山道具は高価なものも多いが、しかし大変機能的だ
一人旅をするようになって10年少々経ちますが、最初の5~6年間ぐらいは普通に(というのも変な話ですが)温泉宿に泊まる人でした。
2011年の4月に登山をはじめ、そこから3年間はあまり温泉にも行かず、もっぱら山にばかり登っていました。その3年間で「とりあえず登ってみたい山」にはあらかた登り終わり、異常な登山欲が収まってきたので、それからは「温泉旅」「山旅」「温泉を絡めた山旅」を取り混ぜて楽しんでいます。たぶん、今が一番バランスがいいような……だからブログを始められたんでしょうね。
山に登るようになって知りましたが、山道具って、高いですw
でも、高いぶん機能的だったり軽量コンパクトだったり、耐久性があるものが多いんですよね。山でだけ使っているのはもったいないので、自宅や、山を絡めない温泉旅でも最近は山道具を多用するようになりました。
温泉宿で荷物の中身を開けてみると……折りたたみ傘と眼鏡ケース以外のほとんどが、アウトドアショップで購入したものでした。。。
今回は、私が登山女子的な視点で「山道具の中で、旅行に持っていくと便利なもの」を「ギア編」と「ウェア編」に分けてご紹介したいと思います。
山道具で旅行に持っていくとやたら便利なもの「ギア編」
「ギア」って何よ?と思われる方も多いかもしれませんがもともと「クライミング・ギア」の略称らしいのですけど、登山で使う「道具」全般を「ギア」とか「登山ギア」とか呼ぶようです。
後半で服とか身につける系のものを紹介する予定なので、それと分けるために「ギア編」としてみました。
便利なギア1:スタッフバッグ
本当に便利です!!!何個あっても困らないし、もし「数千円で何かプレゼントを買ってあげるけど何がいい?」と聞かれたら、何度でも「スタッフバッグ」と答えます。
どんなシチュエーションだよ?って感じですが……あれですね、部署異動のときとかに餞別的に同僚たちから貰ったりとか、そういうシチュエーションです。(最近部署異動したのでね。。。)
実はこの記事、泊まった温泉宿の部屋で書いているんですが、今回の旅に持ってきた荷物のほとんども、登山用のスタッフバングの中に収められています。
多くのメーカーからさまざまな種類のものが出ていますが、代表的なところでは「グラナイトギア」「イスカ」「モンベル」「SEA TO SUMMIT」などが有名でしょうか。
中でも私は「グラナイトギア」のものが大好きなので、次に部署を異動することがあればぜひ、グラナイトギアのスタッフバッグを貰いたいです。。。
こちらのスタッフバッグ、何がすばらしいかと言いますと、軽量かつ完全防水なのはもちろんのこと、口を閉じてぴったりとロールアップさせると、中の空気を抜いてコンパクトにすることができるのです。
100均や旅行グッズ売り場で、使い捨てのビニール袋で同様の機能のものを売っていますけど、見た目に格好いいものではないし、すぐ壊れてしまいますよね。
シルドライサックなら数年は使えます。本当にこれ、便利なので何個でも欲しいです。
旅行のときは「下着は緑」「部屋着は青」というように、色違いで小さめのシルドライサックを2~3個持っていきます。
【ここから2019年12月追記】
と、グラナイトギアのスタッフバッグを大絶賛していたのですが、一番のお気に入りだった「eVent シルドライサック」の素材が変更になってしまい、現在は「同じ商品のはずなのにロールアップしても中の空気が抜けない」素材のものが多く出回っているようです。そのため私は最近、シートゥサミットで同様の機能を持つスタッフバッグを代わりに使っています。
デザインは、グラナイトギアのほうがいいので、とても残念なのですが……。【追記ここまで】
この他にお気に入りなのは、2.4L、あるいは1.7Lの小さめのジップ式スタッフバッグが2個セットになった、エアジップディティー。
防水ジッパーがついていて防水仕様になっているので、ティッシュやウェットティッシュなどの細かなもの、コンタクトケースと保存液、携帯の充電器とモバイルバッテリー、ドリップパックのコーヒーや紅茶、などをそれぞれに入れて、山旅でも温泉旅でも使っています。
丈夫で防水、機能的なところももちろん魅力的ですが、デザインがカラフルでかわいいところも気分があがるから好きです。さまざまな色が出ているので、中身によって色を変えて使うと見分けやすいのもいいですね。
ちなみにグラナイトギアのスタッフバッグって、ジップのついたメッシュのパッケージに入って売られているのですが、 パッケージも丈夫、かつ中が見えて便利なので、濡れても平気な物を入れて再利用しています。。。アミノバイタルの袋とか、ドリップパックのコーヒーとか。
こんな感じで。
見た目、メッシュのケースですよね。実は裏返すと……
グラナイトギアのスタッフバッグが入っていた、パッケージなのでした。。。
人に見られるとちょっと恥ずかしいのですが、ケースも含めて便利です。
便利なギア2:速乾性のタオル
速乾性のタオル自体は、山道具屋でなくても売っていますが、山に持っていくタオルは、早く乾くことと同時に「軽量でコンパクト」なことが求められるため、登山ギアとしてのタオルはかなり小さく軽いんです。
私が、バスタオルとして愛用しているのはこちら。
MSR パックタオル(Packtowl)のパーソナルのLサイズです。
大きさは42cm×92cmと、小さめのバスタオルとして使える大きさで、重さは115g。
そんなに軽くはありませんが、吸水/速乾性はかなり良く、濡れてもすぐに乾きます。
かつ、肌触りがとても良いのです。そして折りたたむとかなりコンパクト。
普通のバスタオルのように体に巻き付けて使うほどの長さはありませんが、お風呂上がりに体を拭くだけならこれがあれば十分すぎるので、温泉旅にも持っていって立ち寄りで入浴する際などに使用しています。
今回の旅にも、パーソナルのLサイズを持ってきましたが、畳むと手のひらにのるサイズになります。
また、混浴の野天湯に入ったりと「体にタオルを巻き付けて使う」必要性があるときは、MSRのパックタオルの中の別シリーズ「ウルトラライト」のXLサイズを持っていきます。
「ウルトラライト」は、先ほどの「パーソナル」と比べると、吸水・速乾力は同じぐらいですが、肌触りはやや悪いです。薄手のフェルト……という感じ。かさっとしています。
でも、そのぶんめちゃめちゃ軽いのです。
XLサイズは69cm×127cmと、大判のバスタオルサイズで体に巻き付けても余裕がありますが、先ほどのパーソナルLサイズよりも軽い89gしかありません。野天湯に入るときなんかは、こっちを持っていって体に巻いたりします。
本沢温泉の野天風呂でも使いました。
先に紹介した2枚はバスタオルとしての使用でしたが、フェイスタオルとしてはまた、別の速乾タオルを使用しています。
モンベルのマイクロタオル スポーツです。
普通に手ぬぐいサイズで、薄さも手ぬぐい並、ぺらっぺらです。
でも、吸水性はなかなかだし、薄いので本当にすぐ乾きます。
そして、畳むと手のひらサイズのコンパクトさなところがすばらしいです。
現在のモデルには収納ケースがついていないようなんですが、私が購入したときはケース付きでした。コンパクト。
手ぬぐいでもまあいいんですけど、吸水性と乾きやすさでマイクロタオルに軍配があがるんですよね。
便利なギア3:ポケッタブルトート/ポケッタブルザック
荷物が増えてしまったときや、大きな荷物をコインロッカーや宿に預けて周辺をぶらぶらするとき、あるいは宿内でお風呂に行くときなど、旅の間、何度も利用する機会があります。
ポケッタブルトートのおすすめは、やはりグラナイトギア。
こちらは手持ちタイプのトートで、パープルの他、オレンジやホワイト、ブルーにグリーンなど、鮮やかな色が揃っているのが魅力的。
収納サイズは9cm×10cmと、手のひらに乗るぐらいの大きさまで本当にコンパクトに畳めるし、軽いし、畳んだコンパクトになった姿も愛らしくて好き。
こちらはグラナイトギアの肩掛けできる、ショルダータイプのトート。
肩紐がやや華奢なのであまり重い荷物は入れられませんが、こちらのトートは口をジッパーで閉じることができるのが便利です。
ただ、今回の旅にはグラナイトギアのものではなく、こちらを持参しました。
これは、上高地から徒歩2時間ほどのところにある山小屋「徳沢園」の売店で購入したものです。1200円で、2個以上買うと1個1000円になります。
収納時は手のひらサイズで、カラビナも最初からついているので、バッグなどにキーホルダー的に付けておけるのも便利です。
広げると、お風呂に行くときなどに使うのにちょうどいい大きさ。
どうもこのトート、徳沢園がエイアンドエフに別注して作ったもののようなんですよね。なので、模様はついていませんが、同じ機能のものが楽天で売っていました。
楽天で買ったほうが安いし、無地でシンプルなので実は使い勝手がいいかもしれません。。。
ここまでの3つは、ポケッタブルの「トート」でしたが、「リュック」もあります。「ポケッタブルザック」などと呼ばれますね。
ポケッタブルザックは、旅先でちょっと散歩するときなどにあると便利です。あと、メインのバッグがショルダーバッグやトートバッグのとき、荷物が増えたからと言ってさらにポケッタブルトートを追加すると、右肩にも左肩にもトートバッグ!って感じになって邪魔なんですよね。なので、メインバッグがトートのときは、サブはリュックがちょうどいいのです。
おすすめは、実はモンベルだったりします。
デザインシンプルだし、丈夫だし、サイドのポケットにペットボトル飲料や折りたたみ傘を入れられるので便利……だけど、あまり女子っぽいチョイスではないかもしれません。女子っぽさを意識するならミレーかな。
こちらもシンプルなデザインですが、雨蓋の形がかわいいし、カラフルで色の選択肢が多いのもいいですね。
ちなみにですが、山で一番よく使うポケッタブルザックは、SEA TO SUMMITのウルトラSIL デイパックです。
いかにも「山道具」っていう感じのデザインなので旅行には持っていきませんが、とにかく軽量コンパクトなので、宿泊を伴う登山のときは必ず持っていきます。水場まで距離があるときなどに使ったり、けっこう利用頻度は高いです。
便利なギア4:チタンダブルマグ
チタンダブルマグ。何がダブルかと言うと、チタンの層が2層なんです。
シングルマグは保温性はあまりありませんが、直接火にかけられるという利点があるので、山ではクッカーの代わりにシングルマグを使う方もいます。
ダブルマグは直接火にかけることはできませんが、保温性が高く、冷たい飲み物も温かい飲み物も、普通のカップより長く温度をキープしてくれるのです。保温性をより高めるために、専用の蓋があるダブルマグもありますね。
私が旅で愛用しているのは、山に登り始めた頃に購入した、エバニューのダブルマグです。
今回の旅でも、部屋でコーヒーを淹れてお茶請けと一緒にいただきました。
文字がこすれて消えてしまい、どこのカップだかよくわからないのですがエバニューのものです。買ったばかりのときはこんな感じでした。
蓋が付いているので、飲むとき以外は蓋をしておけば冷めにくいので便利。
旅行にチタンカップを持っていくの?と驚かれることもありますが、旅館の部屋には小さな茶碗かガラスのコップぐらいしかないことがほとんどなので、コーヒーを淹れにくいんですよね。
チタンダブルマグとドリップパックがあれば、旅先でのコーヒータイムでかなり幸せになれるので、荷物に余裕があればけっこうな確率で持っていきます。
しかし、エバニューの蓋付きのダブルマグは廃盤になってしまったので、自宅で使っているスノーピークをご紹介します。
これです。
口当たりの滑らかさはエバニューよりもスノーピークのほうが上です。また、別売りですが蓋もあります。
もちろん、この蓋も持っています。便利です。
便利なギア5:Victorinox classic
全長58mm、重量なんと21g!と、大変軽量コンパクトながら「スモールブレード」「楊枝」「ピンセット(毛抜き)」「爪ヤスリ」「マイナスドライバー」「ハサミ」「キーリング」と7つの機能を持つ山道具、ビクトリノックスクラシック。
私の愛用品がこちら。
全長が、携帯の横幅に満たないぐらいと大変コンパクトです。
まあ「7つの機能」と言っても、使うのはほとんど「ハサミ」で、たまに「スモールブレード」「ピンセット」「爪やすり」ぐらいですが、このハサミが、旅先で案外利用頻度高いんですよね。。。
旅先で「持っててよかった!!」と思うことがけっこう多いです。何かの袋が開けられなかったり、ささくれができてしまって切りたいときなどですかね。
あと、スモールブレードは、そんなによく切れる刃ではないのですけど、つまみで買った地元産のチーズを切り分けるときなどに便利ですね。
また、デザインも毎年限定デザインが発売されるので、女子的な所有欲を満たしてくれます。
こちらは2017年の限定デザイン。
こちらは2016年の限定だそう。
こけしのデザインもありました。2016年の限定デザインだそうです。
私が持っているものは2代目なんですが、初代は、キーホルダーとして登山用ザックに付けたまま、手荷物として空港で預けたら、手荷物受け取りのときにどこかに行ってしまっていました。
危険物として没収されたのか、他の荷物に引っかかって外れてしまったのか、他の荷物にひっかからないようにはずされてしまったのか??あんまり飛行機使わないので、そのへんのルールがいまいちわかりません。。。
真相はわかりませんが、なくなったとわかったときはけっこうショックでした。お気に入りだったので。最近は、ザックをどこかに預けるときは、ビクトリノックスはちゃんと取り外すようにしています。
便利なギア6:ヒップバッグ/ショルダーポーチ/ウエストポーチ
愛用しているのはアークテリクスのMAKA1のブラックです。
今回の旅にも、もちろん持ってきました。メインバッグやザックをいちいち開けるのが面倒なので、財布や携帯、ハンカチやコンデジなど、使用頻度が高いものを入れておきます。
MAKA1は容量2Lですがそれなりに物が入るし、作りがしっかりしているところとデザインがかわいいところが魅力だと思います。ベルトの長さを調節できるので、肩掛けでも使えるし、ヒップバッグとしても使えます。素材がやや固めなので、中にぎゅうぎゅうに物を入れても形がくずれないところも好き。
あと、デザインがかわいいので、山の格好をしているときはもちろん、地上でワンピースなんか着ているときに肩掛けしても、普通にかわいいんですよね。それが一番気に入っているポイントのように思います。
ちなみに、山ではもうちょっとコンパクトなヒップバッグを使うこともあります。
パタゴニアのライトウェイトトラベルミニヒップパックは、シンプルな黒を使用しています。こちらはかなり軽量で、使わないときはコンパクトになるので、重量にシビアにならざるを得ない、テント泊縦走のときに主に使いますね。
便利なギア7:山用財布
以前OKPさんとお会いした際にツッコミを入れられた私の財布。。。
単独登山女子momoさんのお財布の只者ではない感。 pic.twitter.com/CEush59VBX
— OKP (@iamadog_okp) 2017年1月25日
カリマーの山用財布を、旅行のときと言わず、普段から使っている私です。。。
もう、中身を入れ替えるのが面倒くさいんですよね。
カリマーのVTワレット、これまで「パープル」→「ベージュ」と使ってきて、今使っているモスグリーンが実は3つ目です。たまには別の財布でも使ってみようかと、たまに山道具屋で物色してはみるのですが、ネックストラップが最初から付いているところや、カードが6枚ぐらいは入るところ、小銭入れが山用財布にしては使いやすいところなどが他の追随を許さず、もうずっとカリマーです。。。次は何色にしましょうかね。。。
ちなみに、カリマーの財布にはグラナイトギアのトレイルワレットSをくっつけて使うのが私流です。
カリマーのほうに小銭入れもついているので、普段はこちらにお金を入れることはないのですけど、旅をしていると「ロッカーの鍵」やら「荷物預かり証」やら「明日の朝食の食券」を一時的に保管しなければならない機会がちょいちょい発生します。そんなとき、トレイルワレットSに入れるようにしています。
それと、財布を金庫に入れたりフロントに預けてしまうようなときに、小銭ぐらいは手元にないと不便なことがあるので、トレイルワレットSに1000円だけ入れて、カリマーのほうは預けたり、というように使うこともありますね。
山道具で旅行に持っていくとやたら便利なもの「ウェア編」
長くなってきたのでウェア編は軽めに!さらっとご紹介したいと思います。
便利なウェア1:メリノウールのインナー
山道具として販売されているメリノウールのベースレイヤーは、肌触りがとても良いので、旅行のときもインナーとして使っています。
特におすすめしたいのが、薄手のメリノウールのレギンス。
それと、メリノウールのタンクトップです。
というのも、温泉旅では浴衣を着て寝ることが多いと思うんですが、浴衣って寝てるときにはだけてしまうんですよね。。。それで夜中に寒くて目が覚めてしまったりすることが、たまにあったんです。
そんなとき、上下にメリノウールのインナーを着てから浴衣を羽織ると、夏でも冬でも快適に眠れるのです。
タンクトップについては、首回りがつまっていない襟ぐりの開きが大きいものを選ぶと、浴衣の襟からはみ出て見えにくいのでおすすめです。
また、ここではスマートウールとアイベックスの商品を紹介しましたが、両社とも日本サイズよりもワンサイズ大きめなので、普段使っているサイズよりもワンサイズ小さめのサイズを購入したほうが間違いないと思います。
便利なウェア2:ローカットのトレッキングシューズ
温泉旅のときって、別にハイキングをする予定はなくても「宿から野天湯までの道がけっこう山道だった」というようなケースもあり、おしゃれ優先で華奢な靴で行くと「歩きやすい靴で来ればよかった!」ということがけっこうあるように思います。
休暇村網張の「仙女の湯」までの道のりも、距離は短いですがちょっとした山道でした。
そんなわけでいつしか温泉旅にも、ローカットのハイキングシューズで行くことが多くなった私なのですが……最近の愛用シューズがこちらです。
ゴアテックスなので雨の日や雪道でも安心ですし、ビブラムソールなので滑りにくいし、デザインも、まあ、普通の服に合わせて履けなくもない、許容範囲のデザイン。
以前から欲しくて、何度かアウトドアショップで試し履きさせてもらっていたのですが、定価だと16000円ぐらいなので「ちょっと高いかも」と、踏み切れずにいたんです……。しかしある日ふとAmazonを見たら、私のサイズだけ8000円台で販売されていて、即購入してしまいました。期待を裏切ることなく、役にたっています。
便利なウェア3:ウィンドシェル
耐水性はないけれど、ちょっと肌寒いときに羽織るのに便利、というウィンドシェル。言ってみればウィンドブレーカーです。山用のものは、やはり「畳んだときにコンパクトになる」のが魅力です。
コートを着ない初夏~秋口にかけての季節に、旅先で雨が降ってしまって急に肌寒くなってしまった!というとき、暑いと思っていたのに車内の冷房が強すぎる!というときなどにさっと羽織ると便利です。
ノースフェイス、エーグル、コロンビア、パタゴニアなどいくつかのメーカーのものを使ってきましたが、山以外の旅でも使いやすいのはコロンビアの定番ウィンドシェルです。
登山用のウィンドシェルは、体にフィットするデザインで丈も短めのものが多いのですけど、コロンビアのウィンドシェルは街での使用を意識しているのか、ちょっとゆるめのシルエットで、丈も長めなので、普段の服に合わせやすいんですよね。
また、セール時期にはかなり安く売られていたりするのも魅力。
コロンビアの他だと、パタゴニアの「フーディニジャケット」は、山用らしいフィットするデザインなのですけど、なんとなく洗練されたシルエットなのでやはり、私服にも合わせやすいです。
便利なウェア4:極薄の黒フリース
先ほどのウィンドシェルは、外を歩くときに重ねられる上着ですが、フリースは宿をはじめ、室内で気温が低いときに羽織るために持っていきます。
私が使っているのはもう7年前に買ったコロンビアのやつで、もう同じ商品は出回っていないのですが、旅で使えるフリースの特徴は「色が黒などの定番カラー」で「極薄の素材」なことです。
登山用のフリースはピンクなどの派手な色のものも多く出回っていますが、普段着に合わせやすいのはまあ、無難な色のやつです。厚手のフリースは嵩張りますが、薄手のものならコンパクトに畳めますし、登山用のフリースは薄手でも温かいものが多いのです。
現行商品ならこのへんが近いでしょうか。主に宿で過ごすときに肌寒いなと感じたら、カーディガン替わりに羽織っています。まあ、カーディガンを持っていっても別に同じなんですけどねw
便利なウェア5:防虫&UVカットパーカ
夏の旅で重宝します!これからの季節は特に活躍する登山ウェアですね。温泉地は山の中にあることも多いですし、温かい湯が流れているからか、虫が多かったりしますからね。。。
メーカーも、もしかして山以外で使うことも想定しているのでしょうか。見た目は何の変哲もない、普通のグレーのパーカーなところがいいなと思います。
移動中の電車などで冷房が強いときなども羽織ることができますし、夏の旅には大抵持っていくウェアです。
せっかく買った山道具だから、山以外でも使いたい!
山に登る男性で、かつ仕事でスーツを着る必要がない職業の方は、普段から山用のウェアを着ていたり、登山メーカーのリュックを持ち歩いていたりする方がけっこういますよね。
私は、仕事に行くときはほとんどスカートで、大抵ヒール靴を履いており、スニーカーを履く機会すらあまりない人。(そんななのでカリマーの財布を出すと驚かれるのですが……)
まあ、普段から「いかにも山登りそうな女」にはなりたくないなという思いもあり、自らそうしているところもあるのですけれど、とは言えせっかく買った山道具ですから、山以外でも使っていきたいわーと思っていたら、いつの間にか旅行用バッグの中身が山道具だらけになりました。。。
今後も、旅で使えそうな山道具を見つけたら、またご紹介したいなと思います。