別府駅前の超有名店で魚介ランチとビールと地酒
とよ常は、別府駅前と別府北浜に2店舗を構える、別府の有名店です。
特に、ボリュームたっぷりの天丼が有名で、ランチタイムには行列ができることで知られています。
先日、金曜日に休みを取って金・土・日の2泊3日で別府~湯布院を旅してきました。
公共交通機関を利用しての旅なのでバスや電車に乗る際に別府駅前を経由しますが、今回は初日と最終日に別府駅前でランチをいただく機会がありました。
いろいろ検討したのですが、今回は2回ともとよ常別府駅前店でランチをいただくことに。
行列ができる店と聞いていましたが、2度とも大して待たずに満足度の高いランチをいただくことができました。
一人でも気兼ねなく、お酒とランチを楽しめるお店だったのでご紹介したいと思います。
一人で泊まれるおすすめの温泉宿もたくさん紹介しています。
別府駅東口から徒歩3分!行列のできる有名店だが穴場の時間帯もあり
朝一番の飛行機で大分空港に着き、バスで寝ながら別府駅へ。
今回は登山を絡めない旅だということがもったいなく思えるほどの青空です。
駅構内のシアトルズベストコーヒー(本当に駅の真ん中にあってちょっと人目が気になる)でコーヒーを飲んで眠気を覚ましつつ、今日のランチをどこでいただくかを考えます。
この後電車かバスで湯布院に向かうので、駅からあまり遠くには行きたくないけれど……、そうだ、久々に「とよ常」に行ってみるのはどうでしょうか。
とよ常は、別府駅前と別府北浜に2店舗を構える有名店で、特にボリュームたっぷりの天丼が有名です。
私は、おそらく10年ぐらい前に北浜店で天丼をいただいたことがあったのですが、昔過ぎてあまり覚えていないし、もちろんブログにも紹介していません。
行列ができる店だと聞くけれど、とりあえず行ってみてすごく待ちそうだったら他のところを考えればいいや。まだ時間はあるし。
ということで、まずはとよ常駅前店に行ってみることにしました。
時刻は12時過ぎ、ちょうどお昼どきです。
駅前店までは別府駅東口から徒歩3分。
向かう途中に、マンションらしき建物の上階に「とよ常」の看板?が出ているのが見えました。左奥に見える白い建物です。
あの建物の1階にあるのだろうか……。
やはりそうでした。
お店の入口の前に駐車スペースがあるので、ちょっと場所がわかりにくいけれど……。
車がなくなるとこんな感じです。
12時過ぎのタイミングでは、こちらのウェイティングスペースに2~3組待っていました。
戸口のところに「中で名前を書いてからお待ちください」と掲示してあったので、名前を書くために1度店内へ。
魚の泳ぐ水槽の前で名前を書き、呼ばれるのを待ちます。
とよ常別府駅前店の営業時間・定休日
別府駅前店の営業時間は、昼が「11時から14時」、夜は「17時~21時」で、ラストオーダーが20時。定休日は木曜日です。
営業時間は変更になることもあるようなので、確実を狙いたいなら電話で聞いてみたほうがいいでしょう。あるいは「ちょっと覗いてみて、入れそうだったら」ぐらいの気持ちで伺うのが良いのかなと。
実は、2度目に行ったときは13時50分ごろでした。
ランチのラストオーダーの時間がサイトには書いていなかったので、14時がラストオーダーなのか閉店の時間なのかわからず「ダメだったら別の店に行けばいいや」と思って伺ったら、その日は「14時がラストオーダーで14時30分が閉店」とのこと。待ちも1組だけで、ギリギリだったけどほぼ待たずに入れました。
徒歩圏内の別府北浜にあるとよ常の本店は通し営業をしているので、ゆっくり食べたい方はそっちに行ったんだろうと思います。食べ終わった後14時30分ごろに北浜に行ってみたら、本店の前には列ができていたので……。
とよ常別府駅前店の店内
2度伺いましたが、1人ということで2度ともカウンター席に案内していただきました。
この日(2023年3月上旬)は、隣の席との間に透明アクリル板もまだありました。
最近、アクリル板は撤去している店も多くなったので現在もあるかはわかりません。
隣の席との間隔は、特別広くはないけれど狭くもないので、特に隣を気にすることもなく酒食を楽しむことができたと思います。
テーブル席・座敷席もある全37席のお店です。
とよ常別府駅前店のランチタイムのメニュー
ランチタイムのメニューについてご紹介したいと思います。
公式サイトを見た限りでは、夜はメニューが変わるようです。
ドリンクメニュー:昼からしっかりお酒も飲めます
昼からしっかりお酒も飲めます!


生ビールと瓶ビールは銘柄が書かれていませんが、生はプレミアムモルツでした。
焼酎と日本酒はグラスでの提供です。
日本酒は100CCぐらいかなと思います。安くはないけれど、300mlの瓶での提供しかないよりは、割高でもグラスでいただけたほうが個人的にはありがたいかな。
食事メニュー:看板メニューの天丼はもちろん、釜飯やつまみも魅力的
そして食事のメニュー。お刺身3種盛り合わせや、関あじ、関さばのお刺身も。


釜飯メニューがあるのは意外でしたが、鯛釜飯や牡蠣釜飯など、けっこうおいしそうですね。
そして看板メニューの天丼!特上天丼は海老が2匹入って950円と、観光地の有名店にしては破格のお値段です。以前いただいたけど、本当にすごいボリュームなんですよね……。


穴子丼、りゅうきゅう丼、とり天丼なども魅力的ですね。「特上海鮮ちらし丼ぶり」は土日祝日限定だそう。


刺身やとり天の定食メニューもあるけれど、お酒を飲むなら定食じゃないほうがいいかな……。
揚げ物やお肉系の一品料理も並びます。


「とり天」と「りゅうきゅう」を少しずついただける「豊後セット」は1人飲みにちょうど良さそうですね。


お子様ランチや甘味、持ち帰り弁当のメニューもありました。
駅前店限定の「釜めし定食」は、釜飯に郷土料理の「りゅうきゅう」が付くとのこと。釜飯が炊けるまでの時間が少し気になりますが、こちらも気になるセットメニューです。
日替わりのおすすめメニュー
日替わりのおすすめメニューは、毎日手書きされているようでした。
左が初日、右が最終日に伺った際のおすすめメニューです。


「関あじ刺し」「とり天」など、通常メニューにも掲載されているものもありますが「あら煮」「関ぶり刺し」など、印刷された通常のメニューには掲載のないものもちらほら。こうなると通常メニューにはない「おすすめ」から選びたくなってしまいますね。
ビール&関ぶり丼ランチをいただく
迷いに迷ったすえ……まずは「生ビール(小)500円」をオーダー。
小と言ってもそんなに小さくないグラスに、プレミアムモルツ。泡までおいしい。
そしてこの日のおすすめメニューから「関ぶり丼 1800円」をオーダー。
関あじ、関さばは有名ですが、正直な話「関ぶり」は聞いたことがなかったのですけど、実を言うと私は、さばよりもあじよりもぶりが好きなのです。無名だからか鰺よりも安いし……。
酢飯の上にたっぷりのぶりとごま、薬味が載っていて、見るからにおいしそう……。
よく見れば温泉卵も中央にあります。ごまだれを回しかけて、温泉卵をくずしながらいただきました。
この日は早朝出発でちょっと寝不足だったので、日本酒よりはビールにしておこう……と思って選びましたが、甘めのタレをかけた関ぶり丼はビールにもよく合い、ちょうどいい組み合わせだったと思います。
りゅうきゅう&とり天の豊後セットとおまかせにぎり5貫、智恵美人
そして、翌々日はランチのラストオーダー直前に滑り込みで入りました。
この日は日本酒だ!ということで「智恵美人 純米大吟醸 1380円」を。
グラスでの提供だと聞いたので、リーズナブルなお酒だとお替わりしたくなってしまう私……。あえて高いお酒を1杯だけ頼んでじっくり楽しむ作戦です。
初日から気になっていた「豊後セット 750円」をつまみにいただきます。
とり天とりゅうきゅうという大分の名物料理を少量ずつ。1人飲みに最適なセットです。りゅうきゅうの味付けもちょうど良く、とり天はおそらく胸肉を細めに切ったタイプで、食べやすい。
そして、この日の「おすすめ」メニューから「おまかせにぎりずし5貫 1260円」を。
閉店間際ということで慌ただしかったからか、何のお寿司なのか説明がなかったのですが、昼酒の〆にちょうど良いセットで、すべておいしくいただきました。
【再訪したい度】★★★★☆ 行列がないタイミングなら駅前でのランチにちょうどいい
天丼以外は特に安いわけではないけれど、別府駅前という立地を考えたらこんなものでしょう!というお値段だと思います。
混んではいるものの店員さんの対応もしっかりしていましたし、1人でも気兼ねすることなくランチとお酒を楽しめました。魚介系のメニューもお酒もすべておいしかったです。
「行列ができる店」と言われますが、私は金曜日と日曜日の昼に2度行って、2度とも待ち客は1~2組。待ち時間は10分以内でした。
公共交通機関を使って旅をする場合「駅前で時間ができたのでちょっと一杯いただきたい」というタイミングはけっこうあります。そんなときに覚えておくとちょうどいい店かなと。時間帯によっては並んでいることもありますが、何十分も待つよりは他に行ったほうがいいかもしれません。
「ちらっと覗いて、並んでなければ寄っていくか」という使い方がちょうどいい店かなと思います。
一人旅をもっと楽しみたい方に向けたエッセイです。
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