伊豆長岡温泉 ホテルサンバレー伊豆長岡
伊豆長岡温泉の大型ホテル・サンバレー伊豆長岡の全面檜風呂の温泉「夢殿」に入り、蔵書25000冊のまんが図書館を満喫してきました。
温泉もまんが図書館も日帰り利用も可能なのですが、今回は、サンバレー伊豆長岡本館から徒歩5分のところにある「別館悠々館」に宿泊して、じっくり楽しんできました。
本館の正面玄関です。
近隣に点在する別館の「和楽」「アネックス」「悠々館」に宿泊しても、本館で食事をしたり、温泉に入ったり、漫画を読んだりできます。
1人旅なので大型旅館は得意ではないけれど、今回は特別!
1人旅が多いこともあり、あまり「食事はバイキング」な宿や「大型温泉ホテル」を選ぶことは多くないのですが、今回の旅の宿泊先としてサンバレー伊豆長岡を選んだのは、朝食バイキングがおいしそうだったからと、2014年6月にオープンしたという蔵書25000冊のまんが図書館に行きたいがためでした。
図書館も朝食バイキング会場も本館なので、本館に泊まるのが一番楽ではあるのですが、ファミリー向けの部屋が多いからか、本館は休前日は1人泊ができないようなんですね。
それで、本館から徒歩5分のところにある「別館悠々館」に宿泊しました。
マンションタイプという、ちょっと珍しいホテルなんですが、お部屋はwifi完備で居心地いいし、宿泊者専用の温泉浴室もあり、コンビニも至近と、とても快適に過ごせました。
悠々館での宿泊と、翌朝の朝食バイキングについてはこちらの記事に書いています。
朝食も、とてもおいしかったですよ。
今回は、↑の記事では書かなかった、本館での「満点の湯 夢殿」の入浴記と、漫画図書館について書きたいと思います。
【風呂】★★★☆ 満点の湯 夢殿の浴室はとても美しいし設備も整っているけれど、お湯はまあ普通。
別館悠々館への宿泊当日、夜19時ぐらいに本館のお風呂に入りに来ました。
なぜその時間を狙ったかというと、夕食の食事中or食事直後の方が多い時間帯なので、お風呂は空いているんじゃないかと思ったんですよね。
大型ホテルを避けてしまう最も大きな理由が、大浴場での混雑が嫌だから……なので。
本館の大浴場に行くためには、まずは玄関からまっすぐ、お土産売り場などの前を通り過ぎて
そのまままっすぐ歩いていきます。
ガラス扉を通り過ぎると、壁に絵が飾られている通路に出ますが
さらに、突き当たりまで直進します。
突き当たりを左に曲がると大浴場の入り口です。
宿泊者用のスリッパ置き場と、外来用の靴ロッカーがあるので、そこで靴orスリッパを脱ぎます。
浴室についての案内板がありました。
最も入り口に近いところに「露天付き貸切風呂」
手前の大浴場が「一の湯」で、奥の大浴場は「二の湯」です。
露天付き貸切風呂が並ぶ通路。
ちなみに、こちらの貸切風呂は、公式サイトでも「露天付き源泉かけ流し貸切温泉」と銘打っているので、かけ流しのお湯なんでしょうね。
こちらのお風呂は、15時30分以降、毎時30分から1回50分、2160円で貸切利用できるそうです。
週末などはかなり予約が混み合うらしく、本館に宿泊する場合は前もって貸切利用の時間帯を予約しておくことができるのですが、日帰りでの利用の場合は「当日空いていたら入れる」という対応のようです。
でも、宿泊者専用にしないで、一応日帰り入浴でも入れるようになっているのはありがたいですね。
平日に来れば、利用できる可能性もあるでしょうし。
貸切風呂を通り抜けて先に進むと、一の湯、二の湯の入り口があります。
また、浴室前の通路には、飲み物の自動販売機と貴重品ロッカーがありました。
この日は、手前の一の湯が女湯で、奥の二の湯が男湯でした。
大浴場の利用可能時間は、昼の12時から深夜0時30分までと、翌朝5時から10時までです。
男湯と女湯は1日交代で入れ替わるので、翌朝5時からは、奥にある二の湯が女湯になります。
ちなみに、浴室の男湯と女湯がその日どっちになるかのスケジュールは、公式サイトにきちんと掲載されていました。
男女で浴室を日替わりにしている宿は多いですけど、案外これをやってくれるところは少ないと思います。人によっては目当てのお風呂がある人もいるかと思うので、予約前からわかっているのは親切ですよね。
さて、まずは一の湯へ。
脱衣所。整然と鍵付きロッカーが大量に並んでいます。
これだけあれば、ロッカーが足りなくなるようなことはないでしょうねw
夕食時間帯を狙った甲斐あって、脱衣所は無人だったのですが、浴室には先客がちらほらいました。
洗面所。
綿棒にヘアブラシ、化粧水や乳液など、アメニティも揃っています。
ドライヤーは、Panasonicのイオニティがおいてあり、ちょっとうれしい♪
では、いざ、浴室内へ!
サンバレー伊豆長岡本館の大浴場が「夢殿」という名称なのは、奈良の法隆寺の「夢殿」をモチーフにした六角形の檜造りの浴室だからなんだそうですが……。
それが、こちらです!
天井が高いので湯気もこもりにくく、檜の香りがしてとても気持ちのいい浴室です。
中央にこちらの六角形の浴槽があり、その周りを囲むように、洗い場と細長い形の浴槽があります。
お湯の温度は、六角形の浴槽は41度ぐらいの入りやすい温度に。その周辺にある浴槽は、ややぬるめに温度設定されていたり、ジャグジーがあったり、と変化をつけてありました。
そして、建物の外には露天風呂も!
かめ風呂(壺湯)なんかもあり、バラエティ豊かでしたね。
ただ、湯量豊富な伊豆長岡温泉とは言え、これほど広い浴室をすべてかけ流すのは厳しいのでしょう。
特に源泉利用状況などの表記はなかったのですが、露天風呂のお湯はやや、塩素の香りがしました。
真ん中の六角形の浴槽が、お湯としては一番よかったかなあと。
さて、翌日は、のれんが変わって奥の二の湯が女湯になりました。
このときは朝8時ぐらい、朝食バイキングをいただいてからそのまま、浴室に向かいました。
すると、今度こそ貸切状態です。やったー!
こんな大きなホテルなのに貸切状態なんて、それだけでテンションあがりますね!
アメニティ類も、一の湯と同様に揃っています。
さて、浴室へ。
二の湯は、一の湯のような凝った造りではありませんでしたが、浴槽などはやはり檜造りですし、浴槽の種類も一の湯同様豊富でした。
北投石サウナがあったり、浴室の中にも北投石が使われていたりするみたいですね。写真は撮れませんでしたが、一の湯にも同様の設備がありました。
以前行ったことのある、修善寺の神代の湯や、弘法の湯でも北投石を使った浴槽や、ミストサウナがあったんですが、中伊豆では北投石が流行ってるんでしょうか……?不思議だ。
こちらが、北投石が使われているというぬるめの浴槽ですね。
そのほかにも、寝湯があったり……
ジャグジーがあったり……
大きめの浴槽はシンプルな感じ。
この浴槽は、一の湯の六角形の浴槽と同じ位置づけなんでしょうね。
洗い場には、シャンプー、コンディショナー、ボディシャンプーあり。
洗顔用の石けんもあって、至れり尽くせりですね。
そして、露天風呂も!
内湯は、一の湯のほうが雰囲気ある造りですが、露天風呂は二の湯のほうが、緑が豊富で広々としていていいですね。
30分ぐらいの間誰も入ってこなくて、日曜の朝から大きなお風呂を独り占めできてとても気分がよかったです♪
本館の大浴場は、総じて「高級感のあるスーパー銭湯」という感じかなあとは思ったのですが、お子さんは喜ぶだろうなーと思いました。
施設や雰囲気よりもお湯目当て!の方は、2160円払って貸切風呂に入ったほうがいいと思いますw
サンバレー伊豆長岡のまんが図書館は、本当にすごい蔵書量だった。住みたい。
さて、お楽しみのまんが図書館です。
まんが図書館のあるスペースは、もともと湯上がりの休憩所だったらしく、大浴場の真上にあります。
手前に見える階段を上っていくと、まんが図書館の入り口です。
入り口に、まんが図書館内の地図がありました。
おお……これだけじゃ、何がなんだかわからないけど、ただ一つ言えるのはほんとに漫画喫茶並に広そうだぞ……。
いざ、入館!
おおう……。
見渡す限り、漫画!漫画!漫画!
奥のほうまでずっと!漫画!
少女漫画の名作もずらり。
パタリロ!花より男子!なつかしい!!!
おいおい、吉住渉の「ハンサムな彼女」とかあるよ!
いいセンスしてますなー。
巨匠コーナーみたいな本棚も。
弘兼憲史、本宮ひろ志、あだち充。
浦沢直樹、高橋留美子……鉄板ですね~。
美味しんぼやゴルゴ13などの大長編漫画もw
席も、ソファの席とか、座卓の席とかいろいろあります。
自由席で、空いてればどこに座ってもOK。
個室スペースもありました。
空室ということにはなっているのですけども……何か、開けてみるのはためらわれた。
3時間500円の別料金だそうです。調べてみると、中には漫画喫茶の個室のような感じでリクライニングシートが置かれているようです。
漫画の部屋などへの持ち出しはNGですが、飲食物の持ち込みはOKとのこと。
下の自販機で、アイスやジュースも売っているので、湯上がりに涼みつつ漫画を読めるとか最高ですね!
私は、こちらの、座椅子のある席に陣取って、時間のゆるすかぎり漫画を読みました。
読んでいたのはこちらの漫画。
最近映画になったのを見て、原作が気になっていたんです。
そこまで大ヒット漫画というわけではないように思っていたので、あるかどうか心配だったのですが、ちゃんとありました!
ちなみにこちらのまんが図書館、書店のように「出版社別」や「作家別」に漫画が並んでいるのではなく「男性向け」「女性向け」で、ざっくり分けた後はひたすら「作品名別」で並んでいるというシンプルな整理方法だったので、非常に探しやすかったです。
作品名はわかっても、作家名がわからないこと、けっこうありますからね。。。
まんが図書館の営業時間は、昼の12時から夜23時までなのですが、閉館時間近くまで居てしまいましたよ。
いやー驚きました。どこかで漫画喫茶を営んでいた人が作ったとしか思えない、本気の施設でしたよ。
日帰り入浴・まんが図書館の利用料金は?
大浴場の夢殿、まんが図書館共に、サンバレー伊豆長岡の宿泊者(別館含む)は、滞在中無料で利用できます。
日帰りでの利用の場合、入浴は平日1000円、土日祝日1200円。
まんが図書館のみの利用は5時間まで500円。以降30分毎に200円の追加料金。
そして入浴+まんが図書館の利用の場合は、セットで平日1300円、土日祝日1500円です。
入浴料は平均的な値段かなと思いますが、かなり蔵書の多いまんが喫茶レベルのこの図書館に、5時間500円で滞在できるって、日帰りでもけっこうお得な気がしますね。
でも、ここまで来て温泉に入らずに、500円払ってまんがだけ読んでいくっていうのもどうなの?という気がするしなあ。。。
漫画だけ読んで帰ってもいいぐらい、いい施設だと思うんですけどね。
【再訪したい度】★★★★ 日帰り利用か宿泊利用か迷うところ
「いい歳して漫画喫茶に行くのもなあ」
「でも、家にこれ以上漫画を増やすのもなあ」
「電子書籍だと古本とかないから、全巻買うと高いんだよなあ」
などの理由で、最近がっつり漫画を読めていない人(それは私……)にとっては、本当に天国のような施設だと思います。
入浴+まんが図書館5時間利用で、土日祝日1500円というのでも十分お得だなあとは思うのですが、本館に宿泊するとチェックイン前の12時から、まんが図書館を利用できるプランもあったりするんですよね。
朝食バイキングもおいしかったですし、2泊ぐらいしてガッツリ漫画を読めたら最高だなあなんて思ってしまいました。