温泉ブログ 山と温泉のきろく

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休暇村岩手網張温泉 宿泊記 紅葉の野天風呂・仙女の湯につかり、松茸土瓶蒸しをいただく

休暇村 岩手網張温泉

休暇村岩手網張温泉は、岩手山の山麓にあり、「仙女の湯」という、滝を眺められる混浴の野天風呂が特に有名な公共の宿です。冬はスキー客、夏は登山客でいつも賑わっています。

以前、岩手山登山の帰りに立ち寄り入浴させてもらった際に「ほんとにいいお湯だなー」と思ったのですが、そのときは時間がなくて噂の「仙女の湯」には入ることができなかったので、一度泊まってゆっくりすべてのお風呂を堪能したいと思っていました。

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今回、念願叶ってようやく宿泊することができました。

ちなみに、オールシーズン、土曜日でも1人泊を受け付けており、2食付きで1万円ぐらいから宿泊することができます。

盛岡駅から車で1時間弱、休暇村岩手網張までの公共交通機関でのアクセスは?

岩手旅行の初日、ランチとお茶をしに小岩井農場に立ち寄った後、路線バスで休暇村網張温泉に向かいます。

農場レストランでラムづくしランチをいただき……

サイロ喫茶室で小岩井農場じまんのチーズケーキとコーヒー、ミルク館でソフトクリームもいただきました。

 盛岡駅から網張温泉に、1日4本路線バスが運行しているのですが、そのバスが小岩井農場も経由してくれるんです。
本数が少ないので乗り逃がすと大変です。ご利用は計画的に!

網張温泉に向かうバスの中からも、岩手山麓の紅葉が楽しめました。

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しばらく乗車していると、やや開けた感じの場所に出ます。

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そうしたら休暇村岩手網張温泉はもうまもなく!です。

小岩井農場から約40分の乗車で、終点網張温泉に到着です。
路線バスは休暇村の目の前が停留所なわけではなく、本来ならそこから数分歩く必要があるのですが……特別に予約などしていなくても、バスの到着時刻に合わせて休暇村のバスが待ち構えており、玄関の目の前まで連れていってくれます。
ちなみに帰りに路線バスを使う場合も、バス停まで送ってくださるそうです。

ほんのちょっとの距離なので、天気がいい日だとわざわざ送迎してもらうのが気恥ずかしいような気もするのですが、寒い日や天気の悪い日のことを考えると、本当にありがたいですよね。

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着きました!

ちなみに、事前予約が必要ではあるのですが
行き:盛岡駅13時発
帰り:網張温泉11時発
宿泊者専用の無料送迎バスもあります。
行きは小岩井農場に寄るつもりだったので利用しませんでしたが、路線バスで来た旨をチェックインの際に告げたところ、帰りの送迎バスについて説明をいただき、帰りは送迎バスで帰ることにしました。
ただし、チェックアウト時刻は10時で、それは延長できるわけではないので、10時から11時までの間は、ラウンジなどで待つ必要があります。
でも、路線バスの盛岡駅までの運賃は1140円なので、圧倒的にお得ですよね。

チェックイン時におすすめされ、思わず松茸の土瓶蒸しを注文する

フロントで予約の名前を告げると、プランの確認と夕食時間の希望を聞かれました。
夕食はバイキング形式なのですが、開始時間は17時30分か19時のどちらかを選ぶことになります。同じ時間帯に人が殺到してしまうとゆっくり食べられないので、絶対そのほうがいいですよね。

それから、バイキング以外に別注料理の希望はないかを聞かれ、特に
「岩手県産の松茸を使った土瓶蒸し1980円」
を強くおすすめされました。

ちなみに、土瓶蒸し以外の別注料理は

・ひとくちステーキ追加 800円
・お刺身の盛り合わせ 2780円から
・岩手県産牛のステーキ 3240円

がありました。
別注料理は、頼みたいと思っても1人では食べきれないから頼まないことがほとんどなんですが、松茸土瓶蒸しならそんなにお腹にたまるものでもないし……何より、国産松茸使用で1980円ならけっこうお安いほうじゃない?

と思い、頼んでしまいました。いやー、今思えば、奮発しちゃったなあ。。。
フロントの方、自分でおすすめしてきたのに私が「じゃあお願いします!」って言ったら「え?いいんですか?」みたいな反応になっていましたよw

実はこのとき、たまった楽天のポイントを使って、だいぶお得な値段で泊まっていたんです……それで気が大きくなっていたんですね、きっと。

チェックインが済むと、フロント係のおねえさんが部屋まで案内してくれました。
公共の宿、かつ洋室利用だと部屋までの案内はないことが多いですが、このあたりも休暇村網張は、サービスがしっかりしてますね!

途中で、女性の宿泊客には無料で色浴衣のサービスがあると説明をいただき

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その場で選ばせてもらいました。(が、あとでSサイズでは丈が短いとわかり、交換に行きましたw)

フロント係のお姉さんに部屋まで案内していただき、浴室や野天風呂の利用についても、しっかり説明していただきました。

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本日は、西館の4階、森林側のお部屋に泊まります。

盛岡市内が見下ろせる方向のお部屋が「展望側」ということで、数百円高いお値段で提供されているようなんですが、1人だし特に展望はね~。
土瓶蒸しには奮発しても、部屋から眺めにはこだわらない私なのでした。。。

【部屋】★★★★☆ 清潔でwifiもしっかりある申し分のないお部屋

今回泊まった部屋はこちら。

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一般的なツインの洋室ですが、ビジネスホテルのように狭くはないし、清潔感も問題ありません。

ベッドの反対側はこんな感じで……

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液晶テレビと、その下には空の冷蔵庫もあります。
引き出しの中には、サイズ別の浴衣が入っていました。

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お茶セットとお菓子。湯沸かし機能付きの電気ポットもあり。
熱々のお湯がいつでも飲めるのはありがたいので、電気ポットがあるとうれしい私です。旅館だと、湯沸かし機能がないポットのこともけっこうあるんですよね。

テーブルの上には「網張ホッとだより」という、その日の天気や、開催されているイベントが印刷された紙が置いてありました。

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こちらに別注料理の説明もありました。
夕食開始の2時間前までに注文しておくのがおすすめ、とのことです。

また、客室ではwifiも利用可能です!
実は、今回の旅行では部屋で時間があればブログを更新しようと思い、ノートパソコンを持ち込んでいました。それで接続してみましたが、十分速度も出るし問題なく利用できたので良かったです。

ちなみに、私の携帯キャリアはドコモですが、館内はどこでも電波良好でしたよ。
聞いたところによると、数年前までは場所によっては携帯の電波の入りにくいところもあったようなんですよね。キャリアにもよるのかもしれませんが……。それでwifiの整備が早かったのかもしれません。ありがたいことです。

ちなみに、眺望はない部屋なので、窓の外はこんな感じです。

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でも、紅葉した木々がちょこっと見えて、そんなに悪くはないですね。

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クローゼットの中には、カラフルなカゴにバスタオルとフェイスタオルが入っていました。
お風呂に行くときはこのまま持っていけばいいわけです。便利ですね!

洗面所。

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アメニティ類は特にありませんが、ドライヤーはちゃんとあります。
Panasonicの、よくある青いやつですね。

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お部屋には歯ブラシしか置いていないのですが、ブラシやくし、シャワーキャップやT字カミソリ、男性用整髪料はフロントでいただけるようです。

使わないものまで置いてあっても仕方ないので、この方式は良いと思います。

写真は撮っていませんが、ウォッシュレット付きのトイレも各部屋についています。

お風呂や、その他の施設の営業時間についてまとめた紙が置いてありました。

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館内の浴室は午前5時30分から夜は24時まで。
野天風呂の仙女の湯は、朝8時30分から17時までとのこと。
仙女の湯の営業時間は、季節によって変動があるそうですね。

それでは、部屋で少しくつろいだところで、いよいよ、お楽しみの「仙女の湯」に行ってみたいと思います。

【風呂】★★★★★ 深夜は入れないのだけがちょっと残念だけど、どのお風呂もすばらしかった

野天風呂「仙女の湯」は、館外に出て山道をほんの少し歩いたところにあります。
寒いし、場所柄サンダルや下駄で行くのはしんどそうなので浴衣は着ずに私服で、靴も自前の靴で行きます。

ちなみにですが私、温泉旅行の際はローカットのトレッキングシューズで行くことが多いです。ちょっとした山道や雨の日も平気だし、すごく便利。今回も、トレッキングシューズでした♪

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宿の正面玄関にはサンダルや下駄も置いてあるのですが「仙女の湯にはサンダルでは危険」という注意書きがありました。

正面玄関を出て、宿の建物を左手に見ながら、山の方向へ歩いていきます。

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道の途中に、営業時間の案内が書かれたゲートがありました。

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日が暮れると危険なので、ゲートを閉めて入れないようにしてしまうようです。

紅葉の残る仙女の湯を堪能!季節限定の野天風呂のベストシーズンはいつ?

こちらの階段を上って、山道に入っていきます。

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仙女の湯と書かれた標識が見えます。

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紅葉も、ほんのりと残っておりきれいですね。

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あ!湯小屋が見えてきました。

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ほんの数分の山散歩ではありますが、街灯もないので、たしかに暗くなった後は危険ですね。。。

仙女の湯の看板。左が男性の脱衣所で右が女性の脱衣所です。

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混浴ですが、脱衣所は男女でしっかり分かれていますよ。

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脱衣所内。

やや床というかすのこが濡れていますが、これは仕方ないんですよね……。
女性は、フロントで湯浴み着が300円で借りれるので、みんなそれを着て入るんですけど、脱衣所に入る前にしっかり水分をしぼることが難しいんです。なので脱衣所が濡れてしまうのでした。

ちなみにこちらの宿の湯浴み着は、バスタオルをわっかにしてゴムを入れて落ちてこないようにした、プールの着替えで使われるようなあれです。
私は湯浴み着付きのプランだったので、無料で借りれました。

さて、湯浴み着を着用して、いざ仙女の湯へ!

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はい、こんな感じでしたー。

この日は土曜日で、ひっきりなしにお客さんがおとずれていたので、あまり近くから写真は撮れずでしたが、雰囲気は伝わりますでしょうか。

この日は既に、紅葉は終わりかけという感じでしたが、紅葉まっさかりの頃でしたらきっと、仙女が下りてくるんじゃないかというような美しさだったんじゃないかなーと思います。

10月下旬でこんな感じだから、中旬とか、体育の日連休あたりが良かったかもしれませんね。めちゃめちゃ混みそうですけど。。。

新鮮そのものの硫黄泉が、どばどばと豪快にかけ流されています。
奥に見える滝と、温泉の湯口がリンクして見えるので、まるで滝が浴槽に流れ込んでいるように見えますね。

お湯の温度はおそらく40度ぐらいでしょうか。ややぬるめで、気温が低いということもありいつまでも入っていたくなります。
そのせいか、皆わりと長湯でなかなか出ていく人がいませんでした。白濁したお湯なので、湯浴み着も着ているし女性でも抵抗なく入れるんですよね。

ちょっと、白骨温泉の泡の湯の大露天風呂を思い出しました。あそこもやや温めの白濁硫黄泉なんですよね。

 ただし、泡の湯の露天風呂は「大露天風呂」というだけあってなかなかの広さですが、仙女の湯は、けっこう狭いですw
広さにして、4畳ぐらいでしょうか。
ただ狭いせいか、後で入った館内の大浴場や隣にある日帰り温泉の「網張温泉館」よりも、この仙女の湯のお湯が一番濃厚なように思いました。気分的なものかもしれませんが。

混んでくると、すぐ側に見知らぬ男性がいる、ということが普通にあり得るので、そのへんが気になる方はいるかもなーという気がしますが。。。

ちょっと大人数のグループが入ってきたところで入れ替わりであがります。

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紅葉の階段を上って、宿に戻ります。

まだきれいに残っているところもありました。いい季節に来たなあ。f:id:happydust:20161126214126j:plain
ちなみに、積雪期はこちらの仙女の湯は雪で埋まってしまうため入れません。

2016年の営業は11月10日までだったとのこと。再開は4月ごろのようです。
網張温泉はすぐ側にスキー場があるので、冬もスキー客で賑わうのですが、温泉目当てなら9月下旬から11月上旬ごろがベストな時期ではないかと思います。
なぜなら、岩手の露天風呂は梅雨明け以降アブが発生してしまうから。。。

アブはいないし紅葉はきれいだし、秋がベストですねー。もし平日に来れるなら10月上旬が一番きれいだと思うんですけどものすごく混みそうなので、週末に行くならやっぱり今の季節がちょうどよかったかなーと思います。

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戻ってくるともう、夕暮れが近い時間でした。

館内には2箇所の内湯があり、片方はかなり湯温が熱め!

仙女の湯から玄関前に戻った私は、その後部屋に戻らず、吊り橋を渡って徒歩5分のところにある「網張温泉館」に行ってきました。

休暇村に泊まると無料で入浴できる、日帰り温泉施設です。

その後はいったん部屋に戻って浴衣に着替え、館内のお風呂へ。
館内には「白泉(はくせん)の湯」と「大釈(たいしゃく)の湯」という2つの浴室があります。

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公式サイトより

と言うと誤解を招きそうですが「白泉の湯」と「大釈の湯」を時間制で入れ替えるというわけではなく、それぞれに男湯・女湯があるという何とも贅沢な造りです。男女平等ですばらしいですね!

西館に近いのが露天風呂がある「大釈の湯」で、東館に近いのが「白泉の湯」です。

夕食前と夕食後のタイミングで入りに行ったときは、いつもそれなりにお客さんがいましたが、翌朝5時30分に朝一番に行ったところ、わずかな時間でしたが一人きりで湯浴みを楽しむことができました。

まずは大釈の湯へ

大釈の湯は、西館からエレベーターを降りた1階にあります。

f:id:happydust:20161126232117j:plainエレベーターを降りて直進し、突き当たりを左に曲がると……

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内湯と露天風呂のお湯の温度が表示されています。

では、いざ浴室へ!

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脱衣所。

f:id:happydust:20161126220725j:plain鍵付きのロッカーなので、日帰り利用のときも安心ですね。

洗面所には各種アメニティが。f:id:happydust:20161126220843j:plain化粧水・乳液のほかBBクリームまであります。
このアメニティのラインナップ、日帰り施設の網張温泉館とまったく一緒だ!

f:id:happydust:20161126221115j:plain部屋に置いてあるのと同じドライヤーがいくつか置いてありました。

温泉の分析書です。f:id:happydust:20161127000021j:plain浴室毎に分けられていないので、源泉はおそらくどれも同じなんでしょう。
泉温72.9度の高温泉です!
こんな熱い温泉がずっと湧き続けているのか……岩手山は生きているんですねえ~。
(いや、火山じゃない山が死んでいるわけではないけれども。。。)

f:id:happydust:20161126221225j:plain浴室の洗い場には、馬油のシャンプー&コンディショナー・ボディシャンプーあり。
アメニティを含め、この洗い場の様子も「網張温泉館」とまったく一緒ですね。

シャワーのタイプも同じで、レバーを押してそれが戻ってくるまでの間、お湯が出るというやつで、これも同じ。お湯の温度の調節ができず、適温のお湯が勝手に出てくるwところも同じ。
ただ、網張温泉館では利用している人が多いからか、お湯の勢いが弱くてつらいなーと思ったんですが、こちらのシャワーはやや水圧は弱めなものの、ちゃんと使える程度の勢いはあります。
でも、もっとぬるめのシャワーや水シャワーを浴びたい人もいると思うから、次に交換の時期が来たら別のタイプに変えたほうがいいんじゃないかな……。水温調節ができないのも、レバーを何回も押さないといけないのも、やや不便さはあります。

内湯。41~42度の適温に調節されています。f:id:happydust:20161126221717j:plain腰掛けるのにちょうどいい段差があり、長湯しやすいのも○。

露天風呂!ちょっとだけ紅葉が残っています。少し青みがかってみえるような、にごり湯の硫黄泉です。f:id:happydust:20161126221745j:plain早朝だったのでかなり!寒かったですが、41度程度の適温のお湯でじんわりと温まりました。

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湯口からは、どばどばと勢いよくお湯が流れ続けています。
泉温が高いので加水はしていますが、すべての浴槽が加温・消毒なしのかけ流しです。

実は、2年前に岩手山登山の帰りに立ち寄りで入浴したのも、こちらの大釈の湯だったんですが、本当にいいお湯で、いいお風呂だなと思ったので、いつか再訪したいとずっと思っていたんです。
いやー、ようやく来れて、本当によかったです。。。

大釈の湯のあとは、もう1つの浴室、東館にある白泉の湯へ向かいます。
東館に向かう途中には、主に日帰り入浴でいらした方のための休憩用の設備の前を通ります。

お休み処があり、8時から15時の日帰り入浴のできる時間帯に利用できます。f:id:happydust:20161126232210j:plain

中はこんな感じ。

f:id:happydust:20161126232249j:plain広々としていて、外の景色も眺められるし、のんびりできそうな休憩所です。

マッサージチェアが置いてある部屋もありました。f:id:happydust:20161126232358j:plainマッサージチェア・広々とした休憩室……そうか、日帰り施設の「網張温泉館」とまったく同じ設備を、日帰りで本館をおとずれた方に対しても提供しているわけですね!

ちなみに、網張温泉館でもおすすめされていたそば茶ソフトの宣伝が、ここにもありましたw

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私は食べないでしまいましたが、かなりおすすめなんですねw
1階の、フロント前のラウンジでいただけるようです。

これらの休憩室は西館の2階にあるのですが、そこから本館を通って東館へ移動すると、もう1つの浴室「白泉の湯」があります。

こちらです!目の前にマッサージチェアや椅子が並べてあり、待ち合わせにも便利ですね。f:id:happydust:20161126233735j:plain

写真を撮ったのが夜なので、ちょっとわかりにくいのですが……この場所、眺めのいい場所に面しているので、日中ならちょっといい雰囲気のスペースなんですよ。

f:id:happydust:20161126233913j:plain景色を眺めながらマッサージチェアでうとうとできると言う……。

こちらの浴室にも、先ほどと同様に湯温の表示があります。f:id:happydust:20161126234056j:plainおお、こっちのほうが熱めだとは聞いていましたが、ほんとに熱そうですね……。

白泉の湯の脱衣所と洗面所。

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大釈の湯より狭めではありますが、鍵付きロッカーやアメニティなど、同じ設備が揃っています。

洗い場の設備やアメニティ、シャワーなどの造りもまったく一緒です!f:id:happydust:20161126234304j:plain

浴槽。f:id:happydust:20161126234337j:plainこちらの浴室は内湯のみで、浴槽もこぢんまりとしています。
そして、早朝でしばらく誰も入っていなかったからか、上のほうが熱くなっておりまして……いきなり足を突っ込んだら軽くやけどしましたw

先客がいないときは、ちょっとかき混ぜてから入ったほうがいいですね……。
でも、ちゃんとかき混ぜてから入ると、湯温が熱い分加水率が低いせいかもしれませんが、大釈の湯よりもお湯が濃厚な感じがしましたよ。

あがって外に出たときに温度計を見たら「44.6度」とかになっていました……それは、火傷するわけだよ。。。

しかし、最後にちょっと火傷はしましたが、野天風呂と2つの浴室をじっくり楽しめてかなり満足しました。
土曜日の宿泊だったので、時間帯によってはかなり混み合うこともありましたが。(実は夕食前に大釈の湯に行ったら、あまりに混んでいてすぐUターンしましたw)

とは言え「宿泊客で混み合う15時以降は日帰りは受け付けない」かつ「日帰り客が利用する休憩所もしっかりしている」など、宿泊の人も日帰りの人も満足できるように工夫されていてすばらしいなと思いましたよ。

あとはシャワーがもっと使いやすいものだったらなーということと、深夜~朝の時間帯にどこか1箇所でも入れるお風呂があれば完璧なんですけどね。公共の宿だし、安全上、難しいのかな……。

などと細々言いつつも、文句なしの★5つです!

【食事】★★★★☆ バイキングだけど岩手の名産・名物も取り入れられかなり満足!

実は、休暇村網張になかなか泊まりに来れなかったのは「朝食も夕食もバイキングかー」と思っていたところもちょっとあります。

でも、最近サンバレー伊豆長岡の朝食バイキングに行ったりして「バイキングでも満足度高いとこもあるんだな」と思いまして。

それで、今回の予約に至ったのでした。

さて、まずは夕食前に売店でビールを買いまして、部屋で1杯いただきました。
というのも、ベアレンの瓶ビールが売っていたんですよーーーーー!うれしい!

で、思わず買ってしまったんです。小岩井乳業のチーズと共に。

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おいしかったです。ちなみにこのチーズとビール、宿の1階の売店で買ったんですが、同じものが網張温泉館の売店でも売っていました。

それと部屋の中に栓抜きは見当たらなかったので、自前の栓抜きキーホルダーで開栓しました。まあ、フロントに言ったら絶対借りれるとは思うんですけども

でもこれ、超便利なので部屋で飲む方はぜひ!旅のお供にw

これがあって良かったと思ったこと、今まで10回ぐらいあるような気がします。。。

夕食は17時30分からと19時からで時間を選べたのですが、実は18時30分ごろに部屋に電話がかかってきて「もう空いてきたのでよろしかったらどうぞ」と言われました。
でも、そのときビールを開けたばかりだったので行けませんでしたw

夕食はりんごの天ぷらと松茸ご飯が美味!土瓶蒸しも、頼んでよかった!

夕食会場はフロントの側にあります。
入り口に係の方が立っており、名前と部屋番号を告げると「土瓶蒸しを注文されていますよね?」と言われ、席に案内していただきました。

席は決まっているわけではなく「どのへんがいいですか?」と希望を聞かれたので窓際の席を選びました。1人のときはやはり、窓際・壁際が落ち着きます。

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私の案内していただいた席の前の席も女性お1人で(熱燗飲んでた)特に交流はないのですが、ちょっとうれしかったです。

お酒は飲み放題ではないので、普通に注文します。コーヒーやお茶は好きに飲めます。

県産のワインとビール。

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生ビールは一番絞り。瓶ビールはアサヒとキリンがありました。
食事中はベアレンは用意してないんですねw
ロックワインサイダー(ワインの甘いサイダー割り)もちょっと気になるな。

しかし、さっき部屋でビール飲んだし、やはりここは日本酒で!
ウィスキーと日本酒のメニューです。

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おお、飲み比べセットがあるのか、これにしよう。
どぶろくも気になるけど……たどり着けたらどぶろくだな。

私は飲まないけど焼酎とソフトドリンクもありました。

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料理を取りにいっているうちに、日本酒が来ていました。こんな感じです。

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正直なところ、あまりこだわりなく適当に注文してしまい、何を頼んだか覚えていなかったので、こういう風に説明書き付きで持ってきていただけたのはとてもうれしかったですw

とりあえず、ぐるっと一周してつまみになりそうなものを取ってきました。

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大皿の左上にある細長いやつは「根曲り竹の味噌煮」一緒に乗っているのは「豆腐しゅうまい」
パスタは「鯖入りパスタ」で、その隣は「エビチリ」です。
大皿中央左寄りは「イカと海老とアスパラの塩だれいため」で中央が「タンドリーチキン」。中央の右よりは「海老カツ」と「高野豆腐ベーコン巻き」下の段の左側が「あぶらがれい西京焼き」でこれがつまみになるしめっちゃおいしかったです!
下の段の真ん中は「あみたけと山くらげの金時味噌和え」、右側はしめじ。

小皿の奥が「冷豚しゃぶ」で、ピンクの皿は「たこわさび」。下の皿は思い出せない。。。

今回はしっかりメモ取っていたので、つらつらと書いてみました。このあたりの細々としたメニューは日によってがらっと変わると思いますし、需要あるのかわかりませんがまあ、思い出ということで。

お刺身もありましたよ。

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やはり、日本酒をいただくときは少しでもお刺身があるとうれしいですねー。
まぐろはそこそこですが、イカと甘エビはおいしかったです。

それと、こちらの宿のバイキングの1つの目玉となっているのが、ひとくちステーキです。
1人1枚、入室時にお肉の引換券をもらいまして、ステーキコーナーで引き替えてくれます。800円で追加もできます。

このひとくちステーキ、卓上の写真だとやたら厚切りでおいしそうなんですが。

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券を持って引き替えていただきますと……

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奥の右側にいるのがステーキ担当の板前さん。
左手が天ぷら担当の板前さんです。

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まあ、実物はこういう感じですw

それでも、卓上でステーキを焼くのはなんだか楽しいですよね。

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焼き目がつくとおいしそうですね。
味は、普通においしかったですw

そして、お待ちかねの松茸の土瓶蒸しです!!

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卓上で、このように温めていただきます。
この見た目が、雰囲気出ていいですね~。

いただく前に、蓋をあけて見てみました。

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おお……これは……。

はも、海老、銀杏……松茸もけっこうたっぷり入っていますよ!!!

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本当においしかったです。これは、頼んでよかった!
岩手県産の松茸の土瓶蒸しで、岩手の地酒をいただくという、幸せ。。。

あと、おもしろいところではこちらの「重っこ料理」f:id:happydust:20161127004937j:plain単純に「雫石の郷土料理なのかな?」と思ったら、豚の冷しゃぶがあったり、京風白和えがあったりで、これはいったい……?
調べてみると「重っこ」の重は、重箱の重で、雫石の郷土料理であることは間違いないのですが、特に決まったメニューがあるわけではなく「お重に入れてみんなで持ち寄って食べる料理」ということのようでした。

京風の白和えは、甘くなくておいしかったです。

それからご飯もの。

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松茸ご飯!おいしかったです。
松茸は、そんなに量が入っているわけではありませんが、味付けがおいしかった。もともと松茸は香り付けですもんね。。。
お味噌汁の具はわらびでした。

それから麺類も。

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「じゃじゃ麺」「南部そば」「盛岡冷麺」が用意されており、写真は左がじゃじゃ麺で右が南部そばです。
が、これはそんなにがんばって食べなくてもよいかなという感じ。
麺だから仕方ないとは思いますが、ちょっとのびてましたw

それと、なぜか写真を撮っていないのが大変悔やまれるのですが、バイキングのもう1つの目玉に「揚げたての天ぷらコーナー」がありました。揚げたてを、抹茶塩か岩塩でいただきます。
この日は「白魚」「しいたけ」「海老」「りんご」の天ぷらを提供していたのですが、この「りんごの天ぷら」がめちゃめちゃおいしかったんです!正直、りんごの天ぷらを舐めてました。。。海老もおいしかったけど、それよりりんごがおいしかったです。また食べたい。

最後にデザートコーナーです。

フルーツ各種とプチシュー、リンゴのシロップ煮、蕎麦入りみそだんごなど。

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小岩井農場の飲むヨーグルトもありました。

コーヒーマシンが2台置いてあって、1台は普通のドリップコーヒーっぽいコーヒーが出るタイプ。もう1台が使う度にガーッと豆を挽く音がする、よくあるエスプレッソマシンっぽいタイプでした。表面が泡立つコーヒーが出てくるやつですね。

エスプレッソマシンのほうが人気で(プレミアムコーヒーマシン、みたいな触れ込みだったからかも)抽出に時間もかかるのか人が並んでたりしましたが、両方飲んでみたら私は、普通のドリップコーヒーのほうがおいしいと思いました。
カプチーノとかもできるようだったので、そういうのが好きな方はプレミアムなほうが良いのかもしれませんね。

デザートを、コーヒーと一緒にいただきます。

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こちらは、ドリップコーヒータイプですね。私はこっちのほうが好きでした。

その後、アイスクリームを取ってきまして……。

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「炭焼きコーヒー」「バニラ」「りんごシャーベット」です。

こちらはエスプレッソタイプのコーヒーと一緒にいただきました。
ブラックなんですけど、コーヒーの表面が泡だってますよね。

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3種類とも取ってきたんですけど、アイスどれもおいしかった!

特にリンゴシャーベットと、コーヒーのアイスが。
コーヒーのアイスにはコーヒーゼリーが混ぜ込んであるんですよ。それがすごいおいしかったです。

コーヒー類が苦手な方にはお茶もあります。

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「あま茶」は、砂糖が入っているわけでもないのに、本当に甘くて驚きました。
紅茶のティーパックも置いてあったと思います。

会場は、終始ほどほどの混み具合で、19時をまわったばかりの時間帯は、少しだけ料理を取るのに並びましたが、それ以降は並ぶこともなく、快適でした。f:id:happydust:20161127004319j:plain料理も、少なくなったらすぐに追加され「これ食べたいのにもうない!」ということも、味噌汁が少しの間なかったこと以外はありませんでした。

大満足で夕食を終えました。朝食にも期待が高まります!

朝食の目玉は焼きたてパンと、その場で焼いてくれる目玉焼き朝食も、

朝食も、同じ会場でバイキングです。
7時から9時の間の好きな時間帯に行くことになります。私は、朝食後にもう1度お風呂に入ろうと思っていたので、7時を過ぎてすぐに行きました。

朝食はこんな感じです。一通り取ってきました。f:id:happydust:20161127012014j:plain右下の、作りたてらしい豆腐と、大皿の中央にある鯖のみりん干しがおいしかったです。

ご飯やお漬け物類も。f:id:happydust:20161127012308j:plain実は、朝食の一つの目玉は、別に洒落ではないのですが、この「目玉焼き」でした。

その場で焼いてくれるので、両面焼きとか黄味を固めにとか柔らかめにとか注文できます。
でも、正直なところ、ホテルでよくある「その場で焼いてくれるオムレツ」に比べると、あまり心は躍らないかなとw

お米はおいしかったです!

それと朝食のもう1つの目玉は「焼きたてパン」です。

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こんな感じでパンコーナーがあるんですが、30分毎に焼きたてのパンが追加されるんです。
追加されたばかりの焼きたてパンは、本当においしかった!

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でも、冷めるとわりと普通なんですよね……。
トースト系はなく、デニッシュやクロワッサンなど、ちょっとお菓子っぽい甘めのパンが多めでした。トーストがないせいか、オーブントースターは用意されていないんですけど、30秒だけトースターにかけて温めたいなーって思いました。

あと、トーストがないところからして、これは宿のほうも狙ってやっているのだろうとは思うのですけど、おかずは、パンに合うものはほとんどないんです。ソーセージとハム、コーンスープがあるぐらいで。あとはほとんど和食です。

なので、パンについてはコーヒーや紅茶と一緒に、デザート感覚でいただくのがいいんだろうなと思いました。

ちなみに朝食にもデザートコーナーはありました。

パイナップルやピンクグレープフルーツなどのフルーツ類と、わらびもち、フルーツポンチ、ヨーグルト、というラインナップです。

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私は、ヨーグルトとフルーツポンチをいただきました。

ヨーグルトはたしか「岩泉ヨーグルト」だったと思います。
上に黒っぽいソースがかかっていますが、これ「ヨーグルトにかける醤油」だそうで、おすすめされていたのでかけてみたところ、すごく気に入ってしまいました。

これです。

買おうかなと思って調べたのですが、案外レビューの評判がよくなくてびっくり。
おいしかったのは醤油じゃなくてヨーグルトのほうだったのでしょうか……今となっては謎です。

朝食は、大満足!というほどではなかったけど、十分に満足できるものでしたよ。

ごちそうさまでした!

【再訪したい度】★★★★★ コスパよくサービスもよく、お湯は最高で食事も良い

そんなに値段の高い宿ではないので、ゴージャスなサービスというわけではありませんが、値段以上の満足感がある宿だと思います。

日帰り客にも宿泊客にも最大限に楽しんでもらおうとしている姿勢が感じられて、それがすごくいいなと思いました。

ちなみに、バイキングの食事がどうしても苦手な方の場合、2名以上の利用であれば夕食は会食を選択することもできます。
でも、バイキングも質の良いバイキングだと思うので、個人的には、そんなに必要性は感じませんでした。でも、お肉系の料理は少なめなので、若い人にはちょっと物足りないかな……。

そう言えば、朝食のとき外を見ていたら、雲の切れ間から光が差し込んでいるのが見えて、とてもきれいだったなあ。

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朝は、岩手山方向もよく晴れていて、山頂方面が白くなっているのがはっきりと見えました。

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岩手山にもまた登りたいと思うので、今度は、登った後などに泊まって、のんびりしたいなと思いました。