ホテルアルペンブリック
ホテルアルペンブリックは、池の平温泉スキー場を中心としたリゾート施設「妙高高原アルペンブリックリゾート」内にある宿泊施設です。
火打山登山の後、バスでいもり池まで移動し、日帰り入浴をしました。
日帰り入浴の料金は、300円。営業時間は12時から21時です。
300円という安さなのに常時貸切状態で、黒湯の露天風呂をのんびり満喫できました♪
写真は、露天風呂からの眺めです。
笹ヶ峰からいもり池へバス移動後、妙高高原ビジターセンターで荷物を預かってもらう
笹ヶ峰高原の明星荘で生カステラをいただき、11時30分発の妙高高原行きのバスに乗車し、「池の平いもり池入り口」停留所で下車すると12時10分です。運賃は700円でした。
この後、まっすぐ温泉には向かわずに、まずは「妙高高原ビジターセンター」へ向かいます。バス停からいもり池の側を抜けていき、徒歩5分ほどでしょうか。
いもり池の入り口。昔はいもりがたくさんいたことからこの名前になったんだそう。
晴れていれば妙高山がよく見えるらしいです。
何しろ、火打山にはテント泊装備で登ったものですから、荷物がおそろしくデカ重いのです。。。
池の平温泉は一箇所の施設が固まっているわけではなく、どこに行くにも5~10分歩きますから、ずっとテント泊のザックを持ち歩くのはしんどい……。
それで、出発の数日前に、池の平温泉周辺でどこかコインロッカーや荷物預かりサービスをやっているところはないですか?と、ビジターセンターのお問い合わせフォームから質問をしてみました。
すると「ロッカーはありませんが、ビジターセンターでお預かりできますよ」との返信が!ありがたい~。
で、やってきました妙高高原ビジターセンターです。
特に見学はしませんでしたが、妙高高原の自然についての展示もいろいろとやっているようでした。けっこう大きな施設です。
入り口から入ってすぐ左手に、売店と、職員の方たちの執務スペースがあったので、まずは売店を覗いてみると……。
なんと!あった!!ありました!!高谷池ヒュッテで売り切れていてどうしようかと思っていた、火打山の山バッジが!!よかった~。
ここになかったら、駅前の観光案内所か、そこにもなければもう、燕温泉の売店に行くしかない……(前回妙高山登山の後に燕温泉に行ったら、そこで火打山のバッジも売っていたので)と思っていたので、出会えて本当によかったです。
それと、数年前に八幡平の売店で買って愛用していたけど、最近ボロボロになってきていた「日本野鳥の会」のアウトドアグローブ(おしゃれ軍手って感じ。手のひらのところに滑り止めがついている)も売っていたので、それとバッジを一緒に購入しました。
前回はオレンジでしたが今回はパープルにしました。かわいい。
会計をするときに、レジをうってくれた職員の方に
「こちらで荷物を預かっていただけると聞いたのですが」
と聞いてみると
「あ!月山様ですね。お待ちしていました」
と名前で呼ばれましたw 情報共有完璧でありがたいです。
荷物を預かっていただき、これから温泉と食事をしてくるという話をすると、近隣の日帰り温泉についてもアドバイスしていただきました。
勧めていただいたのは2軒で
・ランドマーク妙高高原
ビジターセンターから徒歩10分ほど
営業時間は10時~23時(冬期・池の平温泉スキー場営業期間中は24時間営業)
館内で食事ができるほか、ネットカフェや漫画喫茶も併設
料金もネットカフェ方式。3時間パック1000円など、時間制でやや高め。
・妙高高原ふれあい会館
ビジターセンターから徒歩15分ほど
市営の施設。食事はできない。
料金は450円。石けんやシャンプーはない。
あれれ?行こうと思っていた「ホテルアルペンブリック」の案内はない。。。
「湯巡り加盟施設一覧」のpdfには載ってるんですけどね。
まあいいや、直接電話して聞いてみましょう!
実は、ホテルアルペンブリックの公式ホームページには、日帰り入浴についての記載がまったくないんです。
先ほどの「湯巡り加盟施設一覧」や、情報サイトなどでは日帰り入浴を受け付けているという情報もあるのですが、営業時間は12時からと書いてあったり、15時からと書いてあったりまちまちで。
けっこう歩きますし、行ってみて「まだやってません」だとしょんぼりするよね。。。
で、電話してみました。
↓ホテルアルペンブリックの電話番号です。
0255-86-3810
すぐにホテルのフロントにつながり「12時から日帰り入浴を営業していること」「料金は1人300円であること」を教えていただきました。
料金300円。。。安い。。。
身軽になってホテルアルペンブリックへの道を歩き始めます。
閑散期のホテルアルペンブリックで黒湯の露天風呂を独り占め!これで300円とは恐ろしい。
妙高高原ビジターセンターからホテルアルペンブリックまでは徒歩15分ほど。
行きは上り坂なので、少々時間が加算されているようです。
本気で何もない道を歩いていきます。
マンホールの蓋がかわいいですね。
この時期は営業していない、スキー客向けの飲食店やペンションの前を通り過ぎると、突き当たりに、この時期は営業していなりリフトか何かの建物が!
その左手に、ホテルアルペンブリックはありました。
しかし、ほんとに営業してるんだよね……?
駐車場には車が2~3台しかありません。まあ、チェックイン時間前だからそんなものか。
中に入っても若干薄暗いですが、フロントには灯りがついていました。
鐘を鳴らすとフロント係の方が出てきたので、日帰り入浴をしたい旨を伝えて300円を支払います。
ホテルアルペンブリックには浴室が「内湯」と「露天風呂」で離れており、両方入るためには一度着替える必要があるんだそう。
そして、着替える必要はあるものの、300円で両方入らせてもらえるんですと!素晴らしい。。。
まだ電気がついてないと思うので、一緒にご案内します。と言って、フロント係のお姉さんが、まずは内湯に案内してくれました。
【風呂】★★★★ 内湯は循環だが露天風呂は源泉かけ流しでなかなか良いお湯
内湯の入り口です。
脱衣所。そんなに広くはありませんが、清潔です。館内はまだ清掃中のようだったのですが、日帰り入浴の開始時間に合わせて浴室は先に清掃してくれいるみたいでした。
ただ、ここに来て気づいたんですが、フロントの前に貴重品ロッカーがあったのですが、脱衣所にはないんですね。
ここまで来て戻るのも面倒だし、誰もこなそうに思えたのでそのまま入りましたが、先に預けてきたほうが良かったかもしれません。
洗面所のアメニティは、化粧水と乳液と綿棒。
ドライヤーはパナソニックのものが2つありました。
温泉分析書。
加水なし・加温あり・ろ過あり・消毒あり。
しかし、源泉温度が70度なのに加温ありとは……かなり遠いところからひいているのでしょうか?循環してるから?
内湯の浴槽です。こちらのお湯は透明です。
入ってみると、41度ぐらいの適温で塩素臭などはなく、循環しているのであまり温泉らしさはありませんが、まあまあいいお湯です。
洗い場にはリンスインシャンプーとボディシャンプー。
ドライヤーもしっかりしたものだったし、登山後の汗を流すには問題ないですね~。
こちらの内湯で体を洗って髪を乾かし、いったん服を着て露天風呂に向かいます。
ちなみに、フロントが2階、内湯が1階、露天風呂が3階にあるという構造になっており、けっこう歩きます。まずは階段を2階ぶん上り
ちょっとボケてますが……客室棟の廊下を突き当たりまで歩きます。
で、棟が変わってこっちです。
窓から見える、右のほうの建物が湯小屋だな。
で、突き当たりで曲がって、湯小屋に入っていきます。
ログハウスの廊下を通り、階段を下りていくと……
ようやく!露天風呂の入り口に到着です。
脱衣所。あ、こっちには貴重品ロッカーがあるんですね。
洗面所も1つだけでアメニティなども特になく、ドライヤーも1つなので、やはり髪の毛や体は、先に内湯で洗ってきたほうがいいんでしょうね。
温泉分析書。こちらは内湯に貼ってあったのと同じですね。
でも、温泉使用状況は内湯と違ってます。
加水なし・加温あり・ろ過なし・消毒あり
内湯は、同じ源泉をろ過したお湯なんですね。
源泉湧出地についての説明書きもありました。
妙高山の山の中の、地獄谷からひいているんですね!
そういえば、7月に妙高山に登ったとき、それらしい場所があったなあ。
あった!ここです!
左上に、地面を切り出したようなところがあって、盛んに蒸気が上がっていたんですよね。
それに、それらしき関係車両も停まっていました。スカイケーブル山頂駅から登って、大谷ヒュッテという避難小屋の少し先あたりですね。
さて、露天風呂です。
おおー。曇っているのでもやっとしてますが、遠くに野尻湖も見えてなかなかいい眺めです。
洗い場も一応あります。リンスインシャンプーとボディシャンプーあり。
けど、ここでしっかり頭を洗ったりするのは、夏は虫が心配だし冬は寒そうですね……。
湯口。お湯の成分で黒っぽくなっています。
薄墨色のお湯がどばどばとかけ流されています。
東京の蒲田あたりにも黒湯の温泉はありますが、あれとはちょっと違う感じの泉質です。
今まで入ったことのある黒湯の温泉は透明度の高い黒湯でしたが、こちらのお湯は「薄墨をとかしたよう」とでもいいますか、濁り湯なんですね。
入ってみると、お湯は40度程度、ぬるめで長湯しやすい温度です。
ほんのりとお湯の成分の香りがして、とてもいいお湯でした。
このお湯を、時間制限もなく独り占めできるなんて、なんと贅沢なことでしょう。
入浴後は、肌がすべすべするような感覚がありました。
しかし、こんないいお湯なのに、内湯はわざわざ成分をろ過して透明にしているなんて……なんだかもったいない気がしますね。
【再訪したい度】★★★★ 冬は混雑しそうだが、グリーンシーズンならまた来たい
なんと言ってもコスパが良い!バス停から歩くと20分ぐらい?でそこそこ距離はありますが、それでこのお湯を独り占めできると思えば何のその!
ただ、この宿の繁忙期はなんと言ってもスキーシーズン。
私は、冬に妙高高原に来ることはたぶんないとは思いますが、おそらくスキー・スノボ帰りのお客さんで混雑するのではないかと思います。
1人きりだったから、露天と内湯の間の移動も楽しかったけど、混んでいたら面倒くさく感じてしまいそうだなあ。あと、冬場の浴室大移動もちょっとしんどいかも。
ということで、星は一つ減らして4つにしました。
黒湯の温泉は、あまり出会ったことのない感じのお湯でなかなかよかったです。
あと、できればこちらの宿には一度、繁忙期じゃないときに宿泊してみたいんですよね~。
以前、妙高山の登山後に、妙高高原スカイケーブルの山頂駅で「妙高高原ビール」を飲んだことがありました。
登山直後ということもありますが、なかなかおいしいビールだったんですよね。
その「妙高高原ビール」を醸造しているのが、こちらの宿に併設されている、妙高高原ビールタトラ館なんです。
こちらの宿に宿泊すれば、出来たての妙高高原ビールの飲み放題付きのディナーバイキングを夕食にすることができるんです。
この建物ですね。ホテル内から見えました。
こちらのホテル、以前は1人泊のプランがなかったのですが、最近確認したら1人泊のプランが出ていることもあるようなので、いつか、雪がない時期に泊まってのんびりしたいなと思いました。
地ビールレストランを思いきり楽しむためにはやはり、夏がいいでしょうかね。