温泉ブログ 山と温泉のきろく

山好き女子の温泉と食と山旅の記録です。

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登山中の出会い スマートかつ連絡が途絶えにくい連絡先の交換方法について考えた

「この人たち、どういう関係?」という男女パーティはけっこう多い

山小屋やテントで泊まっているとき、夫婦でも恋人同士でもなさそうな、男女2人のパーティを見かけることが、実はけっこうあります。

夕食時などに同席すると、私は大抵1人なので男性1人とか男性グループよりは男女パーティって話しやすいんですよね。それで普通に世間話なんかするのですけど、最初は「ご夫婦かな?」と思っていたけどなんかよく聞いてるとちょっと違うような……。

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避難小屋泊での食事タイムでは特にありがち

ご夫婦かと思いきや大抵、住んでいる場所がけっこう離れているんです。で、よく話を聞くと「山で出会って仲良くなって、それから一緒に山に行くようになった」という方たちもまあ、いるもので。

私にも、少ないながら山で出会ってずっと交流が続いている山仲間はいるし、婚活的な意味で「山で出会いがないかな」と思っていた時期もあります。それらの経験から「山で出会いがあったときの連絡先交換」について私なりに考えてみました。

連絡先交換は女子にとってリスクがある行為

なぜ、こういうエントリーを書こうかと思ったかというと「山でモテるには?」「山で出会うには?」という男性視点の記事は何度も見かけたことがあるのですけど、女性視点の記事ってそう言えばあんまりないな、と思ったからです。

以前、こういう記事を書いたことがありまして。

簡単にご紹介すると、山でおすすめのルートを教えてくれたり、食べ物を分けてくれようとしたり、なぜか一緒に歩こうとしてくれたり、下山後に車に乗せてあげるよ!という方がたまにいるのですが、場合によっては迷惑なんです……すいません!!という内容でした。

この記事中には書いていませんが「連絡先の交換」もそれらと同じ側面があります。山でたまたま同じ時間を共有して、打ち解けて話して、ああ楽しかった!また会えるといいですね。

そう思う瞬間は正直何度もありました、が、山中という特殊な空間で、短い時間を共有しただけでは、その相手が「本当に大丈夫な人」なのか見極めることは難しいと思うのです。連絡先を交換してみたらば、実はその人がとんでもないストーカー気質の人だった!という可能性を、私は捨てきることができません。だから、連絡先交換はリスクが伴う行為なのです。

でもまあ、そんなことを言い始めたら誰とも連絡先なんか交換できないので、なるべく心理的負担の少ないやり方で、連絡先を交換できるといいなというのが、一つの希望としてあります。

話が盛り上がって仲良くなれた!と相手も思っているかはわからない

私自身はわりと、話がつまらないときは本当につまらなそうにしてしまうタイプですが(失礼……)常識ある女子のみなさんは、内心はおもしろい話ではなかったとしても

「ええ~すごいですね~」

「大変だったんですね」

などと話を合わせてしまう方が多いと思います。

そうなると、男性のほうは「連絡先を交換してまた話したいな」と思っていたとしても、女性のほうは

「またこの話を聞かされるのは勘弁してほしいな」

と思っている、ということも普通にあり得ます。

以前、ディーアイさんの記事でもそんな話を読みましたので、私の憶測だけではないと思います。。。

そういった事情を加味し、連絡先交換をするかどうかの決定権は、どうか女性のほうに持たせてほしい!と私は考えます。どのような種類のアドレスやアカウントであってもその場で交換することを強要せず

「これ自分のアドレス(ID、アカウント)なんだけど、良かったら下山後にでも探してもらえたらうれしいです」

みたいな感じで連絡先を渡して貰えるのが理想だな、と。
むしろその言葉だけで「この人は大丈夫そうだな」と信用してしまうかもしれません。

どうせなら、連絡が途絶えにくい方法を選びたい

ネガティブな内容を並べてしまいましたが、山で気があう相手と出会って親しくなること自体はすばらしいことです。私も、数少ない山友達とは出会えて良かったと心から思っています。

山で出会って「友達」と言えるレベルまで親しくなった人は2人しかいないのですけど、実はその数十倍の方と、連絡先は交換しています。
連絡先を交換したのに関係が続かなかったのは、登山のレベルや志向が違ったり、家が遠かったりという理由のこともありますけど「連絡先の交換方法がまずかった」というのもあるんじゃないかなと思うのです。

Twitterのプロフィールにも書いていますが、私はネット上でもリアルでも、人づきあいは苦手なほうです。

なのでブログのコメント欄も閉じていますし、Twitterでリプライをいただいても、返信することは少ないです。(ごめんなさい……)

情報発信は好きだけど、人と絡むといろいろ考え過ぎて疲れてしまうので、不要不急のコミュニケーションはできる限り避けたいという人間ですね。まあ、社会生活を営む上で最低限の人づきあいはしなければならないし、その疲れを癒やしに一人で山や温泉に行く……みたいなところも多分にあります。

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山で、周りから人が消えてふいに1人になる瞬間、最高ですよね。

まあ、そんな人間なので用もないのにダラダラと連絡を取り続けるなんてとても無理で。単純に連絡先を交換しただけでは、私のほうでレスを止めて関係が終わってしまいます。

きっと、連絡先を交換したということは山ではそれなりに話が盛り上がったからこそのはずなのに、それはもったいない……というわけで、どうせなら連絡が途絶えにくい交換方法を選びたいものだと思うのです。

では、以下に「山での連絡先の交換方法」を、おすすめ度の低いものから順に紹介していきたいと思います。

おすすめ度★ メールアドレス交換

これ、入れる必要ある?今「メールアドレス交換しよう」っていうことってあり得る?

とは思いましたが、私が登山を始めたころはメールアドレス交換がまだ主流だったので一応入れました。登山界にはさまざまな年齢と性質の方がいらっしゃるので「今でも普通にメールアドレス交換してるけど?」という方がいないとは限らないですし。。。ガラケーをお持ちの方もたまにいますからね。

ちなみに、以前「山で婚活」を期待していた時期の出会いの一つ、こちらの記事に登場するKさんとはメールアドレスを交換して、しばらく連絡を取り合いました。

2013年ごろのことですがこのぐらいの時期が、連絡先交換として「メールアドレス交換」がアリだった最後のタイミングかもしれません。このときは、相手のKさんがまめに「今週○○山に登ってきました」みたいな、比較的返信しやすいメールを週1ぐらいで送ってくれたので、しばらく連絡を続けることができました。

しかし、2018年現在、連絡手段としてメールを普段に使っている女子がどれほどいるものでしょうか。私は、プライベートでメールは母としかしません。*1普段使わない連絡手段で連絡が来ても、放置してしまう可能性が高いですよね。

でもメールって、考えようによっては便利でもあったなと思います。メールアドレスを教えたところでそれ以外の個人情報は漏れないし、携帯メールなら受信拒否もかんたんにできてしまうからです。この後紹介するSNSによる連絡先交換と比べると、交換することの心理的負担は少なかったなと懐かしく思いました。

ちなみに……あえて書きませんでしたけど、電話番号とか住所をいきなり交換しようって方はさすがにいないですよね?

実は私は、年配の方に「山小屋で一緒に撮った写真を現像して送るから住所を教えて」と言われたことが過去にあります。悪気ないとしてもこわさしかないので、住所とか電話番号を聞くのは絶対やめてほしいです。

おすすめ度★☆ Facebookで友達になる

最近あまりないですけど、2013~2015年ごろはけっこう「Facebookで友達になろう」と言われることが多かった気がします。私のFacebookの友達の人数はだいたい150人ぐらいですが、その中で男女5名ずつ、計10名ぐらい、山で出会った方がいました。(思ったより多いな)関係ないけど10名中4名が「正確には山中での出会いではなく、下山後に入った飲食店で出会った」人でしたね。
「○○山登ってきたの?俺たちも!」みたいな感じで話が盛り上がったのですよ。

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いかにも山帰りな感じで飲んでたら声かけられた

下山して緊張感から解き放たれ、お風呂でさっぱりしてアルコールも入っていて、開放感からおおらかな気持ちになっていたのでしょう・笑

さて、過去に5名の男性とFacebookの交換をしているとは言え「Facebookで友達になる」ことは連絡先の交換方法としてはまったくおすすめできません。友達になることで知られてしまう個人情報が多すぎるのです!

Facebookは基本的に本名で登録するものですし、居住地や生年月日や勤め先、出身地を明かしている人も多いです。あとは、他にどういう友達がいるのかもわかってしまいますね。

掲載している個人情報の量は人にもよりますので、私なんかは本名しか載せていないのですけど、人によっては「Facebookは仕事で使っているから勤め先を載せざるを得ない」という人もいます。

また、Facebookは複数アカウントを作ることを許可していないので「これは仕事用」「これは趣味用」などとアカウントを分けることもできません。そのような事情から他のSNSよりも「友達になる」ことのハードルが高い人が多いと思うのです。

もちろん、そうじゃない人もいるでしょうけれど、連絡先を交換する手段として

「Facebookで友達にならない?」

と申し出るのは、やめておいたほうがいいんじゃないかなーというのが私の意見です。女性のほうから言われたなら「個人情報明かしてもいいと思うぐらいに楽しかったんだな」と、素直に受け止めて良いと思いますが……。

あと、一時期に比べてFacebookを頻繁に更新する人も減ったなあと思ったり。
「友達以外に見られなくて済むから」という理由で、お子さんの写真をFacebookにアップする人は多いですが、お子さんの写真と結婚式の写真しか載せてる人がいないので、私自身、ほとんどチェックしなくなってしまいました。*2

2013~2015年ごろに山で出会ってFacebookで友達になった10人も、当時はみなさん山の写真などをアップしていましたけど、現在でも更新されてる方は2人だけですね。

私の恐怖体験!晩秋の八ヶ岳で……

ここで私自身が遭遇した、恐怖体験を一つご紹介したいと思います。
2016年の11月初旬に私は「大好きな八ヶ岳の山小屋でのんびりする」ことをテーマに、初日は本沢温泉に泊まって2日目は天狗岳を登ってオーレン小屋に1泊、最終日は硫黄岳を経由して美濃戸に下山という、2泊3日の大変のんびりした登山を計画しました。

その2日目、本沢温泉から白砂新道を経て天狗岳に登る最中の一つのすれ違いが、事の発端でした。

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白砂新道は霧氷が美しく。

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稜線に出てもまったく風がありません!こんな絶好のコンディションで登れるなんて、なんという幸運でしょう!!

そう思いながら天狗岳の山頂に向かっていると、山頂方面から歩いてくる、恐らく60代以上と思われる男性とすれ違ったのです。

すれ違いざまに「昨日はどこかに泊まっていたの?」と声をかけられ、まあ、その質問自体は特に珍しいものではありません。本沢温泉に泊まっていました、と答えました。
すると男性は、自分が昨日からどこを歩いてきたかという話をし始めたのですが、あまり興味がないので私はぜんぜん聞いていませんでした。で、きりのいいところで「それではお気を付けて」とすれ違って別れました。

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天狗岳の山頂もまったく風がなく「この季節にのんびり山頂で景色を楽しめるなんて……」と喜びを噛みしめつつ30分ほど山頂にとどまった後、この日の宿泊地であるオーレン小屋に向かって、元来た道を戻ります。

そこで、天狗岳を下り初めてすぐに、先ほどの男性とまたすれ違ったのです!
どうして?さっきすれ違ってからまだ1時間も経ってないのに。
普通に考えると、天狗岳から本沢温泉、あるいはオーレン小屋の方向に向かうとしたら、行き先はどちらかの山小屋か、あるいは硫黄岳です。いずれも、1時間で行って戻ってこれる距離ではないのに、この方は何か忘れ物でもしたのでしょうか?

すれ違いざまに気づいて「え?どうして?」という顔をしていたであろう私に、その方は唐突に

「ねえ、エフビーやってない?エフビー」

と言い放ちました。

え、えふびー??

ええ、Facebookのことでした。気づくのに10秒ぐらいかかりましたが。

「俺、○○○○っていう名前だから、探して友達になってよ」

やっていない、と言ったほうがいいかなと思いましたが、それで「じゃあLINEを交換しよう」とか言われるのも面倒だな、と思い「後で検索しておきますね」と言ったのです。そうしたら

「絶対忘れてやってくれないから、今ここで登録してよ」

と言われたのです。なんだそりゃ???
で、私がスマホで友達申請をしたのを見届けてからやっと、そいつは天狗岳の方向に去っていきました。何しに来たの?

なぜ、私は山ですれ違っただけの人に、個人情報漏洩リスクの高いFacebookアカウントを教えなければならなかったのでしょう。もちろん即座にブロックしましたが、あれ以来私の中で、山で出会った人に「Facebookで友達になろう」と言われることはなんとなくトラウマです。

あ、そのときの山行自体は本当に楽しいものでしたので、よろしければこちらからレポートをどうぞ、

おすすめ度★★ LINE交換

メールアドレスに変わって、連絡先交換のメジャーになったのがLINEです。
山や、あるいは旅先で出会った方とLINEを交換したことも何度かありますが、正直私は、ぜんぜん連絡続きませんでしたねー。

これは人によるかもしれませんけど、私、用がないときにLINEなんかしないタイプなんですよ。彼氏にも友達にもぜんぜんしません。

大切な彼氏や友達にも普段LINEなんかしないのに、山で一度会って盛り上がっただけの人とLINEって、何を送ったらいいかわからんのですよ!

山は非日常空間だし、山にいるときは他にやることもないからその場でめっちゃ話が盛り上がったかもしれません。山にいたら山の話をしますしね!

でも、下界に戻ればそれぞれの生活や仕事があるわけで、そんな中で、非日常空間を一瞬共有しただけの相手と連絡を取り続けるって、けっこう難易度が高いと思うのです。

ちなみに過去、九州の山と北アルプスで立て続けに偶然出会って「これは運命か?」と一瞬思った相手とLINEを交換しましたが「今日はありがとうございました」とお互いに1回送り合っただけで終わりました。。。

詳しくは、こちらに書いています。
まあ、2度目に偶然の出会いがあったときに長時間喋りすぎたのも良くなかったかなーとは思ったのですけどね……。

でもLINEって、メールと同じで「こいつやべえやつだ!」ってわかったらブロックすればいいし、タイムラインをSNS的に使ったりしていなければ個人情報が漏れることもないので、そういう意味ではFacebookに比べたらまだ交換するの気楽だな、と思います。

まめな人同士、あるいはグループLINEならアリかも

世の中私のような「用がなきゃ彼氏にも連絡しない」人ばかりじゃないと思うので、お互いがまめで、用がなくてもその日あったことを報告しあったり、その日のテレビやニュースの話で普通に盛り上がれるような人ならLINE交換も良いかもしれません。

でも、お互いが連絡まめな可能性ってけっこう低くないか……な……?しかも山で出会った人同士で、ねえ。

あとは、単独の男女が出会ったのではなく、女子2人と男子2人で仲良くお話しました!とかなら、LINE交換もいいかもしれない。もうそこで、グループLINE作っちゃうとかね。1対1だとなかなか話が続かないですけど、グループだとけっこう、くだらない話でもだらだら続いたりしますから。ただ、自分が「もうこのグループで話すの嫌になってきたなあ」と思うようなことがあっても、ブロックしたり抜けたりしづらいというリスクはありますけどね。

おすすめ度★★★ Twitterアカウントを教える

先にも少し触れましたが、私には「山で出会って仲良くなり、今でも交友関係が続いている」男性の友人が2人だけいます。その2人とは登山を始めて1年目、2011年の秋に金峰山小屋に泊まった際に出会いました。このブログにもたまに名前が出てくる、山仲間のL氏とD氏です。

3人共単独登山で、年齢も登山経験もそこそこ近かったので意気投合し、連絡先を交換したのですが、そのとき交換したのが「Twitterのアカウント」でした。以降、普段はごくたまにTwitterで絡むぐらいで山もそれぞれに行くのだけれど、たまには一緒に行く計画を立てたり、仕事帰りに飲んだりもする間柄が続いています。

思い出深い金峰山には、その後も何度か一緒に登っていますね。

おそらく彼らと交換したのがTwitterアカウントじゃなくてメールアドレスだったら、こんなに長く関係が続くことはなかっただろうなーと思うのです。全員が全員、あまり連絡まめなほうじゃないですし「そういやメールアドレス交換したっけなあ」で終わっていたにちがいありません。

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でも、3人ともTwitterには普段からちょこちょこと、山のことや時事のニュース、漫画やゲームなど自分の興味関心事について、つれづれに語る習慣がありました。それでゆるく絡んでいるうちに「3人ともIMEはずっとずっとATOK」など、山以外でもどうでもいい共通点がTwitterを通じて見つかったり。。。

それで、お互いに無理することなく関係性が続いたんだろうなと思います。

Twitterのおすすめ度がInstagramより低い理由

というわけで、私自身が「連絡が途絶えずに続いた」唯一の実績ある連絡手段がTwitterなわけですが、それなのになぜ「Twitterのおすすめ度がInstagramより低い」のか。

理由はいくつかありますが、まず、Twitterってけっこう個人的なことを書きがちな「本音で語るSNS」だと思うんですよね。たとえばInstagramで政治的な発言やニュースについて語る人はあまり見ないけど、Twitterでは気軽に「これだからアベは」みたいなツイートをする人も多いです。

なので、山中で登山の話をしていたときは「趣味合うし楽しいなー」と思ったのに、Twitterを見たら「あれこんな人なの?」と思われてしまうこともあり得るなと。また、女子のほうも「Twitterにはけっこう仕事の愚痴とか書いてるし、山で会った人に見られるの嫌だな」なんて思う人もいるんじゃないかなーと思うのです。

まあ、いつまでも本音を見せられない関係では長く付き合える仲間・友達・恋人になることは難しいかもしれませんけど、あくまで「山で1度会っただけの相手に連絡手段として教えるにふさわしいか」という観点での話です。そういう観点では「よそ行きのSNS」であるInstagramのほうがよりふさわしいというか「とりあえず、よそ行きの私を見てほしいな」と思う女子のほうが多いんではないかと思うんですよ。

ちなみに、Twitterは複数アカウントを使い分けている人もかなりいますので、*3「山専用アカウント」を持っていたり、仕事の愚痴や政治的発言、あるいはアイドル好きなどの異性に引かれがちな趣味嗜好についてはツイートしない、きれいなTwitterアカウントを別にお持ちの方もいると思います。
そういう「よそ行きTwitterアカウント」を別に作っておけば、相手の方が「インスタよりTwitter派」だった場合も、躊躇なくアカウントを交換できるでしょうね。

おすすめ度★★★★ Instagramアカウントを教える

山で出会った男女の連絡先交換で、今もっともスマート、かつ連絡が途絶えにくいのではないか?と思うのがInstagramのアカウントを交換することです。

私自身は、こちらの記事に書いたように「写真に興味がない」人間なので、SNSとしてはInstagramよりもTwitterのほうがずっと使いやすいのですが……。

しかし、周囲の女子を見るとアクティブに利用している人数が、TwitterよりInstagramのほうがずっと多いのです。
Twitterは「以前はやっていたけど…」とか「アカウントはあるんだけど…」という方がわりと多いんですよね。*4

まあ、TwitterでもInstagramでもどちらでも良いのですけど、交換する相手が普段から使っているSNSが望ましいことは間違いありません。そして、女性に関して言えば最近は、TwitterよりInstagramを使っている人のほうが多いので、どうせ連絡交換用に運用するならインスタのほうが効率的だよね!ということでInstagramのほうがより、おすすめ度を高くしました。

Instagramは月数回、とっておきの画像をアップすれば十分なSNS

多くの女性がアクティブに運用しているという以外にもう1点、InstagramがTwitterよりも優位だと思われるポイントがあります。もし、現状でSNSを何一つやっていない人がこれからどちらかを始めるとしたら、TwitterよりInstagramのほうがおそらく楽、ということです。

Twitterは、先にも述べたとおり「本音で語るSNS」、言い換えれば「普段着のSNS」なので「週に1回だけしかツイートしない」アカウントは、見た人に「あまりTwitter使ってないんだな」と思われてしまう可能性があります。完全に私感ですが……。

しかし「よそ行きのSNS」であるInstagramは、週に1回程度「自分の中でとっておき」の画像をアップすればそれで「十分使ってる」感が出ます。

例をあげると、実は私自身、ちょっと思うところがあって2018年の5月にInstagramを始めました。

何か思うところがあって始めたはずなんですが、今となっては何を思って始めたのか、忘れてしまったのですけどね……。

とは言え、約4ヶ月で350名の方にフォローしていただけたのですが、その間私が、Instagramに投稿した回数は41回でした。
月10投稿ぐらいはしていたわけですね。これを多いと見るべきか少ないと見るべきかはわかりませんが……。

ただ、同じ期間に私がTwitterで呟いた回数は828ツイートでした。約20倍ですね。平均して月に200回ほど呟いています。

SNSをこれまでやっていなかった方がこれからどちらかをやってみようと思うなら、月に10回、山に行ったときのとっておきの写真をあげてみるほうが楽なんではないか、と思ったのです。

写真を生業にしているわけではないのですから別に「すばらしい写真をアップしなきゃ!」と気負う必要もないと思うんですよ。スマホで撮って、Instagramのアプリで適当なフィルターをかけてアップすれば、それっぽい写真になりますのでね。。。

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画像メインのSNSなので、面倒ならキャプションすら省いてもOK。これは「Twitterって何を呟いたらいいんだかわからないよ」と思っていた方には朗報ではないでしょうか。

ちなみに設定すれば「Instagramに投稿したとき、Twitterにも同じ内容をする」ことも可能です。

どうせやるならTwitterアカウントも一緒に作って、Instagramと連携させておくと「私はTwitterのほうがいいな」という女子と出会っても対応できるのでより良いかな、と思います。

おすすめ度★★★★★ 山用の名刺を作っておき、渡す

山で出会った相手との連絡先交換で、今最もおすすめなのはInstagramのアカウントを教えることです。それはそうなんですが、より万全を期すならば山用の名刺を作ることをおすすめします!

自分のSNSアカウントや、ブログをやっている方ならそのURL、教えても良いならメールアドレスや電話番号も載せた名刺を用意しておくのです。スマホアプリで簡単に作れます。

なぜなら、先にもご説明したとおり連絡先を交換するかどうかの決定権は女性のほうに持たせてほしいので、その場で「交換しようぜ!」よりも何か紙に書いて渡してもらえると、モアベターなのです。それに、SNSをその場でフォローしたくても、電波がなくてアクセスできないことだってありますよね。

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メジャーなテン場なのに電波がほとんどない涸沢

ですが、だからと言ってメモ帳の切れ端みたいなものにその場で書いて渡されると、山行が終わったあと

「これ、なんだっけ?」

となってしまう未来が容易に想像できます。
でも、きちんと印刷して作られた名刺を渡されたら、ぐしゃぐしゃしたところにしまうのも申し訳ないので、とりあえず私なら財布に入れます。

財布に入れたということは取り出す日が必ず来るので、そのときに

「ああ、そう言えば○○山で会った人に貰ったんだった」

と思い出して、SNSぐらい覗いてみるかと思うはずなのです。
そう、「にこやかに応対したけれど、会ったときの印象が実はめちゃくちゃ悪かった」わけじゃなければ、ね。。。

そこまでやる気だと思われたくない、という方へ

ここまで読んでおそらく

「そこまで山での出会いに対してやる気だと相手に思われたくない」

と思った方もいるんじゃないかなーと思いました。
でも、つながったもん勝ちだと思うので、より可能性が高い方法を選んだほうがいいと思うんです、私はね。 

それに私は、過去に「電波がなかったから後で連絡先交換すればいいやと思っていた相手と、すれ違って2度と会えなかった」というちょっと悲しい思い出がありまして。

くわしくはこちらの記事に書いていますが。
このとき「連絡先を書いた名刺でも渡しておけばよかったよ」と女ながらに思ったので、皆様に私と同じ後悔をしていただきたくなく、「山用名刺」を最後におすすめしました。

実は私自身、山で配るために作ったわけではないのですけど、最近ブログ用の名刺を作りました。

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左が表で右が裏の、両面仕様

すぐ名刺というアプリで、足つぼマッサージを受けながらオーダーしました。本当にかんたんだった……。
ちょっと、ブログ絡みで人と会わなければならない用がありまして、名刺あったほうが格好つくかな?という用途で作ったのですけど、作ったらちょっとテンション上がって、配りたくなりました・笑

女性のみなさん、山で出会って話した男性がこんな感じの名刺をくれたら「気合い入り過ぎ!」って思いますかね?
私なら「気が利いてるな」「きっとSNSやブログもしっかり運用しているんだろうなー、1度見てみるか」って思うのですけど、どんなもんでしょうか。
そうか……ということは、SNSを適当にしか運用していない人はやっぱり、名刺までは作らないほうがいいかもしれないですね・笑

おわりに

最初のほうでも書きましたが、私は人づきあいが苦手な人間です。

でも、そういう私ですら「わかり合える仲間や恋人がいることはすばらしいことだ」と思います。適切な手段を用いることで、本当に気のあう人との出会いを無駄にせず、つながりを保てる人が増えるといいなと思っています。

InstagramやTwitterでつながることのメリットは「相手が危ないやつじゃないか、本当に気が合いそうか見極めつつ、ゆるくつながり続けることができる」ということだと思うのです。つながったところがゴールじゃなく、そこがスタートです。この記事が、スタート地点で躓く人を減らすことにつながるといいなと、思います。

*1:2020年に母がスマホに機種変したので母との連絡もLINEになりました。

*2:あと、20代以下の女子は本当に、Facebookやってる子少ないなあと思ったり。

*3:現在は私自身もそうですが……

*4:アカウントを教えたくなくてそう言っている可能性もありますが。