通し営業&深夜営業がうれしい!1人でも居心地いいクラフトビールカフェ
クラフトビールカフェbien bienは、2018年6月にJR飯田線の駒ヶ根駅から徒歩3分の場所にオープンした、クラフトビールと自家焙煎コーヒーを楽しめるカフェです。
駒ヶ根駅と言えば、中央アルプスの名峰、木曽駒ヶ岳の玄関口となる鉄道駅です。駒ヶ岳ロープウェイ行きの路線バスは駒ヶ根駅が始発・終点となるため、電車利用で木曽駒ヶ岳に登るなら必ず通る場所になります。その駒ヶ根駅前にあってお昼の11時30分から深夜2時まで通し営業しているので、山旅の途中に立ち寄るのに最適なお店です。
営業時間中はいつでも、南信州ビールを始めとした12種類ほどのクラフトビールと自家焙煎コーヒー、手作りのおいしいおつまみも楽しめます。
オープン当初は手打ち蕎麦を提供していたそうなのですが、コロナ禍以降の看板メニューはボリュームたっぷりのハンバーガー!
蕎麦もいいですが、クラフトビールにはハンバーガーとポテトのほうが合うと思うので、うれしい変化だったように思います。
2022年、2023年と木曽駒ヶ岳に登った後に立ち寄り、かなり気に入っているお店ですので、ご紹介したいと思います。
一人で泊まれるおすすめの温泉宿もたくさん紹介しています。
駒ヶ根駅のコインロッカーに荷物を預け、駅から徒歩3分のクラフトビールカフェへ
登山をしない方には「駒ヶ根とはどこなのか」と思われるかもしれませんが、通年運行している「中央アルプス駒ヶ岳ロープウェイ」の麓にある駅です。
駒ヶ根駅からバスでしらび平に向かい、そこから駒ヶ岳ロープウェイに乗ればまったく登山をしなくても千畳敷カールのすばらしい眺めを楽しむことができます。
詳しくはこちらの記事↓でご紹介しておりますので、興味がある方はチェックしていただければと思います。
さて、そんな駒ヶ根駅です。
個人的に、駒ヶ根駅のすごいなと思う部分は、なぜかコインロッカーが無料なことです。なんで?
見た目は普通のコインロッカーなのに、なぜか100円で利用でき、その100円も戻ってくるという……。昨今、駅のコインロッカーの料金がどんどん値上げされていることを思うとなんてすばらしい駅なの!とは思うのですが、無料なのでみんなどんどん使っていて、空きがないことがあるのが困りものです。400円の普通のコインロッカーだったら絶対たくさん空いてるのに……。
この日は何とか空きを見つけたので登山用の荷物をロッカーに入れ、身軽になって本日の目的地に向かいます。
商店街の中を歩くこと5分弱。クラフトビールカフェbien bienに着きました。
入口は全面ガラス戸ですが、実はその中にもう1枚扉があり、二重扉になっています。
二重扉は防寒のためと、女性1人でも気軽に入れる店にするために……という2つの理由があるとこちらの記事で読みました。
中がよく見えたほうが入りやすいことは入りやすいですが、たしかにガラス扉だけだと外から店内を覗かれやすいので、視線が遮られていたほうがリラックスして過ごしやすいかもしれないですね。
bien bienの営業時間・定休日
クラフトビールカフェbienbienの営業時間は午前11時30分から翌日深夜の2時まで。
すべての曜日で通し営業を行っています。
定休日は月曜日と火曜日です。
私はこれまで2回とも日曜日のお昼に伺ったのですが女性の方が1人で営業されていました。
また、金曜の深夜に前泊の宿に向かう途中にこちらの店の前を通りかかったのですが、中を覗いてみると若い男性がカウンターの中にいるのが見えました。
家族で経営されているそうなので、お昼はお母さん担当で、夜は息子さんなのかな?と思っています。
何にせよ、商店街に遠し営業しているカフェがあるというのは本当にありがたいことです。
bien bienの店内
店内はゆったりとした空間になっており、4人掛けのテーブル席が3卓と、カウンター席が4席。
4人掛けのテーブルは、2人掛けのテーブルを2つくっつけているので、もしかしたら、混雑時は離して2人掛けにすることもあるのかも……?
ですがこれまで2度お邪魔した際は、1人でも「空いている席へどうぞ」と言っていただき、広々と4人掛けのテーブルを使わせてもらいました。
壁際にはビールのタップがずらりと並び、カウンターの中にはお酒の瓶とグラス、コーヒーカップが並んでいます。
私も大好きな、中山美穂さん主演の映画「LoveLetter」の、レーザーディスク……?があって、ちょっとうれしくなりました。あのレコードのような形状は、レーザーディスクですよね?
bien bienのメニュー
2023年9月にお伺いした際のメニューをご紹介します。
昼からしっかりお酒も飲める!ドリンクメニュー
まずはクラフトビールのメニュー。
ビールのタップは12あるようで、生ビールが12種類。そのうち駒ヶ根が誇る南信州ビールのビールが4種類を占めています。それから南信州ビールのノンアルコールビールの瓶が1種類。
8種類は南信州ビール以外のビールですが、伊勢角屋ビールや宮崎ひでじビール、反射炉ビヤ、奥多摩のバテレなどクラフトビール好きにはお馴染みのビールが揃っていました。
ビールの他にもアルコールのメニューはいろいろと揃っています。
深夜まで営業しているので夜はバーとして利用する人が多いんでしょうね。
それにしても、昼からこれだけいろいろ飲めるとなるとちょっと興奮しますね……。
おお!駒ヶ根市で差倍したぶどうを使ったワインもあります!
十文字ガルテンという、フルーツ栽培とワインの醸造も行っている農園があるようです。ちょっと気になる。ロゼはハーフボトルのみだけど、赤はグラスでもいただけるんですね。
それから、マルス信州蒸留所で上流されたシングルモルトウィスキー。
日本酒は、種類は多くないけど夏限定の信濃錦を1合からいただけるのはいいですね。
カフェメニューでは自家焙煎コーヒーを提供
それからソフトドリンクを含む「カフェメニュー」です。
自家焙煎珈琲は中煎りのエチオピアと、中深煎りのグァテマラ、コロンビア、マンデリン。すべて550円。
私は苦み強めのコーヒーがあんまり好きじゃないので、中煎りの酸味強めのコーヒーがある店が大好きです。
アイスコーヒーやカフェオレ、ハーブティ、ジュース類のほか、先ほどのワインを醸造している「十文字ガルテン」のぶどう100%スパークリングジュースもあります。酔いすぎたときに飲むと良さそうですね。
それからデザートにすずらん牛乳アイスや、アイスを使ったパフェ、アフォガードなども。
「カフェメニュー」と書かれていますが提供時間が書いてあるわけではないので、おそらく夜でもコーヒーが飲めるお店なんじゃないかなと思います。
個人的にはそういう、時間帯に関わらず楽しめるお店(昼でもお酒がしっかり飲めて、夜でもお茶できる)が大好きです。
フードメニューは「軽いおつまみ」「軽くないおつまみ」「もはやおつまみではない」
フードメニューは「軽いおつまみ」「軽くないおつまみ」「もはやおつまみではないおつまみ」に分かれていました。
こちらはラストオーダーの時間が異なり、調理が必要な「軽くない」と「もはやおつまみではない」は22時がラストオーダー。
「軽いおつまみ」は26時=午前2時がラストオーダーです。
あれ、営業時間が「11時30分~2時」とあったので2時閉店なんだと思ってましたけど、2時はラストオーダーの時間なんでしょうかね。
bien bienでいただいたもの
過去2回お邪魔した際にいただいたものをご紹介します。
2022年7月にいただいた絶品ハンバーガー
2022年7月に初めて伺ったのは日曜の午後でしたが、14時過ぎにお店に入ろうとしたらほぼ満席!
それで1度店の外に出て30分ぐらい経ってから戻ってきたら、誰もいなくなっていました。
駅前ということで、日曜の午後なんかは特に、電車利用の観光客が集中するように思います。みんな「電車に乗る前に1杯、あるいは食事をしよう」と思うのでしょうね。
この日は14時30分発の岡谷行きの電車にみんな乗ったから、急に空いたんだろうなと……。時間に余裕があれば、岡谷行きの電車が出たタイミングぐらいを狙うと、ゆったり過ごせそうな気がします。
まず1杯目に南信州ビールの夏季限定ビール「アルプスヴァイツェン」をSサイズのグラスでお願いしました。
これから電車に乗って帰るので、そんなに酔っぱらうわけにはいかない……というタイミングなので、S・M・Lとグラスのサイズが3種類あるのはありがたいです。
そして「軽いおつまみ」メニューからまずは「季節野菜の漬けもの」を。
きゅうりと茗荷の浅漬けでした。これは、どんなビールにでも合いそうないいつまみです。
浅漬けをつまみつつ飲んでいたらビールがなくなったので、2杯目に独歩ビールの「ピーチピルス」をオーダー。
桃の果汁が10%ほど入っているという、うっすら濁りとほんのり甘みのある飲みやすいビールです。
最初にオーダーしていた「国産牛100%のハンバーガー」と一緒に、ピーチピルスをいただきます。牛肉と桃のほの甘さが合いますね。
最近よくある豪華なハンバーガー屋さんは、ハンバーガーが分厚すぎてかぶりついて食べることが難しかったりしますが……こちらのハンバーガーはボリュームたっぷりだけど、しっかりかぶりつけるサイズなのもいいですね。
ハンバーガーにフライドポテトを作るか迷いましたが、ちょっと量が多いかな?と思ったので漬けものを選んだのですけど、いいチョイスだったなと思っています。
2023年9月にいただいた豆のポテトサラダなど
2023年9月に再訪した際は、開店直後の11時30分過ぎに伺い、私がその日最初のお客でした。
まずはこの日のクラフトビールメニューの中から最も気になった、反射炉ビヤの「Shiosai Amanatsu biere」をSサイズのグラスで注文します。
甘夏のフルーティな香りと味わいを楽しんでいると「軽くないおつまみ」の中からオーダーした「豆のポテトサラダ(小鉢)」が来ました。
味付けはポテトサラダの味ですが、ほぼ豆でした。ちょうどいいつまみだ。
「軽くないおつまみ」メニューなので、すごい量が来たらどうしようかと思ってとりあえずおつまみは1品で様子を見たのですが、これならもう1品いけるかな……?
ということで2杯目に、宮崎ひでじビールの「太陽のヴァイツェン」と「軽いおつまみ」から「チーズ&ドライフルーツ」を追加オーダー。
そうしたら、けっこうがっつりした量でチーズ&ドライフルーツが来ました・笑
「軽い」「軽くない」は、あくまで「調理の必要があるか」がポイントで、量の話ではないのですね。でも、ヴァイツェンに、半生っぽいいちぢくのドライフルーツはものすごく合いました。
もしチーズ&ドライフルーツがもっと少量だったらもう1品!と思っていましたが、お腹がいっぱいになってしまったので今回はここまでで。
ほろ酔いでお店を出て、コインロッカーから荷物を回収し、帰路につきました。
【再訪したい度】★★★★★ とにかく使い勝手が良く、おいしく、雰囲気もいい希有なお店
2023年9月は開店直後に入店したのですが、10分ぐらいするとお客さんが2組入ってきて、テーブル席は満席となりました。
駒ヶ根駅前にランチやお茶をいただける店があまりないからというのもありますが、週末はけっこう賑わっているように思います。あまり混んでしまって私が入れなくなるのは困るので、紹介するかどうか迷ったのですが……かなり気に入っているお店なので多くの人に知ってもらいたく、ご紹介しました。
これから紅葉の木曽駒ヶ岳に向かわれる方も多いと思いますが、公共交通機関利用の方はぜひ、立ち寄ってみてください。
次に立ち寄れたら、自家焙煎のコーヒーも注文してみたいです。
一人で泊まれるおすすめの温泉宿もたくさん紹介しています。