温泉ブログ 山と温泉のきろく

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新潟駅前 弁慶の泣き処 新潟の魚を寿司と天ぷらで!佐渡の地酒と共に楽しめる店で一人酒

日曜日は通し営業がうれしい!カウンター席中心で一人飲みにちょうどいい

「弁慶の泣き処」は「廻転寿司 弁慶」などを新潟県内外で営む「株式会社弁慶」による居酒屋業態のお店です。

株式会社弁慶は佐渡島に本社があり、佐渡をはじめとした新潟県内で獲れた魚介をお寿司でいただけるほか、天ぷらやおつまみのメニューも豊富に揃っています。

「廻転寿司 弁慶」は、特に週末は家族連れなどでかなり混雑するようですが「弁慶の泣き処」は居酒屋なので夕方前の時間なら空いているのでは……?と思い、日曜日の15時ごろに試しに足を運んでみたところ、本当に空いていました。

日曜日のみ、ランチとディナーの間に中休みがなく通し営業してくださっているありがたいお店です。

店内はカウンター席中心で1人飲みしやすく、料理もお酒もメニュー豊富なうえにすべておいしい!また必ず伺いたいお気に入りのお店になりましたので、レポートしたいと思います。

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新潟駅万代口から徒歩3分、週末の旅の帰りに寄り道

新潟駅は、登山帰りに立ち寄ることはあまりないですが、温泉旅や帰省の際に乗り換えで下車することが多い駅です。

新潟駅は駅前も駅ナカも、ずっと工事していますね……。

私は、実家の最寄り駅が羽越線の鶴岡駅なので、東京からだと上越新幹線で新潟まで来て、新潟で羽越線に乗り換えます。なので新潟に用事がなくても「新潟駅」に下りる機会はけっこうあるのです。

また「豊栄駅」が最寄りの月岡温泉や、「村上駅」が最寄りの瀬波温泉に行く際も、新潟駅で乗り換えますね。

私の場合、土日で1泊の温泉旅が最も多いので、土曜日にどこかの温泉に(あるいは実家に)泊まって日曜日に東京に戻ることが多く、それならば帰りに新潟で一杯いただいていこうかな、ということになります。

そんなとき、以前は駅ナカに入っている回転寿司に立ち寄るのが常でしたが、駅の改修工事で閉店してしまい……。

駅ビルで飲めるところだとぽん酒館の「角打ち」は通し営業しているけれど、レストランの魚沼釜蔵はランチタイムのあと17時まで中休みなので、どこか駅からすぐの場所にあってあまり混んでいない店ないかしら……。

先日もそんな感じで日曜の午後に新潟駅に降り立ち「どこか、この時間から入れる良さそうな店はないかな」と思って探し当てたのが「弁慶の泣き処」でした。

万代口を出て左方向に徒歩3分。

あっという間なので、通り過ぎてしまいました。「この辺だよね?」と思って振り向いたら看板があったわ。

よく見れば、建物全体に弁慶の絵が書いてありました。

弁慶の泣き処の営業時間・定休日

弁慶の泣き処の営業時間は、火曜日から土曜日までは
10時~15時までと17時~23時まで。
日曜日のみ、11時から21時まで通し営業しています。

日曜日は閉店時間は早めですが、通し営業してくださっているのは本当にありがたいです。

定休日は月曜日です。

弁慶の泣き処の店内

2階建てで、1階はすべてカウンター席のようです。

私が伺った日曜日の15時ごろは空いていましたが、席と席の間隔も広めなので混んできてもそんなに気にならなそうです。

ちなみに2階には、カウンター席と大テーブル席があり、2人掛けや4人掛けなどの席はないようです。カウンター多めということは1人で入るには最適のお店ですね。

席に着くと、取り皿、醤油の小皿、消毒用のアルコールなどが設置してありました。

弁慶の泣き処のメニュー

この日は15時過ぎの入店だったため、ランチメニューは既に終わっていましたが、ランチ以外のメニューはすべてオーダー可能とのこと。

ランチタイムにランチ以外のメニューが注文できるかは不明ですが、昼のちょい飲みで立ち寄りたい人のために、きっと昼から寿司やつまみも注文できると信じたい。

ドリンクメニューは、佐渡の日本酒呑み比べセットがうれしい

まずはドリンクメニュー。パウチされたこちらのメニューは、季節限定ではない通常メニューでしょうか。

ビールやホッピー、ハイボール、焼酎、サワー、果実酒、ソフトドリンクなど。日本酒のメニューはすべて、新潟県内のお酒ですね。

そして、佐渡の日本酒メニュー!

どれも見たことがないお酒ばかりで、半合からオーダーできるのがうれしいですね。全部飲んでみたいなー。

こちらは、お店でおすすめしている柏崎の「阿部酒造」についてのご紹介。
そのときどきでおいしいお酒を用意しているとのことで「本日のあべ」と伝えてオーダーするようです。

さらに「鶴齢」「八海山」など新潟の有名なお酒もしっかりラインナップ。

そして……右下には「呑み比べセット」が!
内訳を見ると「北雪スペシャル」と「佐渡セット」をオーダーすれば「佐渡の酒」として紹介されていた6種類をすべて飲めるということに。ありがたい!これ頼もう。

さらに、ワインもあります。

グラスの白と赤、スパークリングのハーフ、フルボトルの白と赤。
寿司とか天ぷらだとやはり日本酒かなーと思ってしまうけれど、いろいろ飲めるのはありがたいですね。

八海山のクラフトジン!そんなものもあるのか。

焼酎や地ウィスキーもあり、ボトルキープもできるとのこと。

さらに「佐渡のイタリアンレストランのオーナーシェフが作った自家製クラフトビール」まで。

こちらも限定入荷なんでしょうね。
頻繁に立ち寄るお客さんにとっては特に、限定メニューがあるのは目先が変わってありがたいですよね。

フードメニューはシンプル!魚と調理法を指定する方式

フードメニューはちょっと変わっていて、まずはその日入荷した魚介が一覧で並んでおり「寿司」「刺身(おつまみ)」「天ぷら」など、調理法を指定できます。

佐渡の本マグロ、気になりますね……。単品注文のほか、刺身の盛り合わせや握りのセットもあります。

そして、それ以外の天ぷらとおつまみメニュー。

岩牡蠣がある!
そして、魚介のお店だというのに「レバカツ」が気になってしまいました。
「ミニ天丼(味噌汁付き)」も気になるけど、寿司と天丼両方は食べられないな……鯖みりん干しもある……。

わりとシンプルなメニュー構成ですが、気になるお品がたくさんありました。

ランチメニューは寿司とちらし、天丼、定食など

そして、この日は終了していてオーダーできなかったランチメニューがこちら。

寿司やちらし寿司、刺身と天ぷらの定食、天丼など。
お刺身定食は1000円でなかなかリーズナブル。ご飯をしっかり食べたいときは良さそうです。

弁慶の泣き処で2023年6月にいただいたもの

まずはお酒を。
呑み比べセットを2回頼もう!と既に決めていましたが、こういうときは高いほうから頼みます。お店一押しの「北雪スペシャル」2200円。

左から「KSN40」「YK35」「甚九郎」という、すべて初めていただく「北雪酒造」のお酒です。すべておいしかったけど「KSN40」は中でも、とろりと甘みがあってフルーティ。買って帰りたいぐらいおいしかったです。

お通し。左はパッと見で「梅水晶かな?」と思ったら、白滝をタラコで和えたものでした。でもおいしいです。

右はオクラの山かけでさっぱり。

そして、絶対食べたかった「岩牡蠣」を。

来店は6月上旬なのでシーズン始まったばかりではないでしょうか。小ぶりだけれどミルキーで、おいしさがギュッと詰まっています。

お刺身盛り合わせ(750円)です。

ブリ、銀鮭、真鯛。
銀鮭がおいしくて、これは寿司でも頼みたいなと思いました。

このあたりで呑み比べセットをもう1種類オーダー。佐渡セット、880円。

「真野鶴N」「至」「我楽代」と、こちらはどれも異なる酒造のお酒です。佐渡ってたくさん酒造があるんですね……どれも優しいお味で好みなんですが、中でも私は「至」が好きでした。

ここからはお寿司に!佐渡マグロ3貫セットです!大トロ、中トロ、赤身。

お寿司屋さんではないので、握りはちょっと柔らかめだったけど、許容範囲内だしネタは抜群においしいです。3貫で1020円。

それから、気になったネタを1貫ずつオーダーします。

「のどぐろ」「カワハギ肝のせ」「銀鮭」「えんがわ」
全部おいしかったですが、特にカワハギの肝が大きくて、それでいて生臭みなどもなく、もう1貫頼もうか迷いました……。

最後に気になった天ぷらを2品。

「稚鮎」と「真鯛」です。

稚鮎はほろ苦く、真鯛も肉厚で、お酒がすすむ味わいでした。

天ぷらに付ける藻塩も、甘みがあっておいしい塩でした。

【再訪したい度】★★★★★ 日曜の夕方前の時間帯は一人飲みに最適だった

もともとは、弁慶の泣き処と同系列の「廻転寿司 佐渡弁慶」が気になっていたのですが、Googleなどでレビューを読むと土日は特に、かなり行列ができるとのこと。

廻転寿司のお店も新潟駅から徒歩10分ほどではあるのですが、弁慶の泣き処よりは少し歩きますし、遠くまで歩いていってすごく並んでいたらがっかりしてしまうな……と。

弁慶の泣き処は新潟駅からかなり近いですし、通し営業している日曜日の午後は空いていたので、1人でふらっと飲みに行くには最適だなと感じました。

お寿司専門店ではないですが、お寿司も十分おいしかったし、お酒の品揃えもなかなか。天ぷらも1品ずつオーダー可能。1品ずつのオーダーなので激安とは言えないけれど、好きなものを好きなだけ食べれるから1人酒にはぴったりです。

逆に、盛り合わせのメニューは多くないので、大人数で行っても割安にはなりません。カウンター席中心であることからも1人か2人で行くのにちょうどいい店だと思います。

きっとまた、新潟駅で乗り換えの際に立ち寄りたいお店です。

◆ お知らせ ◆
2020年10月に著書が発売となりました。 一人旅をもっと楽しみたい方に向けたエッセイです。
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