人泊のプランは夕食の開始時刻が早いので、早めにチェックインしたほうが良いと思います。

朝食は品数豊富で、イラストのお品書きがあったのが素敵でした。

朝食ってお品書きがついていないことが多くて「これは何だろう?」と思いながら食べていることも多いので、詳しいお品書きがあるのはうれしかったです。

野沢温泉 常盤屋旅館

休前日1人泊OK・1泊2食付き24,200円~

野沢温泉のシンボル「大湯」のすぐ近くにある全15室の温泉宿、常磐屋旅館。創業は江戸時代に遡り、380年以上の長きに渡り営業している歴史ある宿です。

野沢温泉の中心街に位置するので温泉街をぶらぶらするにも便がいい宿で、土曜日も1人で泊まれます。野沢温泉はスキーシーズンの冬のほうが混雑するので、冬には休前日1人泊できない可能性もありますが、夏や秋のひとり旅にはぴったりの宿です。

食事は朝夕共に個室食で、夕食はフレンチ風のコース料理。女性に好まれそうな宿だと思います。

すべての浴槽に野沢の熱い源泉がかけ流されており、洋風の食事もおいしい

歴史ある宿で建物は新しくありませんが、客室や食事処などは特にしっかりと改装されていて古さは感じられません。

部屋にはトイレ洗面バス付き。コーヒーメーカーまで置いてあり、至れり尽くせりです。ただ、Wi-Fiはやや弱めで途切れることもありました。宿泊は2021年の秋なので改善されているかもしれませんが……。

浴室は、熱めの浴槽1つあるの「薬師の湯」と、湯温の異なる浴槽が2つある「千人風呂」があり、どちらも硫黄の香る源泉がかけ流されています。

薬師の湯は、浴槽内で熱い場所とぬるめの場所がある……と案内書きに書いてあったのですが、けっこうどこに入っても熱かったです。

浴槽が2つある千人風呂は、本当に広々。

こちらのほうが入りやすい温度でしたが、お湯の新鮮さという意味では「薬師の湯」のほうが上に感じたかも。

食事は個室の食事処でいただきます。

1人で4人掛けのテーブルを広々と使わせてもらいました。

「和×フレンチ」の創作フルコースだそうで、前菜は「野沢温泉の秋」をイメージして、さつまいもや卵、鴨がきれいに盛り付けられています。

イワナは、桜のチップでスモークされており、すごく良い香りがしました。

源泉でアルプス牛を蒸した温泉蒸し。

野沢菜のお焼きにはきのこのピクルスが添えられ、チェダーチーズを付けていただきました。ビールにも日本酒にも合うコースで、どのお皿もおいしかったです。

朝食も同じ個室でいただきます。

朝はシンプルな和食かと思いきや、スキレットで焼いたベーコンときのこが熱々で登場したりと、朝も夕も、いい意味で老舗旅館らしからぬ工夫が感じられる料理を楽しめました。

戸倉上山田温泉 旅亭 たかの

平日のみ1人泊可能・1泊2食付き39,396円~

戸倉上山田温泉の旅亭たかのは、全室かけ流しの露天風呂付きの、全5室の小旅館です。

食事は朝夕共に個室食で、部屋風呂のほかに大浴場が2箇所と貸切風呂が1箇所あります。

コロナ禍での旅で「できれば食事は個室で食べれて、浴室もあまり混まない宿がいいな」と思って選んだ宿でしたが、狙い通り、大浴場でも誰にも会いませんでした。

ひとり旅初心者にもおすすめできる宿だと思いますので、ご紹介します。

部屋風呂もいいが貸切風呂の雰囲気が良い、食事もシンプルにおいしい会席料理

客室は和室に広縁、そして和ベッドルームが付いていて広々としています。

部屋にコーヒーメーカーが置いてあり、4杯分自由に飲めるのはコーヒー好きにはうれしいポイントです。

客室に付いている露天風呂は、眺望は特にありませんが、戸倉上山田温泉の熱めの源泉が常時かけ流されていました。

夏の終わりの宿泊でしたが、お湯が熱いので寒い季節のほうが良かったかも……と思ったりも。ちなみに、Wi-Fiが不安定で、宿泊した部屋ではつながらなくて少しがっかりしたのですが……2021年のことなので、現在は改善されているかもしれません。

2箇所ある大浴場は、露天風呂と内湯がセットとなっていて、時間帯で男女が交代になります。

片方の露天風呂は檜風呂、片方は岩風呂で少しだけ雰囲気が異なります。

ちなみに、大浴場もいいのですが、滞在中に1度だけ利用できる貸切風呂の雰囲気が非常に良かったです。

浴槽の形といい、ガラス張りで明るいところといい、この浴室だけ別格な感じがしました。1度しか利用でいないことを残念に思ったほど。

食事は、朝夕共に個室でいただきます。

信州サーモンや子持ち鮎など、定番と言えば定番の信州産食材を使った和食のコース料理です。

肉料理はアルプス牛の陶板焼き。揚げ物は鱧の天ぷらと、奇をてらわずにシンプルにおいしい料理を提供いただきました。

朝食も同じ食事処で。

朝食はお粥が出たのですが、朴葉味噌もあって「朴葉味噌が出るんだったらお粥よりご飯がよかったな。もしくは酒が飲みたい」と思ったりしました。

気にせずに日本酒を注文すれば良かったのかもしれませんね……。

角間温泉 ようだや旅館

平日のみ1人泊可能・1泊2食付き9,350円~

角間温泉のようだや旅館は、長野電鉄湯田中駅からタクシーで10分弱の場所にある、昔ながらの温泉宿です。

同じ湯田中駅が最寄りの湯田中温泉、渋温泉などと比べると交通の便は良くないものの、かけ流しの内湯付きの部屋に格安で泊まれる(2食付き12000円)ことで宿泊しました。食事は朝夕共にお部屋でいただけます。

以前は土曜日も1人で泊まれたと思うのですが、現在は浴室付きの部屋、浴室なしの部屋のいずれも、1人で泊まれるのは平日のみになっているようです。

宿泊レポートも公開しています。泊まったのはすごい大雪の日でした。

この値段でかけ流しの内湯付きの部屋に泊まれるのは貴重、大浴場の湯も良い

私が宿泊したのはかけ流しの内湯付きの部屋でしたが、この部屋は大浴場などとは別の棟にあります。

真冬だったのでコタツと石油ヒーターが設置してありました。深夜に灯油が切れて部屋が寒くなってしまったので、冬に泊まられる際は夕食のときにでも残量をチェックしたほうがいいでしょう。また、Wi-Fiは利用できませんがドコモの電波は良好でした。

部屋風呂はこんな感じで、こぢんまりとしています。

狭いけど、常時新鮮な源泉がかけ流されており、熱すぎれば好きに水を足すこともできます。

大浴場は1階にありました。男女の交換はないのですが、どうやら男湯のほうが広いらしいです。

湯口には温泉成分がびっしりとこびりついており、一見するとさらっとしている角間温泉の源泉のパワーを感じました。

食事は朝夕共にお部屋に運んでいただき、こたつで食べました。

家庭料理ですが、品数は十分。鮭のホイル焼きがおいしかったです。

牡蠣フライも、タルタルソースがついていて1つ1つが大ぶりでおいしかったですね。

朝食はシンプルですが温泉卵があれば幸せです。

部屋にお風呂があると、チェックアウトギリギリまで楽しめるのが良いなと。また泊まるならこの部屋に泊まりたいですね。

渋温泉 渋ホテル

休前日1人泊OK・1泊2食付き30,800円~

渋温泉渋ホテルは、渋温泉の温泉街の中心部にあり、外湯巡りにも便利な立地の温泉ホテルです。

湯田中駅からは徒歩20分少々と距離がありますが、15時以降であれば駅まで迎えに来てもらうことが可能です。私も、チェックアウト後は駅まで送っていただきました。

2022年に初めて泊まったところ、食事処は個室と言って差し支えないほどしっかりと仕切られていて気楽に食事できますし、館内の浴室もかけ流しで露天風呂もあるし、ドリンクサービスなども手厚くて良い宿でした。

現在は土曜日も1人で泊まれますので、夏のひとり旅にもおすすめです。志賀高原ビールの直営ビアレストランも、この宿から歩いて20分ほどの場所にあります。

館内にも浴室がたくさんあり、渋温泉の外湯巡りも楽しめる

1人で予約可能な部屋は、シモンズの寝心地の良いベッドが2台置かれた「スーペリア和モダンツインルーム」と「スタンダード和室10畳」です。

私は、泊まりたい日に空室があった「スーペリア和モダンツインルーム」に宿泊しましたが、快適な部屋でした。ライティングデスクと座卓、広縁には椅子とテーブルもあります。

客室内にはコーヒーメーカーも設置され、冷蔵庫にはワインやビールを含む飲み物が入っており、こちらはすべて無料です。ちなみに、1階ロビーでは「おーいお茶」「缶ビール」「ヤクルト」「コーヒー」などがフリーでいただけるようになっていました。

浴室は「男女別の大浴場(露天風呂付き)」と「空いているときにいつでも入れる家族風呂」と「有料(2000円)の予約制の貸切露天風呂」の3箇所の浴室があります。

大浴場には内湯と露天風呂。こちらの露天風呂は囲いに覆われていて眺望はありませんが……湯はすべてかけ流し。渋温泉らしい高温の源泉とややぬるめの源泉をブレンドしているそうです。

予約制の貸切露天風呂からは庭の緑を眺めることができました。

こちらの貸切露天風呂は30分2000円の有料なのですが「スーペリア和モダンツインルーム」に宿泊する際は無料で利用できるとのことだったので利用させてもらいました。このほかに、空いているときに鍵をかけて貸切利用できる家族風呂もあります。

また、渋温泉の旅館に宿泊すると、滞在中は9つある外湯に入れる鍵を貸してもらえます。

私も試しに行ってみたのですが、外湯は噂どおりかなり高温で、しばらく薄めないと入れない温度だったので、すぐ宿に戻ってきて宿の風呂にばかり浸かっていました。

食事は食事処でいただきます。

上のほうが開いているので完全な個室ではないのですが、しっかりとした衝立で遮られており、隣の様子はまったくわからないので1人でも気になることはないでしょう。

小さな小鉢がいくつも籠の中に入っている前菜。左下の黄色っぽいものは「切り干し大根のおやき」でした。

地酒の「縁喜」を注文し、子持ち鮎の塩焼きや信州牛の陶板焼きなど、信州産食材がふんだんに使われた料理をいただきます。

後から熱々を持って来ていただいた揚げ物は「ごま豆腐のあられ揚げ」という変わりダネですが、表面はカラッと揚がっているのに中はごま豆腐のねっとりした食感が楽しめておもしろい一品でした。

前夜と朝食も同じ食事処でいただきます。

私はあまり外湯巡りはやらないのですけど「渋温泉で外湯巡りも楽しんでみたい」方には特におすすめです。

湯田中温泉 よろづや

休前日1人泊OK・1泊2食付き30,500円~

湯田中温泉は、先にご紹介した渋温泉や角間温泉と同じ、長野電鉄湯田中駅周辺にある温泉です。

湯田中温泉のよろづやは、湯田中駅から徒歩8分ほどの場所にあります。

登録有形文化財に指定されている「桃山風呂」の風情がすばらしく、お湯も良く、食事もおいしい宿です。現在は土曜日も1人で予約することができます。

コロナ禍前は日帰り入浴も受け入れており、人気のある桃山風呂はいつ行っても混雑していましたが、現在は宿泊客のみ入浴可能となっています。また、よろづやの向かいにあった「よろづやアネックス」を建て替え中(火事で消失した離れの代わりになる施設になるとか)のため、宿泊客も以前より少なくなり、ゆったり入れるようになっているので、個人的には今が狙い目の宿だと思います。

食事の場所については、スタンダードな食事プランの「いろどり会席」を選んでしまうと、広間での食事になってしまいます。グレードアッププランの「しなの会席」か「特別会席・みすず」を選択すれば個室食になりますので、個室食にしたい方は予約時ご注意ください。

ちなみに私は「いろどり会席」を選んで広間で食べたこともあるのですが、周りに大人数の家族連れなどもいて、1人で食事する難易度はまあまあ高かったです。

登録有形文化財指定の「桃山風呂」は、風情もお湯もすばらしい

建物に一歩足を踏み入れると、ロビーラウンジからして昭和期に建てられた温泉旅館らしい華やかさに満ちています。

こちらのロビーラウンジでは、コーヒーや紅茶、デトックスウォーターなどのドリンクサービスがあります。

客室はシンプルな和室ですが、設備は整っていて快適な部屋です。

それから、よろづやさんは部屋の風呂にも温泉が配湯されています。浴室自体はコンパクトな普通の風呂なんですが、せっかくなのでお湯をためて入ってみました。

2箇所ある大浴場は、時間帯で男女が交代になります。
お湯は同じなのですが……やはり圧巻なのは桃山風呂でしょう。


画像:じゃらんnet提供

湯屋の雰囲気もすばらしいです。ちなみに、シャワーやカランなどはきちんと新しいものが設置されているので、不自由はないです。


画像:じゃらんnet提供

このすばらしい建物を眺めながら入れる露天風呂も良いです。特に、雪の日の露天風呂はすばらしかったですね。

ちなみに、桃山風呂は15時から21時30分までが女湯、22時からチェックアウトまでが男湯になります。女性の方は到着が遅いとゆっくり入れなくなってしまうので、早めにチェックインしたほうが良いでしょう。

食事は「しなの会席」を選び、個室でいただきました。2名用のテーブルと椅子が置かれたこぢんまりとした個室ではありますが、外から見えないのでのんびり飲み食いできます。

お刺身盛り合わせは「信州サーモン、信州大王岩魚、佐久鯉」という、信州らしさがあふれるラインナップ。

お凌ぎの信州蕎麦はもちろんおいしいし、肉料理の「信州牛プレミアムステーキ」もボリュームたっぷりで味も良いです。

デザートも2品あって大満足の夕食でした。

朝食も同じ個室でいただきますが、メニューがイラストなのが素敵ですね。

温泉の蒸気で蒸し上げられた「オレイン豚のきのこ巻き」や「よろづや特製えのきかまぼこ」など、朝からオリジナリティある料理が並びました。

お安い宿ではありませんが、値段以上の満足度がある宿でした。

新潟県でひとり温泉旅初心者におすすめの宿6軒

越後湯沢温泉 和みのお宿 滝乃湯

休前日1人泊OK・1泊2食付き16,000円~

越後湯沢駅から徒歩7分の場所にある、越後湯沢温泉の宿、滝乃湯。

ひとり旅を始めて間もないころに、やはり「朝夕部屋食」なのがいいなと思って宿泊した宿です。泊まってみるとお湯も良いし、自由に入れる貸切風呂もあるし、何と言っても食事がおいしかったのでいつか再訪したいと思っていたたのですが、最近再訪が叶いました。
食事は、夕食に関しては1名で宿泊の場合は基本的に部屋食ですが、朝食はプランによっては会場食になることもあるようです。

予約する際にプラン詳細を見て「食事お部屋出し」と書かれているプランで予約すると良いでしょう。

ドリンクメニューも豊富で、おいしい食事と一緒に地酒や地ビールをめいっぱい楽しめる

客室はシンプルですが、基本的な設備は整っていて居心地の良い部屋です。

泊まったのは10数年ぶりだったのですが、前回泊まったときから古びた印象がないので、きちんと客室に手を入れられているのでしょうね。

男女別の大浴場は露天風呂も付いています。

内湯も広々としていて、サウナもありました。

露天風呂はそれほど大きくないものの、宿泊したのが3月だったので、外の冷たい空気を感じながら熱いお湯に浸かるのはやはり気持ちよかったです。

それから、空いているときに貸切利用できる家族風呂もあります。けっこう人気なので、空いていたらすぐに入ってしまったほうが良いです。

食事はお部屋でいただきました。

食前酒のいい香りのするざくろ酒、握り寿司に見立てた前菜など、こだわりが感じられるメニューです。お品書きがなかったのが少し残念。

新潟の地酒3種類と白エビ風味のポテトチップスがセットになった「男のちょい呑みセット」をオーダー。

お刺身は美雪ますとイカ。

煮物は里芋の揚げだし。すべておいしくいただきました。

朝食はサラダ、湯豆腐、焼き鮭などシンプルな構成ですが、魚沼産コシヒカリのおいしさが際立つ和食でお腹いっぱいになりました。

瀬波温泉 椿の宿 吉田や

平日のみ1人泊可能・1泊2食付き16,000円~

瀬波温泉の「椿の宿 吉田や」は、羽越線の村上駅から車で10分ほどの場所にある、全15室の老舗旅館です。駅までは宿の車で送迎していただけます。

1人泊のプランが出ているのは基本的には平日のみですが、予約が少ないタイミングなどに土曜日に1人泊のプランが出ていることもあります。

瀬波温泉は海水浴場が目の前にある温泉地なので、夏と鮭のシーズンの秋冬が繁忙期だと思うのですが、それ以外の季節にまめにチェックしていると土曜日に泊まれるチャンスもあると思います。私は6月の土曜日にたまたま空室を見つけて泊まることができました。

食事の場所については、予約の際にプランに「部屋食プラン」「食事処or宴会場プラン」と名前がついていますので、お部屋で食べたい場合は部屋食で申し込めばOKです。

薬品のような独特の香りのする湯をかけ流しで楽しめ、食事もおいしくサービスも良い

たまたま土曜日に空室があったのが「温泉内風呂付き」の部屋だったので、贅沢にも温泉内湯付きの部屋に宿泊しました。

10畳の広々とした和室で、内装も新しいです。Wi-Fiもパスワードなしで利用可能でしたが、なぜか深夜に不安定になってしまったのが謎でした。

温泉が配湯されている客室風呂はこぢんまりとしていますが、常時源泉がかけ流されているタイプ。温度も熱めの適温に調整されており、入りたいときにすぐに湯に浸かれるのがうれしいですね。

浴室はすべて夜通し利用可能で、大浴場のほかに貸切風呂が2室あります。

大浴場は露天風呂も付いていて、どちらも広く、開放感があります。源泉がかなり高温なのですが、なるべく加水しなくて済むように冷ましてかけ流しているそうです。

2室ある貸切風呂は露天風呂と内湯。空いているときに鍵をかけて利用します。

食事は朝夕お部屋に運んでいただきました。

お品書きがないのがちょっと残念ですが、海沿いの宿ということで海の幸がたっぷりの夕食でした。

お酒は村上の酒造「大洋酒造」のお酒の3種飲みくらべセットを。

お刺身はかんぱち、甘えび、鯛の湯引き。新鮮で量もたっぷりありました。

朝食もお部屋でいただきます。

お米をおいしくいただけるおかずがたくさん並び、すべておいしくいただきました。新潟はやはりお米がおいしいですね。

赤倉温泉 ほてる千家

休前日1人泊OK・1泊2食付き11,000円~

妙高高原の赤倉温泉にあるほてる千家は、赤倉温泉スキー場から徒歩圏内にあり、冬はスキー、夏は妙高山登山の前後の宿泊に便の良い宿です。

1番の繁忙期は冬で、スキーツアー客を受け入れるためか楽天やじゃらんからの予約はストップしてしまうこともあります。スキー場の営業期間外の宿泊がおすすめです。

平日は2食付き8800円という格安な値段で宿泊可能ですが、8800円の「スタンダードプラン」で予約したときは食事場所が食堂でした。

プラン詳細に明記されているわけではないのですが、11000円の「お料理まんぷく温泉満足プラン」で宿泊したときはいつも個室での食事だったので、そのように分けているんじゃないかなと思っています。

これまで何度も泊まっているお気に入りの宿で、宿泊レポートも公開しています。

8月いっぱいは空室がないようなのですが、本当に予約がいっぱいなのか、休業しているのかは不明です。9月以降は土曜日も含めて予約可能です。

建物は古いけどお湯はよく、食事は「この値段でこんなに?」と思う量と質

建物は見た目どおり新しくはなく、トイレや洗面所は共同です。しかし、室内はきれいですし、Wi-Fiもしっかり使えるし、エアコンも新しいので真夏でも快適でした。

浴室は男女別の内湯のみ。夜通し入浴可能ですが深夜はシャワーが水のみになってしまうそう。

赤倉温泉の熱めの源泉が常時かけ流されています。シンプルな浴室ですがお湯は良いです。

食事は、まんぷくプランで予約したときは、朝夕共に個室でいただきました。

ほぼ一気出しですが、かなりの量です。そして、味もいいのですよ……。

お酒のつまみにちょうどいい料理が多く、日本酒がすすみます。

お刺身はいつも3種以上の盛り合わせで、とても新鮮です。

卓上で調理するほたての貝焼もおいしかったです。

朝食はシンプルですが、小鉢などのおかずもすべて手作りされているのがわかるお味です。

漬けものやひじきなど地味目のおかずもちゃんとおいしく、思わず「こういうのでいいんだよ」と言いたくなるような朝食でした。

燕温泉 ホテル花文

休前日1人泊OK・1泊2食付き16,500円~

燕温泉のホテル花文は妙高山の登山口近くにあり、登山前後の宿泊にも便利な宿です。

建物は古いのですが、白濁硫黄泉のいかにも温泉らしい温泉を楽しめ、食事もおいしいのでこれまで何度か宿泊しています。春の山菜料理、秋の新蕎麦が特におすすめです。

土曜日も1人泊可能で、食事の場所については1人あたり1000円で朝夕お部屋に運んでいただけるそうなので、部屋食が良い場合は予約時に申し込むと良いでしょう。私は、今は食事場所には特にこだわりがないので会場食でいいやと思っていたのですが、宿の都合で部屋食になったことも1度ありました。

お湯が本当にすばらしく、春の山菜、秋の蕎麦をはじめ食事もおいしい

宿泊できるお部屋は、トイレが共同の旧館の和室と、トイレ付きの新館の和室です。

廊下など共用部分は特に、古さが目立つ箇所もあるのですが、新館の客室内はきれいでした。

トイレはウォームレットのみでウォッシュレットはなし。
それと、高所なので平地よりはだいぶ涼しいのですが、エアコンがないので暑がりな方は真夏の宿泊はやめておいたほうが良いかもしれません。それと、Wi-Fiが利用できるのはロビー周辺のみで客室では使えず。スマホの電波は、ドコモは問題なくつながりましたが、レビューを読むと「スマホの電波が微妙」と書かれている方もいたので、部屋によって、あるいはキャリアによってはつながりにくいかもしれないことは、覚悟しておいたほうが良いでしょう。

浴室は2室あり、通常女湯となっているほうの浴室が露天風呂付きで、広々としています。

内湯も明るく広く、飲泉も可能です。

露天風呂からは山並みを眺めることができます。

お湯の温度は内湯が熱め、露天風呂はややぬるめのことが多いですが、快適な温度に調整されていました。

食事は、最初にお刺身や小鉢などの冷たい料理が並び、揚げ物などは後から熱々を持ってきてくれます。

ドリンクメニューはそれほど多くはありませんが、地酒の呑み比べセットがあるのはうれしい。

岩魚を笹の葉と一緒に蒸した料理や天ぷらは後から持ってきてくださいました。
天ぷらの内容も季節によってかなり変わります。春にはもちろん、山菜の天ぷらが。

秋には打ち立ての十割蕎麦がいただけるプランもありました。

朝食はシンプルですが味はどれも良く、春に山菜のおひたしやうどのきんぴらが並んだのが、山の宿らしくて良かったです。

大湯温泉 友家ホテル TOMOYA HOTEL

休前日1人泊OK・1泊2食付き17,700円~

新潟県魚沼市の湯之谷温泉郷大湯温泉にある全14室の温泉ホテル、友家ホテル。
建物は古いのですが、1室1室異なるテイストでこだわりを持ってリノベーションされている、リピーターの多い宿です。

食事は朝夕共に部屋食、浴室はすべて貸切利用という、誰にも会わずに籠もってひたすらダラダラするのに最適な宿です。食事もおいしくお湯も良く、2022年3月に初めて宿泊したのですが、12月に早くも再訪してしまいました。宿泊レポートも公開しています。

土曜日も1人で泊まれる宿で、楽天やじゃらんでもプランは出ていますが、公式サイトからのほうがプランの選択肢も多く、宿泊料金も安くなっています。公式サイトもチェックしてから予約されたほうが良いでしょう。

貸切風呂の予約もドリンクオーダーもタブレットでOK!部屋でDVDも見れる

客室はきれいにリノベーションされていて、どの部屋も雰囲気あるお部屋です。Wi-Fiも、もちろん利用可能です。

4階建てでフロントが2階にあり、浴室は1階にあるため、4階に宿泊するとお風呂に行く度にけっこうな上り下りをすることになります。私は「運動になるからいいか」とあまり気にしませんが、気になる方は公式サイトのお部屋案内を参考に「階段少なめでお風呂に近い和室」を選ばれると良いかと思います。

また、すべての部屋にDVDプレイヤーが設置してあり、フロントの前にはかなり大量のDVDが置いてあって、滞在中自由に見れるようになっているのも素敵なサービス。

部屋食なので、気に入ったDVDを見ながら食事をいただけるのもうれしいですね。

浴室はすべて空いているときに貸切で利用する方式ですが、空室状況を客室内にあるタブレットで確認でき、空いていれば予約することができます。

「空いているときに貸切利用」の浴室は「行ってみたら入浴中だった」で無駄足になってしまうのが難ですが、皆がルールを守って利用する限りこの宿ではその心配はありません。

もともと大浴場として使用していた浴室も貸切風呂になっているため、かなり広い浴室もあります。

浴室もすべて改装してきれいになっていますし、お湯もすべてかけ流し。ややぬるめのお湯を1人でゆったりと楽しむことができます。

お部屋でいただく食事も、オリジナリティ溢れるすばらしい内容です。

お店オリジナルの日本酒もあり。ドリンクメニューもラインナップにこだわりが感じられ、見ているだけで楽しいです。ソフトドリンクに、瓶のジャワティーがあって思わずオーダーしてしまいました。

料理は、新潟の旬の食材を味わえるメニューで、和食ベースではありますが、メイン料理のポークソテーなど洋食系のメニューもあります。

デザートのチョコミントアイスもクセになるおいしさでした。

朝食も、具だくさんのお味噌汁やロースハム、だし巻き卵など見るからにおいしそう!

魚沼産コシヒカリのご飯は売店でも販売している自慢の一品で、朝からお腹いっぱい食べてしまいました。朝食にもチーズケーキのデザートがついているのもうれしかったです。

栃尾又温泉 湯治の宿 神風館

休前日1人泊OK(ただし連泊のみ)・1泊2食付き9,130円

栃尾又温泉の神風館は、栃尾又温泉の3軒ある宿の中で最もリーズナブルに泊まれる、連泊向けの宿です。

かつては「1人で宿泊する場合は平日のみ『お試しプラン』で1泊で予約可能」「土曜日を含めて宿泊する場合は2連泊から予約可能」で、なるほど連泊をおすすめしている宿なんだなと思っていました。

しかし、確認したところ現在はさらに条件が厳しくなり、宿泊する曜日にかかわらず「1人泊は3連泊から宿泊可能」「2名以上でも2連泊から宿泊可能」となり、連泊しないと予約できなくなっています。

1人だと3連泊以上する必要があるというのは、ひとり旅初心者向けと言えるのか……?
とも思いましたが、栃尾又温泉はぬる湯で有名な温泉地で夏が繁忙期ですので、寒くなる頃にはまた、1泊でも泊まれるようになるかもしれません。

栃尾又温泉にある3軒の宿の中で唯一、お部屋で食事をいただける宿ですし、じゃらんや楽天からの予約も可能ですので紹介したいと思います。

私は越後駒ヶ岳登山の前泊で宿泊しました。少し前の記事ですが宿泊レポートも公開しています。

食事は連泊にちょうどいいボリューム、現在は部屋にエアコンも完備

客室は、いかにも湯治宿らしいシンプルな和室。湯わかしポットとテレビあり。

エアコンがなかったような気がしていたのですが、調べたところ少し前に最新のエアコンが設置されたそうです。

Wi-Fiは、私が宿泊したときは1階ロビー周辺でしか使用できませんでした。今もじゃらんのプラン紹介で「部屋でインターネット利用可能」とはなっていないので、恐らく部屋でWi-Fiは利用できないのではないかなと思います。

栃尾又温泉は以前は携帯の電波がキャリアによって入りにくかったのですが、現在は改善されていると聞くので、スマホの利用は恐らく大丈夫でしょう。

浴室は、栃尾又温泉の3箇所ある共同浴場に入りに行くスタイルです。

時間帯によって女湯と男湯が変わります。すべての浴室を満喫するためには、たしかに連泊したいところなんですよね……。

風情のある「したの湯」が一番人気がありますが、どの浴室でも人肌のぬる湯を楽しむことができます。

食事は、朝夕共にお膳を運んでいただきます。

1泊だとちょっと物足りない気がするのですが、連泊するならこのぐらいがちょうどいい!という絶妙な量。味はどれもおいしかったです。

こちらが朝食。

栃尾又温泉は「人肌のぬる湯」というお湯の特性も、共同浴場を利用するというスタイルも一般的な温泉地とは少し趣が異なるので、初めて宿泊するときは驚くこともあるかもしれません。

お湯と、いい意味での何もなさがすばらしい温泉地なので、お湯の良さをとことん楽しむ湯治旅をしてみたい方におすすめです。

静岡県でひとり温泉旅初心者におすすめの宿2軒

伊東温泉 ゲストハウス倭荘

休前日1人泊OK・1泊2食付き9,200円~

ゲストハウス倭荘は、伊東駅から徒歩20分ほどの高台に位置する、温泉付きのゲストハウスです。急坂を上った先にあるので、天気が良くない日などはタクシー利用が無難かもしれません。

ゲストハウスですが相部屋(ドミトリー)は一部の部屋のみに限定されており、1人でも個室利用で宿泊が可能です。ちなみに、相部屋利用であればもちろん宿泊料金はさらにお安く、個室利用では2食付き9200円が最低料金ですが、相部屋でよければ7200円から宿泊できます。相部屋利用は「ひとり旅初心者向け」とは言えないので、ここでは個室利用の2食付き9200円~でご紹介しました。

食事場所は、コロナ禍はすべて部屋食となっていましたが、現在はプランの詳細に

※ハッピーアワーとお食事のご提供は食堂・お部屋と選べます。
 どうぞご安心して、ゆっくりとお楽しみください♪

と記載があり、お部屋・食堂どちらでも選べるようです。

ゲストハウスだが個室利用で1人泊もOK、2食付きで気楽に1人で泊まれる

私が宿泊したのは和洋室で「この部屋に2食付き1万円で泊まれるのか!」と驚く広さで、設備も整ったお部屋でした。

トイレ・洗面も室内にあり、もちろんWi-Fiも利用可能です。

廊下に出ると本棚がずらりと並び、連泊しても退屈しなそうですね。

設備の整ったキッチンも利用可能で、自炊することもできますし、お茶やコーヒーも好きなときに飲めるようになっていました。

浴室では泉温51.3度のやや熱めの単純温泉を「加水・加温・循環ろ過・消毒すべて無し」でかけ流しています。

熱めですが、泊まったのが寒い季節だったこともあり、水を足さずに濃厚な源泉を楽しむことができました。

夕食付きのプランで申し込む場合、

★刺身定食(伊東港地魚メイン)
・ロコモコ
・コリアンBBQ
・アジフライ
・チキンカツ
・サバ塩焼き
・しらす丼
★ガーリックシュリンプ 
★オックステールスープ(ライス・サラダ付)

のメニューから予約時に選択します。★がついている3つのメニューは+330円かかりますが、宿イチ押しだという刺身定食を選択しました。(毎週水曜日のみ刺身定食は提供不可です)

部屋まで運んでいただきましたが、全体的に思った以上のボリュームで驚きました。

特に刺し盛りは、1人前にも関わらず舟盛りになっていて、地酒をオーダーしてすべておいしくいただきました。煮物やサラダなどの副菜もすべておいしかったです!

朝食もかなり豪華でした。

伊豆の宿らしいメニューですがありきたりな感じはせず、すべておいしくいただきました。朝食のみのプランもあるので、伊東の飲食店で夕食をいただいて泊まるのも良さそうですね。(中心街からちょっと遠いけど)

桜田温泉 山芳園

休前日1人泊OK・1泊2食付き30,800円~

桜田温泉の山芳園は西伊豆エリアにある全10室の一軒宿です。10室のうちの2室で1人泊を受け入れています。

静岡県内でも都内からのアクセスが良いとは言えない場所ですが、特急踊り子号で伊豆急下田駅まで出て、東海バスの「堂ヶ島行き」に乗車し、45分ほど乗車して「桜田」停留所で下車する行き方がわかりやすいです。このルートはGoogleマップにも対応しています。

土曜日も1人泊可能、朝夕共に個室で食事をいただける宿です。

広い露天風呂も貸切で利用!食事は地の物尽くしでドリンクメニューもこだわりが光る

2室ある1人泊可能な部屋のうち、私は「岩風呂付き客室<椛>」に宿泊しました。

シンプルな和室に、かけ流しの半露天風呂が付いているお部屋です。部屋自体はもう1つの部屋のほうが広く快適そうなのですが、部屋風呂付きの部屋のほうが1000円高いだけなので、それならこちらがいいなあと思った次第です。ちなみに、客室ではWi-Fiが利用できず、こちらの部屋ではドコモ・ソフトバンクの電波も微妙でしたので利用される際はご注意を。

しかし、部屋に温泉浴室があるのはやはりいいものです!

貸切露天風呂以外の浴室は夜通し利用できるんですが、女1人での宿泊だと、深夜早朝に入りに行くのは、部屋と浴室が遠いとちょっと億劫になってしまうんですよね。私は夜中に目が覚めて活動しがちなので、部屋風呂があるとお値段以上に幸せになれます……。

部屋風呂以外の浴室は、まず、以前は混浴だったという広い広い露天風呂を、空いているときに貸切で利用できます。

ここまで広いお風呂を貸切で利用できるのはなかなかない経験でした。

大浴場は、女湯と男湯で趣が異なるようですが、女湯には檜風呂と岩風呂の浴室が2つあります。

岩風呂には2つの浴槽があり、それぞれに温度が異なっていて交互浴が楽しめるのも魅力的でした。

また、空いているときに貸切で利用できる家族風呂もあり、こちらは夜通しの利用が可能です。

食事は朝夕共に個室でいただきました。

食前酒が自家製のサングリアなんですが、前菜がサングリアに合う洋風の味付けになっていたのがすばらしいなと。食前酒(大抵甘い)と前菜(思いきり酒の肴)が合わないこと、けっこうあるんですよね……。

ドリンクメニューにもこだわりが感じられ「刺身に合うワイン」などもあってかなり気になったのですが、お品書きを見て金目鯛の煮付けにはやっぱり日本酒かなーと思い、日本酒をオーダー。

お品書きが詳しくてお酒を決めやすいのはとてもいいなと思いました。朝食にもしっかりお品書きがあるのがうれしかったですね。

さらに感動したのはお刺身と一緒に、どれが何の魚かのメモがついていたことです。

口頭で説明されても忘れてしまったりするので、親切でありがたいなと思いました。伊豆の山葵をすりおろして、すべておいしくいただきました。

焼き物、煮物、揚げ物とすべての料理がおいしく、食材も「地元で人気のお店のさつま揚げ」を使われていたりして、説明をいただきながらすべておいしくいただきました。

朝食も、伊豆の宿の鉄板、鯵の干物がおいしいのはもちろんですが、卵料理が「野菜としらすのオムレツ」だったりと工夫が感じられました。きっとまた泊まりたい宿です。