丹沢を歩いた後、宮ヶ瀬に下山したのは気になるカフェがあったから
あらのや珈琲は、宮ヶ瀬湖にほど近い「宮の平」なるバス停の目の前にある、山小屋のような雰囲気のログハウスのカフェです。
バス停の目の前なのでバスの待ち時間を過ごすのにぴったりのカフェですが、あらのや珈琲の素敵なところは立地だけではありません。
食事もおいしくドリンクメニューも豊富で、特にコーヒーの種類はかなり豊富で、本格的な味わいのコーヒーをいただくことができます。おまけに店内もなんだかとても居心地が良かったです。
宮ヶ瀬湖観光や丹沢の登山後に立ち寄るのにおすすめな、あらのや珈琲についてレポートしてみたいと思います。
「宮の平」バス停目の前にある、コーヒーにこだわりある山小屋のようなカフェ
2019年の2月、例年に比べると本当に雪のない丹沢山地を歩いた後、14時過ぎに宮ヶ瀬に下山した私。
↑登山レポートと宿泊した山小屋についてはこちらに書きました。
今回、初めて宮ヶ瀬を下山口に選んだのですが、これまでは下山ルートが長いし、あまり「歩いて楽しかった」話も聞かないので（失礼な話ですが……）実は避けていたルートでした。
ですが、調べてみると宮ヶ瀬は、登山口からバス停までも近いし、1時間に1本必ずバスの運行があります。登山者以外にも宮ヶ瀬湖観光やサイクリングなどでおとずれる人が多いスポットらしく、飲食店などもそれなりにそろっている、ということで。
それならば、下山後に長々とバスを待つこともないだろうし、バス待ち時間に一休みできるお店もありそう！と思い、下山口に選びました。
丹沢山から宮ヶ瀬に下りる10km以上の道のりを歩いた後、車道に出て「宮の平」バス停を目指します。
時刻は14時過ぎでしたが、本厚木行きのバスは毎時50分発なので小一時間待つ必要があります。
それならば……と、目をつけていたバス停の裏にあるカフェ、あらのや珈琲に入ってみることにしました。
ちなみに、正式な店名は「Cafe de ごはん あらのや珈琲」のようです。食事メニューに力を入れていそうなのはいいですね。
あらのや珈琲の営業時間と定休日
あらのや珈琲の営業時間は11時から17時まで。
ランチ営業に始まり、夕食前には終わる感じですね。
定休日は火・水・木曜日ということで、金土日月の週末周辺の4日間営業しています。
あらのや珈琲の店内
外観もログハウスで山小屋っぽい雰囲気でしたが、店内もおしゃれな山小屋っぽい感じ。
2月は恐らくオフシーズンだと思いますし、時間も昼食どきを少し外しているということもあり、入店時はお客さんはほかにいませんでした。
「お好きなお席にどうぞ」と言われたけれど、さてどこに座りましょう。
さすがに、1人で4人掛けの席に座るのは気がひけるし、かと言ってお店の人と対面になるカウンターは何か気恥ずかしいな。
フロアの中央には薪ストーブと薪が！ますます山小屋っぽいですね。
迷ったすえ、窓際のカウンター席に座ることにしました。
対面のほうのカウンターより椅子も低くて座りやすそうですし。
座ると外が眺められるのも良いですね。気候のいい季節ならテラス席も楽しそうだな……。
あらのや珈琲のメニュー
席に着いたところで、メニューを眺めてみたいと思います。
「無農薬栽培の自家焙煎コーヒー」「国産小麦・自家製酵母パン」「自家製低温熟成麺・生パスタ」など、観光地のカフェと侮ることのできない、素材と手作りにこだわったお店のようです。
ただし、2人で切り盛りしているため「大変お待たせしてしまうこと」「数に限りがあること」をご了承いただきたい旨のことわり書きがありました。ふむ、数量限定は構わないですが、混んでいる日にバスの待ち時間で利用する際は注意したほうがいいかもしれませんね。まあ、今日はほかにお客さんがいないので大丈夫でしょう。
お得なランチセットの提供がありました。
主菜にドリンクとミニデザートが付くのですね。
「ランチセットの注文は16時まで」とのことですが、お店の営業時間が17時までなので、ラストオーダーまでずっと、ランチセットは注文可能というところでしょうか。
ランチセットのメニューはこちら。
どれも素材にこだわったメニューでおいしそうです！
うーん「鳥ハムの自家製酵母ピッツァセット」がおいしそうだけれど、「自家製低温熟成麺」だという生パスタのメニューも気になりますね……。
飲み物メニューはこちら。
コーヒーの種類が多いですね！そしてどれも「無農薬栽培・自家焙煎」の豆だというのに、どの豆でも1杯350円って……えらく安く感じます。観光地のカフェって値段が高い（というか東京並の値段のことが多い）と思ったのに、ずいぶんお値打ちなメニューです。もちろん、どのコーヒーもランチセットに付けることができます。
紅茶は「国産茶葉」と「セイロン」の2種類。それにチャイもあります。
はちみつとシナモン入りのバナナオレも気になりますね。
あまりお酒を飲む雰囲気のお店ではないですが、ビールの小瓶も置いてあるようです。銘柄はなんだろう……。
デザートもすべて手作りのようですね。
ランチセットに付けられるデザートは「抹茶水寒天」と「ミニシフォンケーキ」だけかと思いきや、差額を支払って他のデザートを付けることもできるのですね。柔軟で素敵。
さて、何を注文しましょうか。
デザートまで付いてる！ランチセットメニューをいただく
迷ったすえ、ランチセットの中から「鳥ハムのトマトチーズ生パスタセット」を選びました。ミニサラダ・ドリンク・デザート付きで1000円です。
おお！おいしそうです！！！
食べてみると、パスタは見た目どおりのモチモチ感！ソースもおいしいし、5日間熟成させたという手作りの鳥ハムは、脂が少ない部位なのにしっとりと柔らかく、量もしっかりあって食べ応えがありました。
サラダの野菜も新鮮だし、ドレッシングもおいしいです。
デザートはミニシフォンケーキ。ドリンクはグァテマラにしました。
コーヒーには豆菓子がついています。コメダ珈琲みたい・笑
グァテマラは香りもよく、ほどよい酸味で好みの味でした。
ミニシフォンケーキもしっとりとしていておいしいです。
うーん、でもやっぱりこれはホイップクリームが欲しくなりますね。プラス150円でレギュラーサイズにするとホイップがつくと書いてあったのですが、サイズアップはしなくていいからプラス50円とかでホイップだけ付けてもらえたらなおうれしいかもです！
とは言え、料理もデザートもコーヒーも、丁寧に手がかけられているのがわかるおいしさでした！ごちそうさまでした！
【再訪したい度】★★★★☆ また宮ヶ瀬に下山したら立ち寄りたい「本物感」のあるお店
「宮ヶ瀬湖周辺は観光地で飲食店も多い」とは言え、寒い2月はおそらくシーズンオフなのでしょう。周辺の飲食店でも休業していたお店もありました。
なのであらのや珈琲についても「行ってみて営業してなかったらどうしよう」とちょっと不安に思いつつの訪問だったのですが、ちゃんと営業してくれていて、しかも思った以上に食材や調理法にこだわりの感じられるお店で、かなり気に入ってしまいました。
なんというか、料理も本格的でしたし、店内の内装もよくある「山小屋っぽいお洒落カフェ」ではなく、ストーブは手入れの大変なはずの薪ストーブだったりして「本物感」があったんですよね。
丹沢山地の、特に宮ヶ瀬周辺は夏の間はヒルが心配なので、私は今後も冬しか歩かないと思うのですけど、冬でも営業している素敵なお店を発見できてよかったです。また宮ヶ瀬に下山した際は必ず立ち寄りたいお店です。
