温泉ブログ 山と温泉のきろく

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肘折温泉 上の湯(かみのゆ) 旅館の宿泊客は無料で入浴可能!温泉街のシンボル的共同浴場

入浴料250円、旅館の宿泊客は無料で入れる共同浴場

肘折温泉の温泉街のちょうど真ん中あたりに、共同浴場の上の湯はあります。
うえのゆ、ではなく「かみのゆ」と読むのが正しいようです。

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共同浴場というよりも地域センターのような、公共施設っぽい見た目だなあ……と思ったら、どうやら2階は「肘折センター」なる公共施設らしいです。最初にこの前を通り過ぎたときは、共同浴場だと気づきませんでした。

入浴料金は大人250円、子供100円。
営業時間は8時から18時まで。(冬期は17時まで)
木曜日の午前中は清掃のため入浴できません。

肘折温泉のシンボル的な共同浴場で入浴してきましたので、レポートしたいと思います。

宿泊した若松屋村井六助さんで入浴券をいただき、チェックアウト後に立ち寄る

肘折温泉の旅館に宿泊すると、上の湯に無料で入浴できる入浴券をいただけます。

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今回私は、若松屋村井六助さんに宿泊したのですが、フロントに入浴券がまとめて置いてあり、自由に持っていって良いことになっていました。

若松屋村井六助さん、お湯もすばらしく食事もおいしいすばらしい宿でした。

共同浴場上の湯は、若松屋村井六助旅館から徒歩1分。 

本当に、一瞬で着きます。 

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右隣には神社があるようでした。 

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上の湯の前には、肘折温泉の案内図があり、これがなかなか、必要十分なわかりやすい地図で、よかったです。スマホで撮影して、活用しました。

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では、番台にいるおじさんに入浴券を支払って、中へ。

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肘折温泉には、上の湯のほかに「河原湯」「疝気湯」なる2つの共同浴場がありますが、番台があるのは上の湯だけなんだそうです。他の2つは、泊まった宿、あるいは近所のお店などからカードキーを借りて入る仕組みだそうで。

宿泊客は無料で入れる点は、他の共同浴場も同じなんですが、番台に人がいるほうがやはり気が楽というか、入りやすいですよね。

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入って左手が女湯です。

宿を10時にチェックアウトしてまっすぐここに来たので「混んでるかな?」と少し心配したのですがそんなこともなく、女湯は無人のようです。

ではいざ!中へ。。。

【風呂】★★★★★ 広く湯量豊富な浴室でのんびりと湯浴みを楽しむ

女湯ののれんをくぐり、中に入ると左手が脱衣所、右手に浴室。

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脱衣所と浴室の間の仕切りはガラスで、しかも扉は開放されていたので、なんだかやたらに開放感がありました。 

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脱衣所の奥のほうから見ると、こんな感じ。
貴重品ロッカーなどはありませんが、ガラス越しに見えるからまあ、大丈夫でしょうかね。
洗面所はありますが、ドライヤーなどは特に置いてありません。

温泉分析表が貼ってありました。
43.5度という絶妙な温度の、ナトリウム・塩化物・炭酸水素塩泉。ph6.4の弱酸性です。

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では、浴室の中へ。 

共同浴場にしては広い浴室です。壁の向こうは男湯ですね。

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冬は湯気がすごいらしいのですが、夏だったのでそれほど湯気は多くなく。

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壁に水道のカランが1つありますが、お湯は出ません。 まあ、旅館で朝風呂に入った後だし……というわけで、かけ湯して、浴槽に身を沈めます。

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窓からたくさん光の入る、明るい浴室ですね。

お湯の温度は41度ぐらい。熱めの適温です。

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源泉は、お地蔵様の足元から常時、流れ出ています。

湯口からお湯をすくって少し飲んでみると、宿で入ったお風呂はわりと鉄っぽい香りが強かったのですが、こちらはあまり金気臭はせず、ほんのりと塩味。

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薄く黄色っぽい色がついているようですが、濁りというほどではなく、透明に近い感じで、これも宿の濁り湯とはかなり異なります。 

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腰掛ける段差もあるし、他に人も来ないしで、じっくりと長湯を楽しめました。

肘折温泉の多くの宿のお湯は「あったまりの湯」なる、お風呂上がりもあたたまり感が続くお湯なんだ そうですが、上の湯の源泉はそれとは異なる源泉なんだそう。

上の湯の源泉は、傷によく効くため「疵湯」と呼ばれたり、湯上がりにさっぱりするから「冷えの湯」と呼ばれたりするそうです。たしかに湯上がりは爽快感があり、夏場の入浴にはちょうど良かったように思います。

【再訪したい度】★★★★★ 空いていて開放感があるのがすばらしい

3つの共同浴場の中でも1番メジャーなところですし、立ち寄ったのは日曜日でしたので混雑を心配していたのですが、ずっと無人状態での湯浴みを楽しめて、かなり良かったです!

旅館で入ったのとはかなり印象の異なる源泉に入れるのも魅力的ですし、浴室が広く明るく、開放感があるのも気に入りました。

また、肘折温泉に宿泊した際は必ず、上の湯にも立ち寄ろうと思います。