入笠山は、南アルプスの北端に位置する標高1955メートルの山です。
南アルプスの山の多くは、山梨県や静岡県にありますが、入笠山は長野県の諏訪郡富士見町あたりにあります。
富士見パノラマリゾートというスキー場が山腹にあり、ゴンドラリフトでかなり山頂に近いところまで登れるため、お手軽に登山を楽しめる山です。
しかも、わりと簡単に登れてしまうのに、山頂からは360度パノラマの絶景が楽しめます!
2016年の12月、スキー場がオープンした日の翌日に行ってきましたので、レポートしたいと思います。
入笠山に登るのは今回が2回目。前回はマナスル山荘に立ち寄らないでしまったのが心残りだった
スキー場のゴンドラリフトを使ってお手軽に登山が楽しめる入笠山ですが、ゴンドラリフトはスキー場の営業期間外も運行しているので、グリーンシーズンの登山でも利用できます。
夏の間もかなり人気があると聞きますが、その中でも人気なのは、すずらんの咲く6月だとか。
それ以外だとやはり冬が人気があって、私が前回登ったのも2月でした。スノーシューを気軽に楽しめるんですよね。
富士見パノラマリゾートのホームページには、下記のスノートレッキングコースが紹介されています。
前回登ったとき(2016年の2月)も、おすすめされているこのルートでスノーシュー&スノートレッキングを楽しんだのですが、心残りだったのが、通年営業している「マナスル山荘」に立ち寄らないでしまったこと。
というのも、2016年3月に「嵐にしやがれ」という番組で嵐の櫻井翔くんとV6の岡田くんが、私が登ったのと同じルートで登山をしていまして……それで、途中でマナスル山荘でランチをしていたんですよ。
詳しくはこちらの、マナスル山荘さんのブログに書かれていました。
「嵐にしやがれ」見ましたか?(3/13) | 入笠山の山小屋 「マナスル山荘本館」
ビーフシチューのランチがおいしそうでね。。。
どうして寄らないでしまったんだろうと。
いや、寄らないでしまった理由はわかりきっていて「混んでるだろうな」と思ったからなんです。
櫻井くんと岡田くんがロケをしていた日は当然平日で、しかも天気もそんなによくない日でしたが、私が登ったのは最高に天気のいい日曜日で。スノーシューツアーや登山者がそこら中をわさわさ歩いていたんですよね。
そんな日は確実に山小屋のランチは混んでるだろうと思いまして、登山中のランチは諦めて、とっとと下山してスキー場でクレープ食べたんです。
クレープはクレープでおいしかったけどね。。。
あと、そのときはスノーシューをはじめとしたガチな冬山装備を身につけていましたので、装備をいったん解いて山小屋ランチして、また装備を身につけて下山するの面倒くさいなと思ったんですよね。
ああでも、おいしそうなビーフシチューだった!食べたい!!
というわけで、前回の登山から1年も経たない2016年の12月、スキー場がオープンした翌日に2度目の入笠山登山に挑んだのでした。
富士見パノラマリゾートまでは中央線の富士見駅から無料シャトルバスが出ている
冬山登山はスキー場から登り始めることも比較的多いのですが、車が運転できない私は、スキー場までのアクセスにけっこう苦労することがあります。
富士見パノラマリゾートの場合はその点わりと容易で、スキー場の営業期間中は中央線の富士見駅から、行きは1日3本、帰りは1日2本のシャトルバスが運行しています。
ちなみにグリーンシーズンも行き1本、帰り1本と本数は減りますが、バスは運行しています。
前回同様、今回もこのシャトルバスを利用しました。
中央線富士見駅前からシャトルバスは発車します。
乗客は5人ぐらいでした。小型のバスです。
まだ、シーズン始まったばかりですものね。。。
10分ほどの乗車で、あっという間に富士見パノラマリゾートに着きました!
バスを降りると、目の前にリフト券売り場がありますので、そこで「ゴンドラ往復券」を購入します。1650円です。
スキー場ですので、ロッカーやトイレなども当然完備!
お風呂グッズや着替えはこの際ロッカーに預けて身軽になってしまいましょう!とロッカーに寄ると……
閑散としていました。
ロッカールームも人が少なくて、スノボウェア姿の女子が「なんか暖房弱くない?」と怒り気味で着替えをしていたりw
登山者的には、温度設定低めとは言え暖房のついたロッカールームで身支度できるなんてなんという幸せ!天国のようだ。。。と思っていたので気にならなかったのですが。
身支度をととのえたところで、ゴンドラリフト乗り場に向かいます。
12月上旬の時点では雪が少ないので、登山者もスキー&スノボ客もめちゃめちゃ少ない
あちらに見えるのがゴンドラリフト乗り場です。
この周りには雪はぜんぜんないですねー。
乗り場に向かう途中、山の斜面に視線をうつしますと、動いていないリフトが見えました。
前回、2月に来たときはあのあたりもゲレンデになっていたんですが、スキー場が今期の営業を開始した翌日のこの日は、ゴンドラ山頂駅近くのゲレンデのみが滑走可能となっており、麓に近いゲレンデはまだ営業していませんでした。
1番上の「コナシゲレンデ」と「ラージゲレンデ」「アルパインゲレンデ」ぐらいは営業していたのかな……。いずれも中級者向けですね。
麓のほうにある初級者向けのグラウンドはまだ利用できなかったので、それもあって、スキー&スノボのお客さんも少ないんですね。
ゴンドラリフト乗り場に近づいてきました。前回来たときはこのへんまで、リフト待ちの列ができていたんですが、今日は誰もいません。
悠々と乗車。
8人乗りのゴンドラなので、前回は見知らぬスキー&スノボ客と同乗しましたが。今回は当然1人。テンションあがりますね!
ゴンドラに乗ってる間は、あまり雪がないのですが……
標高1780メートルのゴンドラ山頂駅に着くと、それなりに雪はあり、滑走の準備をするスキーヤー・ボーダーで賑わっていましたよ。
山頂に向かう登山道は、ゲレンデとは逆の方向にあります。
登山道にはあまり雪はないですね……。チェーンスパイクは持ってきたんだけど、とりあえずつける必要はなさそうです。
では、登っていくとしましょうか。
ゴンドラ山頂駅から入笠山山頂まで、のんびり歩いても1時間30分ほどの山さんぽ
登山道を歩き始めるとすぐ、八ヶ岳が見えるスポットを通過します。
まあ、八ヶ岳はすぐ近くなんで、山頂まで行ってもよく見えるんですけども。
このスキー場、八ヶ岳を眺めながら滑走できるんですね。スキーもスノボもまったくご縁がない人なのであまり考えたことなかったけど、なんかいいですね。
しばらくは、なだらかな登山道を歩きます。
登山道の上にはうっすら雪がかぶっているのだけど、笹藪の上に雪はない、という状態。
林道と合流しました。
側には案内図が。
林道をそのまま歩き続ける道と、入笠湿原の中を歩く道があります。
とりあえず、行きは林道を歩いてみることにしました。
林道を歩いていると、いくつかの山小屋の側を通過します。
こちらは、一般向けの小屋ではなく、早稲田すずらん寮。
早稲田大学ではなく、付属高校の施設のようです。
そのまま歩き続けると、左手に入笠小屋の看板が。
数年前まで営業されていたようなのですが、2013年の11月に火事で全焼してしまったんだそうです。
前回も通ったんですが、そのときは雪に埋もれていたんでしょうか。気づかずに通り過ぎてしまいました。
こちらは山彦荘です。
営業小屋ですが、冬季休業中でした。
山彦荘の目の前には入笠湿原が広がっています。
下りは、この中の木道を通って帰りましょう。行きはとりあえず林道をそのまま進みます。
公衆トイレが見えたら、左手に道標がありますので、林道からまた、登山道に入ります。
登山道の中では、沢がガチガチに凍っていました。
雪はあんまりないけど、気温は低いんですね。
このあたりは「カゴメの森」と言うらしいです。
カゴメ株式会社が森林保全・整備活動を行っているんだとか。
最初「カゴメっていう動物でもいるんかいな」と思ったのですが、もっとそのまんまの意味だったよ。。。そういえば「自然をおいしく楽しく」ってCMでも言ってるもんね。環境保護活動やってるわけですね。
登山道をしばらく歩くと、まるでゲレンデのような開けた場所に出ます。
山頂に向かう際は、こちらの、天然のゲレンデを登っていくことになります。
今回、マナスル山荘には山頂を経由してから行こうと思っていたんですが、山頂に向かわず、マナスル山荘に直接向かう場合はこちらは登らず、さらに林道を歩くことになります。
しばらく先行してくれていた犬連れのパーティは、直接マナスル山荘に向かっていました。
実は、ゴンドラリフトに乗る前からずっと、わんこたちの後ろを歩いていた私ですw
さて、わんこと別れてゲレンデを登ります!
まあ、大した距離ではないんですけどね。
迷わないよう、しっかり道もついてますし、雪も少ないので歩くのも楽です。
やや、雲は多くなってきましたがところどころ青空も見えて楽しい!
このあたり、がっつり雪があるときだとスノーシューを使って歩く場所なんですが、今日はまったく必要ないですね。傾斜も緩くて特に滑りやすいこともないので、チェーンスパイクもまだつけていません。
天然のゲレンデをしばらく登ると、また登山道へ入ります。
ここまで来れば山頂まであと少し!
道標がありました。なるほど、岩場コースと迂回コースがあるとな。。。
あ、これのことですね。
まあ、雪があるとは言え、入笠山にそんなすごい岩場があるとは聞いたことがないので、とりあえず登りは岩場コースで行きましょう!
んで、下りに使うのが厳しそうな岩場だったら、下りは迂回コースで帰ればいいや。
で、岩場コースを行きましたが、ゴロゴロとした岩はあるものの「岩場」というほどの場所はないような……?
あ、しいてあげるならここは岩場っぽいかも?ちょっと鎖ついてるし。
でも、別に鎖は掴まずに登れました。
下りに使うのが危険なほどの岩場ではないけれど、下りはチェーンスパイクは付けたほうが良さそうですね。
分岐から10分少々で山頂に着きました!
人が少ないw
入笠山の山頂では八ヶ岳や南アルプスを360度パノラマで楽しめるのですが、今日はやや雲が多いですね。
諏訪湖も見えます。
雲はかかっているけど、八ヶ岳はきれいです。
うん。雲がある風景も悪くないじゃないか。
ひとしきり楽しんで、よしそれでは下りましょうか、と思ったら、トナカイの耳をつけたパーティを発見しましたw
クリスマス前だったので……。
楽しそうでいいですな。
では、マナスル山荘を経由して帰るとします♪
SNS投稿でコーヒー無料!マナスル山荘本館でビーフシチューランチをいただく
マナスル山荘は、山頂を往復するルートからはちょっとだけ外れたところにあるため、前回の入笠山登山の際は、小屋の前を通らないで帰ってきてしまいました。。。
今回が初!マナスル山荘です、じゃーん。
あれ、なんか静かだな。。。営業してるの?
と思ったら、こちらの建物は冬季休業中の「マナスル山荘新館」だそうです。
同じマナスル山荘でも「新館」と「本館」では経営者も食事などのメニューも異なるそうで。冬に営業しているビーフシチューが名物のマナスル山荘は「本館」のほうです。
こちらがマナスル山荘本館です!
犬がいますね。
そっと近寄る。
犬、かわいいなあ。。。
ちなみに「ペット用の食器」が犬小屋の側に用意されていまして、この子だけのために用意されているわけではなさそうでしたので、おそらく、犬を連れてここまで登ってくる方のためなんではないでしょうか?
そういえばさっきも、犬を2匹連れて山荘方向に登っていったパーティがいたもんな。犬連れで楽しめる登山コースなわけですね。
それでは、山頂からつけていたチェーンスパイクをここではずしまして、山荘の中に入ってみます。今回はまだ、雪が少なくて装備も秋山+αぐらいだったので、装備をといて山小屋で休憩するのもらくちんですね。
マナスル山荘本館の中はこんな感じ。岡田くんと櫻井くんが座った席には……?
中に一歩踏み入れるとそこには、大人数で掛けられる大テーブルが並べられた食堂だったんですが、とても暖かいです。
先客は男女のパーティが1組のみ。
大テーブルのどこに掛けようかなと思っていたら、こんなものを見つけました。
お、おおう。。。
なるほど、ここにあの2人が座ったわけですね。
うん。ちょっとおもしろいけどここに座るのは恥ずかしいからなんかやめておこう。。。
印がついていた場所の隣の席に場所を取り、ザックをおろして帽子や手袋を取りました。
さて、何を頼もうかな。メニューは……?
おお!黒板にデカデカと書いてありました。こちらもクリスマス仕様で長靴やリースがかかっており、かわいいですね。
ランチメニューは「ソースカツ丼」「カツカレー」「カレーライス」「鍋焼きうどん」そして「ビーフシチュー」ですね。
ビーフシチュー以外は「フル」と「ハーフ」があり、ビーフシチューは「単品」と「ごはん・味噌汁セット」があります。
うーん、焼きたてパンも気になるなー。何があるんでしょう?
パンはこちらでした。
モーニングロールが1個200円。デニッシュ各種が1個150円。
これを毎日小屋で焼き上げているとは、かなりクオリティ高いじゃないですか。
おまけに「昨日焼いたパン」は4個100円というかなり破格のお値段で購入できます。
さてどうしましょう。
パンが並んでいる側にはホテルのバイキングよろしくオーブントースターが置いてあり、食べる直前にあたためていただけるようです。
コーヒーとおでんもあります。うう。。。迷うなー。
ちなみに、後ろにこたつが見えますが、大テーブルじゃなくこちらのこたつで食べてもいいとのこと。
なんと、液晶テレビとDVDプレーヤーも見えますね。なんて快適そうな部屋なんだ。。。
座椅子まであるし。
めちゃめちゃ魅力的だけど、泊まるならいいんですが休憩でこんな快適空間にうっかり入り込んでしまったら、帰れなくなってしまいますw
まあ正直、靴を脱ぐのが面倒くさいっていうのもありますしね。
いろいろ迷ったすえ「ビーフシチューの単品」を注文し、それと一緒に焼きたてパンをいただくことにしました。それならパンもビーフシチューも食べられます!
受付で注文し、できあがるまで待つ間、おみやげなど物色していました。
オリジナルのピンバッジや手ぬぐいも、いろいろ売ってますね。
お酒や蜂蜜など、重そうなおみやげもたくさん。
お酒は本当に種類豊富ですね……。あと、オリジナルのパウンドケーキも気になった!
おや……左側に見える冊子は?
あ、黒板のメニューだけじゃなく、メニューブックもあったんですね!
そして、なんということでしょう。。。山小屋なのにwifi完備なんですね。(ためしに繋いでみたら、普通に速度出ましたw)
それでは、ビーフシチューが来るまで、メニューブックを眺めながら待つことにします♪
マナスル山荘本館の食堂メニュー詳細 飲み放題もあるよ!
メニューと書いてあるから飲食物のメニューだろうと思っていたのですが、それ以外もマナスル山荘本館についての情報がてんこ盛りでした。「もう注文しちゃったから見なくていいや」なんて思わなくてよかったです。
まず、目に飛び込んできたのは、宿泊時に利用できる「飲み放題プラン」のご案内です。
マイカップを持参すれば2000円で、16時から20時までの4時間、お酒が飲み放題とのこと。。。自分でマイカップに注いでいただくんですね。
「お酒に飲まれてしまったら終了」というのがいいですね。
マイカップ持参じゃないと2500円になってしまうので、シェラカップでも何でもいいから持っていったほうがいいですね。
生ビールもあるのか。。。
ちなみにこちらが、飲み放題にしなかった場合の通常のアルコールのメニューです。
生ビール中ジョッキが650円と、山小屋にしてはお買い得なお値段ですね。ジョッキだと800円とかよくあるからなあ。
4杯以上飲むなら飲み放題のほうがお得ですかね。となると私はせいぜい2~3杯しか飲まないので、飲み放題にしないほうがいいかもしれないw
こちらはランチメニューです。11時から14時まで。
内容は、さっき黒板に書いてあったのと同じですね。
ランチを注文した場合はコーヒーは300円でいただけるとのこと。
コーヒーは通常は500円なんですね。
カップにもこだわって提供されているようです。
ソフトドリンクのメニュー。
おやつのメニュー。
先ほど見たパンのほかに、きなこもちとオリジナルパウンドケーキがありました。パウンドケーキはカット500円とのこと。1本2000円。
サンドイッチのお弁当も、1000円で提供しているそうです。
ランチボックスはさすがに宿泊者のみでしょう、と思ったら、前日までに予約しておけば日帰りで立ち寄ってもサンドイッチをいただけるんだとか。素敵。
逆に言うと、宿泊でもあらかじめ予約しておかないと、サンドイッチはいただけないということなんでしょうかね。
あとはおみやげのメニュー。
焼き菓子と、紀州梅のはちみつ漬けがちょっと気になる。
そしてプライスレスなメニューw
え?素泊まりで自炊すると、食器をきれいに洗ってくれるんですか?
そんなサービス聞いたことない!!地味にすごいです。。。
こちらのページには、なぜ入笠山なのにマナスル山荘か、の理由が書いてありました。
ヒマラヤのマナスルって、イモトも以前登ってましたけど初登頂は日本人だったんですね。
で、マナスル初登頂の年が1956年なのと、マナスル山荘が創業したのが1955年なのと、入笠山の標高が1955メートルなのと……などの関連性からマナスル山荘とついたんではないか、とのこと。
ただ、この理由は現オーナーの推測で、創業者である前オーナーは「昔のことなので忘れてしまった」とのことw
あと、個人的にはマナスル山荘新館と本館の関係性が気になるのですが……隣同士なのに経営も異なるとは、いったいどういう関係なんでしょう。どこにも書いてありませんでしたが……泊まったらわかるんだろうか。
三鷹の餃子屋「餃子のハルピン」と「元祖ハルピン」みたいでなんか気になる。。。
そしてこちらは、2017年冬の宿泊特典とのこと。
読んでみたら特典というか施設案内のような気もするのですがw
でも、ウォッシュレットのトイレがあったり、wifi完備だったり、すばらしく設備の整った山小屋なことはまちがいなさそうです。
宿泊すると、湯たんぽを借りれたり、使い捨てカイロをいただけたりするんですね。
宿泊料金は1泊2食付きで8500円。夕食のみだと7500円。朝食のみだと7000円です。
素泊まりは5500円で、自炊の際は電子レンジも借りれるそうです。びっくり!なんという至れり尽くせり。。。
スノーシューハイクのコースがコンパクトにまとまっているパンフレットもありました。
いいなあ……ここに泊まってのんびりそのへんを歩くのも楽しそう!
山頂までもわりとすぐだから、天気が良ければ日の出や日の入りも見に行けそうだし。
ランチタイムにSNSに投稿すると無料でコーヒーをいただける!
メニューを見終わった私は「ランチと一緒に注文すると300円」になるコーヒーが飲みたくなり、追加注文をしに行きました。
そうしたら「もし、TwitterやFacebook、Instagramなどをやっているなら、マナスル山荘のことを投稿してくれるならコーヒーがタダになるよ」とのこと。
なので、呟きましたよ。Twitterで。
入笠山のマナスル山荘本館でビーフシチューランチ。
— momo (@happy_dust) 2016年12月11日
ツイートするとコーヒーがいただけるキャンペーン中とのことで、ツイートしてみました♪ pic.twitter.com/kQKVZX7WL5
ツイートを小屋番さんに見せて、セルフサービスでいただけるコーヒーを1杯、無料でいただきました!
このサービス、訪問時は「期間限定」というような触れ込みだったと思うのですが、ホームページを見たところ、現在も継続中のようです。
このページの右上に「SNSに投稿してランチコーヒーを飲もう!」という案内がありますね。
私が行ったときはまだ「ハッシュタグをつけて」という案内はなかったのですが、現在は「#マナスル山荘本館」というハッシュタッグをつけることになったようです。そのほうがわかりやすくていいですね。
さて、ビーフシチューがやってきたので、コーヒーと焼きたてパンと共にいただきます!
マナスル山荘本館のビーフシチューは「これを1000円で提供しちゃっていいの?」と驚くほどのクオリティでした
ビーフシチュー単品、きました♪
パンは、デニッシュ(150円)と、モーニングロール(200円)を別途購入しましたので、1000円でついてくるのはビーフシチューと付け合わせのお漬け物のみです。
それにしても……山の中で、1000円でこれはすごい!
オーレン小屋のボルシチにも驚きましたけど、ここはそれ以上ですよ。お肉の量がものすごいんです。
かなり大きな塊のお肉がゴロゴロ入っていて、しかも、スプーンを差し込んだだけでほぐれるほど柔らかく煮込んであります。
柔らかく煮えているけれど、脂がぬけてスカスカになるようなこともなく、トロットロの食感です。これは本当に山小屋のランチなのか。。。
焼きたてパンをビーフシチューにひたして、あっという間にいただいてしまいましたよ。たしかにこれは、ご飯と一緒に食べてもおいしいだろうなあ。
パンも、しっかりとした生地でおいしかったです。モーニングロールよりもデニッシュ系のほうが好みかも。
コーヒーは、まあ、普通かな。(すみませんw無料でいただいたというのに。。。)
セルフサービスだったので、ちょっと淹れてから時間が経っていたのかも。山小屋ってなぜかコーヒーにこだわってるところが多くて「注文が入ってから豆を挽く」みたいな小屋がけっこうあるので、舌が肥えてしまっているかもしれません。
でも、ビーフシチューは間違いなく、ピカイチのうまさですよ。街のレストランで2500円で売ってても不思議じゃないと思います。
さて、私がマナスル山荘に入った時点では先客は1組だけだったんですが、食事が来るのを待っている間に、グループの登山者がどんどん入ってきて、あっという間に満席になってしまいました。
うーん、さっきはたまたま空いていただけで、今日みたいな登山者が少ない日でもやっぱりランチは混雑するんですねえ。
食べ終わったのにいつまでも席を占領していても申し訳ないので、小屋番さんに挨拶して、下山することにします。
帰りは入笠湿原を通り、またゴンドラリフトで麓へ
行きは林道っぽいところを歩いてきましたが、同じ道を通ってもおもしろくないので、帰りは湿原の中を通って帰ることにしました。
入笠湿原の看板です。木道を歩いて帰りますよ。
しかし、このあたり、今はすっかり枯れた芝生という感じですけど、おそらく夏に来ていたら……。
ものすごいお花畑だったんじゃないでしょうか……。一度は夏にも来てみたいなあ。
木道が終わるとまた登山道に出て、そこからは10分ぐらいであっという間にゴンドラリフトの山頂駅に戻ってきました。
八ヶ岳を眺めながら、ゴンドラリフトで麓に下ります。
そして、15時に富士見パノラマリゾートを出る無料シャトルバスに乗りまして。
10分ぐらいの乗車で富士見駅に戻ってきました。
行きの10時発のバスには5人ぐらいしか乗っていなくてガラガラだったんですけど、帰りはわりと登山者が多く乗っていましたね。
行きは9時発のバスもあるので、そちらに乗った人たちでしょうか。
ゴンドラリフトの往復1650円は高いような気もしますが、行き帰りのバスが無料なので、バス代込みと思えばお得な気もしますね。
前回、2月に入笠山に行ったときはこんな感じでした!
今回、2016年の12月に登ったときのことをレポートしましたが、その前は2016年の2月に登っています。
2015-2016年の雪山シーズンは、近年まれに見る雪の少なさだったんですが、私が行ったときはちょうど数日前にまとまった積雪があり、そこそこ雪が積もっていたんです。
途中の登山道も、草の上までしっかり雪が積もっていました。
途中にあったゲレンデも、しっかり雪が積もっていたので本当にスキーをしてる人もいましたし。
ただ、リフトなどはないので、スキーを履いて上まで登ってから滑走してるわけですが……。
雪がもふもふしている場所もあったので、スノーシューも楽しめましたよ。
ただ、スノーシューやワカンがなかったとしても、歩ける程度の積雪ではありましたが。。。
そして、めちゃくちゃいい天気だったので、山頂からの眺めもすばらしかったです!
周りの山々はもちろん、麓にも雪が積もっていましたしね。
こんな絶好のコンディションで登山を楽しめることはそんなにないので
「今回はあそこまで天気がよくなくて残念だったなあ」
などと思っているわけではないのですがw
入笠山はゴンドラリフトでわりと簡単に登れる山だけど、こんなにポテンシャルの高い山なんだよ!ということをお見せしたくて、前回の写真も掲載してしまいました。
マナスル山荘にもできれば泊まってみたいし(宿泊時の食事も気になる……)また近々行きたい山の一つですね。