廻る富山湾 すし玉
「廻る富山湾 すし玉富山駅店」は、富山駅の高架下にある「きときと市場とやマルシェ」に入っている人気のお寿司屋さんです。
店名に「廻る」とついていることからわかる通り、回転寿司ではあるのですが、ほとんどオーダー制で、回っているお寿司は見本状態……という、最近よくある感じのやや高級めの回転寿司です。
皿盛りのセットメニューもいろいろあり、予算に合わせてお手軽に済ませることも、豪勢にいくこともできるお店です。
立山方面に登山した帰りに立ち寄ることの多い富山駅前のお寿司屋さんについて、レポートしたいと思います。
案外飲食店の少ない富山駅前で、通し営業しているありがたいお寿司屋さん
北陸新幹線開通後、立山黒部アルペンルートは専ら富山側ばかり使うようになってしまった私です。長野側の扇沢からのルートは乗換が多いし、黒部ダムでの徒歩移動も、大きな荷物を抱えているとちょっと面倒なんですよね。。。
北陸新幹線開通以前は、行きは「夜行バスで富山駅に早朝着」で来れても、帰りは富山に下りてしまうと時間がかかって仕方がないので、仕方なく長野側に下りていました。でも、信濃大町に出てからも電車の乗り換えが面倒でね……本数も少ないしね。今は富山から新幹線1本で帰れて本当に幸せ!
そんなわけで、登山後に富山駅に出ることが増えたのですが、富山駅前って案外飲食店が多くないんです。地方都市ではよくあることですが、繁華街は駅からちょっと離れたところにあるんですよね。
駅周辺に飲食店がないわけではないですが「富山の名産品を味わえる居酒屋」みたいなお店は日曜は休業だったり、あるいは夜だけの営業だったりで。日曜日の夕方、新幹線の待ち時間にちょろっと立ち寄って、最後にホタルイカやぶり、白エビ、のど黒なんかを食べたい!!という思いを叶えられるお店は多くありません。
で、調べたすえに「このお店ならいけるんではないか」と思ったのがこの「すし玉」さんです。年中無休で営業時間は11時から21時30分(ラストオーダー21時15分)までの通し営業。十分ですね!
なんか「すし玉」でググると「築地玉寿司」という、都内で主に展開しているお寿司屋さんが今「すし玉」という名前になっているようなんですけど、こことはおそらく何の関係もありません。
「廻る富山湾 すし玉」は、その名の通り、富山県内に3店と金沢に1店の4店舗のみです。(2017年11月現在)
北陸新幹線高架下 おみやげ処&富山グルメを味わえるきときと市場とやマルシェへ
富山地鉄で富山駅に着き、地鉄の駅を背にしてまっすぐ歩いてくると、右手にJRの富山駅があります。
駅の入り口はもう少し奥で、手前がきときと市場の入り口です。
こちら。
では、入ってみたいと思います。
中には、飲食店が5店舗と、富山名物を売るお店がずらり、20~30店舗入っています。
いわゆる「お土産屋さん」ではなく、海産物や銘菓、日本酒など、それぞれ専門店が入っているところが素敵です。
こちらは人気の白えび専門店。
イートインもできますが、テイクアウトも可能なんですね。
本当に時間がなかったら、ここで丼物をテイクアウトして新幹線でいただくのもいいな。。。
こちらもちょっと気になったお店。「日本酒スローフード とやま方舟」
「氷見ブリ、ホタルイカ、紅ずわいがに、白海老、黒部名水ポークなどを使った富山料理専門店」で、20蔵以上ある県内全蔵元の日本酒が揃うとのこと……次回はじっくり時間とってこのお店も行ってみたいなあ。
でも、今回はこちら!すし玉さんです。
実は、この写真はお店を出るときに撮影したので並んでいる人はいないのですが、入店時は3組ぐらい並んでいて、私が並んだ後も後ろにどんどん列ができていました。
日曜日だったので、夕方早めの時間が混み合ったみたいですね。
本日のおすすめメニューがお店の前に出ています。
なんだ「かがやき7」って。。。そうか、北陸新幹線の「かがやき」にかけているのか。
「本日の朝とれ五種盛り」「朝とれ地物もり11貫」も気になりますね。
15分ほど待って無事入店!新幹線の時間があるので、あまり待たせられると慌ただしくなってしまうところでしたが、十分余裕を持って入店できました。よかった!
ちなみにお隣も女性の1人客でした。
駅前で旅行客が多いということもあり、女性1人でも入りやすいお店だと思います。
廻る富山湾すし玉のメニュー
では、メニューを覗いてみたいと思います。
まずはドリンクメニュー。
生ビールは一番搾り。焼酎もそこそこ種類あり。
日本酒のメニューは別途ありました。
一合こぼれ酒が7種に、熱燗が3種。
次に料理のメニューです。
回転寿司のはずなんですが……つまみメニューもかなり豊富です!
おすすめマークがついている「地物刺身盛り合わせ5種 1000円」が、やはり気になります!!
白エビの唐揚げやかき揚げもありますね。
こちらがお寿司のメニュー。
「自家製浅〆のさば 150円」が気になるなあ。。。
「かわはぎ」「のどぐろ」「手むき白えび」
富山ならではの味覚が満載ですね!
炙り寿司はこちら。
「おすすめ三種盛り」も気になります。三種盛りは、こちらのメニューに掲載されているものの他、当日限定メニューでしょうか、黒板に書かれているものもありました。
ビールとセットのチョイスセットに、デザートもあり。
こちらが、外にもメニューが出ていた「かがやき7」
「のどぐろ、手むき白えび、紅ずわい蟹、甘えび、ブリトロ、かわはぎ、ホタルイカ」 が基本のメニューだそうですが、のどぐろや白えびが入って1400円はやはりお得な気がします。
朝とれ地物盛り11貫も気になるけど、そんなに好きじゃないネタも入ってるから、やっぱりかがやき7かなあ。
かがやき7は7貫だから、それなら他にもちょっと、つまみなり握りなり好きなものを注文できそうな気がする。
ちなみに、この日は日曜でしたのでやっていませんでしたが、平日はお得なランチセットもあるようです。
さて、何を注文しましょうかねー。
日本酒で刺身と寿司をいただいた
まず、注文したのは日本酒。「黒部峡純米吟醸」700円です。
700円のお皿に載ってきました。
それから、やはり気になった 「地物刺身盛り合わせ5種 1000円」を。
1000円にしてはボリュームもなかなかですし、今日の選りすぐりということでどれも新鮮でおいしかったです。
そしてかがやき7!
いやー、すばらしかったです。肝がのっているかわはぎにのどぐろ。
白エビの軍艦は、海苔じゃなく昆布で巻いてあるところが、白えびの繊細な味わいと合っていてよかったです。
そしてこちらも気になっていた「自家製浅〆のさば 150円」
「すし玉名物」だという焼き穴子。
大きさも焼き加減も味付けも絶妙で良かったです!
よくある「穴子1本握り」って、穴子大きすぎて実は食べづらいですよねw
〆にいただいたのは、黒板メニューの「ぜいたく3種 864円」
「白えび」「のどぐろ」「中トロ」です。幸せすぎる。。。
地物もすばらしかったんですが「なんか最後にトロ食べたい」と思ってしまったのと、地物の中でもエース級の2品を一緒にいただける、まさに贅沢な1皿でした。
お酒はほどほどな感じで、ごちそうさまでした!
【再訪したい度】★★★★★ 「富山に来たら食べたいもの」をすべて、お手軽にいただける良店
きときと市場の中には他にも気になる飲食店がありましたが、もし次回来たときに、すし玉さんの前に行列ができていなければまた入ってしまうだろうなーと思います。
どのお寿司も最高においしく、つまみ、お酒の種類も多く、板さんやホールスタッフの方の接客も気持ちの良いもので、文句のつけようのないお店でした。書いていて「富山行きたいなー」と思ってしまった。
食事を終えて、いい気分で外に出ると夕焼けが美しく空を焼いていました。
北陸新幹線ができてよかったなあ。。。
幸せな気持ちで富山をあとにしました。