温泉ブログ 山と温泉のきろく

山好き女子の温泉と食と山旅の記録です。

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山形県 天元台高原からロープウェイとリフトで西吾妻山に日帰り登山

西吾妻山は、山形県の米沢市と福島県耶麻郡北塩原村の境界に位置する火山で、吾妻連峰の最高峰です。
日本百名山にも選ばれているため、休日は多くの登山者が登っています。

前日に新高湯温泉吾妻屋旅館に宿泊し、朝は宿の車で朝9時に、最寄りのバス停である「湯元駅前」まで送っていただきました。
9時10分発のバスに乗る方と一緒だったのですが、私はバス停からバスではなく、ロープウェイに乗ります。

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出典:http://yamayama.jp/nazuma/nazuma.htm

駅と言っても電車の駅ではなく、ロープウェイの駅なんです。

メインルートは福島側のグランデコスノーリゾートか山形側の天元台高原か、いずれにせよスキー場から登る

実は、この山に登るのは今回が2度目でした。
数年前、百名山完登を狙っていた知人が「車を出すから一緒に登ろう」と声をかけてくれ、珍しく他人の車に乗って登山に来たのです。
福島県側の、グランデコスノーリゾートというスキー場から登りました。

しかし……その日は天気がよくなくてですね……登り始めからガスガスでしたが、上のほうに行ったら完全に雨で。

前回は、最初ロープウェイに乗った段階ではけっこう晴れてたんですが……

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だんだん曇ってきちゃって、6月上旬でまだ雪も残っていて、ちょっとこわかったですね。。。雰囲気が。

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しかし、このときも天気も良くないのにけっこうな登山者が登っていて、やっぱ百名山はすごいなーと思ったものです。

今回は、曜日は平日とは言え、お盆直前です。(2015年8月12日)
天気も、雲は多いものの日差しもそれなりにあり、前回に比べたらまあまあのお天気。ただし、午後からは下り坂の予報でした。
混んでいるかな~。木曽駒みたいにロープウェイの待ち時間とかあったらどうしよう!と思いましたが、ぜんぜんそんなことはなかったですw

ロープウェイが混んでいないことを確認したので、安心してまずはコインロッカーを探します。
このとき私は、避難小屋泊で朝日連峰に登った荷物をまだそのまま持っていたので、シュラフやマットやコンロなど、日帰り登山には必要ない装備はロッカーに預けておきたかったのです。

冬はスキー場になる場所なので、更衣室にコインロッカーがあることをあらかじめ調べてありました。
更衣室は、駅の入り口とは別の、建物の裏側に入り口があり、ややわかりにくかったですが、閉鎖されているようなこともなく、無事に荷物を預けることができました。

そして、湯元駅の売店で、早々と西吾妻山の山バッジをゲット!
グランデコスノーリゾート側から登ったときは、グランデコの売店に寄ったんですが「デコ」とデカデカと書いてあるバッジしかなくて、ちょっと不満だったのです。。。

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左がグランデコで買ったもの。右が今回天元台で買ったもの。

グランデコのやつは、メインがスキー場で背景にちょっぴり山って感じなんですよね。
ちなみに登山バッジ、よく調べたら通販もできるようです。

そして、下山後に乗る米沢駅行きのバスの時刻をチェック。

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うーん、遅くとも、14時40分発のバスには乗りたいところです。
とりあえずロープウェイへ。

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出典:http://ukulele-san.jugem.jp/?month=201208


ロープウェイの乗車時間は6分ほどですが、下りたらすぐに歩き始めるわけではなく、スキー場施設「アルプ天文台」の前を通ってリフト乗り場まで5分ほど歩き……

f:id:happydust:20160831014753j:plain出典:http://www.tengendai.jp/

そこからリフトを3本乗り継いで、ようやく歩き始めなのです。

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出典:西吾妻山・・・お花がいっぱい | 横手の休日

このリフト、3本分合わせると35分乗ることになるそうで、思ったより時間が長いんですよね。
もちろん、徒歩だと1時間40分かかる道なので、歩くのに比べたらずっと早いわけですが。。。
天元台から西吾妻山を往復するコースは、歩いている時間は3時間ほどなのですが、ロープウェイやリフトを乗り継いでいる時間が2時間近くかかる見込みなので、トータルでは、湯元駅を出てから湯元駅に戻ってくるまでの時間は5時間近くかかってしまう計算になります。

荷物を預けたり買い物したりで、出発が9時30分ごろになってしまったので、あまり時間に余裕がないことになってしまいました。もうちょっと考えればよかったなあ。

実は高尾山よりも楽に登れる?登山口から山頂までの標高差は215メートル!

さて、リフトを3機乗り継いで北望台に到着!

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出典:http://yamayama.jp/nazuma/nazuma.htm
西吾妻山は標高2035メートルの山ですが、この北望台の標高は既に1820メートルあります。
ということは、標高差は215メートル!あと215メートル登れば良いのでしょうか?

高尾山駅からケーブルカーを使わずに山頂まで登ると、標高差は399メートルです。
ということは、西吾妻山は高尾山よりも楽に登れてしまうということ……?

実際は「初心者でも登れる山だけど、侮ってはいけない」というところでしょうか。
まず、単純な標高差はたしかに高尾山よりも小さいのですけど、高尾山は頂上までほぼずっと、登りっぱなしなのに対して、西吾妻山はアップダウンがあるため、累積標高差はもう少しあるということ。
また「ずっと上り」よりも「上ったり下ったり」のほうが体力も消耗します。

そして、登る距離は短くても、高度は2000メートル近いわけですから、高地の特徴として「さっきまで晴れていたのに急に大雨」というような気象の変化が起こりやすいです。
体力的には、高尾山を無理なく登れる人であれば大丈夫だと思いますが、装備はきちんとしたものを揃えておく必要があると思います。特に、レインウェアとトレッキングシューズは!

ルート中で一番の展望スポットは天狗岩。西吾妻山山頂はまったく展望がない。

さて、北望台から登り始めると、最初は岩がごろごろしていて少々歩きにくい登山道を歩くことになりますが、「かもしか展望台」と呼ばれる展望スポットをぬけて、「天狗岩」に向かうころになると、整備された木道も増えて歩きやすくなってきます。
かもしか展望台からの眺めはこんな感じ。

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ちょっと曇ってましたね。

途中、池塘もあったり。

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標高2000メートル足らずの場所ですが、東北の山は雪が多いし気温も低いので、森林限界も低く、高山っぽい風景が楽しめます。

見えてきました。あれがこのルート中最大の展望スポット、天狗岩です。

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近づいてみるとかなり広く、端の方に祠がありました。吾妻神社だそうです。

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天狗岩まで来ると、地図上では「あと15分歩けば西吾妻山山頂」となっているのですが、それらしいピークがどれなのかわからず、不安になってしまいました。
天狗岩から見える一番近いなだらかなピークが西吾妻山なんですが、なだらかすぎて「吾妻連峰の最高峰」というイメージと合わないのと、天狗岩側から見るとちょっと遠く見えるので「あそこまで15分で行けなくない?」と思ってしまうのだと思います。

これですね、山頂。

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私自身も、天狗岩でちょっと不安になりましたし、山頂から戻る途中、これから山頂に向かうパーティには「西吾妻山ってどれなんですか?」と聞かれたりも。

しかし、天狗岩まで来れば本当に、山頂までもうすぐです!
天狗岩から一瞬だけ急な下りになるので「ここまで来たのに下り??」と焦りますが、ほんの一瞬です。
木道をしばし歩くと、ルートは針葉樹林の森に入っていき、その森の中に西吾妻山の山頂はあります。
しかし、登っている最中も「頂上を目指している感」があまりなく。。。

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登山道の途中に、ちょっとだけ広くなっているところがあって、そこが山頂です。

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はっきり言って、休憩するほどのスペースもないので、皆、記念写真だけとってさっさと天狗岩なりに行ってしまいます。
私も、バスの時間が気になるので来た道を戻ることにしました。
ちなみに今回の記念写真がこれで。
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前回がこれ。
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前回はガスガスでしたわ。。。

しかし、今回も昼から崩れる予報だったので、途中でレインウェアを着たりしてたら時間もロスしちゃうし、大丈夫かな?と思っていたんですけど、雲はずっとあったものの晴れ間もちょいちょいあり、涼しく快適に楽しめてよかったなあと。

青空もちらちら顔を出してくれました。

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もと来た道を歩いて戻り、またリフトとロープウェイでバス停まで戻ってきました。
14時40分のバスには乗りたい!と思っていたのですが、14時過ぎにはバス停に戻ってこれたので、なかなかうまくいった登山だったのかなあと。

そして、下山後驚いたことがありました。
ロープウェイを降りると、地面が濡れているのです。
聞けば、けっこうな勢いで雨が降ったのだと。山の上は晴れていたのに!です。
米沢市内でもかなり降ったそうで……降らなかったのは山の上のほうだけだったようです。

前回西吾妻山に来たときはちょっと残念な天気でしたが、その1回で「もういいや」と思ってしまわずに、また来てよかったです!

山麓に素晴らしい温泉が湧いているから、というのも再訪の大きな理由ですが。
吾妻連峰には、まだまだ歩けていない道がたくさんあるので、次回も白布温泉などに泊まって、今度は別の道も歩いてみたいなと思いました。

→前日泊まった宿の宿泊記はこちら

→じゃらんで白布温泉の宿をチェック