温泉ブログ 山と温泉のきろく

山好き女子の温泉と食と山旅の記録です。

山と温泉のきろく

山形県 新高湯温泉 吾妻屋旅館 宿泊記

新高湯温泉 吾妻屋旅館

朝日鉱泉からの大朝日岳登山ののち、蔵王温泉、そして米沢へ。
米沢駅から白布温泉行きのバスに乗り、1時間ほどで終点湯元駅前に着きます。
予約時、備考欄にバスの到着時刻を書いていたため、宿の車が迎えに来てくれていました。

徒歩だと30分ほどかかるらしい、急坂の林道を車で登ると、吾妻屋旅館に到着です。

f:id:happydust:20130919121935j:plain

出典:http://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/109484/109484_std.ht

ちなみに、携帯の電波については、ドコモは3G回線だけど安定してつながる、auはLTEがつながる、ソフトバンクは不安定、というところのようです。
日本秘湯を守る会の会員宿です。

秘湯でお湯も極上だが、特筆すべきは米沢牛サーロインステーキ

活火山の吾妻連峰の山腹に位置する温泉地ですから、こちらの新高湯温泉もすぐ近くの白布温泉も、お湯の良さは間違いないだろうと思っていました。
けれど、数軒ある宿の中で「吾妻屋旅館」を選んだのは、夕食のステーキを食べてみたかったこと!

なんと言ってもここは米沢。
米沢と言えば、米沢牛です。むしろそれ以外何も思い浮かばないというか。。。
ああ、上杉謙信とか、直江兼続とかいましたね!歴女じゃないもんで、あまり詳しくないのですが、米沢市が直江兼続をモチーフにした「かねたん」というゆるキャラを大々的に打ち出していたのにはちょっとひきました。

こういうの。

f:id:happydust:20160830020458g:plain

出典:http://www.yonezawa-naoe.com/kanetan/index.html


けっこうかわいいとは思うんですけど、なんか、腐女子に媚売ってないですかね。。。そうですか。。。

歴史より肉です。
実は私、同じ山形県内の出身でして、この旅もお盆の帰省途中の寄り道だったりするわけですけども、地元は同県内でも牛より豚が盛んな地域なんですよね。平田牧場とかがあるとこなんですが。
ハンバーグは豚肉100%で作ってたし、すき焼きも豚肉でやる家が多いというところの生まれなもので、米沢牛には人一倍強い憧れがありました。
もちろん、今は普通に牛肉食べてますけど、子供のころ「米沢牛っておいしいんだろうなー」と思っていたあの憧れを現実にしたいなと。
すき焼きやしゃぶしゃぶ、あるいは陶板焼きで米沢牛を出してくれる宿は多いですが、どうせならステーキ、それもヒレとかじゃなくサーロインステーキを食べたい。

吾妻屋旅館の宿泊プランは、夕食のメニューによって値段が変わってくるのですが

①山菜メインの控えめ膳 11000円~
②スタンダードプラン(牛肉陶板焼き付き)12500円~
③米沢牛ももステーキ100gプラン 14000円~
④米沢牛サーロインステーキ120gプラン 15000円~
⑤米沢牛サーロインステーキ180gプラン 16500円~

というような価格帯で、肉がグレードアップするごとに値段が上がっていきます。
なお、私が泊まった日はお盆直前でしたが平日料金が適応されており、良心的だなと。
1人用の和室があるので休前日でも1人で泊まれますし、休前日の料金アップも数百円でした。

迷ったすえ私が選んだのは、⑤のサーロイン180gプラン。
120gでもいいかな~とも考えましたが、どうせなら「もう米沢牛は当分いい」と思うぐらいしっかり味わいたいなと思いまして。女1人だけどステーキ増量プランで挑むことにしました。

【風呂】★★★★ 玄関脇の貸切露天風呂が極上すぎて、それ以外のお風呂はいらないとまで思ってしまった

新高湯温泉吾妻屋旅館には、男女別の内湯と、いくつかの野天風呂、そして玄関のそばにこぢんまりとした貸切露天風呂があります。
洗い場は内湯にしかないと聞き、まずは内湯へ。

f:id:happydust:20160830020820j:plain


15時前にチェックインして、その直後なら浴室はそんなに混んでないだろうと思っていたんですが、わりと混んでました。

内湯は総ひのき造り。良い香りがします・
含硫黄-カルシウム-硫酸塩泉で、加水加温消毒すべてなしの、源泉かけ流しです。
湯量豊富で、湯舟には新鮮なお湯がどんどん流れ込んできます。
お湯は少し青みがかっても見え、硫黄の香りがして肌触りがつるつるする、いいお湯です。

f:id:happydust:20160830020849j:plain


ただ、お湯の投入量が贅沢にも多いので湯舟の中はけっこう熱く、かつ湯小屋の換気があまり良くないのか浴室内はすごい熱気だったので、先客たちもぜんぜん長居せずに体を洗って出ていきました。

ちなみにシャワーは一つで、お湯の出もあまりよくはありません。
また、脱衣所にあったドライヤーも、ちょっと風力が弱くて難儀しました。

f:id:happydust:20160830020905j:plain

f:id:happydust:20160830020912j:plain


脱衣所に温泉分析書がありました。
ほぼ中性の硫黄泉なんですね!そして自然湧出。いいですね~。

さて、露天に!
と思って玄関でサンダルを履いて外に出ると、玄関脇の貸切露天風呂が目に入ります。
予約などはなく、空いていれば好きなときに入っていいという仕組みなのですが、ちょうど空いていたので先に入ることにしました。

f:id:happydust:20160830020928j:plain


そうしたら……この貸切露天風呂が、素晴らしかったんです。
樹齢300年の栗の木をくりぬいて作ったという湯舟も、座ってはいるにはちょうどいい感じだし、何よりもこのお湯!

f:id:happydust:20160830020949j:plain


温度も先ほどの内湯と比べてぬるめで長湯しやすいし、白い湯の花がたくさん浮いていて、なんとも言えないいいお湯です。

f:id:happydust:20160830021002j:plain

f:id:happydust:20160830021009j:plain


後で聞いたところだと、こちらの宿のお風呂の中で、唯一この貸切露天風呂の源泉だけが、他と異なる源泉を使用しているんだそう。納得です。。。

貸切露天風呂でひとしきり湯浴みを楽しんで、かなり満足してしまい、実は他の野天風呂には入りませんでした。
吾妻屋旅館には、内湯と貸切露天風呂以外に

眺望露天風呂(混浴)
滝見露天風呂(混浴)
根っこ風呂(混浴)
大岩たぬき風呂(女性専用)

という4つの露天風呂があるのですが、そのうち3つは混浴で、しかも脱衣所も男女一緒の簡易的なものなんだそうです。
ただし、入浴時はタオル巻きOKだそうなので、湯浴み着を持参していればかなり快適に入れたと思うんですけど、男女一緒の脱衣所でこそこそと体にタオルを巻き付けて……とやることを考えると、なんだか面倒くさくなってしまって。
正直、リサーチ不足だったなと思います。
女性専用の風呂にだけでも入ればよかったのかもしれませんが、貸切露天風呂で満足していたのと、8月でアブが多い時期だったこともあり、まあ、今回はいいか、と。

ちなみに宿泊した場合、18時30分~20時の時間帯は、混浴風呂が女性専用に。
朝6時~7時30分の間は女性専用風呂が男性に開放されるそうなんですが……18時30分~20時って、食事時ですよねえ。
お酒を飲んでからてくてく歩いて野天風呂に行くのもちょっとこわいし、夜はいっそう虫も増えそうだし……というわけで。

でも、この宿の温泉が気に入らなかったわけではなくて、いつかもう一度泊まりに来たいなと思ったんですよね。
そのときはちゃんと、湯浴み着を持ってきて、季節もあまり虫が多くない時期を選んで来たいなと思いました。
いくつかの露天は、冬には閉鎖されてしまうということだったので、10月~11月ぐらいがベストかもしれません。

【食事】★★★★ サーロインステーキは期待どおり!それ以外は、まあまあかな。

さて、お待ちかねの夕食です。
食事は部屋に持ってきていただけます。気楽でいいですね。

食事の時間前に電話がかかってきて、飲み物の注文と、ステーキの焼き加減を聞かれました。(レアでお願いしました)

お酒は、米沢の地酒「東光」を。

f:id:happydust:20160830021330j:plain


おじさんスタッフがまずはステーキ以外の料理をお膳にのせて持ってきてくれました。
イワナの刺身にイワナの塩焼き、山形らしく玉こんにゃくに山菜。
いかにも山の宿という感じで私は好きです。お酒にもあいますしね。

f:id:happydust:20160830021350j:plain


そして、そろそろステーキが来る!というころに、秘湯ビールを注文!

f:id:happydust:20160830021407j:plain


ステーキは鉄の皿にのせられて、どどーんとやってきました。

f:id:happydust:20160830021426j:plain


思っていた以上に大きく、いいお肉でした。満足!
でも、熱い鉄皿にのってやってくるので、さっさと食べないと火が通り過ぎてしまうのが難点ですかね。。。
とは言えめちゃめちゃおいしかったです。

食事の内容には特に不満はないのですが、おじさんスタッフが食事中に何度も部屋にやってきて「ピンクの皿のこんにゃく来てる?」とか聞いてくるので、なんだか落ち着かなかったです。
この宿、不思議なくらい女性スタッフが少なくて、みんな中高年の男性スタッフなんですよね……。山の宿だと、そのほうが都合がいいんでしょうかね。。。

翌日の朝食も、部屋まで持ってきていただきます。

f:id:happydust:20160830021446j:plain

卵、納豆、海苔、焼き魚……と、基本的な内容ではありますが、どれもおいしかったです。

【部屋】★★★★こぢんまりとした和室だが特に不自由なく、くつろげた

宿泊した部屋は「和室シングル」と呼ばれている、こぢんまりとした1人用の和室です。

f:id:happydust:20160830021516j:plain


入室すると、部屋の奥に布団がたたまれています。布団の上げ下ろしは自分自身でやります。
しかし、布団を好きな時間に敷けるのはいいことでもあるんですけど、夕食朝食共に部屋食なので、食事の時間になると慌てて布団を片付けるような感じでした。

写真には写っていませんが、テレビもあります。冷蔵庫はなし。
また、冷房はなかったですが、さすがにこの緯度で、標高も1126メートルという高所ということもあり、室内でも暑さは感じませんでした。

トイレ、洗面は共同ですが、廊下に出ると目の前にありました。
トイレはウォッシュレット付きの新しくてきれいなトイレ。もちろん男女別です。
それどころか、洗面所も男女別で驚きました!
たしかに、女性がメイクとかしてるわけで男性が歯磨きしてたりすると、ちょっと気になってしまいますよね。。。すごい気遣いだなあ。

と思ったら、おじさんのお客さんが、洗面所が男女で分かれていることにおそらく気づかずに、普通に女性用と書かれた洗面所を使っていましたw

【再訪したい度】★★★★★ またステーキを食べに、今度は春か秋に来てみたい

お風呂のところでも書きましたが、今回はちょっとリサーチ不足で露天風呂を楽しみきれなかったなーと。

でも、お湯はすばらしかったし、ステーキもおいしかったし、次回はちゃんと湯浴み着とドライヤーを持参して、秋か春に泊まりにきたいなあと思いました。
ちなみに、連泊すると料理もけっこう変えてくれるみたいなので、一泊スタンダードプランで、もう一泊はステーキプランにしてみるのもいいなと思いました。

↓楽天トラベルでチェック  ↓じゃらんでチェック


新高湯温泉 吾妻屋旅館 (山形県)