温泉ブログ 山と温泉のきろく

山好き女子の温泉と食と山旅の記録です。

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いわゆる「共同浴場」が苦手です

共同浴場、それは温泉地に住む地元の方たちの憩いの場

共同浴場は「共同湯」と呼ばれたりもしますが、温泉地にあり、地元の方々で管理されている浴場です。

多くは小規模な浴場ですが、Wikipediaによればかの有名な道後温泉本館も共同浴場にあたるそうなので、規模の大小は共同浴場であるかどうかとは関係ないもよう。

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かつては地元の方だけのものだった共同浴場も、現在は入浴料を支払えば旅行者でも入れるところが多くなりました。

共同浴場は泉質が良いことが多いのと、入浴料も安めなので、温泉好きな方の中には共同湯をはしごして回る方も多いようですね。

でも私自身はちょっと、共同浴場に苦手意識があるんです。
安くてお湯が良いなら文句のつけようがない気がするんですけど、なぜなのか。
少し考えてみました。

旅のテーマは「山と風呂と食と酒」しかない

旅行のテーマが「山と風呂と食と酒」しかない私なので、温泉地に泊まって時間が余ったときは、どこかで日帰り入浴をすることも多いです。ずっと飲み食いし続けるわけにもいかないですからね。。。飲むにしても一風呂浴びて、インターバルを入れたいというわけで。

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風呂上がりのほうがビールもおいしいですし!

以前は、1日に日帰り入浴を何軒もはしごすることもあったのですが、最近はあらかじめ口コミなどを調べて、ゆっくり入れそうなところに1軒だけ立ち寄ることが多くなりました。はしごはやっぱり疲れるんですよね。

黒川温泉や鳴子温泉郷のように「湯巡りチケット」や「湯めぐり手形」を発行している温泉地だと、ついハシゴしてしまうこともありますが……それはかなりまれで、特別なときです。

大抵は口コミサイトやブログなどを調べて、お湯が良さそう、かつ公共交通機関で行けるところの中から、その日の目当てのお湯を決めるのですが……。
同じ温泉地で「旅館の日帰り入浴」「日帰り温泉施設」「共同浴場」という選択肢があると、私は「共同浴場」を選ばないことが多いなあと思ったんです。

よっぽどお湯がいいとか雰囲気がいいとかで評判の高い共同湯か、もしくは他に適当な施設がないときしか共同湯には行かないんだよな。。。

安いし、そこらの旅館よりずっとお湯もいいことが多いのに、なぜだ?

共同浴場が苦手な理由① お湯が熱いことが多い

いわゆる「共同浴場」がある温泉地って、古くからある温泉地のことが多いです。
最近になってボーリングしてできた温泉地でも共同浴場があるところはありますが(たとえば白馬八方温泉とか)新しい温泉地の共同浴場は「いわゆる共同浴場っぽさ」はあまりありません。地元の方のためのお風呂というより、観光客のためって感じで、どちらかと言えば「日帰り温泉施設」っぽいんですよね。

で、古くからある温泉って、源泉が高温なことが多い気がします。

同じ高温の源泉を使っていても、旅館のお湯は加水したり、途中で冷ましたりして適温にしてありますが、共同浴場ではそこまで手をかけていないことが多いです。湧き出たばかりの源泉がそのままの状態でどんどん浴槽に流れ込んできます。

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当然、浴槽の中はかなり熱くなり、43度以上あることもざら。
いくらいいお湯でも、この温度になると私は、水を足さないとゆっくり浸かることができません。

しかし、そんなときにもしも地元の方が水を足さずに平気で入っていたら、私は「水を足していいですか?」と聞くことができないんですよね。

共同浴場は地元の方のもので、こちらは入らせてもらっている立場だしな……と思ってしまうのです。考えすぎかもしれませんが、私はそういう風に思ってしまうんですよね。

共同浴場が苦手な理由② 混み合うとゆっくり浸かれない

共同浴場の多くは、内湯が一つのみでこぢんまりとしていると思います。そしてそこは地元の方たちの「生活の場」です。
私自身は、宿で髪や体を洗ってから外のお風呂に行くことがほとんどなので、いわゆる「共同浴場」で頭を洗うことはまずありません。シャワーとかついていなくてカランが並んでいるだけだったり、浴槽のお湯を汲んで体を洗うようなところも多いですからね。

でも、地元の方にとっては共同浴場は家のお風呂と近い存在なので、カランのないような共同浴場でもみんな、浴槽のお湯を汲んで頭を洗っています。たとえすごく混んでいても、みんな浴槽の縁に並んでそうしているから、正直すごいなと思う。私、温泉好きなくせに軟弱過ぎですかね。。。

いや、洗おうと思えば洗えないことはないですけど、浴槽のすぐ側でお湯を汲みながら頭を洗ったら、泡が浴槽に入ったり、他の人にかかったりしそうでこわいんですよ。みんなよく器用に洗えるよねえ。

で、実際自分が浴槽に入ってるときに、すぐ側で頭を洗っている方がいたりすると、ちょっと気になるというか、あんまりゆっくり浸かっていられないんですねw

やはり、いわゆる共同浴場というのは、子供の頃から共同浴場文化に慣れ親しんでいないと心から楽しむことができないのではないか、と思ってしまったり。
地元が温泉地ではないにしても、日常的に銭湯通いとかしたことでもあれば違うんだろうけどなあ……などと考えながら、そそくさと上がることになるわけです。

共同浴場の中でも鳴子温泉の滝の湯なんかは、営業時間が長めなので混んでいないタイミングを見計らって入れましたけどね。

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早朝から営業している鳴子温泉の共同湯「滝乃湯」

7時30分から22時まで営業しているそうなんですが、朝早め、朝8時ごろに入りに行ったら他に誰もおらず、かなりのんびりと湯浴みを楽しめました。また行きたいです。

共同浴場が苦手な理由③ 地元の方とのコミュニケーションがしんどい

「共同浴場は地元の方とのコミュニケーションが楽しい」という話もよく聞きます。
しかし私は、正直それがしんどいなあと思ってしまうことがあるのです。

たとえばどんなときか。

旅の行程を詳しく聞かれる

「どこから来たの」ぐらいはもちろん何とも思わないんですけど「どこに泊まるのか」「これからどこに行くのか」など根掘り葉掘り聞かれると

「まさか着いてきたりしないよね??」

と思ってしまったり……そんなわけはないんですけどね。女湯ですしねw

なぜこんな風に思うんだろう……と考えたんですが、私自身が他人に興味がない人間だからだと思います。うん、この世の中で私が興味ある人間は全部で5人ぐらいじゃないかな。

だから、たまたま浴室で居合わせただけの人が、私の旅程に興味を持っていろいろ聞いてくるということが不思議だし、対応に困ってしまうのかもしれません。

コミュ力がある方ならここで「ガイドブックには載っていない、地元の人ならではのマル秘スポット情報」を聞き出したりするのかもしれませんが、地方に行って地元の方に「あそこに行くといいよ」って勧められる場所は九割九分、車でしか行けない場所にあるんですよね。
公共交通機関利用の私は聞いても行くことができないので、残念な気持ちになるだけなのです。。。

こちらの家族の状況を詳しく聞かれる

「何歳なの?」
「結婚しているの?」
「子供はいるの?」

きたきたきたあああああああ!って感じですね。。。
これね……端的に言ってしんどいです。

まず、年齢は鯖を読んでも仕方ないので本当のことを言いますが、結婚はしていることにします。

東京であれば、初対面の相手に「なんで結婚しないの?」なんて聞かれることはほぼありませんが、田舎の共同湯にいるおばあちゃんの常識は東京とはぜんぜん違います。下手すりゃ「私たちの頃はそんなワガママ言ってられなかったけどねえ」などと、説教が始まることもあるので……さすがにそれは避けたい。

なのでお互いの平和のために「旦那とは休みが合わないので1人で旅行に来た」ということにします。でも根掘り葉掘り聞かれてボロを出したくないので「子供はいない」と言います。

たまに「そろそろ作らないとダメよ!」なんて言われることもありますが「なかなかできなくて」という話にすれば、大抵ここで私の家族の話は終わります。
ああ、思い出しただけで本当に疲れた。

あちらの家族の状況を詳細に聞かされる

こちらの家族の状況(嘘混じりですが)を聞き終えると、あちらの家族についての話が始まることが非常に多いです。

「あら、子供はなかなかできないんだ。でもまあ、子供がいる人生ばかりがいいものでもないしね。うちなんてね……」

みたいな感じで。話止まらないなーw

まあ、ハッピーな話ならいいんですよ。
「うちは孫が○人いて、今日も出るとき中学生の孫とケンカしたのよ」
とかいう平和な話なら普通に聞けます。

ですがたまに、返答に困ってしまうような身の上話が始まることがあるんですよね……。

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某共同湯で、もう孫がいるおばあちゃん(たぶん70代ぐらい)から

「私は親に何もしてあげることができないまま亡くしてしまった。本当に親不孝な娘だ」

という話をずっとされて、本当に困った困った。

その方の親御さんが何歳で亡くなったのかとか、背景まったく知らないのにですよ。
「親不孝だなんて、そ、そんなことないですよ~(たぶん)」

としか言えないのですよ。。。うーん、見ず知らずの私にいったいどんな返答を求めているの??
もしかして、私が彼女に突っ込んだ質問を返すことを望んでいたのでしょうか?「親御さんは何歳のときに?」とか?そんなこと聞きたくもないよー。
なんか失礼ですよね?M1グランプリ2015のスーパーマラドーナのネタみたいじゃん。。。(「両親は子供のころ事故で……」「即死やったん?」っていうやつ)

ひとしきり話すと、満足した様子で彼女はあがっていきました。いったいなんだったんだろうか。

ここまでではないにしても、近しいことはこれまで何度もあって。よくあるのはお嫁さんやご近所さん、親戚の悪口とかですかね。見ず知らずの人の立ち入った話は返答に困るから、なるべく聞きたくないんだけどなー。
やはり「お互い裸」という特殊な状況がそうさせてしまうのでしょうか。でも、旅館の風呂ではこんなことほとんどないから、やっぱり共同湯ならではの出来事のような気もします。

と言っても、地元の人の占有率が高そうな、コアな共同湯にはそもそも近寄りもしないので、地元の人と観光客が半々ぐらいの共同湯での出来事なんですけどね。。。

共同浴場で出会うおばちゃんは、外向的な人なんだろうな

私は混んでいるお風呂が好きじゃなくて、できる限り一人で黙ってお風呂に入りたい人なので、共同浴場で話しかけてくる地元の方の気持ちが本当にわからなかったんですよね。

でも、先日はてブで「外向的な人と内向的な人」に関してのエントリが回ってきまして。

私は、一人静かに湯に浸かることによってリラックスしていたけれど、共同浴場のおばちゃんたちは、風呂の中で喋りまくってストレス発散してMP回復していたのかもね。

外向的なおばちゃんからしてみたら「一緒に喋ってMP回復しようぜ」「ていうか共同浴場ってそういう場所だろ?」みたいな気持ちだったのかも。私にとってみれば逆効果だったわけですが……。

内向的な人間には、いわゆる共同浴場は向いてないのかもしれないですねw

どうして私は、人と関わると疲れるのかを考えた

さっき引用したツイートに続けて、こんなこともつぶやきました。

そう私、情報発信は好きなんですよ。ブログ書いてるし、Twitterもやってるし。
さらに言えばプレゼンとか、演説、スピーチも得意なほう。
相手が「特定の」かつ「よく知らない人」になるとしんどいのです。

なぜ「よく知らない人」が相手だとしんどいのかなと考えると「この人が求めてるものってこれなのかな?」「こういう返答をされたらどういう風に捉える人なんだろう?」って、気になって気軽に発言できなくなってしまうからなんだと思います。

だから、人間嫌いというわけではないし、人となりがわかっている相手であれば、特にしんどいことはないんですけどね。

あと、人間嫌いではないけど普通に好き嫌いはあるので、苦手なタイプの人とはあまり関わりたくはないですけどねw
それはまあ、普通のことですよね。

レスに時間がかかりすぎるのでブログのコメント欄も閉じました

以前はこのブログにもコメント欄があって、時折コメントをいただくこともあったんですけど、私、コメントへのレスも考え過ぎてしまってすごく時間がかかっていたんですよね。。。

でも、コメントって通りすがりの方でも書けるので、時間をかけて返答したけどおそらく読まれていないな……ということも多くて、なんだか空しい気持ちになってしまったんです。それで思いきって閉じたらすごく平和になりました!

こんな私なので、実ははてなブックマークでコメントをいただけるのが一番ありがたいと思っています。被リンク増えてうれしいとかケチなことを考えているわけではなく、レスしなくていいからね。。。(コメントはすべてしっかり読んでますよ!)
はてブって基本的に執筆者からレスが来る前提でコメントするものではない(と私は捉えている)ので、みんな好き勝手なことを書いてくれて、それがいいなって思うんですよね。自分がコメント書くときも、はてなブックマークが一番気楽に書けます。

最近はてブ改悪されたとかいろいろ言われてるけど、私は好きだからはてなにはがんばってもらいたいわ。。。常時SSL対応もがんばってほしいわ。。。

Twitterやメールの返信率も悪いですけどお許しください

 コメント欄を閉じてしまったので、はてなidをお持ちでない方から感想をメールでいただくことがあるのですが、やはり、返信に困ってしまうことが多くてほとんどスルーしてしまっています。メール無精ですいません。

Twitterでリプライいただいたときも、返信率めっちゃ低いと思います。でも、いただいたリプライは辛辣なもの以外はすべてありがたく読ませていただいておりますので「なんでレスしないんだよ」などと言わない優しい方のみ、今後も絡んでいただけたらうれしいです!たまに返信することもありますので!

風呂もインターネットも自分が心地よい感じで浸かりたいもの

あれ、共同湯の話をしていたはずなのに、いつのまにかぜんぜん違う話になっちゃったなー。
まあ、インターネットにしろ温泉にしろ、余暇を過ごす憩いの場ですから、人に迷惑がかからない範囲で、自分が一番心地よい使い方をしたいものですよね。

しかし、世の中には「ネット上とリアルでは性格がちがう」人も多くいると聞くけど(ネット上では雄弁だけどリアルではおとなしいとか)私はあまり変わらないよなーなんか。

あまり志が高くない私ですが、今後もできる限り楽に生きていきたいです。