食事はフォンデュ・シノワーズ食べ放題、サウナ付き温泉浴室を貸切利用する山岳ホテル
温泉山岳ホテルアンデルマットは、霧ヶ峰や白樺湖にほど近い、標高1500メートルの高所にある全23室の山のホテルです。
スイスの山岳ホテルをイメージしているという館内には薪ストーブが赤々と燃え、18〜19世紀のヨーロッパのアンティーク家具が並ぶラウンジで、コーヒーやアイスクリームをいただきながらくつろいで過ごせます。
食事も朝夕共においしく、ボリュームたっぷり!
夕食もすばらしかったのですが、朝食のパンがどれを選んでもおいしかったのが印象的でした。
「エコーバレースキー場(休業中)」のすぐ近くにあり、近隣の車山高原スキー場などでスキーやスノーボードを楽しむ人たちで冬の間は賑わう宿です。
4つある温泉浴室が貸切で利用できること、フォンデュ・シノワーズ(洋風のしゃぶしゃぶ)がメインの食事が大変おいしいと聞き、車山高原でスノーシューをした後に1人で宿泊しました。こちらは土曜日も1人で泊まれる宿です。
思った以上に食事がおいしく、雰囲気やサービスも良い宿でしたのでご紹介したいと思います。
一人で泊まれるおすすめの温泉宿もたくさん紹介しています。
- 食事はフォンデュ・シノワーズ食べ放題、サウナ付き温泉浴室を貸切利用する山岳ホテル
快晴の霧ヶ峰でスノーシューを楽しんだ後、送迎車でアンデルマットへ
どの季節に歩いても楽しい霧ヶ峰。
最高峰の車山山頂まで、車山高原スキー場のリフトを乗り継いであっという間に到達することができます。
雪のない季節は「リフトで一気に山頂に行くのはもったいない」と思い「車山肩」あるいは「八島湿原」バス停で降りてゆるハイクを楽しむのが常なのですが、車山肩方面に向かうバスは冬季は運休しています。
無雪期の霧ヶ峰についてはこちらの記事↑にまとめました。
しかし、車山高原スキー場行きのバスは通年運行しているので、冬はこちらのバスを利用して、茅野駅から終点車山高原まで来るのが便利です。
スキー場からがんばって山頂まで登る!という選択肢も一応ありますが、冬は雪が深くただ登るにも時間がかかりますので、とりあえず一気にリフトで標高をあげ、車山山頂周辺をスノーシューでゆるっと歩くのがお気に入りです。
この日はよく晴れていて、北アルプスがくっきり見えました。
富士山も美しい姿を見せてくれます。
車山高原スキー場にバスが着いたのが10時30分過ぎ。
身支度してリフト券を買い、リフトで山頂まで着くと11時30分ごろになっていました。(リフトも、リフト券売り場もけっこう並びます)
最終のバスが14時45分に出るので、それに間に合うように計算しつつ、14時ごろまでスノーシューハイクを楽しみました。
最後はリフトで下りるので、車山山頂に戻ってきます。
気象レーダーが目印になるので、登山道がわかりにくくなる冬でも迷うことなくたどり着けるのが良いですね。
名残おしいけれど、存分に雪山を堪能して戻ってきました。
14時45分発のバスに乗り、10分弱の乗車の後「西白樺湖」というバス停で下車します。
ここに、本日宿泊する「温泉山岳ホテルアンデルマット」の方が、車で迎えに来て暮れる予定……なのですが。
」
実はこの日、ちょうどリフトで下まで降りてきたタイミングで宿から電話があり「宿の車が別の用事で出払っており、迎えに行くのが16時ごろになる」とのこと。
西白樺湖バス停には15時前には着いてしまうので、1時間ほどバス停の近くで待たなければなりません。電話で「バス停の側に白樺湖観光センターがあり、飲食店も入っているのでそこで待てるはず」と教えていただいたのですが、観光センターを覗いてみると飲食店らしきお店は休業中……。
バス停の向かいにある蕎麦屋さんが営業していたので、そちらで1時間ほど待たせてもらうことにしました。
コーヒーだけというのも何だなと思い、小腹も空いていたのでおでんを注文。しかし、後から考えれば夕食がすごいボリュームだったので、15時過ぎに中途半端にお腹に入れないほうが良かったですね……。
16時に迎えに来てくれた宿の車に乗り、宿に向かいます。
温泉山岳ホテルアンデルマットは、白樺湖の北側の「姫木平」という別荘やペンションが点在するエリアにあります。
Googleマップの経路検索だと車で10分少々、徒歩だと1時間17分と出ました。
「1時間ちょいで着くなら、西白樺湖で1時間待つより歩いて行っちゃおうかなー」と一瞬考えたんですけど、この日はスノーシューを持っていて荷物が重かったので迎えを待つことにした次第です。無雪期なら宿まで歩いてもいいな……。
温泉山岳ホテルアンデルマットは、白樺の林の中にあり、クリーム色の壁と赤い屋根のカラーリングが、まるでお菓子の家のようでかわいらしい。
白い像に出迎えられつつ中に入り、さっそくお部屋に向かいます!
【部屋】★★★★ シンプルなツインルームでベランダからの眺め良好
宿泊したお部屋は2階の210号室です。
廊下には絵画が飾られ、あちこちに置かれたベンチや照明が雰囲気を出しています。
210号室へ。壁紙もかわいいな。
ドアは「オゾン殺菌済み」のシールで封がされていました。
鍵を開けて中へ。ちなみに鍵についたプレートもかわいい。日本とスイスの国旗が描かれていますね。
部屋の手前側にユニットバスがついています。
テーブルの上にはテレビ。古いけど冷蔵庫もありました。使ってないのでちゃんと冷えるかは不明ですが、あらかじめ電源は入っておらず、使うときだけ電源を入れる方式です。
ポットやお茶セットなどは客室内にはなく、紙コップだけ置いてありました。ロビーでコーヒーやお茶のサービスがあるので、そちらをご利用くださいということでしょう。
館内や客室内の設備について説明書きがありました。
Wi-Fiについて書いてないかなと思ったんですが、Wi-Fi利用はロビー周辺のみで客室内では使えないとのこと。泊まった部屋はロビーと同じ棟の2階なので電波来てないかな……?と思って確認してみましたが、来ていませんでした。
ただ、LANの端子は客室内にあるので、優先接続できるPCなら接続可能。LANケーブルもお貸しできますとのこと。残念ながら私のノートPCはLANポートないので使えないようです。ただ、山の中とは言えスマホの電波はしっかりあったので特に不自由はありませんでした。
タオル類はユニットバスにまとめて置いてありました。
トイレはウォッシュレット付き、なんだか壁の模様がかわいいユニットバスです。
リンスインシャンプーとボディシャンプー、歯ブラシ、シャワーキャップなどのアメニティ類も置いてありました。アメニティやタオルは温泉浴室にはないので、部屋に置いてあるものを持っていって使います。
客室は、スイスの山小屋を思わせる、素朴でどこか懐かしいような雰囲気。
「アンデルマット」という宿の名前は、スイスのアンデルマット村と地元のエコーバレースキー場(休業中)が姉妹提携していることからついた名前だそうです。何でもこちらの宿のオーナーさんが、その姉妹提携に尽力されたのだとホームページに記載がありました。
部屋の雰囲気にあったブラウンのベッドスローの上には、客室内でだけ着用OKの寝間着が置いてありました。私はいつも部屋着持参なのでこの寝間着も使いませんでしたが、他に浴衣などはないので、食事どきやお風呂あがりに着るリラックスウェアを持っていったほうがいいですね。
ドライヤーはベッドサイドテーブルに置いてありました。浴室が貸切利用ということもあってか、脱衣所にはドライヤーの設置はありません。(脱衣所で髪を乾かしていると回転が悪くなるからかなと)ドライヤーは部屋で使いましょう。
窓を開けてみると長いつららが!
つららの向こうにはたっぷりと雪の積もった屋根と、美しい山々が眺められます。
部屋のベランダから、山の宿らしい眺めが楽しめるのはうれしいですね。グリーンシーズンの景色もきっときれいだろうなと思いました。
薪ストーブのあるラウンジではコーヒーやアイスのサービスあり
客室内にはお茶セットなどはありませんでしたが、チェックインから22時までの間、1階ロビー前のラウンジでコーヒーやお茶、アイスクリームなどのサービスがあります。
薪ストーブが赤々と燃えています。
アンティークな雰囲気のラウンジですが、雰囲気だけではなく。ソファやテーブル、ランプなどの多くは、18〜19世紀にヨーロッパで作られた本物のアンティーク家具だそうです。
エスプレッソマシンが設置してあり、淹れたてのコーヒーを飲むことができます。また、お茶のティーパックも何種類かありました。
チョコレートやウェハースなどの、ちょっとつまめるお菓子も一緒に置いてあります。
冷蔵庫の中にはアイスバーも。こちらも自由にいただけます。上段が「無添加ミルクアイス」で、下段は「メロンクリームアイス」です。
コーヒーとアイスをいただいて、夕食までのひとときをゆったりと過ごしました。
【風呂】★★★★ 4つの温泉浴室を空いているときに貸切で利用する
アンデルマットには「姫木温泉」の源泉を100%使用した温泉浴室が5箇所あり、すべて貸切で利用します。ただし冬期間は半露天風呂の「アルプスの湯」はお休みになるようで、この日利用できたのは4つの浴室でした。
また、4つの浴室のうち本館1階にある「殿城の湯」と「姫城の湯」は、夜通しの利用が可能なので、早朝出発の際にも便利です。
宿泊した日は「空いているときに好きなタイミングでどうぞ」という方式でしたが、混み合う日は「21時までは1時間ごとの予約制、21時以降は空いていれば30分単位で貸切OK」という方式になるようです。
浴室はロビー階の下の階にあり、中から鍵をかけて利用します。
「殿城の湯」と「姫城の湯」が隣り合っており、少し離れた別棟に「泡の湯(右)」と「泡の湯(左)」があります。
写真を見た感じだと「殿城の湯」と「姫城の湯」はそっくりで、2つの泡の湯もそっくりのようです。じゃあ、とりあえず2箇所に入れればいいかな。
ロビー階から「お風呂」と書かれた案内に従い、階段を降ります。
階下にはスキーブーツやスキー板、そして自転車などが置いてありました。
自動販売機はこの階にしかないと部屋にある冊子に書いてあったけれど……。
全部売り切れというかほとんど缶も入っておらず、アサヒスーパードライだけかろうじてありました。
スキー板置き場(館内案内図には「フィットネスフロア」と書いてあった)を通り抜けると「ゆ」と書かれたのれんがあり、この先に浴室があるようです。
浴室があるフロアの廊下は冬はとても寒いので、暖かい格好で行ったほうがいいでしょう。
貸切内湯「殿城(でんじょう)の湯」
まずは「殿城の湯」へ。
こちらの浴室はコロナ禍の以前から貸切風呂として利用されていたそうで、脱衣所も浴室も2名ぐらいでいっぱいのコンパクトな造りです。
ドライヤーはじめ、アメニティ類は脱衣所にはないので、部屋から持ってくるか部屋で使うことになります。ドライヤーは部屋で使ったほうが良いでしょうね……。
温泉分析書が掲示してありました。
源泉温度32.5度、ph9.7のアルカリ性単純温泉です。
源泉100%で加水はしていませんが、温度が低いため加温あり。循環と塩素消毒もあり。
殿城の湯は石造りの浴室で、浴槽は諏訪地方で取れる「鉄平石」という石で作られているそうです。
浴槽の手前にシャワー付きの洗い場があり、シャンプー&コンディショナーとボディシャンプーあり。
41度ほどの適温に調節してあり、循環しているとは言えかなりアルカリ度が高いこともあって、お湯にはつるつる感が残っています。
特徴のあるお湯ではありませんが、塩素の香りなどは特に気にならず、1人でゆったりと湯浴みを楽しむことができました。
サウナ付きの温泉ジャグジー「泡の湯(右)」
「右」「左」と2つある「泡の湯」は、「殿城の湯」「姫城の湯」よりもさらに奥にありました。
渡り廊下を通り「泡の湯」の看板がかかっているドアを開けます。
泡の湯は本館に泊まっている場合は深夜早朝(23時~6時30分まで)は利用できないとのこと。泡の湯はロビーや私が泊まった部屋がある棟とは別棟にあるので、防犯上の理由だと思います。
泡の湯のある建物はログハウス風の建築で、浴室の前にあるお休み処のような場所(館内案内図では「サロン」と書かれていた)も、なぜかちょっと薄暗かったけど明るければ雰囲気の良さそうな部屋でした。
泡の湯は、もともとは男女別の共同浴室として利用されていたそうで、脱衣所も広めです。
温泉分析書がこちらの浴室にも掲示してありましたが、内容は「殿城の湯」と同じでした。加水なし、加温・循環・消毒ありです。
中央にジャグジーがあり、大理石調のタイルに、壁はログ造りという……これはあれだ、北欧風ですね!
ということは、洗い場の向こうに見える扉は……?
やはり!サウナでした。
サウナ付きの温泉ジャグジーを貸切利用できるとは贅沢ですね。ただし水風呂はないですが、水シャワーを浴びればいいのだろうか。
実を言うと個人的にはサウナもジャグジーもそんなに好きではなく「ただ静かにお湯に浸かりたい」タイプなのですが、ハマる人にはハマる浴室なのではないかと思います。
こちらのお湯も塩素の香りがするようなことはなく、1人でゆったりと湯浴みを楽しむことができました。
【食事】★★★★☆ 朝も昼もボリューム満点!肉好きにはかなりおすすめ
食事は、朝夕共に1階のレストランでいただきます。
1人なので気を遣っていただいたのだと思うのですが、朝も夜も窓際の角の席でした。
家族連れなど、わりと大人数の賑やかなグループが多かったので、混み合う日は1人だと気になる方もいるかなと思います。
ホテルアンデルマットのドリンクメニュー
ドリンクメニューは、ビール、カクテル、ウィスキー、日本酒、焼酎、ソフトドリンクと、一通りのものはバランスよく揃えているようでした。
洋風の食事の宿なので、ワインは他のお酒よりも種類が多いようです。
ボトルワインは3000円台のものが中心でリーズナブル。
ホテルオリジナルのハウスワインはハーフボトルでの提供。泊まったときは気がつかなかったのですが……姫木平のワインだという「山ぶどうワイン」がちょっと気になりますね。
夕食はフォンデュ・シノワーズ食べ放題!チーズフォンデュもあり
夕食のお品書きがこちら。
メイン料理は「フォンデュ・シノワーズ」こと洋風しゃぶしゃぶです。サルサソースやナッツクリームソースなど、洋風のソースにつけていただくしゃぶしゃぶでした。
鍋、野菜の皿、肉の皿共に大きく、席に着いた瞬間に「これで1人前なの?」と驚きました。
お酒は、地ビールの「白樺 蓼科」の瓶をお願いしました。
いただきます!すっきりとしたラガービールで、しゃぶしゃぶに合いそう。
こちらは前菜盛り合わせ。
左から「コーンチーズせんべい」「キノコのアヒージョ」「生ハムメロン」「生麩(くるみ味噌)」「野沢菜クリームチーズ」です。
オードブルとして「藁焼きかつおタタキ」それから「ナスのグラタン」が。
まだ前菜ですが、どの料理も手がかかっていておいしいです!
実は、コロナ禍前まではオードブル・前菜はビュッフェ形式で好きなだけいただけたのだそう。現在は、あらかじめ盛り付けたものを配膳していただく形になっていましたが、もしビュッフェ形式のままだったら、前菜の段階で食べ過ぎてしまって、メインのしゃぶしゃぶがあまり食べられなかったかもしれません。
次に運ばれてきたのはなんと……チーズフォンデュです!
なんだか懐かしい……昔流行ったとき、このフォンデュ鍋を買おうか真剣に悩んだことがありますね……。
キャンドルの火で熱したチーズソースに、野菜やパンをつけていただきます。
パンにチーズはもちろん最高の相性だし、野菜もきちんと下茹でされていておいしくいただきました。そして、やっぱりワインにすれば良かったかな……。
ビールを飲み終わったらワインにするか……と思いつつ、メイン料理のしゃぶしゃぶへ。
大皿に、きのこやネギなどの野菜類が大盛りになっており、とても一人前には見えません。お肉も、左がビーフで右がポークですが、ほどよくサシが入っていておいしそうだし、こちらもかなりの量です。
しかもこの肉と野菜は、実は好きなだけお替わりできるのです!
タレの種類が多いのが特徴で、ポン酢とごまだれもありますが、洋風の「サルサソース」や「ナッツクリームソース」があるのがこの宿の特徴です。
肉自体が良い肉なので、どのソースにつけてもおいしい!ナッツクリームソース、かなり気に入りました。
けれど、野菜については普通のポン酢でいただくのが1番おいしかったですね。
最後のほうでお椀に入ったうどんも出てきまして。
「ご飯とお味噌汁もありますよ」と言われましたが、とても食べられませんでした。
「フォンデュ・シノワーズにはワインも合いそうだな」なんて考えていたけれど、お腹いっぱいでお酒のおかわりにもできず。お肉と野菜もお替わり自由だというのに、最初にいただいた一皿をいただくのでやっとでした。おいしかったから気持ちはもっと食べたかったのに。。。
食後に、ラウンジでデザートの「バニラアイスとりんごのコンポート」とコーヒーをいただきつつ一息ついて、ようやくお腹が少し落ち着きました。
チェックイン前に変な時間におでんを食べたり、夕食前にアイスを食べたりしないほうが良かったかもしれないなあ……などと考えたり。
噂に違わず、ボリュームたっぷりのおいしい夕食だったと思います。
朝食は焼きたてパンがおいしい!
朝食は7時30分から。前夜と同じ席でいただきます。
以前は朝食はバイキングだったそうなのですが、コロナ禍以降は、パンと飲み物以外の料理はあらかじめ盛り付けられたお皿がセットされています。
パンはけっこういろいろ種類があり、ワッフルまであります
しかし、この時点では実はそんなに期待はしていなかったのです。ビジネスホテルのバイキングで並ぶような普通のパンだろうと。
いちごジャムとブルーベリージャム、バターもあり。
飲み物はりんごジュース、オレンジジュース、牛乳、コーヒーなど。
いただきます!バイキングだと自分でこんなきれいに盛り付けられないし、つい食べすぎてしまうので、個人的にはバイキングじゃない今の方式のほうが好きですね。
ハムエッグと同じ皿に載っているのはラタトゥイユとさつまいものサラダ。ラタトウィユもおいしいし、さつまいものサラダにはひまわりの種が入っていたり、手が込んでいます。
新鮮な野菜サラダ。熱々のココットはブロッコリーのグラタンでした。スープとグラタンは、席についてから熱々のものが提供されます。
そして……パンがおいしいんですよ。トーストもいただいたんですが、食パンからしてもっちりとした食感でちょっと高級感のある味。
ぶどうパンはしっとりもちもち。デニッシュもありがちなチョコとかじゃなく、ベリーのクリーム?が入っています。
ワッフルも食べてみたかったけどたどり着けず……日によってはフレンチトーストが出る日もあると聞き、この朝食はまた食べに来たい朝食だなと思いました。
夕食もおいしかったけど、朝食の満足度がかなり高かったです。
最後にヨーグルトとコーヒーをいただき、薪ストーブの前で一休み。
朝の光が入ってくるラウンジは、夜とはまた雰囲気が違いますね。
部屋に戻り、チェックアウトの時間までごろごろして過ごします。
帰りは西白樺湖のバス停を10時台で出るバスに合わせて、車で送っていただきました。
【再訪したい度】★★★★☆ おいしい食事を味わいにグリーンシーズンに泊まってみたい
とにかく、朝も夕も食事がおいしくてしかもボリュームたっぷり!
スキーや登山を楽しむ前後に泊まるのに良い宿だなと思いました。
正直こんなにおいしい&たっぷりと思わず、変な時間におでんを食べてしまったことを後悔しましたが……お腹を空かせて泊まりたい宿だなと思います。
スキー場の近くの宿ということもあり、冬はスキーを楽しむグループや家族連れが多かったです。空いているときならお風呂や食事もより楽しめただろうと思うので、次はグリーンシーズンの、それも夏休みでも紅葉でもないときに、霧ヶ峰ハイキングと合わせてのんびり泊まりたいなと思いました。
チェックアウトのときに「雪がない時期にもまた来てくださいね!」とお声がけいただいたし、土曜日も1人で泊まれるので、きっとまた訪れたい宿です。
ちなみに宿泊を検討されている方へ……薪ストーブの暖房は、場所によっては寒さを感じることもありますので、冬に泊まられる場合はインナーダウンなどの室内で着れる防寒着を用意しておくと、快適に過ごせると思います。
【1人旅に優しい度】45点:GWも1人泊可能!だけど食事などは1人泊上級者向けかも
泊まりやすさ 15/20
休前日も1人泊可能、GW中も1人で予約可能となっている。
ただし、1人で泊まる場合、2名で宿泊したときの1人あたりの料金プラス1万円ぐらい料金はアップする
食事場所の配慮 5/20
食堂でいただく。
おそらく1人なので配慮いただき端のテーブルに案内していただいたのかな?と。
席と席の間はそんなに離れておらず、賑やかなグループが多かったりすると一人旅初心者にはやや厳しいかも
プランの選択肢 15/20
1人で泊まれる部屋は限定されるが、食事などのプランの内容は1人で泊まっても2人以上で泊まっても同じのよう。
1人だとオーダーできない料理プランがある、というようなことはない
ドリンクオーダー 5/20
グラスワイン赤白、カクテル、焼酎グラスあり。
瓶ビールは中瓶から。日本酒も2合からなので、1人でさまざまな種類のお酒を楽しむのは難しそう
フリーWi-Fi完備 5/20
客室内では有線LANは利用できる(LANケーブル貸し出しあり)が、Wi-Fiは利用できない。ロビー周辺でのみ、Wi-Fi利用が可能とのこと。
一人旅をもっと楽しみたい方に向けたエッセイです。
一人で泊まれるおすすめの温泉宿もたくさん紹介しています。