アルプス街道平湯 パノラマ大浴場
アルプス街道平湯は、平湯温泉バスターミナルに併設された観光施設で、1階にお土産売り場とレストラン、2階に団体レストランがあり、3階に温泉施設があります。
バスターミナルから歩いてすぐのところに、かの有名な日帰り温泉施設「ひらゆの森」があるため、あまり目立たないのですが、けっこういいお湯らしいという評判を聞き、海の日連休の中日に、上高地トレッキングの帰りに立ち寄りました。
ひらゆの森の記事はこちら
ひらゆの森はとても素晴らしい温泉施設なのですが、GWに立ち寄った際は混みすぎてドライヤー待ちや食事処待ちの行列ができていたのです。。。今回も連休中ということで、比較的すいているというアルプス街道平湯に来てみた次第です。
バスターミナルの目の前にあるのにそんなに混んでおらず、登山帰りに最適な日帰り温泉
お土産屋さんの奥にあるエレベーターに乗って3階で下りると、温泉施設のフロントの目の前です。
料金は大人600円。券売機でチケットを買ってフロントで渡します。レンタルタオルもあるようなので、手ぶらでも大丈夫です。
営業時間は8時30分から17時ですが、季節変動有り。17時閉館はちょっと早めですね。
ロッカーも無料で休憩所もあり、のんびりできる
靴ロッカー(鍵付きの物も有り。無料)に靴を入れて浴室のほうに向かいます。
浴室の向こうには休憩所が見えました。
【風呂】★★★★
男女別の大浴場があり、それぞれ内湯と露天風呂がついています。
脱衣所は広めできれいだし、ロッカーも大きめ。100円が戻ってくるタイプのコインロッカーなので気軽に使えて良いです。
ひらゆの森の脱衣所のロッカーは小さめで、かつ100円が戻ってこないロッカーなのでこの点はポイント高いですね。
洗い場の設備もきれいで、リンスインシャンプーではなく、シャンプーとコンディショナーが設置されています。
内湯には大きめの浴槽が1つ。
42度ぐらいの源泉が掛け流されています。源泉が高温なため加水あり。加温・循環・消毒はなし。
泉質はナトリウム・カルシウム・マグネシウムー炭酸水素塩泉とのことですが、鉄分が多めなようで茶褐色に濁っています。
新鮮さを感じさせる良いお湯です。隣にあるひらゆの森は硫黄泉ですが、こちらのお湯はまったく硫黄の香りはないんですね。どちらがいいというわけではなく、まったく個性の違うお湯です。
露天風呂はややぬるめ。40度ぐらいでしょうか。
湯口には温泉成分がこびりついています。濃いお湯なんですね~。
晴れていれば笠ヶ岳が見えたりするそうですが、この日は曇っていたので隣の建物の屋根しか見えず。
でも、風を感じながらぬるめのお湯につかるのはとても気持ちが良かったです。
ちょっと気になったのは、露天風呂は内湯から行くことも、脱衣所から直接行くこともできるんですが、内湯から露天に通じるドアには「露天風呂は脱衣所からおまわりください」という貼り紙がされており、皆、いったん脱衣所に出て露天風呂に向かっていました。
でも、内湯から露天に向かうドアが施錠されているわけでもなく、内湯からも問題なく通行できるんですよね。
そのうえ、脱衣所から直接露天に出る扉は、脱衣所の中でもちょっと奥のほうのわかりにくい場所にあり、露天に行こうとして脱衣所を裸でうろうろしている人が多かったです。
どういう意図で「脱衣所から回ってください」と貼り紙をしているのかわかりませんが、普通に内湯から露天に出たほうがいいのになあと思いました。
洗面所も広々としており、ドライヤーは3つ、ちゃんと風力のある使えるものが用意されていました。
連休中なのでそれなりに人は入っていましたが、露天風呂を貸切状態で楽しめる時間もあり、ドライヤーを使うために待つようなこともなかったので、今回はこちらに来て正解だったなと思いました。
【再訪したい度】★★★★
源泉が高温なため加水はしていますが十分にいいお湯ですし、連休中でもそれほどは混んでおらず、シャンプーコンディショナードライヤーもきちんとあるので、登山帰りの入浴ならこちらに来るのもいいなと思いました。
施設内には無料で利用できる休憩所もあり、自販機やマッサージ機が置いてあります。ごろ寝できる感じの休憩所なんですが、カーテンで仕切られた「女性専用スペース」が設置されており、女性だけで来ても気兼ねなくお風呂上がりにごろごろできそうでした。
同じ建物内の1階にはレストランも併設されており、飛騨牛のステーキや朴葉味噌などがいただけるようです。
ひらゆの森の食事処は、休日は行列ができるほど混んでいたりしますが、こちらはバスの待ち時間にちょっと立ち寄るぐらいの人が多いからか、レストランはあまり混んでいません。
平日ならひらゆの森、休日は混雑を避けてアルプス街道、というような使い方をするのがいいかなーと思いました。