温泉ブログ 山と温泉のきろく

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甲府駅南口から徒歩2分 酒蔵直営の居酒屋「七賢酒蔵」で郷土料理をつまみに一人酒

七賢(山梨銘醸)の日本酒が格安に飲めて、つまみも豊富なおいしい居酒屋

「七賢」は、1750年創業の老舗酒蔵「山梨銘醸」が醸造する代表的な銘柄で、甲斐駒ヶ岳の伏流水で仕込まれたキレのある味わいが特徴のお酒です。

酒蔵は甲斐駒ヶ岳の山麓である山梨県北杜市白州にあるのですが、その「七賢」の名を冠した直営の居酒屋が甲府駅前にあります。

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「七賢」を格安に飲めるだけでなく、つまみも豊富でおいしい!という口コミを読んでお邪魔したところ、安くておいしいだけでなく雰囲気も良くて、1人でも入りやすいお店でしたので、ご紹介したいと思います。

ほうとうの「小作」でいつも飲んでいる「七賢 天鵞絨の味」が本当に好き

甲府駅の南口には「小作」というほうとう屋さんがありまして、ほうとうがおいしいのはもちろんのこと、つまみも豊富で居酒屋としてもかなり使えるので、昔からちょいちょい行っているのですが。

↑ブログにもレポートを書いています。

小作さんのメニューの中に七賢の「純米吟醸 天鵞絨の味」なるお酒が常にラインナップされていまして、それが香りもよくほのかに甘く、するする飲めるお酒で大好きなのです。

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七賢の枡に入れて出してくれます。

聞いたところによると七賢は、以前は純米吟醸や純米大吟醸などのやや高級なお酒よりも、普及タイプのお酒をメインに醸造していたそうなのですが、最近代替わりして高級路線になり、広告にも力を入れてお酒も格段においしくなったんだとか!

他のお酒も飲み比べてみたい……と思っていたところ、このお店の存在を知りました。

甲府駅の南口から徒歩1分の近さです。登山帰りに立ち寄りました。

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「手作り料理 地酒」「串揚げ」という看板が出ています。
曇りガラスで中は見えないタイプの入り口ですが、果たしてどんなお店なんでしょうか……。

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引き戸を開けると、カウンターとテーブル席が並び、店内はとても明るいです。
カウンターの中から人数を聞かれ、1人だと答えるとカウンターに促されました。カウンター席には私以外にも1人で来ているお客さんがいましたね。

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「注文は、飲み物は口頭で大丈夫ですが、料理は紙に書いて注文してください」と言われ、紙とボールペンを手渡されました。

なるほど、飲み物と一緒に慌てて頼んでしまうよりも、じっくり頼めるしこのほうがいいですね。

それでは、メニューを眺めてみたいと思います。

七賢酒蔵のメニュー  

まずはやっぱり、日本酒メニューから!
スパークリング日本酒の「山ノ霞」なんてあるんですね。初めて見た……。
気になるけれど360mlのやつを頼んだら、もう他のが飲めなくなってしまうんですよね。

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本醸造「甘酸辛苦渋(かんさんしんくじゅう)」、純米吟醸「天鵞絨の味」、純米大吟醸「絹の味」までは小作にも置いてあったので飲んだことがあるのですが、他は初めて見ました。

スパークリング以外の日本酒は、1合もしくは2合でのオーダーとなるようです。

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日本酒メニューの裏側には「七賢のこだわり」について、醸造責任者の方の熱い思いが綴られていました。

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日本酒だけでなく、サワーや基本的なカクテル、もちろんソフトドリンクもあります。
サワーとカクテルがすべて350円なのも、安いですね……。

次に、気になる料理メニュー。
パウチされている基本のメニュー以外に、手書きの「本日のおすすめ」メニューがありました。

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「うどの酢味噌和え」「山菜の天ぷら」「ワカサギの天ぷら/フライ」など、春の味覚がいっぱいですね……。

こちらが基本のメニュー。串揚げは1本200円。

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玉子焼きやいか焼きげそ焼き、にんにく焼きなど焼き物系メニューに、なんと握り寿司もあります!なんでもありますね……。

串焼き、揚げ物、刺身に、うなぎの肝とうなぎのかば焼きまで!

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そしてここになぜか、その他のドリンクメニューもぎゅっとまとまっていました。
ビールが書いてなくて変だなあと思っていたんですよ。。。

ちゃんと瓶ビールと生ビール、そしてまさかの「黒ビールの生」までありました。ワインに焼酎、ハイボールもあります。

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それから、なぜかこれだけ写真付き。新メニューの「串王」
手羽揚げ餃子を串に刺したようなメニューですね。

さて、何を注文しましょうか。

刺身、天ぷら、厚あげ焼、鳥モツ煮をいただき、七賢の日本酒を堪能

まず、1杯目はやっぱり飲み慣れた「天鵞絨の味」にしました。

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ガラスのおちょこと徳利で出していただきます。

つまみは、紙に書いて何品かまとめてオーダーしたのですが、お酒とだいたい同じタイミングで一品目の「かんぱちの刺身」が来ました。 

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おおー、おいしそうです。 

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では!いただきます。
いつもの天鵞絨の味ですが、やはりおいしい!お刺身も新鮮です。

次に、山菜の天ぷらが来ました。

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ふきのとうとタラの芽を、抹茶塩でいただきます。
ほろ苦い山菜の天ぷら。春の香りがしますね……。

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そろそろお酒がなくなりそう……でも、カウンターの中は忙しそうで声をかけづらいなあ。

と思っていたら3品目、厚揚げ焼きが来ました。350円で、なかなかのボリュームですね。

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厚揚げを持ってきてくださったホールスタッフの方に2杯目のお酒をオーダーします。
次は純米酒の「風凜美山」にしました。

1杯目と同じように、ガラスの徳利とおちょこで持ってきていただき、口に含むと……おお、天鵞絨の味よりもかなりすっきり!辛口で、どんな料理にでも合いそうなお酒です。

でも私はやっぱり、香りがしっかりあってほのかに甘い天鵞絨の味のほうが好きかもしれません。

しかし「風凜美山」はかなりすっきりしたお酒なので、なんだか濃厚な味のつまみが欲しくなるなあ……ちょっと厚揚げ焼きはさっぱりすぎるかも。いっそ串揚げでも注文しようかしら。

と悩んだ末、最後にオーダーしたのはこちら!

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甲府のB級グルメ「鳥モツ煮」です。量もちょうどいいし、食べてみるといろんな部位のモツが入って、ちゃんとキンカンも入っているのがうれしいですね。

すっきり辛口の純米酒と合わせながらおいしくいただきました。ごちそうさまでした! 

【再訪したい度】★★★★★ 日本酒が好きならたまらない、とても使い勝手がいい店

日本酒の酒造直営の居酒屋ではありますが、日本酒以外のお酒もしっかり揃っているので日本酒があまり得意でない方でも問題なく楽しめる居酒屋さんでした。

つまみの種類も多く、食べたものはすべておいしかったです。提供までの時間も早めで、この日は電車の時間を気にしつつ飲んではいたのですが、なかなか料理が出てこなくて焦る、というようなことはまったくありませんでした。

そうですね……できれば日本酒を「90CCのグラス」でもいただけたりすると、1人でもいろいろな種類が飲めてよりありがたいかもしれません。1合でオーダーするより少し割高になっても構わないので、より小さい単位で飲めるとありがたいなあと思いました。1合のお値段も安いので、今のままでも十分楽しめるお店なんですけどね。

そう言えば、この日は女性の1人客は私しかおらず、ホールスタッフの男性が気を遣っていろいろと話しかけてくれたのですが、私が登山の帰りに立ち寄ったのだと知ると

「山には1人で登るんですか?冬も?」

「自分の知り合いのご夫婦もいつも2人で一緒に登ってましたよ」

「でも、ある正月に珍しく奥さん1人で八ヶ岳に行ったら、帰って来なくて、後日、山で亡くなっていたことがわかったそうです。だから気をつけてくださいね」

みたいな話をされ、まあ、悪気はないんだとは思うんですけど、初めて店に来た女性の1人客にするには少々刺激的なお話ですね!とは思いました・笑

まあ、そのことを差し引いても本当にいいお店でしたし、きっとまた行くと思います。