米沢駅から徒歩3分、1人でも気軽に米沢牛を楽しめる焼肉店
「山形県出身です」と他県の人に言うと「ああ、米沢牛」と返答されることがけっこうあります。それほど知名度の高い米沢牛。山形県って他県の人から見ると「米沢牛とさくらんぼの国」だと思われているようなんですよね。
本当に「米沢牛とさくらんぼの国」だったらすばらしいなと思うのですけど、私が初めて米沢牛を食べたのはかなり大人になってからのこと。私の地元である鶴岡と米沢が、県内でもかなり離れた土地だから、ということもありますが、山形県内でも米沢牛って高いですからね……。
そんな米沢牛がリーズナブルにいただけるお店を、米沢駅前で見つけました。
行ってみて、期待をまったく裏切らないすばらしいお店でしたので、レポートしたいと思います。
西吾妻山登山の後、新幹線に乗る前にとびきりおいしい米沢牛が食べたい
2018年の6月下旬、新高湯温泉吾妻屋旅館に前泊して西吾妻山に登った後、バスで米沢駅まで戻ってきました。
吾妻屋旅館は、お湯も良く食事もおいしく、スタッフの方の対応も良い、すばらしい旅館です。
西吾妻山は3度目の登山でしたが、これまでで一番天気も良く、高山植物が咲き乱れていて最高でしたね~。
下山後は、ロープウェイを降りて徒歩5分のところにある「白布森の館」で日帰り入浴。
浴室はシンプルですがお湯は良いですし、休憩スペースや軽食をいただける施設もあるので、バスの時間を待つにもちょうどいいですね。
米沢駅でバスを降りると、17時30分ごろ。
20時過ぎの新幹線で帰るつもりでしたので、時間は十分にあります。
夕食には少し早い時間帯ですが、1人のときはもう絶対に、できる限り早めの時間に入店したほうがいいですよね。
行きたい店はもう、決まっていました。
米沢駅から徒歩3分という近さの「焼肉みよし」です。
ありました!
なんというか、すごく懐かしい感じのする外観のお店ですね。私の地元にもこんなお店あるわー。
ああ、そうか、わりと離れているのであまりそんな意識なかったけれど、私も山形県出身だし、ここも山形県内なんだった……。
玄関には、すだれのような素材ののれんがかかっています。
なんか、店名読みにくいですけれど……。
玄関前に出ていた、メニューのボード。
絵がうまいですね・笑
では、中に入ってみたいと思います!
焼肉みよしの営業時間・定休日
焼肉みよしの営業時間は、17時から22時まで。
ただし「日曜や冬期間は早めに閉店することもある」とのこと。
定休日は、第1日曜日と第3日曜日。
この日は日曜でしたが、第4日曜日だったので営業していました。
ただ、公式サイトの情報では「日曜日は第1・第3以外も休むこともある」とのことでしたので、日曜に行きたい場合は、あらかじめ確認したほうが良いかもしれません。
また、残念ながらランチ営業はありません。なので私が立ち寄るとしたら今後も、帰る間際になりそうですね……。
焼肉みよしの店内
店内に足を踏み入れると「ご予約はいただいてますか?」と、声をかけられます。予約をしていない旨を伝えると、1階のカウンター席に通していただきました。
1階には4人座れるテーブル席が4つと、カウンター席が8席ほど。カウンターには1人客の先客もいました。
2階にも席があり、40名ぐらいまでの宴会もOKとのこと。食べログには、2名から個室利用も可能とあり、どうも2階には小さい個室もある模様。
カウンター席にはコンロの用意があり、いつでも1人焼肉できるスタンバイが整っていました。
焼肉みよしのメニュー
では、メニューを拝見します。まずはドリンクメニュー
生ビールはキリンの一番搾り。スーパドライより一番搾り派なのでうれしい。日本酒の種類が多いのもいいですね!さすが山形県の焼肉店。ただ、1合からの注文はできないのは少し残念かもしれません。今回はビールにしようかな。
次に、焼肉のメニューです。
米沢牛メニューがずらりと並びます。刺し、炙り系のほか味噌味のホルモンメニューもありました。
そして、つまみと〆の食事メニュー。
米沢牛レバニラ炒めが気になります。。。食事メニューは、カレー、おじや、定食、丼ものなど。
それから、1人なのであまり関係ないけれど2〜3名向けのお得なセットメニューも。
とにかく、牛肉はすべて米沢牛なのがすばらしいですね!
まずはビールとカルビとハラミからの……焼肉みよしでいただいたもの
というわけで、今回はキリンの一番搾り、生ビールをオーダー。
いただきます!
このお通し、なんという野菜ですっけ。。。実家でも朝食によく出ました。
シャキシャキした食感が心地よい、クセの少ない野菜です。
ビールを飲みながら、カウンターの上に置いてあった焼き方についての指南を読みます。
お肉をオーダーしたら、コンロの上にジンギスカン鍋のような鉄板が用意されたのですが、焼肉みよしさんは、キャベツなどを鉄板の周囲に置き、真ん中で肉を焼くという、まさにジンギスカン方式なんですね。
白センマイ刺し。コリコリの食感が楽しく、おいしい。
来ましたお肉!
ハラミです。よい色♪
売り切れることもあるそうなので、あったら頼んでおいたほうがよい一皿。1250円。
そして、米沢牛カルビ2種盛り。
すばらしいサシの入り方。。。上カルビとカルビが3枚ずつ盛り合わせられています。少量ずつの盛り合わせがあるのは1人のときはうれしいですよね。1800円。
肉の特徴や焼き方のコツが書いてあるのもうれしいお気遣い。
さて、焼いていきますよ!
周辺にキャベツ、真ん中でお肉。
お肉まじでおいしいです!!!!シンプルに肉がおいしい。実は、昨日のお昼にも米沢牛焼き肉ランチしたんですが、ごめんなさいみよしさんのほうがおいしいです。。。部位が変わっても全部おいしかったし、和牛にありがちな脂のしつこさもなく、ちょうどいい。
ただ普通の焼肉の場合、さっと表面を焼くぐらいで私は食べてしまうので、お店の方には「肉汁を吸ったキャベツがまたおいしい」と言われたのですけど今回はそこまで肉汁が出なくて、キャベツのおいしさまでは味わえなかったかも。。。ホルモンとか頼んだらキャベツもおいしくなりそうですね。
さて、もう一皿ぐらい食べれそうだなーということで、気になっていたあれをオーダー!
じゃーん。米沢牛焼きしゃぶ上ロース。1600円。
表と裏を、5秒ずつ炙っていただきます。



これは良い。。。
さっとタレを付け。。。
月並みな表現で恐縮ですが、脂が甘いです。。。
そして、〆に気になっていたカレーを、ハーフサイズで。
450円。米沢牛カルビを出汁に使っている看板メニュー。辛すぎず、出汁がよいからかコクがあって大変おいしかったです。
ごちそうさまでした!
【再訪したい度】★★★★★ 誰にでも自信を持っておすすめできる!これ以上有名になってほしくない名店
新幹線の出る駅前という観光客の多そうな立地にあって、店内のほとんどが地元のお客さんでした。
「安めのメニューは国産牛」というお店も多い中で、牛はすべて米沢牛を使用しており、それでこのお値段は安いと思いました。いやもちろん、焼肉店としては激安ではないですけど、ほかのお店の米沢牛はもっと高いですからね。地元客向けと観光客向けの違いというところでしょうか。
写真撮れなかったのですが、お会計のときにさくらんぼをサービスでいただきました。口コミを読むと、最後に季節のフルーツのサービスがあるようです。そんなところも米沢らしくていいなー。フルーツ王国ですもんね、山形は。
誰に紹介しても喜んでもらえるお店だと思うのですが、これ以上有名になってほしくない思いもあり、複雑な心境です。
気になっているメニューがまだたくさんあるので、また近々行きたいですね。