温泉ブログ 山と温泉のきろく

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中伊豆梅木温泉 神代の湯 宿泊記 無農薬野菜を使った料理がおいしい現代的な湯治宿に一人泊

温泉や 神代の湯

神代の湯は、伊豆箱根鉄道修善寺駅から車で15分ほどのところにある宿です。

かつては「完全菜食の湯治宿」だったらしいのですが、現在は「ふじのくにポーク」や「あしたか牛」「駿河湾の金目鯛」などをいただけるプランも登場し、食事の面でも満足度の高い宿になりました。特に、もともと菜食の宿だっただけあって、自家栽培中心の野菜料理は他では味わえないおいしさだと思います。

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肝心のお湯も、湯量豊富ですばらしいの一言。しかも昼の12時からチェックイン可能なので、早めにチェックインすれば昼からお風呂三昧できるという……。長逗留できる湯治宿としても、旅の宿としても使える宿だと思います。
東京からも比較的近く、宿泊料も2食付き1万円ほどとリーズナブル。週末にふらっと出かけるのにちょうどいい宿ではないかと。そんな神代の湯について、レポートしてみたいと思います。

新幹線・東海道線 ・特急踊り子などを使い、12時までに修善寺駅に着く

神代の湯の最寄り駅は、伊豆箱根鉄道修善寺駅です。
東京駅、もしくは品川駅から新幹線か東海道線を利用してまずは三島駅まで。今回は、自由席特急券を買って東京から熱海まで新幹線で行きました。

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東京駅で購入した「こぼれイクラととろサーモンハラス焼き弁当」と日本酒のワンカップを1杯。

f:id:happydust:20181110033416j:plainおお……輝くイクラ。

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いただきます!
しかし……新幹線に乗っているのはほんの40分ほどなので、食べ&飲み終わるのになかなか慌ただしかったです。本当はもう少し早い時間に家を出て、東海道線のグリーン車にでも乗ってのんびり行こうかと思っていたんですけど、寝坊してしまったのですよね・笑

三島駅で伊豆箱根鉄道に乗り換え。

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35分ほどの乗車で、修善寺駅に到着。 

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なんとか12時直前に修善寺駅に着くことができました!
1日に1便しかない、宿の送迎車に乗るために12時に修善寺駅に着きたかったのですよ…。

公共交通機関利用なら、1日1便のみの宿の送迎を利用するのがおすすめ

修善寺駅から車で15分ほどのところにある神代の湯ですが、一応、修善寺駅から1時間に1本ほどバスも出ています。最寄りのバス停は「八幡(はつま)」という停留所だそうですが、ただし宿からはけっこう距離があるためバス利用はおすすめしていないとのこと。

となるとあとはタクシー(片道2200円程度)ですが、宿の送迎が迎え1便、送り1便だけあるのです。利用する場合は予約時にその旨を伝え(ネット予約の場合も予約フォームに記入)修善寺駅に12時に着くようにします。

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あの、白い車が神代の湯の送迎車です。トヨタのアルファード、という車種。

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ちなみに、神代の湯は楽天トラベルからも予約可能ですが、送迎車を利用できるのは「公式サイト経由もしくは電話で予約」した人のみです。また素泊まり・一汁一菜プラン・シークレットプランで宿泊の人も送迎は利用できませんのでご注意を。

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15分ほどの乗車で、神代の湯に到着しました。

帰りも送迎車を利用したい場合はチェックインの際に申し出ておけば、チェックアウト後は10時発で修善寺駅まで送っていただけます。 

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靴を脱いで館内へ。磨き上げられた床が美しい……。
私は何度も泊まっているので、今回は宿帳も名前だけの記入でOK。鍵を渡されて自分で2階にある本日宿泊するお部屋に向かいます。

【部屋】★★★★ 布団敷きはセルフでバストイレ無し、きれいな湯治宿という趣

階段を上って2階へ。エレベーターはありません。 

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廊下にはリキッドタイプの虫除けと電気スタンド、そしてなぜかヘルメット……?が置いてありました。

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この日はまだ暑く、蚊が出てもおかしくない気候でしたので、虫除けだけお借りして部屋に持っていきます。

本日のお部屋はこちら。 

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シンプルな6畳間。

部屋の奥側から撮影するとこんな感じで、隅のほうに液晶テレビや内線電話などがまとめて置かれています。 

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電気ポットとお茶セット、それからドリップパックのコーヒーが。

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ポットは保温機能はなく都度湧かすタイプです。

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部屋着は浴衣ではなく作務衣でした。タオル&バスタオルと一緒に置いてあります。 
アメニティは歯ブラシ、コットンと綿棒のセット、カミソリ。

布団敷きはセルフです。また、Wi-Fiについては2018年に泊まったときは利用できませんでしたが、2022年に宿泊した際はフリーWi-Fiが整備されており、速度もけっこう速くてありがたかったです。

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食事の時間や入浴時間などは、部屋に置いてある冊子にまとまっていました。
2回目以降の宿泊だと特に、入室時の説明がほぼないので、こちらの冊子で確認しましょう。

館内の見取り図がこちら。2階には客室が8室。女性専用トイレ&洗面所と、男女兼用トイレ&洗面所。

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1階には食事処と、別棟に浴室がありますので、こちらは後でご紹介しますね。 

トイレ・洗面は共同だが清潔で部屋から近く問題なし

神代の湯のすべてのお部屋には、トイレと洗面所が付いていません。
公式サイトを読むと「トイレが居室の側にないほうが、同室のお連れ様に気を遣わなくて良いでしょう?」「スタッフも頻繁に掃除に行けるから清潔に保てるし」という理由だそうです。

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たしかに、洗面所もトイレもとても清潔でしたし、トイレにはウォッシュレットも付いているので特に不自由はありませんでした。

漫画部屋もあり、長期滞在しても飽きなそう

2階の隅には「マンガ書庫」なる小部屋がありました。 

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「ONE PIECE」や「のだめカンタービレ」「バンビーノ」など、名作長編漫画がずらりと並んでおり、長期滞在して湯治する際でも退屈しなそうです。

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これだけ漫画があれば、連泊しても退屈することはなさそうですね。

冷蔵庫は廊下に共用のものが1つ

冷蔵庫も室内にはなく、廊下にある家庭用の冷蔵庫を共同で使います。
自分の入れたものには、名前を書いておくルール。

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マジックと栓抜きが置いてありました。

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グラスなどは置いてありません。部屋にもコーヒーカップとお茶碗しかないので、ワインや瓶ビールを飲みたいときはグラスがないのは少し残念ですね。ただ、厨房に言えば借りれるのかもしれません。

布団敷きはセルフだしゴージャスなお部屋ではありませんが、食事も食堂でいただくのでチェックイン後にスタッフがお部屋に入ってくるということがありません。なので昼から布団を敷いてダラダラしてするのもOK、という神代の湯のお部屋は、個人的には至極快適だと思います。

ただ一点だけ難を言えば防音性がやや低いこと。
部屋の中にいるときは隣室の声はそこまで聞こえないんですが、廊下を歩いていると、部屋の中の声がわりとはっきり聞こえてくることがありました。1人泊なら話す相手もいないので特に気になりませんが、親しい誰かと泊まる際には気をつけたほうがいいかもしれませんね。

【風呂】★★★★☆ 湯量豊富で無料で利用できる貸切風呂があるのもよい

神代の湯には男女別の大浴場と、貸切風呂が1つあります。
入浴時間はチェックイン~23時までと、朝は6時から8時まで。
深夜と朝食後にお風呂に入れないのは本当に残念なのですが、チェックインは12時から可能ですので、なるべく早めにチェックインしてお風呂三昧するのがおすすめです。

新宿にある大型温泉施設「テルマー湯」にも、この神代の湯から源泉が提供されていて驚いたのですが……きっとかなり、湯量豊富なんでしょうね。

テルマー湯のお湯は運び湯ですので、残念ながら源泉の良さはほぼ失われているのですが、源泉地であるこちらの宿のお湯は本当にすばらしいと思います。

大浴場には露天風呂と内湯、北投石のミストサウナ付き

大浴場は、居室のある棟とは別の棟にあるため、いったん外履きに履きかえます。

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食事処の中を通り、サンダルに履き替えて橋を渡ります。

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橋の上から見える風景。

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緑が美しかったです。

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渡り廊下を歩いていくと、自動販売機が置いてあるスペースが。

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このスペースはどうやら喫煙所を兼ねているようで、タイミングによっては煙が流れてくることもありました。

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こちらの玄関から、大浴場のある棟の中へ。
虫が入らないように、扉にも網戸がされています。

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左側のオレンジののれんが女湯です。大浴場の男女の入れ替えはありません。

脱衣所。

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鍵付きのロッカーが整然と並んでいます。無料で利用できるロッカーですので、日帰り入浴の際も安心ですね。

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洗面台が2つ。ドライヤーも2つありました。風力も強く、十分使えるドライヤーです。

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脱衣所には温泉分析表が貼ってあります。泉温47.4度。ph9.2のナトリウムー硫酸塩温泉です。

では、いざ浴室へ。

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内湯は壁が木造りで、清潔に磨き上げられていました。

シャワー付きの洗い場が4つ並んでおり、水圧も問題ありません。

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シャンプー&コンディショナーとボディシャンプーあり。「ラコンサ」という、ノンシリコンのシリーズですね。
体を洗ってからまずは内湯へ。

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広めの浴槽ですが、新しいお湯がどんどん注ぎこまれており、浴槽の縁からお湯がオーバーフローしています。

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高アルカリの炭酸水素塩泉の掛け流しで、湯温もちょうどよく、肌がしっとりします。

体が温まったところで、露天風呂へ。 

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ああー良いですねえ。この露天風呂が大好きなのです。特に眺めが良いとかいうわけではないのですが……。

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夏から秋にさしかかろうとしている季節で、少しひんやりとした空気を感じながらやや熱めの露天風呂に浸かる……なんて最高なんでしょう。

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今回も、かなり長風呂してしまいました。
お湯は内湯が40度ほど、露天風呂が41~42度ぐらいの適温に調整されています。たまに、露天風呂がちょっと熱いときがありますが、ご愛嬌ということで……。

大浴場には「北投石ミストサウナ」も設置されています。 

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入ってみると、床も壁も一面木造りのミストサウナでした。窓があって外が眺められるのはいいですね。

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しかし、特に腰掛ける椅子のようなものはないですし、枕に使うような木が並べてあるので、おそらくこれは寝転がった体勢で利用するミストサウナ、ということなんでしょうね。なんとなく落ち着かないですが……。

中伊豆の温泉地ではミストサウナが流行っているのか、神代の湯のほかに、伊豆長岡温泉の弘法の湯にも同様の、寝転がって利用するスタイルのミストサウナがありましたね。 

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お風呂を上がったところに、お休み処もあります。主に日帰り入浴で来られた方が利用されているようです。

神代の湯の日帰り入浴料金と営業時間

神代の湯では、日帰り入浴も受け付けています。
営業時間は10時~19時までで、大人1500円(16時30分以降の入館なら1000円)の入浴料金です。貸切風呂は宿泊客専用のため、大浴場とお休み処のみの利用となります。
そう考えると、わりと高額な入浴料金ですよね……。

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修善寺もすぐそこのはずのこの場所で、少々高めの値段でも日帰り入浴におとずれる方がそこそこいるのは、やはりお湯が良いからなのでしょうね。

平日はランチと入浴のセットメニューの設定もあり、少し割安になります。

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ランチは麺類のほか、ひものや豚しゃぶ、ハンバーグの定食もありました。こちらの干物、後ほどご紹介しますが私も別注メニューで注文しまして、なかなかおいしいのでおすすめです。しかし、けっこう高額なメニューもありますけど、全部ランチセットにできるのかな……。

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「由比産釜揚げしらす丼」なんていうメニューもあり、心惹かれました。
これ、12時でチェックインした宿泊客も注文できるんでしょうかね。一度食べてみたいものです。

貸切風呂は予約表に名前を書いておけば、好きな時間に入れる

次に、宿泊者専用の貸切風呂についてご紹介します。
1階の階段の前あたりに、貸切風呂の予約表がありますので、チェックインしたら早々に、こちらの予約表に名前を記入するのがおすすめです!早い者勝ちですので……。

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1枠40分の利用となります。
1人何回まで、というような利用の制限は特にないので、まあ常識の範囲内で複数回利用して良いのではないかと!全8室のお宿ですから、2回は入っても大丈夫ですよね、きっと。

朝早めにチェックアウトする必要がないのなら、おすすめは朝食後の9時からの枠です。なぜならこの時間帯は大浴場が清掃中で利用できないので、朝食後に最後に1風呂浴びるなら貸切風呂を利用するしかない、というわけです。

 

名前を書いて予約しておいた時間になったら、1階の奥にある貸切浴室のある胸に向かいます。 

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のれんのかかっているドアが浴室です。
「空いてます」という札がかかっていたら入れますので、札をひっくり返してから入ります。

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浴室の前に、源泉分析表が貼ってありました。

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少しだけ、大浴場に貼ってあったものと異なるような……?
神代の湯では、複数の源泉を所有されているようなので、そのためかもしれません。

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脱衣所。こちらは貸切利用のみなのでロッカーに鍵はかかりません。

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洗面所にはブラシと紙コップとドライヤーが。
水道の水は「ミネラルウォーターの美味しい水」なので飲めるとのこと。
公式サイトを見ると、館内の水道水は「湧き水を汲み上げて」使用しているようですね。たしかに、癖のない軟水で、おいしいお水でしたよ。

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では、浴室へ!

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内湯のみですが明るく、1人で使うのがもったいないぐらいの広さです。 
ミストサウナと同様に「北投石を使った蒸気浴」を兼ねているそうで(どういう仕組みかよくわからないのですが……)あえて浴室内は換気されない、湯気が籠もる作りになっています。

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洗い場は2つあり、アメニティ類も大浴場と同様に揃っています。

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貸切浴室も、湯量は豊富です。

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大浴場もそれほど混んではいないので、1人で独占する時間もわりとあるのですが……誰も入ってこない貸切浴室はまた格別ですね。

浴室内の温度が高めなのであまり長湯はできないのですが、たっぷり汗をかけるのでお風呂上がりのビールがおいしくなりますね。

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乗換の際に熱海駅の売店で購入したビールをお風呂上がりにいただきました。

ビールを飲みつつ、夕食の時間を待つことにします。

【食事】★★★★☆ やや量は少なめだが、野菜料理と玄米がおいしい

神代の湯では、食事は夕食も朝食も1階の食事処でいただきます。

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夕食は18時から、朝食は8時からの一斉スタート。
多くの宿では「到着が遅くなる」ことをあらかじめ伝えておけば、19時ぐらいまでは開始時刻を調整していただけると思いますが、神代の湯ではそのあたりは融通が利かないようです。楽天トラベルの口コミなどを読むと、夕食の開始時間について不満を漏らしている方が何人かいました。

さまざまな考え方があると思いますが、神代の湯の場合、注意事項のところに

最終チェックイン17時(プランに食事が付かない場合を除く)
夕食18時一斉スタートです 18時過ぎましてお着きでない場合は夕食はご用意できません。

とはっきり書いてありますので、これはもう、その条件に見合わない場合は他の宿を選ぶしかないのかな……と。 

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そんなわけで18時になったら食事処へ向かいます! 

神代の湯のドリンクメニュー

夕食時にいただける、ドリンクメニューについてご紹介したいと思います。
焼酎に力を入れているようで、芋・麦・その他と合計15種類ぐらいラインナップされていました。

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果実酒に「自家製わさび焼酎」があるのが伊豆らしいですね……。

生ビールはエビスと、サッポロビールの静岡限定ビールである静岡麦酒
瓶ビールは、こちらも「伊豆限定ラベル」の黒ラベルと、なぜか「網走ビール」が…… 

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網走ビール、気になったので食後に部屋で飲むためにオーダーしました。
「流氷ドラフト」「知床ドラフト」「桜桃の雫」の3種があり、桜桃の雫をオーダー!
網走産のさくらんぼを原料に使ったビール、フルーティで食後にぴったりでした。

日本酒はないのかしら……と思ったら、日本酒メニューは黒板に書いてあるとのこと。

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全国各地の地酒がラインナップされています。1合でオーダーできる日本酒が多いのは、個人的にはとてもうれしいですね!
スパークリング日本酒もあるのか……。

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この他にも、壁には「冷やし玄米甘酒」や、手作りの「赤しそジュース」もあり、お酒飲めるのにこちらも飲みたいと思ってしまいました。

今回は飲まなかったのですが、酔い覚ましに赤しそジュース、飲んでみたいですね。

別注メニューは干物がおすすめ

神代の湯では、ネット予約時に「別注メニュー」を選ぶことができます。
別注メニューは以下のようなものです。

・地魚刺身盛り合わせ:1500円
・静岡銘柄豚「ふじのくに」しゃぶしゃぶ200g:1500円
・下田沖自慢の地金目鯛:2500円
・【西伊豆産】伊勢海老鬼殻焼き:4800円
・鮎の塩焼き:860円
・さざえの壺焼き1個:1000円
・あしたか牛シャトーブリアン120g:4320円
・あしたか牛サーロイン160g:3240円
・天城湯ヶ島名物『いのしし鍋』:3000円
・神代名物一夜干し塩サバ:680円
・神代名物一夜干し金目鯛:1490円
・神代名物トロカマス:900円
・数量限定「ノドグロ」(あかむつ)一夜干し:1280円

それなりにいいお値段の別注メニューも多いのですが、その中では干物はまあまあリーズナブルです。
人気が高いらしく、お土産に購入することもできるようでした。

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調理代は200円です。
となると、私などは自宅で上手に焼く自信もないし、宿で食べたほうが良いなと思ってしまいますね。持ち帰るとなると保冷バッグ代350円も必要になりますし。

神代の湯は基本プランだとボリュームが控えめなので、干物を一品追加しておくとかなり満足度が上がると思います。私も、サバの一夜干しを予約時にオーダーしておきました。

別注の干物は、夕食で出していただくことも朝食で出していただくこともできるのですが、夕食には別に干物が出ますので、私は夕食と一緒に出していただけるようお願いしました。

2018年宿泊時の夕食

では先日、2018年の9月に宿泊した際の夕食をご紹介したいと思います。

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18時になったら食事処へ向かい、自分の部屋の名前が書かれたテーブルに着きます。

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今回、お酒は最初から日本酒にしました。天狗舞を一合。

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いただきます!

お品書きがないので、料理や食材の正式な名前は不明ですが、わかる範囲で書いていきますね。 

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ピーマンとパプリカのきんぴら。ごぼうとレンコンの胡麻味噌和え。
ピーマンが甘味があっておいしい!

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茄子の煮浸し。かぼちゃのいとこ煮。
かぼちゃが濃厚でおいしく、この3倍ぐらい食べられるなって思いました。

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左はフライドポテトのような粉吹きいものような……?ジャガイモを使った洋風の味付けの料理です。洋風だけど濃い味ではなく、日本酒のつまみでもいけます。
右は、ワカメと、赤いのはなんでしょう?何かの茎の酢の物ですね。

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そして、今回私は「静岡銘柄豚ふじのくにのしゃぶしゃぶ」付きのプランで宿泊しました。
基本プランより1000円ほど高くなりますが、別注でオーダーすると1500円の料理ですのでプランに含めたほうが少しお得ですね。
この豚が、ブランド豚だけあってか、脂が載っているのにしつこくなく、大変おいしかったです。

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そして、別注オーダーした塩サバ!
こちらも、脂が載っていて日本酒がすすみました。注文しておいてよかったです。

 

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最後のごはんは玄米ご飯、赤出汁、お漬物。
玄米が苦手な場合は、予約時に申し出れば白米に変更も可能でした。

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デザートは手作りのマロングラッセ!甘さ控えめでおいしい!!!
これ、お土産に買っていきたいぐらいおいしかったです。ごちそうさまでした。

2014年宿泊時の夕食

実は、前回宿泊したのが4年前の2014年だったのですが、その際の夕食についても簡単にご紹介したいと思います。

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このときは初夏でしたので、茄子やトマトなど、夏野菜がふんだんに使われていましたね。

玉ねぎを丸ごとスープ煮にした料理もおいしかった!主菜は焼き魚です。

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デザートはスイカ。
大変おいしかったのですが「ちょっと量が少ないかも」と思った4年前でした。 

2013年宿泊時の夕食

そしてさらに1年前の2013年に泊まったときの夕食の写真も、ご紹介したいと思います。

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このときはやや、寒い季節だったのでカボチャや冬瓜、ひじき、長芋、にんじんなど、秋の野菜が多めでした。

主菜はやはり焼き魚。

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そして、このときはまだご飯は白米でした。私は玄米が好きなので自分で白米に変えてもらったわけではないはず……。
デザートは秋らしく、柿でした。

2012年宿泊時の夕食

最後に、初めて宿泊した2012年の夕食をご紹介したいと思います。 
春だったので、山菜や筍を使った料理も並びましたね。
筍おいしかったので、また春にも泊まりたいですねー。

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ただ、2012年に泊まったときは実は、基本のプランでも焼き魚のほかに、お刺身と肉料理が付きました。

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デザートも手作りの寒天で、これもおいしかった記憶があります。そしてご飯は玄米。

料理については、いろいろと試行錯誤されたのかもしれませんね。
現状の夕食だと、味はとてもおいしいと思うのですが、若い人にはやや、たんぱく質が足りないかもしれません・笑
別注料理をオーダーするか、肉なり魚なりの料理が含まれているプランを選択するのが個人的にはおすすめです。

2018年宿泊時の朝食

朝食も同じ食事処で、8時からいただきます。

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朝も野菜たっぷり!そしてご飯は玄米粥です。 

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旅館の朝食は味の濃いおかずが並ぶことが多いですが、神代の湯の朝食はどれも優しい味付けです。ご飯を(お粥だけど)食べ過ぎないで済むしこれはこれでとても良いなと思いました。

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 アジの干物も、さすがにおいしかったです。

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茄子のお味噌汁もおいしかった!
ごちそうさまでした!

夏はかき氷もオーダー可能

最後に、食事とは別なのですが滞在時は9月で日中は暑かったため、かき氷をオーダーできました。

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甘露ミルクを注文し、自分の部屋でいただきました。 

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まあ、普通のかき氷なんですけど、旅館で削りたてのかき氷が食べれることってそんなにないので、ちょっとうれしかったです。
お風呂上がりの水分補給にぴったりですね。

【再訪したい度】★★★★★ 個性の強い宿ではあるが、私はとても好き

夕食時間のところで少し触れたとおり、普通の温泉宿をイメージして来たら「なんで?」と思ってしまうポイントがけっこうある、個性の強い宿ではあります。
なので万人にはお薦めできないのですが、個人的には大好きな宿です。

「小ぎれいな湯治宿」という雰囲気なので、お湯を楽しみに来るには本当に良いと思います。食事の量も適量かつ、素材も味も健康的なので、チェックアウトのときに胃もたれするようなこともなく、旅を続けられるのも良いです。

楽天トラベルの「注意事項」のところに書いてあるのですが、こちらの宿は「お子様連れ」の宿泊は難しいようです。たしかに、お部屋の防音性があまりよくないと思ったので、宿泊した人が快適に過ごすためには致し方なしなように思います。

温泉好きな大人が1人で、あるいは親しい誰かと週末をのんびり過ごすにはとても良い宿だと思うので、私はまた、1人でふらっと泊まりに行きたいですね。
宿泊を検討する際はぜひ、楽天トラベルの「施設紹介」の中にある「注意事項」をよく読んでから予約されることをおすすめします!