先日、ブラタモリでも放送された高尾山ですが、夏から秋にかけての高尾山のお楽しみの一つに、男性3500円、女性3300円で食べ放題・飲み放題のビアガーデン「高尾山ビアマウント」があります。
私は、評判を聞いて3年ほど前に初めて行ってきたのですが、ものすごい混雑で、整理券を貰って会場の前で2時間待ちました。まだ気温も高い時期で、待つ間は日光を遮る場所すらなく、とてもしんどかったですw
評判通り、食べ放題飲み放題の内容はなかなかのものだったと思うのですが、待ち時間が長すぎて同行者は体調が悪くなるという、今思えばかなりの地獄を味わいました。
さて今回、前回の経験をふまえて「このタイミングなら並ばず入れるのでは?」と、かなり狙って行ったところ、三連休の中日という一番混みそうなタイミングにも関わらず、並ばずに入ることができました。
外で飲むビールはやっぱりおいしかったです。
2016年の高尾山ビアマウントの開催期間は、10月15日土曜日まで!
なので、今年は間に合わない方が多いかと思いますが、来年行ってみたいと思っている方のために、高尾山ビアマウントの詳細についてレポートしたいと思います。
混雑必至の高尾山ビアマウント。予約ナシで土日祝日に並ばずに入る裏ワザは?
今となっては、3000メートル級の山にテントを担いで登ることも珍しくはない私ですが、登山を始めたきっかけは高尾山でした。
それというのも「高尾山で夏の間だけやっているビアガーデン」に行くつもりで高尾山口駅に降り立ったところ、ビアガーデンが3時間待ちだったことで入場を諦め「ここまで来て何もしないで帰るのも」ということで、急遽登山をすることになったのです。
そのあたりのくだりはこちらの記事に書きました。
今でも高尾山には年に3回ぐらいは登りますし、私の原点とも言える山だと思います
数年後にようやく、ビアマウントにも行くことができたのですが、そのときもすごい混雑で、なかなか大変な思いをしました。
ビアガーデンの内容的には良くて、これは毎年行きたい!と思ったのですが、また整理券をもらって、会場の前で待つのかと思うとなかなか足を運べず、早3年。
こちらの記事にも書きましたが、高尾山にはビアマウントに行かずとも魅力的な飲食店が揃っていますので、まあいいか……と思っていたところもあり。
しかし、記事を書くためにビアマウントについて久々に調べてみたところ、9月中旬以降「地ビールまつり」「オクトバーフェスト」というイベントが、ビアマウントでは開催されていると知り……。
クラフトビール好きとして、これは行っておきたい!と思い、久々に計画を練り始めたのです。
ちなみに、高尾山ビアマウントは、10人以上で行く場合は席の予約ができます。
席の場所の指定などはできないそうですが、大人数で行く場合は予約していくのも一つの手ですね!
混雑必至の土日の高尾山ビアマウントに並ばずに入るには「9月下旬以降」「雨上がりの午後」を狙え!
過去2回、ものすごい混雑を経験したのは両日とも土曜日で「よく晴れた9月上旬の午後」でした。
残暑は厳しいものの、8月よりは暑さもやわらぎ「そろそろ高尾山に行ってみてもいいかも。低山だから真夏に行くには暑すぎだもんね」と思い始めたのがその頃だったのです。
きっと、みんな思うところは同じだったんでしょうね~。
なので、もっと涼しくなってから行ったほうが絶対に空いてます!
目安としては9月下旬ごろでしょうか。
涼しくなったらビールがおいしくないじゃん、と思われるかもしれませんが、日が暮れると寒いですけど、日のあるうちならちょうどいいぐらいです。
9月上旬に行ったときは、まだ外が暑いので、結局エアコンのきいた室内で飲み食いしてましたしね。。。
蚊もいないですし、秋になってからのほうが外で飲むのも気持ちいいですよ!
とは言え、夏のうちに行きたいんだよ!というときはどうすればいいのでしょうか。
私のおすすめは、天気予報をよく観察して「朝からお昼ごろまで雨で、午後には晴れる」日の午後~夕方に行くのが良いです。
ビアマウントの会場はケーブルカーの駅からすぐのところにあるので、別に登山をする必要もないのですが、山の上にあるという場所柄
「せっかく来たんだから山頂まで行きたい」
「ちゃんと登山した後にビールを飲みたい」
人がかなり多いです。
そういう方にとって「朝から昼まで雨」という予報は、かなり行く気を削がれます。
もっと晴れてる日にしようぜ、ということになる可能性が高いですよね。
でも、ビアマウントだけが目的なら、飲み食いしてるときに雨が降ってなければ別にいいですよね。
あえて雨の日に行けばもっと空いているとは思いますが、フードやドリンクを取りに行くときに濡れてしまってテンションが下がりそうなので、やはりベストなのは「朝から雨だけど午後には止む日」かなあと思います。
今回、三連休の中日という、普通に考えたら激混みしそうな時期に行ったにも関わらず、昼まで雨だったおかげで、すぐに入場することができましたよ!
ただ、夜になると夜景目当ての方でけっこう並んだりするので、まだ日が高いうちに入ったほうがいいと思います。
地ビールまつり&オクトバーフェスト&鍋祭り開催中!秋の高尾山ビアマウントレポート
さて、当日のレポートです。
最寄り駅の高尾山口駅に着いたのは14時ぐらいでした。
案外人が多かったです。雨は上がったばかりという感じ。
高尾山は2~3時間で登れるので、雨が上がったしこれから登るぞ!という方もいたんでしょうね。(ビアマウントにも、夕方以降登山帰りの方が増えてきました)
このとき、実は12時ごろに軽めに昼食をとってきたところだったので、まずは高尾山口駅前に昨年できたばかりの日帰り温泉施設に行くことにしました。温泉についてはまた別に記事にする予定です。
さて、1時間半ほど温泉でまったりし、風呂上がりのビールと行きますか!とケーブルカー乗り場に向かって歩き始めたのが15時40分ぐらい。
やっぱり、いつもの週末よりは人が少ないです!
よしよし。
ケーブルカー駅前のお土産屋さん街は、いつも通り人で賑わっていました。
どうか、並ばず入れますように!
ケーブルカーの駅舎にも、ビアマウントのポスターが貼ってありますね。
ビアマウントの会場は、ケーブルカーを降りてすぐのところにありますが、そこまではリフトで行くこともできます。
ケーブルカーは、ビアマウント開催中はビアマウントの閉店時間まで動いているのですが、リフトは16時30分ぐらいで止まってしまうので、行きはリフトを使い、帰りはケーブルカーを使うことにしました。
リフトでどんどん上っていきますよ。
なかなか気持ちがいいですし、料金もケーブルカーと一緒(片道480円)なので、行きか帰りのどちらかはリフトを使うのがおすすめです。
着きました。
↑はリフトを下りたところの近くで撮りました。一歩も登山せずにこの高さまで来れるんですね~。
それから少し緑の小道を歩いていくと……
あっという間にビアマウント会場に到着です!
円形の建物のガラスに「ビアマウント」って書いてありますね。
会場入り口。
やった!読み通り、今日は誰も並んでいません!
混雑しているときはこの階段にずらっと、整理券を持った入場待ちの人が並ぶことになります。。。
男性3500円、女性3300円でチケットを購入し、会場内へ。
チケットはこれです。
既にお皿を引き替えた後に撮影してるので、お皿券のところに穴が空いていますね。
このチケットを皿交換所で見せると、皿を1枚渡されてそれにフードを盛り付けていくことになります。汚れた皿を交換所に持っていくと交換してくれます。
同様に、お飲み物券をドリンクカウンターに持っていくと、最初の一杯の飲み物が貰えます。以降はグラス交換で飲み放題になります。
食べ放題飲み放題って、必ず、食べきれない飲みきれない量を取ってくる人が出てきますが、皿交換・グラス交換方式だから無駄が発生しにくくていいですね。
会場はこんな感じ。
建物の中にも席はありますが、外で飲むのも気持ちいい気温だったので、外のテーブルに場所を取りました。
オクトバーフェストと地ビールまつり、鍋まつりの内容は?
さて、今回ビアマウントに来たのは、9月20日から開催している「地ビールまつり」と「オクトバーフェスト」に心惹かれたからでした。
イベントのスケジュールは公式サイトに掲載されているのですが、イベントの詳細についてはまったく記載がないので、どんな感じなんだろう?と思っていたのですが。。。
まず、地ビールまつり。これは追加料金を支払うことで楽しめるイベントでした。
日本国内のクラフトビールの樽生が5~6種類用意されており、1000円でグラス5杯分いただける、という感じです。
手前のカウンターで地ビールのチケットを買い、チケットと交換で注文します。
こんな感じのグラスでいただきます!
ベアードビールのペールエールとか、あった気がします。
あと、DHCのビールがあって、ちょっと珍しいなって思いました。
山梨とか静岡のクラフトビールが多かった気がします。グラス5杯で1000円なら、クラフトビールの値段としてはまあまあお得かなと。
そして「オクトバーフェスト」です。これは追加料金なしのイベントでした。
まず、期間中は通常のドリンクメニューにプラスして、ドイツのビール「レーベンブロイ」が飲めます。
ドリンクカウンターに看板が設置されていました。
そして、フードも、オクトバーフェスト期間中のみのスペシャルメニューが用意されていました。
ドイツ料理ですね。どんな料理だったのかは、後でご紹介します。
ちなみに、ドリンクメニューはこんな感じ。
国内で流通しているメジャーなビールの生が11種類(+レーベンブロイ)と、ハイボールが3種類。カクテルやサングリア、ワイン、日本酒、焼酎、サワー、ソフトドリンク各種が飲み放題です。
さて、私たちが最初に取ってきた料理はこんな感じ。
手前の皿の、餃子の右上にあるのがオクトバーフェストの特別料理、アイスバインです。豚肉の煮込みみたいな感じ。これ、おいしかったです。
あと、ソーセージの奥にあるジャーマンポテトもオクトバーフェストの料理ですね。
料理は、次々と補充されていくのですが、タイミングによってはなくなっている物もあるので、一気に同じ種類のものをたくさん取らずに、何度か足を運んだほうが楽しめます。
2回目。点心系を中心に取りました。
手前はお好み焼きです。
同行者は「野菜が食べたくなった」と言って、スティック野菜みたいなのをたくさん持ってきてました。
肉団子の右隣にある煮込みっぽいやつも、オクトバーフェストの料理で「ソーセージとトマト煮」ですね。これもおいしかったです。
オクトバーフェストの料理はどれもおいしかったですね~。
3年前に行ったときは、もっと普通の揚げ物とか、ケータリングのオードブルに載ってきそうな料理が多くて、後半ちょっと飽きてしまったんですが、オクトバーフェストの料理は煮込みとか肉料理が多くて楽しめました。
あと、石窯ピザが人気で、いつも人が並んでましたね。
回転が早いので、焼きたてが食べれてよかったです。
ピザ・パスタ共に数種類ずつありました。
普段食べないんですが、こういうところに来ると、普通のナポリタンが食べたくなります。
入店したときは曇りだったんですが、だんだん晴れてきて気持ちいいなあ。
なんて思っているうちに、あっという間に日がくれてしまいました。日暮れは17時30ぐらいだったでしょうか。
日が沈む頃から混み合ってきたように思います。
たぶん、雨があがってから登ったんだと思われる、登山帰りの人たちも多くなってきました。
私たちは18時10分で制限時間の2時間が終了するので、そろそろ〆に入ります。
ちなみに、2時間を超過した場合、30分毎に500円の超過料金がかかります。30分500円だったら、まあまあ良心的かなという気も。
〆に温かいものが食べたいね、という話になったものの、どうしよう?
実は、地ビールまつり、オクトバーフェストと一緒に今回「鍋まつり」なるイベントも開催中で、追加料金なしで「キムチ鍋」と「ちゃんこ鍋」が食べられるようでした。
固形燃料でやるような小さな鍋ではなく、ちゃんとカセットコンロとアルミの鍋を貸してくれるのですが、2人で鍋は多すぎるねと。。。
で、こちらに並んでみました。八王子ラーメン!
一杯一杯作ってくれます。トッピングに刻み玉ねぎを載せるのが特徴だとか。
隣で焼いてる焼き鶏もおいしそうだったんですが、こちらはいつも長い列ができていて……今回「食べたいと思ったのに唯一諦めた」のがこの焼き鶏でした。
八王子ラーメンどーん。
玉ねぎの甘みがアクセントになって、おいしかったです。
最後の最後にデザートコーナー。
クレープ、ワッフル、わらび餅やみつまめのほか、チョコレートファウンテンもありました。
流れてくるチョコレートソースに、ミニシューやフルーツをつけるやつです。
クレープとチョコレートファウンテンをやってみました。
まあ、味はそれなりですがwデザートも一応楽しめるということで。
コーヒーや温かいお茶、ココアなどは、紙コップの自販機が置いてあり、こちらも無料で飲めます。
これでちょうど2時間!たっぷり楽しめました。
帰るとき(18時10分)には、あの入り口の階段に行列ができていてびっくり!
夜のほうが混むのか、雨があがってから時間が経ったから混んできたのか。。。
やはり、雨が上がってまもない頃に来るのが一番いいと思います!
帰りはケーブルカーで!
高尾山のケーブルカーの斜度は日本一らしいのですが、たしかに、なかなか急でびっくりします。
いやー、今回は大満足でした♪
3年ぶりに高尾山ビアマウントに行ってみて気づいたこと。イベントは秋が充実している。
今回「オクトバーフェスト」開催中だったために料理の種類が豊富で楽しめたのですが、公式サイトに掲載されているイベントスケジュールを見ると、秋のほうが魅力的なイベントが多いのです。
2016年のイベントスケジュールはこんな感じでした
6月
15(水)~21(火) オープニングプレゼント
15(水)~26(日) プレミアムビール祭り
7月
5(火)~7(木) 七夕祭り
中旬八王子トウモロコシ祭り
期日未定ハイネケンday
8月
8(月)~17(水)山の日ウィーク
10(水)ハイネケンday
16(火)~19(金) 夏祭り
22(月)~28(日)プレミアムビール祭り
9月
1(木)~4(日) 秋の収穫 芋祭り
13(火)~15(木) 餅つき
14(水) ハイネケンday
15(木)~ 10/15(土) 鍋祭り
20(火)~10/10(月)地ビールまつり
20(火)~10/15(土)オクトーバーフェスト
10月
9/15(木)~15(土) 鍋祭り
9/20(火)~10(月)地ビールまつり
9/20(火)~15(土) オクトーバーフェスト
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8月までは「七夕祭り」や「夏祭り」など、内容が想像できないイベントが多いのですが、それに比べると9月10月のイベントは、楽しそうだなと。
来年もやっぱり行くなら9月中旬以降かなあと思いました。
もし、9月中旬以降に高尾山ビアマウントに行くなら
正直、夜になると少し冷えてきますw
なので、あたたかい上着を1枚持っていったほうがいいかなと。
これだけが今回の反省点でした。
来年も、行けるといいなー。