温泉ブログ 山と温泉のきろく

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新潟県 越後湯沢駅駅ナカ へぎそばの名店越後十日町小嶋屋で昼酒

越後十日町小嶋屋 越後湯沢店は、その名のとおり、十日町発祥の小嶋屋さんというへぎそばのお店が、越後湯沢の駅ナカに出店した支店です。

越後駒ヶ岳登山後、新幹線に乗る直前に最後にこちらのお店に立ち寄りました。

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日曜日の夕方で、店内はやや、空席が多く目立つような感じでした。

日曜日は、昼間は混み合うけれど、お客さんがはけるのは早いです。
でも、そのぐらいのほうが、1人で登山帰りの大荷物を抱えている今日のような日には、入りやすいですね。

魚沼市発祥のへぎそばとは?そして「小嶋屋」というへぎそば屋がやたら多い不思議。

私は山形県の出身で、蕎麦をよく食べます。そして、新潟県は隣の県なわけですが……へぎそばというのは新潟県独特の食文化のようで、山形県には同じような蕎麦はたぶんありません。

へぎそばは、つなぎに布海苔を使い、「へぎ(片木)」と呼ばれる器に蕎麦を小さな束にして盛り付けるのが特徴です。
新潟の中でも、魚沼地方が発祥の蕎麦なんですね。魚沼は織物の産地で、織物の横糸をピンと張るために布海苔を使っており、それが蕎麦のつなぎにも使われるようになった、ということだそうです。

実は、この記事を書くために今回立ち寄った「小嶋屋」という蕎麦屋について検索してみたんですが……小嶋屋という蕎麦屋さん、十日町あたりにやたらたくさんあるんです。それも、まったく同じ店舗のチェーンというわけではなく、微妙に店名が違って、経営している会社も異なります。見てたら頭がこんがらがってきたw

(1)株式会社小嶋屋総本店が営む「小嶋屋総本店」(直営店6店)

(2)株式会社小嶋屋が営む「越後十日町小嶋屋」(直営店7店)越後湯沢の小嶋屋はこれ!

(3)株式会社長岡小嶋屋が営む「越後長岡小嶋屋」(直営店6店)

いったいどういう関係……?と思っていたら、小嶋屋総本店のホームページに回答がありました。

なんでも「小嶋屋総本店」が小嶋屋の開祖らしく、初代は大正時代に店を開いたらしいのですが二代目が自分の息子3人にのれん分けして、3つの店に分かれたんだそうです。以降はそれぞれ独立した店舗として、独自の味造りに励んでいるとのこと。

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公式サイトより

系譜図もありました。

なるほど……まあ、本家のホームページにこうやって載っているということは、今は3系列がめっちゃ仲悪い、とかいうわけではなさそうですねw なんかそういうの気になるんです。。。

三鷹の「餃子のハルピン」と「元祖ハルピン」みたいなものですかね。。。

まあ、身近にライバルがいるのは、切磋琢磨しあえていいんでしょうね、きっと。

越後湯沢の小嶋屋さんは、日本酒もつまみもほどほどに揃えていて、ちゃんと飲めるのが魅力

さて、小嶋屋さんに入店します。
カウンター風の相席になる席もあるのですが、空いていたので2人がけのテーブル席に案内されました。

店内を見渡せる席なので、なんとなくリラックスできます。

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さて、まずはお酒を注文!

山&温泉の後は一杯飲みたいんですけど、昼食は車に乗せてくれた松本さん(仮名)と一緒に食べたから、1人だけ飲むわけにもいかなかったんですよねえ。。。

昼食はこちらで↓食べました。

しかし、昼食後に新幹線まで時間があったために、駅から往復40分歩いて、山の湯で日帰り入浴してきたので、そこそこ小腹は空いています。

うーん、少しはつまみも頼みたいけど、蕎麦まではたどり着けるだろうか。。。

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左のページがドリンクメニュー。右は蕎麦のメニューです。

とりあえず純米酒の白瀧を1合いただくことに。
それで、とりあえず蕎麦は頼まずにつまみをお願いしましょう!

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お酒はこんな感じできました!お通しはないみたい。

おつまみのメニューはこんな感じ。

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本日のおすすめ一品料理もあります。

 

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悩んだ末「小嶋屋の卵焼き」480円と、「するめいかの天ぷら」520円をオーダー。

 

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するめいかの天ぷら。
量もわりとしっかりあって、いかは揚げすぎて固くなるようなこともなく、おいしかったです!

 

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卵焼き。

上に茶色い何かがかかっているのは、私が醤油をかけたわけではなく、はじめからタレのようなものがかかっていました。

優しい味わいで、卵だけで何杯でも飲めそう!

と思ったけど、そんなに飲める人でもないので、一杯で大満足!なんですけどねw

卵焼きはタレが甘めで、お子様にも好かれる味だと思います。

蕎麦を頼むかどうか迷ったけど、まあまあお腹いっぱいになったのでつまみと酒だけでやめときました。

前回、へぎそばを食べたときはこんな感じでした

以前来たときは、やはりお酒を1合頼んで、つまみは「油揚げの炙り焼き」500円。

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これも、お酒がすすむ一品でした。

そして、へぎそば1人盛り750円。

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1人盛りは7口(7束)なんですね!

布海苔がつなぎで入っているせいか、もちっとした食感の蕎麦で、いくらでも食べれそうでした。

ちなみに、1人盛りは、男性が蕎麦だけ食べるときなどは足りないと思います。

その場合は「田舎盛り」という、10口(10束)が盛り付けられている「ちょっと量が多めな田舎の一人盛り」も用意されていました。

【再訪したい度】★★★★★ 蕎麦をガッツリ食べたいときも、飲みたいときも、一人でも使いやすいお店

以前、別のところでへぎそばの店に入ったとき、1人前の量が多すぎて、1杯飲んだ後にちょっと蕎麦をつまみたい、というような使い方ができなくてしょんぼりしたことがありましたが、十日町小嶋屋さんは、基本の1人前の盛りが少なめで、飲んだ後でも注文しやすいし、たっぷり食べたいときは多めの盛りのものもあってすばらしいなと思いました。

また、蕎麦にこだわりがあるお店はつまみは天ぷらと蕎麦味噌ぐらいしかなかったりすることもよくありますが、こちらのお店は、日本酒もつまみもほどほどに揃えているのがいい感じ。

駅ナカのお店らしく、どんなタイプのお客さんにとっても使い勝手の良い店だと思います。私はけっこうこういうお店好きです。
土曜の昼とかでもそこまで混んでないし、またそのうち行きたい思っています。