温泉ブログ 山と温泉のきろく

山好き女子の温泉と食と山旅の記録です。

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玉造温泉 湯元玉井館 宿泊記 サービス満点かつ自家源泉所有!全6室の極上湯の宿に一人泊

大型旅館・ホテルの建ち並ぶ玉造温泉で、1人でも安心して泊まれる極上湯の宿

玉造温泉は、開湯は奈良時代という長い歴史を持ち、メタケイ酸豊富な泉質が美肌の湯として名高い、島根県を代表する温泉地です。

出雲大社や松江城などにアクセスが良いことから観光拠点として利用する方も多く、大型旅館やホテルが建ち並ぶイメージがあり、一人旅で気兼ねなくのんびり過ごせる宿は多くないように思っていました。

湯元玉井館は、そんな玉造温泉にある全6室の小規模旅館です。
築100年の木造建築のためお子様連れお断りの、大人のための宿。夕食は部屋食で、18時まで生ビール飲み放題などうれしいサービスもあり、大人の一人旅にぴったりの素敵な宿でした。また、浴室は自家源泉がざばざばとかけ流されており、食事もおいしいという何拍子も揃った宿です。

一人で泊まれるのは平日のみ。いつか泊まりたいと思っていた宿ですが先日、念願叶って宿泊できましたのでレポートしたいと思います。

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一人旅をもっと楽しみたい方に向けたエッセイです。
一人で泊まれるおすすめの温泉宿もたくさん紹介しています。

 

最寄り駅の山陰本線玉造温泉からはバス・タクシー利用が便利

出雲市駅から山陰本線に乗って30分弱、玉造温泉駅で下車します。

小さな駅ですが窓口も営業しており、切符も購入できるし交通系ICカードで改札を通ることもできます。

駐車場には電車の停車時刻に合わせてタクシーも停車しているようです。

大型ホテルであれば宿の送迎バスがあることも多いでしょうが、湯元玉井館は送迎を行っていないので、タクシーかバスを利用するのが良いでしょう。
「玉造温泉駅入り口」というバス停が駅を出て2~3分歩いたところにあるので、そこからバスに乗れば10分ぐらいで着きます。Googleマップのルート検索でもバス停と時刻表が出てくるはずです。

と言いつつ、私は歩いて行ったんですけどね……。

Googleマップと案内標識を頼りに。

歩行者と自転車専用の橋を渡り。

道ばたのお花を眺めたり。玉湯川沿いを歩く、天気が良ければ気持ちのよい散歩道です。

ちょっと天気が良すぎて、だいぶ暑かったですが……。

山陰自動車道の橋脚の下をくぐると、玉造温泉街に入っていきます。

川のほとりまで階段で下りれるようになっているんですね。

玉造温泉の「玉造」は三種の神器の一つである八尺瓊勾玉がこの地で作られたことが由来だそうですが、川のデザインにも勾玉のモチーフが使われていました。

玉湯川沿いの大きな旅館が建ち並ぶ通りに、湯元玉井館はあります。

駅から30分弱歩いて到着しました。暑かった!

【部屋】★★★★☆ 築100年以上の趣ある木造建築、清潔感抜群で快適度も高い

湯元玉井館のチェックイン可能時間は16時からとやや遅め。
16時を回ってすぐに玄関の引き戸を開けて中へ。

築100年を超える木造3階建ての宿だそうですが、館内に古びた雰囲気はありません。

床はピカピカに磨き上げられており、きちんと手を入れられているのがわかります。

チェックイン手続きの後、お部屋に案内していただきました。

今回宿泊するのは2階の「梅」のお部屋です。

真ん中に鍵が付いた引き戸が部屋の扉です。
鍵をかけるのに少しコツがいるようで、最初何回かは手間取ってしまいました。

部屋の中へ。

2畳の次の間がついた昔ながらの間取り。

踏み込みに、冷蔵庫とお茶セットが置いてありました。

冷蔵庫の中には冷水の入ったピッチャーと、サービスのミルクコーヒーが入っています。

お風呂上がりのコーヒー牛乳、自分でわざわざ買うことはないのですが、サービスでいただけるのはうれしいし、やっぱりおいしいですよね。暑い日だったので余計にありがたかったです。

冷蔵庫の上には湯沸かしポットとお茶セット。
食後に自分でコーヒーを淹れて飲みたいので、湯沸かし機能付きのポットがあるのはありがたいです。

次の間の横に、洗面所とトイレがあります。

トイレは寄せ木細工のような模様のフローリングで、ウォッシュレット付きで清潔です。

洗面台にはステンレスのコップと紙コップ、歯ブラシが。

お部屋は8畳の和室。広縁付きで広々。

座卓の上にあった茶菓子は「どじょうすくいまんじゅう」です。手ぬぐい柄のパッケージに包まれていて、つぶらな瞳がかわいいですね。

液晶テレビと、その横にマルチタップ付きの延長コードがありました。
古い建物のお宿だと、内装はきれいに整えられていてもコンセントの数が少なくて充電に困る……ということがけっこうありますが、延長コードとマルチタップがあると快適度がかなりあがります。おかげで、スマホやAppleWatchの充電や、座卓でのPC作業も捗りました。

縁側の大きな窓には簾がかかっており、強い日差しを良い感じで防いでくれます。
レースのカーテンよりも部屋の雰囲気に合っていていいですね。椅子もクッション性が高くて座り心地が良かったです。

金庫と、浴衣やタオルは押し入れの中にまとめられていました。

建物は古いけれど清潔感も設備の充実度も問題なく、快適に過ごせるお部屋でした。

Wi-Fi利用は1階ロビー周辺のみ(だけど今回宿泊した部屋ではつながりました)

客室にWi-Fi利用に関する掲示などはなかったので「古い宿だしWi-Fiはないのかもしれない」と思っていたのですが、お風呂上がりにロビーを通りかかったらこんな紙が置いてありました。

Wi-Fiはロビーのみで利用でき、客室内では利用できないとのこと。
しかし、ロビーでWi-Fiを使ってスマホを利用した後、客室に移動するとそのままWi-Fi利用できました。速度も特に遅いとは感じず。

宿泊した部屋が2階でロビーに近いからたまたまつながったのかもしれませんが、3階の部屋などはつながらないのではないかと思います。
ワーケーションなど、インターネット利用が必須な場合は宿のWi-Fiを期待せず、自前で用意しておいたほうが良さそうですね。

ロビーでチェックイン~18時まで生ビール飲み放題サービス

湯元玉井館では、1階ロビーでチェックイン~18時までの時間帯、生ビールの飲み放題を実施しています。

ロビーにステンレスのビアグラスが置かれており、ビアサーバーで自分で好きにビールを注いでいただく方式です。

生ビールの銘柄はキリン一番搾りでした!大手メーカーのメジャーなビールの中では一番搾りとサッポロ黒ラベルが好きなのでうれしい!

お部屋に持っていって、お風呂上がりに広縁の椅子でいただきました。

風呂上がりのビール飲み放題、思わず飲み過ぎてしまいそうなほどおいしかったです!(というか、けっこう飲んでしまって夕食時にあまり飲めなかったです・笑)

18時~22時までアイスクリーム2種食べ放題サービス

18時までの生ビール飲み放題が終わると、18時からはアイスの食べ放題が始まります。

1階の朝食会場前に、一口サイズのアイスが2種類入った冷蔵庫が置かれ、好きなだけいただけるのです!

この日のアイスはマンゴーとストロベリー。
マンゴーはシャーベット系で、ストロベリーはミルク系のアイスでした。さっぱりした味わいで、お風呂上がりにいただくのも良さそう。

アイス食べ放題は18時から22時の間ですが、夕食後はお腹いっぱいで「でも、おいしいからがんばって食べる……」という感じでした。できたら朝に食べたかったかも……。

とは言え、非日常感あふれるうれしいサービスでした。

【風呂】★★★★☆ 夜通し利用できる浴室は自家源泉が大量にかけ流されている

湯元玉井館には2つの浴室があり、男湯と女湯が22時前後で入れ替えとなります。
浴室はすべて自家源泉のかけ流しで、夜通しの入浴が可能です。

露天風呂付きの「夢の湯」

まずはチェックインから22時までの間、女湯となっていた「夢の湯」へ。

1階ロビーから廊下を建物の奥のほうに進んだところにあります。

脱衣所の扉は換気のために開放しているとのこと。

脱衣所・洗面所周りもとても清潔。

歯ブラシ・ヘアブラシ・シャワーキャップ・個別包装の綿棒・ヘアゴムなど、アメニティもしっかり揃っています。

ドライヤーは「SALONIA」という、つや消しの黒で高級感のあるもの。使ってみると風量も十分です。

温泉分析表が掲示してありました。

源泉温度は「41.8度」とあり「温度調整のため加温しています」との記述がありますが、公式サイトには「泉温55度の源泉が当館の庭園地下31メートルより湧き出ている」と記述がありました。

55度あれば加温の必要はなさそうに思いますが「温泉成分の分析年月日」が4月なので、気温がまだ低く泉温も低めだったのかもしれないですね。この日はおそらく、加温はしていなかったんじゃないかなと思います。

では、浴室へ。

浴室の手前側にシャワー付きの洗い場が3ヶ所あり、その奥に内湯。内湯の奥のガラス戸を開けると露天風呂に出ることができます。

浴室内アメニティはPOLAで統一されており、シャンプー&コンディショナーとボディシャンプーが設置されていました。

シャワーの水圧も問題ありません。

体を洗ってまずは内湯へ。
41度の適温で、無色透明でさっぱりした浴感のお湯ですが……

湯口からは大量の源泉が常時ざばざばと注がれ続けており、温泉成分の濃さを感じさせる結晶が白く固まっていました。

文句なしの、とてもいいお湯です!
浴感はさっぱりだけど、湯上がりの肌がしっとりしていて、評判どおりの「美肌の湯」だなと感じました。

内湯にしばらく浸かった後、露天風呂へ。
眺望があるわけではありませんが、屋根があるので日中でもまぶしくないし、雨の日でも安心。

運良く晴れ続きでしたが、実はこの旅は梅雨の真っ最中に計画したもの。
写真を見て、この露天風呂なら雨の日でも楽しめるだろう……と思っていたんですよね。

露天風呂は内湯よりもやや温めでしたが、源泉の投入量はこちらもかなりのもの。

浴槽の底が紺色なのも、落ち着いていていい雰囲気ですね。

ややぬるめの内湯で長湯を楽しみ、お風呂上がりは飲み放題のビールでクールダウンしました。

広めで雰囲気良い岩風呂「玉の湯」

もう1ヶ所の浴室「玉の湯」は、ロビーからすぐの場所にあります。

22時から女湯になります。夜はお酒を飲んでさっさと寝てしまったので、早朝と朝食後に2度入りました。

脱衣所、洗面所は配置は少し違いますが広さや設備などはもう1ヶ所の浴室と同じでした。

浴室の扉を開けると数段の階段があります。階段を下りると正面に浴槽が。

手前側には洗い場が3ヶ所ありました。

洗い場は3つだけどイスは2つしか置いていないのは、きっと感染症対策のためなんでしょうね。

こちらの浴室には露天風呂はなく、内湯の浴槽が1つのみです。

お湯は、ぴりっと熱めの42度。ですが新鮮さが感じられるとても良いお湯です。

湯口は、上から注がれるのではなく下から湯が湧き出てくるタイプ。

湧き出たお湯が岩と岩の間を通って浴槽に注がれるので、湯面が波立たず、静かな湯浴みを楽しめます。

湯に浸かりながら浴室全体を眺めると、古さはまったく感じられず、明るすぎず暗すぎず、よく手入れされたすばらしい浴室だなと思いました。

滞在中、4度浴室を利用しましたが、貸切利用というわけではないのに、他の宿泊客と浴室で顔を合わせることは1度もありませんでした。

常に1人でゆったりと、すばらしいお湯を楽しむことができてうれしかったです。

【食事】★★★★☆ 夕食は出雲・松江の旬食材が盛りだくさん、朝食は羽釜で炊きたてご飯

湯元玉井館では夕食はお部屋で、朝食は1階の朝食会場でいただきます。

湯元玉井館のドリンクメニュー

夕食時にお部屋でいただけるドリンクメニューとして、松江地ビールの「ビアへるん」の定番4商品がラインナップされていました。写真付きのメニューで詳しく紹介されています。

スタウト、ヴァイツェン、ペールエール、ピルスナー。
クラフトビール好きとしては、その土地ならではのビールをいただけるのはかなりうれしいポイントですね。地酒をいただける宿は多いですが、地ビールを複数種類置いている宿はあまり多くはありません。

そのほかに、冷酒3種と芋焼酎、麦焼酎、熱燗のメニューもありました。

ソフトドリンクやワインのメニューはない?と思ったら「お飲み物・冷蔵庫について」と書かれた紙が置いてありました。

当館では”メニューにない”飲み物(チューハイ、ワイン、カクテル、ウィスキーなど)に関しては、お客様がお持ち込みいただき、夕食の際にお飲みいただいても持ち込み料金をいただかないシステムとなっております。

とのこと。なるほど……これは合理的なシステムですばらしいですね!
しかし「”メニューにない”飲み物(チューハイ、ワイン、カクテル、ウィスキーなど)」と但し書きを付けるということは、メニューにはない種類の地酒・地ビールを持ち込むのはよろしくないということでしょうかね……。

ちょっと解釈が難しいところだと思いますので、持ち込んだビールや地酒を夕食時にいただきたい場合は「メニューにない種類のものなら可能なのか」訊ねたほうが良いかと思います。

お部屋でいただく夕食は、地ビールと共に

夕食の開始時刻は6時・6時30分・7時から選択できます。
お願いした時間の5分前ぐらいに、係の方が最初のお料理を並べてくださいました。

前菜など冷たいままいただく料理4品と、固形燃料で熱していただく鍋と陶板焼き。それからお品書きも。

飲み物は、松江地ビールの「ビアへるん」のヴァイツエンを注文しました。

「バナナフルーティ!」という売り文句に惹かれて以前飲んだことがあり、非常においしかった記憶があったので。

いただきます!

うん、これこれ。バナナのような風味があるけど意外と爽やかで飲みやすく、料理の邪魔をしないビールだったんですよね。

先付けは「境港サーモンのマリネ」です。食べられるお花の花びらがあしらわれて、盛り付けも美しい。

酢漬けの赤キャベツと一緒にいただく洋風の一品です。ゼリー状のドレッシングが見た目にも涼しげで食感も夏らしくて素敵。

酢の物の「もずく酢」

もずく大好き!ってこともないけれど、暑い夏にはうれしいですね。ミョウガときゅうりが添えられており、お風呂上がりの体をクールダウンしてくれます。

お刺身3種。

鯛・まぐろ・かんぱち。山陰の魚介、抜群においしいですね……。

お椀の蓋を開けると、お凌ぎの「蕎麦寿司」が。

出雲蕎麦、厚焼き卵、三つ葉、椎茸煮を海苔巻きにしたもの。刻みねぎと紅葉おろしが添えてあり、蕎麦つゆをかけていただきます。食べやすいし、甘みがあってあっさりしたつゆと穴子や卵が合いますね。

後から熱々を持ってきていただいた「枝豆あられ饅頭」

枝豆とご飯を合わせて蒸した饅頭に、蕎麦の実たっぷりの餡がかかっています。
餡の味が上品で、繊細な味わいです。

蓋物は「大山鶏治部煮」です。

お隣鳥取県の「大山鶏」を、冬瓜と人参と一緒に炊き合わせています。鶏肉の量もしっかりあり、地鶏の旨みが口の中に広がります。

鍋物は紙の鍋を熱していただく「焼きあご鍋」です。

「あご」とは「トビウオ」のこと。
焼いたトビウオと玉ねぎ、湯葉、葱、えのきだけなどの野菜を、あっさりとした出汁で煮ていただきます。

よく煮て野菜にもしっかり火が通ったところでいただきます!

トビウオの身から出たおいしいお出汁が野菜や湯葉にしみこんで、えも言われぬおいしさ。それぞれの野菜と、湯葉の食感の違いも楽しめました。

焼き物は「黒毛和牛陶板焼き」です。

お肉はしっかりと量があり、火の通りにくいじゃがいもとブロッコリーは生ではなく、あらかじめ火が通っていて、サッと焼けば食べられるようになっていました。肉と野菜を一緒に焼くと、野菜になかなか火が通らず残ってしまうことが多いので、うれしいお気遣い。

山陰と言えば魚介のイメージではありますが、コースの最後に肉料理があると、なんだかテンションが上がるんですよね。塩と焼肉のたれでいただきました。

最後は焼き茄子の赤だしと島根県産こしひかり!
お腹いっぱいになったところで、部屋にお布団を敷いていただきました。

お品書きには「甘味 アイスクリーム」と最後に書かれているのですが、これは夕食のデザートとして提供されるのではなく、先にご紹介した、6時から22時まで朝食会場の前で提供している「アイスクリーム2種食べ放題」のことを指します。

少しお腹が落ち着いてから自前のコーヒーを淹れ、一口サイズのアイスクリームをいただきました。

朝は食事処で、羽釜で炊きたてのご飯をいただく

朝食は1階の食事処でいただきました。

開始時刻は7時・7時30分・8時から選べます。早めスタートも選べるのはうれしいですね。
ほりごたつになっていて座りやすく、お隣との距離もかなり離れていました。

席に着くと炊きたてのご飯が羽釜に入った状態で提供されます。朝食の開始時間に合わせて炊き上げているそうなので、寝坊して遅れないようにしたほうがおいしいご飯をいただけるでしょう。

羽釜の蓋を開けると、炊きたてのご飯の良い香りがふわーっと漂います。

もみ殻をつけたままで低温貯蔵しているというこだわりのお米です。
一口いただくと、お米の一粒一粒が立っている感じで、たしかにおいしい!
ですが、釜がまだ熱い状態だったためか、1杯目を食べている間に釜に残っていたお米の水分が少し抜けてしまったようで、お代わりしたご飯は1杯目ほどの感動がなかったのだけは少し残念でした。もう少し柔らかめの炊き加減だと良かったのでしょうか……。それか、釜の中にご飯をなるべく残さないよう、1杯目からもっとがっつり盛っておけばよかったのかもしれません。

おかずもたくさんで、目移りしてしまいますね。手前にあるのはまぐろの山かけ。お醤油を垂らしてご飯にのせて、山かけ丼のようにしていただきました。朝から贅沢だわ……。

厚焼き卵に焼き鮭など定番の料理もおいしいし、右下の小鉢はポテトサラダですが、スライスしたオリーブとパプリカのピクルスが添えられていて、ワインに合いそうなおしゃれな惣菜でした。

お腹いっぱいになって部屋に戻り、しばし布団でごろごろ。
湯元玉井館では、朝食時の布団あげは行わないため、チェックアウトの時間ぎりぎりまで朝寝を楽しむことができます。

10時にチェックアウトした後は、バスで玉造温泉駅に向かうためにバス停へ。
そうしたら、バス停の側に何やらおしゃれな酒屋さんが……。

地酒の種類が豊富で有料試飲ができるお酒がたくさんあったので、午前中から少しいただいてしまいました。

このあたりのことについては、後日旅行記に詳しく記したいと思います。

【再訪したい度】★★★★★ 静かで心癒やされる大人のための極上湯の宿

以前から泊まりたいと思っていた湯元玉井館ですが、全6室と部屋数が多くないこと、休前日は1人で泊まれないことからなかなか予定が合わず、数年越しでようやく泊まることができました。

泊まってみると食事もおいしく、自家源泉のお湯もすばらしく、部屋も快適でスタッフの方たちも優しい、何拍子も揃った宿で「もっと早く来れば良かった!絶対また泊まりたい!」と強く思いました。土曜日は基本的に1人で泊まれない宿ですが、もし土曜日泊まれたら、1泊2日で計画してしまったかも……。

きっとまた休みを取って泊まりに来たいと思います。

【1人旅に優しい度】55点:土曜日は泊まれないが、宿の雰囲気は一人旅向き

泊まりやすさ 10/20
基本的に休前日以外であれば1人泊の予約を受け付けている。

食事場所の配慮 15/20
夕食は部屋食なので1人でのんびり食べられる。
朝食は食事処で、1室につき2組だけだし、席も離れていたので気にならなかった。

プランの選択肢 15/20 
「のどぐろ煮付け」などの食事グレードアッププランは1人泊でも予約可能。
露天風呂付きの客室には1人では泊まれない。

ドリンクオーダー  10/20
地ビールの小瓶が4種類あるのは良いが、日本酒は1合でいただけるのは熱燗のみ。
ワインやチューハイは持ち込んで食事時にいただいてもOKとのことなので、1人なら持ち込んだほうがいいのかもしれない。

フリーWi-Fi完備 5/20
Wi-Fi利用は公称では1階ロビーのみ。宿泊した部屋ではたまたまつながったが「つながらないもの」と思っていたほうが良い

◆ お知らせ ◆
2020年10月に著書が発売となりました。
一人旅をもっと楽しみたい方に向けたエッセイです。
一人で泊まれるおすすめの温泉宿もたくさん紹介しています。