温泉ブログ 山と温泉のきろく

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道後温泉 湯の宿さち家 宿泊記 道後温泉本館と同じ湯をかけ流し!鯛尽くしの料理がおいしい宿に一人泊

鯛飯をはじめとした食事のおいしさが忘れられず、数年ぶりに宿泊

湯の宿さち家は、愛媛県松山市の道後温泉本館からすぐの場所にある全8室の小旅館です。

道後温泉の宿は循環している宿が多いのですが、さち家さんは道後温泉本館と同じ源泉をかけ流しで楽しめる数少ない宿の一つです。

数年前、石鎚山登山の後に「道後ではお湯がいい宿らしい」と聞いて宿泊し、お湯の新鮮さも評判どおり。宿の方の接客も気持ちよく、そして食事が予想以上においしかったので「また泊まりに来たい!」と願っていた宿でした。

2022年12月にようやく再訪が叶いましたので、レポートしたいと思います。

◆ お知らせ ◆
2020年10月に著書が発売となりました。 一人旅をもっと楽しみたい方に向けたエッセイです。
一人で泊まれるおすすめの温泉宿もたくさん紹介しています。

 

松山市内で日帰り温泉をはしごした後、道後温泉へ

湯の宿さち家に宿泊したのは、月曜日に休暇を取っておとずれた土曜から月曜までの2泊3日の松山旅行の2泊目のこと。
1泊目は道後温泉旅館常磐荘に宿泊。道後温泉本館の目の前にあって土曜日も1人で泊まれる宿です。こちらも良い宿でした。

道後温泉に2泊するのでこの日は10時から15時まで時間があります。
道後温泉内の他の温泉施設に行くよりは少し離れた場所に行きたいな……と思い、松山市内の日帰り温泉に行くことにしました。

「東道後のそらともり」で地ビール飲み比べ

まず向かったのは、東道後温泉の「そらともり」です。道後温泉からはバス利用で25分ぐらい。街中の温泉施設なので、バスの時刻表もしっかりGoogleマップに対応しており、Googleマップの案内に従っていけば着きます。

宿泊施設も併設されており、全客室に温泉露天風呂が付いているとのことで少し気になっていたのですが、まあまあいいお値段しますし、どんなお湯かわからなかった(公式サイトにも源泉に関する記載がない)のですよね。それで日帰りでお邪魔してみるkとおに。

大浴場を利用しましたが日曜ということもありかなり混んでいまして、早めに上がってしまいました。施設はどこもきれいで、お湯はアルカリ度が高く、もし部屋の露天がかけ流しなら良いお湯だろうな、という感じ。

食事処はフードメニューもドリンクメニューも充実していて、特にクラフトビールの品揃えがすばらしい。

四国のクラフトビールが(1種類は売り切れなものの)8種類ラインナップされ、3種飲みくらべセットでいただきました。

DD4D BREWINGの「MagicTouch」というSourIPAがかなり気に入りました。柑橘類の産地だからか、四国のクラフトビールはフルーティなビールが多いのですね。

「たかのこの湯」で泡付きありのぬる湯を楽しむ

「そらともり」から10分ほど歩いて、気になっていたもう1箇所の日帰り温泉「たかのこの湯」へ。

こちらは庶民的な日帰り温泉で、隣にあるビジネスホテル「たかのこのホテル」に泊まると、こちらの施設も利用できます。

お湯が良いと評判だったのでこちらに泊まることも検討したのですけど……この宿の周辺にはあまり良さそうな飲食店がなくて、夕食のために移動するのが面倒かなーと思い、今回は2泊とも道後温泉街の宿に泊まることにしたのでした。

受付前に広々とした待合スペースがありました。

浴槽もたくさんあるのですが「露天風呂」と、露天と対になっている内湯(女湯の場合は弁天の湯)が加温なしのかけ流しで、泡付きの感じられるすばらしいぬる湯でした。

たかのこのホテルは、比較的リーズナブルに泊まれますし、機会があれば泊まってみたいかも。温泉施設は5時から25時までと長時間営業しているのもいいですね。

日帰り温泉内に食堂や、産直のような野菜の販売所もありました。常連のお客さんが多いようで、地元の方に愛されている温泉施設のようです。

湯の宿さち家は道後温泉駅から徒歩2分、道後温泉本館から徒歩1分

15時近くなったので、バスで道後温泉に戻ってきました。

道後温泉駅から本日のお宿「湯の宿さち家」までは徒歩2分の近さです。

商店街を通っていくことにします。

ちなみに↑こちらの写真は月曜の朝10時ごろに撮ったので空いていますが、日曜日の午後はけっこう混雑していました。

飲食店や土産物屋さんが並ぶ賑やかな商店街を1分ほど歩き、右に曲がります。

こんなところに宿があるの?と思うような細い路地を進むと……。

懐かしい雰囲気の射的屋さんが見えたら、さち家さんはすぐそこです。ちなみに、さち家さんのプランにはこの射的屋さんと提携している「射的体験付き」のプランもありました。

射的屋さんの斜め向かいに「湯の宿さち家」はあります。

15時になったところで、さっそくチェックインしたいと思います。

【部屋】★★★★☆ 3階まで階段だけど至極快適!冬はこたつありでうれしい

湯の宿さち家の建物は3階建てで、エレベーターはありません。

1階にフロント、ロビーと温泉浴室。
2階には食事処と客室が2室。3階に客室が6室あります。

予約サイトから1人で予約できるのは「8畳和室」のみで、私も8畳の和室を予約していたのですが、当日空室があったそうで広い部屋に案内していただきました。

やや急な階段を3階まで上ります。階段の周りや廊下も、恐らくリフォームされたのではないでしょうか。前回泊まったときよりもきれいになっている気がします。

前回は石鎚山登山後の宿泊だったので登山用のリュックを持っていたのですが、若い男性スタッフが「僕持ちますよ!」と言って背負ってくれたものの、けっこう荷物が重かったので
「僕、この荷物を持って石鎚山は登れないです……すごいですね……」
と言われたんでした。懐かしいな。(実際は、登山に不要な荷物は駅のコインロッカーに預けていたんですけどね……)

3階は、廊下や部屋のドアはダークブラウンで、壁は白。

今回案内いただいた部屋は「たんぽぽ」という部屋でした。

扉を開けた踏み込みに冷蔵庫と湯沸かしポット、洗面台、正面にトイレがあって、右手に和室となっています。

まずは和室へ。おお!こたつがある!!(宿泊は12月初旬です)

「数日前にすごく寒い日があって慌ててこたつを出したんですけど、また暖かくなっちゃいましたね」

と、宿の方の弁。円形のおしゃれなこたつですね。

こたつのある部屋は6畳間ですが、実は壁の向こうにもう1室部屋があります。

まずは淹れていただいたお茶とぼっちゃん餅をいただきつつ、一休み。

奥の部屋にはあらかじめ布団が敷かれていました。こちらを寝室として使う感じですね。

奥の部屋も6畳間で、合わせて12畳の部屋です。ひろびろ。

布団も、マットレスと2枚重ねで寝心地良かったです。

こちらの部屋の隅には、ちょっと素敵な文机も。

照明も素敵だし、コンセントがあるのもいいですね。こたつがあったので、PC作業はこたつでしちゃったけれども……。

浴衣が4枚、丹前と羽織の着方も説明書きがあり親切!

部屋の隅に浴衣やタオル、足袋ソックスや歯ブラシ類がまとめてあります。

なんか、浴衣がたくさんあるような……。

素敵な色浴衣が4枚も置いてありました!私は浴衣でご飯食べたり外に出かけたりぜんぜんしない人なので1枚しか使いませんでしたが……道後温泉は浴衣で出歩く人も多いし、替えの浴衣があるのはうれしいですよね。

12月と寒い時期なので丹前と羽織も置いてあり、着方が図解されていました。

丹前の着方って初めてだとわかりにくいですよね。「浴衣を着てその上に丹前を着て帯びを締める」のですが……説明があるのはありがたい。

入口のところにある水回りも見てみます。

洗面所にはドライヤーもあり、トイレはウォッシュレット付きで清潔。

冷蔵庫は空で、湯沸かしポットが置いてあります。クローゼットの中に金庫あり。

それから、客室で注文できるドリンクメニューがありました。

ちなみにさち家さんは1階の浴室前に、ほぼコンビニと同じ値段の良心的な自動販売機があるのですが、酒類は自動販売機にはありません。

自動販売機にはなくても、部屋に生ビール持ってきてもらえるなら万々歳ですね!

【風呂】★★★★☆ 2つの浴室は予約制で貸切も可能、道後温泉と同じ源泉のかけ流し

温泉の湯にこだわりがある人の間では「道後温泉の宿はお湯に期待はできない」と言われたりするようですが、さち家さんはお湯も楽しめる宿です。

道後温泉本館と同じ湯を循環なしのかけ流しで提供しており、しかも貸切で利用することができます。

宿泊時はチェックイン~24時まで貸切利用、朝は男女別で利用

浴室は2箇所あり、時間帯によって「貸切利用」の時間と「男湯・女湯」の時間があります。

お部屋にあった説明書きには夜20時から24時までが貸切利用で、20時までと朝7時以降は男湯・女湯として利用する旨書かれていましたが、2022年12月に宿泊した際は感染症対策のためかと思いますが、貸切の時間が長くなっていました。

チェックインから24時まで、フロントにある黒板での予約制の貸切利用となり、24時から朝7時までは入浴できません。

朝7時以降は男湯・女湯として利用することになります。朝はちょっと遅めですね。

私は「16時から16時40分まで」と「23時20分から24時まで」を予約しました。23時まで待てばお酒も多少は抜けることでしょう……。

手前にある床が黒タイルの浴室

浴室は1階のフロントの奥にあります。16時から40分間貸切の予約をしたのは、手前側にある浴室です。

脱衣カゴが4つと、棚には新しいバスタオルがたくさん置いてありました。

洗面所にはアメニティもしっかり。
ヘアブラシ、カミソリ、シャワーキャップ、ヘアゴム。

DHCのクレンジング、洗顔料、化粧水、乳液が置いてありました。

温泉分析表も掲示してありました。

源泉温度48度、ph9.1のアルカリ性単純温泉。気温が高いときや低いときは加水したり加温したりすることもあり。循環なし、消毒あり。

浴室へ。

後でご紹介するもう一つの浴室は床や壁が白いタイルで明るい雰囲気なのですが、こちらの浴室は黒の床に茶色の壁で落ち着いた雰囲気です。

シャンプー&コンディショナーとボディシャンプーは、DHCとLUXのものが設置してありました。ちょっと珍しいからLUX使おう。

体を洗って浴槽へ。

それほど大きな浴槽ではないですが、1人で入るとなるとかなり広々。

42度ほどの熱め適温の源泉です。消毒ありとのことですが、塩素臭などはまったくせず、新鮮さが感じられます。

湯口からは源泉が常時投入されていました。ほんのりと温泉らしい良い香りがします。

どうということがないお湯だと時間が来る前に上がってしまったりしますが、ここはお湯も良いので貸切時間が終わるまでゆっくり浸からせてもらいました。

奥にある床が白タイルの浴室

もう1箇所、奥にあるほうの浴室は夕食が終わって一休みした後の23時20分から予約していました。

脱衣所はこちらのほうが若干広め。

新しいバスタオルがたっぷり、アメニティがしっかりあるのは同じ。ドライヤーはPanasonicのイオニティです。

温泉分析表もありましたが、先に入った浴室と同じ内容でした。

では、浴室へ。

浴槽はL字型。壁や床が白いので明るい雰囲気です。シャンプー類はこちらもDHCとLUX。

浴槽内のタイルが微妙に色の違う青系のタイルで、湯面が揺れると揺らめいてきれい。

広々とした浴槽を贅沢に1人で使わせてもらいました。いいお湯だった!

お風呂あがり、フロントにいた宿の方に「明日の朝はどちらの浴室が女湯なんですか?」と聞くと、後から入ったこちらの浴室が朝は女湯とのこと。

朝7時に起きて、朝風呂に入ってから朝食をいただきました。

風呂上がりは道後麦酒館で地ビール飲み比べ

1度チェックインするとほぼ宿の外に出ない私ですが、この日は珍しく、宿で一風呂浴びてから夕食前に温泉街に外出。

道後温泉本館の目の前にある「道後麦酒館」でビールを飲みたくて!

実は、以前道後温泉に来たときに本館でお風呂に入ってからこちらでビールを飲み
「温泉と地ビールがセットになっているこの立地、なんてすばらしいの」
と思って、また道後に来たら絶対寄ろうと思っていたのです。

道後麦酒館は通し営業をしているので、実はチェックイン前の15時にちらっと覗いてみたのですが、その時間帯はテイクアウトのみの営業で。(2022年12月のことなので今は違うかもしれません)
17時から店内で飲めるとのことだったので、17時になってからまた来ました。
17時に即入店したので最初のお客さんでした。気合い入り過ぎかしら……。

ちょい飲みからがっつりご飯まで楽しめる素敵なお店です。ああ、じゃこ天頼みたい……。

宇和島の鯛刺身やフィッシュアンドチップスなど魅力的なメニューに心惹かれるのですが、この後楽しみにしていた宿の夕食が待っているので今回は飲み物だけ!

特に飲み比べセットのようなものはなかったのですが、100mlのミニグラスがあったので、それで3種類オーダーしました。

「ぼっちゃんエール(ケルシュ)」「のぼさんビール(ヴァイツェン)」「オレンジエール」の3種です。

そうしたら、完全に利き酒セットみたいな体で来ました。うれしい。

初めて飲んだオレンジエール。爽やかでとても気に入りました。道後麦酒は「仁喜多津」という日本酒を造っている歴史ある酒造メーカー「水口酒造」で醸造しており、この店も水口酒造直営のお店なのです。季節限定の日本酒もいろいろ飲めるのできっとまた来る……。

夜の道後温泉本館を横目で見つつ、宿に戻ります。

【食事】★★★★★ 活鯛飯と伊予牛ステーキがいただけるプランで大満足

湯の宿さち家では、食事は朝夕共に2階にある食事処でいただきます。

和室にテーブルと椅子というスタイルの食事処で、テーブルの間隔はかなり広く、衝立もあるので特に人目も気になりませんでした。

以前は部屋食のプランもあったと思うのですが、現在予約サイトに出ているプランはすべて食事処で食事をいただくプランのようです。コロナ禍で部屋食は休止しているのかもしれませんね。

ドリンクメニューには地酒飲み比べのほか、みかんジュース飲み比べも

さち家さんのドリンクメニューは日本酒の種類がなかなか豊富で楽しい。

季節限定の日本酒やスパークリング日本酒。

そして10種類の日本酒の中から3酒を自由に選べる「日本酒飲み比べ 1100円」も!すばらしいですね……。

ビールはキリン一番搾りの生とアサヒスーパードライの瓶。
果実酒、ハイボール、酎ハイ、焼酎も一通り揃っています。

ワインはグラスワインの赤白と、ハーフボトルも赤白1種類ずつ。
スパークリングワインのハーフも甘口と辛口と1種類ずつあります。そこまでメニューが多いわけではないけど、いろいろ楽しめるよう工夫されていて良いメニューですね。

そしてソフトドリンクにはさまざまな種類の「柑橘100%ジュース」が。「紅まどんなジュース」なんてあるのですね……880円だけども。

「みかんジュース飲み比べ」もできます。ちょっと気になってしまいました。

夕食は鯛尽くし+伊予牛ロースステーキに愛媛の地酒

夕食は「愛媛の県魚『鯛』を満喫!宇和島名物『活鯛飯』&A5ランク和牛ステーキ!」というプランを予約していました。

簡単に言えば、鯛尽くしで和牛ステーキが付き、〆が活鯛飯ということです。
お品書きがこちらです。

ちなみに、この他にもいくつか料理プランがあるのですが、〆のご飯が「鯛飯(鯛に日が通っている)」か「活鯛飯(鯛の刺身がのっている)」かは、個人的には大きな違いではないかと思うので、気になる方は予約時にチェックしてみてください。

私は、前回宿泊した際に普通の鯛飯(火が通っているほう)をいただいたので、今回は「宇和島鯛飯」と呼ばれたりする、刺身がのっている鯛飯のプランを選びました。

夕食は18時から。お酒は、まずは季節限定の「賀儀屋 月見純米酒」を。

なんだかお洒落な酒器で来ましたよ。いただきます!

前菜。左上から時計回りに「かぶら酒盗」「養老豆腐」「寄り海老素揚げ 枝豆チーズ寄せ」「豆腐と茄子の甘味噌」

派手な料理ではないのですが、どれも繊細な味付けで大変おいしいです!

お椀は「鯛、白髪葱、木の芽の潮仕立て」

見た目にも美しく、味も良く……ああ、道後麦酒館でおつまみ我慢して良かった!空腹でこのおいしい料理をいただける幸せよ……。

お刺身。こちらも美しいですね。器も素敵。桜鯛の「お造り」と「霜皮造り」の二種盛り。

霜皮造りは、皮目を残したまま湯引きにする調理法ですが、見た目も美しく、お刺身とは食感も変わって同じ鯛なのに別の魚のよう。もちろんどちらもおいしいです。

桜鯛のかぶと煮。

かぶと煮っておいしいけど食べやすくはないと思っていたのですが、さち家さんのかぶと煮は身離れが良くて食べやすかったです。どうやって調理しているんだろう……一緒に煮てある豆腐や牛蒡も良い味の出汁が染みています。

このあたりでお酒がなくなったので「日本酒飲み比べ」をお願いしました。

「寿喜心 純米大吟醸」「千代の亀 特別純米吟醸」「栄光 純米吟醸」の3酒を選びました。
3種類すべておいしいので「最初から飲み比べにして9種類飲めば良かった」と思ったり……。

ここで「伊予牛ロースステーキ」が。洋皿も素敵ですね。

醤油、塩、ワサビが添えられています。
野菜も牛肉もちょうどいい焼き加減で、焼きたてを持ってきていただけるのがうれしい。
個人的には、鍋料理は卓上でやるのも楽しいけど、ステーキは自分でベストな焼き加減にするのが難しいので、本当は「焼きたてを持ってきてくれる」ほうがうれしい人です。

揚げ物は「鯛の変わり揚げ」です。

「えのきだけ」「にんじん」「ねぎ」を鯛で巻いたものを天ぷらにしてあります。
オレンジ色の塩でいただくのですが、この塩も甘みがあっておいしい。何の塩なんだろう……。

そして、楽しみにしていた〆の「活鯛飯」です。

〆のご飯も、釜で炊きたてです!

卵の黄身と醤油味のタレを混ぜて、そこに鯛の刺身を入れてヅケにしてからご飯に載せます。

最初は漬け丼として、後半は出汁茶漬けにしていただけるという、1度で2度おいしい活鯛飯……絶対おいしいだろうと思っていましたが、想像以上においしかったです。

デザートはぶどう、みかん、バニラアイス、求肥。
お腹いっぱい。大満足の夕食でした!ごちそうさまでした。

朝食はやっぱりじゃこ天と、実は豪華な茶碗蒸しがうれしかった

朝食も昨夜と同じ食事処で。

朝食は7時スタートから8時30分スタートまで開始時間を選べたので、今回は8時でお願いしました。

野菜サラダにオレンジジュース、野菜中心のおかずがいろいろ。

一見すると手作り豆腐のような小鉢は、実は茶碗蒸し。中には海老・鯛・鰻などが入っていて豪華でびっくりしました。

美しい卵焼きもうれしい。

そしてやっぱりじゃこ天!
朝食もすべておいしかったです。塩辛いおかずが少なめで、ご飯を食べ過ぎないで済むメニューなのが個人的にはとても気に入りました。

前回泊まったときも「食事がおいしかった!」という印象の強い宿でしたが、前回の印象以上においしい食事を楽しむことができました。

【再訪したい度】★★★★★ 前回以上においしい食事を楽しめ、サービスも温かい宿

今回2度目の宿泊でしたが、前回泊まったときはまだブログも始めていなかったので食事の写真すらあまり撮っておらず……それでも「ご飯がおいしかった!」「お湯も良かった!」「宿の人も優しかった!」と非常に印象が良かった宿でした。

年月を経て、コロナ禍も経て、その間私自身さまざまな温泉宿に泊まってきたわけで。今泊まったら、果たして以前と同じ感想を持つのだろうか……?とも思っていたのですが、やっぱりすばらしい宿でした。食事の印象は前回以上だったし、館内や浴室もきれいになっていたと思います。

宿の方の対応も、高級旅館のそれではありませんが、親切で温かく、変に構ってくるようなことはないけれどちょうど良くフレンドリーです。

土曜日は1人で泊まれないのですが、休みを取ってでもまた泊まりに来たい宿だなと思います。

【1人旅に優しい度】65点:1人でも地酒が楽しめて食事プランを選べるのはうれしい

泊まりやすさ 10/20
土曜日や連休、GWやお盆などは1人では予約できないが、金曜日・日曜日を含め平日はコンスタントに1人泊のプランが出ているので、1日休みを取れれば予約は難しくない。

食事場所の配慮 10/20
現在は基本的には食事処での食事のよう。
食事処は広く、テーブルの間隔も広く衝立もあるので、1人でも気になりにくいとは思う。

プランの選択肢 15/20 
1人だと広い部屋には泊まれないのと、GWなどの特定日プランは予約できないが、食事付きのプランは1人でも選択肢があるのがうれしい。
ここに泊まるなら個人的には食事を付けたほうがいいと思うが、2人以上なら素泊まりできるけど1人泊の場合素泊まりの設定がなかった。

ドリンクオーダー  15/20
特に地酒の種類が豊富で、10種類の中から好きな3種類を選んで飲み比べできるのはうれしい。
日本酒以外はそこまでメニューは多くないが、1人でもそれなりにいろいろ楽しめると思う。

フリーWi-Fi完備 15/20
客室内でWi-Fi利用可能。速度も問題なく利用できた。

◆ お知らせ ◆
2020年10月に著書が発売となりました。
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