温泉ブログ 山と温泉のきろく

山好き女子の温泉と食と山旅の記録です。

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栃木県 奥那須温泉 大丸温泉旅館 宿泊記 野趣溢れる露天風呂で気軽に混浴が楽しめる宿

那須温泉 大丸温泉旅館

大丸温泉は、那須ロープウェイ山麓駅の少し下、標高1300メートルほどのところに位置する温泉地で、数軒の旅館で構成されています。
かなりの高所ではありますが車で行くことができ、路線バスも通っているため、気軽に出かけられて秘湯気分が味わえる温泉地ですね。

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「大丸温泉旅館」は200年以上の歴史を持ち、明治時代には乃木希典将軍が毎年のように湯治におとずれていた宿だそうです。

現在は湯治宿っぽい雰囲気はなくなり、恋人同士や女性のグループ旅行などに最適な、食事がおいしいきれいな宿になっています。私もここ数年で女友達と1度、彼氏と1度宿泊しました。お湯もサービスも良いのでかなり気に入っている宿ですね。

休前日の1人泊のプランは出ていないようなので、どちらかと言えば親しい人と一緒に泊まるのに良い宿かなと思いますが、レポートしてみたいと思います。

那須ロープウェイ山麓駅まで徒歩20分の大丸温泉

那須塩原駅から那須ロープウェイに向かう際、終点のロープウェイ山麓駅の1つ手前の停留所が、今回ご紹介する大丸温泉旅館最寄りのバス停「大丸温泉」停留所です。

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ロープウェイ山麓駅までは徒歩15~20分ほどの距離ですので、バスを降りると那須岳がかなり近くに見えます。

バス停から大丸温泉旅館までは徒歩5分ほどの距離なのですが、前もって何時着のバスで到着するかを知らせておくと、宿の方がバス停まで迎えに来てくれます。迎えは2日前までの要予約、とのこと。

大した距離ではないのですが、宿に向かう道は坂道が多いので迎えに来てもらったほうが楽は楽です。車なら本当に一瞬で着きますので……。

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迎えの車を降り、橋を渡って中に入ります。
大丸温泉は日本秘湯を守る会の会員宿ですので、玄関に提灯が下がっていますね。

1階のフロント前のラウンジで、チェックインの手続きをしつつ、お茶とお菓子をいただきます。

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大丸温泉は14時からチェックイン可能ですので、私たちは13時50分にバス停に着きました。

かなり早いタイミングでのチェックインだと思っていたのですが、同じバスに乗ってきた方や、自家用車で来て14時にチェックインされた方もおり、案外ラウンジはにぎやかでした。

居心地のいい宿ですし、お風呂もすばらしいので、なるべく早く着いてのんびりしようというお客さんが多いんでしょうね。

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お茶とお菓子をいただき、宿帳を書いたらお部屋に案内していただきます。

お菓子も、凝っていておいしかったです。

【部屋】★★★★★ 部屋の風呂にも温泉が出る!マッサージチェア付きの広い部屋!

今回宿泊したのは、別館の12畳の和室。檜風呂の内湯付きのお部屋です。
別館のお部屋はバス付きなのですが、お部屋のお風呂にもすべて温泉が出るのです!!素敵!!

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12畳のお部屋は、2人では持てあましてしまいそうな広さです。

電気ポットと冷水の入ったポットが置いてありました。

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受付の際にラウンジでお茶とお菓子はいただきましたが、お部屋にもお茶菓子が置いてありました。ちょっとうれしい。

冷蔵庫には有料のビールとサイダー、天然水。

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グラスと栓抜きは置いてあります。
部屋の冷蔵庫にはワインは入っていないんですが、ワインオープナーも置いてあるのは親切ですね。

冷蔵庫内の飲み物は種類豊富とは言えませんが、館内の冷蔵庫には缶ビールがアサヒ、キリン、エビス、サントリーとけっこう種類豊富に揃っていたので、夜中にちょっとだけビールが飲みたくなっても大丈夫です・笑

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値段も旅館の自販機の平均的なお値段でした。

部屋の鍵は2本あります!これがとてもうれしい。

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男女で泊まるときに鍵が1本しかないと、お風呂上がりに地味に面倒なんですよね。いちいちフロントに鍵を預けるというのもなんだかなあと。

広縁も畳張りです。

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座りやすい椅子でした。

お部屋の隅にはリクライニングチェアがあるなあと思ったら……なんとこれ、マッサージソファなんです。

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こんな風に、ふくらはぎまで揉んでくれるけっこう本格的なもの。もちろん使い放題です。

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バスタオルとタオル、湯上がりの足袋、そして浴衣。

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浴衣はサイズ違いで何枚か置いてありました。

部屋のトイレはウォッシュレットで清潔。

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洗面所のアメニティも、レディースのものもメンズのものもしっかり置いてありました。

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そして、部屋のドライヤーがPanasonicのナノイー!うれしい♪

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そして、部屋のお風呂もまだ新しいヒノキ風呂なのですが……。

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なんと温泉が出るのです!

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混浴風呂にも一緒に入れるし、その他に空いていれば好きなときに使える宿泊者専用の貸切風呂もありますので、結局部屋風呂は使わなかったのですが、深夜にちょっと浸かりたいときなんかは便利で良いですよね。

さて、部屋で少しのんびりしたところで、お風呂に行ってみたいと思います。

【風呂】★★★★☆ ものすごい湯量がかけ流され、タオル巻きOKの混浴露天と無料の貸切風呂あり

今回私たちは別館に宿泊しましたが、浴室がある棟は別館と隣接する渓清館です。

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男女別の内湯と混浴の露天風呂、女性専用の露天風呂、それと宿泊者専用の貸切風呂があります。男女の浴室の交換はありません。

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まずは、女湯の手前にある宿泊者専用の貸切風呂からご紹介したいと思います。

宿泊者専用貸切風呂 相の湯は、空いていれば好きなときに入れる

貸切風呂は、空いていれば内側から鍵をかけて好きなときに入ってよい、というとてもありがたい仕組みです。

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脱衣所も明るく、とても清潔です。

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アメニティもしっかり揃っていますが、ドライヤーはあまり風力が強くないタイプなので、大浴場の脱衣所か自室で使ったほうが良さそうです。

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貸切の浴室はこんな感じで、タイル張りの清潔な内湯です。

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洗い場も3つほどあり、貸切風呂にしてはかなり広めです。

おそらく、外の露天風呂から見えないようにするためだと思うのですが、窓の下のほうはマスキングしてあったので特に眺めが良いというわけではありません。

そんなわけでそんなに趣のある浴室……というわけでは正直ないのですが、家族や恋人と来たときは貸切風呂があるのはやはりうれしいものですよね。

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部屋の風呂に温泉が引いてある部屋が多いこと、混浴の露天で男女一緒に楽しめることから、こちらの貸切風呂は比較的空いている時間が長いように思いました。

実は、大丸温泉は11時30分から14時30分まで日帰り入浴を受け付けているため*1、14時でチェックインしてすぐにお風呂に入ろうとすると、日帰り客で案外混んでいた……ということもあり得ます。そんなときはこちらの、宿泊者専用の貸切風呂を使うといいのかもしれませんね。

女性専用内湯 さくらの湯は脱衣所の設備もすばらしい

では、女湯に行ってみたいと思います。 

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脱衣カゴが並んでいるだけのシンプルな脱衣所かと思いきや、それぞれのカゴのところに貴重品ロッカーが付いています。

貴重品ロッカーは脱衣所の壁際にもありました。すべて無料で使えるので、部屋の鍵を入れたり、日帰り入浴のときにもお財布など入れておけるので安心ですね。 

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奥に大量のバスタオルが積んでありますが、こちらは体を拭くためのタオルではなく、混浴風呂に入る際に体に巻くためのタオルです。
混浴風呂でタオル巻きOK!としている宿であっても「タオルや湯浴み着は自分で用意してね。持ってなければレンタルや販売もあるよ」という宿が多いと思います。大丸温泉のように「タオルを何度でも使い放題」としている宿はあまり見たことがありません。使用後のタオルを洗濯する手間とコストを考えると、それを実践している大丸温泉旅館は本当にすごいなと思います。*2

洗面台は3つ。清潔に整えられており、アメニティもクレンジング、化粧水、乳液などフルセットで揃っています。 

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ドライヤーは業務用のものでした。部屋のドライヤーがPanasonicのナノイーだったので、ドライヤーは部屋のやつのほうが良いかも・笑

では、いざ内湯へ。 

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さくらの湯なる、女性専用の内湯です。

広々とした浴槽一つに、壁際には洗い場が並んでいます。

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洗い場は、シャンプー&コンディショナー・ボディシャンプー、クレンジングあり。

体を洗ってから内湯に入ります。浴槽の向こう側に見える扉は、露天風呂に併設されている女性専用の露天風呂に出るためのもの。 

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41度ぐらいの適温のお湯です。メタケイ酸を多く含んだ美肌の湯。

湯口からは源泉がドバドバと勢いよく投入されています。

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少し内湯で温まったところで、まずは女性専用の露天風呂に行ってみたいと思います。

女性専用露天風呂 石南花の湯と山ゆりの湯

露天風呂の入り口には、クロックスのようなサンダルがいくつも置かれていますので、こちらを履いて外に出ます。

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扉を開けるといきなり階段なのですが、階段の上のほうからお湯が流れて来ています。かけ流された源泉が、階段を伝ってここまで流れてきているのですね。期待。。。 

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階段を少し昇っていくと、右手にあるのが「石南花の湯」です。 

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おお……良いですねえ。

季節は5月上旬。まだ虫も出てきておらず、高原ということもあってあたりの空気は少しだけひんやり。絶好の露天風呂日和です! 

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独り占め。うれしい……。

こちらも、内湯同様湯口からすごい勢いで源泉が投入されています。 

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外気に冷やされてか、露天風呂の湯温は40度ぐらいと、ちょうど長湯しやすい温度でした。 

石南花の湯は、屋根が付いていますので雨の日や雪の日でも入ることができます。

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夜にも入りに来たんですが、少しライトアップされて、いい雰囲気でしたよ。
階段もあって真っ暗だと恐いので、ちゃんと灯りが点いていてホッとしました。

さて、石南花の湯の後はさらに階段を昇り、女性専用のもう1つの露天風呂へ。

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階段を昇って下りていきます。

おお、サンダルがない、ということはこちらも無人ですね! 

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山ゆりの湯です。 

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屋根や視界を遮るような障害物はなく、野天風呂と行ってもいいような雰囲気です。そのため、降雪の多い1月~4月中旬ごろは閉鎖されるとのこと。

もちろん、こちらもとてもいいお湯です!

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まだ新緑には早い季節でしたが、新緑や紅葉の時期は眺めもまた素晴らしいでしょうね!

でも、5月上旬のこの時期も、虫もおらず人も少なくなかなか良いです。他に入ってくる人もなく、すばらしい湯浴みを楽しめました。

混浴露天風呂は男女共タオル巻きかつタオル使い放題で、わりと気軽に入れる

女性専用の露天風呂を楽しんだ後は、脱衣所で混浴風呂用のタオルをお借りし、いよいよ混浴風呂へ! 

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実は、17時ぐらいになったら混浴露天に行こう、と彼氏と待ち合わせていたのです。

女湯から混浴露天には、専用通路を通って直接出ることができます。階段を下りていくのですが、一度急カーブがあり、ここを曲がると……。

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混浴露天が見えます。 

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このあたりの作りも、とてもよく考えられているなあと思いました。
急カーブを曲がってしまうと、もう露天風呂からは見えなくなるので、タオルを取ってしまっても大丈夫なんですよね。

野天風呂へ。やったあ!誰もいない!! 

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「川の湯」と呼ばれている部分ですが、本当に川に浸かっているように広いです。

奥に見える建物が男湯で、男湯の浴室からも混浴露天に直接出てくることができます。 

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そのうちやってきた彼氏と一緒に、しばらく並んでおしゃべりしながら湯浴みを楽しみました。

しかし、湯量があまりにも多いからでしょうか。けっこうお湯が熱いんです。 

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じっと浸かっていることができなくて、私は広い川の湯の中をウロウロと歩き回りました。ちなみに向こうに座っているのは彼氏です。私は、女性はもちろん男性でも、他にお客さんがいるときにカメラやスマホを出すようなことはありませんので、一応。

彼も腰にタオルを巻いていることからわかるように、大丸温泉旅館では、男性もタオル巻き推奨で、女湯と同様に男湯にも、腰に巻くためのタオルが山と積んであるそうです。すばらしいですね~。 

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さて、少しお湯が熱いということもあり、階段を昇って上のほうの露天にも行ってみます!

こちらが、混浴露天の一番上の浴槽「あざみの湯」です。 

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奥に水門のような建物がありますが、あの建物の向こうに女湯の露天「山ゆりの湯」がありますので、目隠しの意味もあるのでしょうね。こちらのあざみの湯も、山ゆりの湯とどうように冬の間は雪のために閉鎖されるそうです。

しかし今回は、彼氏と一緒だったので混浴露天の一番上の湯まで入りに来ることができてよかったなあと。以前にも一度泊まっているのですが、そのときは女の友人と一緒だったので「1番上まで行って、男がいっぱいいたらなんかこわいね」という話になり、あざみの湯までは行くことができなかったのですよ……。

あざみの湯は、混浴露天の一番上流にあるわけですが、案外お湯は熱くなくてのんびりと湯浴みを楽しめました。

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大丸温泉のお湯は透明なお湯なので、白濁の温泉に比べて混浴の難易度は高いかと思いきや、男女共にタオル使い放題というすばらしい工夫をされていることで、気軽に混浴を楽しむことができました。

貸切風呂もあるわけですが、家族や恋人と、こんな広い露天風呂で一緒に湯浴みを楽しめるのは混浴ならではだなあと思うのですよね。私も彼も、初めての経験をさせていただきました。 

飲泉所もあります

ちなみに、大丸温泉旅館では飲泉もできます。
浴室ではなく玄関の近くに飲泉所がありまして、コップなども用意されています。

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私も飲んでみましたが、癖がなく飲みやすかったです。新鮮な源泉ならではですね。

【食事】★★★★★ 料理もおいしく工夫があり、利き酒セットが何種類もあるのも良い

大丸温泉の食事は、朝夕共に個室の食事処でいただきます。

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夕食は、チェックイン時に18時以降の30分刻みで希望時刻を伝えます。
朝食は7時30分から9時の間の好きな時間に来てください、とのことでした。

食事は個室食事処「水なら」でいただく

別館1階にある個室食事処「水なら」で食事をいただきます。

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食事開始時間前に前を通ったときは、こんな風に扉が閉ざされていましたが……。

食事の時間になると扉が開放されていました。 

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個室に案内される途中に通ったカウンターには、焼酎の瓶がたくさん並んでいます。 

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大丸温泉は、料理だけでなくお酒もなかなか豊富に揃っている宿なんです。楽しみ! 

大丸温泉のドリンクメニュー

個室に入ったら、まずは飲み物を注文します。
ドリンクメニューの1枚目。。。ぼやけてます・笑
生ビールはアサヒのプレミアム熟撰。それにドラフトギネス!

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一番絞りとスーパードライの中瓶もありますが、地元産の地ビール「那須高原ビール」も用意されていました。あとはサワー類もちゃんとあります。

日本酒も、栃木県産の地酒を中心にかなり豊富に用意されています。 

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すべて1合から注文できる上に、利き酒セットが3種類もあるんです!

利き酒セットを3種類とも注文すれば、すべての地酒を飲めるというわけですね。

あとは先ほど瓶が並んでいた焼酎です。 

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私はまったく焼酎に詳しくないのですが「プレミア焼酎」なるものもあり、こだわって揃えられているもよう。

ワインも、栃木県産のものを中心にいくつか揃っていました。

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最後に書いてあった温泉コーヒーもちょっと気になりますね。

2017年5月宿泊時の夕食

まずは、彼と宿泊した2017年5月の夕食をご紹介させていただきたいと思います。

指定した時間に個室食事処に入ると、ずらりと並んだ先付けの数々。。。

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期待に胸が高まります。

こちらが本日のお品書き。ふむ……これなら最初から最後まで日本酒でも大丈夫そうね。

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というわけで私は最初から利き酒セットを注文したのですが、彼は「やっぱり1杯目はビールを……」ということで、那須高原ビールもご注文。 

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私も一口いただきましたが、すっきりと飲みやすく、料理の邪魔をしないおいしいビールです。

こちらが最初に注文した利き酒セット。大好きな鳳凰美田もあり、テンションあがります♪

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先付けと日本酒をまずは楽しみます。筍、うるい、こごみなど春の恵みがたっぷり。だから5月の山の宿って好きよ。。。 

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食前酒の山もも酒は、こんな素敵な器に入っていました。 

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お造り。鮪、蛸、八汐鱒。 

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山の宿で刺身かー、なんてとても言えない、新鮮でおいしい刺身です。

鯛と筍の木の芽焼き。 

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薄く削いだ筍と鯛を一緒に巻いて焼いてあります。木の芽が香り、繊細な味わい。日本酒に合う!

ビールを飲みながら彼氏もちょいちょい日本酒を飲んでいるので、最初の利き酒セットがもうなくなり、次のセットへ。 

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この中だと私は、天鷹の純米大吟醸がおいしかったですねー。

次にしゃぶしゃぶがセットされます。

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栃木和牛と白菜、豆苗などを……。

2つの出汁でしゃぶしゃぶしていただきます。

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透明なほうは温泉水だそうなのですが、白いのはよくある豆乳出汁ではなく、白味噌だったから味付けされたオリジナルのだし汁で、これが大変おいしかったです。

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お肉もサシが美しく入って上質でした。

利き酒セット、3回目の注文でコンプリートです。

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稚鮎と山菜の天ぷら!! 

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稚鮎と山菜のほろ苦さが、日本酒に合う……。
さっくりと揚がっており、揚げたてを持って来ていただけて大満足!

ご飯とお椀とお漬物。漬けものはこれで2人前ですが「キャベツ」「赤カブ」「きゅうり」「わらび」「長芋」など、種類が多くてこの漬けものだけでかなり飲めるなと思いました。

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ご飯もお椀もおいしい。ここで出てきたお椀の真丈がまた本格的なお味で……。

 デザートはとちおとめと日向夏。そしてカボチャのムース。

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気になっていた温泉コーヒーを注文して、一緒にいただきました。
最初から最後まで、きちんと工夫を凝らされているのがわかる、すばらしいお料理でした。ごちそうさまでした!

2017年5月宿泊時の朝食

翌朝の朝食も、同じ個室でいただきました。

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七輪で一夜干しを炙っていただくスタイル。

温泉卵もちゃんとあります。 

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こごみやわらびなど、山の幸を使った料理もあり。

朝の漬けものもおいしかったです。 

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鍋の中は、ちょっと不思議なワンタンスープ? 

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温まるし、朝には案外良いのかもですね。

サラダとフルーツもしっかりいただきました。 

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朝食も「よくある旅館の朝食」とは一線を画した、工夫のある朝食だったと思います。おいしかったです。

2014年5月宿泊時の夕食

実は、2014年の5月にも女友達と2人で宿泊しています。そのときの夕食のご紹介。

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先付けは、2017年のずらりと並ぶスタイルとは異なり、3つの小鉢で提供されました。
お品書き。

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やはり、最初から利き酒セットを注文します。 

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よもぎ白玉饅頭。 

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蛍烏賊の木の芽味噌かけ。 

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ホタルイカも木の芽味噌も、春を感じさせるおいしい一品でした。

冷やし茄子海老あんかけ。 とお品書きには書いてあるのだけれど。

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しかし、海老はどこにいった?という感じで、蛸が目立っていました。まあ、これはこれで。

お造りは、八汐鱒、鯛、湯葉、そして海老。 

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利き酒セットを2回目。 

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筍の味噌チーズ焼き!これ、めちゃめちゃおいしかったです。今でも覚えてる。。。 

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味噌とチーズを上手に合わせてあって、日本酒にも合うという素晴らしい一品。

そして、このとき我々は女子2人だというのに「黒毛和牛ステーキプラン」をチョイスしていたのです。 

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しかも、ヒレも選べるのに2人ともサーロイン。

旅館のコース料理に出てくるステーキとは見た目もぜんぜん違い、ちゃんとステーキ用の鉄板で提供されました。ボリュームもたっぷり。

大変おいしかったのですけど、お腹いっぱいになりすぎて「次回泊まるならステーキじゃないプランにしよう」と思ったのでした。

そして「ステーキにはやっぱりビールでしょ」と、那須高原ビールも注文。 

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結局、毎回同じものを頼んでいるような気がしますね。

酢の物は、蛸のオクラトロロかけ。 

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洋風な雰囲気ですね。

そしてやっぱり、稚鮎と山菜の天ぷら! 

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筍もありますね。稚鮎の天ぷらは何度食べてもおいしいものです。。。

ご飯と海老真丈のお椀。 

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お漬物はやっぱりバラエティ豊かで。 

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副菜のアサリの時雨煮もおいしかったです。

デザートはキウイと西瓜。そして白桃プリン。 

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白桃プリンの器がかわいいですね。思い出すとまた食べに行きたいと思えてくるおいしい夕食でした。 

2014年5月宿泊時の朝食

2014年宿泊時の朝食もご紹介します。

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朝食はまあ、そんなに2017年のときと変わりはないのですが。

山菜のお浸しはやはりうれしいですね。  

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野菜たっぷりで、朝から大満足の朝食でした。 

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このときは、ワンタンスープではなく鉄板で野菜をバター焼きにするというものがありましたね。 

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野菜が新鮮なので、これはこれでおいしかったです。でも、比べるとスープのほうがうれしかったなと思うので、いろいろと工夫しながら進化しているというところでしょうか。

夕食も朝食も、工夫を凝らされ文句のつけようのないおいしさだったと思います。

【再訪したい度】★★★★★ レポートを書きながら、また次の予約を入れたくなった

基本的には一人旅の機会が多い私ですが、大丸温泉は正直なところ、一人で泊まりやすいお宿ではありません。平日は一人泊のプランもあるようですが、金曜日や日曜日などは1人では泊まることができないようです。

また、日程やお部屋にもよりますが2人で泊まって2食付きでだいたい2万円ぐらいからとそんなにお安い宿ではありません。でも、提供されているサービスや料理のことを思うと、適正なお値段だなと感じました。

これまで、一度は女友達と、一度は彼氏と一緒に泊まっていますが、2人とも「良い宿だね」と気に入ってくれました。那須塩原は東京からそう遠くない温泉地ですし、夏休みに行くのもちょうど良さそうだな、と思い、このタイミングで紹介させていただきました。

振り返ると私も、大丸温泉に泊まったのはなぜか2回とも5月でした。季節が変わればきっとお料理も変わると思いますので、また違う季節に行ってみたいですね。個人的には、次に行くとしたら紅葉が終わって静かになった11月中旬ごろがいいかなーなどと思っています。

*1:料金は大人1000円、子供700円

*2:ちなみに、タオル使い放題なのは宿泊客のみで、日帰り入浴の時間帯は有料でレンタルとなるそうです。