このご時世に破格のお値段で週末温泉三昧を楽しめる、ありがたい宿
全国旅行支援が始まり、外国人観光客も徐々に戻ってきたことで「週末に温泉宿に1人で泊まる」ことの難易度が少し、上がってしまいました。
宿泊施設ではコロナ禍で人員を減らしていたところに急激に需要が高まり、人手が足りないためにあえて満室にせずに空室を作って対応している宿が多い、というニュースもありましたが、なるほど納得……。
稼働している客室にはできるだけ多くの人に泊まってもらいたいでしょうから、休前日は1人泊の受け入れを止めてしまう宿が増えました。
また、1人泊の場合は素泊まりのみになったり、webから予約できず電話予約のみになったり、直前に空室があるときだけ1人泊のプランが出現する、というパターンになった宿も。いい宿に土曜日1人で泊まることの難易度が上がったなあと感じています。
土日休みの会社員で、外食するより宿で2食食べたいタイプの私にとってはつらいところですが、状況が落ち着くまでは仕方がないことなのでしょう。物価も上がり続けているし、宿としてもつらいところですよね……。
ですが、こんなご時世でも土曜日に2食付きでリーズナブルに泊まれる宿はあります。
そんなすばらしい宿の情報をまとめて提供したいと思い、これまで泊まったことのある、リーズナブルでお湯がすばらしい温泉宿の最新の情報を調べました。
土曜日は宿泊料金がアップする宿がほとんどなので「1万円以下で泊まれる宿」という条件では厳しいかなと思い「土曜日に2食付きで2万円以下で1人泊できる」宿をリストアップしたのですが「土曜日に2食付きで1万円以下で1人泊できる」宿も11軒あったので、先に公開したいと思います。(いずれ「1万円台で泊まれる宿」についてもまとめたい)
一人で泊まれるおすすめの温泉宿もたくさん紹介しています。
- このご時世に破格のお値段で週末温泉三昧を楽しめる、ありがたい宿
- お安く泊まれる宿は足りないものがあることも多いが、不便さも楽しむ気持ちで泊まりたい
- 青森県「温泉旅館 松園」土曜日2食付き8200円~
- 秋田県「駒ヶ岳温泉」土曜日2食付き9000円~
- 岩手県「花巻・台温泉 吉野屋旅館」土曜日2食付き6400円~
- 山形県「赤倉温泉 旅館いづみ荘」」土曜日2食付き6930円~
- 山形県「肘折温泉 大友屋旅館」土曜日2食付き9020円~
- 山形県「肘折温泉 若松屋村井六助」土曜日2食付き9900円~
- 長野県「角間温泉 ようだや旅館」土曜日2食付き9900円~
- 長野県「上諏訪温泉 ラルバ諏訪湖」土曜日2食付き8480円~
- 静岡県「伊東温泉 ゲストハウス倭荘」土曜日2食付き9200円~
- 鳥取県「皆生温泉 三井別館」土曜日2食付き9350円~
- 鹿児島県「指宿温泉 民宿 たかよし」土曜日2食付き8450円~
お安く泊まれる宿は足りないものがあることも多いが、不便さも楽しむ気持ちで泊まりたい
もう20年近く「温泉宿に1人で泊まること」を趣味にしているので「1人で泊まれるいい温泉宿はないか」と予約サイトを眺めて楽しむのが日課のようになっています。これまでも「一人旅初心者におすすめの宿まとめ」など、一人旅に優しい宿についての記事をいくつも公開しました。
全国旅行支援が始まるまでは、コロナ禍以前に1人で泊まりにくかった宿が一人旅に門戸を開いていた、というケースも多くありました。そういった宿も通常営業に戻り、もともと一人旅に優しかったはずの宿が人手不足で一人泊の受け入れをやめてしまったり……今、ひとり温泉旅はコロナ禍前よりも難易度が上がってしまったように思います。
そんなご時世の中、今も「土曜日2食付きで1万円以下で1人泊できる」宿のほとんどは、家族経営の小さな宿です。
建物や設備が古かったりトイレが共同だったり、冷暖房の効きが悪かったり館内が雑然としていたり、刺身がちょっと凍っていたり天ぷらが冷めていたり、入浴できる時間が短かったりアメニティらしきものがなかったり、というようなことが発生する可能性は、宿泊料金がお高めの宿よりも高いです。不便に感じることもあるかもしれません。
ご紹介する宿はすべて私自身が泊まったことのある宿なので、なるべく「泊まってびっくり!」ということのないように、気になる人がいそうなポイントについては正直に書いています。ただし、私は気にならなかったポイントが気になる方もいるとは思いますので「ハプニングも旅の醍醐味」と楽しむ気持ちで泊まっていただけると良いかなと思います。
とにかくお湯は良い宿を選びましたので「お湯が良ければすべて良し」と思える方には特におすすめです。旅館らしいサービスを楽しめる宿に泊まりたい方は、いずれ「土曜日に2食付き2万円以下で1人泊できる宿」をまとめたいと思いますので、お待ちいただいたほうが良いかもしれません。
今回選んだ11軒はすべて「土曜日に2食付き1万円以下で現在も予約可能な宿」ですが、週末は人気があるので既に満室で予約できないこともあるとは思います。ご了承ください。
また、1万円以下で泊まれるのは「狭い部屋限定」だったり「食事少なめプラン」だったりすることもあります。そのため、私自身が泊まった部屋、料理プランとは異なる場合もあるのですが、その点についても(記事中で都度断り書きはしていますが)ご理解いただけますと幸いです。館内の雰囲気や浴室などは共通となりますので参考にしていただけると思います。
青森県「温泉旅館 松園」土曜日2食付き8200円~
「温泉旅館 松園」東北新幹線の八戸駅から青い森鉄道に乗り換えて28分の上北町駅から徒歩5分ほどの場所にある温泉宿です。
1番お安く泊まれる「禁煙洋室(バストイレ無し)」なら土曜日に2食付き8200円~、「禁煙10~12畳和室(バストイレ付き)」の部屋にも土曜日2食付き8800円~で泊まることができます。


「天然温泉まつのゆ」という日帰り温泉施設のお隣にあり、滞在中はまつのゆのお風呂にも自由に入れるのもうれしいですね。
上北町駅の周辺には格安に泊まれる温泉施設がいくつかありますが、中でもこの松園さんは1人泊の料金アップもなく、平日も土曜日も同じ値段で泊まれるありがたい宿。それでいてお湯もすばらしいし部屋もきれいなので、穴場の宿だと思います。
部屋はWi-Fiばっちりで快適!淡い褐色の極上モール泉を楽しめる
私が宿泊したのはバストイレ無しの洋室で、畳ベッドが2台設置してありました。1名宿泊の場合は布団は1組しか敷かれていないので、和洋室的に使えますね。この価格帯の宿だと「布団敷きは自分で」ということも多いですが、ベッドルームなのでお布団敷いてあるのも楽で良し。寝具もきれいです。


テレビ、空の冷蔵庫、電気ポット、デスクライトなど揃っており、部屋の設備は何の不自由もありません。Wi-Fiもかなり速いしデスクがあるからPC作業もしやすいですね。


浴室にもリンスインシャンプーは置いてありますが、客室にシャンプー&コンディショナーのパウチが1組置いてありました。タオル、バスタオル、歯ブラシ、浴衣、羽織なども揃っており、客室のドライヤーはPanasonicのイオニティ。完璧ですね。
ちなみに客室内にトイレはありませんが、部屋を出たすぐ隣に男女別の共同トイレがあり、清潔でウォッシュレット付きの新しいトイレでした。
松園さんの建物は2つの棟があり、2階の渡り廊下を通って移動できます。
私が泊まったトイレ無しの洋室は館内図の右側の棟で「別館」と呼ばれていました。こちらには内湯の「ひば風呂」があります。
左側の棟が「本館」で、本館には「露天風呂」があります。8800円で1人泊できるトイレ付きの和室は本館にあります。
別館にある内湯の「ひば風呂」は深夜0時までと朝5時から利用できます。


シャワーは、銭湯によくある壁に固定されているタイプのやつです。
ひばの良い香りがする浴室内には、淡い褐色のモール泉がドバドバとかけ流されています。肌が滑らかになるすばらしい泉質です。
露天風呂もひば風呂も日帰り温泉のまつのゆも同じ源泉だと思うのですが、個人的にはこのひば風呂のお湯が一番新鮮さが感じられて気に入りました。なので、ひば風呂に近い「トイレ無しの洋室」を予約して良かったです!
本館にある露天風呂は夜通しの利用が可能です。


こちらも熱めのモール泉のかけ流し。開放感もあっていい感じの露天風呂でしたが、なぜか女性用の露天風呂は「12月~4月中旬まで利用不可」との記載が予約サイトにありました。なので女性の方は、冬の間はひば風呂に近い別館に泊まったほうが良いかもしれませんね。
日帰り温泉のまつのゆにも露天風呂があったので、本館の露天風呂が利用できない期間はまつのゆに行くのが良いでしょう。朝5時からやってますし。
食事は……実は私は、予約サイトに載っていたスタンダードな2食付きのプランの料理写真を見て「ちょっと少ないかも」と思い、ボリュームアッププランで予約しました!
そうしたら本当に、すごいボリュームでした……寿司まであります。
刺身も「ほたて、いか、ぼたん海老、鮪、鯛」とたっぷり5点盛り。ステーキもかなりの量です。


つまみになりそうな小鉢のおかずもたくさん。


こちらの食事だと2食付きで12000円になります。8200円のプランの料理写真を見ると、もう少し食べれそう……と思ってしまうので、間の1万円ぐらいのプランがあると個人的にはうれしいですけどね。安いほうの食事は湯治食、グレードアップすると旅館食、というイメージで大丈夫だと思います。8200円のプランの料理については、じゃらんや楽天のプラン詳細のところに写真があるのでそちらでご検討ください。
朝食は、お弁当箱のようなお膳にサラダ、漬物、焼き海苔、納豆、焼き鮭、冷や奴などが並び、その他に野菜のおかずの小鉢が2つとご飯とお味噌汁。
量もしっかりあるし味も良く、こんなに安く泊まって良いんでしょうか?と思える宿でした。
秋田県「駒ヶ岳温泉」土曜日2食付き9000円~
「駒ヶ岳温泉」は、秋田県の田沢湖周辺にある水沢温泉郷の温泉宿です。秋田新幹線の田沢湖駅からバスの運行があり、最寄りのバス停からは徒歩10分かからないぐらいですが、連絡すればバス停まで送迎してもらうこともできます。
秋田駒ヶ岳登山の前泊にも便利な宿で、夏から秋にかけての登山シーズンに何度も泊まっています。


本稿でご紹介する宿は家族経営の民宿や小旅館が多いのですが、駒ヶ岳温泉は秘湯宿して有名な乳頭温泉郷の鶴の湯温泉の系列旅館で、リーズナブルな料金ながら食事やサービスもしっかりとしている宿です。
過去にも「2021年に1人で泊まったコスパ最強の温泉宿」の3位に選んでいます。
↑上記と同じ趣旨で選んだ「2019年に泊まった宿のコスパ重視総合ベスト10」という記事では、駒ヶ岳温泉を1位に選びました。
宿泊レポートも公開していますので詳細は以下にてご確認いただけますが、簡単にご紹介したいと思います。
あの「乳頭温泉鶴の湯」の姉妹館で鶴の湯まで送迎あり!食事も大変おいしい
2021年の8月に宿泊した「かえでの間」は、トイレ無し洗面所付きのシンプルな和室ですが、土曜日に2食付きで9500円で宿泊可能です。


人気なので予約は平日も含めてかなり先まで埋まっていますが……トイレ付きの部屋でも1万円台前半で泊まることができます。共同のトイレも男女別で、部屋を出てすぐの場所にあるので特に不自由は感じませんでした。


浴衣やタオル、バスタオル、歯ブラシなどの基本的な備品は部屋にあり、テレビはちょっと小さいけど空の冷蔵庫や湯わかし機能付きのポットもあり、Wi-Fiも利用できます。
ちなみにお布団は、以前は夕食時に敷いてもらう方式でしたが、2021年宿泊時は感染症対策でスタッフが客室に入らないようにしているため、自分で好きなタイミングで敷く方式に変わっていました。
浴室とお湯はすばらしいの一言。
大浴場は日帰り入浴で混み合う時間帯もあるものの、朝晩は空いていて内湯も露天も広々。


泉質は、ほのかにたまご臭があり、とろみを感じさせるようないいお湯です。
大浴場のほかに、宿泊客専用の貸切露天風呂が2ヶ所あり、深夜は入浴できないものの空いているタイミングで鍵をかけて入ります。


貸切露天風呂は趣も少しずつ異なり、川沿いでロケーションもすばらしいです。川の音を聞きながら1人のんびりと湯に浸かれる幸せを噛みしめます。


さらに、夕食後には姉妹館の鶴の湯のお風呂に入りに行くための送迎バスも運行しています。日帰り入浴客のいない時間に鶴の湯の白濁硫黄泉を楽しむことができるのです。
駒ヶ岳温泉は食事も良くて……1万円以下で泊まれる宿の食事ではないなあといつも思います。
食事は1階にある食事処で。お昼は蕎麦屋さんとして営業しているそうです。


地酒の呑み比べセットもあり、いぶりがっこを始めとした漬けものの盛り合わせはつまみにも良いし、お酒を飲まずご飯を食べるときにも良いですよね。
秋田名物「山の芋鍋」もたっぷりいただけるし、自慢のお蕎麦もおいしい。


お腹いっぱいでとてもご飯は食べられないので、あきたこまちは朝食時のお楽しみに……。
朝食は地鶏の生卵(前夜に生卵を食べられるか確認してくれる)をはじめ、ご飯に合うおかずが並びます。
人気過ぎてなかなか予約が取れないのですが、行きたいタイミングで空室があれば予約して間違いない宿だと思います。
岩手県「花巻・台温泉 吉野屋旅館」土曜日2食付き6400円~
「吉野屋旅館」は、花巻市の台温泉にある全4室の小旅館です。「民宿」と思っていただいたほうが良いかもしれません。
土曜日の料金アップもなく、2食付きで6400円 or 7400円で宿泊可能です。
私は7400円のプランで宿泊しましたが、6400円のプランだと浴衣などのアメニティが付かず、食事が2品減るそうなのでご参考まで。
宿泊レポートも公開しています。
今回ご紹介した中で最もお安く泊まれる宿ですが、共有部分などちょっと雑然としています。お部屋はきれいなんですが、清潔感重視な方にはおすすめしづらいところはありますので、宿泊レポートのほうで確認いただけますと幸いです。
きりっと熱い硫酸塩泉に浸かれる!松茸土瓶蒸し付きプランも7400円
宿泊したお部屋は6畳のシンプルな和室です。
液晶テレビが設置されており、速度はやや微妙ながらもWi-Fiの利用も可能です。冷蔵庫は客室にはありませんが共同の冷蔵庫を利用できるとのこと。


お部屋のアメニティとして浴衣とフェイスタオルと歯ブラシがありますが、6400円のプランだと「アメニティなし」と書かれているので、浴衣や歯ブラシも付かないようです。
また、7400円のプランでもバスタオルは付かないので、必要な場合は持参する必要があります。また、宿泊した際は箱ティッシュが部屋にありませんでしたので、そのつもりでいたほうが良いでしょう。
浴室は1階に男女別の内湯があり、きりっと熱い硫酸塩泉のお湯を楽しむことができます。浴室の利用可能時間はチェックインから24時までと、朝は5時からチェックアウトまで。


浴室については、直近の口コミに「改装してきれいになっていた」とあったので、私が泊まったとき(2017年)よりはきれいになっているのかもしれません。
じゃらんに掲載されている浴室画像はこちらです↓
これは男湯だと思うので、少し雰囲気も違いますね。
食事は朝夕共にお部屋にお膳を運んでいただきました。
7400円のプランはこのお膳プラス松茸の土瓶蒸しがつきます。つまみになる料理が多くて、日本酒がすすみました。


土瓶蒸しには大きな松茸がゴロッと入っていたり。
6400円のプランだと、土瓶蒸しと、お膳の右上にある焼き海老がつかないようですね。最後にご飯とお蕎麦が出てきて、お腹いっぱいになりました。
朝食もお部屋で。
焼き鮭にサラダ、温泉卵、焼き海苔、筋子、漬けもの、ご飯とワカメのお味噌汁、ヤクルト。
筋子を普段あまり食べる機会がないのでちょっとうれしい。ご飯をたくさん食べてしまいますね……。朝食後はホットコーヒーのサービスもありました。
かなりお安く泊まれる宿ということもあり、人を選ぶ宿でもあるとは思うのですが、部屋食ですし、細かいことを気にせずいいお湯に浸かってだらだらしたい方にはおすすめです。
山形県「赤倉温泉 旅館いづみ荘」」土曜日2食付き6930円~
赤倉温泉と言えば新潟県を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、山形県の最上地方にも赤倉温泉があります。
宮城県の鳴子温泉郷と、山形新幹線の終点新庄駅のちょうど中間あたりにあり、陸羽東線の赤倉温泉駅が最寄り駅です。
駅から歩くと30分以上かかるので、宿泊する場合は宿の送迎があります。
ご紹介する「いづみ荘」は、全7室の家庭的な温泉宿です。
赤倉温泉は混浴の岩風呂のある「三之亟」が有名で、三之亟にも泊まったことがありますが、あちらは好き嫌いが分かれる宿だと思うので……。いづみ荘のほうが取っつきやすいというか、家庭的な小旅館として多くの人におすすめしやすい宿です。
客室も浴室も清潔で、食事はたっぷり、お湯もすばらしい
宿泊したお部屋は8畳の和室。部屋の広さは自分で選ぶのではなく、人数に合わせて宿のほうで調整してくださいます。
すっきりとしていて清潔な和室です。


浴衣、フェイスタオルにバスタオルに歯ブラシなどは揃っており、空の冷蔵庫もお部屋にあります。
浴室はこぢんまりとした男女別の内湯ですが、熱めで新鮮さを感じさせるとても良いお湯です。


湯口には温泉成分の結晶がびっしり。
シャンプーなどのアメニティ類はやや心許なかったので、こだわりのある方は持参したほうがいいでしょう。シャワーは水圧も問題なく、ちゃんと使えます。
食事は、広間でいただくプランもありますが「山形牛のしゃぶしゃぶ付きプラン」というややお高めのプランで予約していたからか、個室に用意していただきました。
例によって、スタンダードなプランだと少なそう……と思ってグレードアップしたらば、かなりたっぷりでした。


でも、お酒のつまみになる料理が多くて、おいしく、満足度の高い夕食でした。山形牛のサシの入り方も美しいですね。


そして、なぜか海老の料理が多かったです。おいしかったけど。
いづみ荘では、食事のプランがかなりきめ細かく設定されており、量・内容など予算や好みに合わせて選ぶことができます。
最もリーズナブルなのが、和定食の夕食と朝食がつく「お手軽プラン」ですが、こちらのプランは2食付きで6930円と格安に泊まることができますが、浴衣やタオルなどの備品は有料となります。こちらは「ビジネス&湯治向け」のプランですね。
郷土料理を楽しめる「ほどほどコース」であれば8360円、「お手軽プランの食事+山形牛のしゃぶしゃぶかすき焼き」のプランであれば9130円ですが、この2つのプランであれば1万円以内で浴衣なども付くので、荷物を少なく済ませたい場合はこちらにすると良いかもしれません。
朝食は、焼き鮭や卵焼き、納豆、焼き海苔、たらこなど。旅館の基本的な朝ご飯で、おいしくいただきました。
全体的に温かいサービスの宿で、かと言ってあれこれと構ってこられるわけではなく付かず離れずの接客なので、民宿などに苦手意識がある方でも恐らく大丈夫ではないかと思います。
山形県「肘折温泉 大友屋旅館」土曜日2食付き9020円~
湯治場の雰囲気が残る山形県の肘折温泉。東北新幹線の新庄駅から村営バスが出ています。
連泊して滞在する方も多い温泉地なので、多くの宿が旅館的なサービスの「旅籠プラン」と、連泊向けの「湯治プラン」を用意しており、湯治プランであれば土曜日に2食付きで1万円以下で泊まれる宿があります。
「大友屋旅館」もそんな宿で、私は1泊ということもあり旅籠プランで泊まりましたが、湯治プランであれば土曜日も2食付きで9020円で1人泊可能です。
清潔な館内、檜の香り漂う貸切風呂、おいしい食事
大友屋旅館は4階建てで、1~2階に湯治プラン用の部屋、3~4階に旅籠プラン用のお部屋があります。
私は旅籠プランで泊まっているので、湯治プランで泊まるお部屋については見ていませんが、館内は共用部分も含めてどこも清潔ですし、きちんと手を入れて都度改修されているようでしたので、恐らく湯治プランの部屋もきれいだろうと思います。


湯治プランでも「浴衣・はんてん・バスタオル」は付きますが、洗面道具は持参ください、とのこと。歯ブラシは持っていったほうが良いかもしれません。
浴室は、1階に内湯が2室あって時間帯で男湯女湯が交換になります。
浴室も清潔で、肘折温泉のやや熱めのお湯を存分に楽しむことができます。


また、空いているときに鍵をかけて利用できる貸切風呂もあり、こちらも檜の香りが漂うすばらしい浴室!
浴室利用については旅籠プランでも湯治プランでも変わりないので、お安く泊まっても存分にお風呂三昧を楽しむことができます。
食事は、山菜を始めとした郷土の食材が多く使われており、味も良いです。


湯治プランでは夕食の料理は5品とのこと。旅籠プランとどのぐらい違うのかわかりませんが、調理場は同じでしょうから味は間違いないと思います。
また、旅籠プランの場合は食事処での食事になりますが、湯治プランは朝夕部屋食で連泊すれば毎日料理のメニューは変わるそうです。私もいつか連泊で滞在してみたい……。
朝食も、温泉卵にとろろが合わせてあったり、納豆に刻んだモロヘイヤが合わせてあったり、一工夫あって良かったです。
ちなみに、旅籠プランでも「トイレ無し」の部屋なら土曜日2食付き12100円で1人泊できます。たくさん食べる方は旅籠プランで検討しても良いかもしれません。
山形県「肘折温泉 若松屋村井六助」土曜日2食付き9900円~
肘折温泉からもう1軒「若松屋村井六助」さんをご紹介します。
こちらの宿では湯治プランではなく「1泊2食付きのスタンダードプラン」で、トイレ無しの部屋であれば土曜日2食付き9900円で宿泊可能です。
以前は湯治プランもじゃらんなどで予約できたように思うのですが、現在は湯治プランの表示がないようです。でも、スタンダードプランで土曜日1万円以下で泊まれますので問題ないかなと。
宿泊レポートも公開しています。
ちなみに若松屋村井六助さんのすばらしいところは、なんと13時にチェックインできることです。早めに着いてお風呂三昧を楽しみたいですね。
朝市が目の前で開催され、山菜料理がおいしく自家源泉の貸切風呂が良い
客室は8畳の和室で、1人泊の場合はスペースがあるのでチェックイン時から布団が敷いてありました。
客室内には冷蔵庫やグラスもあり、浴衣、バスタオル、フェイスタオルに歯ブラシもあります。


ただ、宿泊したタイミングでは客室にエアコンはなく、またWi-Fiも1階ロビー周辺では利用できるものの、客室内では利用できませんでした。
公式サイトには
WiFiの使えるお部屋、エアコン付きのお部屋が増えワーケーション等快適にご利用いただけます!是非ご活用下さいませ。詳しくはどうぞお問い合わせください。
との表記がありましたので、すべての部屋ではないもののエアコン付きの部屋、Wi-Fiの使える部屋もあるようです。気になる方は宿泊前に問いあわせてみると良いかもしれません。
浴室は、男女別の大浴場と空いているときに貸切で利用できる小浴室があります。


大浴場は肘折温泉の共同源泉のかけ流し。かなり熱めですが浴室の雰囲気はとても良く夜通しの利用が可能です。
貸切浴室は夜は22時まで、朝は6時から。


村井源泉という43度ほどの自家源泉を使用しており、ぬるめで長湯したくなるすばらしいお湯です。
食事は個室か部屋にお膳を運んでいただきます。


山菜料理がたっぷりでうれしい。地酒を飲みつついただきます。それと白いご飯がとてもおいしい宿でしたね。


朝食はシンプルなおかずですが、ご飯がおいしいのでやはりご飯が進んでしまいます。
肘折温泉は冬季以外毎日開催される朝市が有名ですが、朝市の会場は大友屋旅館の目の前です。


しそ巻きやおこわなどをつい買い物してしまいました。
人気の宿で現在はなかなか予約が難しいのですが、リーズナブルに泊まれるし、次回は連泊したい宿です。
長野県「角間温泉 ようだや旅館」土曜日2食付き9900円~
角間温泉(かくまおんせん)は、ちょっと聞き慣れない温泉地ですが「湯田中渋温泉郷」の中に含まれる、数軒の旅館と共同浴場のみで構成される温泉地です。
湯田中駅から徒歩だと40分、最寄りのバス停からも20分ほど歩くのであまり交通の便がいいとは言えない場所ですが、すばらしい温泉が湧いています。
40分ぐらいなら天気が良ければ歩いてもいいかなと思っていましたが、宿泊当日は大雪だったので心が折れ、湯田中駅からタクシーを利用しました。10分弱、2000円ほど。
ご紹介する「ようだや旅館」はお湯もすばらしいのですが「2食付き1万2千円でかけ流しの温泉内風呂付きの部屋に1人泊できる」ことに魅力を感じて宿泊しました。1万円以下で泊まれる部屋は6畳和室で、2食付きの標準プランだと土曜日も9900円で1人で泊まれます。
宿泊レポートも公開しており、部屋のお風呂についてもご紹介しています。
熱めのお湯は絶品!土曜日でも料金アップなしの良心的な宿
宿泊したお部屋は12畳と広めの部屋だったこともあり、チェックイン時に既に布団が敷かれていました。冬はこたつがあるのがうれしいですね。
長野の山間部で、真冬にこの広さの部屋をエアコンのみで暖めるのはなかなか難しいので、暖房は石油ヒーターでした。しかし、深夜にヒーターが灯油切れになってしまいかなり冷えたので、真冬に泊まられる方は夕食のときにでも灯油の残量をチェックしたほうがいいと思います。(6畳の部屋なら大丈夫かもしれませんが)
また、Wi-Fiの提供はないのでそのつもりでいましょう。スマホの電波は問題なかったです。
浴室は1階に男女別の内湯があり、ナトリウムー塩化物・硫酸塩泉の自家源泉が常時かけ流されています。夜通しの利用が可能です。
ほのかに卵臭がしてツルツル浴感のお湯は加水・加温・循環・消毒すべてなしの、パーフェクトな源泉かけ流しです。


湯口には温泉の成分がびっしりとついており、熱めですが真冬ということもあって気持ちよく浸かれました。


食事はお部屋に運んでいただきます。
山の宿だけど海の幸多め……など細かいことを気にしなければ、品数もしっかりありおいしくいただけます。


12畳のお部屋は調理場があると思われる棟から離れた棟にあり、真冬だったこともあって揚げ物の牡蠣フライはちょっと冷め気味でしたが、細かいことは気にしないようにしましょう。気になるなら泊まらないほうがいいかな……。
朝食もお部屋のこたつで。
焼き魚に漬けもの、ほうれん草のお浸し、温泉卵、サラダなど基本的なおかずが並びます。デザートと思われる、甘く煮たりんごがおいしかったです。
食事にはそこまでこだわりがある宿ではないけれど、とにかく湯は絶品で、宿の方も親切。帰りはご主人に駅まで車で送っていただきました。
湯田中・渋温泉は大型のホテルが多く賑やかですが、同じエリアで静かに1人でお湯三昧できる宿です。
長野県「上諏訪温泉 ラルバ諏訪湖」土曜日2食付き8480円~
上諏訪温泉の「ラルバ諏訪湖」は上諏訪駅から徒歩20分とやや離れた場所ではあるものの、諏訪湖の目の前という絶好のロケーションにある全8室の小旅館です。
チェックイン・アウト時間を「14時チェックイン11時チェックアウト」と「16時チェックイン・9時30分チェックアウト」から選ぶことができ、食事も「しっかり夕食」と「軽めの夕食」から都合や好みに合わせて選ぶことができる、きめ細やかなプラン設定が特徴の宿です。
2食付きで土曜日に1人で泊まる場合
「16時チェックイン・9時30分チェックアウト、軽めの夕食」プランであれば7980円~
「14時チェックイン11時チェックアウト・軽めの夕食プラン」であれば8480円~
「16時チェックイン・9時30分チェックアウト・しっかり夕食プラン」が8980円~
「14時チェックイン11時チェックアウト・しっかり夕食プラン」は9490円~
といずれも1万円以下で土曜日に1人で泊まれるありがたい宿です。
私はもちろん……「14時チェックイン11時チェックアウト・しっかり夕食プラン」でのんびり滞在し、宿泊レポートも公開しています。
諏訪湖の目の前!片倉館と同じ源泉をかけ流しで楽しめて食事もおいしい
お部屋は、当日空きがあって広めの和洋室に案内していただきました。


どこもかしこも清潔だし、大きな冷蔵庫もあり。浴衣やバスタオル・歯ブラシなどの備品もしっかり揃っていました。


また、館内ではWi-Fiの利用が可能で、速度も問題なかったです。
浴室はコンパクトな内湯ですが、お湯は上諏訪温泉のシンボル的存在「片倉館」と同じ源泉を常時かけ流しており、夜通しの入浴が可能です。
19時~23時の間は貸切での利用になるので、この時間帯に入りたい場合はフロントに申し込む必要があります。
加水していないのでそのままだとかなり熱いのですが……諏訪のお湯!という感じでうれしいですね。ほんのり卵臭を感じるとても良いお湯です。
また、宿泊当日は諏訪湖で花火が上がる日でした。
諏訪湖の目の前にある宿なので、玄関からちょっと出て道を渡っただけで、特等席で花火を見ることができました。
お楽しみの食事!
ラルバ諏訪湖さんは、素泊まりなら5000円以下で泊まれますし、上諏訪は食事をするところもあるので素泊まりで泊まられる方も多いようでした。
しかし、個人的にはこちらの宿の夕食、なかなかすばらしかったので土曜日に1人泊される方は特に、宿での夕食がおすすめです。(土曜日は飲食店が混んでいて、予約なしだとなかなか入れなかったりするので)
しっかり夕食プランでは「大鱒」と「シナノユキマス」と刺身が2種類も付き、肉料理もローストポークとしゃぶしゃぶの2種類。蕎麦もしっかり1人前ありました。


「真澄」のぬる燗を飲みつついただきました。焼きたてで後から出していただいた「鱒の塩焼き」もおいしかったです。
朝食はシンプルな内容ですが、ありきたりなおかずではなくどれもおいしかったです。ちょっとしたドリンクバーもあって食後のコーヒーをいただけたのも良かったですね。
静岡県「伊東温泉 ゲストハウス倭荘」土曜日2食付き9200円~
静岡県の伊東温泉の「ゲストハウス倭荘」は、伊東駅から徒歩20分ほどの高台に位置する温泉付きのゲストハウスです。
ゲストハウスですが現在は相部屋での宿泊予約は受け付けていないようで、すべて個室利用での宿泊になります。
客室はどの部屋も1人ではもったいないほどの広さですが、土曜日も2食付きで9200円で1人泊可能です。
宿泊レポートも公開しています。
キッチンなど共用設備も充実!お部屋も快適で食事おいしく湯も極上
私が宿泊したお部屋は和洋室でしたが、こちらは土曜日に2食付きで泊まると1万500円になります。


お布団は自分で敷くことになりますが、厚手のマットレスがあって快適。トイレと洗面所も付いています。
ゲストハウスなのでアメニティは最低限となり、バスタオルや歯ブラシ、浴衣は有料となります。フェイスタオルは無料で貸していただけました。
館内ではWi-Fiの利用も可能で、速度も問題なし。
廊下にずらりと並ぶ本棚が本好きにはうれしい。新しい本が多かったです。


また、客室内には電気ポットや冷蔵庫の設備はありませんが、共同のキッチンがあって冷蔵庫やポットも使うことができます。食器や調理器具もしっかり揃っていたので自炊も可能です。
浴室は3ヶ所あり、宿泊した当日は「2ヶ所が女湯、1ヶ所が男湯」になっていました。
脱衣所には「深夜0時に浴室の入れ替えがある」と書かれていましたが、特に口頭での説明もなくのれんも入れ替わっていなかったので、ケースバイケースなのか……現在は入れ替えなしなのかもしれません。


お湯は本当にすばらしかったです!泉温51.3度のやや熱めの単純温泉を「加水・加温・循環ろ過・消毒すべて無し」でかけ流しており、浴室は夜通しの利用が可能です。
タイル張りで雰囲気あり、光がたくさん入る明るい浴室だし、お湯がとても新鮮で何度も入ってしまいました。
食事は、1階にあるハワイアンレストランで。こちらは夕食時間帯以外も営業しており、17時~18時はハッピーアワーで生ビールやハイボール、グラスワインやサワーが330円で飲めます。


2022年の3月に宿泊した際は「ドリンクも食事もすべて部屋でいただく」方式でしたが、もともとは「レストランで食べてもいいし、部屋に運んでもいい」という方式だったようです。現在はどうなっているのでしょうね。
食事は「2食付きのプラン」で申し込んだ場合
・刺身定食(伊東港地魚メイン)※追加料金330円
・ロコモコ
・コリアンBBQ
・アジフライ
・チキンカツ
・サバ塩焼き
・しらす丼
・ガーリックシュリンプ ※追加料金330円
・オックステールスープ(ライス・サラダ付)※追加料金330円
の中から予約時に選んで申し込んでおきます。
もちろん私は、刺身定食を!
1人でも舟盛りの地魚刺身と、つまみになりそうなおかずがたくさん並びます。


「ほまれふじ」という日本酒をオーダーして楽しみました。
朝食も豪華で、朝7時と早めの時間帯から提供いただけるのもありがたい。
ふっくら鯵の干物と、ネギトロをはじめおかずが少しずつたくさん並び、満足度の高い朝食でした。
鳥取県「皆生温泉 三井別館」土曜日2食付き9350円~
鳥取県の海辺の温泉地、皆生温泉の「三井別館」は、全50室の温泉付きホテルです。
砂浜を眺められる海沿いにはリゾートホテルっぽい温泉施設や、高級宿も並ぶ皆生温泉の中では「目の前が海ではなく道路」で、建物なども古めということもあって地味な存在だと思います。
泊まってみると、ロケーションはもちろん、建物や食事は予想どおりの「昔ながらの温泉付きホテル」でしたが、予想以上のお湯のすばらしさに感動しました。また、フロントや食事処で対応してくれたスタッフの方たちも親切で、居心地の良い宿だったと思います。
「和室おまかせ」か「訳ありツイン」で「ビジネス会席プラン」を選べば、土曜日に2食付きで9350円~で1人で予約できます。
広々とした大浴場にすごい勢いでかけ流される源泉
「おまかせ和室」で予約し、客室は古めの旅館の和室そのものですが、掃除はきちんとされていて清潔でした。
Wi-Fiも、速度はやや頼りないながらも利用可能ですし、浴衣、バスタオル、フェイスタオル歯ブラシなどの基本的な備品もあり、冷蔵庫、湯沸かし機能付きポット、ドライヤーもあって設備的には何の問題もありません。


すべての客室にウォッシュレット付きのトイレと洗面所が設置されているのもありがたいですね。
浴室は大浴場が2つあり、夜間に男女が入れ替えになります。入浴可能時間は深夜は0時まで。朝は5時30分からです。


露天風呂はなく内湯のみですが、広い浴槽にざばざばとものすごい勢いで源泉がかけ流されています。


ほぼ中性の食塩泉ですが、フレッシュさがわかる良いお湯で、お湯の温度も適温です。
源泉温度が高いため加水していますが、循環消毒なしのかけ流しでした。
皆生温泉は以前、海辺にある別の宿にも泊まったことがあり「ロケーションはいいけどお湯は平凡」と思っていたのですが……湯使いでこれほど違うのかと驚かされました。
食事は場所柄カニの付くプランがあり、せっかくなので申し込んだのですが、そもそもそんなにカニ好きってわけでもなかったので量的にもシンプルな会席で十分だったかもしれません。


地物食材も多く温かいものは後から持ってきていただいたし、お刺身もおいしかったです。地酒を飲みつつすべていただきました。ちなみに最もお安いプランのビジネス会席プランの場合は、料理は一気だしになるようです。


朝食はシンプルですが、食後のコーヒーがおいしかったです。
皆生にこんないいお湯の宿があったか!と驚かせてくれた宿で、米子に行くときはまた泊まりたいと思っています。
鹿児島県「指宿温泉 民宿 たかよし」土曜日2食付き8450円~
鹿児島県指宿温泉の民宿たかよしは、指宿駅から徒歩12分、錦江湾まで歩いてすぐという場所にある全7室の温泉民宿です。砂蒸し風呂が体験できる「砂蒸し会館砂楽」からも徒歩5~6分の場所にあります。


低価格ながら食事が大変おいしい宿として有名で、確認したところGWまでは土曜日の空室がすべてないのですが、5月以降であれば2食付き8450円で土曜日でも1人で泊まれます。
宿泊レポートは以下に公開しています。
食事がとにかくおいしい!連泊したくなる快適な温泉民宿
民宿ですが館内は共用部分も含めてとてもきれいで、設備もしっかり整っています。Wi-Fiの利用も可能で、速度も速く快適でした。
アメニティはバスタオル・フェイスタオル・浴衣・羽織・歯ブラシなどしっかり揃っており、客室内に置いてあった茶菓子が黒糖の麩菓子だったのもうれしい。


湯わかしポットは部屋にはありませんが、廊下に共同のものが設置されており、紅茶とインスタントコーヒーも自由に飲めます。


また、客室内に冷蔵庫はありませんが、共同の冷蔵庫が廊下にあって、中に入っているお茶も飲んでOKとのこと。至れり尽くせりでした。
浴室は2室ある小浴室を、空いているときに貸切で利用します。


源泉が高温なので加水していますが、消毒・循環など行っていないかけ流しのお湯です。
入浴時間は夜が10時まで、朝が6時から9時までと少し短めですが、塩分強めのよく温まる源泉を貸切で楽しむことができます。
そして食事!夕食も朝食もすばらしいです。
さつま揚げは3つとも種類が異なり、揚げたてですべておいしい。


刺身は朝どれのぶりと鯵で、とても新鮮です。
鹿児島の郷土料理「とんこつ煮」も、大好物なのでうれしい。


黒豚のバラ肉の鍋は野菜もたっぷり入っていて、お腹いっぱいになりました。
朝食も、手作りのおかずがたくさん並びます。品数豊富でいろいろ食べられるのがいいですね。
キビナゴやさつまいもなど、鹿児島らしい食材のメニューが並ぶのもうれしかったです。ひさびさに開聞岳に登りたいので、そのときはこちらに連泊できるといいなと考えているところです。
現在ご紹介できるのはこの11軒ですが、また状況が変わったり、土曜日にお安く泊まれる宿に宿泊した際は追記したいと思います。
一人旅をもっと楽しみたい方に向けたエッセイです。
一人で泊まれるおすすめの温泉宿もたくさん紹介しています。