温泉ブログ 山と温泉のきろく

山好き女子の温泉と食と山旅の記録です。

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肘折温泉郷 カルデラ温泉館 サイダーのような天然の炭酸泉を持つ日帰り温泉施設

山形県内でも珍しい、炭酸泉の源泉に浸かれる&飲めるカルデラ温泉館

カルデラ温泉館は、山形県の肘折温泉の温泉街から20分ほど歩いたところにある、日帰り温泉施設です。
「黄金温泉」と呼ばれているエリアに位置しています。

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泉温50度ほどのナトリウムー炭酸水素塩泉のほかに、泉温10度以下の炭酸泉の冷鉱泉も楽しむことができ、この炭酸冷鉱泉がまさに「天然のサイダー」と言っても過言ではないシュワシュワ感なのです。

営業時間は9時30分から18時30分。(11月~3月は10時から16時30分)
大人450円、子供200円と、温泉街の共同浴場よりは少しだけ値が張りますが、食事処や露天風呂もあって2種類の源泉を楽しめるとあればむしろ安い気がします。

カルデラ温泉館について、レポートしたいと思います。

宿をチェックアウト後、共同浴場上の湯に立ち寄り、それからカルデラ温泉館へ

2018年の夏、ずっと泊まってみたかった肘折温泉の宿、若松屋村井六助さんの予約が取れたので、週末を利用して肘折温泉に向かいました。

六助さんは食事もおいしくお湯もすばらしく、サービスも良い3拍子揃った宿で、噂以上に良い宿だったと思います。

10時にチェックアウトした後は、すぐ近くにある、旅館の宿泊客は無料で利用できる共同浴場「上の湯」へ。 

意外にも先客は1人もおらず、のんびりと湯浴みを終えて外に出ました。
さて、肘折温泉と新庄駅を結ぶバスの出発時刻は、土日は10時のあとは14時。
上の湯を出たときに11時ごろでしたので、あと3時間ばかり時間があります。

近隣の旅館で日帰り入浴させてもらうか……さてどうしよう?と考えたときに、チェックアウトの際に若松屋村井六助の女将さんに「肘折いでゆ館」と「カルデラ温泉館」で使える入浴割引券をいただいていたことを思い出しました。

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チェックイン時に「バスで来た」と言っていたはずの私が、午前中の新庄駅行きのバスが出る10時ギリギリにチェックアウトしたので「バス大丈夫ですか?」と声をかけてくださったんですよね。

それで「あちこちぶらぶらして14時のバスに乗るつもりなので」と言ったら「それならばこちらをどうぞ」と割引券をいただいたのでした。

上の湯がある肘折温泉街からカルデラ温泉館までは、徒歩だと20分少々、歩けないことはないけれど、まあまあ歩きます。

たぶんこの距離だと、もし次に来たときに季節が冬だったら、ぜったいにカルデラ温泉館までは歩かないなと思ったんですよね。もう1軒、割引きの対象になっている「いでゆ館」は、温泉街から徒歩で10分かからないぐらいだったので、そのぐらいなら冬でも歩けるかなと思ったのですが。

そんなわけで今回は時間もあるし、夏だし、天気はちょっと雨が降りそうで不安はありますが、とりあえずカルデラ温泉館に向かってみよう!と決めました。 

温泉街のはずれのほうにある「そば処寿屋」さんの前を通ります。

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この蕎麦屋さんも、いつか行ってみたいお蕎麦屋さんです。
今日時間があったら行ってみてもいいけれど、朝ご飯をしっかり食べたので、お腹が空くかどうか……。

温泉街を抜けると、山に向かうような道を進んでいきます。 

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あまりにも山道っぽいので「この道で本当に合ってるんだよね……?」と不安になり、何度かGoogleマップで確認してしまいました。(合ってました)

Googleマップに掲載されていた時間どおり、20分ほど歩くと数軒の家が建ち並んでいる集落っぽいところに出ました。ここが「黄金温泉」なるエリアなんでしょうね。 

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そして、集落の奥には円錐型の、尖った屋根の建物が見えました。
おそらく、あれがカルデラ温泉館でしょう。

やっぱりそうだった!

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着きました。
駐車場には数台の車が停まっていましたが、そこまで混んでいるということはなさそうです。 

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では、カルデラ温泉館の中に入ってみたいと思います。 

カルデラ温泉館の館内 

靴だなに靴を入れてスリッパに履き替え、中へ。

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天井のランプがちょっとかわいいですね。

まずは利用券を購入します。 

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大人450円ですが、宿で貰った割引券があるので、400円の入浴券を購入して、受付で割引券と一緒に出します。

券売機に貼ってあったのと同じ、肘折温泉郷のガイドマップ。

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交通機関の紹介まで、コンパクトに載っていてとてもわかりやすかったです。これ、肘折に着いた瞬間に欲しかったかも……。
と思ったらこのマップ、肘折温泉のホームページでPDFをダウンロード可能でした。事前にスマホにダウンロードしていくと便利そうですね。

玄関から入って右手に休憩室があるのですが、利用したい場合は別途420円かかるそうです。キャンペーン中とのことで、このときは200円で良いとのことでしたが、私はそこまでの時間はないので利用せずでした。

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左手に受付、食堂、浴室などがあります。

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こちらが食堂です。営業時間は11時から13時までと、昼食時間帯のみの営業ですね。 

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メニューは、ラーメンと蕎麦、ちまき。 

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正直なところ、そんなに種類は多くありません。

うーん、そこまでお腹も空いていないし、風呂上がりは飲み物かソフトクリームぐらいでいいかな。ここで無理して食事しなくても……。

あら、食堂の前の冷蔵庫になんだかおもしろそうなものがありますね。 

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「肘折カルデラトマトサイダー」「肘折カルデラサイダー」
もちろん、トマトのほうが気になりますね。後で飲んでみようかな。

食堂の前を通り抜け、まずは建物の一番奥にある内湯へ。
内湯の脱衣所の前には、100円が使用後に返却されるタイプのコインロッカーがありました。

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ありがたく使わせていただきます。

【風呂】★★★★★ 露天風呂も内湯もすばらしいお湯

カルデラ温泉館には、男女別の内湯の浴室がそれぞれ1つずつと、露天風呂が1つあります。露天風呂は1時間毎に男湯と女湯が入れ替わる方式です。

また、露天風呂には洗い場がないため、まずは内湯で体を洗ってから露天風呂に向かうのが良いかと思います。

内湯の女湯「彩りの湯」へ

では、内湯の「彩りの湯」へ。

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脱衣所は広く、冷房がしっかり効いていてとても涼しい……。 

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脱衣所は清潔に掃除されていて、まだ新しそうです。
磨かれた木の床が美しい……。

洗面台は2つあり、ドライヤーも2つ設置してあります。 

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化粧水などのアメニティの類いは、サンプル商品らしきものが1つありましたが、あまり期待しないほうが良さそうです。

脱衣所内にあった「源泉の使用状況」がこちら。

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源泉温度が高いため、井戸水を加水していますが、加温・循環は無し。清掃時のみ塩素系薬剤を使用とのこと。

温泉分析書がこちら。まずは高温の「黄金温泉」です。 

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泉温9.4度、ph4.4の単純冷鉱泉(二酸化炭素泉)。
炭酸泉は自然湧出なんですね!

では、浴室内へ。

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泉温54度、ph6.1の弱酸性、ナトリウムー塩化物ー炭酸水素塩泉です。

次にこちらが、冷鉱泉の炭酸泉です。

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広い浴室の奥に、浴槽が1つ。

洗い場は4つあり、シャワーも使えます。 

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リンスインシャンプーとボディシャンプーあり。

体を洗い、奥の内湯へ。 

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高温の源泉は加水されているとは言え、十分に温泉らしさを感じさせる良いお湯です。透明ですが、やや緑がかってみえるお湯。

湯口からは源泉が、どばどばというすごい勢いで溢れ落ちていました。

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そして、冷鉱泉の炭酸泉は浴槽と反対側の浴室の角に、こんな風に溜まっています。 

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腰の高さよりも高い位置に設置されている浴槽で、全身浴用ではなく、手を浸して楽しむものですね。

手を浸すと、痺れるように冷たいですが、かなりの泡つきがあり、長くつけていれば血行がよくなって「冷たいけど温かい」になるのかも……という感じ。

ですが私は、温かくなるまでじっと冷鉱泉に手をつけていることに耐えられず、ほぼ温かい浴槽のみで楽しんでいました。

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それでも十分にお湯の素晴らしさを味わえましたし、浴室の雰囲気も良く、湯温も適温で楽しめました。 

1時間ごとに男女交代で入れる露天風呂へ

内湯をじっくり楽しんだ後は、露天風呂へ。

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カルデラ温泉館の露天風呂は1つで、1時間ごとに男女交代制になります。
交代のスケジュールは公式サイトに載っていました。

露天風呂に行くにはいったん外に出るので、スリッパからサンダルに履き替えます。
サンダルが置いてある場所のそばに、露天風呂の源泉利用状況と、温泉分析書が掲示してありました。 

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露天風呂の源泉は、内湯の熱いほうの浴槽と同じですね。
源泉利用状況も同様でした。

では、サンダルに履き替えて外へ。

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あの建物が、露天風呂のようですね。

石垣の間の通路を通って中に入ります。

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おお……素敵。。。

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湯屋の片側は石垣で覆われており、そちら側が脱衣所という作りですね。洗い場はありません。

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かけ湯して、浴槽に身をひたします。

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やや緑がかった透明な源泉。
湯音は内湯よりもややぬるめ。40度ぐらいで長湯できそうです。

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天井のある露天風呂なので、冬も入れそうですね。ただ、このあたりは豪雪地帯なので、湯屋の周りを除雪するのも大変そうですが……。
公式サイトを見るとやはり「冬の場合は降雪状況等により中止とさせていただくことがある」とのことでした。

湯口からはこちらも、内湯同様にどばどばと源泉が注がれています。 

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ぬるめで、しっとりした浴感のあるお湯。

緑がかったお湯に、木々の緑が映ってとてもきれいです。 

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1時間交代(入れ替え時間が10分あるので実質は50分)は慌ただしそうに思えますが、浸かるだけならけっこう長いものです。

のんびりと湯浴みを楽しむことができました。

炭酸泉の飲泉所

最後に、内湯の前にある飲泉所についてご紹介したいと思います。
冷鉱泉の炭酸泉は、こちらの飲泉所で飲むことができます。

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源泉を柄杓で受けて飲んでみると、たしかにシュワッとした炭酸味と、酸性泉なので酸味もありました。 

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炭酸の効果で飲みやすいのですが、あまりたくさん飲むのはよくないようです。

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山形県内でも珍しいという、天然炭酸泉を舌でも味わえてよかったです。

お風呂上がりは肘折カルデラトマトサイダーとソフトクリームで一休み

さて、新庄駅行きのバスは肘折温泉街を14時に出るのですが、このとき13時を回ったところ。

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温泉街まで徒歩20分ほどなので、このまままっすぐ行くとやや時間が余ってしまいます。かと言って食事をするほどの時間はないし……。

ということで、気になっていた「肘折カルデラトマトサイダー」を飲んでみることに。 

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天然の炭酸水に大蔵村産のトマトを加えたというトマトサイダーは、見た目ほど濃厚ではなく、甘さも控えめでさっぱり飲めるサイダーでした。甘すぎないので食事にも合いそうです。

そう言えば、小腹も空いたな……ということで、ソフトクリームも注文。 

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こちら、ソフトクリームのコーンが、ちょっとワッフルっぽいしっとりしたもので、なかなかおいしかったです。 

【再訪したい度】★★★★★ 徒歩だとちょっと遠いが、気候がいいときに是が非でも再訪したい

徒歩だと温泉街からけっこう歩くので、冬や天気の悪い日は「またにしよう」と思ってしまいそうな立地なのですが、肘折温泉街周辺の源泉とはまったく異なる2種類の源泉を楽しめますし、中でも天然の炭酸泉はすばらしかったです。

できれば、炭酸泉で全身浴できれば最高なのになーなどと思ったりもしましたが(毒沢鉱泉は泉温2~4度だけど全身浴できますし)とは言え、今のままでも十分すばらしい施設です。設備も整っていて、週末でしたが混み具合もほどほどでした。

また気候が良いときに再訪したいです。

帰りはまた、温泉街まで20分ほど歩きます。 

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肘折温泉は、街全体がカルデラの中にあるため、周辺は急勾配の道路が多いです。

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バスで来たときに、あのヘアピンカーブのところ*1から眺める温泉街が美しくて感動しました。

でも、冬に自家用車で来たら、雪道の運転に慣れてない車だとこわそうですね。 

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温泉街に戻ってきました。

バスの時間まであと15分ぐらいありまして、ちょうど、バス停の目の前にあるお土産屋さんでビールが飲めるということだったので……。

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つい、いただいてしまいました! 

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風呂上がりは、サイダーもいいけどやっぱりビールがおいしいですね!

ビールをいただいたお店のご主人に見送られ、やってきたバスに乗って、新庄駅へ。

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肘折温泉、すばらしい温泉地でした。また行きたい……。

さて、このとき時間は15時ごろ。
考えたらまだ、お昼をいただいていないのですが、この後どうしましょうかね。

*1:肘折希望橋(ひじおりのぞみばし)と言うそうですね