温泉ブログ 山と温泉のきろく

山好き女子の温泉と食と山旅の記録です。

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岐阜県 新穂高温泉 ロープウェイ目の前のホテル穂高 入浴記

新穂高温泉 ホテル穂高

新穂高ロープウェイの目の前にあるホテル穂高は、ロープウェイを利用する観光客や登山の前泊者でにぎわう温泉ホテルです。

日帰り入浴できる時間は13時から15時までと短いのですが、浴室は2015年の12月に改修したばかりと新しく、硫黄泉と単純泉の2つの泉質のお湯が味わえると聞き、いつか行ってみたいと思っていました。

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宿の背景に写る山々が美しいですね!

今回、笠ヶ岳登山の後に立ち寄り、入浴してきました。

日帰りできるのは1日のうち2時間だけ!やっと立ち寄れた山麓の温泉ホテル

2016年10月中旬、笠ヶ岳山荘の小屋閉め直前の週末に、笠新道を往復して笠ヶ岳に登ってきました。

 あとは林道を1時間歩くだけ!なところまで歩いてきたとき、12時ちょうどぐらいだったので、そのまま歩けば13時には新穂高温泉に着けたのですが、どうしてもわさび平小屋でそうめんとコーヒーフロートをいただきたくて寄り道。

それから林道を歩いて新穂高温泉まで下りたときは、13時30分を過ぎていました。

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左手に新穂高ロープウェイが見えますね。


ロープウェイの山麓の駅の目の前、この写真で、橋の右側に写っている建物が、ホテル穂高です。

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こちらです。
本当に、ロープウェイの目の前なんですよね。
総部屋数49室と、山麓の宿にしてはまあまあ大きめの宿かなと思います。

実は、これまでも新穂高温泉に下山した際に「ホテル穂高のお風呂に入ってみたいなー」と思っていたのですが、日帰り入浴の終わる15時ギリギリに下山することが多くて、かなわなかったんですよね。

そしてちょっと気になっていたのはホテル穂高、ほんとに日帰り入浴できるのか??ということ。

実はこちらの宿、公式サイトには日帰り入浴についての記述はありません。
Googleで検索したところ、じゃらんの「よくあるお問い合わせ」の中に

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13:00~15:00までの受付で行なっております。
料金は、大人 800円 小人(小学生以上) 500円です。
※お日にちによってお断りする場合がございます。事前に一度ご連絡をお待ちしております。

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という記述があるのですが、更新日は2010年の5月。これを信じて行っちゃっていいものか……。

で、じゃらんにも「事前に一度ご連絡を」と書かれているし、行く前に電話してみましたよ!
すると「13時から15時まで営業しております」とのお答えだったので「じゃあ今から行きます!」と伝えました。

営業時間は、清掃が終わってから宿泊客が来るまでというところでしょうかね。短いけれどまあ、自分が宿泊するときのことを考えると、日帰り客でやたらお風呂が混んでいる宿は嫌だなと思ってしまうところもあるからなあ。妥当な対応なのかも。

ロープウェイの目の前だし、徒歩圏内だと他に入浴できる施設も多いわけではないので、ずっと日帰り入浴を受付していたら、混んでしまいますもんね。

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宿の正面玄関です。

玄関前には、ラウンジのランチメニューが掲示してありました。

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カレーとホットケーキとチーズケーキと各種ドリンクというところでしょうか。生ビールもありますね。
ジュースの種類が桃やこけもも、きいちごやブルーベリーなど豊富なのが、山麓の宿らしくていいですね。
営業時間は11時から14時です。

玄関から1歩中に入ると、こんな案内がありました。

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泥のついた登山靴で中に入らないよう、履き替えのご案内でした。
このへんも、山麓の宿ではよくありますねw

フロントに向かい、日帰り入浴したい旨を告げると、料金は600円でした。
あれ?じゃらんには800円と書いてあったけど、変わったんでしょうかね。
さすがに、最大でも2時間しかいられないのに800円は高いと思ったのかな……。

600円で温泉タオルもついてきましたよ♪

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これはわりと、お得なように思えてきた!

大浴場は地下にあり、エレベーターで移動すると伺ったので、受付を済ませてからエレベーターに移動しようとすると

「あ、ザックは玄関前のほうに置いていただけますか?」

と場所を案内されました。
あらー、まあ、これもよくあることではあるんですけど、だったらスリッパ履き替える場所に、ザック置き場の案内もしておけばいいのにね。。。

テント泊のときは、自分でも「ザックでかくて脱衣所で邪魔だな」と思うので「どこかにザックを置かせてもらえませんか?」ってフロントで訊ねたりしますけど、今回は小屋泊だったので、そこまででかいザックでもなかったんだけどな~。
まあ、私の中ではでかいザックじゃなかったけど、登山しない人から見たら十分でかいのかもしれません。。。
お風呂グッズを取り出し、ザックを置いて大浴場に向かいます。

エレベーターを降りると、目の前にのれんが!

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男湯が槍の湯で、女湯が笠の湯。
それぞれの山が描かれているこののれん、ちょっといいですね!

のれんの左手にはPUB雲の平。。。

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のれんの右手には、カラオケ付きの貸切用PUB、槍平。。。

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槍平も雲ノ平も、まさかパブの名前にされてしまうとは思わなかっただろうねえw
やはり、山の宿なんですね! 登山するおじさんは喜びそうだ。

のれんをくぐるとまずそこは、湯上がりの休憩用のスペースでした。

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自動販売機と椅子のあるスペースがあり……。

マッサージチェアもありました!

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浴室の前にこういうスペースがあると、日帰りで来たときも待ち合わせができていいですよね。まあ、私は今回1人なんですけどもw

休憩スペースを抜けると、さらに階段を下ります。

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踊り場で左右に道が分かれて、さらに階段を下りていくと……

笠の湯に到着です!

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ここまでの建物も、改装して間もないのか、とてもきれいでした。

【風呂】★★★★★ 時間制限は残念だけど空いているしお湯もよい!

脱衣所に入るとまず、目の前に無料の貴重品ロッカーがありました。

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ありがたいことです。使わせていただく。

脱衣所は、カゴが整然と並べられており、清潔感があります。
先客は1人だけのようでした。

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洗面・パウダースペース。

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こちらも、真新しくてきれいですね~。

アメニティも、化粧水・乳液・クレンジング。
ティッシュ、コットン、綿棒もあり、過不足なく完璧ですね!

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ドライヤーもPanasonicのイオニティ♪ うれしい♪

温泉分析書も、大浴場にしっかり貼ってあったのですが、反射してしまってうまく撮れず。概要は公式サイトにも掲載されていました。

もともと単純硫黄泉の源泉を利用していたのが、新しく単純泉を発掘したとのこと。
硫黄泉の源泉温度は75度、単純泉は61度と、どちらもかなり温度の高い温泉のようです。どちらも毎分200L以上湧出するそうで、かなり湯量も豊富ですね!

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脱衣所の隅に、こんな貼り紙があったのはご愛敬w
登山者のみなさん!ゴミはちゃんと持ち帰りましょうね!
けどこんな大きな、しっかり蓋のついたゴミ箱が置かれてたら、捨てたくなる気持ちもちょっとわかるよ……。もっと小さいゴミ箱でもいいのにねえ。

ではいざ、浴室へ!

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洗い場は数も多く、シャワーやカランも新しくて使い心地が良いです。

シャンプー&コンディショナーとボディシャンプーも、よく見る馬油のシリーズと、もう1シリーズ用意されていました。
好みで使い分けられるのはうれしいですね。

内湯へ。

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こちらのお湯は、もともと湧いていたという硫黄泉のようです。
お湯の温度はやや熱めで、ほんのり硫黄の香りがします。
硝子張りで、開放感があってとても気持ちのいい浴室です。

内湯にしばらく浸かってから、いざ露天へ!

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地面には滑りにくいようグリーンのシートが敷かれており、露天風呂までちゃんと屋根がついています。
これなら、雪が降る冬でも安心ですね~。

左側の浴槽が新しく掘った単純泉、右側の浴槽が硫黄泉を利用しているとのこと。

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壺湯が2つありますが、それも1つは単純泉で1つは硫黄泉なんですね!

飲泉所もありました。

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お湯が新鮮な証拠ですね~。

壺湯も2つ。

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源泉が熱いので、こちらもやや熱めです。

向かって左側の単純泉の浴槽はこんな感じでした。

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お湯はやはり熱めで、42度ぐらいでしょうか。

でも、新鮮さが感じられる、とてもいいお湯です!
建物に近いのですだれで視界を遮ってあったり、眺望は特にないですが、2つの泉質のお湯に入れるのはやはり、お得感がありますね。

硫黄泉の浴槽はこちら。単純泉よりも広いです。

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こちらも、眺望はないのかなーと思いきや、お湯に浸かってみると……

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入浴時の目線では、青空と山並が見えました。
おそらく、もう少し季節が進めば紅葉もきれいなんじゃないかなと思います。

お湯も、単純泉の浴槽よりややぬるめです。
おそらく加水しているとは思うのですが、硫黄の香りはほんのりと残っています。
あまり硫黄くさいお湯が苦手な人でも、ここのお湯なら大丈夫なんじゃないかなあと思いました。

日曜の午後だというのに、先客が1人あがってしまった後はしばらく誰も来ず、30分以上一人きりの湯浴みを楽しめました。

設備も整っており、2時間まるまる楽しめたら600円は安いんじゃないか?と思えてきましたよ。

【再訪したい度】★★★★★ 次回は13時に受付して2時間たっぷり楽しみたい。泊まりもいいなあ。

お湯は文句なしにいいし、設備も新しくてきれいだし、13時から15時まで限定というのはちょっと残念ではあるのですが、なんとか時間を調整してまた来たいなーと思いました。

たぶん、2時間という時間制限があるから、日帰り入浴客が少ないんだと思うんですよね。もっと長くやっていたら、絶対混んでたと思う。
14時ぐらいに来て「あと1時間しか入れない」ってなったら、別のところに行きますもんね。。。

それと、できれば泊まってみたいなあと。
宿泊者用の別注メニューがエレベーターに貼ってあったんですが、なかなかおいしそうで。

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焼松茸食べたいなあ。。。

何しろ登山口の目の前にある宿なので、これまでも何度か登山の前泊で利用しようと思ったことがあったんですよね。

でも、1人泊だとちょっとお高くて、かつ休前日の予約は不可なんですよ。
平日なら、ダブルルームが2食付きで14000円ぐらい、素泊まりなら10000円弱で泊まれますが。その価格差なら2食つけたほうがいいかな……このへんあまり食べるところないし。

でも、温泉もいいしご飯もわりとおいしそうなので、泊まるとしたら前泊ではなく、誰か連れて旅行でゆっくり来たいなと思いました。

2人泊なら2食付きで12000円ぐらいからプランがありました。
実は露天風呂付きの特別室もあるようで、幅広い用途で利用できる宿なんですね。
新穂高ロープウェイの乗車券付きのプランも出ていて、けっこうお得なようなので、泊まるときはチェックしてみようと思いました。